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進撃の巨人 3, Shingeki no Kyojin Season 3 (Attack on Titan Season 3) Episode 04

Shingeki no Kyojin Season 3 (Attack on Titan Season 3) Episode 04

( ヒッチ ) ちょっと 私 たち 離れ すぎ じゃ ない ?

( マルロ ) 離れ ない と 捜索 する 意味 が ないだ ろ

( ヒッチ ) ハア 〜 なんで あんた と こんな …

さては マルロ

私 と 二 人 っきり に なり たい んでしょ ?

ヒッチ 悪い が 俺 も お前 が 相手 で 残念だ

あ 〜 ら そう そりゃ よかった わ

( マルロ ) しかし おかしい と 思わ ない か ?

調査 兵 団 が 民間 人 を 殺して 逃げ回って る なんて

彼ら は 人類 の ため に

自分 の 命 を なげうって る 集団 な んだ ぞ

あんた ね 忘れた の ?

あいつ ら が ストヘス 区 で やった こと

あの 街 を 戦場 に 変えた こと

私 たち が いく つ も の 死体 を 運んだ こと

アニ が まだ 見つかって い ない こと

あいつ の 荷物 が まだ 私 の 部屋 に あって 邪魔な の

( マルロ ) だ が 彼ら は 潜伏 して いた 巨人 を 見つけ出して

捕らえる こと に 成功 した

そんな こと を ほか の 兵 団 に できる と 思う か ?

調査 兵 団 が このまま 解体 さ れたら 人類 は …

ん ? 静かに

水音 が する

( マルロ ) 動く な

ゆっくり こっち を 向け

調査 兵 団 だ な ?

そう だ 声 を 出す な よ

そのまま の 姿勢 で 指示 どおり に 動く …

( 着地 音 )

(2 人 ) う っ …

( リヴァイ ) そうだ ゆっくり 銃 を 前 の ヤツ に 渡せ

( アルミン ) 声 は 出さ ないで ね

♪〜

〜♪

( 牢 ( ろう ) の カギ を 開ける 音 )

( ゲラルド ) 待た せて すまなかった な エルヴィン

( カギ が 閉まる 音 )

早速 だ が 尋問 を 始め させて もらう

( ロイ ) で は 調査 兵 団 が 民間 人 を 殺害 した こと は

間違い ない と ?

( ナイル ) 状況 証拠 から 見れば な

ただ 我々 も まだ 正確な ところ を 把握 できて は い ない

( ピュレ ) つまり 捜査 は 中央 憲兵 の 主導 で 行わ れた と いう こと です か ?

おい ピュレ

すいません ドーク 師 団長

こいつ は まだ 新人 でして ね

この 壁 の 理 ( ことわり ) を 分 か っと らん のです よ

中央 憲兵 に 関わる こと は 一切 記述 し ませ ん ので

例の 新型 立体 機動 装置 に ついて も

助かる よ ロイ

( ナイル ) 新型 立体 機動 装置

散 弾 な ん ぞ 巨人 に は 無力だろう が 人 を 殺す なら それ だ

まさに 調査 兵 団 を 殺す ため だけ に ある 兵器

そして 我々 に も その 存在 が 隠さ れて いた と いう こと は

我々 は あの 銃口 が 向け られる 対象 外 で は ない と いう こと か

とにかく ヤツ ら から の 報告 が ある まで

もう 少し 待って くれ

( フレーゲル の 荒い 息 )

( ロゲール ) 待て 〜! 豚 野郎 !

( ロゲール ) バカ め そっち は 行き止まり だ

( フレーゲル ) クソ !

う っ う う …

( ワイヤー 音 )

( フレーゲル ) う あ … あ 〜!

( 部下 ) クソ い ねえ ぞ

( ロゲール ) 捜せ 捜せ

逃がす な !

( 遠ざかる 足音 )

( ハンジ ) リーブス 会長 の ご 子息 だ ね

名前 は ?

フレーゲル

( ハンジ ) よろしく フレーゲル

私 は ハンジ ・ ゾエ

早速 だ けど 憲兵 に 追わ れて る って こと は

お 父さん の 死 の 真相 を 知って る って こと だ ね ?

何 が あった か 教えて くれ

俺 が しょ ん べん 行って る 間 に 親父 ( おやじ ) は 中央 憲兵 の ヤツ ら に …

黒い コート の 長身 の 男 が 親父 を 殺した んだ

とにかく 君 が 生きて て よかった

この 真実 を 明らかに しよう

どう やって ? あんた 号外 見て ない の か ?

調査 兵 が やった と 憲兵 が 言えば そう なる んだ よ

俺 の 証言 なんか 意味 ねえ んだ

俺 が 現場 に いた こと は

もう 中央 憲兵 に は バレ ち まった みたいだ

もう 俺 の 居場所 は どこ に も ねえ

この 狭 ( せめ ) え 壁 の 中 を 逃げ回る しか 俺 の 人生 は …

クソ

まあ そう かも

だけど 私 なら そんな 人生 は 嫌だ ね

こう は 思わ ない か ? フレーゲル

一生 天敵 に おびえて

ネズミ の ように こそ こそ 生きて くぐら い なら

命 を なげうって でも その 天敵 に 一 矢 報いて やろう と

思わ ねえ よ !

誰 も が あんた ら みたいな 死 生 観 で 生きて る わけじゃ ない んだ

なにも あんた に 貶 ( けな ) さ れる ような 筋合い は ねえ よ

商会 や 家族 に 真実 を 教えて あげ たく ない の か

は あ ? そりゃ あんた ら の 都合 だ ろ

( ハンジ ) 当たり前だ ( フレーゲル ) ひ いっ

お前 も 自分 の 都合 を 通して みろ

( 住民 ) 誰 だ ? 屋根 の 上 で 騒いで る ヤツ は

( ハンジ ) さあ ついてきて もらう よ フレーゲル

嫌だ もう あんた たち は 負けた んだ

敗者 な んだ よ !

何 言って ん の ?

調査 兵 団 は いまだ 負けた こと しか ない んだ よ

( リヴァイ ) 憲兵 に 変装 して 検問 を 抜け

併せて エレン たち が 運ば れた 場所 を 探り 出す

もう こんな こと しか 思いつか ねえ と は

どの 道 時間 は ない

短期 決戦 に 懸ける しか ねえ

( ジャン ) 兵 長

ん ?

