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ナルト- 疾風伝 (Naruto), NARUTO -ナルト- 疾風伝 - シーズン7 - 148 - 闇の後継者

NARUTO -ナルト - 疾風 伝 - シーズン 7 - 148 - 闇 の 後継 者

♪♪~

( イバラ ) ねぇ あの 子 。

( ツバキ ) 例の 子 よ 1 人 だけ 落ちた らしい わ 。

( イバラ ) いい 気味 よ あんな の が 忍 に なったら 大変 よ 。

だって ホント は あの 子 …。 ( イバラ ) ちょっと !

それ より 先 は 禁句 よ 。

( ナルト ) クソッ 何で こんな こと に なって んだ よ !

( シラナミ ) もしも の ため に 念 を 入れて おいた が ➡

正解 だった な 。

ヤツ ら は まだ 戻って きて い ない か 。

( サクラ ) ナルト ! テメエ !

( ヤマト ) 待て ナルト ! やめる んだ !!

いい や ヤマト 隊長 !

これ だけ は 絶対 言わ せて もらう って ば よ !

遁 兵衛 の ジイ ちゃん アンタ ➡

禁 術 が ホタル の 体 に 埋め込ま れて た って こと を 知って た んだ ろ !

どう な んだ よ !

禁 術 が あの 小 娘 に ?

( 遁 兵衛 ) 木 ノ 葉 の 方 が た 。

( ホタル ) やめて ください ! あれ は お 爺様 が …。

アンタ ずっと ホタル の ジイ ちゃん の 側 に いたんだろう 。

だったら 何で 止め なかった んだ !

やめて ください ナルト さん 。 いい や ! やめ ねえ !!

その せい で その せい で お前 は …。

( ホタル ) 私 が 頼んだ んです !

な なん だって !?

私 が 私 が 禁 術 を と 頼んだ のです 。

ホタル 様 …。

( ウタカタ ) ホタル どうして そんな こと を …。

♪♪~

遁 兵衛 無事 で よかった 。

それ は 私 の セリフ です ホタル 様 。

木 ノ 葉 の 方 が た ウタカタ 殿 。

何 から 何 まで 世話に なり かたじけない 。

( ヤマト ) いえ です が 土 蜘蛛 の 里 に は ➡

すでに 盗賊 たち の 手 が …。

そう です か それ で ここ に 。 はい 。

そんな こと より さっき の 話 の 続き を 聞か して くれ !

( 遁 兵衛 ) 禁 術 こと でした ね 。 あぁ 。

それ が お 爺様 の 夢 だった から です 。

役行者 の …。

( ホタル ) かつて の 土 蜘蛛 一族 は 強力な 禁 術 を 持つ こと で ➡

大戦 の 戦況 を 左右する と まで 言わ れた ➡

誇り 高き 一族 でした 。

けれど 禁 術 の ため に 土 蜘蛛 一族 は ➡

常に 命 を 狙わ れ 1 人 また 1 人 と 命 を 落として いった 。

大戦 が 終わった とき ➡

禁 術 の 使い 手 で 生き残った の は ごく わずかでした 。

しかも 役行者 様 と 里 長 と の 間 で 一族 の 存続 に ついて 意見 の 衝突 。

その ため 土 蜘蛛 の 里 と ここ 葛城 山 と に ➡

一族 は 分かれる こと に なって しまった のです 。

しかも 役行者 様 は かなり の ご 高齢 。

葛城 山 に 集う 者 は ほ どん どおり ませ ん でした 。

(( 役行者 : ホタル 頼んだ ぞ 。

土 蜘蛛 一族 の 未来 を 。

お 爺様 !!))

お 爺様 は 土 蜘蛛 一族 の 名 を 守る こと こそ が ➡

禁 術 の ため に 命 を 落とした 者 たち へ の ➡

せめても の 罪滅ぼし だ と 信じて い ました 。

だから 私 は 師匠 である お 爺様 の 思い を 継いだ のです 。

バカ だ よ 。

そんな こと で 禁 術 を 自分 の 体 に …。

師匠 だの 一族 だの バカ げ てる 。

たとえ そう でも 師匠 の 遺志 を 継ぐ の は ➡

弟子 の 務め です !

ホタル …。

わかり ませ ん 。 ウタカタ 様 に 私 の 気持 は 。

ホタル 様 。 ウタカタ 殿 の 言う とおり かも しれ ませ ぬ 。

遁 兵衛 …。

もはや 土 蜘蛛 一族 に 禁 術 を 守り抜く 力 が ない こと は 明白 。

禁 術 を 悪用 さ れれば 役行者 様 も ➡

草 葉 の 陰 で 泣く に 泣け ぬ 。

悪用 を 避ける に は もはや ➡

禁 術 を 葬る 以外 に 方法 は あり ませ ぬ 。

葬る !?

