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イタズラなKiss〜Love in TOKYO, イタズラなKiss〜Love in TOKYO#9 (1)

イタズラ な Kiss 〜 Love in TOKYO #9 (1)

( 男性 ) てめえ なめ くさって ー !―

うっ おらあ !

うっ ! あっ

( 松本 裕子 ( まつもと ゆうこ )) 入江 ( いりえ ) 君 !

( 松本 裕子 ( まつもと ゆうこ )) 入江 ( いりえ ) 君 !

( 入江 直樹 ( なおき )) 悪い 今日 は この 辺 で !

( 入江 直樹 ( なおき )) 悪い 今日 は この 辺 で !

( 相原 琴子 ( あいはら ことこ )) 私 入江 君 と 一緒に 走って る ―

うそ みたい …

俺 は ―

お前 と 同じ 家 に いて も 嫌 じゃない って 言って る んだ

( 琴子 ) それ って ―

私 の こと ―

嫌い じゃない って こと ?

苦手 だ けど

嫌い じゃない よ

( 入江 紀子 ( のりこ )) そんな … 私 は 反対 です よ !

せっかく 琴子 ちゃん が 戻って きた のに

お 兄ちゃん が 家 を 出て いく なんて !

( 入江 重樹 ( しげき )) やって み なさい

ありがとう ございます

( 直樹 ) じゃあ 俺 そろそろ

お 兄ちゃん 体 に 気 を 付ける の よ

お 食事 は きちんと お 野菜 とって ね それ から …

分かった 分かった

じゃあ

♪~

はぁ …―

ああ ~

はぁ …

もう !

もう …

( 琴子 ) もう 本当に 行っ ちゃった

( 小森 ( こもり ) じんこ ・ 石川 理美 ( いしかわ さとみ )) 入江 が 出て った !?

うん

1 人 で 部屋 借りて

生活 費 も バイト で なんとか する んだ って

( じんこ ) それ で 今 入江 どこ に いん の ?

分かんない

( 理美 ) えっ じゃあ それ じゃあ バイト は ?

何の バイト して ん の よ ?

それ も 分かんない

えーっ それ じゃ まるで 赤 の 他人 じゃん

ちょっと 金 ( きん ) ちゃん 何 これ ?

( 池沢 金之助 ( いけざわ きんのすけ )) お 祝い や

入江 が 家 出て いった ん やろ ?

こんな めでたい こと が ある かい な

この 勝負 わし の 勝ち や な

( 理美 ) はぁ …

( 理美 ) はぁ …

入江 の やつ

ようやく 琴子 から 手 を 引く 覚悟 を 決めた ん や

ちょっと 金 ちゃん

琴子 の 気持ち も 知ら ないで もう !

いてっ

何 やって ん の ! あっち 行き なさい よ !

何 やって ん の ! あっち 行き なさい よ !

何 やって ん の ! あっち 行き なさい よ !

琴子 愛してる で

琴子 愛してる で

琴子 愛してる で

シッシッ !

琴子 愛してる で

琴子 愛してる で

( 理美 ・ じんこ ) シャーッ !

( 理美 ・ じんこ ) シャーッ !

大丈夫 ? 私 が 食べる ね

全く 金 ちゃん たら もう

ん … でも 金 ちゃん の 言う こと 一理 ある と 思う な

理美 !

だって 入江 も 男 だ よ ?

少し でも 琴子 に 気持ち が あったら

わざわざ 家 を 出たり し ない はず

ほら 金 ちゃん を 見て ごらん よ

誰 だって 好き な 人 の そば に い たい もん な んだ から

( 琴子 ) 私 の こと を 嫌い じゃない と 言って くれた 直後 に ―

家 を 出て いって しまった 入江 君 ―

私 避け られて いる の ?―

入江 君 の 本音 は 一体 …

♪~

それ でも やっぱり のぞき見 に 来る んだ

だって 大学 で しか 会え ない んだ もん

はあ ! 琴子 あんた ばか だ ね 本当に !

うん ばか ね

ほんとに ね

ばか って 何 さ !

B ・ A ・ K ・ A ばか よ

そう だ よ

B ・ A ・ K ・ A …

(3 人 ) ばか だ !

そう よ ばか …

そう よ ばか …

いや 私 は さあ

いや 私 は さあ

( 男子 学生 ) あれ ? 君 って 入江 の …

あ こんにちは

( 男子 学生 ) 残念 入江 は もう 帰っ ちゃった よ バイト だって

おお あの ー 何の バイト だって 言って ました ?

( 男子 学生 ) 僕たち も 聞いた んだ けど 教えて くれ なくて

入江 って 秘密 主義 な とこ が ある もん なあ

残念 だった ね

えっ そう です か …

( 理美 ) 息 ぴったり じゃない ?

( じんこ ) 兄弟 じゃない ?

いや 双子 でしょ

うそ でしょ ? えっ 双子 ?

( 琴子 ) ファイト ファイトー

ファイト ファイトー

( 須藤 ( すどう )) おーい !―

相原 琴子 ー !!

おらあーっ !

相原 琴子 ー !!

