Re :ゼロ から 始める 異 世界 生活 (23)
( ナツキ ・ スバル ) あっ
どう なって ん だ クソ 魔女 教 の しわざ か ?
おい 誰 か 誰 かいね ー の か よ !
返事 し て くれ ー !
何 だ この 強烈 な に おい
お お っ
あっ ああ
う っ う う っ
パ … パトラッシュ …
違う …
こんな 花 は 現実 に は あり え ない
俺 を 見殺し に する パトラッシュ も
つまり これ は … 幻影
全部 まやかし だ !
微 精霊
お前 また 俺 を 助け て … あっ
( ユリウス ・ ユーク リウス ) スバル
お前 か よ
( ユリウス ) その 憎まれ口 は 君 で 間違い ない よう だ な
よもや 私 の 意識 下 の 君 が ―
ここ まで 本物 を 再現 できる と は 思え ない から ね
幻惑 系 の 術 だ
今 は 私 と 君 の 2 人 だけ しか 戻って き て い ない
どう やって 戻って き た
幻覚 の 中 で 花 を 焼 い た
なるほど
花 の 香り に 暗示 の 術 式 を 乗せ た の か
お前 それ って …
( ユリウス ) 我 が つぼみ たち の 輝き だ よ
今 から 全員 に 幻惑 の 破り 方 を 伝える
イン ネス
( 幻惑 の 中 に いる 人 たち の 声 )
( スバル ) あ あー っ !
( ユリウス ) 親和 性 が 高 すぎる の か ? すま ない 深呼吸 し て 耐え て くれ
今 は 君 だけ の ため に 調律 する 余裕 が ない
全員 を 引き戻す の が 優先 だ
( スバル ) あ あー っ ! はっ …
う わ っ !
( ヴィルヘルム ・ ヴァン ・ アスト レア ) そこ まで に し て 頂 こ う
( ラム ) 殺し なさい 辱め は 受け ない わ
♪ ~
~ ♪
( ラム ) それ で これ は どう いう つもり な の か ―
説明 し て くれる ん でしょ う ね バルス
そりゃ こっち の セリフ だ ろ
お前 が 先制 攻撃 仕掛け て き た ん じゃ ねえ か
どう いう つもり だ
( ラム ) どう いう つもり も 何も ない わ
恩知らず の バルス が よく 言 え た もの ね
恩知らず ?
だって そう でしょ
あれ だけ ロズワール 様 に 多大 な 恩 を 受け て おき ながら ―
用 済み と 見る や すぐ に 別 の 主人 に 尻尾 を 振る
待て よ 何 か 話 が 食い違って る ぞ
飼い犬 に 手 を 噛 ( か ) ま れる と は この こと ね
聞 け よ
親書 だ その ため に 手紙 を 書 い た はず だ
屋敷 に 届 い て ない か ?
( ラム ) 確か に 王 都 から 手紙 は 届 い た でも ―
白紙 の 親書 だ なんて ―
随分 と 面白い 趣向 が あった もん だ わ
( スバル ) 白紙 の 親書 ?
白紙 の 書状 を 送る こと は ―
相手 に 対話 する 意思 が ない こと を 知らせる ―
暗 喩 と し て 用い られる
宣戦 布告 と 受け取ら れ て も しかたがない
とんだ 勘違い だ
そもそも 俺 が そんな 悪賢く 見える か ?
飼い犬 に 手 を 噛ま れる と は この こと ね
まだ 言う !
( ラム ) 言い 足り ない ぐらい よ で も おおよそ 分かった わ
白紙 の 親書 は 何 か の 手違い で ―
バルス まだ エミリア 様 の 犬 それ で いい の ね
よく ねえ けど …
いい よ
犬 は 家族 みたい な もん だ し エミリア の なら 犬 で も いい
それ は さすが に 志 が 低く あり ませ ん かな
とにかく この 人 たち は 援軍 味方 だ
魔女 教 の 奴 ら を ぶ っ 飛ばす ため に 集まって もらった ん だ よ
時間 が ねえ まず は 村人 たち の 避難 から だ
( 村人 たち の ざわめき )
スバル どうやら 彼ら は 不安がって いる
配慮 を 忘れ ず に
は ー い 注目
みんな 久しぶり だ けど 元気 し て た ?
