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ナルト- 疾風伝 (Naruto), NARUTO -ナルト- 疾風伝 - シーズン21 - 499 - 極秘任務の行方

NARUTO -ナルト - 疾風 伝 - シーズン 21 - 499 - 極秘 任務 の 行方

( カカシ ) う ~ ん … まいった な 。

( シズネ ) どうした ん です か ? カカシ 様 。

( カカシ ) 様 は やめて って !

いや ね … みんな に 出した 任務 あった じゃ ない ?

やっぱり 査定 し なきゃ ダメ かな ?

( シズネ ) 当然です !

( トントン ) ブ ー ブ ー 。 ブ ー ブ ー 。

( カカシ ) 蜂蜜 酒 なんて いかにも お 祝い っぽくて いい よ ね 。

( シズネ ) さすが 八 班 の 2 人 は 気合い が 入って ます ね !

この 食事 券 と 温泉 旅行 の 招待 券 なんて →

気 が 利いて る じゃ ないで す か !

( カカシ ) チョウジ も シカマル も なんだか んだ で いい とこ 突いて くる よ ね 。

( シズネ ) 女子 たち は これ … 自分 たち の 趣味 です よ ね ?

そんな の かわいい もん だ よ 。 これ !

ん ?

あり え ない よ ね …。

それ と 木 ノ 葉 丸 は まだ 報告 書 すら 出して ない よ な 。

よ … よかった じゃ ないで す か 。

披露宴 当日 の 当直 は もう 彼ら に 決まり !

確かに 査定 を して ふるい に かける なら →

この 3 人 が 当直 の 候補 だ けど …。

本当に それ で いい の か ね ?

( ヒナタ ) カカシ 先生 。

ん … ん !?

あ … お ぉ !

あ … ヒナタ ! 久しぶりだ な 。

あ … どうした ん だ ?

久々に サクラ ちゃん たち と 会う んです 。

独身 最後 の 女子 会って やつ だ な ?

披露宴 の 準備 は 進んで る か ? ナルト は 元気だろう な ?

えっ ? あぁ はい 。

とっても 元気です 。

カカシ 先生 は どちら へ ?

あ ? ちょっと 昼寝 に 。

あ … お邪魔 しちゃ って すみ ませ ん でした 。

では これ で 失礼 し ます 。 お … おう 。

は ぁ …。

( イルカ ) う ~ ん …。

( テウチ ) どうし たんだい ? イルカ 先生 。 ラ ー メン おいしく なかった かい ?

いや いや ! ラ ー メン は おいしく いただき ました よ 。

そう じゃ なく って …。

( 木 ノ 葉 丸 ) やっぱり ここ に いた ぞ イルカ 先生 !

こ … 木 ノ 葉 丸 !

いいかげん お 祝い の メッセ ー ジ 欲しい んだ ぞ コレ !

じゃ ない と 俺 の お 祝い の 品 が 提出 でき ないだ ろ !

悪い 悪い ! なんだ …。

まさか それ で 悩んで た の か !?

え ぇ … 思いつか なくて 。

いくら なんでも 悩み すぎ だ ぞ 。 もう 観念 して 撮影 する ぞ コレ !

ちょ … ちょっと 待て ! うわ っ !

いいかげんに しろ イルカ 先生 !

( テウチ ) 木 ノ 葉 丸 の 言う とおり だ イルカ 先生 。

祝い の 言葉 ひと つ 思いつか ねえ なんて おかしい ぜ 。

ナルト の 恩師 だろう が !

それ な んです !

(2 人 ) それ ?

以前 風 影 様 が 一 楽 に 来た とき …。

(( 我 愛 羅 : 俺 は 風 影 と して で は なく →

ナルト の 友人 と して 祝わ せて もらおう ))

それ を 聞いたら 俺 は ナルト の どんな 存在 と して →

祝えば いい んだろう なんて 思って しまって …。

どういう こと だ ?

だから 恩師 に 決まって る ぞ コレ 。

確かに 皆さん が 言う ように →

俺 は ナルト の 師 と 見 られて いる かも しれ ない …。

そう だ ぞ ! だ から 撮影 し ない と ビデオ が 締まら ない んだ ぞ !!