球 の 気持ち を … た … 球 拾い を 怠る やつ は

レギュラー の 座 を 逃すっ !

覚え とけーっ !―

お前 ー !

( 男子 部員 ) はい

( 須藤 ) 寒い の か 熱い の か はっきり しろ !―

テニス 部 だ ろ ー ! お前 !

はぁ …

来る わけない か …

うーん うーん

ごめん ね ー こんな もん で

今日 は ママ が 急用 で い ない もん だ から ね

いえ おいしい です

本当 ? 食べて ね

( 入江 裕樹 ( ゆうき )) ごちそうさま でした

どうした ? 裕樹 ほとんど 食べて ない じゃない か

食欲 が ない んだ

あらっ そう な の ?

お前 が そう なる と こう なる よ

あら

直樹 が い なく なって 裕樹 も さみしい の か な

( 琴子 ) 冷たく された って ―

嫌み 言わ れた って ―

いつも 一緒に い られた のに

( 琴子 ) このまま 入江 君 と の 距離 ―

どんどん 広がって いっ ちゃう ん だろう な

♪~

( 紀子 ) 琴子 ちゃーん !

はいっ ふっ

( 紀子 ) 琴子 ちゃん 琴子 ちゃーん !

( 紀子 ) 琴子 ちゃん 琴子 ちゃーん !

( 琴子 ) はいっ

突き止めた わ よ ー

あ … 何 を です か ?

“ 何 を です か ?” じゃ ない わ よ ー !

お 兄ちゃん の バイト 先 に 決まって る じゃ ない !

一体 ど … どう やって ?

私 に 秘密 を 持つ こと は 不可能な の よ

おお … おば 様 一体 何者 な んです か ね ~

そんな こと より ねえ 私 と 一緒に

お 兄ちゃん の バイト 先 偵察 に 行か ない ?

あ ~

行くっ ! 僕 も 行く !

( 紀子 ) あっ 裕樹 立ち聞き して た の ー ?

ハハッ 僕 の 方 が 琴子 なんか より

お 兄ちゃん の こと ずーっと 心配な んだ

僕 も お 兄ちゃん に 会い たい !

はい はい じゃあ 3 人 で 偵察 し ましょ !

はい !

うん !

はい !

はい !

( 琴子 ) はい !

( 琴子 ) はい !

( 琴子 ) はい !

( 裕樹 ) はい !

( 裕樹 ) はい !

(3 人 ) えいえい おーっ !

頑張り ましょう !

♪~

( 女性 客 ) えっと リコッタ チーズ の パンケーキ の バナナ 添え と

飲み物 は ―

オリジナル ブレンド で

( 男性 客 ) Low … Low fat milk ?

( 男性 客 ) Low … Low fat milk ?

( 店員 ) えっ

( 店員 ) えっ

( 店員 ) えっ

Caffe Latte

Caffe Latte

I would like Caffe Latte Low fat milk

えっ はい えっ ? えっ ?

( 直樹 ) 代わろう か ?

よろしく

あー かっこいい ー

さっすが お 兄ちゃん !

お 兄さん お 兄さん ! こっち も !

はい はい はい はい どうぞ

はい はい はい はい どうぞ

( 紀子 ) あら あ あなた じゃなく って

( 紀子 ) あら あ あなた じゃなく って

あっち の お 兄さん ウフフ

あっち の お 兄さん ウフフ

はい ?

はい ?

はい ?

お 兄 さーん ! ヘーイ ! お 兄さん こっち こっち !

お 兄 さーん ! ヘーイ ! お 兄さん こっち こっち !

何 に なさる ?

何 が いい です か ね ー ?

その バレバレ の 変装 どうにか しろ よ おふくろ

えっ ?

何で 分かった の ?

バレ ない と 思って る 神経 が 分から ない よ

だって お 兄ちゃん たら バイト 先 だけ じゃなくて

新しい 家 の 住所 も 教えて くれ ない んだ もの ー

今 勤務中 だ から プライベートな 話 は NG

注文 コーヒー 2つ と オレンジジュース で いい な ?―

じゃあ

あれ ? お 兄ちゃん い ない よ

えっ ?

あら トイレ に でも 行って る の かしら ねえ

あ すいません

あ すいません

はい

はい

はい

入江 直樹 は ?

入江 直樹 は ?

あっ 入江 君 なら 今日 は もう 上がり ました よ

( 琴子 ) えー

( 紀子 ) まあ 私 たち に 挨拶 も なし に ?

結局 新しい 家 の 住所 教えて くれ なかった ね

おば 様 私 たち も 帰り ましょ

入江 君 の 元気 な 姿 が 見 れた だけ いい です

そう ね

ねえ 琴子 ちゃん あれ 見て !

おおっ

おば 様 私 この 店 で 働き ます !

そしたら 入江 君 の ずっと そば に …

その 意気 よ ー 琴子 ちゃん !

はーい !

すいませーん ! あれ 応募 しまーす !

( 店員 )2 階 こっち に なり ます

( 店員 )2 階 こっち に なり ます

はーい

はーい

( 店員 ) 店長 また バイト の 応募 の 人 です

( 店長 ) ああ 悪い ね

実は たった今 こちら の 女性 に 決まって しまって

はあっ 松本 さん !

