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ナルト- 疾風伝 (Naruto), NARUTO -ナルト- 疾風伝 - シーズン4 - 081 - 悲しき報せ

NARUTO -ナルト- 疾風伝 - シーズン4 - 081 - 悲しき報せ

( ナルト ) うわ っ !!

ハァ … ハァ …。

《 螺旋 丸 に 集中 しよう と すれば 性質 変化 が 怪しく なる …。

と いって 性質 変化 に 集中 すれば 螺旋 丸 が うまく いか ねえ …》

《 情け ねえ …》

(( カカシ : 四 代 目 火影 を 超える 忍 は ➡

お前 しか ない と オレ は そう 信じて る から だ ))

《 カカシ 先生 が あそこ まで 言って くれ たって のに …➡

オレ は 全然 それ に 応えちゃ い ねえ … くっ …》

( ヤマト ) どう し ます ? いったん 中止 に し ます か ?

う ~ ん …。

( カカシ ) アイツ が そう 言う なら な 。

《 オレ は … オレ は …》

♪♪~

クソッ …!

寝て る ヒマ は ねえ って ば よ !

多重 影 分身 の 術 !

♪♪~

フゥ … フゥ … フゥ …。

みんな ! 気 を つけろ !!

また 九 尾 化 して る ヤツ が いる って ば よ !

フゥ … フゥ … フゥ …。

うわ ぁ !

うわ っ !

ヤマト 隊長 ヘルプ !!

( カカシ ) テンゾウ 来た ぞ 。 ( ヤマト ) クソ !

うわ っ !

グァオ …。

ふ ぅ …。

( カカシ ) 大丈夫 か ?

( カカシ ) 螺旋 丸 に 風 の 性質 変化 を 加える 修業 に 入って 丸 1 日 。

影 分身 は 200 人 程度 。

1 人 で の 修業 時間 と して 換算 する と 4,800 時間 。

まだまだ 足りない か 。

けど この 修業 チャクラコントロ ー ル が ムズ すぎて ➡

影 分身 は 200 人 が 限界 だって ば よ 。

なんか 永久 に でき ねえ 気 が する 。

そもそも 螺旋 丸 を 作る のに す っげ え 集中 力 が い ん のに ➡

その うえ 性質 変化 なんて そんな の ムチャ だ 。

いつ に なく 弱音 吐く ねぇ お前 らしく ない 。

それ でも お前 は オレ の 知って る うずまき ナルト か ?

( サクラ ) サイ ! ( サイ ) 風邪 ひき ます よ 。

どう です ナルト は 。

( サクラ ) 螺旋 丸 に 性質 変化 を 加える の は ➡

想像 以上 に 難しい こと みたい 。

( サクラ ) もともと ナルト は 器用じゃ ないし 。

だから 体 で 覚える 修業 方法 を カカシ 先生 が …。

( サクラ ) そう ナルト に しか でき ない 修業 。

2 人 に 分身 すれば 修業 の 成果 は 2 倍 。

100 人 なら 100 倍 …。

でも 性質 変化 を 術 に 組み込む に は ➡

努力 や 根性 だけ じゃ どうにも なら ない 壁 が ある わ 。

まして や 螺旋 丸 は 四 代 目 火影 様 が 編み出した って いう ほど の 術 。

その 術 に 性質 変化 を 加える なんて ナルト に は 無理な の かも 。

そう だ ね ナルト は バカ だし 。

不器用で ガサツ な ナルト に チャクラ の 性質 変化 を ➡

螺旋 丸 に 組み込む だ なんて 繊細な こと が ➡

できる はずな いんだ よ そもそも 。

それなのに カカシ 先生 も ヤマト 隊長 も ずっと つきあっちゃ って 。

里 で は 暁 対策 の 小 隊 が 編成 さ れた って いう のに ➡

戦力 の ムダ 使い と しか …。

まったく センス の ない ナルト に 火影 様 は 何 を 期待 して …。

( 木 を 殴る 音 )

それ 以上 言ったら アンタ も 殴る わ よ !

アンタ に ナルト の 何 が わかる って いう の よ !

え ぇ そう ! たしかに ナルト は 大 バカ よ 。

不器用で ドジ で お たん こなす だ わ 。

でも 意外 性 は 人一倍 !

これ まで 何度 も そんな ナルト に 助け られて きた !

みんな が 絶対 でき ない って 思って る こと を 覆す !

それ が … うずまき ナルト な の !

チ ー ムメイト なら 覚えて おき なさい !

何 よ ヘラヘラ して ! 殴る わ よ !!

それ は 勘弁 です よ 。

でも 本 の 知識 も たまに は 役 に 立つ もの です ね 。

サイ あなた …。

サクラ が ナルト を 信じて いる の は わかって いる よ 。

その サクラ を ナルト は 決して 裏切ら ない 。

なに よ … はめた わ ね !

