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色づく世界の明日から, Irozuku Sekai no Ashita kara (Iroduku: The World in Colors) Episode 13

Irozuku Sekai no Ashita kara (Iroduku : The World in Colors ) Episode 13

ひとり で 描く の が 好き だった

好き に 描 い て い られ れ ば それ で 充分 だ と 思って い た

だけど …

瞳 美 は … 俺 の 絵 を 特別 だ と 言って くれ た

彼女 の 最初 の 印象 は 「 寂し げ な 鈍 色 」

いつも 不安 を 滲ま せ て

周り の 世界 を 伺って い た

ひとり に なった 俺 は きっと 何度 も 思い出す

色とりどり の 君 を

鮮やか な 痛み と 共に

ヒトチヒミ

星 の 真砂 の その 内 に 永らく 眠 れる 月 の 光 よ

我 が 呼びかけ に 応じ 給え

我 は 今 宵 大いなる 時 の 流れ の 先 に 愛し 子 を 送り出す 者 なり

星 の 真砂 の 力 よ 今 こそ 目覚め 給え

この 場 に 満ち て

時 の 道 を 開き 給え

す げ っ

星 砂 の 光 が 充分 な 強 さ に なる まで まだ 少し 時間 ある よ

じゃあ 俺 から

瞳 美 いつも 自信 な さ そう だった けど

そんな 必要 全然 なく て

俺 は お前 の 写真 好き だった

これ から も 撮り 続け て ほしい

はい

元気 で な

千草

えっ と 最後 な ん で 瞳 美 先輩

ひと言 だけ いい です か

はい

もっと もっと 笑え ば いい のに

そ したら もっと 写真 の 撮り 甲斐 が ある って いう か

もったいない

あんた 最後 に それ ?

う うん ありがとう 千草 くん

私 本当 に 笑う の が 苦手 だった の

でも これ から は きっと 大丈夫

瞳 美 の おかげ で 思い出 が たくさん でき た よ

私 胡桃 先輩 に いつも 元気 を もらい まし た

先輩 な の に 友達 みたい で

や だ 泣か せ ない で

眼鏡 曇って 見え なく なっちゃ う じゃ ん

胡桃 先輩

あり が と ね うち の 部 に 来 て くれ て

後輩 に なって くれ て 楽しかった

ありがとう ございます

じゃあ ね

瞳 美 ちゃん

せっかく 仲良し に な れ て

嬉しかった のに

ごめん ね あさ ぎ ちゃん

違う ん です 泣 い たら いけ ない

心配 かけ ちゃ う って 胡桃 先輩 と 言って た のに

やっぱり ダメ

一緒に 卒業 し たかった です

写真 見せ 合ったり パフェ 食べ に 行ったり

放 課 後 おしゃべり し たり

もっと もっと

友達 に なって くれ て ありがとう

手紙 書き ます 何 回 でも ずっと

未来 の 友達 に

瞳 美

遠く まで 来 て くれ て ありがとう

大好き よ

琥珀 …

60 年 後 ふた り で 思い出 話 が できる の

楽しみ に し てる ね

私 も

時間 魔法 よろしく お 願い し ます

承り まし た

じゃあ 唯 翔 さ ん

俺 は …

瞳 美 に 会って …

未来 でも 幸せ で い て ほしい

忘れ ない 瞳 美 の こと

私 も 忘れ ませ ん

もう いい の

本当 に ?

全部 言って おい た ほう が いい よ

会 える の は 今日 が もう 最 …

いい ん だ

待って ください

私 から も 言わ せ て ください

今 まで ありがとう ござい まし た

はじめ は ひと り で 心細く て

こっち の こと も 学校 の こと も わから なく て

でも みんな が い て くれ て

忘れ られ ない たくさん の 気持ち を もらい まし た

私 は それ まで 自分 から 閉じ て しまって い た ん です

でも 勝手 な 思い込み で 自分 を 追い詰める の は もう やめよ う って

きっと 気持ち ひと つ で 世界 は …

なに

ヒトヤタナ

静寂 に 沈む 暗黒 の …

何 か が 邪魔 し てる

まるで 別 の 魔法 みたい な

まさか … 私 の せい ?

瞳 美

瞳 美 !

瞳 美 !

瞳 美

瞳 美

勝手 な 思い込み で 自分 を 追い詰める の は もう やめよ う って

渡 れる よ

ほら

あの とき 俺 が 小さな 瞳 美 に 伝え たかった こと

自分 を 閉じ込め ない で ほしかった

諦め ない で ほしかった

同じ じゃ ない の か 俺 も

自分 の 気持ち を 無理矢理 閉じ込め て

渡 れる よ

渡 れる よ

い た

瞳 美

瞳 美

苦しく て も

叶わ なく て も

大切 な 気持ち は 決して 消え ない

瞳 美 !