さて …

ストヘス 区 憲兵 支部 所属 マルロ ・ フロイデンベルク 2 等 兵

( マルロ ) リヴァイ 兵 長 本物 だ

( リヴァイ ) 同じく ヒッチ ・ ドリス 2 等 兵

お前 ら の 処遇 だ が …

(2 人 ) う っ

あなた たち の せい で ストヘス 区 の 人民 が

100 人 以上 死に ました

あ ?

おい

あなた たち は

自分 が 正義 の 味方 の つもりな の かも しれ ませ ん が

被害 者 や その 家族 は 突然 地獄 に 落とさ れた んです よ

ああ 知って る

あんた たち 南方 訓練 兵 団 出身 なん だって ね

アニ ・ レオンハート と 同じ

仲 良かった の ?

あっ …

( ヒッチ ) いや 友達 なんか い なかった でしょ

あいつ 暗くて 愛想 悪い し

人 と 関わる の 怖がって る ような 子 だった し

あいつ の こと まだ 何も 知ら なかった のに

あの 日 以来 見つかって ない の は

巨人 に グチャグチャ に さ れて 見分け つか なく なった から でしょ !

いい や

潜伏 して た 巨人 の 正体 が アニ ・ レオンハート だった から だ

(2 人 ) え ?

まったく 嫌に なる よ な

この 世界 の こと を 何も 知ら ねえ の は 俺 ら も みんな 同じだ

この 壁 の 中心 に いる ヤツ ら 以外 は な

お前たち は 俺 ら の 出発 と 同時に 解放 する

アニ が …

リヴァイ 兵士 長 俺 に 協力 さ せて ください

俺 に は あなた たち が 間違って いる と は 思え ませ ん

この 世界 の 不正 を 正す こと が できる の なら

俺 は 何 だって やり ます !

なんだ お前 は

お 願い し ます リヴァイ 兵 士長

ダメだ

お前 に 体制 を 敵 に 回す 覚悟 が ある か なんて

俺 に は 測れ ない

行く ぞ

サシャ 2 人 を この 辺 に 拘束 しろ

( サシャ ) はい

兵 長 ! 俺 に やら せて ください

( リヴァイ ) 任せる

止まれ

( マルロ ) ここ で 見た こと は 忘れる よ

そりゃ そうだ

お前たち は ここ で 死ぬ から な

( マルロ ) な っ … 話 が 違う ぞ

やっぱり お前 ら を 逃がす の は 危険だ

俺 の 独断 で 殺す こと に した

信じて くれ

あんた たち は 人類 を 救う ため に 戦って る と 分かって る

( マルロ ) だ ろ ? ヒッチ ( ヒッチ ) うん うん

信用 できる わけ ねえ だ ろ

特に おかっぱ お前 は ダメだ

一体 なんで そんな 髪 型 に した の か 俺 は いまいち 共感 でき ねえ !

うわ っ

ヒッチ 逃げろ

俺 の 銃 の ほう が 速い

一 か 八 か やって みる か ?

お前 の ナイフ と 俺 の 銃 どっち が 速 ( はえ ) え か

待て 俺 は 本当に 味方 だ

俺 たち に つく なんて 信じ られる わけ ねえ だ ろ

どう 考えたら 劣勢 の 俺 たち が 今 から 人類 を 救える と 思える んだ よ

じゃあ なんで あんた は

そんな 調査 兵 団 なんか やって んだ よ

俺 は 入る 兵 団 を 間違えた よ

あんた が 今 も 命 を 懸けて 戦い 続ける かぎり

俺 は あんた を 信じる

( 落ちた 音 )

う っ … ぐ わ 〜!

( マルロ ) ヒッチ !

この 馬 面 が 〜!

( マルロ ) よせ ヒッチ 彼 は 俺 を 試した だけ だ

( ヒッチ ) えっ は あ ?

( ジャン ) ハア

( マルロ ) なあ あんた

もし 俺 が ナイフ を 振り下ろして たら どう する つもりだった んだ ?

なぜ 俺 を そこ まで 信用 した ?

なんか お前 俺 の 嫌いな ヤツ と 似て た から な

あの バカに

その バカ って アニ が 言って た ヤツ と 同じ ヤツ か ?

知ら ねえ よ バカ ばっ か いる から

お互い 半端 者 ( はんぱ もん ) で 助かった な

マルロ お前 の 覚悟 は 証明 できた

あっ

これ なら リヴァイ 兵 長 も 納得 する はずだ

俺 たち に 力 を 貸して くれ

( マルロ ) あそこ が 最も 警備 が 手薄な 検問 所 です

よし あと は 俺 たち で やる

お前たち は 怪しま れ ない うち に 隊 に 戻れ

(2 人 ) はい

( リヴァイ ) マルロ ヒッチ

助かった

(2 人 ) はっ

行く ぞ

今度 は こっち から 仕掛ける

( 近づく 馬車 の 音 ) ( 憲兵 ) ん ?

う お 〜!

( 衝突 音 )

( 憲兵 たち の うめき声 )

( 物音 )

( リヴァイ ) 俺 だ

( アルミン ) 兵 長 その 人 は ?

( リヴァイ ) 中央 憲兵 だ

こいつ に は 聞く こと が ある

移動 する ぞ

( 複数 が 走る 足音 )

( 荒い 息遣い )

( ロゲール ) ヘヘヘッ

バカだ ね まったく こんな 廃虚 に 逃げ込む なんて

ちき しょう

でも 助かった よ フレーゲル ・ リーブス

お前 を 逃がし ち まった とき 俺 は もう …

本当に おしまい だ 〜!

( 泣き声 )

殺さ れる か と 思った よ ヒヒッ

じゃあ な フレーゲル あり が と な

( フレーゲル ) ひ っ は っ し … 質問 !

どうして 親父 は 殺さ れた んだ ? お前 ら 中央 憲兵 に よって

あ ? そんな こと 聞いて どう する

俺 たち は お前 の 死体 に 用 が ある だけ な んだ よ

し … 死ぬ 前 に 知り たい んだ

親父 は 何 を して あんな 目 に 遭った の か を

あ ? 知ら なかった の か ?

