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ナルト- 疾風伝 (Naruto), NARUTO -ナルト- 疾風伝 - シーズン9 - 189 - サスケの肉球大全

NARUTO -ナルト - 疾風 伝 - シーズン 9 - 189 - サスケ の 肉 球 大全

( デンカ ) 懐かしい の が 来た フニィ 。 ( 猫 バア ) ん ?

( 猫 又 ) 猫 バア 忍 猫 用 クニャイ 400 丁 手 裏 剣 600 枚 くれ ニャ 。

ほ ぉ … コイツ は 驚いた 。

アンタ 自ら 出向いて くる なんて ねぇ 。

うち は の 小僧 も その 頃 は かわいかった もの よ のう 。

ナルト : ええ !? また 猫 捕まえ ん の か よ 。

( カカシ ) ちょっと 違う な 。 「 また 猫 」 じゃ なくて 「 猫 又 」 だ 。

その 猫 又 の 肉 球 スタンプ を もらって くる の が 今回 の 任務 だ 。

は ぁ …。

又 猫 でも 猫 又 でも どっち だって いい って ば よ 。

そんな D 級 任務 なんか →

他の 連中 に やら せりゃ いい んじゃ ねえ の ? なぁ サスケ ?

お前 だって こんな 任務 飽き飽き して んだ ろ ?

だったら お前 から も 言って やって くれ って ば よ 。

( サクラ ) サスケ 君 ?

( サスケ ) 嫌 なら お前 ら は 来 なくて いい 。

これ は うち は の …。

いや 俺 の 任務 だ 。 なんで !?

猫 バア : よく 来た ね サスケ の 坊や 。

久しぶりだ な 猫 バア 。

大きく なった ねぇ 。

サスケ の 知り合い ? つうか ここ 何 だって ば よ …。

ここ は うち は 一族 が →

武器 を 用立てる とき に 使って いた 店 だ 。

猫 バア は うち は の 情報 源 でも あり 今回 の 依頼 人 で も ある わけだ 。

タマキ 『 肉 球 大全 』 を 持ってきて おくれ 。

( タマキ ) は ~ い おばあ ちゃん 。

あれ を 本 に した の か 。

サスケ 君 今回 の 任務 の こと いろいろ 知って る みたいだ けど …。

どういう こと な の か 説明 して くれ ない ?

フフフ … もともと この 本 は →

サスケ と 兄 の イタチ 2 人 の ゲーム …。 アイツ の 話 は やめろ !!

チッ … 俺 は 任務 の 準備 に かかる 。

なんで ぇ アイツ …。

あの 頃 は 仲 が よかった んじゃ が のう 。

イタチ は ね 幼い サスケ を 連れて よく うち に 使い に 来て おった 。

しかし サスケ は ただ の お 使い が 嫌で のう 。

ダダ を こねて は イタチ を 困ら せて おった よ 。

そこ で イタチ は →

すばしこい 猫 の 肉 球 を 集める と いう ゲーム を 思いついた のじゃ 。

ハハッ ガキ の 遊び か よ 。 ま ぁね 。

じゃ が アカデミー 入学 前 に →

下 忍 並 の 動き を こなして おった んじゃ から →

さすが は うち は と いう ところ かのう 。

ま ぁ 最初 は かわいい もんじゃ った が →

徐々に エスカレート して いって な 。

半分 冗談 で 用意 した →

イタチ の ノルマ さえ ほとんど クリア して しまった んじゃ よ 。

で そうして 集まった 肉 球 が この 本 と いう わけ さ 。

サスケ が これ を やめて から も →

私 は 気 に なって いて ね 。

イタチ の 残した ノルマ 2 つ の うち の 1 つ は →

雲隠れ の 二 位 に 頼んで みた ところ 了解 して もらえた んじゃ が 。

《 雲隠れ の 二 位 ? 何 だ それ 》

それ で 最後 の 1 つ を 私 たち に 依頼 して きた んです ね 。

しかし のう 猫 又は 決して 顔 を 表 に 出さ ない →

忍 猫 界 の 裏 を 仕切る 大物 だ よ 。

難 攻 不 落 の 砦 に 隠れ →

猫 又 を 守る 忍 猫 は 数 知れ ず 。

下 忍 の スリーマンセル で 大丈夫 かい なぁ ?

俺 たち に 任して おけば ま ぁ 大丈夫 だって ば よ 。

な サクラ ちゃん 。

イタチ も な これ に 関しちゃ ハードル が 高い と 言って →

サスケ に も 行か せ なかった んじゃ 。

気 を 抜く で ない ぞ 。

《 サスケ の ヤツ それ で あんな ムキ に なって や がん の か 》

《 俺 は ヤツ の 引いた 線 を 超えて み せる 》

おい サスケ !

