Chobits Episode 18 Chobits Episode 18

いらっしゃい ませ あっ 本 須和 君 |||ほん|すわ|きみ

こんにち は チィ を 迎え に 来 まし た ||||むかえ||らい||

ご苦労様 ごくろうさま

チィ ちゃん

チィ

秀樹 ひでき

秀樹 ひでき

チィ 落ち着けよ |おちつけよ

秀樹 これ 見 て ひでき||み|

それ チィ ちゃん が 一 人 で 作った ん です よ ||||ひと|じん||つくった|||

チィ が これ を

チィ ちゃん 覚える の が 速い から 大丈夫 と 思って ||おぼえる|||はやい||だいじょうぶ||おもって

そ したら 凄く 上手 に でき た ん です よ ||すごく|じょうず||||||

凄い じゃ ない か チィ すごい||||

チィ

よかったら 一 つ どうぞ |ひと||

えっ い い ん です か

ええ

じゃあ 一 つ |ひと|

チィ

うまい 美味しい よ チィ |おいしい||

チィ

本当 に うまい よ これ ほんとう||||

二 人 共 本当 に 仲良し です ね ふた|じん|とも|ほんとう||なかよし||

へ チィ へ ー ケーキ まで 作っちゃ っ た の |-|けーき||つくっちゃ|||

そう な ん っす よ

なるほど な

うち の も を 教えりゃ ||||おしえりゃ

突き出し くらい 作れ る よう に なる かな つきだし||つくれ|||||

いける ん じゃ ない です か

それにしても 凄い 発明 だ よ |すごい|はつめい||

人 型 で 可愛く て どんな 指示 も 素直 に 聞い て じん|かた||かわいく|||しじ||すなお||ききい|

大抵 の 事 は でき しまう だ から な たいてい||こと||||||

ええ

店長 ビール 届き まし た てんちょう|びーる|とどき||

裏 に 運 ん で くれ うら||うん|||

そう 言え ば 裕美 ちゃん も パソコン 持って た よ ね |いえ||ひろみ|||ぱそこん|もって|||

えっ ええ 小さい の を ||ちいさい||

前 は 人 型 の パソコン 持って た ん です けど ぜん||じん|かた||ぱそこん|もって||||

なんだか 悲しく なっちゃ っ て |かなしく|||

確かに パソコン って なんでも でき て たしかに|ぱそこん||||

人間 より もず ー と よく て にんげん|||-|||

いる ん です よ ね

人間 より パソコン の 方 が いい って 人 も にんげん||ぱそこん||かた||||じん|

だから そう なる と

人 の 側 に 人 は い られ なく なっちゃ う じん||がわ||じん||||||

あっ すいません こんな 話し て |||はなし|

い いや

人 の 側 に 人 は い られ なく なる じん||がわ||じん|||||

人 と パソコン か じん||ぱそこん|

朝 です あさ|

朝 です 朝 です あさ||あさ|

もう そんな 時間 か ||じかん|

秀樹 おはよう ひでき|

おはよう

チィ

今日 も 元気 に お 目 覚 体操 を 行って みよ う きょう||げんき|||め|あきら|たいそう||おこなって||

毎朝 何 に ビックリ し て ん だ まいあさ|なん||びっくり||||

いい加減 慣れる よ 俺 いいかげん|なれる||おれ

あれ は パソコン パソコン な ん だ ||ぱそこん|ぱそこん|||

チィ

張り切って ます ね はりきって||

はい 次 押し の 運動 |つぎ|おし||うんどう

行って き ます おこなって||

行って らっしゃい おこなって|

あ そう 言え ば チィ チロル の バイト ||いえ|||||ばいと

俺 予備 校 の 後 図書 館 寄る んで おれ|よび|こう||あと|としょ|かん|よる|

今日 は 迎え に 行け ねぇ から きょう||むかえ||いけ||

一 人 で 帰って くる ん だ ぞ いい な ひと|じん||かえって||||||

秀樹 ひでき

疲れ てる つかれ|

元気な い げんきな|

体操 の し すぎ たいそう|||

いや それ だけ って わけ じゃ

じゃあ 病気 |びょうき

