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ナルト- 疾風伝 (Naruto), NARUTO -ナルト- 疾風伝 - シーズン6 - 129 - 潜入! 雨隠れの里

NARUTO -ナルト - 疾風 伝 - シーズン 6 - 129 - 潜入 ! 雨 隠れ の 里

潜入 成功 だ の 。 意外に 簡単に いった が …。

さて どう か の ぉ …。

( 小南 ) どうした ?

( ペイン ) オレ の 雨 を 遮る ヤツ が いる 。

この チャクラ の 感じ … かなり の 使い 手 だ 。

《 さ ~ て どこ から 探る か の ぉ 》

アチチ … ばあさん ひと つ もらおう か の ぉ 。

毎度 。 アンタ 見かけ ん 顔 だ ね 。

よそ もんか ね ?

や あ なに … わし は 物書き で の 。 旅 を し ながら ➡

その 地方 の 名物 など 雑誌 で 紹介 し とる んじゃ 。

ほう そう かね 。 どう だ ね ? ウチ の 豚 まん は 。

う ~ ん ! おいしい の ぉ 。

ウワサ に は 聞い とった が この 豚 まん は 絶品 じゃ の ぉ !

そう じゃ ろう そうじゃ ろう 。

この 豚 まん ぜひ ウチ の 雑誌 で 紹介 し たい んじゃ が よい か の ぉ ?

雑誌 に … かね ?

ああ 本 に 載る と 客 が 殺到 して ➡

のんびり して おれ ん ように なる が の 。

そ … そう かね ? そりゃ 大変だ わ ね 。

いや ~ ここ ら あたり は 随分 と 平和だ の ぉ 。

んだ この 里 に 戦 が なくなった の は 全部 ペイン 様 の おかげ な んじゃ 。

ああ ありがた や ありがた や 。

ペイン ?

そう じゃ ペイン 様 じゃ 。

山椒 魚 の 半 蔵 は どうした ん じゃ ?

は あ ?

山椒 魚 の …。

あっ … ばあさん ジャマ した の 。

お 待た せ し ました 。

なあ あれ は いったい な んな んだ ?

えっ ?

ああ あれ は 天使 様 です よ 。

知り ませ ん か ? 今 天使 様 の 折り紙 を 店先 に 飾る と ➡

ご利益 が ある って ウワサ な んです 。

天使 … の ぉ …。

《 どういう こと だ ?

この 国 は 二 分 どころ か すでに 統一 さ れ とる 。

しかも 雨 隠れ の 里 に は ➡

山椒 魚 の 半 蔵 と いう 長 が いた はず 。

ここ は 焦ら ず じっくり と 探り を 入れ ん と いかんの ぉ 》

激しい 戦い に なり そうじゃ の ぉ !

( 手綱 ) フフッ … お 客 さん たら 冗談 ばっかり 言い ん しゃ って 。

いや わし は ウソ は つけ ん タチ で の ぉ 。 全部 ホント の こと じゃ 。

そぎゃ ん ね 。 なら よかった い 。

いや ~ 激しい の ぉ ! この 戦 は !!

ねぇ お 客 さん 私 ば 指名 す っと は 見どころ ある ばい 。

いや ~ ちょっと 知り合い の 素顔 に 似て おって の ぉ 。 手綱 ちゃん は 。

アハッ ! 名前 も そっくりな んで つい 指名 して しもう た んじゃ 。

遠く から 足 を 運んで きた 甲斐 が あった の ぉ 。

あら な ん ね 。 お 客 さん こ ん 里 の 人 じゃ なか と ね ?

ああ … まあ … わし の ような 傭兵 に ➡

働き 口 が ある と 聞いて 来た んじゃ が の ぉ 。

いや 確か 山椒 魚 の 半 蔵 が …。

シッ !! ここ で そん 話 は しちゃ いか ん よ 。

ほう … どうして じゃ ?

アンタ も 半 蔵 の 仲間 と 思わ る っと 殺さ る っば い 。

お ~ っ ! そりゃ また 物騒じゃ の ぉ 。

新 しか 長 の ペイン 様 は とって も 厳しい 人 やけん ➡

万一 にらま れたら 手加減 せ ん って 旦那 が 言い よら した 。

なん じゃ … 手綱 ちゃん は 亭主 持ち なんか …。

そぎゃ ん たい 。 旦那 は 里 の 下 忍 しと っと ばっ てん ➡

稼ぎ が 少な かけ ん 私 も こぎゃ ん して 働き よっ と 。

ほう そりゃ 大変じゃ の ぉ 。

( 手綱 ) 旦那 の 話 じゃ こん 里 の 雨 は ➡

今 じゃ ペイン 様 の 術 で 降らせ よる らし か 。

雨 に 打た れ っと 誰 が なん ば しよ っと か ➡

たちどころに わかる げ な よ 。

ほう … そりゃ また 恐ろしい 術 じゃ な 。

だけ ん 変な こつ は 言わ ん ほう が よか よ 。

手綱 ちゃ ~ ん !