瞳 美

唯 翔 くん よかった

私 まだ 伝え たい こと が あった の

最後 まで 私 助け て もらって ばかり だった

絵 を 見せ て もらって 色 を 見せ て もらって

魔法 を 褒め て もらった とき 嬉しかった

嫌い だった 自分 を 見せ て も 変わら ず に い て くれ た

私 を 全部 受け止め て くれ た

一緒に いる だけ で 幸せ だった

ありがとう

唯 翔 くん が 私 の これ から に 魔法 を かけ て くれ た

俺 も だ よ

俺 も 瞳 美 から たくさん の 大切 な もの を もらった から

私 ?

本当 は 絵 を 描く 道 は 諦めよ う と 思って た ん だ

けど 瞳 美 に 会って 気持ち が 変わった

人 に 喜 ん で もらう こと と か

絵 を 描く 楽し さ と か

そう いう こと を 思い出し た ん だ

自分 を 閉じ込め て た の は 俺 だって 同じ

瞳 美 は 俺 の 絵 に 光 を 射 し て くれ た ん だ

暗い 色 も 明るい 色 も

全部 が 瞳 美 を 作って る

何 も 消さ なく て いい

未来 でも 笑って て

好き だ よ 瞳 美

私 も

大好き

唯 翔 くん の 髪 の 色 肌 の 色

瞳 の 色 心 の 色

私 忘れ ない

俺 も 忘れ ない

俺 たち は きっと お互い の 未来 に 色 を 取り戻す ため に 出会 え た

瞳 美

琥珀

私 …

色 見える

気持ち ひと つ で 世界 は 変わって ゆく

瞳 美

ありがとう 唯 翔 くん

さよなら 瞳 美

さよう なら

ヒトヤタナ

静寂 に 沈む 暗黒 の 久遠 の 流れ 照ら せよ 光

空 に 星 満ち

地 に は 霊 満 つ

丘 の 上 の 学び 舎 よ

瞳 美 ちゃん 行って らっしゃい

星 降る 砂浜 よ

雨 に 濡れる 坂道

また 会 お う ね

黄昏 の 港 よ

じゃあ な

さよなら 瞳 美 ちゃん

共に 過ごし とき は 今や 満ち ぬ

常 し え の 時 の 流れ よ 戻し 給え

瞳 美

未来 で 待って る 必ず 生まれ て き て ね

時 よ 還 !

そう し て 瞳 美 は 未来 へ 帰って いった

瞳 美 を 未来 に 帰し た の は あたし の 時間 魔法 じゃ ない

その こと は あたし だけ が 知って いる

瞳 美 の 無意識 の 魔法 が 解ける こと が 旅 の リミット だった ん だ

未来 の あたし が かけ た 大きな 魔法 今 は まだ 届か ない

けど … いつか … きっと

行 こ う

次 止まり ます

到着

着 い た ん です か

キミ ノイ クベ キト コロ

往復 ぶん もらって ます

ありがとう

今 往復 ぶん って …

おつり

バッテリー スタンド 確認

これ より 通常 モード に 移行 し ます

今日 の 日付 は 2078 年 9 月 19 日

時刻 は 午後 7 時 41 分 です

色 … 数 多 の 色

お かえり 瞳 美

どう 楽しかった でしょ

楽しかった

でも 悲しかった

不安 で 怖く なって 嫌 に なった

夢中 に なって ドキドキ し たり 嬉しく なって

切なく なって 怒ったり 泣 い た り

胸 が 締め付け られる ほど 苦しく なったり

帰り たく なく なる くらい 恋しかったり

でも 幸せ だった

見 て き た の ね 瞳 を そらさ ず に

ねぇ 私 幸せ に なって い い ん だ よ ね

もちろん よ

全部 あなた が 自分 で 手 に 入れ た の よ

私 は ほんの 少し 手伝った だけ

私 の 願い は 魔法 で 人 を 幸せ に する こと

でも 一 番 親しい 人 たち を 幸せ に する こと が でき なかった

許し て ちょうだい

う うん 私 の ほう こそ

琥珀 が どれ だけ 私 の こと を 想って くれ て た か 気付か なく て ごめんなさい

私 もう 大丈夫 よ

私 お 母 さん を 探し て 会い に 行き たい

琥珀 と 一緒に

今日 は 泊まって い ける ん でしょ

お 父さん も いい って

でも それ は 何

こ は … おばあ ちゃん

おばあ ちゃん は ヤメテ 琥珀 って 呼 ん で

これ は ね タイム カプセル

あなた に 渡 そ う と 思って 魔法 写真 美術 部 の みんな から よ

時間 を 越える のに 手 荷物 は 無理 だった じゃ ない ?

だから 未来 の 瞳 美 に 向け て アルバム 作 ろ う って

懐かしい わ

60 年 前 の こと 全部 わかって て 送り出し て くれ た の

そりゃ そう よ

私 に とって も あの 日々 は 宝物

これ で やっと … やっと あなた と 話 が できる わ ね

それ から もう ひと つ

覚え てる ?

