Beelzebub Episode 1
( 雷鳴 )
( アラン ドロン ) むかし むかし ある 所 に … て か ―
石 矢 魔 ( いしやま ) 高校 という所 に …―
それはそれは 凶悪 で 残忍 で 傍若無人 で ―
人 を 人 とも 思わぬ ヤツ が おりました
( 阿部 ( あべ )) てめえ が 1 年 の 男鹿 ( お が ) か ? オレ は 2 年 の 阿部 だ !
勝負しろ !
( 男鹿 ) フッ …
( 不良 ) お おーっ !2 年 の 阿部 と 1 年 坊 の 男鹿 が 勝負 だ !
うるせえ … 寝た 子 を 起こす ん じゃねえ よ ハゲ
( 不良 ) 言っちまった !
( 不良 ) やべえ ぞ ! あの人 何て 呼ばれてる か 知ってる か ?
( 阿部 ) へ ~ ッハハハ …( 不良 ) キラー マシン 阿部 !
( 不良 たち ) おお ~ っ !( 不良 ) キラー ? 怖 ( こえ ) え !
( 不良 ) しかし 男鹿 も 硬 中 ( かた ちゅう ) の デーモン ―
“ ア バレ オーガ ” と 呼ばれた 伝説 の 男 !
( 不良 ) デーモン ? かなり 悪い な
こいつ は 血 の 雨 が 降る ぜ !
あっ ! 見ろ 男鹿 !
( 不良 ) あの 男鹿 が ビビってる ?( 男鹿 ) うー ん …
乗っとる … 出 とる … 乗って … 出し とる
( 不良 ) すすげ え 汗 だ
男鹿 も キラー マシン 阿部 が 相手 じゃ …
( 水 が 流れる 音 )
違う 汗 じゃねえ !
頭 の 上 で ―
赤ん坊 が おしっこしてる !
( ざわめき )( ベル 坊 ( ぼう )) ダッ !
んな こと は どうでもいい ! 勝負 だ …
何人 の 頭 の 上 で ションベン 漏らして ん だ コラ !
( ベル 坊 ) ギャ ~ ハハハ ハ …
( アラン ドロン ) これ は ひょんなことから ―
赤ん坊 を 育てる ことになった 不良 高校生 の 物語 で ある
ただし その 赤ん坊 は 普通 の 赤ん坊 ではなく …
( ベル 坊 ) ダッ ! ダブ
何 だ その 目 は コラ !( ベル 坊 ) ダブダブ ダー !
何 だ この ガキャ ~
( ベル 坊 ) アウン ? ン ?
( 阿部 ) あっ ?( ベル 坊 ) アア ~
うわ っ !
え っ ?( ベル 坊 ) ダッ !
( 阿部 ) うわ ~ っ !( ベル 坊 ) ビ ~…
ビエエエエエエ ~ ッ !
( 一同 の 悲鳴 )
( 阿部 ) うわ … わ わ わ …
♪~
~ ♪
( ベル 坊 ) ダ ~ ブ ~!
( 男鹿 ) むかし むかし ある 所 に ―
それはそれは ハンサム で かっこよくて モテモテ で ―
みんな から 尊敬され まくっている 心優しい 若者 が おりました
( 不良 たち ) てめえ … 男鹿 … 死ね
( 男鹿 ) 心優しい 若者 は こう 言いました
全員 土下座 !
( 古市 ( ふる いち )) 待て 待て !
( 男鹿 ) むっ ?( ベル 坊 ) ダァ ~?
“ む ?” じゃねえ よ 誰 が 心優しくて モテモテ だ
( ベル 坊 ) ア ~!( 古市 ) つか ―
その 赤ん坊 は 何 なんだ よ ! あ !?
バカ め 古市 それ を これから 話そうとして ん だ
話 の 腰 を 折る ん じゃねえ !( 古市 ) あ ~ 痛い 痛い 痛い …
( ベル 坊 ) ダァ ~( 男鹿 ) 続き を 聞け !
