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マギ The kingdom of magic, Magi: The Kingdom of Magic Episode 16

Magi : The Kingdom of Magic Episode 16

( モガ メット ) 魔 導 士 主導 の 国 を 作る ! →

欲望 を 抑え られ ん 「 非 魔 導 士 」 は →

完璧 に 管理 さ れ ね ば なら ん 。

( モガ メット ) 国 を 作 ろ う と 決意 し た 我々 魔 導 士 は →

パルテ ビア と の 戦 の あと →

「 非 魔 導 士 」 たち の 欲望 を 魔法 で かなえ て やった 。 →

貴族 の 下 衆 な 享 楽 から 庶民 の 怠 惰 な 願望 まで な 。

結果 国民 の 支持 は 我々 に 傾き あと は →

権力 欲 に 走った 勢力 に 手 を 貸す だけ で →

内乱 が 起き 王 は 倒さ れ た 。 →

全て 欲 に 駆られ た 「 非 魔 導 士 」 たち に よる 争い だ 。 →

醜い だ ろ う ?

( 心 の 声 ) ≪ そう いう こと だった の か ≫

≪ 国 中 が 魔法 に 依存 し て →

ドゥニヤ お ねえさん は その 争い に 巻き込ま れ た ん だ ≫

≪ 争い を 誘発 し た の は … ≫

♪ ♪ ~

♪ ♪ ~

( ティ トス ) 醜い 欲 の 権化 は お前 だ ろ う ? →

モガ メット 。 あっ 。

( ティ トス ) お前 は 自分 が 王 に なり たかった だけ だ ろ 。

( モガ メット ) いい や ティ トス 。 私 は →

あくまで も 学院 の 長 だ 。 →

無論 国家 建設 の 暁 に 国民 の 支持 を 受け れ ば →

王 の 責任 も 負う が ね 。

支持 なんて 誰 も し ない →

5 等 許可 区 の 惨状 を 見 れ ば … 。

( アラン ) 5 等 許可 区 ?

( ティ トス ) 人々 は 地下 で 魔力 を 奪わ れ →

毎日 を うつろ に 過ごし て いる ん だ 。

そこ に 生まれ た 5 歳 の マルガ は 病気 で 弱った 体 から →

魔力 を 奪わ れ 続け てる 。 →

あと 1 年 しか 生き られ ない 。 →

外 に 出る の が 夢 だって 言って た 。

あの 子 の 目 の 前 で 同じ こと が 言 える の か ! ? 貴 様 は !

では その 子 を 外 へ 出せ ば いい 。

あっ 。 ( モガ メット ) だ が あそこ に は →

同じ よう な 若者 が 何 百 人 も いる よ 。 →

君 は その 子 ら を 全員 育てる の か ね ?

くっ … 。 ( モガ メット ) もし その 子 一 人 を →

助け たい なら →

それ は 君 の 何 か 個人 的 な 傷 を 癒 や し たい だけ の →

自己 満足 で は ない の か ね ?

( モガ メット ) 何 か ね ? アラジン 。

僕 は 学長 先生 が 間違って る と 思う 。

僕 も マルガ ちゃん を 出し て あげ たい と 思った よ 。

地上 の 快適 な 暮らし の ため に →

魔力 切れ で 死 ん で しまう 運命 の 人 が →

20 万 人 も いる と いう の ?

そんな の 変 だ よ 。

アラジン 5 等 許可 区 で は ムスタシム 王 の 時代 より →

死亡 率 は 激減 し た よ 。

えっ ?

( モガ メット ) あそこ に は 寒 さ も 暑 さ も 飢え も ない →

税 も 天災 も ない 。 →

第 一 魔法 の 恩恵 を 受け →

働か ず に 暮らし たい と いう の は →

かつて 貧しい 農民 たち 自身 が 願った こと だ よ 。

( アラン ) しかし 私 の 両親 は 「 非 魔 導 士 」 です 。 →

地下 に 閉じ込め られる など 納得 でき ませ ん !

落ち着 い て 思い出し なさい 。

地上 に は 普通 に 働 い て 暮らす 「 非 魔 導 士 」 が →

たくさん いる 。 ( アラン ) あっ 。

バン ! ( モガ メット ) よい か ね ! ? 諸君 !

私 は 「 非 魔 導 士 」 を 虐げ たい わけ で は ない の だ 。

多く の 者 が 幸せ に 生き られる 国 を 作り たい 。 →

だが 何度 も 言う よう に →

魔 導 士 と 「 非 魔 導 士 」 は 違う 種族 な の だ 。

より 知性 と 理性 を 持つ 種族 が そう で ない 者 たち を 統制 し →

より 高度 な 世界 へ と 導か ね ば なら ん !

この 憂える 世界 を 魔法 で 正しく 導く ため に →

私 たち 魔 導 士 は 生まれ て き た の だ !

( 一同 ) あ あっ !

なのに だ … 魔 導 士 は →

不当 な 扱い を 受ける こと が 多い だ ろ う ? →

私 は それ を なく し たい の だ 。

( スフィントス ) 俺 の 一族 は 王族 に 利用 さ れ て た 。 →

魔法 で 対抗 勢力 を 病気 に し たり →

殺し た り し て な 。 →

嫌 だ って 逆らったら 宮廷 から 追放 さ れ ち まった 。 →

もし 魔法 を 正しい こと に 使える 国 に 生まれ て い たら →

幸せ に な れ た の か な 。

( リン リー ) 東方 で は 魔法 の 概念 が 未 成熟 だ から →

両親 で さえ 私 の 力 を 気持ち 悪 がって た わ 。 →

魔法 が 使える って だけ で 泣 い てる 子 は たくさん いる 。 →

私 マグノ シュ タット に 来 た とき 思った もの →

そんな 子 たち に この 国 を 見せ て あげ たい って 。

( セレス ) 魔 導 士 の 国 か … 。

( アラン ) 考え た こと も なかった な 。

( 生徒 ) で も 地下 に 暮らす の は やはり かわいそう じゃ ない か ?

( 生徒 ) スラム 街 と どっち が まし だ よ !

( 生徒 ) じゃあ 5 等 許可 区 の 方 が 幸せ ?

( 生徒 ) いや しかし … 。

≫ ねえ 。 ん ?

みんな 5 等 許可 区 に 行く ん だ って 。

「 実際 に 行って み ない と 分から ない 」 って 。

僕 たち も マルガ ちゃん に 会い に 行 こ う よ 。

どう し たんだい ?

もし かして →

僕 は 自分 の 都合 で マルガ の こと を … 。

ティ トス くん … 。

( モガ メット ) アラジン ティ トス 。

学長 先生 。 ( モガ メット ) マルガ と いう 娘 の もと へ →

私 を 案内 し なさい 。 ( ティ トス ) えっ ?

その 娘 を 今 すぐ 外 へ 出し て も よい 。

なん なら ティ トス と 二 人 ずっと 地上 で 暮らせ ば よい 。

ふざける な 。 急に マルガ が 哀れ に なった と でも いう の か ?

( モガ メット ) 違う 。 哀れ な の は →

お前 だ ティ トス 。 ( ティ トス ) 何 ?

( モガ メット ) マルガ と いう 少女 に あれ だけ 肩入れ する お前 に →

お前 自身 が 抱える 陰 を 見 た 。

あっ … 。 お前 は 何 を 隠し て いる ?

お前 が シェヘラザード の 手 の 者 だ と いう こと は 知って いる 。

( ティ トス ) 何 ! ? くっ !

