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1 - Harry Potter, 17.2 二 つ の 顔 を 持つ 男

17.2 二 つ の 顔 を 持つ 男

ハリー の すぐ 上 で 何 か 金色 の 物 が 光って いた 。 スニッチ だ ! 捕まえよう と した が 、 腕 が とても 重い 。

瞬き を した 。 スニッチ で は なかった 。 メガネ だった 。 おかしい なあ 。

もう いっぺん 瞬き を した 。 ハリー の 上 に アルバス ・ ダンブルドア の にこやかな 顔 が スイーッ と 現れる の が 見えた 。

「 ハリー 、 こんにちは 」 ダンブルドア の 声 だ 。 ハリー は ダンブルドア を 見つめた 。 記憶 が よみがえった 。

「 先生 ~『 石 』! クィレル だった んです 。 クィレル が 『 石 』 を 持って います 。 先生 ! 早く ……」

「 落ち着いて 、 ハリー 。 君 は 少 ー し 時間 が ズレ とる よ 。 クィレル は 『 石 』 を 持っと らん 」 「 じゃあ 誰 が ? 先生 、 僕 …」

「 ハリー 、 いい から 落ち着き なさい 。 でないと わし が マダム ・ ポンフリー に 追い出されて しまう 」 ハリー は ゴクッ と 唾 を 飲み込み 、 周り を 見回した 。 医務 室 に いる らしい 。 白い シーツ の べ ッド に 横たわり 、 脇 の テーブル に は 、 まるで 菓子 屋 が 半分 そっくり そこ に 引っ越して きた か の ように 、 甘い もの が 山 の ように 積み上げられて いた 。 「 君 の 友人 や 崇拝 者 から の 贈り物 だ よ 」

ダンブルドア が ニッコリ した 。

「 地下 で 君 と クィレル 先生 と の 間 に 起きた こと は 『 秘密 』 で な 。 秘密 と いう こと は つまり 、 学校 中 が 知っている と いう わけじゃ 。 君 の 友達 の ミスター ・ フレッド 、 ミスター ・ ジョージ ・ ウィーズリー は 、 たしか 君 に トイレ の 便座 を 送った のう 。 君 が おもしろがる と 思った んじゃ ろう 。 だが 、 マダム ・ ポンフリー が あんまり 衛生 的で は ない と いって 没収 して しまった 」

「 僕 は ここ に どの くらい いる んです か ? 」 「 三 日間 じゃ よ 。 ミスター ・ ロナルド ・ ウィーズリー と ミス ・ グレンジャー は 君 が 気 が ついた と 知ったら ホッ と する じゃ ろう 。 二 人 と も それはそれは 心配 して おった 」

「 でも 先生 、『 石 』 は ……」

「 君 の 気持 を そらす こと は でき ない ようだ ね 。 よかろう 。 『 石 』 だ が 、 クィレル 先生 は 君 から 石 を 取り上げる こと が でき なかった 。 わし が ちょうど 間に合って 、 食い止めた 。 しかし 、 君 は 一 人 で 本当に よく やった 」

「 先生 が あそこ に ? ハーマイオニー の ふくろう 便 を 受け取った んです ね ? 」 「 いや 、 空中 で すれ違って しまった らしい 。 ロンドン に 着いた とたん 、 わし が おる べき 場所 は 出発 して きた 所 だった と はっきり 気 が ついた んじゃ 。 それ で クィレル を 君 から 引き離す の に やっと 間に合った ……」

「 あの 声 は 、 先生 だった んです か 」

「 遅 すぎた か と 心配 した が 」

「 もう 少し で 手遅れ の ところ でした 。 あれ 以上 長く は 『 石 』 を 守る こと は でき なかった と 思います ……」 「 いや 、『 石 』 で は なくて 、 ハリー 、 大切な の は 君 じゃ よ …… 君 が あそこ まで 頑張った こと で 危うく 死ぬ ところ だった 。 一瞬 、 もう だめ か と 、 わし は 肝 を 冷やした よ 。 『 石 』 じゃ が の 、 あれ は もう 壊して しまった 」

「 壊した ? 」 ハリー は 呆然と した 。

「 でも 、 先生 の お 友達 …… ニコラス ・ フラメル は ……」

「 おお 、 ニコラス を 知っている の かい ? 」 ダンブルドア が うれし そうに 言った 。 「 君 は ずいぶん きちんと 調べて 、 あの こと に 取り組んだ んだ ね 。 わし は ニコラス と おしゃべり して な 、 こう する の が 一 番 いい と いう こと に なった んじゃ 」

「 でも 、 それ じゃ ニコラス ご 夫妻 は 死んで しまう んじゃ ありません か ? 」 「 あの 二 人 は 、 身辺 を きちんと 整理 する の に 十分な 命 の 水 を 蓄えて おる 。 それ から 、 そう じゃ 、 二 人 は 死ぬ じゃ ろう 」

ハリー の 驚いた 顔 を 見て 、 ダンブルドア が ほほえんだ 。

「 君 の ように 若い 者 に は わから んじゃ ろう が 、 ニコラス と ペレネレ に とって 、 死 と は 長い 一 日 の 終わり に 眠り に つく ような もの だ 。 結局 、 きちんと 整理 さ れた 心 を 持つ 者 に とって は 、 死 は 次の 大いなる 冒険 に 過ぎ ない のじゃ 。 よい か 、『 石 』 は そんなに すばらしい もの で は ない のじゃ 。 欲しい だけ の お 金 と 命 だ なんて ! 大方 の 人間 が 何より も まず この 二 つ を 選んで しまう じゃ ろう …… 困った こと に 、 どういう わけ か 人間 は 、 自ら に とって 最悪の もの を 欲しがる くせ が ある ようじ や 」

ハリー は 黙って 横たわって いた 。 ダンブルドア は 鼻歌 を 歌い ながら 天井 の 方 を 向いて ほほえんだ 。

「 先生 、 ずーっと 考えて いた こと な んです が …… 先生 、『 石 』 が なくなって しまって も 、 ヴォル …… あの 、『 例の あの 人 』 が ……」

「 ハリー 、 ヴォルデモート と 呼び なさい 。 もの に は 必ず 適切な 名前 を 使い なさい 。 名前 を 恐れて いる と 、 そのもの 自身 に 対する 恐れ も 大きく なる 」

「 はい 、 先生 。 ヴォルデモート は 他の 手段 で また 戻って 来る んじゃ ありません か 。 つまり い なく なって しまった わけで は ないで す よ ね ? 」 「 ハリー 。 い なく なった わけで は ない 。 どこ か に 行って しまった だけ じゃ 。 誰 か 乗り移る 体 を 探して いる こと じ やろう 。 本当に 生きて いる わけで は ない から 、 殺す こと も でき ん 。 クィレル を 死な せて しまった 。 自分 の 家来 を 、 敵 と 同じ ように 情け 容赦 なく 扱う 。 それ は さておき ハリー 、 おまえ が やった こと は ヴォルデモート が 再び 権力 を 手 に する の を 遅らせた だけ かもし れ ん 。 そして 次に 誰 か が また 、 一見 勝ち目 の ない 戦い を し なくて は なら ない の かも しれ ん 。 しかし 、 そう やって 彼 の ねらい が 何度 も 何度 も くじか れ 、 遅れれば …… そう 、 彼 は 二度と 権力 を 取り戻す こと が でき なく なる かも しれ ん 」