早速 猫 に 変化 して 砦 に 潜入 だって ば よ 。

確かに 猫 の 砦 に 潜入 する に は 変化 が 有効 か 。

変化 の 術 !

それ の どこ が 猫 な の よ !

結構 自信 あった のに よ 。

変化 し なくて も いい フニィ 。

( ヒナ ) それ に 変化 じゃ 猫 語 は わかん ない フニィ 。

そこ で じゃ コイツ さえ つければ 猫 たち に は →

同族 に しか 見え ん の さ ね 。

そんな 便利な アイテム が ある ん なら 最初 から 出せ って んだ よ !

《 この 俺 が こんな もの を …》

( デンカ ) 俺 たち は 顔 が 知ら れて っ から ここ から 先 に は いけない フニィ 。

( ヒナ ) 猫 又 の 素顔 を 見た 忍 猫 は い ない フニィ 。

うまく 探せる フニィ ?

コイツ の おかげ で 潜入 自体 は 簡単に すみ そうだ 。

《 サスケ 君 かわいい 》

潜入 に 成功 さえ すれば あと は どう と でも なる 。

お前 ら 急ぐ ぞ 。 ちょっと 待った !

サスケ コイツ で 忍 猫 たち と 会話 が できる って こと は ニャ →

何も は な っ から そう ケンカ 腰 で いか なく った って →

ちゃんと 話し合えば 肉 球 スタンプ の 1 つ や 2 つ 押して くれる ニャ 。

( デンカ ) ムリ ムリ 。 なんで だって ば ニャ !?

肉 球 スタンプ を とら れる こと 自体 が 猫 に とって は はずかしい こと フニィ 。

人間 で いえば 身ぐるみ 剥がさ れて 写真 を 撮ら れる ような もの フニィ 。

ハハハ ! なんだ …。

裸 の 写真 くらい ちゃ ~ ん と 説得 すれば

サクラ ちゃん だって 撮ら せて くれる って ば ニャ 。

なぁ ? サクラ ちゃん !

撮ら せる か ! この 変態 !!

やっぱり 話し合い は ムリ っぽい フニィ 。

道 案内 サンキュー だって ば ニャ …。 早く 行け 変態 。

次 ニャ 。

お前 ら 見 ねえ 顔 だ ニャ 。 新 猫 だって ば ニャ 。

これ を 。

新 猫 に しちゃ ずいぶん 事情 が わかって る ニャ 。

なんで バレ た ニャ ? 知る か !

それ ! ご 褒美 ニャ 。 わかって る 新 猫 ニャ ら 大 歓迎 だ ニャン 。

ほれ ! どうした ニャ り ? 遠慮 はいらん ニャ り 。

じゃ … じゃれ ない と 怪しま れる ニャ 。

《 チッ ! これ も 猫 又 を クリア する ため だ 》

なんか 楽しい って ば ニャ !

ニャン と くら ぁ !

あぁ … チクショウ め !

ニャン ニャン ニャン ニャン 楽しい って ば ニャン !

に … 人間 だ ニャ ! 人間 が 紛れ込んで る ニャ !!

あ ? 何 ニャーニャー 言って る ニャ ?

バカ が ! 行く ぞ 。

あっ ! アイツ ら も 怪しい ニャ り !

曲者 ニャ ! であえ であえ ニャ !!

サ … サスケ ! サクラ ちゃん !

ニャニャニャ ニャニャニャ ニャーニャ ニャニャニャ ニャ !

ニャーニャ ニャニャニャニャー !

わかった って ば よ ! たぶん 帰れ って んだ よ な 。

おとなしく 帰る って ば …。 クソ ! 出直し だって ば よ 。

( みんな ) ニャン ニャン ニャー !

( 警報 )

ずいぶん 物々しい 雰囲気 だ けど 何ごと だ ミィ ?

なんでも 人間 が 紛れ込んで る らしい ニャ 。

人間 だ と !? 近く に いたら オイラ が と っ 捕まえて やる ニャオ !

ナルト の こと だ 。 心配 は いら ない 。

俺 たち は この 混乱 に 乗じて 猫 又 を 探す 。

サクラ は 東 の 塔 から 行け 。 俺 は 西 だ 。

えっ !? 最低 でも ツーマンセル で 行か ない と …。

俺 たち の 侵入 は もう バレ てる 。 時間 の 勝負 だ 。

探索 は 二手 に 分かれた ほう が 早い 。

うん … わかった わ 。

( 猫 又 ) 外 が 騒がしい ニャ 。

ボス ! 人間 だ ニャ 。 人間 が 城 内 に 侵入 した ニャ 。

人間 の 侵入 者 だ と ? 即刻 追い出す の ニャ !!