大丈夫 だ よ 。 この 人 は もう →

僕 が ヤム さん と 通じ て いる の も 知って る 。

アラジン … 。 ( モガ メット ) 問題 ない 。 →

ヤムライハ も シェヘラザード も →

私 に とって は 異国 の 地 で 孤独 に 戦う →

哀れ な 魔法使い の 少女 に すぎ ん 。

哀れ な ? ( モガ メット ) そう だ 。 →

彼女 ら は 国 を 丸ごと 覆う 結 界 を →

一 人 で 張る こと さえ できる 特別 な 魔 導 士 だ 。

だが そんな こと を すれ ば →

間違い なく 若く し て 死ぬ 。

( ヤムライハ ・ 回想 ) ( ( シンド リア を 守る 自慢 の 魔法 結 界 な の ) )

( モガ メット ) 当然 だ ろ う 。 この マグノ シュ タット で は →

多く の 魔 導 士 と 魔法 道具 で し て いる こと を →

個人 の 才 に 頼れ ば 犠牲 は 必然 。

だが 本当 に それ で いい の か ?

( モガ メット ) シェヘラザード とて 同様 だ 。 →

私 は 彼女 こそ 伝説 の 魔 導 士 マギ で は ない か と 見 て いる 。

だが マギ か どう か は 関係ない 。

関係ない だ と ? ( モガ メット ) そう だ 。 →

己 の 特別 な 力 に 殉 じ →

それ が 使命 や 本望 だ と すら 思って いる よう な 魔 導 士 の 子 ら が →

哀れ で なら ない 。 →

もどかしい … 助け て やり たい 。

世界 中 の そんな 魔 導 士 たち が 支え合い ながら →

幸せ に 生き られる 国 を 作り たい の だ !

( 2 人 ) あっ … 。 ( モガ メット ) それ が 私 の 願い だ 。

学長 先生 … 。

≪ やっぱり 僕 に は 分から ない ≫

≪ 学長 先生 は 優しい 人 だ と 思う けど →

何 か が 決定 的 に 違う 気 が する ≫

( マルガ ) お にいちゃん 。

( ティ トス ) マルガ … 。

ん ? ほか の 子供 たち の こと や →

お前 自身 が これ から どう し たい か は →

地上 で しっかり 考え なさい 。

外 へ 連れ てって くれる の ? 本当 に ?

ああ … ああ !

ふ ふ っ そんなに 気 に 入った の か 。 は は はっ 。

ん ? ( モガ メット ) よかった なぁ ティ トス 。 →

はは は はっ 。

( モガ メット ) おお ~ 風 魔法 は うまく なった か ね ?

≪ この 人 は 魔 導 士 を 本気 で 思いやって る ≫

≪ でも … ≫

僕 も 外 に 行き たい 。

う わ っ ! あっ !

しっ ! しっ しっ !

う ぅ … 。

大丈夫 ? ( モガ メット ) は は はっ →

ティ トス は そう いう の が 欲しかった の か 。 →

気 に 入って よかった な 。 はっ !

≪ そ っか 分かった よ ≫

≪ ただ ただ もう この 人 に とって は … →

魔 導 士 じゃ ない 人 たち が →

同じ 人間 に 思え ない ん だ ね ≫

≪ でも 僕 は 知って る ≫

≪ それ じゃあ 世界 が 終わって しまう ≫

( マルガ ) は ぁ は ぁ は ぁ … う わ ぁ ~ !

わ あ ~ ! う ふ ふ っ ふ ふ っ 。 →

う わ ぁ ~ !

ニャー ( マルガ ) わ あっ ! →

ティ トス お にいちゃん 「 ニャー 」 って 鳴 い た よ →

「 ニャー 」 って 。 ああ 。 「 ニャー 」 と 鳴 い た な 。

ふ ふ っ ! ご ほっ ご ほっ … 。 あっ 。

ご ほっ ご ほっ … 。 大丈夫 か ?

うん 。 お にいちゃん あの ね … →

外 へ 出し て くれ て ありがとう 。

す っ ごく うれしい よ 。 →

ティ トス お にいちゃん 大好き 。 あぁ … 。

( マルガ ) ふ ふ っ 。 ニャー

ところで スフィントス くん は 学長 先生 の 意見 に 賛成 な の かい ?

( スフィントス ) ああ 。 「 非 魔 導 士 」 を 家畜 だ なんて 思わ ねぇ けど よ 。 →

魔 導 士 が 幸せ に な れる 国 を 作る べき だ と 思う ぜ 。

ほか の ヤツ ら も だいたい 同じ 意見 だ 。

いや ~ 学長 は すげ ぇ 人 だ よ な 。

アラジン お前 も そう 思う … 。

な … なん だ よ ?

僕 に も いろいろ ある の さ 。

♪ ♪ ~

( マルガ ) ご ほっ … ご ほっ ご ほっ … 。

ご ほっ ご ほっ … 。

( ティ トス ) 大丈夫 か ? マルガ 。

( マルガ ) うん 。 あの … →

ティ トス お にいちゃん こそ →

大丈夫 ? ( ティ トス ) えっ ?

あの ね 私 の こと 迷惑 に なったら →

教え て ほしい ん だ 。 →

私 は ここ に 連れ出し て もら え て →

初めて の こと ばっかり で … 。 →

初めて 会う 人 初めて 思う こと →

すごい 楽しく て うれしく て →

ほか の こと 見え なく なっちゃ い そう だ から 。

そんな こと ない よ 。 →

明日 も あさって も ここ に いよ う 。 ほんと ?

ああ 。 僕 は ずっと ここ に いる 。

マルガ と 一緒 だ よ 。

ふ ふ っ 。 ご ほっ ご ほっ ! ご ほっ ! あっ !

( マルガ ) ご ほっ ご ほっ … ご ほっ !

ご ほっ … ご ほっ … 。

あれ ? 苦しく なく なった 。

( モガ メット ) 望み どおり マルガ の 命 を 永 ら え させ て やった ぞ 。

( ティ トス ) そんな こと が できる の か ?

できる 。 たとえ 治せ ず とて →

進行 を 遅らせ られる 場合 が ある の だ 。

そう か … 。

僕 に は まだ 知り たい こと が ある 。

5 等 許可 区 の こと も やっぱり 放ってお け ない し →

まだ この 国 で やる べき こと は 終わって ない 。

ティ トス くん も そう だ よ ね ?

あっ ああ … そう だ な 。

ん ?

( イレーヌ ) 皆さん 本日 の 授業 は →

ルフ の 特性 と 変質 。 →

私 が 担当 の イレーヌ です 。

すごく 聞き たかった 授業 な ん だ 。

よろしく ね お ね い さん 。

パシッ ! う っ ! 何 を する ん だい ! ?

失礼 。 私 … ぜいたく 者 が 嫌い で し て 。

ぜいたく 者 ? 僕 が かい ?

モ … モモモ … モモ モモ … モガ メット 様 と 二 人きり で →

お茶 し た だ なんて そんな 夢 の よう な … →

夢 の よう な … 。

ふ ふ ふ っ 。 は は はっ 。 ( イレーヌ ) う ふ っ !

はっ !

では 研究 室 へ 行き ま しょ う 。

あっ !

♪ ♪ ~

( イレーヌ ) 黒い ルフ は 初めて です か ?

黒い ルフ ? 一体 これ は ?