ハリー は うなずいた 。 でも 頭 が 痛く なる ので 、 すぐに うなずく の を やめた 。

「 先生 、 僕 、 他 に も 、 もし 先生 に 教えて いただける なら 、 知りたい こと が ある んです けど …… 真実 を 知りたい んです ……」 「 真実 か 」 ダンブルドア が ため息 を ついた 。 「 それ は とても 美しく も 恐ろしい もの じゃ 。 だ から こそ 注意深く 扱わ なければ なる まい 。 しかし 、 答え ない 方 が いい と いう はっきり した 理由 が ない かぎり 、 答えて あげよう 。 答えられ ない 理由 が ある 時 に は 許して ほしい 。 もちろん 、 わし は 嘘 は つか ん 」

「 ヴォルデモート が 母 を 殺した の は 、 僕 を 彼 の 魔手 から 守ろう と した から だ と 言って いました 。 でも 、 そもそも なんで 僕 を 殺し たかった んでしょう ? 」 ダンブルドア が 今度 は 深い ため息 を ついた 。 「 おお 、 なんと 、 最初の 質問 な のに わし は 答えて やる こと が でき ん 。 今日 は 答えられ ん 。 今 は だめ じゃ 。 時 が 来れば わかる じゃ ろう …… ハリー 、 今 は 忘れる が よい 。 もう 少し 大きく なれば …… こんな こと は 聞き たく ない じゃ ろう が …… その 時 が 来たら わかる じゃ ろう 」

ハリー に は 、 ここ で 食い下がって も どうにも なら ない と いう こと が わかった 。

「 でも 、 どうして クィレル は 僕 に 触われなかった んです か 」

「 君 の 母上 は 、 君 を 守る ため に 死んだ 。 ヴォルデモート に 理解 でき ない こと が ある と すれば 、 それ は 愛 じゃ 。 君 の 母上 の 愛情 が 、 その 愛 の 印 を 君 に 残して いく ほど 強い もの だった こと に 、 彼 は 気づか なかった 。 傷跡 の こと で は ない 。 目 に 見える 印 で は ない …… それほど まで に 深く 愛 を 注いだ と いう こと が 、 たとえ 愛した その 人 が い なく なって も 、 永久 に 愛さ れた もの を 守る 力 に なる のじゃ 。 それ が 君 の 肌 に 残って おる 。 クィレル の ように 憎しみ 、 欲望 、 野望 に 満ちた 者 、 ヴォルデモート と 魂 を 分け 合う ような 者 は 、 それ が ために 君 に 触れる こと が でき ん のじゃ 。 かくも すばらしい もの に よって 刻印 さ れた 君 の ような 者 に 触れる の は 、 苦痛 で しか なかった のじゃ 」

ダンブルドア は その 時 、 窓 辺 に 止まった 小鳥 に なぜ か とても 興味 を 持って 、 ハリー から 目 を そらした …… その すきに ハリー は こっそり シーツ で 涙 を 拭う こと が できた 。 そして やっと 声 が 出る ように なった 時 、 ハリー は また 質問 した 。

「 あの 『 透明 マント 』 は …… 誰 が 僕 に 送って くれた か 、 ご存知 です か ? 」 「 ああ …… 君 の 父上 が 、 たまたま 、 わし に 預けて いか れた 。 君 の 気 に 入る じゃ ろう と 思って な 」

ダンブルドア の 目 が キラキラッ と した 。

「 便利な もの じゃ 。 君 の 父上 が ホグワーツ に 在学 中 は 、 もっぱら これ を 使って 台所 に 忍び込み 、 食べ物 を 失敬 した もの じゃ 」

「 そのほか に も お 聞き したい こと が ……」 「 どんどん 開く が よい 」 「 クィレル が 言う に は 、 スネイプ が 」 「 ハリー 、 スネイプ 先生 じゃ ろう 」

「 はい 。 その 人 です …… クィレル が 言った んです が 、 彼 が 僕 の こと を 憎む の は 、 僕 の 父 を 憎んで いた から だ と 。 それ は 本当です か ? 」 「 そう じゃ な 、 お互いに 嫌って おった 。 君 と ミスター ・ マルフォイ の ような もの だ 。 そして 、 君 の 父上 が 行った ある こと を スネイプ は 決して 許せ なかった 」

「 な んです か ? 」 「 スネイプ の 命 を 救った んじゃ よ 」 「 なん です って ? 」 「 さよう ……」 ダンブルドア は 夢見る ように 話した 。 「 人 の 心 と は おかしな もの よ 。 のう ? スネイプ 先生 は 君 の 父上 に 借り が ある の が 我慢 なら なかった …… この 一 年間 、 スネイプ は 君 を 守る ため に 全力 を 尽くした 。 これ で 父上 と 五分五分 に なる と 考えた のじゃ 。 そう すれば 、 心安らかに 再び 君 の 父上 の 思い出 を 憎む こと が できる 、 と な ……」

ハリー は 懸命に 理解 しようと した が 、 また 頭 が ズキズキ して きた の で 考える の を やめた 。

「 先生 もう 一 つ ある んです が ? 」 「 もう 一 つ だけ かい ? 」 「 僕 は どう やって 鏡 の 中 から 『 石 』 を 取り出した んでしょう ? 」 「 おぉ 、 これ は 聞いて くれて うれしい のう 。 例の 鏡 を 使う の は わし の アイデア の 中 でも 一 段 と すばらしい もの で な 、 ここ だけ の 秘密 じゃ が 、 実は これ が すごい んじゃ 。 つまり 『 石 』 を 見つけたい 者 だけ が ── よい か 、 見つけたい 者 であって 、 使いたい 者 で は ない ぞ ── それ を 手 に 入れる こと が できる 。 さもなければ 、 鏡 に 映る の は 、 黄金 を 作ったり 、 命 の 水 を 飲む 姿 だけ じ や 。 わし の 脳みそ は 、 時々 自分 でも 驚く こと を 考えつく もの よ …… さあ 、 もう 質問 は 終り 。 そろそろ この お 菓子 に 取りかかって は どう か ね 。 あっ! パーティー ・ ボッツ の 百 味 ビーンズ が ある ! わしゃ 若い 時 、 不幸に も ゲロ の 味 に 当たって のう 。 それ 以来 あまり 好ま ん ように なって し も うた のじゃ …… でも この おいし そうな タフィー なら 大丈夫だ と 思わ ん か 」

ダンブルドア は ニコッ と して 、 こんがり 茶色 の ビーン を 口 に 放り込んだ 。 とたん に むせかえって しまった 。

「 なんと 、 耳 くそ だ ! 」 校医 の マダム ・ ポンフリー は いい 人 だった が 、 とても 厳しかった 。 「 たった の 五 分 で いい から 」 と ハリー が 懇願 した 。

「 いいえ 。 絶対 に いけません 」 「 ダンブルドア 先生 は 入れて くださった のに ……」 「 そりゃ 、 校長 先生 です から 、 ほか と は 違います 。 あなた に は 休息 が 必要な んです 」