だいたい あの まずい 泥 ダンゴ を 食べ 続けて ➡

修業 の 成果 が なかったら やりきれない よ 。 ナルト も ね 。

泥 ダンゴ って 何 よ !

効き目 を 優先 した だけ なんだ から !

アンタ 人 の 本心 を 見抜く 前 に ➡

自分 の 本心 を 言わ ない ほう の 勉強 しろ !

( サイ ) ハハハ … 大丈夫 。 ナルト は やり遂げる さ 。

った く …。

《 ナルト … がんばれ !》

でも 今回 ばかり は ムリ だって ば よ 。

それ でも やら なきゃ な 。

だったら カカシ 先生 は 右 見て る とき に ➡

同時に 左 を 見ろ って 言わ れて でき ん の か よ !?

《 たしかに 。 そりゃ ムリ だ 》

なるほど 。 そういう こと か 。

なら でき ない こと も ない 。

影 分身 の 術 !

右 を 見 ながら …。

左 を 見る って の は こういう こと だろう ?

そ っか !

《 何 か わかった の ?》

影 分身 の 術 !

♪♪~

( 飛 段 ) 二 尾 の 封印 の ため に わざわざ 呼び戻した の か よ !

( 首領 ) これ から 3 日 は かかる 。 覚悟 して おけ 。

( 飛 段 )3 日 か よ ! った く もう なげ ぇな !

こっち は 雨 だ ぜ ! ( 角 都 ) 飛 段 お前 が 言う な 。

( 飛 段 ) 木 ノ 葉 の ヤツ ら もう 少し で 皆殺し に できた んだ ぜ !?

無神論 者 ども に ジャシン 教 の 存在 を ➡

知ら しめて やる ところ だった のに よ !

( 首領 ) 木 ノ 葉 は 無神論 者 で は ない 。

先代 を 神 と し 火 の 意志 を 思想 に 行動 する 。

ま そんな もの は 戦う ため の 大義 名分 だ と も いえる が な 。

あぁ !? テメエ それ オレ を バカ に して 言って ん の か !? あぁ !?

( 首領 ) いや … お前 の 戦う 理由 を 別段 バカ に した つもり は ない 。

オレ も 同じ 穴 の ムジナ だ から な 。

戦争 の 理由 なんて の は なんでも いい 。

宗教 思想 資源 土地 怨恨 恋愛 気まぐれ …。

どんな くだらない 理由 でも ➡

戦争 する だけ の 理由 に なって しまう 。

戦争 は 絶対 に なくなら ない 。

理由 は 後 づけ で いい 。 本能 が 戦い を 求める 。

( 飛 段 ) 誰 も テメエ の 長ったらしい 話 は ➡

聞いて ねえ んだ よ 。 オレ に は オレ の やり 方 って もん が ある 。

オレ 自身 の 目的 も ある 。

すべて を 組織 に 委ねる つもり は ねえ から な 。

( 首領 ) 暁 と いう 組織 に 属して いる 以上 ➡

その 目的 に も 協力 して もらう 。

暁 の 目的 が 達成 さ れれば ➡

お前 の 目的 も すぐに 成就 する だろう 。

フン あれこれ かっこ つけた ところ で ➡

暁 の 目的 は ただ の 金 集 めに なって る じゃ ねえ か 。

角 都 と 同じだ 。

戦う 理由 の なか で いちばん 嫌いな タイプ だ ぜ 。

そう だ 確かに 当面 の 目的 は 金 だ 。

が 本来 暁 の 目的 は 別の ところ に ある 。

その 目的 の ため に 莫大な 金 が かかる のだ 。

オレ は トビ の 次に 新 入り だ から な 。

お前 の 口 から 詳しい こと も 聞いた こと ねえ !

オレ の いね えと ころ で コソコソ と …。

フッ すねて る の か ?

なら そろそろ 教えて やろう 。

暁 の 最終 目的 は 段階 を 踏む こと で 達成 できる 。

それ は 全部 で 三 段階 。

まず 第 一 が 金 だ 。

チッ 。 そして 第 二 段階 が ➡

その 金 を 元手 に 忍 世界 初 の 戦争 請け負い 組織 を 作る こと だ 。

おいおい それ じゃあ ➡

他の 忍 里 の やって る こと と 同じじゃ ねえ か !

依頼 を こなして 報酬 を 得る って こと だろう が !

テメエ は 召し抱えて くれる 国 も ねえ ➡

小さな 里 の 長 に でも なり て え の か ?

くだら ねえ !

フッ 国 お 抱え の 里 ?

まるで 違う 。 何 ?