葬る って どう する んだ よ ?

だって 禁 術 って ば ホタル の 体 に 入って る んだ ろ ?

まさか ! 勘違い なさる な 。

( サクラ ) 遁 兵衛 さん ムリ し ないで 。 ( 遁 兵衛 ) 心配 は 無用です 。

何 だ これ ? ( 遁 兵衛 ) その 巻物 は ➡

役行者 様 から お 預かり した もの 。

その なか に ホタル 様 の 体 から ➡

禁 術 を 取り出す 方法 が 記さ れて い ます 。

え !? そんな 方法 が ある んです か ?

役行者 様 は 何の 解除 の 方法 も なく ➡

ホタル 様 の 体 に 禁 術 を 施したり は し ませ ぬ 。

そのような こと を する 師 が どこ に い ましょう か 。

許して ください 。 もっと 早く 進言 す べきでした 。

禁 術 は ホタル 様 から 抜き出せば 永遠に 力 を 失って しまう 。

私 も 一族 再興 に 未練 が あった 。

禁 術 が 消えれば その 望み も 消える 。

しかし これ で よい のです 。 そんな !

どうか 木 ノ 葉 の 方々 。

ホタル 様 から 禁 術 を 抜き取る 手助け を 。

しかし そう なる と 我々 の 独断 で 動く こと は …。

なら さっさと 綱 手 の ばあちゃん の 許可 を 取ろう ぜ 。

このまま ホタル を 放って は おけ ねえ 。

待って ください ! 私 は まだ ➡

禁 術 を 手放す と は 決めて い ませ ん !

しかし ホタル 様 …➡

このまま で は 禁 術 ばかり で なく ホタル 様 の 命 まで も …。

私 の 命 なんて !!

♪♪~

いいかげんに しろ !

ウタカタ 様 …。

す … すまない 。

ウタカタ 様 は ➡

私 に 一族 の 誇り を 捨てろ と いう のです か !?

おい 待て ! ナルト !

オレ が 連れ戻す !

ホタル 様 …。

オレ が 説得 して くる 。

待って ください ! あなた に 動か れた ので は …。

遠く へ は 行って い まい 。 すぐ 戻る 。

ホタル を 危険に さらしたり し ない 。

わかり ました 。

サクラ ! ついていく んだ 。 はい !

探索 なら ボク の ほう が 適任で は ?

キミ に は 今 から やって もらい たい こと が ある 。

はい 。

お 爺様 …。

(( ホタル … 見る が よい 。

かつて 土 蜘蛛 一族 は ➡

あの 尾根 の 向こう まで その 名 が 轟き ➡

ここ に 見える 景色 は すべて 領地 と して いた のだ 。

すごかった んだ ね ホタル の 一族 は !

泣いて る の ? お 爺様 …。

ワシ は 間違って いた のだろう か …。

ワシ が 長 で なければ 土 蜘蛛 一族 は …))

へ ぇ ~! こんな 所 に ジイ ちゃん の 墓 が あった の か 。

そこ で 摘んで きた んだ 。

ありがとう ナルト さん 。

こん だけ 眺め が よければ ジイ ちゃん も 喜んで んな !

きっと お前 の こと を 心配 して る ぞ 。

その とおり だ 。 帰ろう ホタル 。

ウタカタ 様 …。

何 を して いる ? 行く ぞ 。

けれど 私 は …。

お前 が 本当に 一族 の 再興 を 願う なら ➡

そんな もの に 頼る 必要 は ない 。

人 は 持て余す 力 を 持てば そこ に は 苦しみ しか 生まれ ない 。

《 オレ の ように …》

なぁ ナルト !

えっ ?

まだ 1 つ だけ 方法 が あり ます 。 方法 ?

土 蜘蛛 一族 の なか に は ➡

シラナミ なる 者 が いて ➡

その者 なら この 禁 術 を 扱える と か …。

シラナミ って ?

お 爺様 の 弟子 です 。

役行者 の 弟子 ?

正確に 言う なら また 弟子 と いう こと に なり ます 。

シラナミ 様 の 父上 ウネリ 様 は ➡

かつて の お 爺様 の 一 番 弟子 でした 。

とても 誠実で ➡

天才 的な 忍術 の 才能 を もった 方 だった そうです 。

そして その 息子 の シラナミ 様 は ➡

さらに その 上 の 才能 を 持って いる と いわ れて い ました 。

ですが 大戦 の あと シラナミ 様 の 父上 は ➡

禁 術 を 守る ため に 殺さ れ ました 。

お 爺様 は まだ 若かった シラナミ 様 の 身 を 案じて ➡

里 から 逃がした そうです 。

お 爺様 は よく 言って い ました 。

あの 親子 が まだ この 里 に いたら ➡

今 の 状況 は 変わって いた かも しれ ない と …。

けど その シラナミ って ヤツ は どこ に いる んだ ?

