Shingeki no Kyojin (AttackonTitan) Episode 1
その 日
人類 は 思い出した
やつ ら に 支配 されて いた 恐怖 を
鳥籠 の 中 に 囚われて いた ...
...屈辱 を
総員 戦闘 用意
目標 は 一体 だ
必ず 仕留め
ここ を 我々 人類 最初 の 壁 外 拠点 と する
目標 接近
訓練 通り 五 つ に 分かれろ
囮 は 我々 が 引き受ける
全 攻撃 班 立体 機動 に 移れ
全 方向 から 同時に 叩く ぞ
人類 の 力 を 思い知れ
あれ ?ミカサ
そろそろ 帰ろ
何で ここ に
そんなに 寝ぼける まで 熟睡 して た の
いや
何 か すっげい 長い 夢 を 見てた 気 が する んだ けど
何 だった っけ
思い出せ ねぇ な
エレン どうして 泣いて る の
聞け
壁 は 神 の 叡智 に よって 作られた
壁 こそ が 神 の 御技 である
何 人 たり とも
壁 を 怪我 して は なら ない
言う な よ 誰 に も 俺 が 泣いて た とか
言わ ない
でも 理由 も なく 涙 が 出る なんて
一度 おじさん に 診て もらったら
馬鹿 言え
親父 に 言える か そんな こと
なに 泣いて んだ エレン
ハンネス さん
ミカサ に 何 か 怒られた の か
は ?何 で 俺 が 泣く んだ よ ...って
酒 くさ
いい じゃ ねぇ かよ
また 飲んで る
お前 ら も 一緒に どう だ
いや あの 仕事 は ?
おう 今日 は 門兵 だ
一日中 ここ に いる わけだ から
やがて 腹 が 減り 喉 も 渇く
飲み物 の 中 に たまたま 酒 が 混じって いた こと は
ささいな 問題 に 過ぎ ねぇ
そんな ん で いざ って 時 戦え ん の
いざ って 時 って 何 だ
決まって んだ ろ
やつ ら が 壁 を 壊して 街 に 入ってきた 時 だ よ
い てっ
おい エレン 急に 大声 出す んじゃ ねぇ よ
元気 が いい な 医者 の 倅
やつ ら が 壁 を 壊す こと が あったら
そらしっかり やる さ
しかし な
そんな こと 百 年間 で 一 度 も ない んだ ぜ
でも そう やって 安心 してる 時 が 一番 危ない って
父さん が 言って た んだ
イェーガー 先生 か
まあ 確かに な
前 に 先生 が 流行病 から この 街 を 救って くれた
先生 に は 頭 が あがら ねぇ
でも な それ と やつ ら は 別だ よ
兵士 に なれば 壁 の 補強 とか で
そと を うろつく やつら を 見かける 機会 が ある んだ が
やつら に この 五十 メートル の 壁 を どうこう 出来る と は 思え ねぇ んだ
じ ...じゃあ そもそも ヤツ ら と 戦う 覚悟 なんて ねぇ んだ な
ねぇ な
何 だ よ
もう 駐屯 兵団 なんて 名乗る の を やめて
壁 工事 団 に しろ よ
それ も 悪く ねぇ
しかし なあ エレン
兵士 が 活躍 する って こと は
それ こそ 最悪 の 時 だ
俺 たち が 役立たず の 「タダメシ 食らい だ 」って
馬鹿 に さ れてる 時 の 方が
皆 は 平和 に 暮らせる んだ ぞ
一生 壁 の 中 から 出られ なくて も
飯 食って 寝て りゃ いきて いける よ
でも それ じゃ まるで
まるで 家畜 じゃ ない か
子供 が いさましい こった
何も 出来 やし ねぇ くせに なあ ハンネス
あ ああ
おい エレン
へ っ おかしな 奴 だ なあ
まさか あいつ 調査 兵 団 に 入り たい の か
エレン 調査 兵 団 は やめた 方が いい
何 だ よ お前 も 調査 兵団 を 馬鹿に すん の か
バカ に する とか そういう 問題 じゃ ...
調査 兵 団 が 帰って 来た んだ
正面 の 門 が 開く ぞ
行く ぞ ミカサ
英雄 の 凱旋 だ
くっそ ー 見え ね ー
これ だけ しか 帰って 来れ なかった の か
皆 食われち まったん だろう
わざわざ 壁 の 外 に 出る から こう なる んだ
モーゼス モーゼス
あ ...あの う 息子 が モーゼス が 見当たらない んです が
息子 は どこ でしょう か
モーゼス の 母親 だ
持って 来い
それ だけ しか 取り返せ ません でした
でも 息子 は 役 に 立った んです よね
何 か 直接 の 手柄 は なくて も
息子 の 死 は 人類 の 反撃 の 糧 に なった んです よね
もちろん ...
いや
今回 の 調査 で 我々 は
いや
今回 も
何の 成果 も 得られません でした
私 が 無能 な ばかりで
ただ いたずらに 兵 を 死なせ
やつ ら の 正体 を 突きとめる こと が できません でした
ひでぇ も んだ な
まったく だ
これ じゃあ 俺 ら の 税 で ヤツ ら に 餌 を やって 太らせてる ような もん だ
何 すんだ くそ ガキ
おい 何 だ よ ミカサ
戻って 来い ほら
ミカサ もう いい だろう
何 すんだ よ 薪 が 散っちゃった じゃねぇか
エレン
調査 兵 団 に 入り たい って 気持ち は 変わった ?