順 を 追って 説明 して やる 。

( 首領 ) 強力な 忍 里 を 持つ 国 に とって ➡

忍 ビジネス は その 国 の 収益 に おいて 大きな 役割 を 担って いる 。

忍 里 は 国 内外 の 戦い に 参入 する こと で ➡

莫大な 金 を 稼ぎ ➡

国 の 経済 を 支えて いる と 言って いい 。

つまり 国 が 安定 した 利益 を 得る に は ➡

それなり の 戦争 が 必要に なる 。

しかし 今 の 時代 小さな 戦い こそ あれ ➡

かつて の ような 大戦 は なく なった 。

国 は 里 を 縮小 し 多く の 忍 が 行き場 を 失った 。

忍 は 戦う ため に 存在 する 。

国 の ため に 命がけ で 働いた 見返り が ➡

この ありさま だ 。

忍 五 大国 は まだ いい 。

国 も 里 も 大きく 信頼 も ある 。

他国 から の 依頼 も 多く 安定 して いる 。

が 小さな 国 は そう も いか ない 。

忍 里 の 保有 に は 戦時 と 同じ か それ に 近い レベル で ➡

平時 に も 莫大な コスト が かかる 。

だからといって 里 を 縮小 し すぎれば ➡

突然の 開戦 に 対応 でき ない 。

だから 我々 暁 が 作る のだ 。

国 と いう もの に 属せ ず ➡

必要な とき に 必要な だけ の 忍 を 用意 し ➡

必要な 力 を もって あらゆる 小国 や 小さな 里 から ➡

金 で 戦争 を 依頼 と して 請け負う 組織 。

最初 は はした金 で あらゆる 戦争 を 一 手 に 引き受け ➡

戦争 市場 を 牛耳り さらに は 尾 獣 を 使い ➡

市場 の 大き さ に 合わせて 戦争 を 引き起こし やがて …。

すべて の 戦争 を コントロ ー ル し 独占 支配 する 。

それ に と も ない 大国 の 忍 里 と いう システム も 崩壊 。

暁 を 利用 せ ざる を え なく なる 。

そして その先 に ある 本当の 目的 に 我々 は たどりつく 。

目的 の 第 三 段階 。

世界 を ➡

征服 する 。

( 綱 手 ) そう か 。

( コテツ ) あの … 紅 さん に は …。

お前たち は 関係 者 に ➡

葬儀 の 連絡 を しろ 。

紅 に は 私 から …。

( シカマル ) いや オレ が …。

オレ が 伝え ます 。

アスマ 隊長 から の 伝言 も ある ので 。

やった ! おう ! なんか ➡

コツ が つかめて きた って ば よ 。

( カカシ ) なるほど ね 。 お前 の 思いつき って ➡

そういう こと だった の ね 。

そもそも 螺旋 丸 で さえ ➡

チャクラ 放出 係 と 形 体 変化 の 係 の ➡

2 人 組 で やって た から な … お前 。

そう 3 人 目 の オレ でも って ➡

風 の 性質 変化 を やる 係 を 作れば よかった ん だって ば よ !

1 人 で 左右 を 同時に 見る こと が でき ね えん なら …。

右 を 見る ヤツ と 左 を 見る ヤツ 。

その 2 人 に 分身 して ➡

役割 分担 を すりゃ いい だけ の 話 だった んだ 。

さっき の オレ の 影 分身 が ヒント に なった って わけ ね 。

《 と は 言って も それ は チャクラ と 影 分身 の ある ➡

ナルト だ から こそ の 方法 論 だ 。

オレ は ともかく 四 代 目 であって も 不可能な やり 方 だ 。

った く コイツ は !》

( カカシ ) さすが は 意外 性 ナンバ ー 1 の 忍者 だ な 。 ナルト 。

なんだか な ~ オレ は お前 の こと が も のす っ ごく 好きに なって きた ぞ 。

いきなり キモイ こ と 言う なって ば よ !

この 野郎 ! びっくり して せっかく の 術 が はじ けち まった ろ 。

いや そういう 意味 じゃ なくて ね 。 わ ぁ 近寄る な !

なんて いう か その …。 イヤ ~!

( ヤマト ) まったく 何 やって んだ か あの 2 人 は …。

( イズモ ) 連絡 です 。

ちょっと 待てよ ! うん ?

ぐ っ ! うん ?

なんだろう ?

カカシ 先輩 ! いったん 修業 を 中止 して 里 の ほう へ 。

な っ ! え ぇ ~! いったい 何 ?

猿 飛 アスマ さん が …。

( ヤマト ) 亡くなり ました 。

♪♪~

うめ ぇ ~!

そんな 甘ったるい もん よく 食う ね 。

それ より こんな ところ で サボ って て いい の かい ?

どうせ 戻って も 雑用 押しつけ られる だけ です よ 。

ここ に いた か ! 見つけた ぞ コテツ ! しまった !