いきなり な ん だ けど 今日 は みんな に お 願い が ある ん だ
実は この 辺り の 森 で また 魔 獣 が 悪 さ し てる らしい
で それ を 駆除 する ため の 業者 を 連れ て き た ん だ けど ―
みんな に は 作業 の 間 村 を 離れ て て ほしい
( 青年 団長 ) ごまかさ ない で ください よ
( スバル ) えっ …
スバル 様 は わざと 明るく 言い ます けど ―
村 の みんな は おびえ てる !
魔女 教 が 何 か する ん じゃ ない か って ずっと !
( ケティ ) 魔女 教 だ って ? 聞い て ねえ ぞ
( 村人 A ) おいおい ( 村人 B ) マジ か
( 村人 C ) どう し て ウソ つく ん だ
( 村人 D ) 何 か 隠し てる ん じゃ ない の か
( 青年 団長 ) 否定 し て くれ ない ん です ね
( 村人 E ) やっぱり 本当 だった ん だ !
( 村人 F ) 何で こんな へん ぴ な 村 に
( 村人 G ) 決まって る じゃ ない か ハーフ エルフ の せい だ !
( 村人 H ) 領主 様 が ハーフ エルフ を 王様 に 推薦 なんて する から !
( スバル ) 何で そう なる ん だ よ
ハーフ エルフ は …
エミリア は 関係ない だ ろ !
関係ない わけない だ ろ !
ハーフ エルフ に 関わったら 魔女 教 が 暴れ だす !
そんな の 村 の 子供 だって 知って る ん だ !
みんな 本気 で そう 思って る の か
全部 屋敷 の ハーフ エルフ の せい だ って !
( エミリア ) 村 か …
でも 私 が 一緒 だ と ―
スバル の 迷惑 に なる かも しれ なく て …
これ も 俺 の 身勝手 だ って そう いう こと な の か …
あ あっ
( フェリックス ・ アーガイル ) 顔 上げる
下 を 向く な って クルシュ 様 なら 絶対 言う から
お前 …
自分 の し た こ と 間違って る と 思った の ?
思って ない なら うつむく 必要 なんて ない
それとも ここ で 顔 を 上げる の は ―
お 城 で 無謀 な たんか 切る より も 大変 ?
あの なあ …
そう だ な あの 時 と 比べ たら へ でも ねえ や
みんな の 気持ち も 訴え も よ ー く 分かった
今 すぐ それ を ―
どう こう し て くれ なんて 言ったり し ない
みんな に も 考え が あって 当然 だ
痛い けど それ が 分かった よ
だけど 今 は 飲み込 ん で くれ 今 は 従って くれ !
村 に いる の は 危ない ん だ 本当 に
( ラム ) 当 家 の 使用人 の 言葉 は ―
領主 で ある ロズワール 様 の ご 命令 その もの よ
ラム
早々 に 指示 に 従い なさい
( スバル ) さっき は 助かった あり が と よ
けど
何 ?
お前 が 素直 に 俺 の 味方 し て くれ た の が ―
何 か 新鮮 で
認め て くれ た って こと ?
フン !
( ペトラ ) スバル !
よう ペトラ どう し た ?
あ … あの … お 屋敷 の お 姉ちゃん も 一緒に 逃げる の ?
え ?