あらあ 偶然 ね 琴子 さん

松本 さん

どうして 入江 君 が ここ で バイト して る って 知って る の ?

( 松本 ) 教えて もらった の

彼 から

( 琴子 ) 彼 ?

おば 様

あっ 琴子 ちゃん どう だった ? バイト の 面接

駄目 でした

入江 君 と 理工 学部 で 一緒 の 子 が 一足先 に 応募 して て

その 子 に 決まっ ちゃい ました

もしかして …

あの 女 ね ―

松本 裕子

お … おば 様 いつの間に

だから 言った でしょ ―

情報 を 制する 者 は 世界 を 制する って

確かに まあまあ 美人 だし ―

そこそこ スタイル も いい し ―

多分 頭 も それなり に いい ん でしょう けど

この 子 は 全然 駄目 !

お 兄ちゃん の タイプ じゃない わ

あ … そうです か ね ?

そう よ この 子 だって それ ぐらい 分かって る でしょ

だから お 兄ちゃん の バイト先 まで 乗り込んで ―

必死に アピール して る んじゃ な ー い

あ … それ を 言う なら …

私 も バイト 先 に 乗り込んで いこう と して た んです けど ね

( 紀子 ) とにかく お 兄ちゃん に は 琴子 ちゃん が 一 番 な の !

お 兄ちゃん を 育てた 私 が 言う んだ から 間違い ない わ

こんな 女 蹴散らし ちゃい なさい !

おば 様 あ … 包丁 …

これ ? サバ さばいて た の

アハッ … サバ …

( じんこ ・ 理美 ) 松本 裕子 が 入江 の バイト 先 に !?

うん しかも そこ で バイト して る って ―

入江 君 本人 から 聞いた らしい んだ よ ね

えっ でも 何で ?

だって 理工 学部 の 連中 も 言って た じゃん !

( 男子 学生 ) 僕たち も 聞いた んだ けど 教えて くれ なくて

入江 って 秘密 主義 な とこ が ある もん な

だ よ ねえ

はぁ バイト の こと おば 様 たち に さえ 隠して た のに

それなのに 松本 裕子 に は

自分 から バイト の こと 話し たって わけ だ

何か 納得

人 が これ まで の 生活 変える とき って

何か きっかけ が ある と 思う んだ よ ね

あ ほら 琴子 だって

テニス 始めた の 入江 の 影響 じゃん

うん うん

( じんこ ) つまり ―

入江 が 1 人 暮らし 始めた の ―

松本 裕子 の 影響 って こと !?

おっ そんな だって ―

入江 君 私 の こと 嫌い じゃない って 言った んだ よ !

残酷 な 言い 方 かも しれ ない けど

嫌い じゃない と 好き は 全然 違う よ ―

ほら 分かる ?

入江 って 今 まで 女 嫌い だった もん ね うん

そんな 入江 が もし ! 恋 を したら !

はっ ! やだあ !

( 理美 ) それっ くらい の こと が なかったら ―

何 不自由 の ない 実家 を 出よう って 思わ ない よ ね

( じんこ ) 思わ ない ね

( 相原 重雄 ( しげお )) どうした ?―

お前 が 自分 から 店 に 来る なんて 珍しい じゃない か

ん … 何か ―

久しぶりに お 父さん の まかない が 食べ たく なっ ちゃって さ

子供 の ころ は しょっちゅう 食べ に 来て た もん な

はい お 待ち

はい お 待ち

おお おいし そう !

おお おいし そう !

( 金之助 ) 琴子 ー せっかく や から 一緒に 食おう や

( 小田原 ( おだわら )) 金之助 は 俺 と 一緒に 裏 で 食う んだ よ ―

( 小田原 ( おだわら )) 金之助 は 俺 と 一緒に 裏 で 食う んだ よ ―

えっ ええ や ない です か

えっ ええ や ない です か

いい から !

フフ いただきます

あちち … ふーっ …

ん ~

おいしい ~

分かって る よ 直樹 君 の こと だろ ?―

イリ ちゃん たち は 関係ない って 言う けど

俺 たち が 戻った と たんに 家 を 出た と なっ ちゃあ な

俺 だって 気 に なって た よ

私 思って る より 入江 君 に 嫌われて る の かな

何 言って んだ よ

何 が あって も 頑張る って 決めた の は 琴子 だろ ?

やる って 決めた ん なら 泣き言 言わないで やれ

自分 で 決めた こと だろ

分かった よ

今日 は 本当に お 父さん の まかない が ―

食べ たく なって 来た の

ん ー ?

うん おいひい

最高 だ ねえ ふ ふーん

じゃあ ごちそうさま でした

ほな また な 琴子

うん また 来る ね ー

大将

大将

( 重雄 ) ん ?

( 重雄 ) ん ?

ちょっと あれ ちゃい ます か ?

何 ?