違う よ だ から 朝 から 余計 な 刺激 が ちがう||||あさ||よけい||しげき|

いや その

大丈夫 病気 なんか じゃ ない って だいじょうぶ|びょうき||||

本当 に ほんとう|

ああ だ から 安心 しろ |||あんしん|

よかった

チィ

本当 に よかった ほんとう||

おい

秀樹 が 病気 って 思ったら ひでき||びょうき||おもったら

胸 が キュ って 痛く なった むね||||いたく|

チィ

お出かけ の 時間 です おでかけ||じかん|

パピュー っと お 力 飛び出し ま しょ う |||ちから|とびだし|||

いや あの とにかく 行って き ます |||おこなって||

秀樹 ひでき

何 してん だ よ 俺 なん||||おれ

でも チィ が 何 か あんまり 健 気 つ ー か |||なん|||けん|き||-|

辛 そう つ ー か しん|||-|

とにかく 凄く |すごく

人間 より もず ー と よく て にんげん|||-|||

いる ん です よ ね

人 より パソコン の 方 が いい って 人 も じん||ぱそこん||かた||||じん|

だから そう なる と 人 の 側 に ||||じん||がわ|

旦那 は パソコン と しか 話さ なく なって だんな||ぱそこん|||はなさ||

清水 先生 の 旦那 さん も きよみず|せんせい||だんな||

パソコン に 夢中 に なって ぱそこん||むちゅう||

あの 時 は そんな 事 あん の かって 思って た けど |じ|||こと||||おもって||

増え てき てる ん だ よ 最近 ふえ||||||さいきん

チィ は 本当 スゲー 可愛い ||ほんとう||かわいい

チィ を 見 てる と ドキドキ する し ||み|||どきどき||

ニコニコ し ち まう にこにこ|||

けど 人間 じゃ ない |にんげん||

でも 俺 |おれ

チィ を ただ の パソコン と 思え なく なって る ||||ぱそこん||おもえ|||

俺 チィ を な ん だ と 思え ば おれ|||||||おもえ|

人 の 側 に 人 は い られ なく なっちゃ う じん||がわ||じん||||||

チィ バイト を 遅れ ない よう に 行く |ばいと||おくれ||||いく

チィ

あの 本 の 続き |ほん||つづき

あっ もう 分か ん ねぇ ||わか||

パソコン と 人 が どう し た こうした と か ぱそこん||じん|||||||

そんな 事 考え てる 暇 は ねぇ よ 受験 生 に は |こと|かんがえ||いとま||||じゅけん|せい||

ま 考える の は 今度 に しよ う |かんがえる|||こんど|||

それ に ウダウダ し て いる と

チィ は また 心配 する し な |||しんぱい|||

ただいま

チィ

変 だ な へん||

バイト は とっくに 終わって いる はず だ し ばいと|||おわって||||

電話 です 電話 です でんわ||でんわ|

早く 出 て 下さい 早く 出 て 下さい はやく|だ||ください|はやく|だ||ください

そう だ 稔 君 に 教わって 部屋 に か かて き た 電話 ||みのり|きみ||おそわって|へや||||||でんわ

後 ファイブ コーツ で 留守 電 モート に 切り替わり ます あと||||るす|いなずま|||きりかわり|

す もも に 伝送 できる よう に し とい た ん だった |||でんそう||||||||

早く 出 て 下さい 早く 出 て 下さい はやく|だ||ください|はやく|だ||ください

繋 い で くれ つな|||

あい

夜分 申し訳 あり ませ ん やぶん|もうし わけ|||

本 須和 さん の お宅 でしょう か ほん|すわ|||おたく||

植田 店長 うえた|てんちょう

本 須和 君 です ね ほん|すわ|きみ||

ちょうど よかった

あの チィ な ん です が

えっ あ の っ

何 が あった ん です か チィ ちゃん なん|||||||

え 実は 今日 お 店 の ほう に 来 なかった んで |じつは|きょう||てん||||らい|| 心配 し て 電話 し て 見 た ん です が しんぱい|||でんわ|||み||||