「 僕 、 休息 してます 。 ほら 、 横 に なって る し 。 ねえ 、 マダム ・ ポンフリー お 願い ……」

「 仕方ない わ ね 。 でも 、 五 分 だけ です よ 」

そして 、 ロン と ハーマイオニー は 病室 に 入れて もらえた 。

「 ハリー ! 」 ハーマイオニー は 今にも また 両手 で ハリー を 抱きしめ そうだった 。 でも 、 思い 留まって くれた ので 、 頭 が まだ ひどく 痛む ハリー は ホッと した 。

「 あぁ 、 ハリー 。 私 たち 、 あなた が もう ダメ か と …… ダンブルドア 先生 が とても 心配 して らっしゃった の よ ……」

「 学校 中 が この 話 で もちきり だ よ 。 本当 は 何 が あった の ? 」 と ロン が 聞いた 。

事実 が 、 とっぴな 噂 話 より もっと 不思議で ドキドキ する なんて 、 めったに ない 。 しかし 、 この 事実 こそ まさに それ だった 。 ハリー は 二 人 に 一部始終 を 話して 聞か せた 。 クィレル 、 鏡 、 賢 者 の 石 、 そして ヴォルデモート 。 ロン と ハーマイオニー は 聞き 上手 だった 。 ここ ぞ と いう 時 に 、 ハッと 息 を のみ 、 クィレル の ターバン の 下 に 何 が あった か を 話した 時 は 、 ハーマイオニー が 大きな 悲鳴 を 上げた 。

「 それ じゃ 『 石 』 は なく なって しまった の ? フラメル は …… 死んじゃ う の ? 」 最後に ロン が 尋ねた 。 「 僕 も そう 言った んだ 。 でも 、 ダンブルドア 先生 は …… ええ と 、 なんて 言ったっけ かな ……『 整理 さ れた 心 を 持つ 者 に とって は 、 死 は 次の 大いなる 冒険 に 過ぎ ない 』 と 」 「 だから いつも 言って る だろう 。 ダンブルドア は 狂って るって 」 と 、 ロン は 自分 の 尊敬 する ヒーロー の 調子っぱずれ ぶり に ひどく 感心 した ようだった 。 「 それ で 君 たち 二 人 の 方 は どう し たんだい ? 」 ハリー が 聞いた 。

「 え ぇ 、 私 、 ちゃんと 戻れた わ 。 私 、 ロン の 意識 を 回復 さ せて …… ちょっと 手間 が かかった けど …… そして ダンブルドア に 連絡 する ため に 、 二 人 で ふくろう 小屋 に 行ったら 、 玄関 ホール で 本人 に 会った の ……。 ダンブルドア は もう 知っていた わ ……『 ハリー は もう 追いかけて 行って しまった んだ ね 』 と それ だけ 言う と 、 矢 の ように 四 階 に かけて いった わ 」

「 ダンブルドア は 君 が こんな こと を する ように 仕向けた んだろう か ? だって 君 の お 父さん の マント を 送ったり して 」

と ロン が 言った 。

「 もしも ……」

ハーマイオニー が カッ と なって 言った 。

「 もしも 、 そんな こと を した んだったら …… 言わ せて もらう わ …… ひどい じゃ ない 。 ハリー は 殺されて た かも しれ ない の よ 」 「 う うん 、 そう じゃ ない さ 」 ハリー が 考え を まとめ ながら 答えた 。 「 ダンブルドア って 、 おかしな 人 な んだ 。 たぶん 、 僕 に チャンス を 与えたい って 気持 が あった んだ と 思う 。 あの 人 は ここ で 何 が 起きて いる か 、 ほとんど すべて 知っている んだ と 思う 。 僕たち が やろう と して いた こと を 、 相当 知っていた んじゃ ない の か な 。 僕たち を 止め ないで 、 むしろ 僕たち の 役 に 立つ よう 必要な こと だけ を 教えて くれた んだ 。 鏡 の 仕組み が わかる ように 仕向けて くれた の も 偶然 じゃ なかった んだ 。 僕 に その つもり が ある の なら 、 ヴォルデモート と 対決 する 権利 が あるって 、 あの 人 は そう 考えて いた ような 気 が する ……」 「 あぁ 、 ダンブルドア って まったく 変わって いる よ な 」 ロン が 誇らしげに 言った 。 「 明日 は 学年 末 の パーティー が ある から 元気に なって 起きて こ なくちゃ 。 得点 は 全部 計算 が すんで 、 もちろん スリザリン が 勝った んだ 。 君 が 最後 の クィディッチ 試合 に 出られ なかった から 、 レイプンクロー に こてんぱん に やられて しまった よ 。 でも ごちそう は ある よ 」

その 時 マダム ・ ポンフリー が 勢い よく 入って きて 、 キッパリ と 言った 。

「 もう 十五 分 も 経ちました よ 。 さあ 、 出 なさい 」

17.2 二 つ の 顔 を 持つ 男 ふた|||かお||もつ|おとこ 17.2 Der Mann mit den zwei Gesichtern 17.2 The man with two faces 17.2 L'homme aux deux visages 17.2 De man met twee gezichten 17.2 Człowiek o dwóch twarzach 17.2 O homem com duas caras 17.2 Человек с двумя лицами 17.2 Mannen med två ansikten 17.2 有兩張臉的人

ハリー の すぐ 上 で 何 か 金色 の 物 が 光って いた 。 |||うえ||なん||きんいろ||ぶつ||ひかって| Just above Harry, something golden was shining. スニッチ だ ! It's a snitch! 捕まえよう と した が 、 腕 が とても 重い 。 つかまえよう||||うで|||おもい I tried to catch it, but my arm is very heavy.

瞬き を した 。 まばたき|| I blinked. スニッチ で は なかった 。 メガネ だった 。 めがね| It was glasses. おかしい なあ 。 It's funny.

もう いっぺん 瞬き を した 。 ||まばたき|| I blinked again. ハリー の 上 に アルバス ・ ダンブルドア の にこやかな 顔 が スイーッ と 現れる の が 見えた 。 ||うえ||||||かお||||あらわれる|||みえた I saw Albus Dumbledore's smiling face appearing swiftly above Harry.

「 ハリー 、 こんにちは 」  ダンブルドア の 声 だ 。 ||||こえ| ハリー は ダンブルドア を 見つめた 。 ||||みつめた Harry stared at Dumbledore. 記憶 が よみがえった 。 きおく|| My memory has revived.

「 先生 ~『 石 』! せんせい|いし クィレル だった んです 。 クィレル が 『 石 』 を 持って います 。 ||いし||もって|い ます 先生 ! せんせい 早く ……」 はやく

「 落ち着いて 、 ハリー 。 おちついて| 君 は 少 ー し 時間 が ズレ とる よ 。 きみ||しょう|-||じかん||ずれ|| You're a little out of time. クィレル は 『 石 』 を 持っと らん 」 「 じゃあ 誰 が ? ||いし||じ っと|||だれ| Quirel doesn't have a "stone". "" Then who? 先生 、 僕 …」 せんせい|ぼく

「 ハリー 、 いい から 落ち着き なさい 。 |||おちつき| "Harry, calm down. でないと わし が マダム ・ ポンフリー に 追い出されて しまう 」  ハリー は ゴクッ と 唾 を 飲み込み 、 周り を 見回した 。 ||||||おいださ れて||||||つば||のみこみ|まわり||みまわした Otherwise, I would be kicked out by Madame Pomfrey. "Harry swallowed his spit and looked around. 医務 室 に いる らしい 。 いむ|しつ||| He seems to be in the infirmary. 白い シーツ の べ ッド に 横たわり 、 脇 の テーブル に は 、 まるで 菓子 屋 が 半分 そっくり そこ に 引っ越して きた か の ように 、 甘い もの が 山 の ように 積み上げられて いた 。 しろい|しーつ|||||よこたわり|わき||てーぶる||||かし|や||はんぶん||||ひっこして|||||あまい|||やま|||つみあげ られて| Lying on a bed of white sheets, on the table beside, sweets were piled up like a pile, as if a candy store had moved halfway there. 「 君 の 友人 や 崇拝 者 から の 贈り物 だ よ 」 きみ||ゆうじん||すうはい|もの|||おくりもの|| "It's a gift from your friends and worshipers."