琴子 は 今 ものすご お 苦しんで ます ね んで

フッ …

あいつ は もう 子供 じゃねえ んだ よ

親 が いちいち 口 出す こと じゃねえ

俺 は ―

本当に 困った こと が あった とき に 受け止めて やれる ように

琴子 の こと を 守って やれる ように

ここ で でーんと 構えて りゃ いい んだ よ


イタズラ な Kiss 〜 Love in TOKYO #9 (1) いたずら||||| Mischievous Kiss - Love in TOKYO #9 (1) Озорной поцелуй - Любовь в ТОКИО #9 (1)

( 男性 ) てめえ なめ くさって ー !― だんせい|て め え|な め||-

うっ おらあ ! |おら あ

うっ ! あっ

( 松本 裕子 ( まつもと ゆうこ )) 入江 ( いりえ ) 君 ! まつもと|ひろこ|まつ もと||いりえ||きみ

( 松本 裕子 ( まつもと ゆうこ )) 入江 ( いりえ ) 君 ! まつもと|ひろこ|まつ もと||いりえ||きみ

( 入江 直樹 ( なおき )) 悪い 今日 は この 辺 で ! いりえ|なおき|な おき|わるい|きょう|||ほとり|

( 入江 直樹 ( なおき )) 悪い 今日 は この 辺 で ! いりえ|なおき|な おき|わるい|きょう|||ほとり|

( 相原 琴子 ( あいはら ことこ )) 私 入江 君 と 一緒に 走って る ― あいはら|ことこ|あい はら|こと こ|わたくし|いりえ|きみ||いっしょに|はしって|

うそ みたい …

俺 は ― おれ|

お前 と 同じ 家 に いて も 嫌 じゃない って 言って る んだ おまえ||おなじ|いえ||||いや|じゃ ない||いって||

( 琴子 ) それ って ― ことこ||

私 の こと ― わたくし||

嫌い じゃない って こと ? きらい|じゃ ない||

苦手 だ けど にがて||

嫌い じゃない よ きらい|じゃ ない|

( 入江 紀子 ( のりこ )) そんな … 私 は 反対 です よ ! いりえ|としこ|||わたくし||はんたい||

せっかく 琴子 ちゃん が 戻って きた のに |ことこ|||もどって||

お 兄ちゃん が 家 を 出て いく なんて ! |にいちゃん||いえ||でて||

( 入江 重樹 ( しげき )) やって み なさい いりえ|しげき||||

ありがとう ございます

( 直樹 ) じゃあ 俺 そろそろ なおき||おれ|

お 兄ちゃん 体 に 気 を 付ける の よ |にいちゃん|からだ||き||つける||

お 食事 は きちんと お 野菜 とって ね それ から … |しょくじ||||やさい||||

分かった 分かった わかった|わかった

じゃあ

♪~

はぁ …― は ぁ

ああ ~

はぁ … は ぁ

もう !

もう …

( 琴子 ) もう 本当に 行っ ちゃった ことこ||ほんとうに|ぎょうっ|

( 小森 ( こもり ) じんこ ・ 石川 理美 ( いしかわ さとみ )) 入江 が 出て った !? こもり||じん こ|いしかわ|り び|いし かわ||いりえ||でて|

うん

1 人 で 部屋 借りて じん||へや|かりて

生活 費 も バイト で なんとか する んだ って せいかつ|ひ||ばいと|||||

( じんこ ) それ で 今 入江 どこ に いん の ? じん こ|||いま|いりえ||||

分かんない わか ん ない

( 理美 ) えっ じゃあ それ じゃあ バイト は ? り び|||||ばいと|

何の バイト して ん の よ ? なんの|ばいと||||

それ も 分かんない ||わか ん ない

えーっ それ じゃ まるで 赤 の 他人 じゃん ||||あか||たにん|じゃ ん

ちょっと 金 ( きん ) ちゃん 何 これ ? |きむ|||なん|

( 池沢 金之助 ( いけざわ きんのすけ )) お 祝い や いけさわ|きんのすけ|いけ ざ わ|きん の すけ||いわい|

入江 が 家 出て いった ん やろ ? いりえ||いえ|でて|||

こんな めでたい こと が ある かい な

この 勝負 わし の 勝ち や な |しょうぶ|||かち||

( 理美 ) はぁ … り び|は ぁ

( 理美 ) はぁ … り び|は ぁ

入江 の やつ いりえ||

ようやく 琴子 から 手 を 引く 覚悟 を 決めた ん や |ことこ||て||ひく|かくご||きめた||

ちょっと 金 ちゃん |きむ|

琴子 の 気持ち も 知ら ないで もう ! ことこ||きもち||しら||

いてっ い てっ

何 やって ん の ! あっち 行き なさい よ ! なん|||||いき||

何 やって ん の ! あっち 行き なさい よ ! なん|||||いき||

何 やって ん の ! あっち 行き なさい よ ! なん|||||いき||

琴子 愛してる で ことこ|あいしてる|

琴子 愛してる で ことこ|あいしてる|

琴子 愛してる で ことこ|あいしてる|

シッシッ !