( 不良 ) さっき は 調子こいて すみません でした
男鹿 君 が あまりに も 無防備 に 寝てた もん だから ―
つい チャンス と 思って …
( 男 鹿 ) チャンス じゃ ねえ よ
お前 あれ オレ じゃ なかったら 死ん で っ ぞ ハハハハ …
( 不良 ) いや ~ ホント に ね ハハハッ
死ね ば よかった のに ハハハ …( 男 鹿 ) ハハハッ …
( 男 鹿 ) 心 優しい 若者 は …
( 不良 の もがく 声 )
( 男 鹿 ) 川 に 洗濯 に 行きました
( 不良 たち ) 悪魔 だ ひで え
( 男 鹿 ) する と …
(アランドロン )どん ぶら こっこ どん ぶら こ
どん ぶら こ っこ どん ぶら こ
( 男 鹿 ) 川上 の ほう から 大きな おっさん が ―
どん ぶら こっこ と …
( 古市 ) はい スト ~ ップ つうか 何 ?
その 話 どこ へ 持っていきたい の ?
何 だ よ 大きな おっさん って
流れ て きた んだ から しかた ある まい ( ベル 坊 ) ダァ ~イ
( 古市 ) 流れ て こねえ よ そんな もん !
いや 確か に あれ は オレ も 超 ビビった よ
実際 他 の ヤツ ら は 一目散に 逃げてった から な
ったり め え だ ろ !
( 男 鹿 ) だ が 心 優しい 若者 は ひるむ こと なく たった 1人 で ―
その 大きな おっさん を 引き上げた
( アランドロン ) オウ !
( 男 鹿 ) そして 2 つ に 割る と …
( アランドロン ) ブルッ ブル … あ …
( 男 鹿 ) 中 から 元気 な 男の子 が …
割る な ~っ !
割る な ~っ !
若者 は 言い まし た “ おお っ なんて かわいい 赤ん坊 ”
アウ アウ ?
( 男 鹿 ) う ~む … しかし 何 だ こりゃ ?
参った ぞ どう する
ダッ ? アウ ~ウィ ?
( アランドロン ) 愛し い …( 男 鹿 ) あ ?
( アランドロン ) さよなら 私 の …
転送 !( 男 鹿 ) あっ
( ベル 坊 ) ダァ …( 男 鹿 ) お ?
ダ ? アウ ~ ウィ ?
( 男 鹿 ) ん ~…
ア ~
( 男 鹿 ) 心 優しい 若者 は 落ち着いて 大人 の 対応 を し ました
や あ ボク 迷子 ?
( ベル 坊 ) ア ~ ウ ~
( 男 鹿 ) 違う か ? じゃあ もっと さわやか に …
よ ~し よし よし よし よし … 違う か ?
ボウズ ろう人 形 に し て やろう か !
( 男 鹿 ) する と 赤ん坊 は …
( ベル 坊 ) ダ ~ ダッ !( 男 鹿 ) う おっ!
( 男 鹿 ) めっさ 懐い た …
みたい な ?( ベル 坊 ) ダッ
( 古市 ) もう いい ! 誰 が 信じる ん だ よ そんな 話 !
いい から 早く 元 の 所 に 戻し て こい !
( ベル 坊 ) ダァ !( 男 鹿 ) あっ バカ !
( 古市 ) えっ ?
待て ガキ ! これ 見ろ
ほら カマドウマ カマドウマ
何 やって ん だ お前 ( ベル 坊 ) ア ~
( 男 鹿 ) バカ さっき これ 効いた ん だ よ
( ベル 坊 ) アウ !( 男 鹿 ) あ … 飽き てる
いた たた た !
( ベル 坊 ) ビエエエエ ~( 男 鹿 ・ 古市 ) ぎゃ あ あ ~
( 爆発 音 )( 不良 たち ) だ ~っ !
バブ ~アウ
( 男 鹿 ) 古市 お前 カマドウマ 以下 だ な
泣く と こう な んだ よ だ から うかつ に 放り出せ ねえ
いや それ おかしい だ ろ !( 男 鹿 ) シ ~ ッ !
アウ ( 男 鹿 ) バカ 古市 !
で け え 声 を 出す な !
表 に 出ろ コラァ !( 不良 ) 何 だ と コラァ !
( 男 鹿 ) シ ~ッ ! また 泣きだし ちまう だろう が
ビエ …( 男 鹿 ) う わっ
( ベル 坊 ) ビエエエエエ ~!( 一同 ) ぎゃあああ ~!