ちょっと ごめん ね 。

《 すでに ペイン の 術中 と いう わけ か 》

何 が 「 今 から お土産 持って 帰る 」 よ 。

どうせ 飛 沫橋 の お土産 で ん 買って く っと ばい 。

フン … 所在ない 手紙 じゃ の ぉ 。

フッ …。

( 雷鳴 )

小南 オレ が 雨 を あげたら お前 の 術 で 侵入 者 を 捜せ 。

任せて 。

いく ぞ 。

ああ 。

( リュウスイ ) 雨 が ひどい な 。

( ユウダチ )1 杯 やる ついで に 雨宿り でも する か 。

この あたり は 最 下 地層 で 店 なんか ありゃ し ねえ よ 。

上 に 行く しか ねえ な 。

じゃ 雨宿り し に 上 に 行く か 。 で も いい の か ?

まっすぐ 帰る って 連絡 した んじゃ ない の か ?

ヘッ いい って こと よ 。 緊急 任務 だ 。

飲む の が 任務 なんて 聞いた こと ねえ ぜ 。

( リュウスイ ) ヘヘッ ついて る な オレ たち 。

いらっしゃい ませ 。

2 人 だ 。

酒 と 適当な つまみ を くれ 。

今日 は 日曜 じゃ ない よ な ?

ペイン 様 に 何 か あった って こと だ 。

これ から 他国 へ 出かける の かも しれ ない な 。

でも 他の 曜日 に 降った こと なんて 今 まで なかった ぜ 。

それ だけ 力 を 使う ご 用事 な の かも しれ ん 。

でも こう 降ら れちゃ 。

おい 口 を 慎め 。

ペイン 様 は この 街 の 者 たち の ため に 身 を 削って おら れる 。

少し は 我慢 しろ 。

そりゃ そう だ けど 。

はい お 待た せ し ました 。

おい ! 何も 用意 できて ねえ じゃ ねえ か 。

いえいえ お 客 様 方 も の すごく ついて らっしゃい ますよ 。

本日 は 当店 の 開店 記念 サ ー ビス が あり まして です ね 。

なに ホント か ? どんな サ ー ビス なんだ ?

クラブ フロッグ 特製 拷問 サ ー ビス で ございます 。

お前 いったい 何者 だ ?

質問 する の は こちら だ 。

いろいろ 聞か せて もらう ぞ 。

( リュウスイ ) 今 だ 逃げろ !

なに ? 観念 する んじゃ な 。

(2 人 ) うわ ~ っ !

やれ 小南 。 ああ 。

さて お前たち 下っ端 でも クナイ を 振り回して いた ところ を 見る と ➡

一応 忍 だ な ?

その 抜け 忍 の しるし は ペイン へ の 忠誠 の 証 しか ?

クソッ 。 どこ だ ? ここ は 。

カエル の 腹 の 中 だ 。

まあ 絶対 に ここ は 見つから ん の ぉ 。

よって 助け も こない 。

お前 何者 だ !

質問 する の は わし の ほう だ と 言った はずだ の ぉ 。

違う か ? そ その 羽 で 何 を する 気 だ !

くすぐる 。

笑い 死に し たく なけりゃ わし の 質問 に すべて 答えて もらう 。

お前たち の 長 ペイン に ついて な 。

アハハハッ 。

さあ 吐け 。 ペイン に ついて 知って る こと を すべて 吐く んだ 。

う っ …。

我慢 しろ ! オレ は 何 が あって も ➡

仲間 は …。

意外に 我慢強い な 。

こう なれば 奥の手 だ の ぉ 。

な 何 を する 気 だ ?

どう あって も 吐か ない の なら わし の 術 で ➡

お前たち を カエル に 変える 。

カ カエル に 変える …。

アハハハハッ 。

アンタ いったい どう し たい んだ ! さあ 吐け !

オレ たち は 下っ端 でも ここ の 忍 だ 。

絶対 に 仲間 は 裏切ら ない 。

どんな こと を して も ムダ だ ! オレ たち を 甘く 見る な !

なら 仕方ない の ぉ 。

忍法 カエル 変える の 術 ! やめろ !

キサマ 卑怯 な ! さて 次 は お前 だ !

覚悟 は いい か ?

西 の いちばん 高い 塔 に ペイン 様 は いらっしゃる 。

と 言わ れて いる 。

あれ あれ れ ? ずいぶん と 簡単に 裏切り ました な キミ 。

まあ いい 。

言わ れて る って いう の は どういう こと だ ?