( イルカ ) あぁ …。

でも な 単純に →

一 教師 と 一 生徒 と いう わけに は いか ない 気 が する んだ 。

教師 と して 正しい か は わから ない が →

ナルト に は 他の 生徒 と は 違う 思い も ある 。

それ を ただ 単純に →

師 と 教え子 の 関係 で 片づけて よい もの か …。

かといって 風 影 様 の ように →

友人 と 呼べる ような こと で も ない 気 が する しね 。

とにかく 考えれば 考える ほど →

ナルト へ の 祝い の 言葉 が 思いつか ない んだ よ 。

確かに ナルト の やつ と イルカ 先生 が 友人 って の も →

変な 感じ が する な 。

ま ぁ それ は それ と して …。

その 丼 は 弁償 して もらう から な !

( サクラ ) それ で それ で ? もう 披露宴 の 準備 は 済んだ の ?

( ヒナタ ) うん 大方 終わった かな 。

( いの ) それにしても 私 たち の 中 で いちばん 最初に 結婚 する の が →

ヒナタ と ナルト と は ね ! ( テンテン ) ナルト は 最近 どうし てる の ?

あいつ ちゃん と 準備 手伝って くれて る ?

もちろん でも ナルト 君 より 父 の ほう が →

ああ しろ こう しろ って 大変で …。

やっぱり 噂 どおり 花嫁 の 父 って 気 が 気 じゃ ない みたい 。

なんだか んだ やっぱり 結婚 式 って 大変な んだ 。

そりゃ そう よ 私 たち だって カカシ 先生 に ああいう 任 …。

あ ~! ちょ っ サクラ !

な に す ん の … あっ !

(( 私 たち だって カカシ 先生 に ああいう 任 …))

《 しまった !》

(2 人 ) あ ~! あ あ ~!

カカシ 先生 が どうかした の ?

(2 人 ) え … え ~ と 。

結婚 式 に 向けて いろいろ 任務 を 終わら せる の →

大変 って こと 。 うん そう 。

その 点 私 たち と 違って もう ヒナタ に は →

ナルト が いる から いい よ ねって こと 。

そう そう そう ! まあ そう だ ね 。

( サクラ ) で で で 衣装 は や っぱ 着物 でしょ ?

( テンテン ) ヒナタ の 花嫁 姿 きれいだろう な !

( いの ) うん うん うん !

( キバ ) お ~ い ヒナタ ! ( 赤 丸 ) ワンワンワン !

アハハ !

( キバ ) 久しぶりだ な 。

キバ 君 シノ 君 。

元気 か ? うん 2 人 も 元気 そう 。

( シノ ) もう すぐ お前 を 祝 える のだ から 当然だろう 。

なぜなら 俺 たち は …。 ナルト の やつ は 元気 か ?

最近 全然 見 ない から な 。

まあ 結婚 式 の 準備 が 大変な の は わかって る けど よ 。

うん ナルト 君 任務 も 忙しい のに →

披露宴 の こと も ちゃんと やって くれて 頼もしい よ 。

そ っか 俺 たち も で っ かい 任務 を 終わら せて →

絶対 お前 に 喜んで もらえ …。

キバ ! あ ?

ああ !

え ? 私 が 何 ?

とにかく だ …。

ようするに ナルト と ヒナタ なら →

最高に 明るく 楽しい 家庭 が 作れる って こと だ 。

披露宴 楽しみに して る から な 。

うん ありがとう 。

( トントン ) ブ - ブイ ブイ 。

うん ?

ああ 綱 手 様 !

( 綱 手 ) ああ 久しぶりだ な シズネ 。 元気だった か ?

おかげ さま で 。

綱 手 様 は 最近 勝負ごと の ほう は ?

ナルト と ヒナタ の 祝 言 が ある から ムダ な 出費 は でき ん 。

それ は 賢明な ご 判断 です 。

ところで なんだ ? 相談 と は 。

はい 実は カカシ 様 の 件 で 。

カカシ ? いや 六 代 目 が どうかした の か ?

《 しかたない ぞ コレ 。

まだ イルカ 先生 の は 撮影 して ない けど →

とりあえず お 祝い の 品 と して 報告 して おく ぞ 》

( 綱 手 ) 祝い の 品 だ と ~?