( ペトラ ) 昨日 お 姉ちゃん が 村 に 来 た の
お 姉ちゃん スバル と 同じ ように ―
ここ は 危ない �� ら お 屋敷 に 避難 し て って 言って くれ た の
でも 村 の みんな は 誰 も 聞い て くれ なく て
( スバル ) 大丈夫 だ
あの 子 は 別に 怒ったり し ない から
それ より 早く 逃げ な
( ペトラ ) うん
( スバル ) エミリア は その 後 どう し た
( ラム ) 否定 さ れ て すぐ に 引き下がる ほど 物分かり が よい 方 で ない の は ―
バルス も 知って いる でしょ
でも 邪険 に さ れ て 傷つか ない ―
女の子 じゃ ない って こと も 知って る ん だ ぜ
村人 たち を 説得 し て 断ら れ て ―
それ でも じっと し て い られ なく て ―
森 の 結 界 を 結び 直し た り し て い た わ
魔 獣 の 可能 性 を 危惧 し た の ね
それ は それ で 悪い 判断 で は ない ん だ けど な
( スバル ) ユリウス
一緒に 来 て くれ
屋敷 に いる エミリア と ロリ に 説明 し に 行く
お前 が 俺 の 隣 に いる の と い ない の と じゃ ―
説得 力 が 違う
おとなしく 城 で やら かし た 俺 の 反省 の 証 に なれ
( ユリウス ) なるほど 了解 し た
それ で 話 が 円滑 に 進む の で あれ ば ―
遠慮 なく 利用 する と いい
それ と ―
俺 に 精霊 くっつけ て た の は お前 だ よ な
ちゃんと 説明 し て おけ
お前 が 精霊 使い だって こと ぐらい 分かって る
正確 に は 精霊 騎士 と 呼 ん で ほしい な
精霊 術 は もちろん だ が ―
剣 の ほう の 修練 に も 手 を 抜 い た 覚え は ない の で ね
で あの 赤い 子 に 俺 を 見張ら せ て た って わけ か
( ユリウス ) 見張ら せ て い た と は 心外 だ な
彼女 ―
イア に は 陰ながら 君 を 保護 し て もらって い た の さ
ちなみに 幻覚 破り の 時 の あれ は 何 だった ん だ
高等 魔法 の 一種 で ある ネクト だ
範囲 内 の 人間 どうし の ゲート を つなぎ ―
意思 疎通 を 可能 と する
少々 君 に は 効き目 が 強 すぎ た よう だった が
俺 が 俺 じゃ なく なる か と 思った
( ユリウス ) 彼女 ら が 調律 を 見誤る の は 珍しい
ひ ょっ と する と 君 は 精霊 と の 親和 性 が 高い の かも しれ ない な
あいにく 俺 が 仲よく し た 精霊 は ネズミ 色 し た 猫 だけ だ よ
( フェリックス ) で ? ユリウス と ちゃんと 仲直り し た ?
でき た ?
( スバル ) その 件 に つい て は ―
持ち帰って 検討 し た うえ で 前向き に 善処 する と し て
お前 も 屋敷 まで 一緒に 来 て くれ
親書 の 件 の 誤解 を スムーズ に 解く ため に ―
クルシュ 陣営 の 人間 が 1 人 は 必要 だ
それ は こっち の 仕事 が 終わって から ね
スバル き ゅん も 手伝って
魔女 教 絡み の 危険 な 仕事
積み荷 を 言い値 で 買い取る って 契約 な ん だ から ―
きちんと 中身 の 検分 も し ない と ね ー
は ? それ は 俺 たち の 仕事 じゃ ねえ だ ろ
それ より こっち の ほう が …
いい から いい から
( ケティ ) おいおい
人 の 竜 車 で 痴話 ゲンカ なんて 始め ん じゃ ねえ
( フェリックス ) ププー スバル き ゅん たら 怒ら れ て や ん の !
もう ホント 困っちゃ う よ ね ー
はい 油断 し た
え ?
う う っ !
( フェリックス ) この 人 魔女 教徒 だ よ さっき 触って 確認 し た の
大 罪 司教 の 指先 と 同じ 変 な 術 式 が 埋め込ま れ てる
( スバル ) 行商 人 に 紛れ て た の か ?
だから 油断 さ せよ う と 思って 竜 車 に 乗り込 ん だ わけ
さあ 何 を 企 ( たくら ) ん で た の か 洗いざらい 吐 い て ちょうだい
フェリ ちゃん の 手 は 世界 一 優しい 手 だ けど ―
ひどい こと も できる ん だ から ね
( ケティ ) … ス
何 ?
デス
( フェリックス ) ハッ
イア その 子 を 守れ ! ( ケティ ) さあ 終わり の 始まり …
デス !