は はっ … ニャ …。

人間 ? あれ から 7 年 か …。

ふ っ … まさか ニャ …

( 鐘 の 音 )

《 ヘヘヘッ 正面 から の 潜入 が 無理 なら →

忍 らしく 外 から 潜入 だって ば よ 》

《 さくら : 情報 収集 に は 酒場 が いちばん か 》

フウ …。

マタタビーニャ です ニャ 。

あっ … 私 まだ 頼んで ニャイ んです けど …。

あちら の お 客 様 から です ニャ 。

隣 よろしい です か ニャ ?

あっ … はい 。

では お 近づき の しるし に 。

例の もの ニャ 。

これ が うまい ニャ !

ねぇ あなた さ 猫 又 って 猫 知ら ない ?

ああ ボス なら いつも 天守閣 に いる ニャ 。

ありがとう ! これ あげる ニャ 。 ニャ !?

くっ … くっ …。

たっ … たっ … ペットボトル !?

何 だって 猫 が 猫 よけ してん だって ば よ !

ボ … ボス なら 天守閣 に …。

ニャッ !!

《 きっと サスケ 君 も あそこ を 目指して る 》

( 足音 )

( チャイニャ ) アンタ 見慣れ ない 顔 ニャ 。

し … 新 猫 で 。 ( チャイニャ ) ニャ る ほど 。

それ が ボス に 何の 用 ニャ ?

《 しまった … さっき の 話 を 聞か れて る 》

( 猫 の 鳴き声 )

何者 ニャ !

さては 人間 と ともに 侵入 して きた ヤツ だ ニャ ?

ザコ は 引っ込んで ろ ! ザコ ちゃ う ニャ !

ボス の ところ に は 行か せ ない ニャ 。

《 素早い ! 隙 が ある と すれば 着地 の 瞬間 !》

しゃ ~ んに ゃろ ~!

《 なに 今 の !? 確実に ヒット した の に まったく 手応え が ない !

俊 敏 で 柔軟 。

なら 懐 に 入って きた 相手 の 力 を 利用 して !》

《 カウンター 狙い が バレバレ だ ニャ 》

あっ !

きっ … キサマ ! に … 人間 だった ニャ !

ならば もう 手加減 は でき ん ニャ 。

覚悟 ニャ !

うわ ぁ ~!

猫 の 毛 は 水 を はじか ない 。

水 を 含んだ 毛 は 急速に 体温 を 奪って いく わ 。

さ … 寒い ニャ …。

まいった ニャ …。

やられた ニャ …。

ほう ここ まで 乗り込んで くる と は →

坊主 何者 ニャ ?

お前 が 猫 又 か 。

おとなしく 肉 球 を 差し出す なら よし →

さもなくば 痛い 目 を 見る こと に なる ぜ 。

フンニヒヒッ 。

わし に 向かって 啖呵 切る と は いい 度胸 ニャ 。

フッ !

これ は !

( 油 を なめる 音 )

お前 は ?

ウニャー !

ニャー !

ニャー !

~ ニャー ! 写 輪 眼 !

( 鈴 の 音 )

ニャー !

~ 消えろ ! 写 輪 眼 は 幻 術 を 見破る 。 俺 に 幻 術 は 効か ない !

ほ ほう … やる ニャア 。

ならば 力 づく で いく ニャア !

~ シャーッ ! ~ 《 サスケ 君 !》 ~ とどめ ニャ ! ニャッ !?

へばって んじゃ ねぇ ぞ サスケ !

サスケ 君 !

大丈夫 ?

サクラ … ナルト …。

コイツ が 猫 又 か 。 ヘッ ! 真 打ち うずまき ナルト 登場 だって ば よ !

手 ぇ 出す んじゃ ねえ ! え ぇ ~!?

コイツ は 俺 の ノルマ だ 。

それ に … これ で 最後 だ !

よける まで も ない ニャ !

起爆 札 !

俺 が ただ 逃げ回って いる と でも 思って いた か ?

~ ミッション クリア あの とき は アンタ も 貧乏 クジ だった ね 猫 又 。

ニャ ~ に … あの イタチ の 弟 だ から ニャ 。 戦って み たかった ニャ 。

それ に イタチ から の 頼み じゃ 断れ ない ニャ 。

猫 又 : ば … 化 物 ニャ !