はい 忍 同士 の 祝 言 が ある 際 →

各人 の 用意 した 祝い の 品 を 査定 し →

それ に よって 出席 者 を 決める と いう →

取り決め が あり ました よ ね ? あった な …。

( シズネ ) カカシ 様 は 忍 たち から 祝い の 品 の →

報告 書 を もらって から と いう もの →

誰 を ふるい に かける べき か ずっと 悩んで おら れる のです 。

《 考えて みれば 誰 だろう と →

出席 でき ない やつ が 出て しまう と →

ヒナタ も ナルト も 悲しむ だろう な 》

かといって 当日 の 任務 や 警護 に →

誰 かしら 用意 し なければ …。

そんな こと で 悩んで おる の か 。

った く …。

《 大変だ ぞ コレ 》

みんな 何 か 少し 変な 感じ だった な 。

( 木 ノ 葉 丸 ) うわ っ ウソ じゃ ない って コレ !

( いの ) 私 たち の 贈り物 が 披露宴 の 参加 の 査定 に なって た !?

いったい どういう こと ? それ 意味 わかん ない んだ けど ?

やめて くれ 俺 が 悪い わけじゃ ない ぞ コレ !

わ ! ひどい ぞ コレ !

( シカマル ) つまり こういう こと だ ろ ?

ナルト と ヒナタ の 披露宴 に 木 ノ 葉 隠れ の 里 の 忍 は →

ほとんど 参列 する だからといって →

当日 の 任務 が なくなる わけじゃ ねえ 。

当直 は 必要だ 。

それ に 要人 たち も 集まる 。

披露宴 自体 に も 警護 が いる の は 確実だ 。

( チョウジ ) そう いや ナルト と ヒナタ と つきあい が 多い の って →

上 忍 の 中 でも 主力 ばっ か だ もん ね 。

って こと は なんだ ? 俺 たち が 式 に 参列 する って こと は →

誰 か が 貧乏 クジ 引か なきゃ いけない って こと か ?

( リ -) そんな ! そんな の は 気持 よく 2 人 を 祝え ませ ん 。

《 私 たち の 結婚 式 が こんな こと に なって る なんて 》

カカシ 先生 も すごい 悩んで る らしい ぞ 。

そう だろう な 。

なんで こんな 大事に なっちゃ う んだろう 。

( サイ ) ナルト は すべて の 里 を つなげる →

絆 の ような 存在 だ から ね 。 大きく なる よ 。

黙って 査定 を 待つ って の か !? そんな つもり は ねえ よ 。

そういった 汚れ 役 は 俺 が やりゃ いい だ ろ 。

そう です ! 皆さん が 披露宴 に 参加 できる ため →

僕 も 当直 を 志願 し ます 。

( チョウジ ) そうだ よね 僕 も やる っき ゃ ない よ 。

( キバ ) じゃあ 俺 も やって やる ! ダメ でしょ 。

八 班 の メンバ ー が い なかったら ヒナタ が 悲しむ じゃ ない 。

しかし 誰 か が 参列 でき ず に 俺 たち が 優先 さ れて も →

納得 は いか ない 。

私 たち だって 同じ よ 。

さて … 寝て いた ところ で 解決 は でき ない し 。

カカシ 先生 。 ん ?

カカシ 先生 すみません でした !

え ? あ ?

ど どうした ヒナタ !? 何 が あった !?

聞き ました 。

私 たち の 披露宴 の せい で カカシ 先生 が 悩んで る って 。

え ? あ ? 何の こと ?

当日 の 参加 者 決まって ない んです よ ね ?

え ぇ … 聞いちゃ った の ?

はい 。 任務 の こと も ?

はい 。 何もかも ?

はい 。 そ っか ぁ 。

私 みんな に 迷惑 を かけて まで →

祝って もらい たい なんて 思って い ませ ん 。

え !? いや いや いや いや …。

お前たち の 披露宴 を 開か ない わけに は いか ない から 。

だったら せめて その 日 の 任務 や 警備 は →

日向 家 の 者 に 担わ せて もらえ ませ ん か 。

そんな 必要 ない 。 えっ …。

祝 言 は お前 の 一族 に とって も これ 以上 ない 晴れの 席 だ ろ 。

お前 の 家族 を 一 人 と して 欠く こと なく →

参列 さ せる の が 火影 の 務め だ 。

そう です か …。

当直 の こと は 俺 が なんとか する 。

お前 は 何も 心配 いら ない 。 はい 。

だから お前 は 自分 たち の こと に 集中 し なさい 。

おっと 戻ら なきゃ 。 じゃあ な !

あ ? どうした ん だ お前 ら ?