ヤツ は 俺 ら を 裏切って 調査 兵 団 の 側 に ついた んだ よ

う … 裏切った って

調査 兵 団 から 人 を さらう よう 中央 憲兵 が 依頼 した の か ?

俺 たち と は 別の 隊 だ が な

何にも 教えて もらえ なかった んだ な ボンクラ 息子 は 何にも

( フレーゲル ) その 依頼 断って いたら ?

( ロゲール ) そりゃ ある 程度 の 情報 を 知 っち まった し

命 は なかった だろう な

バカな ヤツ だ

従業 員 や この 街 に 固執 して なきゃ な

( フレーゲル ) あんた なんか に ゃ 分か ん ねえ よ

ん ?

知った ふうな 口 利き や がって

親父 は 俺 に 教えて くれた よ

商人 は 嗅覚 が 大事だ って な

だから 俺 は 嗅ぎ分けた

親父 たち の 無念 を 晴ら せる 人 たち を

俺 は 選んだ

どうした ん だ ? フレーゲル

最後 は 豚 らしく ピーピー 泣けよ !

お前 ら は もう 用 済み だ

上 を 見ろ マヌケ !

( ハンジ ) ふ っ !

( ハンジ ・ モブリット ) とりゃ 〜!

( 銃声 )

( ハンジ ) うりゃ !

痛 ( い ) って 〜!

( モブリット ) 分隊 長 ワイルド すぎ ます !

やった ぞ ! 聞いた か みんな

な … 調査 兵 団 なぜ ?

う っ

( 住民 ) 廃虚 に 見えた か ?

( 住民 ) あんた から 見りゃ そうだろう が 悪い な

俺 ら は こう な っち まった 所 に も まだ 住んで んだ よ

全部 聞いた ぜ 中央 憲兵 の 企 ( たくら ) み は

ここ に いる 全員 が 証人 だ

そ … それ が 何 に なる

何 が 事実 か を 決める の は 王政 だ

お前 ら 俺 に こんな こと を して ただ で 済む と 思う な よ

お前 ら は もう おしまい … う っ

みんな 安心 して くれ

この 街 は リーブス 商会 が 守る

今日 から フレーゲル ・ リーブス

俺 が 会長 だ

だから よろしく … お 願い し ます

( 拍手 )

( 住民 ) よろしく 頼む ぜ 会長

( 住民 ) 声 小 せ え ぞ

( ハンジ ) 就任 お めで と

じゃ 憲兵 を 頼んだ よ

おう

( 鳴り 続く 拍手 )

( 憲兵 ) やめろ … ( 蹴る 音 )

エレン と クリスタ は どこ だ ?

ハハ 勇ましい な

さっき の 検問 所 に いた の は まだ 右 も 左 も 分から ん 新 兵 だ

そんな の を 殴り 倒して 英雄 気取り か

それ は 気の毒な こと を した な

( うめき声 )

( リヴァイ ) 特に あんた の 口 は 気の毒でしょう が ない

まだ まともに しゃべれる うち に 口 を 使った ほう が いい ぞ

エレン と クリスタ は どこ だ ?

( せきこみ )

ムダ な んだ よ

お前 ら に できる こと は

この 壁 の 中 を 泥 クソ に まみれて 逃げ回る こと だけ だ

お前 ら が 出頭 し なければ

捕らわれた 調査 兵 は 全員 処刑 さ れる

最初 は 調査 兵 団 最高 責任 者 である エルヴィン ・ スミス から だ

( 腕 が 折れる 音 ) ぐ わ 〜!

うる せ えよ さっき の 質問 に 答え なかった 分 だ

調査 兵 団 の 命 に は 優先 順位 って もん が ある

それ を 承知 の バカ ども の 集まり が 俺 ら だ

エレン と クリスタ の 居場所 を 言え

し … 知ら ない

本当に 教え られて ない んだ

ケニー ・ アッカーマン は とても 用心深い

アッカーマン ?

( ミカサ ) ん ?

それ が ケニー ヤツ の 姓 か

( 憲兵 ) そうだ が

まあ 確かに ヤツ は 教え ねえ よ な

大事な こと は 特に

しかし 心当たり くらい ある だ ろ

思い出す まで 頑張ろう か

ひ っ よせ

まだ 骨 は 何 本 も ある こと だ しな

あんた まともじゃ ない

かも な

あっ ちから 誰 か 来 ます

複数 い ます

言った ろ 兵 長

もう ムダ な んだ よ

何もかも な

調査 兵 団 は ここ で 最後 だ

( ナイル ) なんて ザマ だ

この 間 俺 に 偉 そうに 説教 たれ といて

王 へ の 謁見 が 決まった ぞ

そこ で 調査 兵 団 の 解体 と お前 の 処分 が 下される 流れだ

ナイル か

( せきこみ )

お前 の 家 は どこ だ ?

ストヘス 区 だった か ?

マリー は …

お前 の 家族 は

元気に 暮らして いる の か ?

元気に 暮らして いる 子供 たち も マリー も

最近 は 帰れて い ない が

場所 は ウォール ・ ローゼ 東 区 だ

( エルヴィン ) そう か

何 な んだ ? この 質問 は

( エルヴィン ) ピクシス 指令 に ある こと を 委ねた

もし その とき が 来れば だ が

その とき 俺 は ただ 見て いる

選ぶ の は お前 だ

そして 彼ら だ

( デレトフ ) それ で 結局 エルヴィン から は 何も 出 なかった のだ な ?

( ゲラルド ) ああ

ニック が ウォール 教 の 司祭 だった 事実 は 知ら なかった

ヒストリア ・ レイス と いう 名前 は 本人 の 自己 申告

その 一点張り だ

( ローデリヒ ) ぬけぬけ と

( アウリール ) まあ よい

ヤツ は 既に 籠 の 中 の 鳥 だ 死 を 待つ だけ のな

( ノック )

( 一同 ) ん ? ( ドア が 開く 音 )

( 文 官 ) 失礼 し ます

エルヴィン ・ スミス が 到着 し ました

( デレトフ ) 分かった すぐに 行く

( アウリール ) ヤツ を 死刑 に し さえ すれば

全て は 元どおりだ

これ まで と 同じ ように

壁 の 秘密 は 守ら れ 壁 内 の 平和 も 守ら れる

永遠に な

( アウリール ) エルヴィン

最後に 言い残し たい こと は ある か ?