チィ が そっち 行って ない です か |||おこなって|||

えっ ええ

本 須和 君 ほん|すわ|きみ

すみません 店長 また 掛け ます |てんちょう||かけ|

本 須和 君 本 須和 君 ほん|すわ|きみ|ほん|すわ|きみ

管理人 さん 管理人 さん かんりにん||かんりにん|

留守 か るす|

み たい です ね

どこ 行く です か |いく||

どこ に も い ねえ

もし かして

また 覗き 部屋 の とき み たい に |のぞき|へや|||||

変な こと に 巻き込ま れ て ん じゃ ねえ だ ろ う な へんな|||まきこま|||||||||

前 に その 絵本 の シリーズ 買って くれ た 人 だ よ ね ぜん|||えほん||しりーず|かって|||じん|||

は はい

髪 の 長い パソコン の お嬢さん と 一緒 に かみ||ながい|ぱそこん||おじょうさん||いっしょ|

はい そうです |そう です

今日 午前 中 に ね きょう|ごぜん|なか||

ここ で 読 ん で た ん だ よ ||よ||||||

その 新刊 いつも 買って くれる から さ |しんかん||かって|||

話 掛け を と 思ったら はなし|かけ|||おもったら

いつの間にか い なく なって て いつのまにか||||

チィ が

それ に

実は 本 も 一 冊 足り ない みたい で じつは|ほん||ひと|さつ|たり|||

そう だ

これ さっき 見つけ た ん だ けど ||みつけ||||

そこ に 落ち て た ん だ ||おち||||

チィ

ここ どこ

チィ の 知ら ない とこ ||しら||

秀樹 の 部屋 じゃ ない ひでき||へや||

チィ どうして ここ に いる

誘拐 さ れ た ん です わ ゆうかい||||||

誘拐 ゆうかい

そう 攫 わ れ た ん です |つか|||||

拉致 さ れ た ん です らち|||||

攫 わ れ た つか|||

それ おか ず

それ は ボケ と 突っ込み て いう ところ の ボケ です か ||||つっこみ|||||||

チィ

それ は いい こと

悪い こと わるい|

本当 に 何にも 分かって いらっしゃら ない の です よ ね ほんとう||なんにも|わかって||||||

チィ 分から ない こと いっぱい |わから|||

だから

いろいろ 秀樹 に 教わって る |ひでき||おそわって|

秀樹 ひでき

そう

秀樹 は ひでき|

秀樹 は チィ を 拾って くれ た ひでき||||ひろって||

秀樹 の 部屋 に 連れ て 行って くれ た ひでき||へや||つれ||おこなって||

秀樹 は チィ に いろいろ 教え て くれる ひでき|||||おしえ||

やっぱり

あの パソコン だった ん だ |ぱそこん|||

だれ

良 由起 で いい よ よ|ゆき|||

ここ どこ

俺 の 部屋 おれ||へや

良 由起 の 部屋 よ|ゆき||へや

そう

さっき これ が

これ と は 何 です |||なん|

失礼 な しつれい|

私 に は ちゃんと 名前 が あり ます わ わたくし||||なまえ||||

私 の 名前 は 琴子 です わ わたくし||なまえ||ことこ||

チィ 覚え た |おぼえ|

これ 琴子 |ことこ

だから

「 これ 」 で は なんと いって ます のに

本当 に まだ 何も 分かって ない ん だ ね ほんとう|||なにも|わかって||||

チィ ここ に 誘拐 さ れ て き た |||ゆうかい|||||

誘拐 か ゆうかい|

ま そう だ ね

どうして

初めて 君 に つい て 知った 時 から はじめて|きみ||||しった|じ|

ずっと 君 の こと を 考え て た |きみ||||かんがえ||

やっと 見つけ た |みつけ|

本屋 で 君 を 見 た とき も ほんや||きみ||み|||

すぐ 君 だ と 分かった |きみ|||わかった

これ から 君 を 調べ て あげる ||きみ||しらべ||

君 は もっと 特別 な はず だ から ね きみ|||とくべつ|||||

そう

本当 に ｃｈｏｂｉｔｓ シリーズ な の かも しれ ない ほんとう|||しりーず|||||

ｃｈｏｂｉｔｓ

チィ が

チィ って

チィ は チィ

秀樹 が つけ て くれ た 名前 ひでき||||||なまえ

どうして チィ

チィ は 最初 ||さいしょ

チィー しか 言え なかった から ||いえ||

それ は まるで 犬 か 猫 に つける 名前 だ |||いぬ||ねこ|||なまえ|

とにかく

君 が なん な の か きみ|||||

俺 が 調べ て あげる おれ||しらべ||

何 か 必要 な もの が あったら なん||ひつよう||||

琴子 に 言って くれ れ ば いい から ことこ||いって|||||

じゃ また 後 で ||あと|

でも