なんか 知ら ない の か ? それ は …。

盗賊 たち は いつ 再び 襲って くる か わから ない 。

シラナミ を 捜す 時間 は ない 。 決める んだ 。 ホタル 。

わかった ! その シラナミ って ヤツ オレ が 捜して きて やる 。

え ? 勝手に 何 言って ん の よ !

実は さ ホタル 。

オレ に も お前 と 似た ような 悩み が ある んだ 。

ナルト さん に も ?

ナルト ! それ は …。

詳しく は 話せ ねえ けど ➡

オレ は それ を 心 の どこ か で 面倒な こと だ と 思って いた 。

でも 今 こうして いら れる の は ➡

サクラ ちゃん や エロ 仙人 や ➡

多く の 仲間 が いて くれた おかげ な んだ 。

けど ホタル … お前 は 強 え ぇ 。

面倒 を 自分 から 受け入れて ずっと 1 人 で 苦しんで きた 。

一族 を … そして ジイ ちゃん の 夢 を 背負って 。

だから オレ は … お前 の 望み を 叶えて やりて え 。

その シラナミ って ヤツ を 見つければ お前 の 仲間 に なる んだ ろ ?

そう なりゃ お前 は 1 人 じゃ ねえ 。

もう 1 人 で 苦しむ 必要 は ねえ んだ 。

ナルト さん 。

ま ぁ 心配 す んな !

ここ は この オレ うずまき ナルト が 何とか して やる !

1 日 … いや 2 日 だけ オレ に 時間 を くれ 。

必ず シラナミ を 見つけて くる って ば よ !

《 これ は 驚いた 。

まさか こんな ところ で オレ の 名前 が 出て くる と は な 》

( シズネ ) 何 か トラブル でしょう か ?

( 綱 手 ) なるほど 。

だいたい は 想像 して いた とおり だ な 。

どう なさい ます か ?

このまま 禁 術 を 残し 続ける の は 危険だろう 。

ですが これ に は 禁 術 を 残した まま ➡

この 娘 を 里 で 保護 し たい と 書か れて い ます が …。

確かに … あの 禁 術 を 第三者 の 手 から ➡

守りきる 必要 が ある な 。

しっか し 捜して やる って 大見得 切った は いい が ➡

どこ 捜しゃ いい んだ ?

まっ 考えて て も 始ま ん ねえ ! ここ は 人海 戦術 と いく か !

多重 影 分身 の 術 !

《 ナルト が ?》

確かに シラナミ が 里 に 戻れば 。

たった 2 日 で 見つかる でしょう か ?

場合 に よって は それ まで 待て ない かも しれ ない 。

ナルト の 帰り まで に また 盗賊 の 襲撃 が あれば …。

確かに … 我々 は いざというとき の ため に ➡

禁 術 を 解除 する 準備 に 取りかかって おき ます 。

いい な ? ホタル 。

はい …。

どうやら 乖離 の 術 に は 薬品 も 使用 する ようだ 。

サクラ 。 薬品 の 調合 を 含め 準備 は キミ が 指揮 を とる んだ 。

わかり ました 。

(( 役行者 様 は 何の 解除 の 方法 も なく ➡

ホタル 様 の 体 に 禁 術 を 施したり は し ませ ぬ 。

そのような こと を する 師 が どこ に い ましょう か 。

う っ … し 師匠 !

( ツルギ ) 違う ウタカタ ! ヤツ は ハルサメ は ➡

お前 を 殺そう と した わけじゃ ない ))

《 まさか … ツルギ の 言った こと は 本当な の か …。

もし そう なら 師匠 は オレ に 何 を 伝え たかった んだ 。

ツルギ と もう 一 度 話 を し なくて は …》

悪い けど シラナミ って ヤツ を 知ら ねえ かな ?

シラナミ って 人 聞いた こと ない か ?

そ っか … 知ら ねえ か 。

何でも いい んだ 。

わかったら 木 ノ 葉 の ナルト に 教えて くれ って ば よ !

もう ダメ だ …。

チャクラ を 使い果たした のに 手がかり も 何も ねえ …。

どう な すった ね 。 こんな 道 の 真ん中 で …。

それ が … 人 捜して んだ けど 見つか んな くって 。

ほう … なんて 人 だ ね ?

シラナミ って 人 な んだ けど さ 。

シラナミ … あぁ おる ね 。

ウソ ! ホント か !? ホント な の か ジイ ちゃん !

あぁ … そうだ たしか この 山 の 向こう の 滝 の 小屋 で ➡

忍術 修業 を して る 方 が そんな 名前 だった んじゃ が …。

この 山 の 向こう だ な ! あり が とよ ジイ ちゃん !