♪〜

〜♪

( アルミン ) 彼ら は 国 を 守る ため 王 を 守る ため

真実 を 隠し 続けた

しかし それ は 国民 の 反乱 を 呼ぶ こと に なる

次回 「 回答 」


Shingeki no Kyojin Season 3 (Attack on Titan Season 3) Episode 04 shingeki||kyojin|season|attack||titan|season|episode Shingeki no Kyojin Season 3 (Attack on Titan Season 3) Episode 04

( ヒッチ ) ちょっと 私 たち 離れ すぎ じゃ ない ? ||わたくし||はなれ|||

( マルロ ) 離れ ない と 捜索 する 意味 が ないだ ろ |はなれ|||そうさく||いみ|||

( ヒッチ ) ハア 〜 なんで あんた と こんな …

さては マルロ

私 と 二 人 っきり に なり たい んでしょ ? わたくし||ふた|じん|||||

ヒッチ 悪い が 俺 も お前 が 相手 で 残念だ |わるい||おれ||おまえ||あいて||ざんねんだ

あ 〜 ら そう そりゃ よかった わ

( マルロ ) しかし おかしい と 思わ ない か ? ||||おもわ||

調査 兵 団 が 民間 人 を 殺して 逃げ回って る なんて ちょうさ|つわもの|だん||みんかん|じん||ころして|にげまわって||

彼ら は 人類 の ため に かれら||じんるい|||

自分 の 命 を なげうって る 集団 な んだ ぞ じぶん||いのち||||しゅうだん|||

あんた ね   忘れた の ? ||わすれた|

あいつ ら が ストヘス 区 で やった こと ||||く|||

あの 街 を 戦場 に 変えた こと |がい||せんじょう||かえた|

私 たち が いく つ も の 死体 を 運んだ こと わたくし|||||||したい||はこんだ|

アニ が まだ 見つかって い ない こと |||みつかって|||

あいつ の 荷物 が まだ 私 の 部屋 に あって 邪魔な の ||にもつ|||わたくし||へや|||じゃまな|

( マルロ ) だ が 彼ら は 潜伏 して いた 巨人 を 見つけ出して |||かれら||せんぷく|||きょじん||みつけだして

捕らえる こと に 成功 した とらえる|||せいこう|

そんな こと を ほか の 兵 団 に できる と 思う か ? |||||つわもの|だん||||おもう|

調査 兵 団 が このまま 解体 さ れたら 人類 は … ちょうさ|つわもの|だん|||かいたい|||じんるい|

ん ?  静かに |しずかに

水音 が する みずおと||

( マルロ ) 動く な |うごく|

ゆっくり こっち を 向け |||むけ

調査 兵 団 だ な ? ちょうさ|つわもの|だん||

そう だ   声 を 出す な よ ||こえ||だす||

そのまま の 姿勢 で 指示 どおり に 動く … ||しせい||しじ|||うごく

( 着地 音 ) ちゃくち|おと

(2 人 ) う っ … じん||

( リヴァイ ) そうだ ゆっくり 銃 を 前 の ヤツ に 渡せ |そう だ||じゅう||ぜん||やつ||わたせ

( アルミン ) 声 は 出さ ないで ね |こえ||ださ||

♪〜

〜♪

( 牢 ( ろう ) の カギ を 開ける 音 ) ろう|||かぎ||あける|おと

( ゲラルド ) 待た せて すまなかった な エルヴィン |また||||

( カギ が 閉まる 音 ) かぎ||しまる|おと

早速 だ が 尋問 を 始め させて もらう さっそく|||じんもん||はじめ|さ せて|

( ロイ ) で は 調査 兵 団 が 民間 人 を 殺害 した こと は |||ちょうさ|つわもの|だん||みんかん|じん||さつがい|||

間違い ない と ? まちがい||

( ナイル ) 状況 証拠 から 見れば な |じょうきょう|しょうこ||みれば|

ただ 我々 も まだ 正確な ところ を 把握 できて は い ない |われわれ|||せいかくな|||はあく||||

( ピュレ ) つまり 捜査 は 中央 憲兵 の 主導 で 行わ れた と いう こと です か ? ||そうさ||ちゅうおう|けんぺい||しゅどう||おこなわ||||||

おい ピュレ

すいません ドーク 師 団長 ||し|だんちょう

こいつ は まだ 新人 でして ね |||しんじん||

この 壁 の 理 ( ことわり ) を 分 か っと らん のです よ |かべ||り|||ぶん|||||

中央 憲兵 に 関わる こと は 一切 記述 し ませ ん ので ちゅうおう|けんぺい||かかわる|||いっさい|きじゅつ||||

例の 新型 立体 機動 装置 に ついて も れいの|しんがた|りったい|きどう|そうち|||

助かる よ ロイ たすかる||

( ナイル ) 新型 立体 機動 装置 |しんがた|りったい|きどう|そうち

散 弾 な ん ぞ 巨人 に は 無力だろう が 人 を 殺す なら それ だ ち|たま||||きょじん|||むりょくだろう||じん||ころす|||

まさに 調査 兵 団 を 殺す ため だけ に ある 兵器 |ちょうさ|つわもの|だん||ころす|||||へいき

そして 我々 に も その 存在 が 隠さ れて いた と いう こと は |われわれ||||そんざい||かくさ||||||

我々 は あの 銃口 が 向け られる 対象 外 で は ない と いう こと か われわれ|||じゅうこう||むけ||たいしょう|がい|||||||

とにかく ヤツ ら から の 報告 が ある まで |やつ||||ほうこく|||

もう 少し 待って くれ |すこし|まって|

( フレーゲル の 荒い 息 ) ||あらい|いき

( ロゲール ) 待て 〜!  豚 野郎 ! |まて|ぶた|やろう

( ロゲール ) バカ め   そっち は 行き止まり だ |ばか||||いきどまり|

( フレーゲル ) クソ ! |くそ

う っ う う …

( ワイヤー 音 ) |おと

( フレーゲル ) う あ … あ 〜!