( イタチ ) いずれ ここ へ 弟 が やってくる 。

その とき は 全力 で 相手 を して やって ほしい 。

お前 の 力量 ならば 今 の 弟 に 勝ち目 は ない だろう な 。

ニャ ら どうして ニャ !?

( イタチ ) 成長 と は 自分 の 限界 を 超える こと に ある 。

それ に 気づく こと も また 修業

悔しい が サスケ も イタチ の 課題 に みごと 応えた って わけ ニャ 。

ホントだ ねぇ …。

それにしても … あの 仲 の よかった 2 人 が ねぇ …。

( くも じい ) もしもし そこ の あなた 。

たまに は わし ら と 一緒に 空 から 日本 を 眺めて みる

と いう の は どう じゃ ろう ? 楽しい ぞ !

( くも み ) きっと いろんな 発見 が ある はずです よ 。

では そろそろ 出発 じゃ !


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( デンカ ) 懐かしい の が 来た フニィ 。 ( 猫 バア ) ん ? |なつかしい|||きた||ねこ||

( 猫 又 ) 猫 バア   忍 猫 用 クニャイ 400 丁 手 裏 剣 600 枚 くれ ニャ 。 ねこ|また|ねこ||おし|ねこ|よう||ちょう|て|うら|けん|まい||

ほ ぉ …  コイツ は 驚いた 。 ||||おどろいた

アンタ 自ら 出向いて くる なんて ねぇ 。 |おのずから|でむいて|||

うち は の 小僧 も その 頃 は かわいかった もの よ のう 。 |||こぞう|||ころ|||||

ナルト : ええ !? また 猫   捕まえ ん の か よ 。 |||ねこ|つかまえ||||

( カカシ ) ちょっと 違う な 。 「 また 猫 」 じゃ なくて  「 猫 又 」 だ 。 ||ちがう|||ねこ|||ねこ|また|

その 猫 又 の 肉 球 スタンプ を もらって くる の が   今回 の 任務 だ 。 |ねこ|また||にく|たま|すたんぷ||||||こんかい||にんむ|

は ぁ …。

又 猫 でも 猫 又 でも どっち だって いい って ば よ 。 また|ねこ||ねこ|また|||||||

そんな D 級 任務 なんか → |d|きゅう|にんむ|

他の 連中 に やら せりゃ いい んじゃ ねえ の ?  なぁ   サスケ ? たの|れんちゅう|||||||||さすけ

お前 だって こんな 任務   飽き飽き して んだ ろ ? おまえ|||にんむ|あきあき|||

だったら   お前 から も 言って やって くれ って ば よ 。 |おまえ|||いって|||||

( サクラ ) サスケ 君 ? さくら|さすけ|きみ

( サスケ ) 嫌 なら お前 ら は 来 なくて いい 。 さすけ|いや||おまえ|||らい||

これ は   うち は の …。

いや   俺 の 任務 だ 。 なんで !? |おれ||にんむ||

猫 バア : よく 来た ね   サスケ の 坊や 。 ねこ|||きた||さすけ||ぼうや

久しぶりだ な   猫 バア 。 ひさしぶりだ||ねこ|

大きく なった ねぇ 。 おおきく||

サスケ の 知り合い ? つうか   ここ   何 だって ば よ …。 さすけ||しりあい|||なん|||

ここ は   うち は 一族 が → ||||いちぞく|

武器 を 用立てる とき に 使って いた 店 だ 。 ぶき||ようだてる|||つかって||てん|

猫 バア は   うち は の 情報 源 でも あり 今回 の 依頼 人 で も ある わけだ 。 ねこ||||||じょうほう|げん|||こんかい||いらい|じん||||