よかった 気 が つい た みたい だ ね
( スバル ) お前 … その 格好
( フェリックス ) しかたない でしょ 服 は 治癒 魔法 で 再生 でき ない もん
ともあれ この 状況 の 中 君 も フェリス も 無事 で よかった
( 飛び交う 叫び声 )
奴 ら ど っ から 村 に …
竜 車 の 積み荷 だった ん だ よ
行商 人 に 指先 が い た の に 対処 し き れ なかった
私 の 失敗
今 は 悔や ん で いる 時 で は ない
負傷 者 は ティ ビー と ラム 女史 と 共に ―
屋敷 に 避難 さ せ て いる
フェリス 君 も 合流 し て 治療 を
分かった
よし こっち は 残る 指先 を 全部 潰す ぞ !
( 轟 ( ごう ) 音 )
( 指先 ) まさか まさか まさか まさか !
これほど まで に あらがう と は !
( ヴィルヘルム ) う わ ー っ !
( 指先 ) これほど 数 を 増す 我 が 寵 ( ちょう ) 愛 に ―
なお 食いつく 執念 !
勤勉 の 使徒 と し て さあ 勤勉 に 絶え ない の デス
ああ ! 脳 が 震え る ー !
( ヴィルヘルム ) 取った
( スバル ) あ あっ
( 指先 ) アア …
見え ない 腕 の 戦い 方 に 注視 すれ ば ―
見える もの は おろそか に なる
怠 惰 デス ね
デス
自爆 し た か
( スバル ) ヴィルヘルム さん
( ヴィルヘルム ) ああ あっ あっ …
このまま じゃ ヤバイ フェリス の 所 に 連れ て か ねえ と
( 指先 ) なぜ
なぜ なぜ なぜ なぜ なぜ なぜ な ー ぜ !
なぜ あなた まだ 存命 な の デス か ?
あれ だけ の 仕打ち を 受け なお
なぜ !
我 が 勤勉 の 前 に 屈し ない の デス か ー !
この タイミング で 次 から 次 へ と !
おい 見ろ ! お前 の 捜し 物 は これ だ ろ
大好き な 魔女 様 から の 贈り物 だ
( 指先 ) あー この 盗人 ( ぬすっと ) が !
やはり 貴 様 が 持って い た の デス か !
どなる な よ あんまり 怒ら れる と アレ だ ―
脳 が 震える
死ぬ が いい ―
デス !
ユリウス こっち は 何とか する あと は そっち で 何とか しろ
ヴィルヘルム さん を 頼 ん だ
なん と も 曖昧 な 指示 だ が 了解 し た
ユリウス … いや あと で な !
( 指先 ) 待て 待て 待て 待て 待て 待て 待て 待つ の デス
この 卑劣 愚 劣 な 不 埒 漢 ( ふら ちかん ) が あ !
どこ へ 逃げ て も ムダ な の デス
あっ
( 指先 ) 逃げ た 先 に 何 が ある と いう の デス ?
いよいよ もって 終わり の 時 が き た よう デス !
これ 何だか 分かる か
えー ?
結 界 用 の 魔 石 だ よ
森中 の あちこち の 木 に 仕込 ん で あった
気づか なかった か ?
あなた 一体 何 を ?
( 足音 )
ん ?
あ …
( スバル ) この 辺り は 魔 獣 の 群生 地 俺 たち は 格好 の エサ だ
エミリア の この 結 界 石 が なけりゃ な !
( 指先 の 悲鳴 )
( 指先 の 叫び声 )
残る 指先 は あと 1 本 そい つ さえ 片づけ れ ば
クッ ソー 急が ねえ と
あ あー ハハハハ …
( 村人 ) う わ ー っ !
い や ー ハハハハ …
( 村人 たち の 悲鳴 )
( 指先 ) あ あー 脳 が 震え る ー
( スバル ) 怠 惰 ー !
( エミリア ) そこ まで よ 悪党
( スバル ) あっ ( 指先 ) え ?
エミリア …
下がり なさい 悪党
こんな ひどい こと を し て 私 は 許さ ない !
ああ ああ ああ 何と ―
何と よき 日 何という 吉日 何という 宿命 ー !
エミリア !
( フェリックス ) 待った
待って る 場合 じゃ ねえ だ ろ
エミリア と あいつ を 戦わ せる つもり か !