( 爆発 音 )( 不良 たち ) う わ ~!
( ざわめき )
( ベル 坊 の はしゃぐ 声 )
( ベル 坊 の はしゃぐ 声 )
とりあえず 今 オレ たち に できる こと は ―
( ベル 坊 の はしゃぐ 声 )
( ベル 坊 の はしゃぐ 声 )
こいつ の 機嫌 を とる こと だ
“ オレ たち ” じゃ ねえ だ ろ !
勝手 に オレ まで 巻き込んでん じゃねえ !
いい から 早く 探せ !
こいつ の ハート を ガッチリ つかむ 何 か を よ
ある わけ ねえ だ ろ … ここ は 全国 最凶 ヤンキー 率 120%―
石 矢 魔 高校 な んだ ぜ
( 不良 たち ) 全国 最 凶 ヤンキー 率 120%―
石 矢 魔 高校 !
どう した コラァ ?
男 鹿 が 赤ん坊 連れ て き やがった
あ … 赤ちゃん だ と !?
ダァ ~
バカ 何とか しろ 古市 !( ベル 坊 ) ビエ ~
考えろ オレ 考えろ オレ ! う う ~… はい 出た ~!
アニメ 「 ごはん くん 」 に 出 て くる うん こ 男爵 ( だんしゃく ) !
( 男 鹿 ) よし 見ろ !
( ベル 坊 ) アア … ブ !
( 男 鹿 ・ 古市 ) うっ ( 男 鹿 ) 古市 !
う う っ こう なったら しかたない
ピョ ~ ン !
( ベル 坊 ) ダブ ?( 男 鹿 ) ナイス 古市 !
つう か 何 持って ん の お前
コンビニ で バイト し てる 子 に プレゼント しよ う と 思って な
キモイ な 古市 ( 古市 ) ん だ と コラッ !
( ベル 坊 ) ダブ !( 男 鹿 ) あっ
( ベル 坊 ) ビエエエエ ~!( 不良 ) つうか ―
あの 赤ん坊 は 何 だ ?
( 不良 ) 男 鹿 の 子供 か ?( 不良 ) て か 人 じゃ ねえ だ ろ …
( 男 鹿 ) 何 見 てん だ コラァ !( ベル 坊 ) ビエエエエ ~!
ビエエエエ ~!( 不良 たち の 悲鳴 )
( 爆発 音 )
ダブ ~ ブ ~
( 男 鹿 ) このまま じゃ 体 が もた ねえ
こう なったら 残る 方法 は 1 つ だ 眠ら せて その 隙 に ―
割れ た 大きな おっさん の 中 に 戻して くる しか ねえ
おっさん まだ 割れ た まま な の か よ !
て か みぞ 落ち に 一 発 とか は ナシ な
( 男 鹿 ) 古市 バカ ! オレ が そんな 非道 な 男 に 見える か ?
( チャイム )
( お姉さん ) 売り切れ ~!
( 不良 ) じゃあ アンパン は ?( お姉さん ) 売り切れ ~
( 不良 ) フルーツ 牛乳 は ?( お姉さん ) 売り切れ ~
じゃあ カレーライス は ぁ ?( お 姉さん ) は ~ い 売り切れ ~
じゃあ 何 が ある ん じゃ コラァ !
( 不良 たち ) おお ~ っ !( お姉さん ) フッ …
( 不良 たち ) う ~…
( 不良 たち ) おりゃ ~!
( 不良 たち ) ハァ ハァ …
( 殴る 音 )( 不良 ) ん が っ !
ちょっと ご め~ん ( 古市 ) 何 する つもり だ ?
( ベル 坊 ) ダブ ア ~( 男 鹿 ) バカ め 古市
腹 いっぱい 飯 を 食え ば 眠く なる の が 自然 の 決まり
待って ろ 今 腹 いっぱい 食わせて や … って いねえ !
( 古市 ) あそこ だ !
焼きそば パン は わし ん じゃあ !( 不良 ) 命 かけて も いただく ぜ !
( ベル 坊 ) ダブ !( 不良 たち ) あっ ?
ダッ ! ダブダ ダブダ … ア ~!
アウ !( 不良 たち ) あ あ ~っ!