タマキ  『 肉 球 大全 』 を 持ってきて おくれ 。 たまき|にく|たま|たいぜん||もってきて|

( タマキ ) は ~ い   おばあ ちゃん 。 たまき||||

あれ を 本 に した の か 。 ||ほん||||

サスケ 君   今回 の 任務 の こと いろいろ 知って る みたいだ けど …。 さすけ|きみ|こんかい||にんむ||||しって|||

どういう こと な の か 説明 して くれ ない ? |||||せつめい|||

フフフ …  もともと   この 本 は → |||ほん|

サスケ と 兄 の イタチ  2 人 の ゲーム …。 アイツ の 話 は   やめろ !! さすけ||あに||いたち|じん||げーむ|||はなし||

チッ …  俺 は   任務 の 準備 に かかる 。 |おれ||にんむ||じゅんび||

なんで ぇ   アイツ …。

あの 頃 は 仲 が よかった んじゃ が のう 。 |ころ||なか|||||

イタチ は ね   幼い サスケ を 連れて よく   うち に 使い に 来て おった 。 いたち|||おさない|さすけ||つれて||||つかい||きて|

しかし   サスケ は ただ の お 使い が 嫌で のう 。 |さすけ|||||つかい||いやで|

ダダ を こねて は イタチ を 困ら せて おった よ 。 ||||いたち||こまら|||

そこ で   イタチ は → ||いたち|

すばしこい 猫 の 肉 球 を 集める と いう ゲーム を 思いついた のじゃ 。 |ねこ||にく|たま||あつめる|||げーむ||おもいついた|

ハハッ   ガキ の 遊び か よ 。 ま ぁね 。 |がき||あそび||||

じゃ が   アカデミー 入学 前 に → ||あかでみー|にゅうがく|ぜん|

下 忍 並 の 動き を こなして おった んじゃ から → した|おし|なみ||うごき|||||

さすが は   うち は と いう ところ かのう 。

ま ぁ   最初 は かわいい もんじゃ った が → ||さいしょ|||||

徐々に   エスカレート して いって な 。 じょじょに|えすかれーと|||

半分   冗談 で 用意 した → はんぶん|じょうだん||ようい|

イタチ の ノルマ さえ   ほとんど クリア して しまった んじゃ よ 。 いたち||のるま|||くりあ||||

で   そうして 集まった 肉 球 が この 本 と いう わけ さ 。 ||あつまった|にく|たま|||ほん||||

サスケ が   これ を やめて から も → さすけ||||||

私 は 気 に なって いて ね 。 わたくし||き||||

イタチ の 残した ノルマ 2 つ の うち の 1 つ は → いたち||のこした|のるま||||||

雲隠れ の 二 位 に 頼んで みた ところ 了解 して もらえた んじゃ が 。 くもがくれ||ふた|くらい||たのんで|||りょうかい||||

《 雲隠れ の 二 位 ?  何 だ それ 》 くもがくれ||ふた|くらい|なん||

それ で 最後 の 1 つ を 私 たち に 依頼 して きた んです ね 。 ||さいご||||わたくし|||いらい||||

しかし のう   猫 又は 決して 顔 を 表 に 出さ ない → ||ねこ|または|けっして|かお||ひょう||ださ|

忍 猫 界 の 裏 を 仕切る 大物 だ よ 。 おし|ねこ|かい||うら||しきる|おおもの||

難 攻 不 落 の 砦 に 隠れ → なん|おさむ|ふ|おと||とりで||かくれ

猫 又 を 守る 忍 猫 は 数 知れ ず 。 ねこ|また||まもる|おし|ねこ||すう|しれ|

下 忍 の スリーマンセル で 大丈夫 かい なぁ ? した|おし||||だいじょうぶ||

俺 たち に 任して おけば ま ぁ   大丈夫 だって ば よ 。 おれ|||まかして||||だいじょうぶ|||

な   サクラ ちゃん 。 |さくら|

イタチ も な   これ に 関しちゃ ハードル が 高い と 言って → いたち|||||かんしちゃ|はーどる||たかい||いって

サスケ に も 行か せ なかった んじゃ 。 さすけ|||いか|||

気 を 抜く で ない ぞ 。 き||ぬく|||

《 サスケ の ヤツ   それ で あんな ムキ に なって や がん の か 》 さすけ||やつ||||||||||

《 俺 は   ヤツ の 引いた 線 を 超えて み せる 》 おれ||やつ||ひいた|せん||こえて||

おい   サスケ ! |さすけ

早速   猫 に 変化 して 砦 に 潜入 だって ば よ 。 さっそく|ねこ||へんか||とりで||せんにゅう|||

確かに   猫 の 砦 に 潜入 する に は   変化 が 有効 か 。 たしかに|ねこ||とりで||せんにゅう||||へんか||ゆうこう|

変化 の 術 ! へんか||じゅつ

それ の どこ が 猫 な の よ ! ||||ねこ|||

結構   自信 あった のに よ 。 けっこう|じしん|||