実は ペイン 様 の こと を 詳しく 知る 者 は どこ に も い ない んだ 。

どういう こと だ ?

風 魔 一族 の 血 を 引く と 言わ れて いる が ➡

誰 も 彼 の 顔 を よく 知ら ない し ➡

実際 に は 存在 し ない んじゃ ない か と ➡

噂 する 者 さえ いる 。

少し ばかり この 街 を 歩いた が ➡

誰 も が ペイン の 名 を 口 に し 崇めて いた ぞ 。

ウソ を つく んじゃ ない の ぉ !

この 街 で は ペイン 様 は 神 と 同じだ 。

いるい ない の 問題 じゃ ない 。

オレ たち を いつも 見守って くださって いる 。

祭礼 行事 や 演説 命令 など は ➡

すべて 代理 者 を 使わ れる んだ 。

天使 様 を な 。

天使 様 ?

お前たち の 長 だ ろ 。 なぜ 仲間 に も 姿 を 隠す 必要 が ある 。

こういう とき の ため さ 。

なるほど 。

お前 旧 雨 隠れ の 残党 じゃ ない な 。

いったい 何者 だ ?

わし の こと は どう で も いい 。

それ より 旧 雨 隠れ の 残党 と は どういう こと だ ?

ヘッ ホント に 何も 知ら ねえ みたいだ な 。

よそ者 か 。

ちょっと 前 まで は 残党 の ヤツ ら が ➡

こと ある ごと に 潜入 して きた から な 。

まあ 今 は その 心配 も ない 。

紛れ込む と すれば お前 の ように ➡

外 から 運よく 忍び 込めた 輩 くらい だろう 。

心配 ない ? どういう こと だ ?

この 国 は 内戦 中 だ と 聞いて いる が の ぉ 。

無理 も ない な 。 この 国 は 閉鎖 的だ 。

教えて やろう 。 すでに 内戦 は 収まった 。

我々 の 勝利 だ 。

だから ペイン 様 は 伝説 に なって る 。

雨 隠れ を 潰した 。 たった 1 人 で な 。

信じ られ ん 。

いかに ペイン と やら が 強い と いって も ➡

雨 隠れ の 長 は 山椒 魚 の 半 蔵 と して ➡

忍 の 世界 で 知ら ぬ 者 など いない 男 だ ぞ 。

そう だ 。 半 蔵 は その 実力 も さること ながら ➡

とても 用心深く その 側 に 近づく こと すら 困難 を 極めた 。

24 時間 交代 で 身辺 に 護衛 を つけ ➡

近づく もの に は 子供 であって も 身体 検査 を 行う 徹底 ぶり だった 。

その 半 蔵 を どう やって やった ?

ペイン の 能力 は 何 だ ?

だから 言った ろ 。 オレ たち は 何も 知ら ねえ よ !

(( 半 蔵 : ここ まで 追い詰め られる と は な 。

若い の に たいした もの だ 。

この 戦い おそらく 木 ノ 葉 隠れ の 勝利 だ 。

お前たち は 生かして おいて やろう 。

情け は いら ねえ まだまだ 戦える !

よせ 自 来 也 !

お前たち 3 人 は 強い 。

そして ここ で さえ も 生き残り オレ を 手 こ ずら せた 。

お前たち に は 時間 を やろう 。

もっと 強く なって から かかって こい 。

命 の 代償 に それぞれ 名 を 名のれ 。

くっ … 自 来 也 。

綱 手 。

( 大 蛇 丸 ) 大 蛇 丸 。

お前たち の 名 は とくと この 胸 に 刻んだ 。

自 来 也 綱 手 大 蛇 丸 。

この 半 蔵 これ より お前たち を 木 ノ 葉 の 三 忍 と 呼び 称えよう ))

信じ られ ん 。 あの 半 蔵 を たった 1 人 で 。

ヘヘッ 神 の やる こと だ から な 。

恐ろしい 術 を 使う の さ 。

だが ペイン 様 の 恐ろし さ は その 術 じゃ ない 。

本当に 恐ろしい の は その 容赦 ない 強い 刃 の 心 。

己 の 理想 を 脅かす 不安 分子 は 徹底 的に 潰した 。

倒した の は 半 蔵 だけ じゃ ない 。

その 両親 と 妻子 を 殺 め 離れた 親類 や 友 ➡

その 赤子 に さえ 手 を かけた 。

そして その 住 処 を 焼き払い ➡

つながり の あった 里 の 依頼 主 たち まで すべて 殺し ➡

すべて を 無にした 。

裁き だ 。

まさに 神 の ようじゃ ない か 。

神 か 。

そう だ 。

なら その お前たち の 神 が しよう と して いる こと は 何 だ ?

いくら お前たち が 下っ端 でも 知っている こと は ある だろう ?