ダンブルドア が ニッコリ した 。 ||にっこり| Dumbledore was smiling.

「 地下 で 君 と クィレル 先生 と の 間 に 起きた こと は 『 秘密 』 で な 。 ちか||きみ|||せんせい|||あいだ||おきた|||ひみつ|| "What happened between you and Dr. Quirel in the basement is a'secret'. 秘密 と いう こと は つまり 、 学校 中 が 知っている と いう わけじゃ 。 ひみつ||||||がっこう|なか||しっている||| The secret doesn't mean that the whole school knows it. 君 の 友達 の ミスター ・ フレッド 、 ミスター ・ ジョージ ・ ウィーズリー は 、 たしか 君 に トイレ の 便座 を 送った のう 。 きみ||ともだち||みすたー||みすたー|じょーじ||||きみ||といれ||べんざ||おくった| Your friends Mr. Fred and Mr. George Weasley have probably sent you a toilet seat. 君 が おもしろがる と 思った んじゃ ろう 。 きみ||||おもった|| You probably thought it would be interesting. だが 、 マダム ・ ポンフリー が あんまり 衛生 的で は ない と いって 没収 して しまった 」 |||||えいせい|てきで|||||ぼっしゅう|| However, Madame Pomfrey was confiscated because it was not very hygienic. "

「 僕 は ここ に どの くらい いる んです か ? ぼく|||||||| "How long have I been here? 」 「 三 日間 じゃ よ 。 みっ|にち かん|| "Three days. ミスター ・ ロナルド ・ ウィーズリー と ミス ・ グレンジャー は 君 が 気 が ついた と 知ったら ホッ と する じゃ ろう 。 みすたー||||みす|||きみ||き||||しったら|ほっ|||| Mr. Ronald Weasley and Miss Granger would be relieved to find out that you were aware of it. 二 人 と も それはそれは 心配 して おった 」 ふた|じん||||しんぱい|| Both of them were worried about it. "

「 でも 先生 、『 石 』 は ……」 |せんせい|いし| "But Sensei,'Stone' is ..."

「 君 の 気持 を そらす こと は でき ない ようだ ね 。 きみ||きもち|||||||| "It doesn't seem like you can distract yourself. よかろう 。 Good luck. 『 石 』 だ が 、 クィレル 先生 は 君 から 石 を 取り上げる こと が でき なかった 。 いし||||せんせい||きみ||いし||とりあげる|||| "Stone", but Dr. Quirel couldn't pick up the stone from you. わし が ちょうど 間に合って 、 食い止めた 。 |||まにあって|くいとめた I stopped just in time. しかし 、 君 は 一 人 で 本当に よく やった 」 |きみ||ひと|じん||ほんとうに|| But you did really well alone. "

「 先生 が あそこ に ? せんせい||| "Is the teacher over there? ハーマイオニー の ふくろう 便 を 受け取った んです ね ? |||びん||うけとった|| Did you receive Hermione's owl stool? 」 「 いや 、 空中 で すれ違って しまった らしい 。 |くうちゅう||すれちがって|| "No, it seems that they passed each other in the air. ロンドン に 着いた とたん 、 わし が おる べき 場所 は 出発 して きた 所 だった と はっきり 気 が ついた んじゃ 。 ろんどん||ついた||||||ばしょ||しゅっぱつ|||しょ||||き||| As soon as I arrived in London, I realized clearly that the place I should have been was where I had left. それ で クィレル を 君 から 引き離す の に やっと 間に合った ……」 ||||きみ||ひきはなす||||まにあった So I was finally in time to pull Quirel away from you ... "

「 あの 声 は 、 先生 だった んです か 」 |こえ||せんせい||| "Was that voice your teacher?"

「 遅 すぎた か と 心配 した が 」 おそ||||しんぱい|| "I was worried that it was too late."

「 もう 少し で 手遅れ の ところ でした 。 |すこし||ておくれ||| "It was almost too late. あれ 以上 長く は 『 石 』 を 守る こと は でき なかった と 思います ……」 「 いや 、『 石 』 で は なくて 、 ハリー 、 大切な の は 君 じゃ よ …… 君 が あそこ まで 頑張った こと で 危うく 死ぬ ところ だった 。 |いじょう|ながく||いし||まもる||||||おもい ます||いし|||||たいせつな|||きみ|||きみ||||がんばった|||あやうく|しぬ|| I think I couldn't protect "Stone" for a long time ... "" No, not "Stone", Harry, the important thing is you ... Because you worked so hard. I was about to die. 一瞬 、 もう だめ か と 、 わし は 肝 を 冷やした よ 。 いっしゅん|||||||かん||ひやした| For a moment, I chilled my liver. 『 石 』 じゃ が の 、 あれ は もう 壊して しまった 」 いし|||||||こわして| "Stone" Jaga, that has already been destroyed. "

「 壊した ? こわした 」 ハリー は 呆然と した 。 ||ぼうぜんと| Harry was stunned.

「 でも 、 先生 の お 友達 …… ニコラス ・ フラメル は ……」 |せんせい|||ともだち||| "But, my teacher's friend ... Nicholas Flamel ..."

「 おお 、 ニコラス を 知っている の かい ? |||しっている|| "Oh, do you know Nicholas? 」 ダンブルドア が うれし そうに 言った 。 |||そう に|いった Dumbledore said happily. 「 君 は ずいぶん きちんと 調べて 、 あの こと に 取り組んだ んだ ね 。 きみ||||しらべて||||とりくんだ|| "You did a lot of research and worked on that. わし は ニコラス と おしゃべり して な 、 こう する の が 一 番 いい と いう こと に なった んじゃ 」 |||||||||||ひと|ばん||||||| I was chatting with Nicholas, and it turned out to be the best thing to do. "

「 でも 、 それ じゃ ニコラス ご 夫妻 は 死んで しまう んじゃ ありません か ? |||||ふさい||しんで|||あり ませ ん| "But then, wouldn't the Nicholas and his wife die? 」 「 あの 二 人 は 、 身辺 を きちんと 整理 する の に 十分な 命 の 水 を 蓄えて おる 。 |ふた|じん||しんぺん|||せいり||||じゅうぶんな|いのち||すい||たくわえて| "They have enough water of life to keep their surroundings tidy." それ から 、 そう じゃ 、 二 人 は 死ぬ じゃ ろう 」 ||||ふた|じん||しぬ|| And then, well, you two will die."

ハリー の 驚いた 顔 を 見て 、 ダンブルドア が ほほえんだ 。 ||おどろいた|かお||みて||| Dumbledore smiled at Harry's surprised face.