チィ は 秀樹 が 付け て くれ た 名前 ||ひでき||つけ||||なまえ

秀樹 が 付け て くれ た ひでき||つけ|||

だから チィ

この 名前 大好き |なまえ|だいすき

チィ ちゃん

ごめんなさい

何にも し ない 約束 な の なんにも|||やくそく||

あの 人 と |じん|

こりゃ 妙 な 展開 に なって き た な |たえ||てんかい|||||

また だめ か

この 画像 の 送り 主 を 何度 辿 って も |がぞう||おくり|おも||なんど|てん||

途中 で 行き止まり に なる とちゅう||いきどまり||

よっぽど うまく や てる ん だ な

申し訳 あり ませ ん もうし わけ|||

えっ

私 の マシン パワー が 足り ない せい で わたくし||ましん|ぱわー||たり|||

お 役 に 立て なく て |やく||たて||

単に 僕 が 未熟 な せい で たんに|ぼく||みじゅく|||

でも 私 は 稔 様 の お 役 に 立つ よう に |わたくし||みのり|さま|||やく||たつ||

作ら れ た のに つくら|||

言いつけ て いた だい た 事 を いいつけ|||||こと|

でき ない なんて

稔 様 みのり|さま

役 に 立って る よ やく||たって||

立ち すぎ て たち||

困って る ぐらい だ こまって|||

稔 様 が 悲しい 時 みのり|さま||かなしい|じ

いつも こうして 差し上げ て い た ん です よ ね ||さしあげ|||||||

お 姉 さま は |あね||

前 の メンテナンス から ぜん||めんてなんす|

新しい あたらしい

お 姉 さま の デート を 更新 し て い ませ ん |あね|||でーと||こうしん|||||

もっと 稔 様 の お 姉 さま に 近付ける よう に |みのり|さま|||あね|||ちかづける||

入力 し て ください にゅうりょく|||

お 姉 さま の こと を |あね||||

あの ね

稔 様 みのり|さま

お 電話 です |でんわ|

誰 から だれ|

本 須 和 様 です ほん|す|わ|さま|

こんな 時間 に |じかん|

繋 い で つな||

はい

稔 君 チィ が い なく なった みのり|きみ|||||

い なく なった ん だ

急に きゅうに

真面目 な 話 みたい だ ね まじめ||はなし|||

手掛かり ない の てがかり||

本屋 に チィ の 髪 ドエ が あって ほんや||||かみ|||

いつの間にか なくなった って いつのまにか||

他 に も いろいろ 探し た ん だ けど た||||さがし||||

全然 だめ で ぜんぜん||

新 保 も い ない し しん|たもつ||||

こういう 時 相談 できる の は 稔 君 しか |じ|そうだん||||みのり|きみ|

落ち着 い て おちつ||

本 須和 さん ほん|すわ|

何 か 何 か なん||なん|

いや な 予感 が する ん だ ||よかん||||

分かった わかった

すぐに 行く よ |いく|

ヂュカリョン で 待って て ||まって|

通話 終了 し まし た つうわ|しゅうりょう|||

出かける でかける

ちょっと 調べ なきゃ |しらべ|

いけない こと が できる かも しれ ない

一緒 に 来 て くれる いっしょ||らい||

はい

柚 姫 は 僕 と 出かける 時 ゆず|ひめ||ぼく||でかける|じ

いつも そう やって 笑う ん だ ね |||わらう|||

稔 様 の お 側 に い られ ます から みのり|さま|||がわ|||||

行 こ う ぎょう||

はい

チィ

旦那 は パソコン と しか 話さ なく なって だんな||ぱそこん|||はなさ||

やっぱり パソコン って 可愛い |ぱそこん||かわいい

人間 より パソコン の ほう が 楽しい にんげん||ぱそこん||||たのしい

人 の そば に 人 は い られ なく なっちゃ う じん||||じん||||||

とにかく

チィ を 探さ なきゃ ||さがさ|

行く ぞ いく|

す もも

あい

チィ 無事 で いって くれ |ぶじ|||

例えば たとえば

俺 の 財布 が 突然 なくなった と する おれ||さいふ||とつぜん|||

でも

なく さ れ た 財布 は 不安 に なったり ||||さいふ||ふあん||

寂しく なったり は し ない さびしく||||

俺 も 中身 の こと は おれ||なかみ|||

ともかく 財布 自体 の 心配 は し ない |さいふ|じたい||しんぱい|||

チィ は パソコン だ ||ぱそこん|

不安 も 寂し さ も 感じ ない かも しれ ない ふあん||さびし|||かんじ||||

でも 俺 は チィ の こと が 心配 な ん だ |おれ||||||しんぱい|||

ｃｈｏｂｉｔｓ

次回 じかい

チィ 待つ |まつ

俺 どう かし てる の か な おれ||||||