焼きそば パ ~ ン !( 不良 ) オレ ん だ ぁ !
( 不良 ) 待て コラァ !( 不良 ) どけ コラァ !
( 不良 ) 焼きそば パ ~ ン ! ( 不良 ) 待て コラァ !
ダァ ~ ブ !
なあ 男 鹿 ひょっとして この 赤ん坊 喜んで ない か ?
( ベル 坊 ) ア ~ ダブ ~! アウ ~ ダブ ~!
この 赤ん坊 … 一体 何者 なん だ ?
( アク ババ ) グエ ~!
( アク ババ ) グァ ~!
( ヒルダ ) そろそろ か …
( ヒルダ ) この 辺り だ くまなく 探せ
フッ …
( 男 鹿 ) 聞け 古市 ため に なる 話 だ ( 古市 ) て か 何で うち に 来た ?
むか ~ し むかし ある 所 に それはそれは ―
いい キコリ の 若者 が い まし た
待て ! その パターン は もう いい ( 男 鹿 ) よっ
若者 が 斧 ( おの ) を 泉 に 落とす と 泉 の 精 が 現れ て ―
“ お前 の 落とした の は この 古い 斧 か ?”
“ それとも こっち の 金 の 赤ん坊 か ?” と …
やっぱ そっち か …
金 の 赤ん坊 を どうぞ !( ベル 坊 ) イ ~!
( 古市 ) オレ は 絶対 受け取ら ない から な !
そんな 訳 の 分かんねえ 赤ん坊
オレ は これ から デート な ん だ よ !
なら ちょうど いい じゃ ねえ か 彼女 と 2 人 ―
こいつ を 育てて 幸せ に 暮らせ !
は 離れろ コラ !( ベル 坊 ) ヒ ~
おい 赤ん坊 ! オレ が 本気 で 怒ったら ―
地獄 を 見る ぞ !
ア ~
ダ ~ バ ~! ア ~ アウ アウ …
古市 ( 古市 ) おう
めっさ 懐いた
( ヒルダ ) 懐いた ? フン 勘違い も 甚だしい な
貴様 ごとき に 坊っちゃま が 懐く わけ が なかろう
死ね ドブ 男 ( お )
う お おお … 何 ? どなた ?
誰 が ドブ 男 だ つう か そこ 降りろ !
人 ん 家 で 偉 そう に しやがって (古市) いや オレ ん 家
( 古市 ) 何 で 普通 に ケンカ 売って ん だ 男 鹿
こいつ 何 か 変 だ ろ !
( ヒルダ ) フン
さあ 坊 っちゃ ま 参りましょう
ヒルダ が お迎え に 上がり まし た よ
( 古市 ) 迎え に ?
( ベル 坊 ) ダ ( 男 鹿 ) プ いやがって ます な ~
や な 顔 ( ヒルダ ) えっ と 坊っちゃま ?
ほら 行きます よ ( ベル 坊 ) ダ … ビ …
お 離し ください そんな もの 坊っちゃま !
ハッハ ~ 参った な こりゃ ~
男 鹿 何 か 分かん ねえ けど ―
この 人 に 赤ん坊 返し たら 問題 解決 じゃ ね ?
ほ ~ら お迎え だ ぞ コラ ~!( ベル 坊 ) イ ~ア ~!
古市 バカ 手伝え ! ( 古市 ) おう ! おう ?
( ベル 坊 ) アウ ビエエエ ~
( 爆発 音 )
( ヒルダ ) 失礼 しました 私 その 赤子 に 仕える 侍女 悪魔 ―
ヒルデ ガルダ と 申し ます
( 男 鹿 ・ 古市 ) 悪魔 ?
( ヒルダ ) そして その 方 は 我々 魔族 の 王 と なられ る お方
名 を カイゼル ・ デ ・ エンペラーナ ・ ベルゼバブ 4 世
つまり 魔王 で ございます
( 大 魔 王 ) ウハハハ …
魔王 !?
愚か な 人間 ども め 滅ぼし て やる !
魔王 !
( 男 鹿 ・ 古市 ) 魔 王 ! ? ( ベル 坊 ) ダ ~ ブ ~ !
( 大魔王 ) 我が 息子 よ 人類 を 滅ぼす の だ !