変化 し なくて も いい フニィ 。 へんか|||||

( ヒナ ) それ に 変化 じゃ 猫 語 は わかん ない フニィ 。 ひな|||へんか||ねこ|ご||||

そこ で じゃ コイツ さえ つければ 猫 たち に は → ||||||ねこ|||

同族 に しか 見え ん の さ ね 。 どうぞく|||みえ||||

そんな 便利な アイテム が ある ん なら 最初 から 出せ って んだ よ ! |べんりな|あいてむ|||||さいしょ||だせ|||

《 この 俺 が   こんな もの を …》 |おれ||||

( デンカ ) 俺 たち は 顔 が 知ら れて っ から ここ から 先 に は いけない フニィ 。 |おれ|||かお||しら||||||さき||||

( ヒナ ) 猫 又 の 素顔 を 見た 忍 猫 は い ない フニィ 。 ひな|ねこ|また||すがお||みた|おし|ねこ||||

うまく 探せる フニィ ? |さがせる|

コイツ の おかげ で 潜入 自体 は 簡単に すみ そうだ 。 ||||せんにゅう|じたい||かんたんに||そう だ

《 サスケ 君   かわいい 》 さすけ|きみ|

潜入 に 成功 さえ すれば あと は どう と でも なる 。 せんにゅう||せいこう||||||||

お前 ら   急ぐ ぞ 。 ちょっと 待った ! おまえ||いそぐ|||まった

サスケ   コイツ で 忍 猫 たち と 会話 が できる って こと は ニャ → さすけ|||おし|ねこ|||かいわ||||||

何も   は な っ から そう ケンカ 腰 で いか なく った って → なにも||||||けんか|こし|||||

ちゃんと 話し合えば   肉 球 スタンプ の 1 つ や 2 つ 押して くれる ニャ 。 |はなしあえば|にく|たま|すたんぷ|||||おして||

( デンカ ) ムリ   ムリ 。 なんで だって ば ニャ !? |むり|むり||||

肉 球 スタンプ を とら れる こと 自体 が 猫 に とって は   はずかしい こと フニィ 。 にく|たま|すたんぷ|||||じたい||ねこ||||||

人間 で いえば   身ぐるみ 剥がさ れて 写真 を 撮ら れる ような もの フニィ 。 にんげん|||みぐるみ|はがさ||しゃしん||とら||||

ハハハ !  なんだ …。

裸 の 写真 くらい ちゃ ~ ん と 説得 すれば はだか||しゃしん|||||せっとく|

サクラ ちゃん だって 撮ら せて くれる って ば ニャ 。 さくら|||とら|||||

なぁ ?  サクラ ちゃん ! |さくら|

撮ら せる か !  この 変態 !! とら||||へんたい

やっぱり   話し合い は ムリ っぽい フニィ 。 |はなしあい||むり||

道 案内   サンキュー だって ば ニャ …。 早く 行け   変態 。 どう|あんない|さんきゅー||||はやく|いけ|へんたい

次 ニャ 。 つぎ|

お前 ら   見 ねえ 顔 だ ニャ 。 新 猫 だって ば ニャ 。 おまえ||み||かお|||しん|ねこ|||

これ を 。

新 猫 に しちゃ ずいぶん   事情 が わかって る ニャ 。 しん|ねこ||||じじょう||||

なんで   バレ た ニャ ? 知る か ! ||||しる|

それ !  ご 褒美 ニャ 。 わかって る 新 猫 ニャ ら   大 歓迎 だ ニャン 。 ||ほうび||||しん|ねこ|||だい|かんげい||

ほれ !  どうした ニャ り ? 遠慮 はいらん ニャ り 。 ||||えんりょ|||

じゃ …  じゃれ ない と 怪しま れる ニャ 。 ||||あやしま||

《 チッ ! これ も   猫 又 を   クリア する ため だ 》 |||ねこ|また||くりあ|||

なんか   楽しい って ば ニャ ! |たのしい|||

ニャン と くら ぁ !

あぁ …  チクショウ め !

ニャン   ニャン   ニャン   ニャン 楽しい って ば ニャン ! ||||たのしい|||

に …  人間 だ ニャ ! 人間 が 紛れ込んで る ニャ !! |にんげん|||にんげん||まぎれこんで||

あ ?  何   ニャーニャー 言って る ニャ ? |なん||いって||

バカ が !  行く ぞ 。 ばか||いく|

あっ !  アイツ ら も 怪しい ニャ り ! ||||あやしい||

曲者 ニャ !  であえ   であえ ニャ !! くせもの||||

サ …  サスケ !  サクラ ちゃん ! |さすけ|さくら|

ニャニャニャ   ニャニャニャ   ニャーニャ   ニャニャニャ   ニャ !

ニャーニャ   ニャニャニャニャー !

わかった って ば よ ! たぶん   帰れ って んだ よ な 。 |||||かえれ||||

おとなしく 帰る って ば …。 クソ !  出直し だって ば よ 。 |かえる|||くそ|でなおし|||

( みんな ) ニャン   ニャン   ニャー !