「 君 の ように 若い 者 に は わから んじゃ ろう が 、 ニコラス と ペレネレ に とって 、 死 と は 長い 一 日 の 終わり に 眠り に つく ような もの だ 。 きみ|||わかい|もの||||||||||||し|||ながい|ひと|ひ||おわり||ねむり||||| "For a young man like you, you may not know, but for Nicholas and Perenere, death is like falling asleep at the end of a long day. 結局 、 きちんと 整理 さ れた 心 を 持つ 者 に とって は 、 死 は 次の 大いなる 冒険 に 過ぎ ない のじゃ 。 けっきょく||せいり|||こころ||もつ|もの||||し||つぎの|おおいなる|ぼうけん||すぎ|| After all, for those with a well-organized mind, death is just the next great adventure. よい か 、『 石 』 は そんなに すばらしい もの で は ない のじゃ 。 ||いし|||||||| Well, "Stone" isn't that great. 欲しい だけ の お 金 と 命 だ なんて ! ほしい||||きむ||いのち|| It ’s just the money and life you want! 大方 の 人間 が 何より も まず この 二 つ を 選んで しまう じゃ ろう …… 困った こと に 、 どういう わけ か 人間 は 、 自ら に とって 最悪の もの を 欲しがる くせ が ある ようじ や 」 おおかた||にんげん||なにより||||ふた|||えらんで||||こまった||||||にんげん||おのずから|||さいあくの|||ほしがる||||| Most humans would choose these two first and foremost ... The trouble is that, for some reason, humans have a habit of wanting the worst for themselves. "

ハリー は 黙って 横たわって いた 。 ||だまって|よこたわって| Harry lay silently. ダンブルドア は 鼻歌 を 歌い ながら 天井 の 方 を 向いて ほほえんだ 。 ||はなうた||うたい||てんじょう||かた||むいて| Dumbledore sang a humming song, facing the ceiling and smiling.

「 先生 、 ずーっと 考えて いた こと な んです が …… 先生 、『 石 』 が なくなって しまって も 、 ヴォル …… あの 、『 例の あの 人 』 が ……」 せんせい||かんがえて||||||せんせい|いし|||||||れいの||じん| "Teacher, I've been thinking about it for a long time ... Teacher, even if the" stone "is gone, Vol ... that," that person in the example "..."

「 ハリー 、 ヴォルデモート と 呼び なさい 。 |||よび| "Call Harry Voldemort. もの に は 必ず 適切な 名前 を 使い なさい 。 |||かならず|てきせつな|なまえ||つかい| Be sure to use the appropriate name for things. 名前 を 恐れて いる と 、 そのもの 自身 に 対する 恐れ も 大きく なる 」 なまえ||おそれて|||その もの|じしん||たいする|おそれ||おおきく| If you are afraid of your name, you are also afraid of yourself. "

「 はい 、 先生 。 |せんせい " Yes teacher . ヴォルデモート は 他の 手段 で また 戻って 来る んじゃ ありません か 。 ||たの|しゅだん|||もどって|くる||あり ませ ん| Isn't Voldemort coming back by other means? つまり い なく なって しまった わけで は ないで す よ ね ? In other words, it's not gone, right? 」 「 ハリー 。 い なく なった わけで は ない 。 It's not gone. どこ か に 行って しまった だけ じゃ 。 |||おこなって||| I just went somewhere. 誰 か 乗り移る 体 を 探して いる こと じ やろう 。 だれ||のりうつる|からだ||さがして|||| Let's just say that we are looking for a body to transfer to. 本当に 生きて いる わけで は ない から 、 殺す こと も でき ん 。 ほんとうに|いきて||||||ころす|||| You can't kill it because you're not really alive. クィレル を 死な せて しまった 。 ||しな|| I've killed Quirel. 自分 の 家来 を 、 敵 と 同じ ように 情け 容赦 なく 扱う 。 じぶん||けらい||てき||おなじ||なさけ|ようしゃ||あつかう Treat your servants as mercilessly as your enemies. それ は さておき ハリー 、 おまえ が やった こと は ヴォルデモート が 再び 権力 を 手 に する の を 遅らせた だけ かもし れ ん 。 |||||||||||ふたたび|けんりょく||て|||||おくらせた|||| Aside from that, Harry, what you did may have only delayed Voldemort's regaining power. そして 次に 誰 か が また 、 一見 勝ち目 の ない 戦い を し なくて は なら ない の かも しれ ん 。 |つぎに|だれ||||いっけん|かちめ|||たたかい|||||||||| And then someone may have to fight a seemingly unwinnable battle again. そして 次に 誰 か が また 、 一見 勝ち目 の ない 戦い を し なくて は なら ない の かも しれ ん 。 しかし 、 そう やって 彼 の ねらい が 何度 も 何度 も くじか れ 、 遅れれば …… そう 、 彼 は 二度と 権力 を 取り戻す こと が でき なく なる かも しれ ん 」 |||かれ||||なんど||なんど||||おくれれば||かれ||にどと|けんりょく||とりもどす|||||||| But that way his aim would be defeated over and over again, and if he was late ... yes, he might never be able to regain power. "

ハリー は うなずいた 。 Harry nodded. でも 頭 が 痛く なる ので 、 すぐに うなずく の を やめた 。 |あたま||いたく||||||| But it gave me a headache, so I quickly stopped nodding.

「 先生 、 僕 、 他 に も 、 もし 先生 に 教えて いただける なら 、 知りたい こと が ある んです けど …… 真実 を 知りたい んです ……」 「 真実 か 」 ダンブルドア が ため息 を ついた 。 せんせい|ぼく|た||||せんせい||おしえて|||しり たい||||||しんじつ||しり たい||しんじつ||||ためいき|| "Teacher, I, and others, if you could tell me, I have something I would like to know ... I want to know the truth ..." "Is it true?" Dumbledore sighed. 「 それ は とても 美しく も 恐ろしい もの じゃ 。 |||うつくしく||おそろしい|| "It's very beautiful and scary. だ から こそ 注意深く 扱わ なければ なる まい 。 |||ちゅういぶかく|あつかわ||| That is why it must be treated with caution. しかし 、 答え ない 方 が いい と いう はっきり した 理由 が ない かぎり 、 答えて あげよう 。 |こたえ||かた|||||||りゆう||||こたえて| But unless you have a clear reason why you shouldn't answer, I'll answer. 答えられ ない 理由 が ある 時 に は 許して ほしい 。 こたえ られ||りゆう|||じ|||ゆるして| Please forgive me when there is a reason why I cannot answer. もちろん 、 わし は 嘘 は つか ん 」 |||うそ||| Of course, I don't lie. "

「 ヴォルデモート が 母 を 殺した の は 、 僕 を 彼 の 魔手 から 守ろう と した から だ と 言って いました 。 ||はは||ころした|||ぼく||かれ||ま て||まもろう||||||いって|い ました "Voldemort said he killed his mother because he tried to protect me from his witchcraft. でも 、 そもそも なんで 僕 を 殺し たかった んでしょう ? |||ぼく||ころし|| But why did you want to kill me in the first place? 」 ダンブルドア が 今度 は 深い ため息 を ついた 。 ||こんど||ふかい|ためいき|| Dumbledore sighed deeply this time. 「 おお 、 なんと 、 最初の 質問 な のに わし は 答えて やる こと が でき ん 。 ||さいしょの|しつもん|||||こたえて||||| "Oh, how, I can't answer the first question. 今日 は 答えられ ん 。 きょう||こたえ られ| I can't answer today. 今 は だめ じゃ 。 いま||| It's no good now. 時 が 来れば わかる じゃ ろう …… ハリー 、 今 は 忘れる が よい 。 じ||くれば|||||いま||わすれる|| You'll know when the time comes ... Harry, now it's better to forget. もう 少し 大きく なれば …… こんな こと は 聞き たく ない じゃ ろう が …… その 時 が 来たら わかる じゃ ろう 」 |すこし|おおきく|||||きき|||||||じ||きたら||| If it gets a little bigger ... I don't want to hear this ... I'll know when that time comes. "

ハリー に は 、 ここ で 食い下がって も どうにも なら ない と いう こと が わかった 。 |||||くいさがって||||||||| Harry found that eating down here wouldn't help.