さっさと 仕事 に 戻れ って 綱 手 様 が !

頼む ! 見逃して くれ ! ダメ だ ! 逃がさ ん !

そこ を なんとか !

あっ ! 待て コラッ !

イ … イズモ ! 大丈夫 か ?

う ぅ … コテツ ! あっ ひらめいた !

っと まあ こんな わけ で オレ の 水 飴 拿原 は できた わけ さ 。

まっ 発想 の 種 なん つう の は なにげない 日常 に ある って こと だ 。

( コテツ ) お前 も がんばって 見習え よ 。

帰って いい っす か ?


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( ナルト ) うわ っ !!

ハァ … ハァ …。

《 螺旋 丸 に 集中 しよう と すれば 性質 変化 が 怪しく なる …。 らせん|まる||しゅうちゅう||||せいしつ|へんか||あやしく|

と いって 性質 変化 に 集中 すれば 螺旋 丸 が うまく いか ねえ …》 ||せいしつ|へんか||しゅうちゅう||らせん|まる||||

《 情け ねえ …》 なさけ|

(( カカシ : 四 代 目 火影 を 超える 忍 は ➡ |よっ|だい|め|ほかげ||こえる|おし|

お前 しか ない と オレ は そう 信じて る から だ )) おまえ|||||||しんじて|||

《 カカシ 先生 が あそこ まで 言って くれ たって のに …➡ |せんせい||||いって|||

オレ は 全然 それ に 応えちゃ い ねえ … くっ …》 ||ぜんぜん|||こたえちゃ|||

( ヤマト ) どう し ます ? いったん 中止 に し ます か ? |||||ちゅうし||||

う ~ ん …。

( カカシ ) アイツ が そう 言う なら な 。 ||||いう||

《 オレ は … オレ は …》

♪♪~

クソッ …!

寝て る ヒマ は ねえ って ば よ ! ねて|||||||

多重 影 分身 の 術 ! たじゅう|かげ|ぶんしん||じゅつ

♪♪~

フゥ … フゥ … フゥ …。

みんな ! 気 を つけろ !! |き||

また 九 尾 化 して る ヤツ が いる って ば よ ! |ここの|お|か||||||||

フゥ … フゥ … フゥ …。

うわ ぁ !

うわ っ !

ヤマト 隊長 ヘルプ !! |たいちょう|

( カカシ ) テンゾウ 来た ぞ 。 ( ヤマト ) クソ ! ||きた|||

うわ っ !

グァオ …。

ふ ぅ …。

( カカシ ) 大丈夫 か ? |だいじょうぶ|

( カカシ ) 螺旋 丸 に 風 の 性質 変化 を 加える 修業 に 入って 丸 1 日 。 |らせん|まる||かぜ||せいしつ|へんか||くわえる|しゅぎょう||はいって|まる|ひ

影 分身 は 200 人 程度 。 かげ|ぶんしん||じん|ていど

1 人 で の 修業 時間 と して 換算 する と 4,800 時間 。 じん|||しゅぎょう|じかん|||かんさん|||じかん

まだまだ 足りない か 。 |たりない|

けど この 修業 チャクラコントロ ー ル が ムズ すぎて ➡ ||しゅぎょう||||||

影 分身 は 200 人 が 限界 だって ば よ 。 かげ|ぶんしん||じん||げんかい|||

なんか 永久 に でき ねえ 気 が する 。 |えいきゅう||||き||

そもそも 螺旋 丸 を 作る のに す っげ え 集中 力 が い ん のに ➡ |らせん|まる||つくる|||||しゅうちゅう|ちから||||

その うえ 性質 変化 なんて そんな の ムチャ だ 。 ||せいしつ|へんか|||||

いつ に なく 弱音 吐く ねぇ お前 らしく ない 。 |||よわね|はく||おまえ||

それ でも お前 は オレ の 知って る うずまき ナルト か ? ||おまえ||||しって||||

( サクラ ) サイ ! ( サイ ) 風邪 ひき ます よ 。 |||かぜ|||

どう です ナルト は 。

( サクラ ) 螺旋 丸 に 性質 変化 を 加える の は ➡ |らせん|まる||せいしつ|へんか||くわえる||

想像 以上 に 難しい こと みたい 。 そうぞう|いじょう||むずかしい||

( サクラ ) もともと ナルト は 器用じゃ ないし 。 ||||きようじゃ|

だから 体 で 覚える 修業 方法 を カカシ 先生 が …。 |からだ||おぼえる|しゅぎょう|ほうほう|||せんせい|

( サクラ ) そう ナルト に しか でき ない 修業 。 |||||||しゅぎょう

2 人 に 分身 すれば 修業 の 成果 は 2 倍 。 じん||ぶんしん||しゅぎょう||せいか||ばい

100 人 なら 100 倍 …。 じん||ばい

でも 性質 変化 を 術 に 組み込む に は ➡ |せいしつ|へんか||じゅつ||くみこむ||

努力 や 根性 だけ じゃ どうにも なら ない 壁 が ある わ 。 どりょく||こんじょう||||||かべ|||

まして や 螺旋 丸 は 四 代 目 火影 様 が 編み出した って いう ほど の 術 。 ||らせん|まる||よっ|だい|め|ほかげ|さま||あみだした|||||じゅつ