見つけた ぜ !

ウタカタ 様 … まさか もう 行って しまわ れた ので は …。

《 さ ぁ 出て こい ツルギ 。

オレ に もう 一 度 あの 話 を 聞か せて くれ 》

ウタカタ が 動き出し ました 。

そう か … ウタカタ め 。 オレ を 誘って る の か …。

行く ぞ ! はっ !

( ミッシェル ) 駄目 よ 姉さん ! 離して !!

( ル ー シィ ) 絶対 に 離さ ない !

あ … ああ ~!! ( ミッシェル ) ああ ~ っ !!


NARUTO -ナルト - 疾風 伝 - シーズン 7 - 148 - 闇 の 後継 者 naruto||しっぷう|つたい|しーずん|やみ||こうけい|もの Naruto Shippuden - Season 7 - 148 - Successor of Darkness 火影忍者疾风传 - 第 7 季 - 148 - 黑暗的继承者

♪♪~

( イバラ ) ねぇ あの 子 。 |||こ

( ツバキ ) 例の 子 よ 1 人 だけ 落ちた らしい わ 。 |れいの|こ||じん||おちた||

( イバラ ) いい 気味 よ あんな の が 忍 に なったら 大変 よ 。 ||きみ|||||おし|||たいへん|

だって ホント は あの 子 …。 ( イバラ ) ちょっと ! ||||こ||

それ より 先 は 禁句 よ 。 ||さき||きんく|

( ナルト ) クソッ 何で こんな こと に なって んだ よ ! ||なんで||||||

( シラナミ ) もしも の ため に 念 を 入れて おいた が ➡ |||||ねん||いれて||

正解 だった な 。 せいかい||

ヤツ ら は まだ 戻って きて い ない か 。 ||||もどって||||

( サクラ ) ナルト ! テメエ !

( ヤマト ) 待て ナルト ! やめる んだ !! |まて|||

いい や ヤマト 隊長 ! |||たいちょう

これ だけ は 絶対 言わ せて もらう って ば よ ! |||ぜったい|いわ|||||

遁 兵衛 の ジイ ちゃん アンタ ➡ とん|ひょうえ||||

禁 術 が ホタル の 体 に 埋め込ま れて た って こと を 知って た んだ ろ ! きん|じゅつ||||からだ||うめこま||||||しって|||

どう な んだ よ !

禁 術 が あの 小 娘 に ? きん|じゅつ|||しょう|むすめ|

( 遁 兵衛 ) 木 ノ 葉 の 方 が た 。 とん|ひょうえ|き||は||かた||

( ホタル ) やめて ください ! あれ は お 爺様 が …。 ||||||じいさま|

アンタ ずっと ホタル の ジイ ちゃん の 側 に いたんだろう 。 |||||||がわ||

だったら 何で 止め なかった んだ ! |なんで|とどめ||

やめて ください ナルト さん 。 いい や ! やめ ねえ !!

その せい で その せい で お前 は …。 ||||||おまえ|

( ホタル ) 私 が 頼んだ んです ! |わたくし||たのんだ|

な なん だって !?

私 が 私 が 禁 術 を と 頼んだ のです 。 わたくし||わたくし||きん|じゅつ|||たのんだ|

ホタル 様 …。 |さま

( ウタカタ ) ホタル どうして そんな こと を …。

♪♪~

遁 兵衛 無事 で よかった 。 とん|ひょうえ|ぶじ||

それ は 私 の セリフ です ホタル 様 。 ||わたくし|||||さま

木 ノ 葉 の 方 が た ウタカタ 殿 。 き||は||かた||||しんがり

何 から 何 まで 世話に なり かたじけない 。 なん||なん||せわに||

( ヤマト ) いえ です が 土 蜘蛛 の 里 に は ➡ ||||つち|くも||さと||

すでに 盗賊 たち の 手 が …。 |とうぞく|||て|

そう です か それ で ここ に 。 はい 。

そんな こと より さっき の 話 の 続き を 聞か して くれ ! |||||はなし||つづき||きか||

( 遁 兵衛 ) 禁 術 こと でした ね 。 あぁ 。 とん|ひょうえ|きん|じゅつ||||

それ が お 爺様 の 夢 だった から です 。 |||じいさま||ゆめ|||

役行者 の …。 えんのぎょうじゃ|

( ホタル ) かつて の 土 蜘蛛 一族 は 強力な 禁 術 を 持つ こと で ➡ |||つち|くも|いちぞく||きょうりょくな|きん|じゅつ||もつ||

大戦 の 戦況 を 左右する と まで 言わ れた ➡ たいせん||せんきょう||さゆうする|||いわ|

誇り 高き 一族 でした 。 ほこり|たかき|いちぞく|

けれど 禁 術 の ため に 土 蜘蛛 一族 は ➡ |きん|じゅつ||||つち|くも|いちぞく|

常に 命 を 狙わ れ 1 人 また 1 人 と 命 を 落として いった 。 とわに|いのち||ねらわ||じん||じん||いのち||おとして|

大戦 が 終わった とき ➡ たいせん||おわった|

禁 術 の 使い 手 で 生き残った の は ごく わずかでした 。 きん|じゅつ||つかい|て||いきのこった||||

しかも 役行者 様 と 里 長 と の 間 で 一族 の 存続 に ついて 意見 の 衝突 。 |えんのぎょうじゃ|さま||さと|ちょう|||あいだ||いちぞく||そんぞく|||いけん||しょうとつ