( 部下 ) クソ   い ねえ ぞ ぶか|くそ|||

( ロゲール ) 捜せ 捜せ |さがせ|さがせ

逃がす な ! にがす|

( 遠ざかる 足音 ) とおざかる|あしおと

( ハンジ ) リーブス 会長 の ご 子息 だ ね ||かいちょう|||しそく||

名前 は ? なまえ|

フレーゲル

( ハンジ ) よろしく フレーゲル

私 は ハンジ ・ ゾエ わたくし|||

早速 だ けど 憲兵 に 追わ れて る って こと は さっそく|||けんぺい||おわ|||||

お 父さん の 死 の 真相 を 知って る って こと だ ね ? |とうさん||し||しんそう||しって|||||

何 が あった か 教えて くれ なん||||おしえて|

俺 が しょ ん べん 行って る 間 に 親父 ( おやじ ) は 中央 憲兵 の ヤツ ら に … おれ|||||おこなって||あいだ||おやじ|||ちゅうおう|けんぺい||やつ||

黒い コート の 長身 の 男 が 親父 を 殺した んだ くろい|こーと||ちょうしん||おとこ||おやじ||ころした|

とにかく 君 が 生きて て よかった |きみ||いきて||

この 真実 を 明らかに しよう |しんじつ||あきらかに|

どう やって ? あんた 号外 見て ない の か ? |||ごうがい|みて|||

調査 兵 が やった と 憲兵 が 言えば そう なる んだ よ ちょうさ|つわもの||||けんぺい||いえば||||

俺 の 証言 なんか 意味 ねえ んだ おれ||しょうげん||いみ||

俺 が 現場 に いた こと は おれ||げんば||||

もう 中央 憲兵 に は バレ ち まった みたいだ |ちゅうおう|けんぺい||||||

もう 俺 の 居場所 は どこ に も ねえ |おれ||いばしょ|||||

この 狭 ( せめ ) え 壁 の 中 を 逃げ回る しか 俺 の 人生 は … |せま|||かべ||なか||にげまわる||おれ||じんせい|

クソ くそ

まあ そう かも

だけど 私 なら そんな 人生 は 嫌だ ね |わたくし|||じんせい||いやだ|

こう は 思わ ない か ?  フレーゲル ||おもわ|||

一生 天敵 に おびえて いっしょう|てんてき||

ネズミ の ように こそ こそ 生きて くぐら い なら ねずみ|||||いきて|||

命 を なげうって でも その 天敵 に 一 矢 報いて やろう と いのち|||||てんてき||ひと|や|むくいて||

思わ ねえ よ ! おもわ||

誰 も が あんた ら みたいな 死 生 観 で 生きて る わけじゃ ない んだ だれ||||||し|せい|かん||いきて||||

なにも あんた に 貶 ( けな ) さ れる ような 筋合い は ねえ よ |||さげす|||||すじあい|||

商会 や 家族 に 真実 を 教えて あげ たく ない の か しょうかい||かぞく||しんじつ||おしえて|||||

は あ ? そりゃ あんた ら の 都合 だ ろ ||||||つごう||

( ハンジ ) 当たり前だ ( フレーゲル ) ひ いっ |あたりまえだ|||

お前 も 自分 の 都合 を 通して みろ おまえ||じぶん||つごう||とおして|

( 住民 ) 誰 だ ?  屋根 の 上 で 騒いで る ヤツ は じゅうみん|だれ||やね||うえ||さわいで||やつ|

( ハンジ ) さあ ついてきて もらう よ フレーゲル

嫌だ もう あんた たち は 負けた んだ いやだ|||||まけた|

敗者 な んだ よ ! はいしゃ|||

何 言って ん の ? なん|いって||

調査 兵 団 は いまだ 負けた こと しか ない んだ よ ちょうさ|つわもの|だん|||まけた|||||

( リヴァイ ) 憲兵 に 変装 して 検問 を 抜け |けんぺい||へんそう||けんもん||ぬけ

併せて エレン たち が 運ば れた 場所 を 探り 出す あわせて||||はこば||ばしょ||さぐり|だす

もう こんな こと しか 思いつか ねえ と は ||||おもいつか|||

どの 道 時間 は ない |どう|じかん||

短期 決戦 に 懸ける しか ねえ たんき|けっせん||かける||

( ジャン ) 兵 長 |つわもの|ちょう

ん ?

さて …

ストヘス 区 憲兵 支部 所属 マルロ ・ フロイデンベルク 2 等 兵 |く|けんぺい|しぶ|しょぞく|||とう|つわもの

( マルロ ) リヴァイ 兵 長   本物 だ ||つわもの|ちょう|ほんもの|

( リヴァイ ) 同じく ヒッチ ・ ドリス 2 等 兵 |おなじく|||とう|つわもの

お前 ら の 処遇 だ が … おまえ|||しょぐう||

(2 人 ) う っ じん||

あなた たち の せい で ストヘス 区 の 人民 が ||||||く||じんみん|

100 人 以上 死に ました じん|いじょう|しに|

あ ?