その 術 に 性質 変化 を 加える なんて ナルト に は 無理な の かも 。 |じゅつ||せいしつ|へんか||くわえる|||||むりな||

そう だ ね ナルト は バカ だし 。

不器用で ガサツ な ナルト に チャクラ の 性質 変化 を ➡ ぶきようで|||||||せいしつ|へんか|

螺旋 丸 に 組み込む だ なんて 繊細な こと が ➡ らせん|まる||くみこむ|||せんさいな||

できる はずな いんだ よ そもそも 。

それなのに カカシ 先生 も ヤマト 隊長 も ずっと つきあっちゃ って 。 ||せんせい|||たいちょう||||

里 で は 暁 対策 の 小 隊 が 編成 さ れた って いう のに ➡ さと|||あかつき|たいさく||しょう|たい||へんせい|||||

戦力 の ムダ 使い と しか …。 せんりょく|||つかい||

まったく センス の ない ナルト に 火影 様 は 何 を 期待 して …。 ||||||ほかげ|さま||なん||きたい|

( 木 を 殴る 音 ) き||なぐる|おと

それ 以上 言ったら アンタ も 殴る わ よ ! |いじょう|いったら|||なぐる||

アンタ に ナルト の 何 が わかる って いう の よ ! ||||なん||||||

え ぇ そう ! たしかに ナルト は 大 バカ よ 。 ||||||だい||

不器用で ドジ で お たん こなす だ わ 。 ぶきようで|||||||

でも 意外 性 は 人一倍 ! |いがい|せい||ひといちばい

これ まで 何度 も そんな ナルト に 助け られて きた ! ||なんど|||||たすけ||

みんな が 絶対 でき ない って 思って る こと を 覆す ! ||ぜったい||||おもって||||くつがえす

それ が … うずまき ナルト な の !

チ ー ムメイト なら 覚えて おき なさい ! ||||おぼえて||

何 よ ヘラヘラ して ! 殴る わ よ !! なん||||なぐる||

それ は 勘弁 です よ 。 ||かんべん||

でも 本 の 知識 も たまに は 役 に 立つ もの です ね 。 |ほん||ちしき||||やく||たつ|||

サイ あなた …。

サクラ が ナルト を 信じて いる の は わかって いる よ 。 ||||しんじて||||||

その サクラ を ナルト は 決して 裏切ら ない 。 |||||けっして|うらぎら|

なに よ … はめた わ ね !

だいたい あの まずい 泥 ダンゴ を 食べ 続けて ➡ |||どろ|||たべ|つづけて

修業 の 成果 が なかったら やりきれない よ 。 ナルト も ね 。 しゅぎょう||せいか|||||||

泥 ダンゴ って 何 よ ! どろ|||なん|

効き目 を 優先 した だけ なんだ から ! ききめ||ゆうせん||||

アンタ 人 の 本心 を 見抜く 前 に ➡ |じん||ほんしん||みぬく|ぜん|

自分 の 本心 を 言わ ない ほう の 勉強 しろ ! じぶん||ほんしん||いわ||||べんきょう|

( サイ ) ハハハ … 大丈夫 。 ナルト は やり遂げる さ 。 ||だいじょうぶ|||やりとげる|

った く …。

《 ナルト … がんばれ !》

でも 今回 ばかり は ムリ だって ば よ 。 |こんかい||||||

それ でも やら なきゃ な 。

だったら カカシ 先生 は 右 見て る とき に ➡ ||せんせい||みぎ|みて|||

同時に 左 を 見ろ って 言わ れて でき ん の か よ !? どうじに|ひだり||みろ||いわ||||||

《 たしかに 。 そりゃ ムリ だ 》

なるほど 。 そういう こと か 。

なら でき ない こと も ない 。

影 分身 の 術 ! かげ|ぶんしん||じゅつ

右 を 見 ながら …。 みぎ||み|

左 を 見る って の は こういう こと だろう ? ひだり||みる||||||

そ っか !