( イレーヌ ) これ こそ 私 の 授業 で 扱う 最たる もの です 。

≪ どう いう こと ! ? ≫

♪ ♪ ~

( イレーヌ ) 白い ルフ に と ある 働きかけ を する と →

黒く 転じ させ られる 。 →

それ が 12 年 ほど 前 の 報告 で 判明 し まし た 。

≪ 12 年 前 の 報告 ? ≫

( イレーヌ ) 今 まで は ルフ を 支配 下 に 置く こと など →

でき ない と 考え られ て き まし た が 黒い ルフ は 例外 です 。

白い ルフ で は 起こ せ なかった 奇跡 が 起こ せる 。

奇跡 ? な ん です か ? それ 。

( イレーヌ ) 例えば これ です 。

なん だ ? ( イレーヌ ) これ は →

黒い ルフ から 作ら れ た 人工 生命 体 です 。

あっ … 。 ( 生徒 ) 人工 生命 体 ! ?

魔法 の 中 でも 究極 の もの 。

ルフ に 愛さ れ し 伝説 の 魔法使い に しか →

起こ せ ぬ 奇跡 。 →

しかし 我々 は 見つけ出し た の です →

黒い ルフ に よる 我々 だけ の 練 成 術 を 。

≪ ジン だ ≫

ふ っ 。 アラジン →

あなた に は やはり 注意 が 必要 ね 。

モガ メット 様 が おっしゃって い た とおり 。

黒い ルフ と 人工 生命 体 の 話 を 聞い て も →

驚き も し ない 。

あなた は 一体 何 を 知って いる の かしら ?

イレーヌ 先生 こそ なぜ 知って いる ん だい ?

ん ? 12 年 ほど 前 の 報告 か 。

その 少し 前 から 世界 の 異変 を 起こし て いる 人 たち に →

教え て もらった ん じゃ ない かい ?

マグノ シュ タット は と ある 組織 と つながり が ある ん だ ね 。

は あ ? なん の こと か 分かり ませ ん ね 。 →

今日 は ここ まで 。 解散 。

♪ ♪ ~

( シェヘラザード ・ 通信 ) どう いう こと ? マグノ シュ タット と 組織 に →

つながり が ある の なら とうに 煌 帝国 と 手 を 組 ん で いる はず よ 。

シェヘラザード 様 組織 と は ?

( シェヘラザード ・ 通信 ) なんでもない 。 報告 を 続け て 。

やはり マグノ シュ タット で は 魔法 道具 を 生産 し て い ます 。

詳細 は お 送り し た 資料 の とおり です 。

( シェヘラザード ) ええ 。 マグノ シュ タット が →

魔法 道具 を 使って レーム を 脅 かそ う と し て いる なら ば →

私 は 黙って い ませ ん 。

あっ 。 ( シェヘラザード ・ 通信 ) 確証 を 探り なさい 。

ティ トス お に い ちゃ ~ ん !

あっ … し ぃ ~ ! あっ 。

( シェヘラザード ・ 通信 ) 何 ? 今 の は 。

( ティ トス ) 例の 一 件 の マルガ です 。

おととい から 二 人 で 暮らし て いる ん です 。 →

学長 が 用意 し て くれ た すてき な 家 で 。 →

窓 から は 街 が 見渡 せ て →

僕 と マルガ は いつ でも 二 人 で 買い物 に … 。

( シェヘラザード ・ 通信 ) ティ トス 。 あっ … 。

5 等 許可 区 の 件 私 は まだ 許し て ない わ 。

申し訳 あり ませ ん 。

は ぁ … その 子 と 暮らし て どう する の ?

( シェヘラザード ) ( ( 楽 しけれ ば 楽しい ほど →

後悔 する の は あなた 。 →

ティ トス 忘れ た の ? →

あなた は 自分 が 何者 か 。 →

あなた に は 時間 が ない の よ ) )

♪ ♪ ~

( マルガ ) は ぁ は ぁ は ぁ … ふ ふ っ う ふ ふ ふ っ !

こっち こっち ! は ぁ は ぁ は ぁ は ぁ … 。

( マルガ ) それ ~ ! わ あ ~ マルガ ちゃん 速い !

スフィントス くん も 頑張って ~ !

( シェヘラザード ) ( ( ティ トス あなた の 役目 は →

レーム を 脅かす 東 の 脅威 を 突き止める こと 。 →

その あと は 任せ て ) ) ( ティ トス ) ( ( はい … ) )

( シェヘラザード ) ( ( ティ トス あなた は よく やった わ 。 →

あなた で なけ れ ば これほど の 情報 を →

学院 から 引き出す こと は でき なかった でしょ う 。 →

帰って おい で 。 →

残った 時間 に できる だけ の こと は し て あげる 。 →

ほか の 子 たち も そう し て き た の よ ) )

( ティ トス ) ( ( シェヘラザード 様 … 。 →

でも 僕 は … 僕 は … ) )

( シェヘラザード ) ( ( どう し た の ? 何 か 言い たい こと が ある の ? ) )

( ティ トス ) ( ( いえ … なんでも あり ませ ん ) )

そう か もう 夜 も 苦しく ない か 。 うん 。

あの ね ティ トス お にいちゃん 待って て くれる ?

待つ ? ( マルガ ) 私 が 大きく なる まで →

待って て くれる ? えっ ?

( マルガ ) 私 が 死な ない の は ティ トス お にいちゃん の おかげ 。

でも 今 は 私 が 何 か 返 せる こと って →

あんまり ない から … 。 食器 も 洗う よ 。 →

お 掃除 も する 。 でも いつか →

もっと … もっと お っ きく なったら →

私 いっぱい 恩返し が し たい ん だ 。

だから 5 年 後 10 年 後 →

私 が お っ きく なる まで ずっと 一緒に … 。

どう し た の ?

( ティ トス ) ああ … 分かった よ 。 →

待って いよ う 。 →

5 年 でも 10 年 でも 僕 は … 。

♪ ♪ ~

≫ ガチャ ( 扉 の 音 ) ん ?

こんな 夜更け に どう し た の だ ? ティ トス 。

( ティ トス ) 僕 は … →

僕 は … 。

まだ … 死に たく あり ませ ん !


Magi : The Kingdom of Magic Episode 16

( モガ メット ) 魔 導 士 主導 の 国 を 作る ! → ||ま|みちび|し|しゅどう||くに||つくる We would create a country led by magicians!

欲望 を 抑え られ ん 「 非 魔 導 士 」 は → よくぼう||おさえ|||ひ|ま|みちび|し| We had to take full control of these goi,

完璧 に 管理 さ れ ね ば なら ん 。 かんぺき||かんり|||||| who were unable to even suppress their own desires.

( モガ メット ) 国 を 作 ろ う と 決意 し た 我々 魔 導 士 は → ||くに||さく||||けつい|||われわれ|ま|みちび|し| We magicians, having made up our minds to create such a country,

パルテ ビア と の 戦 の あと → ||||いくさ||

「 非 魔 導 士 」 たち の 欲望 を 魔法 で かなえ て やった 。 → ひ|ま|みちび|し|||よくぼう||まほう||||

貴族 の 下 衆 な 享 楽 から 庶民 の 怠 惰 な 願望 まで な 。 きぞく||した|しゅう||あきら|がく||しょみん||おこた|だ||がんぼう|| Everything from the aristocrats' vulgar pleasures to the indolent desires of the commoners.

結果 国民 の 支持 は 我々 に 傾き あと は → けっか|こくみん||しじ||われわれ||かたむき|| As a result, the people's support swung back towards us,

権力 欲 に 走った 勢力 に 手 を 貸す だけ で → けんりょく|よく||はしった|せいりょく||て||かす|| and then we only had to aid the forces crazed by the lust to dominate before a civil war broke out,

内乱 が 起き 王 は 倒さ れ た 。 → ないらん||おき|おう||たおさ||

全て 欲 に 駆られ た 「 非 魔 導 士 」 たち に よる 争い だ 。 → すべて|よく||かられ||ひ|ま|みちび|し||||あらそい| It was a battle caused solely by the greed-driven goi.