おい

あなた たち は

自分 が 正義 の 味方 の つもりな の かも しれ ませ ん が じぶん||せいぎ||みかた||||||||

被害 者 や その 家族 は 突然 地獄 に 落とさ れた んです よ ひがい|もの|||かぞく||とつぜん|じごく||おとさ|||

ああ   知って る |しって|

あんた たち 南方 訓練 兵 団 出身 なん だって ね ||なんぽう|くんれん|つわもの|だん|しゅっしん|||

アニ ・ レオンハート と 同じ |||おなじ

仲 良かった の ? なか|よかった|

あっ …

( ヒッチ ) いや 友達 なんか い なかった でしょ ||ともだち||||

あいつ 暗くて 愛想 悪い し |くらくて|あいそ|わるい|

人 と 関わる の 怖がって る ような 子 だった し じん||かかわる||こわがって|||こ||

あいつ の こと まだ 何も 知ら なかった のに ||||なにも|しら||

あの 日 以来 見つかって ない の は |ひ|いらい|みつかって|||

巨人 に グチャグチャ に さ れて 見分け つか なく なった から でしょ ! きょじん||||||みわけ|||||

いい や

潜伏 して た 巨人 の 正体 が アニ ・ レオンハート だった から だ せんぷく|||きょじん||しょうたい||||||

(2 人 ) え ? じん|

まったく 嫌に なる よ な |いやに|||

この 世界 の こと を 何も 知ら ねえ の は 俺 ら も みんな 同じだ |せかい||||なにも|しら||||おれ||||おなじだ

この 壁 の 中心 に いる ヤツ ら 以外 は な |かべ||ちゅうしん|||やつ||いがい||

お前たち は 俺 ら の 出発 と 同時に 解放 する おまえたち||おれ|||しゅっぱつ||どうじに|かいほう|

アニ が …

リヴァイ 兵士 長 俺 に 協力 さ せて ください |へいし|ちょう|おれ||きょうりょく|||

俺 に は あなた たち が 間違って いる と は 思え ませ ん おれ||||||まちがって||||おもえ||

この 世界 の 不正 を 正す こと が できる の なら |せかい||ふせい||ただす|||||

俺 は 何 だって やり ます ! おれ||なん|||

なんだ お前 は |おまえ|

お 願い し ます   リヴァイ 兵 士長 |ねがい||||つわもの|しちょう

ダメだ だめだ

お前 に 体制 を 敵 に 回す 覚悟 が ある か なんて おまえ||たいせい||てき||まわす|かくご||||

俺 に は 測れ ない おれ|||はかれ|

行く ぞ いく|

サシャ  2 人 を この 辺 に 拘束 しろ |じん|||ほとり||こうそく|

( サシャ ) はい

兵 長 !  俺 に やら せて ください つわもの|ちょう|おれ||||

( リヴァイ ) 任せる |まかせる

止まれ とどまれ

( マルロ ) ここ で 見た こと は 忘れる よ |||みた|||わすれる|

そりゃ そうだ |そう だ

お前たち は ここ で 死ぬ から な おまえたち||||しぬ||

( マルロ ) な っ … 話 が 違う ぞ |||はなし||ちがう|

やっぱり お前 ら を 逃がす の は 危険だ |おまえ|||にがす|||きけんだ

俺 の 独断 で 殺す こと に した おれ||どくだん||ころす|||

信じて くれ しんじて|

あんた たち は 人類 を 救う ため に 戦って る と 分かって る |||じんるい||すくう|||たたかって|||わかって|

( マルロ ) だ ろ ?  ヒッチ ( ヒッチ ) うん うん

信用 できる わけ ねえ だ ろ しんよう|||||

特に おかっぱ   お前 は ダメだ とくに||おまえ||だめだ

一体 なんで そんな 髪 型 に した の か 俺 は いまいち 共感 でき ねえ ! いったい|||かみ|かた|||||おれ|||きょうかん||

うわ っ

ヒッチ 逃げろ |にげろ

俺 の 銃 の ほう が 速い おれ||じゅう||||はやい

一 か 八 か やって みる か ? ひと||やっ||||

お前 の ナイフ と 俺 の 銃 どっち が 速 ( はえ ) え か おまえ||ないふ||おれ||じゅう|||はや|||

待て   俺 は 本当に 味方 だ まて|おれ||ほんとうに|みかた|

俺 たち に つく なんて 信じ られる わけ ねえ だ ろ おれ|||||しんじ|||||

どう 考えたら 劣勢 の 俺 たち が 今 から 人類 を 救える と 思える んだ よ |かんがえたら|れっせい||おれ|||いま||じんるい||すくえる||おもえる||

じゃあ なんで あんた は

そんな 調査 兵 団 なんか やって んだ よ |ちょうさ|つわもの|だん||||

俺 は 入る 兵 団 を 間違えた よ おれ||はいる|つわもの|だん||まちがえた|

あんた が 今 も 命 を 懸けて 戦い 続ける かぎり ||いま||いのち||かけて|たたかい|つづける|

俺 は あんた を 信じる おれ||||しんじる

( 落ちた 音 ) おちた|おと

う っ … ぐ わ 〜!

( マルロ ) ヒッチ !

この 馬 面 が 〜! |うま|おもて|

( マルロ ) よせ ヒッチ 彼 は 俺 を 試した だけ だ |||かれ||おれ||ためした||

( ヒッチ ) えっ   は あ ?

( ジャン ) ハア

( マルロ ) なあ あんた

もし 俺 が ナイフ を 振り下ろして たら どう する つもりだった んだ ? |おれ||ないふ||ふりおろして|||||

なぜ 俺 を そこ まで 信用 した ? |おれ||||しんよう|

なんか お前 俺 の 嫌いな ヤツ と 似て た から な |おまえ|おれ||きらいな|やつ||にて|||

あの バカに |ばかに

その バカ って アニ が 言って た ヤツ と 同じ ヤツ か ? |ばか||||いって||やつ||おなじ|やつ|

知ら ねえ よ   バカ ばっ か いる から しら|||ばか||||

お互い 半端 者 ( はんぱ もん ) で 助かった な おたがい|はんぱ|もの||||たすかった|

マルロ お前 の 覚悟 は 証明 できた |おまえ||かくご||しょうめい|

あっ

これ なら リヴァイ 兵 長 も 納得 する はずだ |||つわもの|ちょう||なっとく||

俺 たち に 力 を 貸して くれ おれ|||ちから||かして|

( マルロ ) あそこ が 最も 警備 が 手薄な 検問 所 です |||もっとも|けいび||てうすな|けんもん|しょ|

よし   あと は 俺 たち で やる |||おれ|||

お前たち は 怪しま れ ない うち に 隊 に 戻れ おまえたち||あやしま|||||たい||もどれ

(2 人 ) はい じん|

( リヴァイ ) マルロ ヒッチ

助かった たすかった

(2 人 ) はっ じん|

行く ぞ いく|

今度 は こっち から 仕掛ける こんど||||しかける

( 近づく 馬車 の 音 ) ( 憲兵 ) ん ? ちかづく|ばしゃ||おと|けんぺい|

う お 〜!