《 何 か わかった の ?》 なん|||

影 分身 の 術 ! かげ|ぶんしん||じゅつ

♪♪~

( 飛 段 ) 二 尾 の 封印 の ため に わざわざ 呼び戻した の か よ ! と|だん|ふた|お||ふういん|||||よびもどした|||

( 首領 ) これ から 3 日 は かかる 。 覚悟 して おけ 。 しゅりょう|||ひ|||かくご||

( 飛 段 )3 日 か よ ! った く もう なげ ぇな ! と|だん|ひ|||||||

こっち は 雨 だ ぜ ! ( 角 都 ) 飛 段 お前 が 言う な 。 ||あめ|||かど|と|と|だん|おまえ||いう|

( 飛 段 ) 木 ノ 葉 の ヤツ ら もう 少し で 皆殺し に できた んだ ぜ !? と|だん|き||は|||||すこし||みなごろし||||

無神論 者 ども に ジャシン 教 の 存在 を ➡ むしんろん|もの||||きょう||そんざい|

知ら しめて やる ところ だった のに よ ! しら||||||

( 首領 ) 木 ノ 葉 は 無神論 者 で は ない 。 しゅりょう|き||は||むしんろん|もの|||

先代 を 神 と し 火 の 意志 を 思想 に 行動 する 。 せんだい||かみ|||ひ||いし||しそう||こうどう|

ま そんな もの は 戦う ため の 大義 名分 だ と も いえる が な 。 ||||たたかう|||たいぎ|めいぶん||||||

あぁ !? テメエ それ オレ を バカ に して 言って ん の か !? あぁ !? ||||||||いって||||

( 首領 ) いや … お前 の 戦う 理由 を 別段 バカ に した つもり は ない 。 しゅりょう||おまえ||たたかう|りゆう||べつだん||||||

オレ も 同じ 穴 の ムジナ だ から な 。 ||おなじ|あな|||||

戦争 の 理由 なんて の は なんでも いい 。 せんそう||りゆう|||||

宗教 思想 資源 土地 怨恨 恋愛 気まぐれ …。 しゅうきょう|しそう|しげん|とち|えんこん|れんあい|きまぐれ

どんな くだらない 理由 でも ➡ ||りゆう|

戦争 する だけ の 理由 に なって しまう 。 せんそう||||りゆう|||

戦争 は 絶対 に なくなら ない 。 せんそう||ぜったい|||

理由 は 後 づけ で いい 。 本能 が 戦い を 求める 。 りゆう||あと||||ほんのう||たたかい||もとめる

( 飛 段 ) 誰 も テメエ の 長ったらしい 話 は ➡ と|だん|だれ||||ながったらしい|はなし|

聞いて ねえ んだ よ 。 オレ に は オレ の やり 方 って もん が ある 。 きいて||||||||||かた||||

オレ 自身 の 目的 も ある 。 |じしん||もくてき||

すべて を 組織 に 委ねる つもり は ねえ から な 。 ||そしき||ゆだねる|||||

( 首領 ) 暁 と いう 組織 に 属して いる 以上 ➡ しゅりょう|あかつき|||そしき||ぞくして||いじょう

その 目的 に も 協力 して もらう 。 |もくてき|||きょうりょく||

暁 の 目的 が 達成 さ れれば ➡ あかつき||もくてき||たっせい||

お前 の 目的 も すぐに 成就 する だろう 。 おまえ||もくてき|||じょうじゅ||

フン あれこれ かっこ つけた ところ で ➡

暁 の 目的 は ただ の 金 集 めに なって る じゃ ねえ か 。 あかつき||もくてき||||きむ|しゅう||||||

角 都 と 同じだ 。 かど|と||おなじだ

戦う 理由 の なか で いちばん 嫌いな タイプ だ ぜ 。 たたかう|りゆう|||||きらいな|||

そう だ 確かに 当面 の 目的 は 金 だ 。 ||たしかに|とうめん||もくてき||きむ|

が 本来 暁 の 目的 は 別の ところ に ある 。 |ほんらい|あかつき||もくてき||べつの|||

その 目的 の ため に 莫大な 金 が かかる のだ 。 |もくてき||||ばくだいな|きむ|||

オレ は トビ の 次に 新 入り だ から な 。 ||||つぎに|しん|はいり|||

お前 の 口 から 詳しい こと も 聞いた こと ねえ ! おまえ||くち||くわしい|||きいた||

オレ の いね えと ころ で コソコソ と …。

フッ すねて る の か ?