琴子 愛してる で ことこ|あいしてる|

琴子 愛してる で ことこ|あいしてる|

( 理美 ・ じんこ ) シャーッ ! り び|じん こ|

( 理美 ・ じんこ ) シャーッ ! り び|じん こ|

大丈夫 ? 私 が 食べる ね だいじょうぶ|わたくし||たべる|

全く 金 ちゃん たら もう まったく|きむ|||

ん … でも 金 ちゃん の 言う こと 一理 ある と 思う な ||きむ|||いう||いちり|||おもう|

理美 ! り び

だって 入江 も 男 だ よ ? |いりえ||おとこ||

少し でも 琴子 に 気持ち が あったら すこし||ことこ||きもち||

わざわざ 家 を 出たり し ない はず |いえ||でたり|||

ほら 金 ちゃん を 見て ごらん よ |きむ|||みて||

誰 だって 好き な 人 の そば に い たい もん な んだ から だれ||すき||じん|||||||||

( 琴子 ) 私 の こと を 嫌い じゃない と 言って くれた 直後 に ― ことこ|わたくし||||きらい|じゃ ない||いって||ちょくご|

家 を 出て いって しまった 入江 君 ― いえ||でて|||いりえ|きみ

私 避け られて いる の ?― わたくし|さけ|||

入江 君 の 本音 は 一体 … いりえ|きみ||ほんね||いったい

♪~

それ でも やっぱり のぞき見 に 来る んだ |||のぞきみ||くる|

だって 大学 で しか 会え ない んだ もん |だいがく|||あえ|||

はあ ! 琴子 あんた ばか だ ね 本当に ! は あ|ことこ|||||ほんとうに

うん ばか ね

ほんとに ね

ばか って 何 さ ! ||なん|

B ・ A ・ K ・ A ばか よ

そう だ よ

B ・ A ・ K ・ A …

(3 人 ) ばか だ ! じん||

そう よ ばか …

そう よ ばか …

いや 私 は さあ |わたくし||

いや 私 は さあ |わたくし||

( 男子 学生 ) あれ ? 君 って 入江 の … だんし|がくせい||きみ||いりえ|

あ こんにちは

( 男子 学生 ) 残念 入江 は もう 帰っ ちゃった よ バイト だって だんし|がくせい|ざんねん|いりえ|||かえっ|||ばいと|

おお あの ー 何の バイト だって 言って ました ? ||-|なんの|ばいと||いって|

( 男子 学生 ) 僕たち も 聞いた んだ けど 教えて くれ なくて だんし|がくせい|ぼくたち||きいた|||おしえて||

入江 って 秘密 主義 な とこ が ある もん なあ いりえ||ひみつ|しゅぎ||||||

残念 だった ね ざんねん||

えっ そう です か …

( 理美 ) 息 ぴったり じゃない ? り び|いき||じゃ ない

( じんこ ) 兄弟 じゃない ? じん こ|きょうだい|じゃ ない

いや 双子 でしょ |ふたご|

うそ でしょ ? えっ 双子 ? |||ふたご

( 琴子 ) ファイト ファイトー ことこ|ふぁいと|

ファイト ファイトー ふぁいと|

( 須藤 ( すどう )) おーい !― すとう|す どう|お - い

相原 琴子 ー !! あいはら|ことこ|-

おらあーっ ! おら あーっ

相原 琴子 ー !! あいはら|ことこ|-

球 の 気持ち を … た … 球 拾い を 怠る やつ は たま||きもち|||たま|ひろい||おこたる||

レギュラー の 座 を 逃すっ ! れぎゅらー||ざ||のがすっ

覚え とけーっ !― おぼえ|とけ -っ

お前 ー ! おまえ|-

( 男子 部員 ) はい だんし|ぶいん|

( 須藤 ) 寒い の か 熱い の か はっきり しろ !― すとう|さむい|||あつい||||

テニス 部 だ ろ ー ! お前 ! てにす|ぶ|||-|おまえ

はぁ … は ぁ

来る わけない か … くる||

うーん うーん

ごめん ね ー こんな もん で ||-|||

今日 は ママ が 急用 で い ない もん だ から ね きょう||まま||きゅうよう|||||||

いえ おいしい です

本当 ? 食べて ね ほんとう|たべて|

( 入江 裕樹 ( ゆうき )) ごちそうさま でした いりえ|ひろき|||

どうした ? 裕樹 ほとんど 食べて ない じゃない か |ひろき||たべて||じゃ ない|

食欲 が ない んだ しょくよく|||

あらっ そう な の ?