あなた が 小さい 頃 読 ん で い た 絵本

思い出し た

この 本 に だけ 色 が つい て 見え て た の

お 母 さん と 何度 も 読 ん で たから だって 思って た けど

それ だけ じゃ なかった ん だ

ペンギン さん は 白 と 黒

ペンギン さん の 部屋 も 白 と 黒

今日 も ペンギン さん は お気に入り の お 部屋 の 中 で ひと り のんびり お茶 を 飲 ん で い まし た

すると どこ から か 「 こっち に おいで よ 」 と 声 が し ます

ペンギン さん が おそるおそる 扉 に 近づく と

うさぎ さん が ぴょ こん と 顔 を 覗か せ まし た

「 おいしい 野 いちご が ある の こっち よ 」

「 驚か し て ご め ん ね 」

ムササビ さん は 飛行 眼鏡 を かっこよく 頭 の 上 に ずらし

リュックサック の 中 から 胡桃 を 取り出し まし た

「 これ おいしい ん だ よ 一緒に 食べよ う 」

「 今日 は 初めて の こと ばかり … 」 と ペンギン さん は こっそり 思い まし た

「 風 は いろんな 匂い を 連れ て くる 」 と くま さん が 言い まし た

「 草 の 匂い 花 の 匂い お 日 様 の 匂い 海 の 匂い 」

「 水平 線 が 光って る ! 」 いぬ さん は 海 に 向かって カメラ を 構え まし た

うさぎ さん は いぬ さん の 隣 に 立って 海 の に おい を 嗅 い で い ます

「 明るく て も 暗く て も どっち で も いい けど 歩き回る に は ちょっと 暑 すぎ 」

「 こんな 日 は 日陰 で お 昼寝 が いちばん 」 と ねこ さん が 言う と

「 賛成 ~ 」 と ムササビ さん が 手 を 上げ まし た

インコ さん は きょとんと 目 を 開き まし た

「 私 は 飛 べ る けど 泳 げ ない あなた は 泳 げ る けど 飛 べ ない 」

「 でも 卵 で 生まれ て 羽根 が ある から 鳥 仲間 だ よ 」

ペンギン さん は 怖く て 怖く て 泣き そう で し た

稲妻 は 光り 雷 は 轟き 風 は 吹き荒び

雨 は どんどん 降って みんな を 濡らし まし た

どれ くらい そう し て い た でしょ う か

気 が つく と 雨雲 が 切れ て 一筋 陽 が 射 し まし た

みんな が 森 の ほう を 振り返る と そこ に は 大きな 虹 が 架かって い まし た

「 世界 に は こんなに いろんな 色 が あった ん だ な 」

それ から ふと 考え まし た

「 私 の 色 は 何 色 かしら 」

海 が 青く て よかった

空 が 青く て よかった

あなた が くれ た 色

私 の 明日 に は たくさん の 色 が ある


Irozuku Sekai no Ashita kara (Iroduku : The World in Colors ) Episode 13 Irozuku Sekai no Ashita kara (Iroduku: The World in Colors) Episode 13 Iroduku Sekai no Ashita Kara(Iroduku:色彩世界)第 13 集

ひとり で 描く の が 好き だった ||えがく|||すき| I liked drawing alone.

好き に 描 い て い られ れ ば それ で 充分 だ と 思って い た すき||えが|||||||||じゅうぶん|||おもって|| I thought it was enough

だけど … But...

瞳 美 は … 俺 の 絵 を 特別 だ と 言って くれ た ひとみ|び||おれ||え||とくべつ|||いって||

彼女 の 最初 の 印象 は 「 寂し げ な 鈍 色 」 かのじょ||さいしょ||いんしょう||さびし|||どん|いろ My first impression of her was that

いつも 不安 を 滲ま せ て |ふあん||にじま|| Always oozing with unease, peering through a keyhole at the world around her.

周り の 世界 を 伺って い た まわり||せかい||うかがって||

ひとり に なった 俺 は きっと 何度 も 思い出す |||おれ|||なんど||おもいだす Now that I'm alone myself,

色とりどり の 君 を いろとりどり||きみ| Your multicolored self.

鮮やか な 痛み と 共に あざやか||いたみ||ともに Along with the vivid pain.

ヒトチヒミ

星 の 真砂 の その 内 に 永らく 眠 れる 月 の 光 よ ほし||まさご|||うち||ながらく|ねむ||つき||ひかり| Light of the moon deep in slumber within the sand of stars.

我 が 呼びかけ に 応じ 給え われ||よびかけ||おうじ|たまえ Heed my call.

我 は 今 宵 大いなる 時 の 流れ の 先 に 愛し 子 を 送り出す 者 なり われ||いま|よい|おおいなる|じ||ながれ||さき||あいし|こ||おくりだす|もの| Tonight, we shall send into the great flow of time

星 の 真砂 の 力 よ 今 こそ 目覚め 給え ほし||まさご||ちから||いま||めざめ|たまえ Power of the light of the sand of stars, awaken for us now!

この 場 に 満ち て |じょう||みち|

時 の 道 を 開き 給え じ||どう||あき|たまえ and open the road of time.

す げ っ Whoa.

星 砂 の 光 が 充分 な 強 さ に なる まで まだ 少し 時間 ある よ ほし|すな||ひかり||じゅうぶん||つよ||||||すこし|じかん|| We have a little time before the strength of the star-sand's light matures.

じゃあ 俺 から |おれ| Then I'll start.