醜い だ ろ う ? みにくい||| Ugly, is it not?

( 心 の 声 ) ≪ そう いう こと だった の か ≫ こころ||こえ|||||| So that's what happened... The whole nation, dependent on magic...

≪ 国 中 が 魔法 に 依存 し て → くに|なか||まほう||いぞん||

ドゥニヤ お ねえさん は その 争い に 巻き込ま れ た ん だ ≫ |||||あらそい||まきこま|||| And Ms. Dunya got caught up in that conflict...

≪ 争い を 誘発 し た の は … ≫ あらそい||ゆうはつ||||

♪ ♪ ~

♪ ♪ ~

( ティ トス ) 醜い 欲 の 権化 は お前 だ ろ う ? → |とす|みにくい|よく||ごんげ||おまえ||| The personification of such ugly desires... isn't that you, Mogamett?

モガ メット 。 あっ 。

( ティ トス ) お前 は 自分 が 王 に なり たかった だけ だ ろ 。 |とす|おまえ||じぶん||おう|||||| You just wanted to become king, didn't you?

( モガ メット ) いい や ティ トス 。 私 は → |||||とす|わたくし|

あくまで も 学院 の 長 だ 。 → ||がくいん||ちょう|

無論 国家 建設 の 暁 に 国民 の 支持 を 受け れ ば → むろん|こっか|けんせつ||あかつき||こくみん||しじ||うけ|| Of course, once this country is founded, should I receive the support of the people,

王 の 責任 も 負う が ね 。 おう||せきにん||おう||

支持 なんて 誰 も し ない → しじ||だれ||| Who would ever support you?

5 等 許可 区 の 惨状 を 見 れ ば … 。 とう|きょか|く||さんじょう||み|| After seeing the miserable conditions of the 5th Level Authorization District...

( アラン ) 5 等 許可 区 ? |とう|きょか|く 5th Level Authorization District?

( ティ トス ) 人々 は 地下 で 魔力 を 奪わ れ → |とす|ひとびと||ちか||まりょく||うばわ| Underground, there are people whose magoi is being

毎日 を うつろ に 過ごし て いる ん だ 。 まいにち||||すごし|||| sucked out of them, and who lead empty lives, day after day!

そこ に 生まれ た 5 歳 の マルガ は 病気 で 弱った 体 から → ||うまれ||さい||||びょうき||よわった|からだ| Five-year-old Marga, who was born there,

魔力 を 奪わ れ 続け てる 。 → まりょく||うばわ||つづけ|

あと 1 年 しか 生き られ ない 。 → |とし||いき|| She only has one more year to live...!

外 に 出る の が 夢 だって 言って た 。 がい||でる|||ゆめ||いって|

あの 子 の 目 の 前 で 同じ こと が 言 える の か ! ? 貴 様 は ! |こ||め||ぜん||おなじ|||げん||||とうと|さま| Can you say those same things before that girl's eyes? Huh?

では その 子 を 外 へ 出せ ば いい 。 ||こ||がい||だせ||

あっ 。 ( モガ メット ) だ が あそこ に は →

同じ よう な 若者 が 何 百 人 も いる よ 。 → おなじ|||わかもの||なん|ひゃく|じん|||

君 は その 子 ら を 全員 育てる の か ね ? きみ|||こ|||ぜんいん|そだてる||| Do you intend to raise them all yourself?

くっ … 。 ( モガ メット ) もし その 子 一 人 を → |||||こ|ひと|じん|

助け たい なら → たすけ||

それ は 君 の 何 か 個人 的 な 傷 を 癒 や し たい だけ の → ||きみ||なん||こじん|てき||きず||いや||||| Wouldn't you say it's merely out of a desire to heal some personal scar...

自己 満足 で は ない の か ね ? じこ|まんぞく|||||| For mere self-satisfaction?

( モガ メット ) 何 か ね ? アラジン 。 ||なん||| What is it, Aladdin?

僕 は 学長 先生 が 間違って る と 思う 。 ぼく||がくちょう|せんせい||まちがって|||おもう I think you're wrong, Mr. Mogamett.

僕 も マルガ ちゃん を 出し て あげ たい と 思った よ 。 ぼく|||||だし|||||おもった| I wanted to let Marga out of that place just as much!

地上 の 快適 な 暮らし の ため に → ちじょう||かいてき||くらし||| Are you saying that there are 200,000 people

魔力 切れ で 死 ん で しまう 運命 の 人 が → まりょく|きれ||し||||うんめい||じん| doomed to die of magoi exhaustion to make sure people's lives are comfortable aboveground?

20 万 人 も いる と いう の ? よろず|じん|||||

そんな の 変 だ よ 。 ||へん|| That's just absurd!

アラジン 5 等 許可 区 で は ムスタシム 王 の 時代 より → |とう|きょか|く||||おう||じだい| Aladdin, the mortality rate in the 5th Level Authorization District

死亡 率 は 激減 し た よ 。 しぼう|りつ||げきげん||| has been drastically reduced since the reign of King Musta'sim.

えっ ?

( モガ メット ) あそこ に は 寒 さ も 暑 さ も 飢え も ない → |||||さむ|||あつ|||うえ|| Down there, there is neither cold nor hot weather, nor starvation.

税 も 天災 も ない 。 → ぜい||てんさい|| There are no taxes, nor any natural disasters.

第 一 魔法 の 恩恵 を 受け → だい|ひと|まほう||おんけい||うけ In the first place, wanting to reap the benefits of magic without having to work for a living,

働か ず に 暮らし たい と いう の は → はたらか|||くらし|||||

かつて 貧しい 農民 たち 自身 が 願った こと だ よ 。 |まずしい|のうみん||じしん||ねがった||| was what those poverty-stricken farmers themselves desired in the past.

( アラン ) しかし 私 の 両親 は 「 非 魔 導 士 」 です 。 → ||わたくし||りょうしん||ひ|ま|みちび|し| But my parents are both goi.

地下 に 閉じ込め られる など 納得 でき ませ ん ! ちか||とじこめ|||なっとく||| I can't accept the notion of them being locked up underground.

落ち着 い て 思い出し なさい 。 おちつ|||おもいだし| Calm yourself and try to think back.

地上 に は 普通 に 働 い て 暮らす 「 非 魔 導 士 」 が → ちじょう|||ふつう||はたら|||くらす|ひ|ま|みちび|し| Aboveground, there are plenty of gois who work and live ordinary lives.

たくさん いる 。 ( アラン ) あっ 。

バン ! ( モガ メット ) よい か ね ! ? 諸君 ! ばん||||||しょくん

私 は 「 非 魔 導 士 」 を 虐げ たい わけ で は ない の だ 。 わたくし||ひ|ま|みちび|し||しいたげ||||||| It's not as if I wish to oppress the gois.

多く の 者 が 幸せ に 生き られる 国 を 作り たい 。 → おおく||もの||しあわせ||いき||くに||つくり| What I want is to create a nation where the majority of people can live in bliss.

だが 何度 も 言う よう に → |なんど||いう|| However, as I've said numerous times,

魔 導 士 と 「 非 魔 導 士 」 は 違う 種族 な の だ 。 ま|みちび|し||ひ|ま|みちび|し||ちがう|しゅぞく||| the magicians and the gois are different breeds.

より 知性 と 理性 を 持つ 種族 が そう で ない 者 たち を 統制 し → |ちせい||りせい||もつ|しゅぞく|||||もの|||とうせい| The breed possessing higher intelligence and reasoning should assert control over those who don't,

より 高度 な 世界 へ と 導か ね ば なら ん ! |こうど||せかい|||みちびか|||| and must guide everyone to a more advanced world!