「 でも 、 どうして クィレル は 僕 に 触われなかった んです か 」 ||||ぼく||さわ われ なかった|| "But why didn't Quirel touch me?" 「 でも 、 どうして クィレル は 僕 に 触われなかった んです か 」

「 君 の 母上 は 、 君 を 守る ため に 死んだ 。 きみ||ははうえ||きみ||まもる|||しんだ "Your mother died to protect you. ヴォルデモート に 理解 でき ない こと が ある と すれば 、 それ は 愛 じゃ 。 ||りかい||||||||||あい| If there's something Voldemort doesn't understand, it's love. 君 の 母上 の 愛情 が 、 その 愛 の 印 を 君 に 残して いく ほど 強い もの だった こと に 、 彼 は 気づか なかった 。 きみ||ははうえ||あいじょう|||あい||いん||きみ||のこして|||つよい|||||かれ||きづか| He didn't realize that the love of your mother was strong enough to leave you with a sign of that love. 傷跡 の こと で は ない 。 きずあと||||| It's not a scar. 目 に 見える 印 で は ない …… それほど まで に 深く 愛 を 注いだ と いう こと が 、 たとえ 愛した その 人 が い なく なって も 、 永久 に 愛さ れた もの を 守る 力 に なる のじゃ 。 め||みえる|いん|||||||ふかく|あい||そそいだ||||||あいした||じん||||||えいきゅう||あいさ||||まもる|ちから||| It's not a visible sign ... The fact that you pour your love so deeply will help protect what you've loved forever, even if you don't have that person you loved. それ が 君 の 肌 に 残って おる 。 ||きみ||はだ||のこって| It remains on your skin. クィレル の ように 憎しみ 、 欲望 、 野望 に 満ちた 者 、 ヴォルデモート と 魂 を 分け 合う ような 者 は 、 それ が ために 君 に 触れる こと が でき ん のじゃ 。 |||にくしみ|よくぼう|やぼう||みちた|もの|||たましい||わけ|あう||もの||||ため に|きみ||ふれる||||| Those who are full of hatred, desire, and ambition, like Lord Voldemort, who share the soul with Lord Voldemort, cannot touch you for that reason. かくも すばらしい もの に よって 刻印 さ れた 君 の ような 者 に 触れる の は 、 苦痛 で しか なかった のじゃ 」 |||||こくいん|||きみ|||もの||ふれる|||くつう|||| It was only painful to touch someone like you, who was imprinted by such a wonderful thing. "

ダンブルドア は その 時 、 窓 辺 に 止まった 小鳥 に なぜ か とても 興味 を 持って 、 ハリー から 目 を そらした …… その すきに ハリー は こっそり シーツ で 涙 を 拭う こと が できた 。 |||じ|まど|ほとり||とまった|ことり|||||きょうみ||もって|||め||||||||しーつ||なみだ||ぬぐう||| Dumbledore was then very interested in the little bird that stopped by the window, and turned away from Harry ... Harry was able to sneak away his tears with his sheets. そして やっと 声 が 出る ように なった 時 、 ハリー は また 質問 した 。 ||こえ||でる|||じ||||しつもん| And when it finally came out, Harry asked another question.

「 あの 『 透明 マント 』 は …… 誰 が 僕 に 送って くれた か 、 ご存知 です か ? |とうめい|まんと||だれ||ぼく||おくって|||ごぞんじ|| "That'transparent cloak'... Do you know who sent it to me? 」 「 ああ …… 君 の 父上 が 、 たまたま 、 わし に 預けて いか れた 。 |きみ||ちちうえ|||||あずけて|| "Oh ... your father happened to leave it to me." 君 の 気 に 入る じゃ ろう と 思って な 」 きみ||き||はいる||||おもって| I thought I'd love you. "

ダンブルドア の 目 が キラキラッ と した 。 ||め||||

「 便利な もの じゃ 。 べんりな|| "It's convenient. 君 の 父上 が ホグワーツ に 在学 中 は 、 もっぱら これ を 使って 台所 に 忍び込み 、 食べ物 を 失敬 した もの じゃ 」 きみ||ちちうえ||||ざいがく|なか|||||つかって|だいどころ||しのびこみ|たべもの||しっけい||| While your father was in Hogwarts, he used it exclusively to sneak into the kitchen and disrespect food. "

「 そのほか に も お 聞き したい こと が ……」 「 どんどん 開く が よい 」 「 クィレル が 言う に は 、 スネイプ が 」 ||||きき|し たい||||あく|||||いう|||| "There are other things I would like to ask ..." "It's better to open more and more." "Snape, as Quirel says." 「 ハリー 、 スネイプ 先生 じゃ ろう 」 ||せんせい|| "Harry, Snape-sensei."

「 はい 。 " Yes . その 人 です …… クィレル が 言った んです が 、 彼 が 僕 の こと を 憎む の は 、 僕 の 父 を 憎んで いた から だ と 。 |じん||||いった|||かれ||ぼく||||にくむ|||ぼく||ちち||にくんで|||| That person ... Quirel said that he hated me because he hated my father. それ は 本当です か ? ||ほんとうです| 」 「 そう じゃ な 、 お互いに 嫌って おった 。 |||おたがいに|きらって| "Well, we hated each other. 君 と ミスター ・ マルフォイ の ような もの だ 。 きみ||みすたー||||| It's like you and Mr. Malfoy. そして 、 君 の 父上 が 行った ある こと を スネイプ は 決して 許せ なかった 」 |きみ||ちちうえ||おこなった||||||けっして|ゆるせ| And Snape never forgave what your father had done. "

「 な んです か ? " what is it ? 」 「 スネイプ の 命 を 救った んじゃ よ 」 ||いのち||すくった|| "You saved Snape's life." 「 なん です って ? " What was that ? 」 「 さよう ……」 ダンブルドア は 夢見る ように 話した 。 |||ゆめみる||はなした "Goodbye ..." Dumbledore spoke like a dream. 「 人 の 心 と は おかしな もの よ 。 じん||こころ||||| "The human mind is strange. のう ? brain ? スネイプ 先生 は 君 の 父上 に 借り が ある の が 我慢 なら なかった …… この 一 年間 、 スネイプ は 君 を 守る ため に 全力 を 尽くした 。 |せんせい||きみ||ちちうえ||かり|||||がまん||||ひと|ねんかん|||きみ||まもる|||ぜんりょく||つくした Snape couldn't stand the debt of your father ... Over the past year, Snape has done everything in his power to protect you. これ で 父上 と 五分五分 に なる と 考えた のじゃ 。 ||ちちうえ||ごぶごぶ||||かんがえた| You thought that this would be fifty-fifty with your father. そう すれば 、 心安らかに 再び 君 の 父上 の 思い出 を 憎む こと が できる 、 と な ……」 ||こころ やすらかに|ふたたび|きみ||ちちうえ||おもいで||にくむ||||| Then you can peacefully hate your father's memories again ... "

ハリー は 懸命に 理解 しようと した が 、 また 頭 が ズキズキ して きた の で 考える の を やめた 。 ||けんめいに|りかい|しよう と||||あたま|||||||かんがえる||| Harry tried hard to understand, but he stopped thinking because his head was throbbing.