瞳 美 いつも 自信 な さ そう だった けど ひとみ|び||じしん||||| Hitomi, you always seemed to not have confidence in yourself.

そんな 必要 全然 なく て |ひつよう|ぜんぜん|| But there's no reason to feel that way.

俺 は お前 の 写真 好き だった おれ||おまえ||しゃしん|すき| I really liked...

これ から も 撮り 続け て ほしい |||とり|つづけ|| I hope you'll keep taking them.

はい I will.

元気 で な げんき|| Take care of yourself.

千草 ちぐさ -Chigusa. -What?

えっ と 最後 な ん で 瞳 美 先輩 ||さいご||||ひとみ|び|せんぱい Since this is goodbye, Hitomi,

ひと言 だけ いい です か ひとこと|||| can I just say one thing?

はい Yes.

もっと もっと 笑え ば いい のに ||わらえ||| You should smile a lot more.

そ したら もっと 写真 の 撮り 甲斐 が ある って いう か |||しゃしん||とり|かい||||| If you do, there'll be more opportunities for photos. Don't waste it.

もったいない

あんた 最後 に それ ? |さいご|| -That's the last thing you're gonna say to her? -It's okay.

う うん ありがとう 千草 くん |||ちぐさ|

私 本当 に 笑う の が 苦手 だった の わたくし|ほんとう||わらう|||にがて|| I've always had a hard time smiling.

でも これ から は きっと 大丈夫 |||||だいじょうぶ But, I'm sure I'll manage from now on!

瞳 美 の おかげ で 思い出 が たくさん でき た よ ひとみ|び||||おもいで||||| Thanks to you,

私 胡桃 先輩 に いつも 元気 を もらい まし た わたくし|くるみ|せんぱい|||げんき|||| You always knew just how to cheer me up, Kurumi.

先輩 な の に 友達 みたい で せんぱい||||ともだち|| You're an upperclassman, but you feel just like a friend.

や だ 泣か せ ない で ||なか||| Oh, no, don't make me cry.

眼鏡 曇って 見え なく なっちゃ う じゃ ん めがね|くもって|みえ|||||

胡桃 先輩 くるみ|せんぱい Kurumi...

あり が と ね うち の 部 に 来 て くれ て ||||||ぶ||らい||| Thank you for coming to our club.

後輩 に なって くれ て 楽しかった こうはい|||||たのしかった It was fun having you as an underclassman.

ありがとう ございます Thank you.

じゃあ ね

瞳 美 ちゃん ひとみ|び|

せっかく 仲良し に な れ て |なかよし|||| I was so happy that we had finally become close.

嬉しかった のに うれしかった|

ごめん ね あさ ぎ ちゃん -I'm sorry, Asagi. -No.

違う ん です 泣 い たら いけ ない ちがう|||なき||||

心配 かけ ちゃ う って 胡桃 先輩 と 言って た のに しんぱい|||||くるみ|せんぱい||いって|| Kurumi told me that we'd make you worry.

やっぱり ダメ |だめ But I can't help it.

一緒に 卒業 し たかった です いっしょに|そつぎょう||| I wanted to graduate together.

写真 見せ 合ったり パフェ 食べ に 行ったり しゃしん|みせ|あったり||たべ||おこなったり To hang out at photo studios, eat parfaits,

放 課 後 おしゃべり し たり はな|か|あと|||

もっと もっと Much, much more.

友達 に なって くれ て ありがとう ともだち||||| Thanks for being my friend.

手紙 書き ます 何 回 でも ずっと てがみ|かき||なん|かい|| I'll write letters. As many as possible.

未来 の 友達 に みらい||ともだち| To my friend in the future.

瞳 美 ひとみ|び Hitomi.

遠く まで 来 て くれ て ありがとう とおく||らい|||| Thanks for coming all the way here to us.

大好き よ だいすき| I love you.

琥珀 … こはく Kohaku...

60 年 後 ふた り で 思い出 話 が できる の とし|あと||||おもいで|はなし||| We'll be able to reminisce 60 years in the future.

楽しみ に し てる ね たのしみ|||| I'm looking forward to it.

私 も わたくし| Me too.

時間 魔法 よろしく お 願い し ます じかん|まほう|||ねがい|| Do your best with the time magic.

承り まし た うけたまわり|| You'd better believe I will.

じゃあ 唯 翔 さ ん |ただ|と|| Okay, Yuito.

俺 は … おれ| I...

瞳 美 に 会って … ひとみ|び||あって After meeting you...

未来 でも 幸せ で い て ほしい みらい||しあわせ|||| I hope you're happy in the future too.

忘れ ない 瞳 美 の こと わすれ||ひとみ|び|| I won't forget about you.

私 も 忘れ ませ ん わたくし||わすれ|| I won't forget either.

もう いい の Is that all? Are you sure?

本当 に ? ほんとう|

全部 言って おい た ほう が いい よ ぜんぶ|いって|||||| You should say everything you're feeling.

会 える の は 今日 が もう 最 … かい||||きょう|||さい -You won't see each other again after-- -It's fine.

いい ん だ

待って ください まって| Please wait.