お前 が そう なる と こう なる よ おまえ|||||||

あら

直樹 が い なく なって 裕樹 も さみしい の か な なおき|||||ひろき|||||

( 琴子 ) 冷たく された って ― ことこ|つめたく||

嫌み 言わ れた って ― いや み|いわ||

いつも 一緒に い られた のに |いっしょに|||

( 琴子 ) このまま 入江 君 と の 距離 ― ことこ||いりえ|きみ|||きょり

どんどん 広がって いっ ちゃう ん だろう な |ひろがって||ちゃ う|||

♪~

( 紀子 ) 琴子 ちゃーん ! としこ|ことこ|ちゃ - ん

はいっ ふっ は いっ|

( 紀子 ) 琴子 ちゃん 琴子 ちゃーん ! としこ|ことこ||ことこ|ちゃ - ん

( 紀子 ) 琴子 ちゃん 琴子 ちゃーん ! としこ|ことこ||ことこ|ちゃ - ん

( 琴子 ) はいっ ことこ|は いっ

突き止めた わ よ ー つきとめた|||-

あ … 何 を です か ? |なん|||

“ 何 を です か ?” じゃ ない わ よ ー ! なん||||||||-

お 兄ちゃん の バイト 先 に 決まって る じゃ ない ! |にいちゃん||ばいと|さき||きまって|||

一体 ど … どう やって ? いったい|||

私 に 秘密 を 持つ こと は 不可能な の よ わたくし||ひみつ||もつ|||ふかのうな||

おお … おば 様 一体 何者 な んです か ね ~ ||さま|いったい|なにもの||ん です||

そんな こと より ねえ 私 と 一緒に ||||わたくし||いっしょに

お 兄ちゃん の バイト 先 偵察 に 行か ない ? |にいちゃん||ばいと|さき|ていさつ||いか|

あ ~

行くっ ! 僕 も 行く ! いくっ|ぼく||いく

( 紀子 ) あっ 裕樹 立ち聞き して た の ー ? としこ||ひろき|たちぎき||||-

ハハッ 僕 の 方 が 琴子 なんか より |ぼく||かた||ことこ||

お 兄ちゃん の こと ずーっと 心配な んだ |にいちゃん||||しんぱいな|

僕 も お 兄ちゃん に 会い たい ! ぼく|||にいちゃん||あい|

はい はい じゃあ 3 人 で 偵察 し ましょ ! |||じん||ていさつ||ま しょ

はい !

うん !

はい !

はい !

( 琴子 ) はい ! ことこ|

( 琴子 ) はい ! ことこ|

( 琴子 ) はい ! ことこ|

( 裕樹 ) はい ! ひろき|

( 裕樹 ) はい ! ひろき|

(3 人 ) えいえい おーっ ! じん||お -っ

頑張り ましょう ! がんばり|

♪~

( 女性 客 ) えっと リコッタ チーズ の パンケーキ の バナナ 添え と じょせい|きゃく|||ちーず||||ばなな|そえ|

飲み物 は ― のみもの|

オリジナル ブレンド で おりじなる|ぶれんど|

( 男性 客 ) Low … Low fat milk ? だんせい|きゃく||||

( 男性 客 ) Low … Low fat milk ? だんせい|きゃく||||

( 店員 ) えっ てんいん|

( 店員 ) えっ てんいん|

( 店員 ) えっ てんいん|

Caffe Latte

Caffe Latte

I would like Caffe Latte Low fat milk

えっ はい えっ ? えっ ?

( 直樹 ) 代わろう か ? なおき|かわろう|

よろしく

あー かっこいい ー ||-

さっすが お 兄ちゃん ! さっす が||にいちゃん

お 兄さん お 兄さん ! こっち も ! |にいさん||にいさん||

はい はい はい はい どうぞ

はい はい はい はい どうぞ

( 紀子 ) あら あ あなた じゃなく って としこ||||じゃ なく|

( 紀子 ) あら あ あなた じゃなく って としこ||||じゃ なく|

あっち の お 兄さん ウフフ |||にいさん|

あっち の お 兄さん ウフフ |||にいさん|

はい ?

はい ?

はい ?

お 兄 さーん ! ヘーイ ! お 兄さん こっち こっち ! |あに|さ - ん|||にいさん||

お 兄 さーん ! ヘーイ ! お 兄さん こっち こっち ! |あに|さ - ん|||にいさん||

何 に なさる ? なん||

何 が いい です か ね ー ? なん||||||-

その バレバレ の 変装 どうにか しろ よ おふくろ |||へんそう||||

えっ ?

何で 分かった の ? なんで|わかった|

バレ ない と 思って る 神経 が 分から ない よ |||おもって||しんけい||わから||

だって お 兄ちゃん たら バイト 先 だけ じゃなくて ||にいちゃん||ばいと|さき||じゃ なくて

新しい 家 の 住所 も 教えて くれ ない んだ もの ー あたらしい|いえ||じゅうしょ||おしえて|||||-

今 勤務中 だ から プライベートな 話 は NG いま|きんむ ちゅう|||ぷらいべーとな|はなし||

注文 コーヒー 2つ と オレンジジュース で いい な ?― ちゅうもん|こーひー||||||

じゃあ

あれ ? お 兄ちゃん い ない よ ||にいちゃん|||

えっ ?