その ため 土 蜘蛛 の 里 と ここ 葛城 山 と に ➡ ||つち|くも||さと|||かつらぎ|やま||

一族 は 分かれる こと に なって しまった のです 。 いちぞく||わかれる|||||

しかも 役行者 様 は かなり の ご 高齢 。 |えんのぎょうじゃ|さま|||||こうれい

葛城 山 に 集う 者 は ほ どん どおり ませ ん でした 。 かつらぎ|やま||つどう|もの|||||||

(( 役行者 : ホタル 頼んだ ぞ 。 えんのぎょうじゃ||たのんだ|

土 蜘蛛 一族 の 未来 を 。 つち|くも|いちぞく||みらい|

お 爺様 !!)) |じいさま

お 爺様 は 土 蜘蛛 一族 の 名 を 守る こと こそ が ➡ |じいさま||つち|くも|いちぞく||な||まもる|||

禁 術 の ため に 命 を 落とした 者 たち へ の ➡ きん|じゅつ||||いのち||おとした|もの|||

せめても の 罪滅ぼし だ と 信じて い ました 。 ||つみほろぼし|||しんじて||

だから 私 は 師匠 である お 爺様 の 思い を 継いだ のです 。 |わたくし||ししょう|||じいさま||おもい||ついだ|

バカ だ よ 。

そんな こと で 禁 術 を 自分 の 体 に …。 |||きん|じゅつ||じぶん||からだ|

師匠 だの 一族 だの バカ げ てる 。 ししょう||いちぞく||||

たとえ そう でも 師匠 の 遺志 を 継ぐ の は ➡ |||ししょう||いし||つぐ||

弟子 の 務め です ! でし||つとめ|

ホタル …。

わかり ませ ん 。 ウタカタ 様 に 私 の 気持 は 。 ||||さま||わたくし||きもち|

ホタル 様 。 ウタカタ 殿 の 言う とおり かも しれ ませ ぬ 。 |さま||しんがり||いう|||||

遁 兵衛 …。 とん|ひょうえ

もはや 土 蜘蛛 一族 に 禁 術 を 守り抜く 力 が ない こと は 明白 。 |つち|くも|いちぞく||きん|じゅつ||まもりぬく|ちから|||||めいはく

禁 術 を 悪用 さ れれば 役行者 様 も ➡ きん|じゅつ||あくよう|||えんのぎょうじゃ|さま|

草 葉 の 陰 で 泣く に 泣け ぬ 。 くさ|は||かげ||なく||なけ|

悪用 を 避ける に は もはや ➡ あくよう||さける|||

禁 術 を 葬る 以外 に 方法 は あり ませ ぬ 。 きん|じゅつ||ほうむる|いがい||ほうほう||||

葬る !? ほうむる

葬る って どう する んだ よ ? ほうむる|||||

だって 禁 術 って ば ホタル の 体 に 入って る んだ ろ ? |きん|じゅつ|||||からだ||はいって|||

まさか ! 勘違い なさる な 。 |かんちがい||

( サクラ ) 遁 兵衛 さん ムリ し ないで 。 ( 遁 兵衛 ) 心配 は 無用です 。 |とん|ひょうえ|||||とん|ひょうえ|しんぱい||むようです

何 だ これ ? ( 遁 兵衛 ) その 巻物 は ➡ なん|||とん|ひょうえ||まきもの|

役行者 様 から お 預かり した もの 。 えんのぎょうじゃ|さま|||あずかり||

その なか に ホタル 様 の 体 から ➡ ||||さま||からだ|

禁 術 を 取り出す 方法 が 記さ れて い ます 。 きん|じゅつ||とりだす|ほうほう||しるさ|||

え !? そんな 方法 が ある んです か ? ||ほうほう||||

役行者 様 は 何の 解除 の 方法 も なく ➡ えんのぎょうじゃ|さま||なんの|かいじょ||ほうほう||

ホタル 様 の 体 に 禁 術 を 施したり は し ませ ぬ 。 |さま||からだ||きん|じゅつ||ほどこしたり||||

そのような こと を する 師 が どこ に い ましょう か 。 ||||し||||||

許して ください 。 もっと 早く 進言 す べきでした 。 ゆるして|||はやく|しんげん||

禁 術 は ホタル 様 から 抜き出せば 永遠に 力 を 失って しまう 。 きん|じゅつ|||さま||ぬきだせば|えいえんに|ちから||うしなって|

私 も 一族 再興 に 未練 が あった 。 わたくし||いちぞく|さいこう||みれん||

禁 術 が 消えれば その 望み も 消える 。 きん|じゅつ||きえれば||のぞみ||きえる

しかし これ で よい のです 。 そんな !