私 から も 言わ せ て ください わたくし|||いわ||| I have something to say too.

今 まで ありがとう ござい まし た いま||||| Thanks for everything you've done.

はじめ は ひと り で 心細く て |||||こころぼそく| I was sad and all alone at first.

こっち の こと も 学校 の こと も わから なく て ||||がっこう|||||| I didn't know anything about this world and school here.

でも みんな が い て くれ て But you were all there for me.

忘れ られ ない たくさん の 気持ち を もらい まし た わすれ|||||きもち|||| I experienced all these feelings that I'll never forget.

私 は それ まで 自分 から 閉じ て しまって い た ん です わたくし||||じぶん||とじ|||||| I had closed myself off up until then.

でも 勝手 な 思い込み で 自分 を 追い詰める の は もう やめよ う って |かって||おもいこみ||じぶん||おいつめる|||||| But I decided to stop limiting myself based on false presumptions.

きっと 気持ち ひと つ で 世界 は … |きもち||||せかい| I'm sure that a single feeling can change the--

なに

ヒトヤタナ I beseech thee, darkness that sinks into silence--

静寂 に 沈む 暗黒 の … せいじゃく||しずむ|あんこく|

何 か が 邪魔 し てる なん|||じゃま|| Something's interfering.

まるで 別 の 魔法 みたい な |べつ||まほう|| -It's almost like another magic is... -Could this be...

まさか … 私 の せい ? |わたくし||

瞳 美 ひとみ|び Hitomi!

瞳 美 ! ひとみ|び Hitomi!

瞳 美 ! ひとみ|び Hitomi!

瞳 美 ひとみ|び

瞳 美 ひとみ|び Hitomi!

勝手 な 思い込み で 自分 を 追い詰める の は もう やめよ う って かって||おもいこみ||じぶん||おいつめる|||||| I decided to stop limiting myself based on false presumptions.

渡 れる よ と|| You can cross it.

ほら See?

あの とき 俺 が 小さな 瞳 美 に 伝え たかった こと ||おれ||ちいさな|ひとみ|び||つたえ|| At that moment,

自分 を 閉じ込め ない で ほしかった じぶん||とじこめ||| "I don't want you to shut yourself in.

諦め ない で ほしかった あきらめ||| I don't want you to give up."

同じ じゃ ない の か 俺 も おなじ|||||おれ| Am I not just the same as her?

自分 の 気持ち を 無理矢理 閉じ込め て じぶん||きもち||むりやり|とじこめ| Shutting myself in with my own feelings.

渡 れる よ と|| You can cross it.

渡 れる よ と|| You can cross it.

い た

瞳 美 ひとみ|び

瞳 美 ひとみ|び Hitomi!

苦しく て も くるしく|| Even if it hurts...

叶わ なく て も かなわ||| even if it won't come true...

大切 な 気持ち は 決して 消え ない たいせつ||きもち||けっして|きえ| Precious feelings will never disappear.

瞳 美 ! ひとみ|び Hitomi!

瞳 美 ひとみ|び -Hitomi! -Yuito! Thank goodness.

唯 翔 くん よかった ただ|と||

私 まだ 伝え たい こと が あった の わたくし||つたえ||||| There were still things I wanted to tell you.

最後 まで 私 助け て もらって ばかり だった さいご||わたくし|たすけ|||| This entire time, I've done nothing but accept your help.

絵 を 見せ て もらって 色 を 見せ て もらって え||みせ|||いろ||みせ||

魔法 を 褒め て もらった とき 嬉しかった まほう||ほめ||||うれしかった And I was so happy when you praised my magic.

嫌い だった 自分 を 見せ て も 変わら ず に い て くれ た きらい||じぶん||みせ|||かわら|||||| You were there for me when I showed you my detestable self.

私 を 全部 受け止め て くれ た わたくし||ぜんぶ|うけとめ||| You accepted all of me.

一緒に いる だけ で 幸せ だった いっしょに||||しあわせ|

ありがとう Thank you.

唯 翔 くん が 私 の これ から に 魔法 を かけ て くれ た ただ|と|||わたくし|||||まほう||||| You put a magic spell on my future.

俺 も だ よ おれ||| So did you.

俺 も 瞳 美 から たくさん の 大切 な もの を もらった から おれ||ひとみ|び||||たいせつ||||| -You gave me so many precious things to hold onto. -Me?

私 ? わたくし

本当 は 絵 を 描く 道 は 諦めよ う と 思って た ん だ ほんとう||え||えがく|どう||あきらめよ|||おもって||| The truth is, I thought I'd given up on the path of drawing.

けど 瞳 美 に 会って 気持ち が 変わった |ひとみ|び||あって|きもち||かわった But my feelings changed when I met you.

人 に 喜 ん で もらう こと と か じん||よろこ|||||| Wanting to make others happy, and the enjoyment of drawing...

絵 を 描く 楽し さ と か え||えがく|たのし|||

そう いう こと を 思い出し た ん だ ||||おもいだし||| You made me realize that once again.

自分 を 閉じ込め て た の は 俺 だって 同じ じぶん||とじこめ|||||おれ||おなじ I shut myself off in a corner just like you.