この 憂える 世界 を 魔法 で 正しく 導く ため に → |うれえる|せかい||まほう||まさしく|みちびく|| To guide this troubled world the right way through magic!

私 たち 魔 導 士 は 生まれ て き た の だ ! わたくし||ま|みちび|し||うまれ||||| That is why we magicians were born!

( 一同 ) あ あっ ! いちどう||

なのに だ … 魔 導 士 は → ||ま|みちび|し| And yet...

不当 な 扱い を 受ける こと が 多い だ ろ う ? → ふとう||あつかい||うける|||おおい|||

私 は それ を なく し たい の だ 。 わたくし||||||||

( スフィントス ) 俺 の 一族 は 王族 に 利用 さ れ て た 。 → |おれ||いちぞく||おうぞく||りよう|||| My family was used by the royal family.

魔法 で 対抗 勢力 を 病気 に し たり → まほう||たいこう|せいりょく||びょうき||| Using magic to make opposing forces fall ill or kill them... stuff like that.

殺し た り し て な 。 → ころし|||||

嫌 だ って 逆らったら 宮廷 から 追放 さ れ ち まった 。 → いや|||さからったら|きゅうてい||ついほう|||| When they defied them and said no, they were driven from the court...

もし 魔法 を 正しい こと に 使える 国 に 生まれ て い たら → |まほう||ただしい|||つかえる|くに||うまれ|||

幸せ に な れ た の か な 。 しあわせ|||||||

( リン リー ) 東方 で は 魔法 の 概念 が 未 成熟 だ から → りん||とうほう|||まほう||がいねん||み|せいじゅく|| In the east, the concept of magic is still in its infancy,

両親 で さえ 私 の 力 を 気持ち 悪 がって た わ 。 → りょうしん|||わたくし||ちから||きもち|あく||| so even my own parents thought my powers were creepy.

魔法 が 使える って だけ で 泣 い てる 子 は たくさん いる 。 → まほう||つかえる||||なき|||こ||| Just being able to use magic has brought so many kids to tears!

私 マグノ シュ タット に 来 た とき 思った もの → わたくし|||||らい|||おもった| I thought to myself when I first came to Magnoshutatt...

そんな 子 たち に この 国 を 見せ て あげ たい って 。 |こ||||くに||みせ|||| “I wish I could show this country to those kids...”

( セレス ) 魔 導 士 の 国 か … 。 |ま|みちび|し||くに| A magicians' country, huh?

( アラン ) 考え た こと も なかった な 。 |かんがえ|||||

( 生徒 ) で も 地下 に 暮らす の は やはり かわいそう じゃ ない か ? せいと|||ちか||くらす||||||| But don't you feel sorry for the people who have to live underground?

( 生徒 ) スラム 街 と どっち が まし だ よ ! せいと|すらむ|がい|||||| Which is better, that place or the slums?

( 生徒 ) じゃあ 5 等 許可 区 の 方 が 幸せ ? せいと||とう|きょか|く||かた||しあわせ Then you think people are happier in the 5th Level Authorization District?

( 生徒 ) いや しかし … 。 せいと|| No... but...

≫ ねえ 。 ん ? Hey...

みんな 5 等 許可 区 に 行く ん だ って 。 |とう|きょか|く||いく||| Everyone's going down to the 5th Level Authorization District.

「 実際 に 行って み ない と 分から ない 」 って 。 じっさい||おこなって||||わから|| They say they won't know what to think unless they actually go.

僕 たち も マルガ ちゃん に 会い に 行 こ う よ 。 ぼく||||||あい||ぎょう||| Let's go, too, so we can see Marga!

どう し たんだい ? What's the matter?

もし かして → Could it be...

僕 は 自分 の 都合 で マルガ の こと を … 。 ぼく||じぶん||つごう||||| That it's just for my own sake that I want to help Marga...?

ティ トス くん … 。 |とす| Titus...

( モガ メット ) アラジン ティ トス 。 ||||とす Aladdin... Titus...

学長 先生 。 ( モガ メット ) マルガ と いう 娘 の もと へ → がくちょう|せんせい||||||むすめ||| Director Mogamett!

私 を 案内 し なさい 。 ( ティ トス ) えっ ? わたくし||あんない||||とす|

その 娘 を 今 すぐ 外 へ 出し て も よい 。 |むすめ||いま||がい||だし||| You may bring that child outside immediately.

なん なら ティ トス と 二 人 ずっと 地上 で 暮らせ ば よい 。 |||とす||ふた|じん||ちじょう||くらせ|| If you wish, Titus, she may live with you aboveground indefinitely.

ふざける な 。 急に マルガ が 哀れ に なった と でも いう の か ? ||きゅうに|||あわれ||||||| Don't give me that!

( モガ メット ) 違う 。 哀れ な の は → ||ちがう|あわれ||| No. The one I feel sorry for is you, Titus.

お前 だ ティ トス 。 ( ティ トス ) 何 ? おまえ|||とす||とす|なん

( モガ メット ) マルガ と いう 少女 に あれ だけ 肩入れ する お前 に → |||||しょうじょ||||かたいれ||おまえ| As you threw your support so vehemently behind that child Marga...

お前 自身 が 抱える 陰 を 見 た 。 おまえ|じしん||かかえる|かげ||み| ...I saw the shadow that dwells within you.

あっ … 。 お前 は 何 を 隠し て いる ? |おまえ||なん||かくし||

お前 が シェヘラザード の 手 の 者 だ と いう こと は 知って いる 。 おまえ||||て||もの||||||しって| That you are working for Scheherazade,

( ティ トス ) 何 ! ? くっ ! |とす|なん| What...?

大丈夫 だ よ 。 この 人 は もう → だいじょうぶ||||じん|| You don't have to worry.

僕 が ヤム さん と 通じ て いる の も 知って る 。 ぼく|||||つうじ|||||しって|

アラジン … 。 ( モガ メット ) 問題 ない 。 → |||もんだい| Aladdin?

ヤムライハ も シェヘラザード も → Both Yamraiha and Scheherazade...

私 に とって は 異国 の 地 で 孤独 に 戦う → わたくし||||いこく||ち||こどく||たたかう In my eyes, they're no more than two pitiful magician girls

哀れ な 魔法使い の 少女 に すぎ ん 。 あわれ||まほうつかい||しょうじょ|||

哀れ な ? ( モガ メット ) そう だ 。 → あわれ||||| Pitiful?

彼女 ら は 国 を 丸ごと 覆う 結 界 を → かのじょ|||くに||まるごと|おおう|けつ|かい| Those two are exceptional magicians,

一 人 で 張る こと さえ できる 特別 な 魔 導 士 だ 。 ひと|じん||はる||||とくべつ||ま|みちび|し| each capable of erecting barriers over entire countries.

だが そんな こと を すれ ば → But should they do such a thing, they would certainly die young.

間違い なく 若く し て 死ぬ 。 まちがい||わかく|||しぬ

( ヤムライハ ・ 回想 ) ( ( シンド リア を 守る 自慢 の 魔法 結 界 な の ) ) |かいそう||りあ||まもる|じまん||まほう|けつ|かい||

( モガ メット ) 当然 だ ろ う 。 この マグノ シュ タット で は → ||とうぜん||||||||| Of course they would.

多く の 魔 導 士 と 魔法 道具 で し て いる こと を → おおく||ま|みちび|し||まほう|どうぐ||||||

個人 の 才 に 頼れ ば 犠牲 は 必然 。 こじん||さい||たよれ||ぎせい||ひつぜん If we were to depend on one individual's abilities, sacrifices would be unavoidable.