どうか 木 ノ 葉 の 方々 。 |き||は||ほうぼう

ホタル 様 から 禁 術 を 抜き取る 手助け を 。 |さま||きん|じゅつ||ぬきとる|てだすけ|

しかし そう なる と 我々 の 独断 で 動く こと は …。 ||||われわれ||どくだん||うごく||

なら さっさと 綱 手 の ばあちゃん の 許可 を 取ろう ぜ 。 ||つな|て||||きょか||とろう|

このまま ホタル を 放って は おけ ねえ 。 |||はなって|||

待って ください ! 私 は まだ ➡ まって||わたくし||

禁 術 を 手放す と は 決めて い ませ ん ! きん|じゅつ||てばなす|||きめて|||

しかし ホタル 様 …➡ ||さま

このまま で は 禁 術 ばかり で なく ホタル 様 の 命 まで も …。 |||きん|じゅつ|||||さま||いのち||

私 の 命 なんて !! わたくし||いのち|

♪♪~

いいかげんに しろ !

ウタカタ 様 …。 |さま

す … すまない 。

ウタカタ 様 は ➡ |さま|

私 に 一族 の 誇り を 捨てろ と いう のです か !? わたくし||いちぞく||ほこり||すてろ||||

おい 待て ! ナルト ! |まて|

オレ が 連れ戻す ! ||つれもどす

ホタル 様 …。 |さま

オレ が 説得 して くる 。 ||せっとく||

待って ください ! あなた に 動か れた ので は …。 まって||||うごか|||

遠く へ は 行って い まい 。 すぐ 戻る 。 とおく|||おこなって||||もどる

ホタル を 危険に さらしたり し ない 。 ||きけんに|||

わかり ました 。

サクラ ! ついていく んだ 。 はい !

探索 なら ボク の ほう が 適任で は ? たんさく||||||てきにんで|

キミ に は 今 から やって もらい たい こと が ある 。 |||いま|||||||

はい 。

お 爺様 …。 |じいさま

(( ホタル … 見る が よい 。 |みる||

かつて 土 蜘蛛 一族 は ➡ |つち|くも|いちぞく|

あの 尾根 の 向こう まで その 名 が 轟き ➡ |おね||むこう|||な||とどろき

ここ に 見える 景色 は すべて 領地 と して いた のだ 。 ||みえる|けしき|||りょうち||||

すごかった んだ ね ホタル の 一族 は ! |||||いちぞく|

泣いて る の ? お 爺様 …。 ないて||||じいさま

ワシ は 間違って いた のだろう か …。 ||まちがって|||

ワシ が 長 で なければ 土 蜘蛛 一族 は …)) ||ちょう|||つち|くも|いちぞく|

へ ぇ ~! こんな 所 に ジイ ちゃん の 墓 が あった の か 。 |||しょ|||||はか||||

そこ で 摘んで きた んだ 。 ||つまんで||

ありがとう ナルト さん 。

こん だけ 眺め が よければ ジイ ちゃん も 喜んで んな ! ||ながめ||||||よろこんで|

きっと お前 の こと を 心配 して る ぞ 。 |おまえ||||しんぱい|||

その とおり だ 。 帰ろう ホタル 。 |||かえろう|

ウタカタ 様 …。 |さま

何 を して いる ? 行く ぞ 。 なん||||いく|

けれど 私 は …。 |わたくし|

お前 が 本当に 一族 の 再興 を 願う なら ➡ おまえ||ほんとうに|いちぞく||さいこう||ねがう|

そんな もの に 頼る 必要 は ない 。 |||たよる|ひつよう||

人 は 持て余す 力 を 持てば そこ に は 苦しみ しか 生まれ ない 。 じん||もてあます|ちから||もてば||||くるしみ||うまれ|

《 オレ の ように …》

なぁ ナルト !

えっ ?

まだ 1 つ だけ 方法 が あり ます 。 方法 ? |||ほうほう||||ほうほう

土 蜘蛛 一族 の なか に は ➡ つち|くも|いちぞく||||

シラナミ なる 者 が いて ➡ ||もの||

その者 なら この 禁 術 を 扱える と か …。 そのもの|||きん|じゅつ||あつかえる||

シラナミ って ?