瞳 美 は 俺 の 絵 に 光 を 射 し て くれ た ん だ ひとみ|び||おれ||え||ひかり||い|||||| You shined light onto my drawings.

暗い 色 も 明るい 色 も くらい|いろ||あかるい|いろ| The dark colors, and the bright ones.

全部 が 瞳 美 を 作って る ぜんぶ||ひとみ|び||つくって| They all make you up, Hitomi. You don't have to remove any colors.

何 も 消さ なく て いい なん||けさ|||

未来 でも 笑って て みらい||わらって| Keep smiling in the future, too.

好き だ よ 瞳 美 すき|||ひとみ|び I love you, Hitomi.

私 も わたくし| Me too.

大好き だいすき

唯 翔 くん の 髪 の 色 肌 の 色 ただ|と|||かみ||いろ|はだ||いろ The color of your hair,

瞳 の 色 心 の 色 ひとみ||いろ|こころ||いろ

私 忘れ ない わたくし|わすれ| I...

俺 も 忘れ ない おれ||わすれ| I won't forget you either.

俺 たち は きっと お互い の 未来 に 色 を 取り戻す ため に 出会 え た おれ||||おたがい||みらい||いろ||とりもどす|||であ|| I'm sure we met in order to put the color back in each other's futures.

瞳 美 ひとみ|び Hitomi!

琥珀 こはく Kohaku. I...

私 … わたくし

色 見える いろ|みえる I can see colors.

気持ち ひと つ で 世界 は 変わって ゆく きもち||||せかい||かわって| A single feeling can change the world.

瞳 美 ひとみ|び Hitomi!

ありがとう 唯 翔 くん |ただ|と| Thank you, Yuito.

さよなら 瞳 美 |ひとみ|び Goodbye, Hitomi.

さよう なら Goodbye.

ヒトヤタナ I beseech thee, darkness that sinks into silence.

静寂 に 沈む 暗黒 の 久遠 の 流れ 照ら せよ 光 せいじゃく||しずむ|あんこく||くおん||ながれ|てら||ひかり

空 に 星 満ち から||ほし|みち Starlit sky, soul-lit Earth. Schools upon the hills. Beaches that beam down from stars.

地 に は 霊 満 つ ち|||れい|まん|

丘 の 上 の 学び 舎 よ おか||うえ||まなび|しゃ|

瞳 美 ちゃん 行って らっしゃい ひとみ|び||おこなって| -Hitomi! -Goodbye!

星 降る 砂浜 よ ほし|ふる|すなはま|

雨 に 濡れる 坂道 あめ||ぬれる|さかみち -Hilly roads wet with rain. -We'll meet again!

また 会 お う ね |かい|||

黄昏 の 港 よ たそがれ||こう| -Twilight... -See you!

じゃあ な

さよなら 瞳 美 ちゃん |ひとみ|び| -Goodbye, Hitomi! -Time spent together,

共に 過ごし とき は 今や 満ち ぬ ともに|すごし|||いまや|みち|

常 し え の 時 の 流れ よ 戻し 給え とわ||||じ||ながれ||もどし|たまえ Flow of everlasting time,

瞳 美 ひとみ|び

未来 で 待って る 必ず 生まれ て き て ね みらい||まって||かならず|うまれ|||| I'll be waiting in the future. Make sure you're born.

時 よ 還 ! じ||かえ Time, return.

そう し て 瞳 美 は 未来 へ 帰って いった |||ひとみ|び||みらい||かえって| And so Hitomi returned to the future.

瞳 美 を 未来 に 帰し た の は あたし の 時間 魔法 じゃ ない ひとみ|び||みらい||かえし||||||じかん|まほう|| What sent her back to the future wasn't my time magic.

その こと は あたし だけ が 知って いる ||||||しって| I'm the only one who knows that fact.

瞳 美 の 無意識 の 魔法 が 解ける こと が 旅 の リミット だった ん だ ひとみ|び||むいしき||まほう||とける|||たび||||| Hitomi's unconscious magic wearing off was the limit on her journey.

未来 の あたし が かけ た 大きな 魔法 今 は まだ 届か ない みらい||||||おおきな|まほう|いま|||とどか| The great magic I cast in the future

けど … いつか … きっと

行 こ う ぎょう|| Let's go.

次 止まり ます つぎ|とまり| We're approaching the stop.

到着 とうちゃく We've arrived.

着 い た ん です か ちゃく||||| Are we there?

キミ ノイ クベ キト コロ きみ|||きと| It's where you're meant to be.

往復 ぶん もらって ます おうふく||| You're covered for a round trip.

ありがとう Thank you.

今 往復 ぶん って … いま|おうふく||

おつり Here's your change.

バッテリー スタンド 確認 ばってりー|すたんど|かくにん Battery stand confirmed.

これ より 通常 モード に 移行 し ます ||つうじょう|もーど||いこう|| Regular functions will now resume.

今日 の 日付 は 2078 年 9 月 19 日 きょう||ひづけ||とし|つき|ひ Today's date is 2078,

時刻 は 午後 7 時 41 分 です じこく||ごご|じ|ぶん|

色 … 数 多 の 色 いろ|すう|おお||いろ

お かえり 瞳 美 ||ひとみ|び Welcome home, Hitomi.