( 衝突 音 ) しょうとつ|おと

( 憲兵 たち の うめき声 ) けんぺい|||うめきごえ

( 物音 ) ものおと

( リヴァイ ) 俺 だ |おれ|

( アルミン ) 兵 長   その 人 は ? |つわもの|ちょう||じん|

( リヴァイ ) 中央 憲兵 だ |ちゅうおう|けんぺい|

こいつ に は 聞く こと が ある |||きく|||

移動 する ぞ いどう||

( 複数 が 走る 足音 ) ふくすう||はしる|あしおと

( 荒い 息遣い ) あらい|いきづかい

( ロゲール ) ヘヘヘッ

バカだ ね まったく こんな 廃虚 に 逃げ込む なんて ばかだ||||はいきょ||にげこむ|

ちき しょう

でも 助かった よ フレーゲル ・ リーブス |たすかった|||

お前 を 逃がし ち まった とき 俺 は もう … おまえ||にがし||||おれ||

本当に おしまい だ 〜! ほんとうに||

( 泣き声 ) なきごえ

殺さ れる か と 思った よ   ヒヒッ ころさ||||おもった||

じゃあ な フレーゲル   あり が と な

( フレーゲル ) ひ っ は っ し … 質問 ! ||||||しつもん

どうして 親父 は 殺さ れた んだ ? お前 ら 中央 憲兵 に よって |おやじ||ころさ|||おまえ||ちゅうおう|けんぺい||

あ ?  そんな こと 聞いて どう する |||きいて||

俺 たち は お前 の 死体 に 用 が ある だけ な んだ よ おれ|||おまえ||したい||よう||||||

し … 死ぬ 前 に 知り たい んだ |しぬ|ぜん||しり||

親父 は 何 を して あんな 目 に 遭った の か を おやじ||なん||||め||あった|||

あ ?  知ら なかった の か ? |しら|||

ヤツ は 俺 ら を 裏切って 調査 兵 団 の 側 に ついた んだ よ やつ||おれ|||うらぎって|ちょうさ|つわもの|だん||がわ||||

う … 裏切った って |うらぎった|

調査 兵 団 から 人 を さらう よう 中央 憲兵 が 依頼 した の か ? ちょうさ|つわもの|だん||じん||||ちゅうおう|けんぺい||いらい|||

俺 たち と は 別の 隊 だ が な おれ||||べつの|たい|||

何にも 教えて もらえ なかった んだ な ボンクラ 息子 は 何にも なんにも|おしえて||||||むすこ||なんにも

( フレーゲル ) その 依頼 断って いたら ? ||いらい|たって|

( ロゲール ) そりゃ ある 程度 の 情報 を 知 っち まった し |||ていど||じょうほう||ち|||

命 は なかった だろう な いのち||||

バカな ヤツ だ ばかな|やつ|

従業 員 や この 街 に 固執 して なきゃ な じゅうぎょう|いん|||がい||こしつ|||

( フレーゲル ) あんた なんか に ゃ 分か ん ねえ よ |||||わか|||

ん ?

知った ふうな 口 利き や がって しった||くち|きき||

親父 は 俺 に 教えて くれた よ おやじ||おれ||おしえて||

商人 は 嗅覚 が 大事だ って な しょうにん||きゅうかく||だいじだ||

だから 俺 は 嗅ぎ分けた |おれ||かぎわけた

親父 たち の 無念 を 晴ら せる 人 たち を おやじ|||むねん||はら||じん||

俺 は 選んだ おれ||えらんだ

どうした ん だ ?  フレーゲル

最後 は 豚 らしく ピーピー 泣けよ ! さいご||ぶた||ぴーぴー|なけよ

お前 ら は もう 用 済み だ おまえ||||よう|すみ|

上 を 見ろ マヌケ ! うえ||みろ|

( ハンジ ) ふ っ !

( ハンジ ・ モブリット ) とりゃ 〜!

( 銃声 ) じゅうせい

( ハンジ ) うりゃ !

痛 ( い ) って 〜! つう||

( モブリット ) 分隊 長 ワイルド すぎ ます ! |ぶんたい|ちょう|||

やった ぞ !  聞いた か みんな ||きいた||

な … 調査 兵 団   なぜ ? |ちょうさ|つわもの|だん|

う っ

( 住民 ) 廃虚 に 見えた か ? じゅうみん|はいきょ||みえた|

( 住民 ) あんた から 見りゃ そうだろう が 悪い な じゅうみん|||みりゃ|そう だろう||わるい|

俺 ら は こう な っち まった 所 に も まだ 住んで んだ よ おれ|||||||しょ||||すんで||

全部 聞いた ぜ   中央 憲兵 の 企 ( たくら ) み は ぜんぶ|きいた||ちゅうおう|けんぺい||たくら|||

ここ に いる 全員 が 証人 だ |||ぜんいん||しょうにん|

そ … それ が 何 に なる |||なん||

何 が 事実 か を 決める の は 王政 だ なん||じじつ|||きめる|||おうせい|

お前 ら 俺 に こんな こと を して ただ で 済む と 思う な よ おまえ||おれ||||||||すむ||おもう||

お前 ら は もう おしまい … う っ おまえ||||||

みんな   安心 して くれ |あんしん||

この 街 は リーブス 商会 が 守る |がい|||しょうかい||まもる

今日 から フレーゲル ・ リーブス きょう|||

俺 が 会長 だ おれ||かいちょう|

だから よろしく … お 願い し ます |||ねがい||

( 拍手 ) はくしゅ

( 住民 ) よろしく 頼む ぜ 会長 じゅうみん||たのむ||かいちょう

( 住民 ) 声 小 せ え ぞ じゅうみん|こえ|しょう|||

( ハンジ ) 就任 お めで と |しゅうにん|||

じゃ 憲兵 を 頼んだ よ |けんぺい||たのんだ|

おう

( 鳴り 続く 拍手 ) なり|つづく|はくしゅ

( 憲兵 ) やめろ … ( 蹴る 音 ) けんぺい||ける|おと

エレン と クリスタ は どこ だ ?