( ベル 坊 ) ダブ ~ !
( ベル 坊 ) ブ ?
( 古市 ) えっ と ヒルダ さん で し たっけ ?
いい ん です よ そう いう 設定 とか は もう
オレ たち この 子 を 連れ て 帰って さえ くれ たら ―
それ で もう … はい
( ヒルダ ) いえ それ は 無理 で ございます
なぜ なら あなた は 選ばれ て しまった の です から …
魔王 の 親 に
大 魔 王 様 は こう おっしゃい まし た
( 大魔王 ) ハハハ … あ わし 明日 から 人間 滅ぼす
何 か さ ~あい つら さ ~ウザ くない ?
増え すぎ ! って 感じ で さ
全部 消し飛んだ ほうが スカッと する よね ~
( 側近 ) です が 大 魔 王 様 明日 は 冥 竜 ( めい りゅう ) 王 の 結婚 式 が
( 大 魔王 ) マジ で ~?
じゃあ 明後日 ! 明後日 から 絶対 やる
明後日 から は 地獄 チュパカブラ 大 捜索 バス ツアー です
( 大魔王 ) え ~ 超 多忙 じゃん わし
明 明後日 ( しあさって ) から は 百 日 耐久 マージャン 大会 です
( 大魔王 ) あ ~ じゃあ もう いい や あいつ に やらせよう
この 前 生まれた わし の 息子
ヒルダ ( ヒルダ ) はい
( 大 魔 王 ) お前 あいつ人間 界 に 連れ てって さ ~ ん で ―
適当 な 人間 に 育て させ ながら 滅ぼせ な !
と いう わけ で ございまして
( 男 鹿 ) 大魔王 …( 古市 ) 適当 だ な
私 ども は 坊っちゃま の 親 と なる べき 人間 を 探し に 来た の です
( 男 鹿 ) へ ~( 古市 ) ガンバ !
ちょ … お前 この 状況 で 逃げん の か よ
て か ここ オレ ん 家 だ し 帰れ !
ん だ と コラ !( ベル 坊 ) ダブ ~
やはり 私 の 目 に 狂い なし
誰 ?
( ヒルダ ) 次元 転送 悪魔 の アランドロン だ
次元 転送 悪魔 と は その 名 の 示す とおり ―
次元 を 超え て 人 や 物 を 転送 する 悪魔 ん ~
( アランドロン ) 転送 ! いた !
( アランドロン ) 私 は 魔 界 から 坊っちゃ ま を 転送 させる ため ―
川 に 流さ れ まし た そして 薄れ ゆく 意識 の 中 ―
あなた が 大勢 の 人間 を 土下座 させ 高 笑い して いる の を 見た の です
確信 いたし まし た
ああ この 男 ( ひと ) に なら 坊っちゃ ま を 任せられる と …
あれ が 原因 か ~
なるべく し て なった ん だ な
冗談 じゃ ねえ ぞ 何 が 魔王 の 親 だ !
ちょっと ガキ に 懐かれ た くらい で ふざけん な よ !
オレ は ぜ って え やら ねえ から な !( ヒルダ ) つまり 断る と ?
たり め え だ !
とっとと 持って 帰れ や !( ベル 坊 ) ダブ … オイ
そう です か で は 死んで ください
( 男 鹿 ・ 古市 ) あ ~( 爆発 音 )
やべえ まさか 本当 に 悪魔 な の か ?
待て 男 鹿 ! て め え あれ ぜ って え 弁償 さ せる から な !
絶対 だ かん な ~!
ウハ アハハ ハハ 何 だ これ 何か 笑えてきた ぞ !
落ち着け 古市 ! オレ は 大丈夫 だ
いや ダメ だ ろ 背中 に まだ つい てる ぞ !
何 ? この クソ … 離れ ね ~
( ヒルダ ) 諦めろ ! 悪魔 から 逃げられる と でも 思ってる の か ?
うるせえ ! 一生 そこ で かっこつけて ろ !
アクババ !( アクババ ) キ ~!
( アクババ ) キキ ~
やっぱ 悪魔 だ !( 男 鹿 ) 男 鹿 キック !
( アク ババ ) キ ~
蹴った ! 悪魔 を 蹴った
キャキャキャ …
お前 の そう いう とこ 尊敬 する よ
先手 必勝 だ ( ヒルダ ) は っ !