落ち着 い て 少し は 信用 し て あげ な よ
( スバル ) あ …
君 が 守り たい って 思って る 人 が ―
ただ 後ろ に いる だけ の 人 じゃ ない って こと
( 指先 ) お ー お ー 魔女 よ ー
魔女 よ 我が 愛 の 道しるべ よ
( パック ) 自慢 の まな娘 に 見 ほれる の は 分かる けど ―
悪い 虫 は お 断り だ よ !
( 指先 ) ああ
甘い !
甘い 甘い 甘い 甘い ま いま い まい ま いま い ま いま い まい …
デス !
これ ぞ 寵愛 の 結末 我 が 愛 の 成果
私 の 愛 に 魔女 が 答え た 証 な の デス !
そんな 証 ない から
君 の 完全 な 片思い !
( 指先 ) デス !
あ あー これ は 実に 実に 勤勉 デス
フフハハハ …
ありがとう ちゃんと やら れ て
( フェリックス ) ね ? 言った とおり でしょ
( ユリウス ) これ で 指先 は 全滅 し た 私 たち の 勝利 だ
( スバル ) やっと 終わった …
会 っと い でよ
ああ …
スバル き ゅん ?
( スバル ) う う っ
( スバル ) 離れ ない と エミリア から みんな から
( フェリックス ) スバル き ゅん どこ 行く の ?
( スバル ) 近づく な !
俺 は …
スバル
( スバル ) ユリウス 俺 から 離れ …
て も 遅い の デス
あっ
イア が 突然 スバル の 身 から はじか れ た 時点 で ―
イヤ な 予感 は し て い た が
どう いう こと ?
あれ は スバル で は ない
( スバル ) そう 私 は 魔女 教 大 罪 司教 “ 怠 惰 ” 担当 ―
ペテルギウス ・ ロマネコンティ
デス !
( スバル の 笑い声 )
実に いい !
実に すばらしい 体 デス
これほど なじむ 体 は 何 十 年 ぶり か !
狂 人 め !
今 すぐ その 体 から 出 て いけ !
狂 人 ?
そう 私 は 愛 の 狂気 に いる の デス ヒヒ …
慈愛 に 敬愛 に 純愛 に 情愛 に 親愛 に 聖 愛 に 友愛 に
愛 に 愛 に 愛 に 愛 愛 愛 愛 …
愛 ー !
( ユリウス ) スバル ! 目 を 覚ます ん だ !
( スバル ) ムダ デス
すでに 肉体 の 制御 は 私 の 意識 下 に ある の デス
気づけ スバル ! 自分 が 何 を しよ う と し て いる の か を
何 の ため に ここ まで 戻って き た の か を 思い出せ !
( スバル ) 何 デス 何 が …
あった も クソ も ある か バカ 野郎 !
俺 は …
ペテルギウス ・ ロマネコンティ
ペテルギウス ・ ロマネコンティ
♪ ~
♪ ~
♪ ~
この 身 すでに 私 の 指先
♪ ~
♪ ~
黙れ ! 俺 は ナツキ ・ スバル だ ー !
黙れ ! 俺 は ナツキ ・ スバル だ ー !
やって くれ ユリウス お前 の その 剣 で
何 を 言い出す ん だ スバル !
( スバル ) 今 俺 を 止め なきゃ 勝 て なく なる
その 前 に
ダメ だ スバル それ は でき ない
“ あと で な ” と 君 は 言った !
私 に 何 か 話す こと が あった ん じゃ ない の か !
悪かった それ 話せ そう に ねえ わ
フェリス
頼む
恨 ん で いい よ スバル くん
私 も 恨む から
( スバル の 叫び声 )
フェリス !
( フェリックス ) ほか の 誰 に も でき ない でしょ
スバル き ゅん の これ が 望み だ よ !
だからといって …
( フェリックス ) 私 が 喜んで やった と 思う ?
クルシュ 様 の ため の 力 で ―
殿下 に 約束 し た 力 で こんな こと を !
( スバル ) あ あー バカ な バカ な ー
私 は こんな ふさわしき 器 を 前 に …
( ユリウス ) 君 と フェリス に ―
望ま ぬ 決断 を 強い た の は 私 の 不徳 だ
いずれ 罰 を 受ける だ ろ う
( スバル ) あー 私 が 滅ぶ こと など …
~ ♪
~ ♪
~ ♪
( エミリア ) ハッ