神 の なさる こと だ 。

オレ ら に は 見当 も つか ねえ よ 。

そう か … なら 神 で は なく ➡

暁 に ついて なら 少し は 知 っと る こと が ある か の ぉ ?

知ら ねぇ な そんな の 。

お前 の その 腕 と 足 … 動け ぬ よう 拘束 し とる んだ が の ぉ 。

実は それ だけ じゃあ ない 。

脈拍 を 測って いる 。

ウソ を つけば それ で すぐ わかる と いう こと だ 。

知っている こと は 洗いざらい 吐け !

で なけりゃ お前 も 一生 トンボ や ハエ を 食って ➡

暮らす こと に なる ぞ 。 くっ …。

( ペイン ) さて … 侵入 者 を 狩る か 。

( カナ ) 何 よ これ …。

お 墓 が … 光って る 。

雨 が …。


NARUTO -ナルト - 疾風 伝 - シーズン 6 - 129 - 潜入 ! 雨 隠れ の 里 naruto||しっぷう|つたい|しーずん|せんにゅう|あめ|かくれ||さと Naruto Shippuden - Season 6 - 129 - Undercover! Amagakure no Sato

潜入 成功 だ の 。 意外に 簡単に いった が …。 せんにゅう|せいこう|||いがいに|かんたんに||

さて どう か の ぉ …。

( 小南 ) どうした ? こみなみ|

( ペイン ) オレ の 雨 を 遮る ヤツ が いる 。 |||あめ||さえぎる|||

この チャクラ の 感じ … かなり の 使い 手 だ 。 |||かんじ|||つかい|て|

《 さ ~ て どこ から 探る か の ぉ 》 ||||さぐる|||

アチチ … ばあさん ひと つ もらおう か の ぉ 。

毎度 。 アンタ 見かけ ん 顔 だ ね 。 まいど||みかけ||かお||

よそ もんか ね ?

や あ なに … わし は 物書き で の 。 旅 を し ながら ➡ |||||ものかき|||たび|||

その 地方 の 名物 など 雑誌 で 紹介 し とる んじゃ 。 |ちほう||めいぶつ||ざっし||しょうかい|||

ほう そう かね 。 どう だ ね ? ウチ の 豚 まん は 。 ||||||||ぶた||

う ~ ん ! おいしい の ぉ 。

ウワサ に は 聞い とった が この 豚 まん は 絶品 じゃ の ぉ ! |||ききい||||ぶた|||ぜっぴん|||

そう じゃ ろう そうじゃ ろう 。 |||そう じゃ|

この 豚 まん ぜひ ウチ の 雑誌 で 紹介 し たい んじゃ が よい か の ぉ ? |ぶた|||||ざっし||しょうかい||||||||

雑誌 に … かね ? ざっし||

ああ 本 に 載る と 客 が 殺到 して ➡ |ほん||のる||きゃく||さっとう|

のんびり して おれ ん ように なる が の 。

そ … そう かね ? そりゃ 大変だ わ ね 。 ||||たいへんだ||

いや ~ ここ ら あたり は 随分 と 平和だ の ぉ 。 |||||ずいぶん||へいわだ||

んだ この 里 に 戦 が なくなった の は 全部 ペイン 様 の おかげ な んじゃ 。 ||さと||いくさ|||||ぜんぶ||さま||||

ああ ありがた や ありがた や 。

ペイン ?

そう じゃ ペイン 様 じゃ 。 |||さま|

山椒 魚 の 半 蔵 は どうした ん じゃ ? さんしょ|ぎょ||はん|くら||||

は あ ?

山椒 魚 の …。 さんしょ|ぎょ|

あっ … ばあさん ジャマ した の 。

お 待た せ し ました 。 |また|||

なあ あれ は いったい な んな んだ ?

えっ ?

ああ あれ は 天使 様 です よ 。 |||てんし|さま||

知り ませ ん か ? 今 天使 様 の 折り紙 を 店先 に 飾る と ➡ しり||||いま|てんし|さま||おりがみ||みせさき||かざる|

ご利益 が ある って ウワサ な んです 。 ごりやく||||||

天使 … の ぉ …。 てんし||

《 どういう こと だ ?