あら トイレ に でも 行って る の かしら ねえ |といれ|||おこなって||||

あ すいません

あ すいません

はい

はい

はい

入江 直樹 は ? いりえ|なおき|

入江 直樹 は ? いりえ|なおき|

あっ 入江 君 なら 今日 は もう 上がり ました よ |いりえ|きみ||きょう|||あがり||

( 琴子 ) えー ことこ|

( 紀子 ) まあ 私 たち に 挨拶 も なし に ? としこ||わたくし|||あいさつ|||

結局 新しい 家 の 住所 教えて くれ なかった ね けっきょく|あたらしい|いえ||じゅうしょ|おしえて|||

おば 様 私 たち も 帰り ましょ |さま|わたくし|||かえり|ま しょ

入江 君 の 元気 な 姿 が 見 れた だけ いい です いりえ|きみ||げんき||すがた||み||||

そう ね

ねえ 琴子 ちゃん あれ 見て ! |ことこ|||みて

おおっ

おば 様 私 この 店 で 働き ます ! |さま|わたくし||てん||はたらき|

そしたら 入江 君 の ずっと そば に … そ したら|いりえ|きみ||||

その 意気 よ ー 琴子 ちゃん ! |いき||-|ことこ|

はーい ! は - い

すいませーん ! あれ 応募 しまーす ! すい ませ - ん||おうぼ|しま - す

( 店員 )2 階 こっち に なり ます てんいん|かい||||

( 店員 )2 階 こっち に なり ます てんいん|かい||||

はーい は - い

はーい は - い

( 店員 ) 店長 また バイト の 応募 の 人 です てんいん|てんちょう||ばいと||おうぼ||じん|

( 店長 ) ああ 悪い ね てんちょう||わるい|

実は たった今 こちら の 女性 に 決まって しまって じつは|たったいま|||じょせい||きまって|

はあっ 松本 さん ! は あっ|まつもと|

あらあ 偶然 ね 琴子 さん あら あ|ぐうぜん||ことこ|

松本 さん まつもと|

どうして 入江 君 が ここ で バイト して る って 知って る の ? |いりえ|きみ||||ばいと||||しって||

( 松本 ) 教えて もらった の まつもと|おしえて||

彼 から かれ|

( 琴子 ) 彼 ? ことこ|かれ

おば 様 |さま

あっ 琴子 ちゃん どう だった ? バイト の 面接 |ことこ||||ばいと||めんせつ

駄目 でした だめ|

入江 君 と 理工 学部 で 一緒 の 子 が 一足先 に 応募 して て いりえ|きみ||りこう|がくぶ||いっしょ||こ||ひと あしさき||おうぼ||

その 子 に 決まっ ちゃい ました |こ||けっまっ|ちゃ い|

もしかして … もし かして

あの 女 ね ― |おんな|

松本 裕子 まつもと|ひろこ

お … おば 様 いつの間に ||さま|いつのまに

だから 言った でしょ ― |いった|

情報 を 制する 者 は 世界 を 制する って じょうほう||せいする|もの||せかい||せいする|

確かに まあまあ 美人 だし ― たしかに||びじん|

そこそこ スタイル も いい し ― |すたいる|||

多分 頭 も それなり に いい ん でしょう けど たぶん|あたま|||||||

この 子 は 全然 駄目 ! |こ||ぜんぜん|だめ

お 兄ちゃん の タイプ じゃない わ |にいちゃん||たいぷ|じゃ ない|

あ … そうです か ね ? |そう です||

そう よ この 子 だって それ ぐらい 分かって る でしょ |||こ||||わかって||

だから お 兄ちゃん の バイト先 まで 乗り込んで ― ||にいちゃん||ばいと さき||のりこんで

必死に アピール して る んじゃ な ー い ひっしに|あぴーる|||||-|

あ … それ を 言う なら … |||いう|

私 も バイト 先 に 乗り込んで いこう と して た んです けど ね わたくし||ばいと|さき||のりこんで|||||ん です||

( 紀子 ) とにかく お 兄ちゃん に は 琴子 ちゃん が 一 番 な の ! としこ|||にいちゃん|||ことこ|||ひと|ばん||

お 兄ちゃん を 育てた 私 が 言う んだ から 間違い ない わ |にいちゃん||そだてた|わたくし||いう|||まちがい||

こんな 女 蹴散らし ちゃい なさい ! |おんな|けちらし|ちゃ い|

おば 様 あ … 包丁 … |さま||ほうちょう

これ ? サバ さばいて た の |さば|||

アハッ … サバ … |さば

( じんこ ・ 理美 ) 松本 裕子 が 入江 の バイト 先 に !? じん こ|り び|まつもと|ひろこ||いりえ||ばいと|さき|

うん しかも そこ で バイト して る って ― ||||ばいと|||

入江 君 本人 から 聞いた らしい んだ よ ね いりえ|きみ|ほんにん||きいた||||

えっ でも 何で ? ||なんで

だって 理工 学部 の 連中 も 言って た じゃん ! |りこう|がくぶ||れんちゅう||いって||じゃ ん

( 男子 学生 ) 僕たち も 聞いた んだ けど 教えて くれ なくて だんし|がくせい|ぼくたち||きいた|||おしえて||

入江 って 秘密 主義 な とこ が ある もん な いりえ||ひみつ|しゅぎ||||||

だ よ ねえ

はぁ バイト の こと おば 様 たち に さえ 隠して た のに は ぁ|ばいと||||さま||||かくして||

それなのに 松本 裕子 に は |まつもと|ひろこ||