だが 本当 に それ で いい の か ? |ほんとう|||||| But is that really what you want?

( モガ メット ) シェヘラザード とて 同様 だ 。 → ||||どうよう|

私 は 彼女 こそ 伝説 の 魔 導 士 マギ で は ない か と 見 て いる 。 わたくし||かのじょ||でんせつ||ま|みちび|し|||||||み|| I believe that she may actually be that legendary magician... a magi.

だが マギ か どう か は 関係ない 。 ||||||かんけいない

関係ない だ と ? ( モガ メット ) そう だ 。 → かんけいない|||||| Beside the point, did you say?

己 の 特別 な 力 に 殉 じ → おのれ||とくべつ||ちから||じゅん| Martyring yourself for your own special skills...

それ が 使命 や 本望 だ と すら 思って いる よう な 魔 導 士 の 子 ら が → ||しめい||ほんもう||||おもって||||ま|みちび|し||こ|| Young magicians who believe that could be their mission, their true desire...

哀れ で なら ない 。 → あわれ||| My pity for them knows no bounds.

もどかしい … 助け て やり たい 。 |たすけ||| It vexes me... I want to save them...

世界 中 の そんな 魔 導 士 たち が 支え合い ながら → せかい|なか|||ま|みちび|し|||ささえあい| What I want to do is to create a nation where such magicians from all over the world

幸せ に 生き られる 国 を 作り たい の だ ! しあわせ||いき||くに||つくり||| can support each other and live in bliss.

( 2 人 ) あっ … 。 ( モガ メット ) それ が 私 の 願い だ 。 じん||||||わたくし||ねがい|

学長 先生 … 。 がくちょう|せんせい Mr. Director...

≪ やっぱり 僕 に は 分から ない ≫ |ぼく|||わから| I just can't tell, after all...

≪ 学長 先生 は 優しい 人 だ と 思う けど → がくちょう|せんせい||やさしい|じん|||おもう| I do think that the director is a kind-hearted man...

何 か が 決定 的 に 違う 気 が する ≫ なん|||けってい|てき||ちがう|き|| But something about him is definitely off.

( マルガ ) お にいちゃん 。 Mister!

( ティ トス ) マルガ … 。 |とす| Marga...

ん ? ほか の 子供 たち の こと や → |||こども||||

お前 自身 が これ から どう し たい か は → おまえ|じしん||||||||

地上 で しっかり 考え なさい 。 ちじょう|||かんがえ| Ponder it well aboveground.

外 へ 連れ てって くれる の ? 本当 に ? がい||つれ||||ほんとう| You're taking me outside? For real?

ああ … ああ ! Yeah...

ふ ふ っ そんなに 気 に 入った の か 。 は は はっ 。 ||||き||はいった|||||

ん ? ( モガ メット ) よかった なぁ ティ トス 。 → ||||||とす I'm so happy for you, Titus.

はは は はっ 。 は は||

( モガ メット ) おお ~ 風 魔法 は うまく なった か ね ? |||かぜ|まほう||||| Have your Wind Spells improved any?

≪ この 人 は 魔 導 士 を 本気 で 思いやって る ≫ |じん||ま|みちび|し||ほんき||おもいやって| Yes, sir! Although it's not much more than a breeze yet.

≪ でも … ≫ - Yes, sir! - Can I come, too?

僕 も 外 に 行き たい 。 ぼく||がい||いき| I want to go outside, too.

う わ っ ! あっ !

しっ ! しっ しっ ! Shoo, shoo...

う ぅ … 。

大丈夫 ? ( モガ メット ) は は はっ → だいじょうぶ||||| Are you all right?

ティ トス は そう いう の が 欲しかった の か 。 → |とす||||||ほしかった|| So Titus wanted one of those, eh?

気 に 入って よかった な 。 はっ ! き||はいって|||

≪ そ っか 分かった よ ≫ ||わかった| I see... I get it.

≪ ただ ただ もう この 人 に とって は … → ||||じん|||

魔 導 士 じゃ ない 人 たち が → ま|みちび|し|||じん|| He can't see people who aren't magicians as fellow human beings, huh?

同じ 人間 に 思え ない ん だ ね ≫ おなじ|にんげん||おもえ||||

≪ でも 僕 は 知って る ≫ |ぼく||しって| But I know one thing.

≪ それ じゃあ 世界 が 終わって しまう ≫ ||せかい||おわって| That if you think that way, the world will come to an end...

( マルガ ) は ぁ は ぁ は ぁ … う わ ぁ ~ !

わ あ ~ ! う ふ ふ っ ふ ふ っ 。 →

う わ ぁ ~ !

ニャー ( マルガ ) わ あっ ! →

ティ トス お にいちゃん 「 ニャー 」 って 鳴 い た よ → |とす|||||な||| Mr. Titus! He just said, “Meow!”

「 ニャー 」 って 。 ああ 。 「 ニャー 」 と 鳴 い た な 。 |||||な|||

ふ ふ っ ! ご ほっ ご ほっ … 。 あっ 。

ご ほっ ご ほっ … 。 大丈夫 か ? ||||だいじょうぶ|

うん 。 お にいちゃん あの ね … → Yes. Mister...

外 へ 出し て くれ て ありがとう 。 がい||だし|||| Thank you for bringing me outside. It makes me so happy!

す っ ごく うれしい よ 。 →

ティ トス お にいちゃん 大好き 。 あぁ … 。 |とす|||だいすき| I love you, Mr. Titus!

( マルガ ) ふ ふ っ 。 ニャー

ところで スフィントス くん は 学長 先生 の 意見 に 賛成 な の かい ? ||||がくちょう|せんせい||いけん||さんせい||| By the way, Sphintus, do you agree with the director's views?

( スフィントス ) ああ 。 「 非 魔 導 士 」 を 家畜 だ なんて 思わ ねぇ けど よ 。 → ||ひ|ま|みちび|し||かちく|||おもわ||| Yeah. Not that I think of the goi as livestock, though.

魔 導 士 が 幸せ に な れる 国 を 作る べき だ と 思う ぜ 。 ま|みちび|し||しあわせ||||くに||つくる||||おもう|

ほか の ヤツ ら も だいたい 同じ 意見 だ 。 ||やつ||||おなじ|いけん| Most of the others feel the same way.

いや ~ 学長 は すげ ぇ 人 だ よ な 。 |がくちょう||||じん||| Oh, man, that director is an awesome dude, huh?

アラジン お前 も そう 思う … 。 |おまえ|||おもう Aladdin, don't you agree...?

な … なん だ よ ? Wh-What the hell?

僕 に も いろいろ ある の さ 。 ぼく|||||| I've got a lot going on, too, you know.

♪ ♪ ~

( マルガ ) ご ほっ … ご ほっ ご ほっ … 。

ご ほっ ご ほっ … 。

( ティ トス ) 大丈夫 か ? マルガ 。 |とす|だいじょうぶ|| Are you okay, Marga?

( マルガ ) うん 。 あの … → Yes... Um... What about you, Mr. Titus? Are you okay?

ティ トス お にいちゃん こそ → |とす|||

大丈夫 ? ( ティ トス ) えっ ? だいじょうぶ||とす|

あの ね 私 の こと 迷惑 に なったら → ||わたくし|||めいわく|| Um... If I start to become a burden, I want you to tell me so.

教え て ほしい ん だ 。 → おしえ||||

私 は ここ に 連れ出し て もら え て → わたくし||||つれだし||||

初めて の こと ばっかり で … 。 → はじめて||||

初めて 会う 人 初めて 思う こと → はじめて|あう|じん|はじめて|おもう|

すごい 楽しく て うれしく て → |たのしく||| I'm just so happy that I'm afraid I might not see anything else, that's why.