( 警報 ) けいほう

ずいぶん   物々しい 雰囲気 だ けど 何ごと だ ミィ ? |ものものしい|ふんいき|||なにごと||

なんでも   人間 が 紛れ込んで る らしい ニャ 。 |にんげん||まぎれこんで|||

人間 だ と !?  近く に いたら オイラ が   と っ 捕まえて やる ニャオ ! にんげん|||ちかく|||||||つかまえて||

ナルト の こと だ 。  心配 は いら ない 。 ||||しんぱい|||

俺 たち は この 混乱 に 乗じて   猫 又 を 探す 。 おれ||||こんらん||じょうじて|ねこ|また||さがす

サクラ は 東 の 塔 から 行け 。  俺 は 西 だ 。 さくら||ひがし||とう||いけ|おれ||にし|

えっ !? 最低 でも   ツーマンセル で 行か ない と …。 |さいてい||||いか||

俺 たち の 侵入 は   もう   バレ てる 。 時間 の 勝負 だ 。 おれ|||しんにゅう|||||じかん||しょうぶ|

探索 は 二手 に 分かれた ほう が 早い 。 たんさく||ふたて||わかれた|||はやい

うん …  わかった わ 。

( 猫 又 ) 外 が 騒がしい ニャ 。 ねこ|また|がい||さわがしい|

ボス !  人間 だ ニャ 。 人間 が 城 内 に 侵入 した ニャ 。 ぼす|にんげん|||にんげん||しろ|うち||しんにゅう||

人間 の 侵入 者 だ と ? 即刻   追い出す の ニャ !! にんげん||しんにゅう|もの|||そっこく|おいだす||

は はっ …  ニャ …。

人間 ?  あれ から  7 年 か …。 にんげん|||とし|

ふ っ …  まさか ニャ …

( 鐘 の 音 ) かね||おと

《 ヘヘヘッ 正面 から の 潜入 が 無理 なら → |しょうめん|||せんにゅう||むり|

忍 らしく   外 から 潜入 だって ば よ 》 おし||がい||せんにゅう|||

《 さくら : 情報 収集 に は 酒場 が   いちばん か 》 |じょうほう|しゅうしゅう|||さかば|||

フウ …。

マタタビーニャ です ニャ 。

あっ …  私   まだ 頼んで ニャイ んです けど …。 |わたくし||たのんで|||

あちら の お 客 様 から です ニャ 。 |||きゃく|さま|||

隣   よろしい です か ニャ ? となり||||

あっ …  はい 。

では   お 近づき の しるし に 。 ||ちかづき|||

例の もの ニャ 。 れいの||

これ が   うまい ニャ !

ねぇ   あなた さ 猫 又 って 猫   知ら ない ? |||ねこ|また||ねこ|しら|

ああ   ボス なら いつも 天守閣 に いる ニャ 。 |ぼす|||てんしゅかく|||

ありがとう !  これ   あげる ニャ 。 ニャ !?

くっ …  くっ …。

たっ …  たっ …  ペットボトル !? ||ぺっとぼとる

何 だって   猫 が 猫 よけ してん だって ば よ ! なん||ねこ||ねこ|||||

ボ …  ボス なら 天守閣 に …。 |ぼす||てんしゅかく|

ニャッ !!

《 きっと   サスケ 君 も あそこ を 目指して る 》 |さすけ|きみ||||めざして|

( 足音 ) あしおと

( チャイニャ ) アンタ   見慣れ ない 顔 ニャ 。 ||みなれ||かお|

し …  新 猫 で 。 ( チャイニャ ) ニャ る ほど 。 |しん|ねこ|||||

それ が   ボス に 何の 用 ニャ ? ||ぼす||なんの|よう|

《 しまった … さっき の 話 を 聞か れて る 》 |||はなし||きか||

( 猫 の 鳴き声 ) ねこ||なきごえ

何者 ニャ ! なにもの|

さては   人間 と ともに 侵入 して きた ヤツ だ ニャ ? |にんげん|||しんにゅう|||やつ||

ザコ は   引っ込んで ろ ! ザコ ちゃ う ニャ ! ||ひっこんで|||||

ボス の ところ に は   行か せ ない ニャ 。 ぼす|||||いか|||

《 素早い !  隙 が ある と すれば 着地 の 瞬間 !》 すばやい|すき|||||ちゃくち||しゅんかん

しゃ ~ んに ゃろ ~!

《 なに   今 の !?  確実に ヒット した の に まったく 手応え が ない ! |いま||かくじつに|ひっと|||||てごたえ||

俊 敏 で 柔軟 。 しゆん|さとし||じゅうなん

なら   懐 に 入って きた 相手 の 力 を 利用 して !》 |ふところ||はいって||あいて||ちから||りよう|

《 カウンター 狙い が   バレバレ だ ニャ 》 かうんたー|ねらい||||

あっ !