なら そろそろ 教えて やろう 。 ||おしえて|

暁 の 最終 目的 は 段階 を 踏む こと で 達成 できる 。 あかつき||さいしゅう|もくてき||だんかい||ふむ|||たっせい|

それ は 全部 で 三 段階 。 ||ぜんぶ||みっ|だんかい

まず 第 一 が 金 だ 。 |だい|ひと||きむ|

チッ 。 そして 第 二 段階 が ➡ ||だい|ふた|だんかい|

その 金 を 元手 に 忍 世界 初 の 戦争 請け負い 組織 を 作る こと だ 。 |きむ||もとで||おし|せかい|はつ||せんそう|うけおい|そしき||つくる||

おいおい それ じゃあ ➡

他の 忍 里 の やって る こと と 同じじゃ ねえ か ! たの|おし|さと||||||おなじじゃ||

依頼 を こなして 報酬 を 得る って こと だろう が ! いらい|||ほうしゅう||える||||

テメエ は 召し抱えて くれる 国 も ねえ ➡ ||めしかかえて||くに||

小さな 里 の 長 に でも なり て え の か ? ちいさな|さと||ちょう|||||||

くだら ねえ !

フッ 国 お 抱え の 里 ? |くに||かかえ||さと

まるで 違う 。 何 ? |ちがう|なん

順 を 追って 説明 して やる 。 じゅん||おって|せつめい||

( 首領 ) 強力な 忍 里 を 持つ 国 に とって ➡ しゅりょう|きょうりょくな|おし|さと||もつ|くに||

忍 ビジネス は その 国 の 収益 に おいて 大きな 役割 を 担って いる 。 おし||||くに||しゅうえき|||おおきな|やくわり||になって|

忍 里 は 国 内外 の 戦い に 参入 する こと で ➡ おし|さと||くに|ないがい||たたかい||さんにゅう|||

莫大な 金 を 稼ぎ ➡ ばくだいな|きむ||かせぎ

国 の 経済 を 支えて いる と 言って いい 。 くに||けいざい||ささえて|||いって|

つまり 国 が 安定 した 利益 を 得る に は ➡ |くに||あんてい||りえき||える||

それなり の 戦争 が 必要に なる 。 ||せんそう||ひつように|

しかし 今 の 時代 小さな 戦い こそ あれ ➡ |いま||じだい|ちいさな|たたかい||

かつて の ような 大戦 は なく なった 。 |||たいせん|||

国 は 里 を 縮小 し 多く の 忍 が 行き場 を 失った 。 くに||さと||しゅくしょう||おおく||おし||ゆきば||うしなった

忍 は 戦う ため に 存在 する 。 おし||たたかう|||そんざい|

国 の ため に 命がけ で 働いた 見返り が ➡ くに||||いのちがけ||はたらいた|みかえり|

この ありさま だ 。

忍 五 大国 は まだ いい 。 おし|いつ|たいこく|||

国 も 里 も 大きく 信頼 も ある 。 くに||さと||おおきく|しんらい||

他国 から の 依頼 も 多く 安定 して いる 。 たこく|||いらい||おおく|あんてい||

が 小さな 国 は そう も いか ない 。 |ちいさな|くに|||||

忍 里 の 保有 に は 戦時 と 同じ か それ に 近い レベル で ➡ おし|さと||ほゆう|||せんじ||おなじ||||ちかい||

平時 に も 莫大な コスト が かかる 。 へいじ|||ばくだいな|||

だからといって 里 を 縮小 し すぎれば ➡ |さと||しゅくしょう||

突然の 開戦 に 対応 でき ない 。 とつぜんの|かいせん||たいおう||

だから 我々 暁 が 作る のだ 。 |われわれ|あかつき||つくる|

国 と いう もの に 属せ ず ➡ くに|||||ぞくせ|

必要な とき に 必要な だけ の 忍 を 用意 し ➡ ひつような|||ひつような|||おし||ようい|

必要な 力 を もって あらゆる 小国 や 小さな 里 から ➡ ひつような|ちから||||しょうこく||ちいさな|さと|

金 で 戦争 を 依頼 と して 請け負う 組織 。 きむ||せんそう||いらい|||うけおう|そしき

最初 は はした金 で あらゆる 戦争 を 一 手 に 引き受け ➡ さいしょ||はしたがね|||せんそう||ひと|て||ひきうけ

戦争 市場 を 牛耳り さらに は 尾 獣 を 使い ➡ せんそう|いちば||ぎゅうじり|||お|けだもの||つかい

市場 の 大き さ に 合わせて 戦争 を 引き起こし やがて …。 いちば||おおき|||あわせて|せんそう||ひきおこし|

すべて の 戦争 を コントロ ー ル し 独占 支配 する 。 ||せんそう||||||どくせん|しはい|

それ に と も ない 大国 の 忍 里 と いう システム も 崩壊 。 |||||たいこく||おし|さと|||||ほうかい

暁 を 利用 せ ざる を え なく なる 。 あかつき||りよう||||||

そして その先 に ある 本当の 目的 に 我々 は たどりつく 。 |そのさき|||ほんとうの|もくてき||われわれ||