ほか の こと 見え なく なっちゃ い そう だ から 。 |||みえ||||||

そんな こと ない よ 。 → Don't be silly.

明日 も あさって も ここ に いよ う 。 ほんと ? あした|||||||| Tomorrow, and the day after tomorrow, let's stay right here.

ああ 。 僕 は ずっと ここ に いる 。 |ぼく||||| Sure. I'm going to stay here forever. With you, Marga.

マルガ と 一緒 だ よ 。 ||いっしょ||

ふ ふ っ 。 ご ほっ ご ほっ ! ご ほっ ! あっ !

( マルガ ) ご ほっ ご ほっ … ご ほっ !

ご ほっ … ご ほっ … 。

あれ ? 苦しく なく なった 。 |くるしく||

( モガ メット ) 望み どおり マルガ の 命 を 永 ら え させ て やった ぞ 。 ||のぞみ||||いのち||なが|||さ せ||| As you wished, I've extended Marga's life.

( ティ トス ) そんな こと が できる の か ? |とす|||||| You can do something like that?

できる 。 たとえ 治せ ず とて → ||なおせ|| I can. Even if the condition can't be cured, sometimes its progression can be delayed.

進行 を 遅らせ られる 場合 が ある の だ 。 しんこう||おくらせ||ばあい||||

そう か … 。 I see...

僕 に は まだ 知り たい こと が ある 。 ぼく||||しり||||

5 等 許可 区 の こと も やっぱり 放ってお け ない し → とう|きょか|く|||||ほうってお||| I just can't stand by and do nothing about the 5th Level Authorization District,

まだ この 国 で やる べき こと は 終わって ない 。 ||くに||||||おわって| and I haven't finished what I was supposed to do in this country.

ティ トス くん も そう だ よ ね ? |とす|||||| It's the same for you, too – right, Titus?

あっ ああ … そう だ な 。 Uh, yeah... I guess so.

ん ?

( イレーヌ ) 皆さん 本日 の 授業 は → |みなさん|ほんじつ||じゅぎょう| Class, today's Maref is “The Rukh's Properties and Conversions.”

ルフ の 特性 と 変質 。 → ||とくせい||へんしつ

私 が 担当 の イレーヌ です 。 わたくし||たんとう||| I am your instructor, Irene.

すごく 聞き たかった 授業 な ん だ 。 |きき||じゅぎょう||| This is the class that I really wanted to take.

よろしく ね お ね い さん 。 I'm looking forward to it, Miss!

パシッ ! う っ ! 何 を する ん だい ! ? |||なん||||

失礼 。 私 … ぜいたく 者 が 嫌い で し て 。 しつれい|わたくし||もの||きらい||| Pardon me. I happen to dislike extravagant people.

ぜいたく 者 ? 僕 が かい ? |もの|ぼく|| Extravagant people? You mean me?

モ … モモモ … モモ モモ … モガ メット 様 と 二 人きり で → ||もも|もも|||さま||ふた|ひときり| T-... T-T-T-... T-T-T-T-T-To think that you had tea alone with Lord Mogamett!

お茶 し た だ なんて そんな 夢 の よう な … → おちゃ||||||ゆめ|||

夢 の よう な … 。 ゆめ|||

ふ ふ ふ っ 。 は は はっ 。 ( イレーヌ ) う ふ っ !

はっ !

では 研究 室 へ 行き ま しょ う 。 |けんきゅう|しつ||いき||| Now, then, let's head for the laboratory.

あっ !

♪ ♪ ~

( イレーヌ ) 黒い ルフ は 初めて です か ? |くろい|||はじめて|| Is this your first time seeing the Black Rukh?

黒い ルフ ? 一体 これ は ? くろい||いったい|| Black Rukh?

( イレーヌ ) これ こそ 私 の 授業 で 扱う 最たる もの です 。 |||わたくし||じゅぎょう||あつかう|さいたる|| This is a prime example of what we'll be dealing with in my class.

≪ どう いう こと ! ? ≫ What's going on?

♪ ♪ ~

( イレーヌ ) 白い ルフ に と ある 働きかけ を する と → |しろい|||||はたらきかけ||| By manipulating the White Rukh a certain way, one can convert it into Black Rukh.

黒く 転じ させ られる 。 → くろく|てんじ|さ せ|

それ が 12 年 ほど 前 の 報告 で 判明 し まし た 。 ||とし||ぜん||ほうこく||はんめい||| This was revealed in a report from twelve years or so ago.

≪ 12 年 前 の 報告 ? ≫ とし|ぜん||ほうこく A report from twelve years ago?

( イレーヌ ) 今 まで は ルフ を 支配 下 に 置く こと など → |いま|||||しはい|した||おく|| Until now, exerting control over the Rukh was thought to be impossible,

でき ない と 考え られ て き まし た が 黒い ルフ は 例外 です 。 |||かんがえ|||||||くろい|||れいがい|

白い ルフ で は 起こ せ なかった 奇跡 が 起こ せる 。 しろい||||おこ|||きせき||おこ| One can work miracles with it that weren't possible with the White Rukh...

奇跡 ? な ん です か ? それ 。 きせき||||| Miracles?

( イレーヌ ) 例えば これ です 。 |たとえば|| For example, something like this.

なん だ ? ( イレーヌ ) これ は → What's that?

黒い ルフ から 作ら れ た 人工 生命 体 です 。 くろい|||つくら|||じんこう|せいめい|からだ| This is an artificial life-form created from Black Rukh.

あっ … 。 ( 生徒 ) 人工 生命 体 ! ? |せいと|じんこう|せいめい|からだ Artificial life-form?

魔法 の 中 でも 究極 の もの 。 まほう||なか||きゅうきょく|| The ultimate among magic spells.

ルフ に 愛さ れ し 伝説 の 魔法使い に しか → ||あいさ|||でんせつ||まほうつかい||

起こ せ ぬ 奇跡 。 → おこ|||きせき

しかし 我々 は 見つけ出し た の です → |われわれ||みつけだし||| But we discovered it, you see...

黒い ルフ に よる 我々 だけ の 練 成 術 を 。 くろい||||われわれ|||ね|しげ|じゅつ| A way to alchemically process Black Rukh – known only to us.

≪ ジン だ ≫ It's a Djinn...

ふ っ 。 アラジン →

あなた に は やはり 注意 が 必要 ね 。 ||||ちゅうい||ひつよう|

モガ メット 様 が おっしゃって い た とおり 。 ||さま||||| Just as Lord Mogamett said.

黒い ルフ と 人工 生命 体 の 話 を 聞い て も → くろい|||じんこう|せいめい|からだ||はなし||ききい|| You didn't bat an eyelash when I spoke of the Black Rukh,

驚き も し ない 。 おどろき||| and artificial life-forms...

あなた は 一体 何 を 知って いる の かしら ? ||いったい|なん||しって||| Just what is it that you know, I wonder?

イレーヌ 先生 こそ なぜ 知って いる ん だい ? |せんせい|||しって||| And you, Ms. Irene? What do you know?

ん ? 12 年 ほど 前 の 報告 か 。 |とし||ぜん||ほうこく|

その 少し 前 から 世界 の 異変 を 起こし て いる 人 たち に → |すこし|ぜん||せかい||いへん||おこし|||じん|| I'll bet it was a little before that that you learned about it from

教え て もらった ん じゃ ない かい ? おしえ|||||| the people causing the Abnormalities of the World, wasn't it?

マグノ シュ タット は と ある 組織 と つながり が ある ん だ ね 。 ||||||そしき||||||| So Magnoshutatt has a connection with a certain Organization.