「 先生 もう 一 つ ある んです が ? せんせい||ひと|||| "Is there another teacher? 」 「 もう 一 つ だけ かい ? |ひと||| "Is there just one more?" 」 「 僕 は どう やって 鏡 の 中 から 『 石 』 を 取り出した んでしょう ? ぼく||||きよう||なか||いし||とりだした| "How did I get the" stone "out of the mirror?" 」 「 おぉ 、 これ は 聞いて くれて うれしい のう 。 お ぉ|||きいて||| "Oh, I'm glad you heard this. 例の 鏡 を 使う の は わし の アイデア の 中 でも 一 段 と すばらしい もの で な 、 ここ だけ の 秘密 じゃ が 、 実は これ が すごい んじゃ 。 れいの|きよう||つかう|||||あいであ||なか||ひと|だん|||||||||ひみつ|||じつは|||| Using the example mirror is one of the best of my ideas, and it's a secret, but it's actually amazing. つまり 『 石 』 を 見つけたい 者 だけ が ── よい か 、 見つけたい 者 であって 、 使いたい 者 で は ない ぞ ── それ を 手 に 入れる こと が できる 。 |いし||みつけ たい|もの|||||みつけ たい|もの||つかい たい|もの|||||||て||いれる||| In other words, only those who want to find the "stone" ── or those who want to find it, not those who want to use it ── can get it. さもなければ 、 鏡 に 映る の は 、 黄金 を 作ったり 、 命 の 水 を 飲む 姿 だけ じ や 。 |きよう||うつる|||おうごん||つくったり|いのち||すい||のむ|すがた||| Otherwise, what you see in the mirror is just the appearance of making gold and drinking the water of life. わし の 脳みそ は 、 時々 自分 でも 驚く こと を 考えつく もの よ …… さあ 、 もう 質問 は 終り 。 ||のうみそ||ときどき|じぶん||おどろく|||かんがえつく|||||しつもん||おわり My brain sometimes comes up with surprises for me ... Well, the question is over. そろそろ この お 菓子 に 取りかかって は どう か ね 。 |||かし||とりかかって|||| Why don't you start working on this candy? あっ! パーティー ・ ボッツ の 百 味 ビーンズ が ある ! ぱーてぃー|||ひゃく|あじ||| Party ・ There are 100 flavor beans of Bot's! わしゃ 若い 時 、 不幸に も ゲロ の 味 に 当たって のう 。 |わかい|じ|ふこうに||||あじ||あたって| When I was young, I unfortunately hit the taste of vomit. それ 以来 あまり 好ま ん ように なって し も うた のじゃ …… でも この おいし そうな タフィー なら 大丈夫だ と 思わ ん か 」 |いらい||このま|||||||||||そう な|||だいじょうぶだ||おもわ|| Since then, I've become so fond of it ... But do you think this delicious toffee is okay? "

ダンブルドア は ニコッ と して 、 こんがり 茶色 の ビーン を 口 に 放り込んだ 。 ||||||ちゃいろ||||くち||ほうりこんだ Dumbledore smiled and threw a dark brown bean into his mouth. とたん に むせかえって しまった 。 Immediately I got rid of it.

「 なんと 、 耳 くそ だ ! |みみ|| "What a damn ear! 」 校医 の マダム ・ ポンフリー は いい 人 だった が 、 とても 厳しかった 。 こうい||||||じん||||きびしかった School doctor Madame Pomfrey was a nice person, but very strict. 「 たった の 五 分 で いい から 」 と ハリー が 懇願 した 。 ||いつ|ぶん|||||||こんがん| "It only takes five minutes," Harry pleaded.

「 いいえ 。 絶対 に いけません 」 「 ダンブルドア 先生 は 入れて くださった のに ……」 「 そりゃ 、 校長 先生 です から 、 ほか と は 違います 。 ぜったい||いけ ませ ん||せんせい||いれて||||こうちょう|せんせい||||||ちがい ます You must never do it. "" Dumbledore-sensei put it in ... "" Well, I'm the principal, so it's different from the others. あなた に は 休息 が 必要な んです 」 |||きゅうそく||ひつような| You need rest."

「 僕 、 休息 してます 。 ぼく|きゅうそく|して ます I'm resting. ほら 、 横 に なって る し 。 |よこ|||| You see, I'm lying down. ねえ 、 マダム ・ ポンフリー お 願い ……」 ||||ねがい Hey, Madame Pomfrey, please ......"

「 仕方ない わ ね 。 しかたない|| "It can't be helped. でも 、 五 分 だけ です よ 」 |いつ|ぶん||| But it's only five minutes."

そして 、 ロン と ハーマイオニー は 病室 に 入れて もらえた 。 |||||びょうしつ||いれて| And Ron and Hermione were let into the hospital room.

「 ハリー ! 」 ハーマイオニー は 今にも また 両手 で ハリー を 抱きしめ そうだった 。 ||いまにも||りょうて||||だきしめ|そう だった Hermione was about to hug Harry with both hands again. でも 、 思い 留まって くれた ので 、 頭 が まだ ひどく 痛む ハリー は ホッと した 。 |おもい|とどまって|||あたま||||いたむ|||ほっと| However, I was relieved that Harry, whose head still hurts so badly, was relieved because he was stuck.

「 あぁ 、 ハリー 。 私 たち 、 あなた が もう ダメ か と …… ダンブルドア 先生 が とても 心配 して らっしゃった の よ ……」 わたくし|||||だめ||||せんせい|||しんぱい|||| We wonder if you're no good ... Dr. Dumbledore was very worried ... "

「 学校 中 が この 話 で もちきり だ よ 。 がっこう|なか|||はなし|||| "The whole school is all about this story. 本当 は 何 が あった の ? ほんとう||なん||| What really happened? 」 と ロン が 聞いた 。 |||きいた

事実 が 、 とっぴな 噂 話 より もっと 不思議で ドキドキ する なんて 、 めったに ない 。 じじつ|||うわさ|はなし|||ふしぎで|どきどき|||| The facts are rarely more mysterious and thrilling than the ridiculous rumors. しかし 、 この 事実 こそ まさに それ だった 。 ||じじつ|||| But this fact was exactly that. ハリー は 二 人 に 一部始終 を 話して 聞か せた 。 ||ふた|じん||いちぶしじゅう||はなして|きか| Harry told them the whole story. クィレル 、 鏡 、 賢 者 の 石 、 そして ヴォルデモート 。 |きよう|かしこ|もの||いし|| ロン と ハーマイオニー は 聞き 上手 だった 。 ||||きき|じょうず| ここ ぞ と いう 時 に 、 ハッと 息 を のみ 、 クィレル の ターバン の 下 に 何 が あった か を 話した 時 は 、 ハーマイオニー が 大きな 悲鳴 を 上げた 。 ||||じ||はっと|いき|||||たーばん||した||なん|||||はなした|じ||||おおきな|ひめい||あげた At this point, Hermione screamed loudly as she breathed in and talked about what was under Quirel's turban.