自分 から バイト の こと 話し たって わけ だ じぶん||ばいと|||はなし|||

何か 納得 なん か|なっとく

人 が これ まで の 生活 変える とき って じん|||||せいかつ|かえる||

何か きっかけ が ある と 思う んだ よ ね なん か|||||おもう|||

あ ほら 琴子 だって ||ことこ|

テニス 始めた の 入江 の 影響 じゃん てにす|はじめた||いりえ||えいきょう|じゃ ん

うん うん

( じんこ ) つまり ― じん こ|

入江 が 1 人 暮らし 始めた の ― いりえ||じん|くらし|はじめた|

松本 裕子 の 影響 って こと !? まつもと|ひろこ||えいきょう||

おっ そんな だって ―

入江 君 私 の こと 嫌い じゃない って 言った んだ よ ! いりえ|きみ|わたくし|||きらい|じゃ ない||いった||

残酷 な 言い 方 かも しれ ない けど ざんこく||いい|かた||||

嫌い じゃない と 好き は 全然 違う よ ― きらい|じゃ ない||すき||ぜんぜん|ちがう|

ほら 分かる ? |わかる

入江 って 今 まで 女 嫌い だった もん ね うん いりえ||いま||おんな|きらい||||

そんな 入江 が もし ! 恋 を したら ! |いりえ|||こい||

はっ ! やだあ ! |や だ あ

( 理美 ) それっ くらい の こと が なかったら ― り び|||||| (Rimi) If there wasn't that much-

何 不自由 の ない 実家 を 出よう って 思わ ない よ ね なん|ふじゆう|||じっか||でよう||おもわ||| You don't want to leave your parents' house without any inconvenience, right?

( じんこ ) 思わ ない ね じん こ|おもわ||

( 相原 重雄 ( しげお )) どうした ?― あいはら|しげお|しげ お|

お前 が 自分 から 店 に 来る なんて 珍しい じゃない か おまえ||じぶん||てん||くる||めずらしい|じゃ ない|

ん … 何か ― |なん か

久しぶりに お 父さん の まかない が 食べ たく なっ ちゃって さ ひさしぶりに||とうさん||まか ない||たべ||||

子供 の ころ は しょっちゅう 食べ に 来て た もん な こども|||||たべ||きて|||

はい お 待ち ||まち

はい お 待ち ||まち

おお おいし そう !

おお おいし そう !

( 金之助 ) 琴子 ー せっかく や から 一緒に 食おう や きんのすけ|ことこ|-||||いっしょに|くおう|

( 小田原 ( おだわら )) 金之助 は 俺 と 一緒に 裏 で 食う んだ よ ― おだわら|お だ わら|きんのすけ||おれ||いっしょに|うら||くう||

( 小田原 ( おだわら )) 金之助 は 俺 と 一緒に 裏 で 食う んだ よ ― おだわら|お だ わら|きんのすけ||おれ||いっしょに|うら||くう||

えっ ええ や ない です か

えっ ええ や ない です か

いい から !

フフ いただきます

あちち … ふーっ … あ ちち|ふ -っ

ん ~

おいしい ~

分かって る よ 直樹 君 の こと だろ ?― わかって|||なおき|きみ|||だ ろ

イリ ちゃん たち は 関係ない って 言う けど ||||かんけいない||いう|

俺 たち が 戻った と たんに 家 を 出た と なっ ちゃあ な おれ|||もどった|||いえ||でた|||ちゃ あ|

俺 だって 気 に なって た よ おれ||き||||

私 思って る より 入江 君 に 嫌われて る の かな わたくし|おもって|||いりえ|きみ||きらわれて|||

何 言って んだ よ なん|いって||

何 が あって も 頑張る って 決めた の は 琴子 だろ ? なん||||がんばる||きめた|||ことこ|だ ろ

やる って 決めた ん なら 泣き言 言わないで やれ ||きめた|||なきごと|いわ ないで|

自分 で 決めた こと だろ じぶん||きめた||だ ろ

分かった よ わかった|

今日 は 本当に お 父さん の まかない が ― きょう||ほんとうに||とうさん||まか ない|

食べ たく なって 来た の たべ|||きた|

ん ー ? |-

うん おいひい |おい ひ い

最高 だ ねえ ふ ふーん さいこう||||ふ - ん

じゃあ ごちそうさま でした

ほな また な 琴子 ほ な|||ことこ

うん また 来る ね ー ||くる||-

大将 たいしょう

大将 たいしょう

( 重雄 ) ん ? しげお|

( 重雄 ) ん ? しげお|

ちょっと あれ ちゃい ます か ? ||ちゃ い||

何 ? なん

琴子 は 今 ものすご お 苦しんで ます ね んで ことこ||いま|||くるしんで|||

フッ …

あいつ は もう 子供 じゃねえ んだ よ |||こども|じゃ ねえ||

親 が いちいち 口 出す こと じゃねえ おや|||くち|だす||じゃ ねえ

俺 は ― おれ|

本当に 困った こと が あった とき に 受け止めて やれる ように ほんとうに|こまった||||||うけとめて||よう に

琴子 の こと を 守って やれる ように ことこ||||まもって||よう に

ここ で でーんと 構えて りゃ いい んだ よ ||で - ん と|かまえて||||