お 爺様 の 弟子 です 。 |じいさま||でし|

役行者 の 弟子 ? えんのぎょうじゃ||でし

正確に 言う なら また 弟子 と いう こと に なり ます 。 せいかくに|いう|||でし||||||

シラナミ 様 の 父上 ウネリ 様 は ➡ |さま||ちちうえ||さま|

かつて の お 爺様 の 一 番 弟子 でした 。 |||じいさま||ひと|ばん|でし|

とても 誠実で ➡ |せいじつで

天才 的な 忍術 の 才能 を もった 方 だった そうです 。 てんさい|てきな|にんじゅつ||さいのう|||かた||そう です

そして その 息子 の シラナミ 様 は ➡ ||むすこ|||さま|

さらに その 上 の 才能 を 持って いる と いわ れて い ました 。 ||うえ||さいのう||もって||||||

ですが 大戦 の あと シラナミ 様 の 父上 は ➡ |たいせん||||さま||ちちうえ|

禁 術 を 守る ため に 殺さ れ ました 。 きん|じゅつ||まもる|||ころさ||

お 爺様 は まだ 若かった シラナミ 様 の 身 を 案じて ➡ |じいさま|||わかかった||さま||み||あんじて

里 から 逃がした そうです 。 さと||にがした|そう です

お 爺様 は よく 言って い ました 。 |じいさま|||いって||

あの 親子 が まだ この 里 に いたら ➡ |おやこ||||さと||

今 の 状況 は 変わって いた かも しれ ない と …。 いま||じょうきょう||かわって|||||

けど その シラナミ って ヤツ は どこ に いる んだ ?

なんか 知ら ない の か ? それ は …。 |しら|||||

盗賊 たち は いつ 再び 襲って くる か わから ない 。 とうぞく||||ふたたび|おそって||||

シラナミ を 捜す 時間 は ない 。 決める んだ 。 ホタル 。 ||さがす|じかん|||きめる||

わかった ! その シラナミ って ヤツ オレ が 捜して きて やる 。 |||||||さがして||

え ? 勝手に 何 言って ん の よ ! |かってに|なん|いって|||

実は さ ホタル 。 じつは||

オレ に も お前 と 似た ような 悩み が ある んだ 。 |||おまえ||にた||なやみ|||

ナルト さん に も ?

ナルト ! それ は …。

詳しく は 話せ ねえ けど ➡ くわしく||はなせ||

オレ は それ を 心 の どこ か で 面倒な こと だ と 思って いた 。 ||||こころ|||||めんどうな||||おもって|

でも 今 こうして いら れる の は ➡ |いま|||||

サクラ ちゃん や エロ 仙人 や ➡ ||||せんにん|

多く の 仲間 が いて くれた おかげ な んだ 。 おおく||なかま||||||

けど ホタル … お前 は 強 え ぇ 。 ||おまえ||つよ||

面倒 を 自分 から 受け入れて ずっと 1 人 で 苦しんで きた 。 めんどう||じぶん||うけいれて||じん||くるしんで|

一族 を … そして ジイ ちゃん の 夢 を 背負って 。 いちぞく||||||ゆめ||せおって

だから オレ は … お前 の 望み を 叶えて やりて え 。 |||おまえ||のぞみ||かなえて||

その シラナミ って ヤツ を 見つければ お前 の 仲間 に なる んだ ろ ? |||||みつければ|おまえ||なかま||||

そう なりゃ お前 は 1 人 じゃ ねえ 。 ||おまえ||じん||

もう 1 人 で 苦しむ 必要 は ねえ んだ 。 |じん||くるしむ|ひつよう|||

ナルト さん 。

ま ぁ 心配 す んな ! ||しんぱい||

ここ は この オレ うずまき ナルト が 何とか して やる ! |||||||なんとか||

1 日 … いや 2 日 だけ オレ に 時間 を くれ 。 ひ||ひ||||じかん||

必ず シラナミ を 見つけて くる って ば よ ! かならず|||みつけて||||

《 これ は 驚いた 。 ||おどろいた

まさか こんな ところ で オレ の 名前 が 出て くる と は な 》 ||||||なまえ||でて||||

( シズネ ) 何 か トラブル でしょう か ? |なん||||

( 綱 手 ) なるほど 。 つな|て|

だいたい は 想像 して いた とおり だ な 。 ||そうぞう|||||

どう なさい ます か ?