きっ …  キサマ ! に …  人間 だった ニャ ! |||にんげん||

ならば   もう 手加減 は でき ん ニャ 。 ||てかげん||||

覚悟 ニャ ! かくご|

うわ ぁ ~!

猫 の 毛 は   水 を はじか ない 。 ねこ||け||すい|||

水 を 含んだ 毛 は 急速に 体温 を 奪って いく わ 。 すい||ふくんだ|け||きゅうそくに|たいおん||うばって||

さ …  寒い ニャ …。 |さむい|

まいった ニャ …。

やられた ニャ …。

ほう   ここ まで 乗り込んで くる と は → |||のりこんで|||

坊主   何者 ニャ ? ぼうず|なにもの|

お前 が   猫 又 か 。 おまえ||ねこ|また|

おとなしく 肉 球 を 差し出す なら   よし → |にく|たま||さしだす||

さもなくば 痛い 目 を 見る こと に なる ぜ 。 |いたい|め||みる||||

フンニヒヒッ 。

わし に 向かって 啖呵 切る と は いい 度胸 ニャ 。 ||むかって|たんか|きる||||どきょう|

フッ !

これ は !

( 油 を なめる 音 ) あぶら|||おと

お前 は ? おまえ|

ウニャー !

ニャー !

ニャー !

~ ニャー ! 写 輪 眼 ! うつ|りん|がん

( 鈴 の 音 ) すず||おと

ニャー !

~ 消えろ ! きえろ 写 輪 眼 は 幻 術 を 見破る 。 俺 に 幻 術 は 効か ない ! うつ|りん|がん||まぼろし|じゅつ||みやぶる|おれ||まぼろし|じゅつ||きか|

ほ ほう …  やる ニャア 。

ならば   力 づく で いく ニャア ! |ちから||||

~ シャーッ ! ~ 《 サスケ 君 !》 さすけ|きみ ~ とどめ ニャ ! ニャッ !?

へばって んじゃ ねぇ ぞ   サスケ ! ||||さすけ

サスケ 君 ! さすけ|きみ

大丈夫 ? だいじょうぶ

サクラ …  ナルト …。 さくら|

コイツ が 猫 又 か 。  ヘッ !  真 打ち うずまき ナルト 登場 だって ば よ ! ||ねこ|また|||まこと|うち|||とうじょう|||

手 ぇ   出す んじゃ ねえ ! え ぇ ~!? て||だす||||

コイツ は   俺 の ノルマ だ 。 ||おれ||のるま|

それ に …  これ で 最後 だ ! ||||さいご|

よける まで も ない ニャ !

起爆 札 ! きばく|さつ

俺 が   ただ 逃げ回って いる と でも 思って いた か ? おれ|||にげまわって||||おもって||

~ ミッション   クリア みっしょん|くりあ あの とき は アンタ も 貧乏 クジ だった ね   猫 又 。 |||||びんぼう||||ねこ|また

ニャ ~ に …  あの イタチ の 弟 だ から ニャ 。 戦って み たかった ニャ 。 |||いたち||おとうと||||たたかって|||

それ に   イタチ から の 頼み じゃ 断れ ない ニャ 。 ||いたち|||たのみ||ことわれ||

猫 又 : ば …  化 物 ニャ ! ねこ|また||か|ぶつ|

( イタチ ) いずれ   ここ へ 弟 が やってくる 。 いたち||||おとうと||

その とき は 全力 で 相手 を して やって ほしい 。 |||ぜんりょく||あいて||||

お前 の 力量 ならば 今 の 弟 に 勝ち目 は ない だろう な 。 おまえ||りきりょう||いま||おとうと||かちめ||||

ニャ ら   どうして ニャ !?

( イタチ ) 成長 と は 自分 の 限界 を 超える こと に ある 。 いたち|せいちょう|||じぶん||げんかい||こえる|||

それ に 気づく こと も   また 修業 ||きづく||||しゅぎょう

悔しい が   サスケ も イタチ の 課題 に みごと   応えた って わけ ニャ 。 くやしい||さすけ||いたち||かだい|||こたえた|||

ホントだ ねぇ …。 ほんとだ|

それにしても … あの   仲 の よかった 2 人 が ねぇ …。 ||なか|||じん||

( くも じい ) もしもし そこ の あなた 。

たまに は   わし ら と 一緒に 空 から 日本 を 眺めて みる |||||いっしょに|から||にっぽん||ながめて|

と いう の は どう じゃ ろう ?  楽しい ぞ ! |||||||たのしい|

( くも み ) きっと いろんな 発見 が ある はずです よ 。 ||||はっけん||||

では   そろそろ   出発 じゃ ! ||しゅっぱつ|