この 国 は 二 分 どころ か すでに 統一 さ れ とる 。 |くに||ふた|ぶん||||とういつ|||

しかも 雨 隠れ の 里 に は ➡ |あめ|かくれ||さと||

山椒 魚 の 半 蔵 と いう 長 が いた はず 。 さんしょ|ぎょ||はん|くら|||ちょう|||

ここ は 焦ら ず じっくり と 探り を 入れ ん と いかんの ぉ 》 ||あせら||||さぐり||いれ||||

激しい 戦い に なり そうじゃ の ぉ ! はげしい|たたかい|||そう じゃ||

( 手綱 ) フフッ … お 客 さん たら 冗談 ばっかり 言い ん しゃ って 。 たづな|||きゃく|||じょうだん||いい|||

いや わし は ウソ は つけ ん タチ で の ぉ 。 全部 ホント の こと じゃ 。 |||||||||||ぜんぶ||||

そぎゃ ん ね 。 なら よかった い 。

いや ~ 激しい の ぉ ! この 戦 は !! |はげしい||||いくさ|

ねぇ お 客 さん 私 ば 指名 す っと は 見どころ ある ばい 。 ||きゃく||わたくし||しめい||||みどころ||

いや ~ ちょっと 知り合い の 素顔 に 似て おって の ぉ 。 手綱 ちゃん は 。 ||しりあい||すがお||にて||||たづな||

アハッ ! 名前 も そっくりな んで つい 指名 して しもう た んじゃ 。 |なまえ|||||しめい||||

遠く から 足 を 運んで きた 甲斐 が あった の ぉ 。 とおく||あし||はこんで||かい||||

あら な ん ね 。 お 客 さん こ ん 里 の 人 じゃ なか と ね ? |||||きゃく||||さと||じん||||

ああ … まあ … わし の ような 傭兵 に ➡ |||||ようへい|

働き 口 が ある と 聞いて 来た んじゃ が の ぉ 。 はたらき|くち||||きいて|きた||||

いや 確か 山椒 魚 の 半 蔵 が …。 |たしか|さんしょ|ぎょ||はん|くら|

シッ !! ここ で そん 話 は しちゃ いか ん よ 。 ||||はなし|||||

ほう … どうして じゃ ?