ハハ   勇ましい な |いさましい|

さっき の 検問 所 に いた の は まだ 右 も 左 も 分から ん 新 兵 だ ||けんもん|しょ||||||みぎ||ひだり||わから||しん|つわもの|

そんな の を 殴り 倒して 英雄 気取り か |||なぐり|たおして|えいゆう|きどり|

それ は 気の毒な こと を した な ||きのどくな||||

( うめき声 ) うめきごえ

( リヴァイ ) 特に あんた の 口 は 気の毒でしょう が ない |とくに|||くち||きのどくでしょう||

まだ まともに しゃべれる うち に 口 を 使った ほう が いい ぞ |||||くち||つかった||||

エレン と クリスタ は どこ だ ?

( せきこみ )

ムダ な んだ よ むだ|||

お前 ら に できる こと は おまえ|||||

この 壁 の 中 を 泥 クソ に まみれて 逃げ回る こと だけ だ |かべ||なか||どろ|くそ|||にげまわる|||

お前 ら が 出頭 し なければ おまえ|||しゅっとう||

捕らわれた 調査 兵 は 全員 処刑 さ れる とらわれた|ちょうさ|つわもの||ぜんいん|しょけい||

最初 は 調査 兵 団 最高 責任 者 である エルヴィン ・ スミス から だ さいしょ||ちょうさ|つわもの|だん|さいこう|せきにん|もの|||すみす||

( 腕 が 折れる 音 ) ぐ わ 〜! うで||おれる|おと||

うる せ えよ さっき の 質問 に 答え なかった 分 だ |||||しつもん||こたえ||ぶん|

調査 兵 団 の 命 に は 優先 順位 って もん が ある ちょうさ|つわもの|だん||いのち|||ゆうせん|じゅんい||||

それ を 承知 の バカ ども の 集まり が 俺 ら だ ||しょうち||ばか|||あつまり||おれ||

エレン と クリスタ の 居場所 を 言え ||||いばしょ||いえ

し … 知ら ない |しら|

本当に 教え られて ない んだ ほんとうに|おしえ|||

ケニー ・ アッカーマン は とても 用心深い ||||ようじんぶかい

アッカーマン ?

( ミカサ ) ん ?

それ が ケニー   ヤツ の 姓 か |||やつ||せい|

( 憲兵 ) そうだ が けんぺい|そう だ|

まあ 確かに ヤツ は 教え ねえ よ な |たしかに|やつ||おしえ|||

大事な こと は 特に だいじな|||とくに

しかし 心当たり くらい ある だ ろ |こころあたり||||

思い出す まで 頑張ろう か おもいだす||がんばろう|

ひ っ よせ

まだ 骨 は 何 本 も ある こと だ しな |こつ||なん|ほん|||||

あんた まともじゃ ない

かも な

あっ ちから 誰 か 来 ます ||だれ||らい|

複数 い ます ふくすう||

言った ろ 兵 長 いった||つわもの|ちょう

もう ムダ な んだ よ |むだ|||

何もかも な なにもかも|

調査 兵 団 は ここ で 最後 だ ちょうさ|つわもの|だん||||さいご|

( ナイル ) なんて ザマ だ

この 間 俺 に 偉 そうに 説教 たれ といて |あいだ|おれ||えら|そう に|せっきょう||

王 へ の 謁見 が 決まった ぞ おう|||えっけん||きまった|

そこ で 調査 兵 団 の 解体 と お前 の 処分 が 下される 流れだ ||ちょうさ|つわもの|だん||かいたい||おまえ||しょぶん||くだされる|ながれだ

ナイル か

( せきこみ )

お前 の 家 は どこ だ ? おまえ||いえ|||

ストヘス 区 だった か ? |く||

マリー は …

お前 の 家族 は おまえ||かぞく|

元気に 暮らして いる の か ? げんきに|くらして|||

元気に 暮らして いる 子供 たち も マリー も げんきに|くらして||こども||||

最近 は 帰れて い ない が さいきん||かえれて|||

場所 は ウォール ・ ローゼ 東 区 だ ばしょ||||ひがし|く|

( エルヴィン ) そう か

何 な んだ ?  この 質問 は なん||||しつもん|

( エルヴィン ) ピクシス 指令 に ある こと を 委ねた ||しれい|||||ゆだねた

もし その とき が 来れば だ が ||||くれば||

その とき 俺 は ただ 見て いる ||おれ|||みて|

選ぶ の は お前 だ えらぶ|||おまえ|

そして 彼ら だ |かれら|

( デレトフ ) それ で 結局 エルヴィン から は 何も 出 なかった のだ な ? |||けっきょく||||なにも|だ|||

( ゲラルド ) ああ

ニック が ウォール 教 の 司祭 だった 事実 は 知ら なかった |||きょう||しさい||じじつ||しら|

ヒストリア ・ レイス と いう 名前 は 本人 の 自己 申告 ||||なまえ||ほんにん||じこ|しんこく

その 一点張り だ |いってんばり|

( ローデリヒ ) ぬけぬけ と

( アウリール ) まあ よい

ヤツ は 既に 籠 の 中 の 鳥 だ 死 を 待つ だけ のな やつ||すでに|かご||なか||ちょう||し||まつ||

( ノック )

( 一同 ) ん ? ( ドア が 開く 音 ) いちどう||どあ||あく|おと

( 文 官 ) 失礼 し ます ぶん|かん|しつれい||

エルヴィン ・ スミス が 到着 し ました |すみす||とうちゃく||

( デレトフ ) 分かった   すぐに 行く |わかった||いく

( アウリール ) ヤツ を 死刑 に し さえ すれば |やつ||しけい||||

全て は 元どおりだ すべて||もとどおりだ

これ まで と 同じ ように |||おなじ|

壁 の 秘密 は 守ら れ 壁 内 の 平和 も 守ら れる かべ||ひみつ||まもら||かべ|うち||へいわ||まもら|

永遠に な えいえんに|

( アウリール ) エルヴィン

最後に 言い残し たい こと は ある か ? さいごに|いいのこし|||||

♪〜

〜♪

( アルミン ) 彼ら は 国 を 守る ため 王 を 守る ため |かれら||くに||まもる||おう||まもる|

真実 を 隠し 続けた しんじつ||かくし|つづけた

しかし それ は 国民 の 反乱 を 呼ぶ こと に なる |||こくみん||はんらん||よぶ|||

次回 「 回答 」 じかい|かいとう