「 それ じゃ 『 石 』 は なく なって しまった の ? ||いし||||| "Then the'stone'is gone? フラメル は …… 死んじゃ う の ? ||しんじゃ|| 」 最後に ロン が 尋ねた 。 さいごに|||たずねた Finally, Ron asked. 「 僕 も そう 言った んだ 。 ぼく|||いった| でも 、 ダンブルドア 先生 は …… ええ と 、 なんて 言ったっけ かな ……『 整理 さ れた 心 を 持つ 者 に とって は 、 死 は 次の 大いなる 冒険 に 過ぎ ない 』 と 」 「 だから いつも 言って る だろう 。 ||せんせい|||||いった っけ||せいり|||こころ||もつ|もの||||し||つぎの|おおいなる|ぼうけん||すぎ|||||いって|| But, Professor Dumbledore ... uh, what did he say ... "For those with an organized mind, death is just the next great adventure." "" That's why I always say. Deaf. ダンブルドア は 狂って るって 」  と 、 ロン は 自分 の 尊敬 する ヒーロー の 調子っぱずれ ぶり に ひどく 感心 した ようだった 。 ||くるって|る って||||じぶん||そんけい||ひーろー||ちょうしっぱ ずれ||||かんしん|| Dumbledore is crazy, "said Ron, who seemed to be terribly impressed by the sickness of his hero. 「 それ で 君 たち 二 人 の 方 は どう し たんだい ? ||きみ||ふた|じん||かた|||| "So what happened to you two? 」 ハリー が 聞いた 。 ||きいた

「 え ぇ 、 私 、 ちゃんと 戻れた わ 。 ||わたくし||もどれた| "Well, I got back properly. 私 、 ロン の 意識 を 回復 さ せて …… ちょっと 手間 が かかった けど …… そして ダンブルドア に 連絡 する ため に 、 二 人 で ふくろう 小屋 に 行ったら 、 玄関 ホール で 本人 に 会った の ……。 わたくし|||いしき||かいふく||||てま|||||||れんらく||||ふた|じん|||こや||おこなったら|げんかん|ほーる||ほんにん||あった| I managed to get Ron back to his senses...it took some time...and we went to the Owl Hut to get in touch with Dumbledore, and I met him in the hallway... ダンブルドア は もう 知っていた わ ……『 ハリー は もう 追いかけて 行って しまった んだ ね 』 と それ だけ 言う と 、 矢 の ように 四 階 に かけて いった わ 」 |||しっていた|||||おいかけて|おこなって|||||||いう||や|||よっ|かい|||| I already knew Dumbledore ... "Harry has already chased away," he said, and he went upstairs like an arrow. "

「 ダンブルドア は 君 が こんな こと を する ように 仕向けた んだろう か ? ||きみ|||||||しむけた|| "Dumbledore made you do this? だって 君 の お 父さん の マント を 送ったり して 」 |きみ|||とうさん||まんと||おくったり| Because I sent you your father's cloak."

と ロン が 言った 。 |||いった

「 もしも ……」 " If ……"

ハーマイオニー が カッ と なって 言った 。 |||||いった Hermione said in a nutshell.

「 もしも 、 そんな こと を した んだったら …… 言わ せて もらう わ …… ひどい じゃ ない 。 ||||||いわ|||||| "If you did that ... I'll tell you ... it's not terrible. ハリー は 殺されて た かも しれ ない の よ 」 「 う うん 、 そう じゃ ない さ 」 ハリー が 考え を まとめ ながら 答えた 。 ||ころさ れて|||||||||||||||かんがえ||||こたえた Harry may have been killed. "" Yeah, it's not. "Harry replied, summarizing his thoughts. 「 ダンブルドア って 、 おかしな 人 な んだ 。 |||じん|| "Dumbledore is a strange person. たぶん 、 僕 に チャンス を 与えたい って 気持 が あった んだ と 思う 。 |ぼく||ちゃんす||あたえたい||きもち|||||おもう Maybe I had the feeling that I wanted to give me a chance. あの 人 は ここ で 何 が 起きて いる か 、 ほとんど すべて 知っている んだ と 思う 。 |じん||||なん||おきて|||||しっている|||おもう I think he knows almost everything about what's happening here. 僕たち が やろう と して いた こと を 、 相当 知っていた んじゃ ない の か な 。 ぼくたち||||||||そうとう|しっていた||||| I think we knew quite a bit about what we were trying to do. 僕たち を 止め ないで 、 むしろ 僕たち の 役 に 立つ よう 必要な こと だけ を 教えて くれた んだ 。 ぼくたち||とどめ|||ぼくたち||やく||たつ||ひつような||||おしえて|| We didn't stop us, but rather taught us only what we needed to do to help us. 鏡 の 仕組み が わかる ように 仕向けて くれた の も 偶然 じゃ なかった んだ 。 きよう||しくみ||||しむけて||||ぐうぜん||| It wasn't a coincidence that I was forced to understand how the mirror works. 僕 に その つもり が ある の なら 、 ヴォルデモート と 対決 する 権利 が あるって 、 あの 人 は そう 考えて いた ような 気 が する ……」 「 あぁ 、 ダンブルドア って まったく 変わって いる よ な 」 ロン が 誇らしげに 言った 。 ぼく||||||||||たいけつ||けんり||ある って||じん|||かんがえて|||き|||||||かわって||||||ほこらしげに|いった If I had that intention, I think he had the right to confront Lord Voldemort ... "" Ah, Dumbledore is completely different. "Ron is proud. Said to. 「 明日 は 学年 末 の パーティー が ある から 元気に なって 起きて こ なくちゃ 。 あした||がくねん|すえ||ぱーてぃー||||げんきに||おきて|| "Tomorrow we have a party at the end of the school year, so we have to get up and get up. 得点 は 全部 計算 が すんで 、 もちろん スリザリン が 勝った んだ 。 とくてん||ぜんぶ|けいさん||||||かった| All the points were calculated, and of course Slytherin won. 君 が 最後 の クィディッチ 試合 に 出られ なかった から 、 レイプンクロー に こてんぱん に やられて しまった よ 。 きみ||さいご|||しあい||で られ|||||こ てんぱん|||| You weren't able to play in the last Quidditch match, so you've been hit by Ramen Cotenpan. でも ごちそう は ある よ 」 But there is a feast. "

その 時 マダム ・ ポンフリー が 勢い よく 入って きて 、 キッパリ と 言った 。 |じ||||いきおい||はいって||きっぱり||いった At that time, Madame Pomfrey came in vigorously and said, "Kippari."

「 もう 十五 分 も 経ちました よ 。 |じゅうご|ぶん||たち ました| "It's been fifteen minutes already. さあ 、 出 なさい 」 |だ|