アンタ も 半 蔵 の 仲間 と 思わ る っと 殺さ る っば い 。 ||はん|くら||なかま||おもわ|||ころさ|||

お ~ っ ! そりゃ また 物騒じゃ の ぉ 。 ||||ぶっそうじゃ||

新 しか 長 の ペイン 様 は とって も 厳しい 人 やけん ➡ しん||ちょう|||さま||||きびしい|じん|

万一 にらま れたら 手加減 せ ん って 旦那 が 言い よら した 。 まんいち|||てかげん||||だんな||いい||

なん じゃ … 手綱 ちゃん は 亭主 持ち なんか …。 ||たづな|||ていしゅ|もち|

そぎゃ ん たい 。 旦那 は 里 の 下 忍 しと っと ばっ てん ➡ |||だんな||さと||した|おし||||

稼ぎ が 少な かけ ん 私 も こぎゃ ん して 働き よっ と 。 かせぎ||すくな|||わたくし|||||はたらき||

ほう そりゃ 大変じゃ の ぉ 。 ||たいへんじゃ||

( 手綱 ) 旦那 の 話 じゃ こん 里 の 雨 は ➡ たづな|だんな||はなし|||さと||あめ|

今 じゃ ペイン 様 の 術 で 降らせ よる らし か 。 いま|||さま||じゅつ||ふらせ|||

雨 に 打た れ っと 誰 が なん ば しよ っと か ➡ あめ||うた|||だれ||||||

たちどころに わかる げ な よ 。

ほう … そりゃ また 恐ろしい 術 じゃ な 。 |||おそろしい|じゅつ||

だけ ん 変な こつ は 言わ ん ほう が よか よ 。 ||へんな|||いわ|||||

手綱 ちゃ ~ ん ! たづな||

ちょっと ごめん ね 。

《 すでに ペイン の 術中 と いう わけ か 》 |||じゅっちゅう||||

何 が 「 今 から お土産 持って 帰る 」 よ 。 なん||いま||おみやげ|もって|かえる|

どうせ 飛 沫橋 の お土産 で ん 買って く っと ばい 。 |と|まつはし||おみやげ|||かって|||

フン … 所在ない 手紙 じゃ の ぉ 。 |しょざいない|てがみ|||

フッ …。

( 雷鳴 ) らいめい

小南 オレ が 雨 を あげたら お前 の 術 で 侵入 者 を 捜せ 。 こみなみ|||あめ|||おまえ||じゅつ||しんにゅう|もの||さがせ

任せて 。 まかせて

いく ぞ 。

ああ 。

( リュウスイ ) 雨 が ひどい な 。 |あめ|||

( ユウダチ )1 杯 やる ついで に 雨宿り でも する か 。 |さかずき||||あまやどり|||

この あたり は 最 下 地層 で 店 なんか ありゃ し ねえ よ 。 |||さい|した|ちそう||てん|||||

上 に 行く しか ねえ な 。 うえ||いく|||

じゃ 雨宿り し に 上 に 行く か 。 で も いい の か ? |あまやどり|||うえ||いく||||||

まっすぐ 帰る って 連絡 した んじゃ ない の か ? |かえる||れんらく|||||

ヘッ いい って こと よ 。 緊急 任務 だ 。 |||||きんきゅう|にんむ|

飲む の が 任務 なんて 聞いた こと ねえ ぜ 。 のむ|||にんむ||きいた|||

( リュウスイ ) ヘヘッ ついて る な オレ たち 。

いらっしゃい ませ 。

2 人 だ 。 じん|

酒 と 適当な つまみ を くれ 。 さけ||てきとうな|||

今日 は 日曜 じゃ ない よ な ? きょう||にちよう||||

ペイン 様 に 何 か あった って こと だ 。 |さま||なん|||||

これ から 他国 へ 出かける の かも しれ ない な 。 ||たこく||でかける|||||

でも 他の 曜日 に 降った こと なんて 今 まで なかった ぜ 。 |たの|ようび||ふった|||いま|||

それ だけ 力 を 使う ご 用事 な の かも しれ ん 。 ||ちから||つかう||ようじ|||||

でも こう 降ら れちゃ 。 ||ふら|

おい 口 を 慎め 。 |くち||つつしめ

ペイン 様 は この 街 の 者 たち の ため に 身 を 削って おら れる 。 |さま|||がい||もの|||||み||けずって||

少し は 我慢 しろ 。 すこし||がまん|

そりゃ そう だ けど 。

はい お 待た せ し ました 。 ||また|||

おい ! 何も 用意 できて ねえ じゃ ねえ か 。 |なにも|ようい|||||

いえいえ お 客 様 方 も の すごく ついて らっしゃい ますよ 。 ||きゃく|さま|かた||||||

本日 は 当店 の 開店 記念 サ ー ビス が あり まして です ね 。 ほんじつ||とうてん||かいてん|きねん||||||||

なに ホント か ? どんな サ ー ビス なんだ ?

クラブ フロッグ 特製 拷問 サ ー ビス で ございます 。 ||とくせい|ごうもん|||||

お前 いったい 何者 だ ? おまえ||なにもの|

質問 する の は こちら だ 。 しつもん|||||

いろいろ 聞か せて もらう ぞ 。 |きか|||

( リュウスイ ) 今 だ 逃げろ ! |いま||にげろ

なに ? 観念 する んじゃ な 。 |かんねん|||

(2 人 ) うわ ~ っ ! じん||

やれ 小南 。 ああ 。 |こみなみ|

さて お前たち 下っ端 でも クナイ を 振り回して いた ところ を 見る と ➡ |おまえたち|したっぱ||||ふりまわして||||みる|

一応 忍 だ な ? いちおう|おし||

その 抜け 忍 の しるし は ペイン へ の 忠誠 の 証 しか ? |ぬけ|おし|||||||ちゅうせい||あかし|

クソッ 。 どこ だ ? ここ は 。

カエル の 腹 の 中 だ 。 ||はら||なか|

まあ 絶対 に ここ は 見つから ん の ぉ 。 |ぜったい||||みつから|||

よって 助け も こない 。 |たすけ||

お前 何者 だ ! おまえ|なにもの|

質問 する の は わし の ほう だ と 言った はずだ の ぉ 。 しつもん|||||||||いった|||

違う か ? そ その 羽 で 何 を する 気 だ ! ちがう||||はね||なん|||き|

くすぐる 。

笑い 死に し たく なけりゃ わし の 質問 に すべて 答えて もらう 。 わらい|しに||||||しつもん|||こたえて|

お前たち の 長 ペイン に ついて な 。 おまえたち||ちょう||||

アハハハッ 。

さあ 吐け 。 ペイン に ついて 知って る こと を すべて 吐く んだ 。 |はけ||||しって|||||はく|

う っ …。

我慢 しろ ! オレ は 何 が あって も ➡ がまん||||なん|||

仲間 は …。 なかま|

意外に 我慢強い な 。 いがいに|がまんづよい|

こう なれば 奥の手 だ の ぉ 。 ||おくのて|||

な 何 を する 気 だ ? |なん|||き|

どう あって も 吐か ない の なら わし の 術 で ➡ |||はか||||||じゅつ|

お前たち を カエル に 変える 。 おまえたち||||かえる

カ カエル に 変える …。 |||かえる

アハハハハッ 。

アンタ いったい どう し たい んだ ! さあ 吐け ! |||||||はけ

オレ たち は 下っ端 でも ここ の 忍 だ 。 |||したっぱ||||おし|

絶対 に 仲間 は 裏切ら ない 。 ぜったい||なかま||うらぎら|

どんな こと を して も ムダ だ ! オレ たち を 甘く 見る な ! ||||||||||あまく|みる|

なら 仕方ない の ぉ 。 |しかたない||

忍法 カエル 変える の 術 ! やめろ ! にんぽう||かえる||じゅつ|

キサマ 卑怯 な ! さて 次 は お前 だ ! |ひきょう|||つぎ||おまえ|

覚悟 は いい か ? かくご|||

西 の いちばん 高い 塔 に ペイン 様 は いらっしゃる 。 にし|||たかい|とう|||さま||

と 言わ れて いる 。 |いわ||

あれ あれ れ ? ずいぶん と 簡単に 裏切り ました な キミ 。 |||||かんたんに|うらぎり|||

まあ いい 。

言わ れて る って いう の は どういう こと だ ? いわ|||||||||

実は ペイン 様 の こと を 詳しく 知る 者 は どこ に も い ない んだ 。 じつは||さま||||くわしく|しる|もの|||||||

どういう こと だ ?