このまま 禁 術 を 残し 続ける の は 危険だろう 。 |きん|じゅつ||のこし|つづける|||きけんだろう

ですが これ に は 禁 術 を 残した まま ➡ ||||きん|じゅつ||のこした|

この 娘 を 里 で 保護 し たい と 書か れて い ます が …。 |むすめ||さと||ほご||||かか||||

確かに … あの 禁 術 を 第三者 の 手 から ➡ たしかに||きん|じゅつ||だいさんしゃ||て|

守りきる 必要 が ある な 。 まもりきる|ひつよう|||

しっか し 捜して やる って 大見得 切った は いい が ➡ ||さがして|||おおみえ|きった|||

どこ 捜しゃ いい んだ ? |さがしゃ||

まっ 考えて て も 始ま ん ねえ ! ここ は 人海 戦術 と いく か ! |かんがえて|||はじま|||||じんかい|せんじゅつ|||

多重 影 分身 の 術 ! たじゅう|かげ|ぶんしん||じゅつ

《 ナルト が ?》

確かに シラナミ が 里 に 戻れば 。 たしかに|||さと||もどれば

たった 2 日 で 見つかる でしょう か ? |ひ||みつかる||

場合 に よって は それ まで 待て ない かも しれ ない 。 ばあい||||||まて||||

ナルト の 帰り まで に また 盗賊 の 襲撃 が あれば …。 ||かえり||||とうぞく||しゅうげき||

確かに … 我々 は いざというとき の ため に ➡ たしかに|われわれ|||||

禁 術 を 解除 する 準備 に 取りかかって おき ます 。 きん|じゅつ||かいじょ||じゅんび||とりかかって||

いい な ? ホタル 。

はい …。

どうやら 乖離 の 術 に は 薬品 も 使用 する ようだ 。 |かいり||じゅつ|||やくひん||しよう||

サクラ 。 薬品 の 調合 を 含め 準備 は キミ が 指揮 を とる んだ 。 |やくひん||ちょうごう||ふくめ|じゅんび||||しき|||

わかり ました 。

(( 役行者 様 は 何の 解除 の 方法 も なく ➡ えんのぎょうじゃ|さま||なんの|かいじょ||ほうほう||

ホタル 様 の 体 に 禁 術 を 施したり は し ませ ぬ 。 |さま||からだ||きん|じゅつ||ほどこしたり||||

そのような こと を する 師 が どこ に い ましょう か 。 ||||し||||||

う っ … し 師匠 ! |||ししょう

( ツルギ ) 違う ウタカタ ! ヤツ は ハルサメ は ➡ |ちがう|||||

お前 を 殺そう と した わけじゃ ない )) おまえ||ころそう||||

《 まさか … ツルギ の 言った こと は 本当な の か …。 |||いった|||ほんとうな||

もし そう なら 師匠 は オレ に 何 を 伝え たかった んだ 。 |||ししょう||||なん||つたえ||

ツルギ と もう 一 度 話 を し なくて は …》 |||ひと|たび|はなし||||

悪い けど シラナミ って ヤツ を 知ら ねえ かな ? わるい||||||しら||

シラナミ って 人 聞いた こと ない か ? ||じん|きいた|||

そ っか … 知ら ねえ か 。 ||しら||

何でも いい んだ 。 なんでも||

わかったら 木 ノ 葉 の ナルト に 教えて くれ って ば よ ! |き||は||||おしえて||||

もう ダメ だ …。

チャクラ を 使い果たした のに 手がかり も 何も ねえ …。 ||つかいはたした||てがかり||なにも|

どう な すった ね 。 こんな 道 の 真ん中 で …。 |||||どう||まんなか|

それ が … 人 捜して んだ けど 見つか んな くって 。 ||じん|さがして|||みつか||

ほう … なんて 人 だ ね ? ||じん||

シラナミ って 人 な んだ けど さ 。 ||じん||||

シラナミ … あぁ おる ね 。

ウソ ! ホント か !? ホント な の か ジイ ちゃん !

あぁ … そうだ たしか この 山 の 向こう の 滝 の 小屋 で ➡ |そう だ|||やま||むこう||たき||こや|

忍術 修業 を して る 方 が そんな 名前 だった んじゃ が …。 にんじゅつ|しゅぎょう||||かた|||なまえ|||

この 山 の 向こう だ な ! あり が とよ ジイ ちゃん ! |やま||むこう|||||||

見つけた ぜ ! みつけた|

ウタカタ 様 … まさか もう 行って しまわ れた ので は …。 |さま|||おこなって||||

《 さ ぁ 出て こい ツルギ 。 ||でて||

オレ に もう 一 度 あの 話 を 聞か せて くれ 》 |||ひと|たび||はなし||きか||

ウタカタ が 動き出し ました 。 ||うごきだし|

そう か … ウタカタ め 。 オレ を 誘って る の か …。 ||||||さそって|||

行く ぞ ! はっ ! いく||

( ミッシェル ) 駄目 よ 姉さん ! 離して !! |だめ||ねえさん|はなして

( ル ー シィ ) 絶対 に 離さ ない ! |||ぜったい||はなさ|

あ … ああ ~!! ( ミッシェル ) ああ ~ っ !!