は あ ? なん の こと か 分かり ませ ん ね 。 → ||||||わかり|||

今日 は ここ まで 。 解散 。 きょう||||かいさん That's it for today.

♪ ♪ ~

( シェヘラザード ・ 通信 ) どう いう こと ? マグノ シュ タット と 組織 に → |つうしん||||||||そしき| What do you mean? If Magnoshutatt and the Organization were connected,

つながり が ある の なら とうに 煌 帝国 と 手 を 組 ん で いる はず よ 。 ||||||こう|ていこく||て||くみ|||||

シェヘラザード 様 組織 と は ? |さま|そしき|| Lady Scheherazade, what do you mean by the Organization?

( シェヘラザード ・ 通信 ) なんでもない 。 報告 を 続け て 。 |つうしん||ほうこく||つづけ| It's nothing. Continue your report.

やはり マグノ シュ タット で は 魔法 道具 を 生産 し て い ます 。 ||||||まほう|どうぐ||せいさん|||| Just as we thought, they are producing magical tools here in Magnoshutatt.

詳細 は お 送り し た 資料 の とおり です 。 しょうさい|||おくり|||しりょう||| The details are in the documents I sent you.

( シェヘラザード ) ええ 。 マグノ シュ タット が → Yes. If Magnoshutatt is attempting to use magical tools to intimidate Leam...

魔法 道具 を 使って レーム を 脅 かそ う と し て いる なら ば → まほう|どうぐ||つかって|||おど||||||||

私 は 黙って い ませ ん 。 わたくし||だまって||| ...I will have something to say about that!

あっ 。 ( シェヘラザード ・ 通信 ) 確証 を 探り なさい 。 ||つうしん|かくしょう||さぐり|

ティ トス お に い ちゃ ~ ん ! |とす||||| Mr. Titus!

あっ … し ぃ ~ ! あっ 。

( シェヘラザード ・ 通信 ) 何 ? 今 の は 。 |つうしん|なん|いま|| What was that just now?

( ティ トス ) 例の 一 件 の マルガ です 。 |とす|れいの|ひと|けん||| Marga, whom I told you about...

おととい から 二 人 で 暮らし て いる ん です 。 → ||ふた|じん||くらし|||| We've been living together since the day before yesterday.

学長 が 用意 し て くれ た すてき な 家 で 。 → がくちょう||ようい|||||||いえ| In a lovely house that the director himself gave us.

窓 から は 街 が 見渡 せ て → まど|||がい||みわた|| You can look out over the city from the window,

僕 と マルガ は いつ でも 二 人 で 買い物 に … 。 ぼく||||||ふた|じん||かいもの| and Marga and I always go shopping together...

( シェヘラザード ・ 通信 ) ティ トス 。 あっ … 。 |つうしん||とす| Titus...

5 等 許可 区 の 件 私 は まだ 許し て ない わ 。 とう|きょか|く||けん|わたくし|||ゆるし||| I haven't yet forgiven you for the 5th Level Authorization District incident.

申し訳 あり ませ ん 。 もうし わけ||| I'm very sorry.

は ぁ … その 子 と 暮らし て どう する の ? |||こ||くらし||||

( シェヘラザード ) ( ( 楽 しけれ ば 楽しい ほど → |がく|||たのしい| The more you enjoy it... you'll be the one who ends up regretting it...

後悔 する の は あなた 。 → こうかい||||

ティ トス 忘れ た の ? → |とす|わすれ|| Titus, have you forgotten?

あなた は 自分 が 何者 か 。 → ||じぶん||なにもの| Forgotten who you are...?

あなた に は 時間 が ない の よ ) ) |||じかん|||| You're running out of time, you know...

♪ ♪ ~

( マルガ ) は ぁ は ぁ は ぁ … ふ ふ っ う ふ ふ ふ っ !

こっち こっち ! は ぁ は ぁ は ぁ は ぁ … 。 This way! This way! There!

( マルガ ) それ ~ ! わ あ ~ マルガ ちゃん 速い ! ||||||はやい

スフィントス くん も 頑張って ~ ! |||がんばって You try harder, too, Sphintus!

( シェヘラザード ) ( ( ティ トス あなた の 役目 は → ||とす|||やくめ| Titus... Your job is to identify the menace from the east, posing a threat to Leam.

レーム を 脅かす 東 の 脅威 を 突き止める こと 。 → ||おびやかす|ひがし||きょうい||つきとめる|

その あと は 任せ て ) ) ( ティ トス ) ( ( はい … ) ) |||まかせ|||とす| You can leave everything else to me.

( シェヘラザード ) ( ( ティ トス あなた は よく やった わ 。 → ||とす||||| Titus... You've done a fine job.

あなた で なけ れ ば これほど の 情報 を → |||||||じょうほう| No one but you could have gleaned so much information from the academy...

学院 から 引き出す こと は でき なかった でしょ う 。 → がくいん||ひきだす||||||

帰って おい で 。 → かえって|| Come home now.

残った 時間 に できる だけ の こと は し て あげる 。 → のこった|じかん||||||||| I'll do everything I can for you during the time you have left.

ほか の 子 たち も そう し て き た の よ ) ) ||こ||||||||| Just as I have for all the other children...

( ティ トス ) ( ( シェヘラザード 様 … 。 → |とす||さま Lady Scheherazade...

でも 僕 は … 僕 は … ) ) |ぼく||ぼく| But... I...

( シェヘラザード ) ( ( どう し た の ? 何 か 言い たい こと が ある の ? ) ) |||||なん||いい||||| What is it?

( ティ トス ) ( ( いえ … なんでも あり ませ ん ) ) |とす|||||

そう か もう 夜 も 苦しく ない か 。 うん 。 |||よ||くるしく||| I see. So you're not suffering anymore during the night.

あの ね ティ トス お にいちゃん 待って て くれる ? |||とす|||まって|| Um... Mr. Titus. Will you wait for me?

待つ ? ( マルガ ) 私 が 大きく なる まで → まつ||わたくし||おおきく|| Wait?

待って て くれる ? えっ ? まって|||

( マルガ ) 私 が 死な ない の は ティ トス お にいちゃん の おかげ 。 |わたくし||しな|||||とす|||| I'm not dying thanks to you, Mr. Titus.

でも 今 は 私 が 何 か 返 せる こと って → |いま||わたくし||なん||かえ|||

あんまり ない から … 。 食器 も 洗う よ 。 → |||しょっき||あらう|

お 掃除 も する 。 でも いつか → |そうじ|||| and I'll clean your house, but someday, when I'm bigger and bigger...

もっと … もっと お っ きく なったら →

私 いっぱい 恩返し が し たい ん だ 。 わたくし||おんがえし||||| I want to pay you back a lot! So...

だから 5 年 後 10 年 後 → |とし|あと|とし|あと

私 が お っ きく なる まで ずっと 一緒に … 。 わたくし||||||||いっしょに Until I grow up, I want you to stay with me, always...

どう し た の ? What's the matter?

( ティ トス ) ああ … 分かった よ 。 → |とす||わかった| Right... Got it. I'll wait for you...

待って いよ う 。 → まって||

5 年 でも 10 年 でも 僕 は … 。 とし||とし||ぼく| Whether it's five years, or ten years, I'll...

♪ ♪ ~

≫ ガチャ ( 扉 の 音 ) ん ? |とびら||おと|

こんな 夜更け に どう し た の だ ? ティ トス 。 |よふけ||||||||とす What are you doing here at this late hour, Titus?

( ティ トス ) 僕 は … → |とす|ぼく|

僕 は … 。 ぼく| I...

まだ … 死に たく あり ませ ん ! |しに|||| I don't... want to die yet!