風 魔 一族 の 血 を 引く と 言わ れて いる が ➡ かぜ|ま|いちぞく||ち||ひく||いわ|||

誰 も 彼 の 顔 を よく 知ら ない し ➡ だれ||かれ||かお|||しら||

実際 に は 存在 し ない んじゃ ない か と ➡ じっさい|||そんざい||||||

噂 する 者 さえ いる 。 うわさ||もの||

少し ばかり この 街 を 歩いた が ➡ すこし|||がい||あるいた|

誰 も が ペイン の 名 を 口 に し 崇めて いた ぞ 。 だれ|||||な||くち|||あがめて||

ウソ を つく んじゃ ない の ぉ !

この 街 で は ペイン 様 は 神 と 同じだ 。 |がい||||さま||かみ||おなじだ

いるい ない の 問題 じゃ ない 。 |||もんだい||

オレ たち を いつも 見守って くださって いる 。 ||||みまもって||

祭礼 行事 や 演説 命令 など は ➡ さいれい|ぎょうじ||えんぜつ|めいれい||

すべて 代理 者 を 使わ れる んだ 。 |だいり|もの||つかわ||

天使 様 を な 。 てんし|さま||

天使 様 ? てんし|さま

お前たち の 長 だ ろ 。 なぜ 仲間 に も 姿 を 隠す 必要 が ある 。 おまえたち||ちょう||||なかま|||すがた||かくす|ひつよう||

こういう とき の ため さ 。

なるほど 。

お前 旧 雨 隠れ の 残党 じゃ ない な 。 おまえ|きゅう|あめ|かくれ||ざんとう|||

いったい 何者 だ ? |なにもの|

わし の こと は どう で も いい 。

それ より 旧 雨 隠れ の 残党 と は どういう こと だ ? ||きゅう|あめ|かくれ||ざんとう|||||

ヘッ ホント に 何も 知ら ねえ みたいだ な 。 |||なにも|しら|||

よそ者 か 。 よそもの|

ちょっと 前 まで は 残党 の ヤツ ら が ➡ |ぜん|||ざんとう||||

こと ある ごと に 潜入 して きた から な 。 ||||せんにゅう||||

まあ 今 は その 心配 も ない 。 |いま|||しんぱい||

紛れ込む と すれば お前 の ように ➡ まぎれこむ|||おまえ||

外 から 運よく 忍び 込めた 輩 くらい だろう 。 がい||うんよく|しのび|こめた|やから||

心配 ない ? どういう こと だ ? しんぱい||||

この 国 は 内戦 中 だ と 聞いて いる が の ぉ 。 |くに||ないせん|なか|||きいて||||

無理 も ない な 。 この 国 は 閉鎖 的だ 。 むり|||||くに||へいさ|てきだ

教えて やろう 。 すでに 内戦 は 収まった 。 おしえて|||ないせん||おさまった

我々 の 勝利 だ 。 われわれ||しょうり|

だから ペイン 様 は 伝説 に なって る 。 ||さま||でんせつ|||

雨 隠れ を 潰した 。 たった 1 人 で な 。 あめ|かくれ||つぶした||じん||

信じ られ ん 。 しんじ||

いかに ペイン と やら が 強い と いって も ➡ |||||つよい|||

雨 隠れ の 長 は 山椒 魚 の 半 蔵 と して ➡ あめ|かくれ||ちょう||さんしょ|ぎょ||はん|くら||

忍 の 世界 で 知ら ぬ 者 など いない 男 だ ぞ 。 おし||せかい||しら||もの|||おとこ||

そう だ 。 半 蔵 は その 実力 も さること ながら ➡ ||はん|くら|||じつりょく|||

とても 用心深く その 側 に 近づく こと すら 困難 を 極めた 。 |ようじんぶかく||がわ||ちかづく|||こんなん||きわめた

24 時間 交代 で 身辺 に 護衛 を つけ ➡ じかん|こうたい||しんぺん||ごえい||

近づく もの に は 子供 であって も 身体 検査 を 行う 徹底 ぶり だった 。 ちかづく||||こども|||からだ|けんさ||おこなう|てってい||

その 半 蔵 を どう やって やった ? |はん|くら||||

ペイン の 能力 は 何 だ ? ||のうりょく||なん|

だから 言った ろ 。 オレ たち は 何も 知ら ねえ よ ! |いった|||||なにも|しら||

(( 半 蔵 : ここ まで 追い詰め られる と は な 。 はん|くら|||おいつめ||||