手伝えよ 拾う の
手伝う ほど ない じゃ ない
ただいま
お 帰り なさい
あら エレン 今日 は 珍しく 頑張った じゃ ない
なん だ よ
耳 が 赤かった
嘘 ついた 証拠
ミカサ に 手伝って もらった の ね
あれ 父さん 出かける の
仕事 ?
あ 内地 へ 診療 だ
2 3 日 かかる かな
エレン が 調査 兵団 に 入りたい って
ミカサ 言う なって
エレン
何 を 考えて いる の
壁 の 外 に 出た 人類 が どれ だけ 死んだ か 分かってる の
分かって る よ
だったら
エレン
どうして 外 に 出 たい んだ
知り たい んだ
外 の 世界 が どう なっている の か
何も 知ら ず に 一生 壁 の 中 で 過ごす なんて 嫌だ
それ に ここ で 誰 も 続く 人 が いなかったら
今 まで に 死んだ 人 達 の 命 が 無駄に なる
そう か
船 の 時間 だ そろそろ 行く よ
ちょっと あなた
エレン を 説得 して
カルラ
人間 の 探究心 と は 誰 か に 言われて 抑えられる もの で は ない よ
エレン
帰ったら ずっと 秘密に して いた 地下室 を 見せて やろう
本当に !?
いって らっしゃーい
駄目だ から ね
調査 兵 団 なんて バカな マネ
は ?バカ だって
俺 に は 家畜 でも 平気で いられる 人間 の ほう が
よっぽど マヌケ に 見える ね
エレン
ミカサ
あの 子 は 大分 危なっかしい から
困った とき は 二人 で 助け合う んだ よ
うん
どうした 異端 者
悔しかったら 殴り 返して みろ よ
そんな こと する もん か
それ じゃ お前 ら と 同 レベル だ
何 だ と
僕 が 言った こと を 正しい と 認めて いる から
言い返せ なくて 殴る こと しか でき ない んだ ろ
それ は 僕 に 降参 し たって こと じゃない の か
うるせぇ ぞ この 屁理屈 野郎
やめろ
エレン だ
バカ め また 来やがった
打ちのめさ れ てぇの か
かもん に して やる
ミ ...ミカサ が いる ぞ
だ ... 駄目 だ
ここ を 退け
あいつ ら 俺 を 見て 逃げ やがった
いや ミカサ を 見て 逃げた んだ ろ
いて て
大丈夫 か アルミン
一 人 で 立てる よ
そう か
それ で 人類 は いずれ 外 の 世界 に 行く べきだ って 言ったら
殴ら れた
異端 だって
くっそ ー
外 に 出た いって だけ で 何で 白い 目 で 見られる んだ
そりゃ 壁 の 中 に いる だけ で 100 年 ずっと 平和 だった から だ
下手に 外 に 出よう と して ヤツら を 壁 の 中 に 招く こと が ない ように
王政府 の 方針 と して
外 の 世界 に 興味 を 持つ こと 自体 を タブー に したんだ
自分 の 命 を かける んだ
俺 ら の 勝手 だ ろ
絶対 駄目
駄目
そう いや お前 よくも 親 に バラ した な
協力 した 覚え は ない
で ...どう だった
そりゃ あ 喜ば れ は し ない
だろう ね
確かに この 壁 の 中 は 未来 永劫 安全だ と 信じきってる 人 は どうか と 思う よ
100 年 壁 が 壊さ れ なかった から と 言って
今日 壊さ れ ない 保証 なんか ...
どこ に も ない のに
な ...何 だ と
爆発 か
あっち だ
何 が 落ちた らしい んだ
分から ねぇ
おい アルミン
どうした
一体 何 が 見える って んだ よ
そんな ...
あの 壁 は 50 メートル だ ぞ
ヤツ だ
巨人 だ
壁 に ...穴 を 空けられた
入って くる ぞ
巨人 達 が 入って くる
僕達 も
エレン
あっち に は 家 が ...母さん が ...!!
ミカサ
もう 駄目 な んだ
この 街 は ...もう ...無数 の 巨人 に 占領 される
家 に 当たってる わけ が ない
あの 角 を 曲がれば いつも の 家 が ...
母さん
母さん
エレン
ミカサ そっち を 持て 柱 を どかす ぞ
急げ ミカサ
分かって る
巨人 が 入って 来た んだ ろ
エレン ミカサ を 連れて 逃げなさい
早く
逃げ たい よ 俺 も
早く 出て くれよ
母さん の 足 は 瓦礫 に 潰さ れて
ここ から 出られた と しても 走れない
分かる だ ろ
俺 が 担いで 逃げる よ
どうして いつも 母さん の 言う こと を 聞かない の
最後 くらい 言う こと を 聞いて よ
ミカサ
ヤダ 嫌だ
このまま じゃ 3 人 とも ...
ハンネス
子供 達 を 連れて 逃げて
見くびって もらっちゃ 困る ぜ カルラ
俺 は 巨人 を ぶっ殺して きっちり 3 人 とも 助ける
待って 戦って は 駄目
確かに 2 人 だけ なら 助け られる
でも いま こそ
俺 は 俺の 恩返し を 通す
おい ハンネス さん
何 やって んだ よ
ありがとう
母さん が まだ
エレン ミカサ 生き延びる の よ
行か ないで
やめろ ー !!!!
その 日 人類 は 思い出した
ヤツ ら に 支配 されて いた 恐怖 を ...
鳥籠 の 中 に 囚われて いた 屈辱 を ...
シガンシナ 陥落
人類 に 許さ れた の は 祈り と 絶叫 と 死 のみ であった
そんな 中 エレン だけ が その 小さな 胸 に 復讐 を 誓う