( 古市 ・ 男 鹿 ) うわ ~
( 爆発 音 )
あれ アバレオーガ じゃ ね ?
何 か 慌ててる みて えだ な
( 古市 ・ 男 鹿 ) ハァ ハァ ハァ …
( 不良 ) おいおい デーモン の ヤツ あの 女 から 逃げてん の か ?
マジ ? チャンス ( 不良 ) よし あの 女 に 加勢 すっ ぞ
( 古市 ・ 男 鹿 ) ハァ ハァ … んっ
それ で 逃げ た つもり か ?
魔王 の 親 に 選ばれた にもかかわらず それ を 拒否 …
悪魔 は 契約 に うるさくて な … 死ね
ダ … ウ ~( ヒルダ ) 坊 っちゃ ま ?
( 不良 たち ) 男 鹿 ! コラァ
( ベル 坊 ) ギギ … ヤヤヤ …
( 不良 たち ) へ ?(3 人 ) あっ
( ベル 坊 ) ダ ~!( 爆発 音 )
( 一同 ) わ あっ !
う わ っ !
( 古市 ) 何 ? かんしゃく ? これ が 悪魔 の 力
ぼ 坊 っちゃ ま ! ダダ を こね ないで ください まし
えっダダ ? ダダって レベル じゃない ぞ これ
はっ 男鹿 は ?
気絶 してる ~って いう か 最悪 死んでる ~
何とか なら ない ん です か これ
このまま じゃ マジ で やばい ん じゃ
無理 です ( 古市 ) え ?
ああ なって しまって は もう 坊っちゃま を 止める こと は
そんな 無理 って じゃあ どう すん です か あれ !
だから どう しよう も ない と 言って おろう が !
こんな 大 泣き 止め られる の は 大 魔王 様 くらい しか …
( ヒルダ ・ 古市 ) あ …
エイ … ウウ アウ
男 が ギャアギャア 泣く ん じゃ ねえ ナメ られ ちまう ぞ
( ヒルダ ) 止まった … そんな バカ な
私 に も 止め られ なかった 大泣き を たった あれ だけ で
ダ … アウ ~ ダ !
よ ~し じゃあ もう 泣く な よ
( 男 鹿 ) 決まった …
( ベル 坊 ) ア ~( 男 鹿 ) もう つい て くん じゃ ねえ よ
ダ …
坊 っちゃま ~!
( 男 鹿 ) うっ !
( 男 鹿 ) って 何 やってん だ オレ
あ あ ~!
あ あっ ( ヒルダ ) 鉄塔 が 消し飛んだ …
坊っちゃま と 感応 し これほど までの 力 を 引き出す とは
何 なの だ この 男 は 一体 …
( 古市 ) 男 鹿 ~!
( 男 鹿 ) あっ 何 か と思え ば 夢 オチ か よ
なんちゅう アホ な 夢 しか し 危なかった ~
あの 流れ だ と 確実 に オレ 魔王 の 親 じゃ ねえ か
( ヒルダ ) フン ようやく 目覚め た か
( 男 鹿 ) は ?
丸 2 日 も 眠りこけ おって 待ちくたびれた ぞ
て め 何で ここ に !つうか ずっと い た の か ?
( ヒルダ ) 何 を 驚い て おる あなた は 魔王 の 親
今日 から 共に 人間 を 滅ぼす 立派 な 魔王 を 育て ましょう
ダ ダ ~ブ ダ !
♪~
~ ♪
( 男 鹿 ) という わけ で ―
ハンサム で かっこよく て ―
モテモテ の 心 優しい 若者 は ―
魔王 を 倒し 末永く ―
幸せ に 暮らし ました めでたし
( 古市 ) いやいや 待て 待て 倒し て ない だろ
めでたく ない だ ろ まだ 始まった ばっかり だろ !
( 男 鹿 ) 黙れ 古市 !
オレ は 絶対 育て ねえ から な
魔王 の 赤ん坊 なんて !
( 古市 ) 次回 の 「 べ る ぜ バブ 」
( 男 鹿 ) 勝手 に 予告 やってん じゃねえ !
( ベル 坊 ) ダ ~ ブ ~!