若い の に たいした もの だ 。 わかい|||||

この 戦い おそらく 木 ノ 葉 隠れ の 勝利 だ 。 |たたかい||き||は|かくれ||しょうり|

お前たち は 生かして おいて やろう 。 おまえたち||いかして||

情け は いら ねえ まだまだ 戦える ! なさけ|||||たたかえる

よせ 自 来 也 ! |じ|らい|や

お前たち 3 人 は 強い 。 おまえたち|じん||つよい

そして ここ で さえ も 生き残り オレ を 手 こ ずら せた 。 |||||いきのこり|||て|||

お前たち に は 時間 を やろう 。 おまえたち|||じかん||

もっと 強く なって から かかって こい 。 |つよく||||

命 の 代償 に それぞれ 名 を 名のれ 。 いのち||だいしょう|||な||なのれ

くっ … 自 来 也 。 |じ|らい|や

綱 手 。 つな|て

( 大 蛇 丸 ) 大 蛇 丸 。 だい|へび|まる|だい|へび|まる

お前たち の 名 は とくと この 胸 に 刻んだ 。 おまえたち||な||||むね||きざんだ

自 来 也 綱 手 大 蛇 丸 。 じ|らい|や|つな|て|だい|へび|まる

この 半 蔵 これ より お前たち を 木 ノ 葉 の 三 忍 と 呼び 称えよう )) |はん|くら|||おまえたち||き||は||みっ|おし||よび|たたえよう

信じ られ ん 。 あの 半 蔵 を たった 1 人 で 。 しんじ||||はん|くら|||じん|

ヘヘッ 神 の やる こと だ から な 。 |かみ||||||

恐ろしい 術 を 使う の さ 。 おそろしい|じゅつ||つかう||

だが ペイン 様 の 恐ろし さ は その 術 じゃ ない 。 ||さま||おそろし||||じゅつ||

本当に 恐ろしい の は その 容赦 ない 強い 刃 の 心 。 ほんとうに|おそろしい||||ようしゃ||つよい|は||こころ

己 の 理想 を 脅かす 不安 分子 は 徹底 的に 潰した 。 おのれ||りそう||おびやかす|ふあん|ぶんし||てってい|てきに|つぶした

倒した の は 半 蔵 だけ じゃ ない 。 たおした|||はん|くら|||

その 両親 と 妻子 を 殺 め 離れた 親類 や 友 ➡ |りょうしん||さいし||ころ||はなれた|しんるい||とも

その 赤子 に さえ 手 を かけた 。 |あかご|||て||

そして その 住 処 を 焼き払い ➡ ||じゅう|しょ||やきはらい

つながり の あった 里 の 依頼 主 たち まで すべて 殺し ➡ |||さと||いらい|おも||||ころし

すべて を 無にした 。 ||むにした

裁き だ 。 さばき|

まさに 神 の ようじゃ ない か 。 |かみ||||

神 か 。 かみ|

そう だ 。

なら その お前たち の 神 が しよう と して いる こと は 何 だ ? ||おまえたち||かみ||||||||なん|

いくら お前たち が 下っ端 でも 知っている こと は ある だろう ? |おまえたち||したっぱ||しっている||||

神 の なさる こと だ 。 かみ||||

オレ ら に は 見当 も つか ねえ よ 。 ||||けんとう||||

そう か … なら 神 で は なく ➡ |||かみ|||

暁 に ついて なら 少し は 知 っと る こと が ある か の ぉ ? あかつき||||すこし||ち||||||||

知ら ねぇ な そんな の 。 しら||||

お前 の その 腕 と 足 … 動け ぬ よう 拘束 し とる んだ が の ぉ 。 おまえ|||うで||あし|うごけ|||こうそく||||||

実は それ だけ じゃあ ない 。 じつは||||

脈拍 を 測って いる 。 みゃくはく||はかって|

ウソ を つけば それ で すぐ わかる と いう こと だ 。

知っている こと は 洗いざらい 吐け ! しっている|||あらいざらい|はけ

で なけりゃ お前 も 一生 トンボ や ハエ を 食って ➡ ||おまえ||いっしょう|||||くって

暮らす こと に なる ぞ 。 くっ …。 くらす|||||

( ペイン ) さて … 侵入 者 を 狩る か 。 ||しんにゅう|もの||かる|

( カナ ) 何 よ これ …。 |なん||

お 墓 が … 光って る 。 |はか||ひかって|

雨 が …。 あめ|