どう 楽しかった でしょ |たのしかった| Well? Did you have fun?

楽しかった たのしかった It was fun, but...

でも 悲しかった |かなしかった

不安 で 怖く なって 嫌 に なった ふあん||こわく||いや|| I was anxious and scared, and it got unpleasant.

夢中 に なって ドキドキ し たり 嬉しく なって むちゅう|||どきどき|||うれしく| I was mesmerized and got excited, which made me so happy.

切なく なって 怒ったり 泣 い た り せつなく||いかったり|なき||| I felt lonely, got angry, and cried.

胸 が 締め付け られる ほど 苦しく なったり むね||しめつけ|||くるしく| It was so painful, it felt like my chest had seized up.

帰り たく なく なる くらい 恋しかったり かえり|||||こいしかったり It became so dear to me that I didn't want to leave.

でも 幸せ だった |しあわせ| But...

見 て き た の ね 瞳 を そらさ ず に み||||||ひとみ|||| You saw it, didn't you?

ねぇ 私 幸せ に なって い い ん だ よ ね |わたくし|しあわせ|||||||| Hey, it's okay for me to be happy, isn't it?

もちろん よ Of course!

全部 あなた が 自分 で 手 に 入れ た の よ ぜんぶ|||じぶん||て||いれ||| It's something you've obtained all by yourself.

私 は ほんの 少し 手伝った だけ わたくし|||すこし|てつだった| All I did was help just a tiny bit.

私 の 願い は 魔法 で 人 を 幸せ に する こと わたくし||ねがい||まほう||じん||しあわせ||| My wish is to use magic to make others happy.

でも 一 番 親しい 人 たち を 幸せ に する こと が でき なかった |ひと|ばん|したしい|じん|||しあわせ|||||| But I couldn't make those closest to me happy.

許し て ちょうだい ゆるし|| Please forgive me.

う うん 私 の ほう こそ ||わたくし||| It's okay.

琥珀 が どれ だけ 私 の こと を 想って くれ て た か 気付か なく て ごめんなさい こはく||||わたくし||||おもって|||||きづか|||

私 もう 大丈夫 よ わたくし||だいじょうぶ| I'm okay now.

私 お 母 さん を 探し て 会い に 行き たい わたくし||はは|||さがし||あい||いき| I want to go find my mother and talk to her!

琥珀 と 一緒に こはく||いっしょに Along with you, Kohaku!

今日 は 泊まって い ける ん でしょ きょう||とまって|||| You can stay the night, right?

お 父さん も いい って |とうさん|||

でも それ は 何 |||なん But what's that? Granny!

こ は … おばあ ちゃん

おばあ ちゃん は ヤメテ 琥珀 って 呼 ん で ||||こはく||よ|| Don't call me Granny. Kohaku is fine.

これ は ね タイム カプセル |||たいむ|かぷせる This here is a time capsule.

あなた に 渡 そ う と 思って 魔法 写真 美術 部 の みんな から よ ||と||||おもって|まほう|しゃしん|びじゅつ|ぶ|||| I thought I'd give it to you.

時間 を 越える のに 手 荷物 は 無理 だった じゃ ない ? じかん||こえる||て|にもつ||むり||| You can't bring things along with you when you cross time.

だから 未来 の 瞳 美 に 向け て アルバム 作 ろ う って |みらい||ひとみ|び||むけ||あるばむ|さく||| So, we thought we'd make an album for future Hitomi to see.

懐かしい わ なつかしい| It sure brings back memories.

60 年 前 の こと 全部 わかって て 送り出し て くれ た の とし|ぜん|||ぜんぶ|||おくりだし|||| Did you send me back knowing everything that would happen 60 years ago?

そりゃ そう よ Well, of course.

私 に とって も あの 日々 は 宝物 わたくし|||||ひび||たからもの Those days are a precious memory of mine.

これ で やっと … やっと あなた と 話 が できる わ ね ||||||はなし|||| And now finally...

それ から もう ひと つ And one more thing.

覚え てる ? おぼえ| Do you remember?

あなた が 小さい 頃 読 ん で い た 絵本 ||ちいさい|ころ|よ|||||えほん It's the picture book you read when you were little.

思い出し た おもいだし| I remember.

この 本 に だけ 色 が つい て 見え て た の |ほん|||いろ||||みえ||| This is the only book I was able to see in color.

お 母 さん と 何度 も 読 ん で たから だって 思って た けど |はは|||なんど||よ|||||おもって|| I thought it was because I read it countless times with my mother,

それ だけ じゃ なかった ん だ

ペンギン さん は 白 と 黒 ぺんぎん|||しろ||くろ "The penguin was white and black.

ペンギン さん の 部屋 も 白 と 黒 ぺんぎん|||へや||しろ||くろ The penguin's room was white and black too.