目的 の 第 三 段階 。 もくてき||だい|みっ|だんかい

世界 を ➡ せかい|

征服 する 。 せいふく|

( 綱 手 ) そう か 。 つな|て||

( コテツ ) あの … 紅 さん に は …。 ||くれない|||

お前たち は 関係 者 に ➡ おまえたち||かんけい|もの|

葬儀 の 連絡 を しろ 。 そうぎ||れんらく||

紅 に は 私 から …。 くれない|||わたくし|

( シカマル ) いや オレ が …。

オレ が 伝え ます 。 ||つたえ|

アスマ 隊長 から の 伝言 も ある ので 。 |たいちょう|||でんごん|||

やった ! おう ! なんか ➡

コツ が つかめて きた って ば よ 。

( カカシ ) なるほど ね 。 お前 の 思いつき って ➡ |||おまえ||おもいつき|

そういう こと だった の ね 。

そもそも 螺旋 丸 で さえ ➡ |らせん|まる||

チャクラ 放出 係 と 形 体 変化 の 係 の ➡ |ほうしゅつ|かかり||かた|からだ|へんか||かかり|

2 人 組 で やって た から な … お前 。 じん|くみ||||||おまえ

そう 3 人 目 の オレ でも って ➡ |じん|め||||

風 の 性質 変化 を やる 係 を 作れば よかった ん だって ば よ ! かぜ||せいしつ|へんか|||かかり||つくれば|||||

1 人 で 左右 を 同時に 見る こと が でき ね えん なら …。 じん||さゆう||どうじに|みる||||||

右 を 見る ヤツ と 左 を 見る ヤツ 。 みぎ||みる|||ひだり||みる|

その 2 人 に 分身 して ➡ |じん||ぶんしん|

役割 分担 を すりゃ いい だけ の 話 だった んだ 。 やくわり|ぶんたん||||||はなし||

さっき の オレ の 影 分身 が ヒント に なった って わけ ね 。 ||||かげ|ぶんしん|||||||

《 と は 言って も それ は チャクラ と 影 分身 の ある ➡ ||いって||||||かげ|ぶんしん||

ナルト だ から こそ の 方法 論 だ 。 |||||ほうほう|ろん|

オレ は ともかく 四 代 目 であって も 不可能な やり 方 だ 。 |||よっ|だい|め|||ふかのうな||かた|

った く コイツ は !》

( カカシ ) さすが は 意外 性 ナンバ ー 1 の 忍者 だ な 。 ナルト 。 |||いがい|せい||||にんじゃ|||

なんだか な ~ オレ は お前 の こと が も のす っ ごく 好きに なって きた ぞ 。 ||||おまえ||||||||すきに|||

いきなり キモイ こ と 言う なって ば よ ! ||||いう|||

この 野郎 ! びっくり して せっかく の 術 が はじ けち まった ろ 。 |やろう|||||じゅつ|||||

いや そういう 意味 じゃ なくて ね 。 わ ぁ 近寄る な ! ||いみ||||||ちかよる|

なんて いう か その …。 イヤ ~!

( ヤマト ) まったく 何 やって んだ か あの 2 人 は …。 ||なん|||||じん|

( イズモ ) 連絡 です 。 |れんらく|

ちょっと 待てよ ! うん ? |まてよ|

ぐ っ ! うん ?

なんだろう ?

カカシ 先輩 ! いったん 修業 を 中止 して 里 の ほう へ 。 |せんぱい||しゅぎょう||ちゅうし||さと|||

な っ ! え ぇ ~! いったい 何 ? |||||なん

猿 飛 アスマ さん が …。 さる|と|||

( ヤマト ) 亡くなり ました 。 |なくなり|

♪♪~

うめ ぇ ~!

そんな 甘ったるい もん よく 食う ね 。 |あまったるい|||くう|

それ より こんな ところ で サボ って て いい の かい ?

どうせ 戻って も 雑用 押しつけ られる だけ です よ 。 |もどって||ざつよう|おしつけ||||

ここ に いた か ! 見つけた ぞ コテツ ! しまった ! ||||みつけた|||

さっさと 仕事 に 戻れ って 綱 手 様 が ! |しごと||もどれ||つな|て|さま|

頼む ! 見逃して くれ ! ダメ だ ! 逃がさ ん ! たのむ|みのがして||||にがさ|

そこ を なんとか !

あっ ! 待て コラッ ! |まて|

イ … イズモ ! 大丈夫 か ? ||だいじょうぶ|

う ぅ … コテツ ! あっ ひらめいた !

っと まあ こんな わけ で オレ の 水 飴 拿原 は できた わけ さ 。 |||||||すい|あめ|だはら||||

まっ 発想 の 種 なん つう の は なにげない 日常 に ある って こと だ 。 |はっそう||しゅ||||||にちじょう|||||

( コテツ ) お前 も がんばって 見習え よ 。 |おまえ|||みならえ|

帰って いい っす か ? かえって|||