今日 も ペンギン さん は お気に入り の お 部屋 の 中 で ひと り のんびり お茶 を 飲 ん で い まし た きょう||ぺんぎん|||おきにいり|||へや||なか|||||おちゃ||いん||||| Today, once again,

すると どこ から か 「 こっち に おいで よ 」 と 声 が し ます |||||||||こえ||| When all of a sudden, she heard a voice call out, 'Come over here!'

ペンギン さん が おそるおそる 扉 に 近づく と ぺんぎん||||とびら||ちかづく| As the penguin cautiously inched toward her door,

うさぎ さん が ぴょ こん と 顔 を 覗か せ まし た ||||||かお||のぞか||| the rabbit poked her little head right in!

「 おいしい 野 いちご が ある の こっち よ 」 |の||||||

「 驚か し て ご め ん ね 」 おどろか|||||| 'Sorry for startling you!'

ムササビ さん は 飛行 眼鏡 を かっこよく 頭 の 上 に ずらし むささび|||ひこう|めがね|||あたま||うえ|| The flying squirrel stylishly pushed her flying goggles to the top of her head,

リュックサック の 中 から 胡桃 を 取り出し まし た ||なか||くるみ||とりだし|| and pulled a walnut out of her backpack.

「 これ おいしい ん だ よ 一緒に 食べよ う 」 |||||いっしょに|たべよ| 'These are delicious. Want to eat together?'

「 今日 は 初めて の こと ばかり … 」 と ペンギン さん は こっそり 思い まし た きょう||はじめて|||||ぺんぎん||||おもい|| 'Today's just full of firsts,' the penguin thought secretly to herself."

「 風 は いろんな 匂い を 連れ て くる 」 と くま さん が 言い まし た かぜ|||におい||つれ|||||||いい|| "'The wind brings all sorts of colors.' said the bear.

「 草 の 匂い 花 の 匂い お 日 様 の 匂い 海 の 匂い 」 くさ||におい|か||におい||ひ|さま||におい|うみ||におい 'The smell of grass, the smell of flowers,

「 水平 線 が 光って る ! 」 いぬ さん は 海 に 向かって カメラ を 構え まし た すいへい|せん||ひかって|||||うみ||むかって|かめら||かまえ|| "'The horizon is sparkling,' the dog faced towards the sea, and held his camera.

うさぎ さん は いぬ さん の 隣 に 立って 海 の に おい を 嗅 い で い ます ||||||となり||たって|うみ|||||か|||| The rabbit stood next to the dog, and sniffed at the ocean."

「 明るく て も 暗く て も どっち で も いい けど 歩き回る に は ちょっと 暑 すぎ 」 あかるく|||くらく||||||||あるきまわる||||あつ|

「 こんな 日 は 日陰 で お 昼寝 が いちばん 」 と ねこ さん が 言う と |ひ||ひかげ|||ひるね|||||||いう| Today's the perfect day for a nap in the sun!' said the cat.

「 賛成 ~ 」 と ムササビ さん が 手 を 上げ まし た さんせい||むささび|||て||あげ|| 'I'm in!'"

インコ さん は きょとんと 目 を 開き まし た いんこ||||め||あき|| "The parrot's eyes went wide with bewilderment.

「 私 は 飛 べ る けど 泳 げ ない あなた は 泳 げ る けど 飛 べ ない 」 わたくし||と||||えい|||||えい||||と|| 'I can fly, but I can't swim. You can swim, but you can't fly.

「 でも 卵 で 生まれ て 羽根 が ある から 鳥 仲間 だ よ 」 |たまご||うまれ||はね||||ちょう|なかま|| But, you were born from an egg and have wings, so we're fellow birds.'"

ペンギン さん は 怖く て 怖く て 泣き そう で し た ぺんぎん|||こわく||こわく||なき|||| "The penguin was so afraid she could cry.

稲妻 は 光り 雷 は 轟き 風 は 吹き荒び いなずま||ひかり|かみなり||とどろき|かぜ||ふきすさび

雨 は どんどん 降って みんな を 濡らし まし た あめ|||ふって|||ぬらし|| the rain poured down,

どれ くらい そう し て い た でしょ う か Who can say just how long it went on?

気 が つく と 雨雲 が 切れ て 一筋 陽 が 射 し まし た き||||あまぐも||きれ||ひとすじ|よう||い||| Before they realized, the rain clouds had disappeared, and a ray of sunlight beamed down.

みんな が 森 の ほう を 振り返る と そこ に は 大きな 虹 が 架かって い まし た ||しげる||||ふりかえる|||||おおきな|にじ||かかって||| As they all headed back to the forest,

「 世界 に は こんなに いろんな 色 が あった ん だ な 」 せかい|||||いろ||||| From then on,

それ から ふと 考え まし た |||かんがえ|| 'This world is full of so many colors.

「 私 の 色 は 何 色 かしら 」 わたくし||いろ||なん|いろ| I wonder what color...

海 が 青く て よかった うみ||あおく|| I'm so glad the ocean is blue.

空 が 青く て よかった から||あおく|| I'm so glad the sky is blue.

あなた が くれ た 色 ||||いろ The colors you gave me...

私 の 明日 に は たくさん の 色 が ある わたくし||あした|||||いろ|| My future...