聞き ました 。

ナルト と ヒナタ の 披露宴 誰 か が 出 られ ない って 。

その 査定 を する ため に →

お 祝い を 用意 する 任務 を 出し たって こと も 。

そ っか お前 ら に まで バレ ちゃ った か 。

それ で ずっと 悩んで たん だって 。

それ も 火影 の 仕事 だ しな 。

それ で どうした ? みんな で 反対 し に きた の か ?

いえ むしろ その 逆です 。 なに ?

ここ に いる 全員 が 当直 に まわる ぜ 。

しかし そんな こと したら 肝心の ナルト と ヒナタ が 悲しむ だ ろ 。

だから 僕たち 全員 披露宴 に 参加 し ます 。

どういう こと だ ?

つまり 当直 や 警備 の 時間 を 分けて 交代 制 に すれば いい 。

負担 を みんな で 分け 合えば →

みんな で あいつ ら を 祝 える って わけだ ぜ 。

仲間 同士 で 助け合う って の は →

ナルト が 教えて くれた こと だ しな 。

どう ? カカシ 先生 が し ょい 込む 必要 ない でしょ 。

お前 ら … ありがとう 。

でも そう なる と 決まり を 変え ない と 。

心配 する な 石 に かじりついて も 必ず 俺 が なんとか する 。

( 綱 手 ) 歯 が 折れる ぞ 。 は ?

そもそも そんな 必要 は ない 。

綱 手 様 。 六 代 目 。

実は な あの 決まり は →

以前 忍 が 結婚 ラッシュ に なった とき →

どうにも 手 が 足りなく なって 発案 した もの だ 。

しかも あの とき は 大戦 中 だ 。

今回 と 状況 が 違う 。

それ に なんといっても 今 の 火影 は お前 だ カカシ 。

過去 の 慣例 に とらわれ ず →

己 が 正しい と 信じる 道 を 選べば いい んだ 。

では 当直 を みんな で 分担 する こと で 決定 です ね 。

それ は ダメ だ 。 え ? なんで だ よ !

俺 の 仕事 は ナルト と ヒナタ を 祝い たい 者 すべて を →

滞り なく 披露宴 に 参加 さ せる こと だ 。

中座 も 遅刻 も 許さ ん 。

( サクラ ) でも その 手段 が ない んです よ ね ?

俺 が なんとか する 。

♪♪~

ヒナタ ? ヒナタ じゃ ない か 。

イルカ 先生 。

なんだ ? まさか ナルト が 何 か やった の か ?

え ? う ぁ ~ すま ん ヒナタ 。

俺 あいつ に 女性 と の 接し 方 なんて →

教えて やら なかった から 。

って いう か 俺 が 女性 と の 接し 方 なんて 知ら ない し 。

お あっ ! ん ご っ ぼ へ っ !

何 が あった か 知ら ん が →

俺 に 免じて ナルト を 許して やって くれ 。

この とおり !

フフッ アハハハッ 。

なに が おかしい んだ ?

だって イルカ 先生 私 が 何も 言って ない のに →

勝手に ナルト 君 が 悪い こと した って 決めつけて →

勝手に 謝り だす から 。

え ? 違う の か ?

自分 たち が 結婚 式 を する こと で →

たくさんの 人 たち に 迷惑 を かけて る なんて →

思って も いま せ ん でした 。

でも 考えて みたら そうです よ ね 。

ナルト 君 は 今や 私 たち だけ じゃ なく →

すべて の 里 を つなぐ 英雄 な んです もん ね 。

私 ずっと 憧れて た 人 と 結婚 できる から って →

舞い上がっちゃ って たの かな 。

それ は 違う ぞ ヒナタ 。 え ?

どんなに 立派に なって も どんなに 英雄 に なって も →

ナルト は ナルト だ 。 俺 に とって も みんな に とって も な 。

イルカ 先生 。

お前 ら を 祝い たい 気持 に 変わり は ない 。

だから 迷惑だ なんて 言う な 。

はい 。

そう です か 。 ヒナタ に は ほんとに 悪い こと しちゃ った な 。

イルカ 先生 も すみ ませ ん ね 。

いや ぁ でも 俺 も ヒナタ の 気持 わかる んです 。

ナルト は すべて の 里 の 人々 を つなぐ 存在 です から ね 。

すべて の 里 を …。

ありがとう イルカ 先生 やる べき こと が 見えた よ 。

はい ? どういう こと です か ?

なに ちょっと 頭 を 下げて くる だけ の こと さ 。

( 木 ノ 葉 丸 ) イルカ 先生 ここ に いる の は わかって る ぞ 。

このまま じゃ 俺 だけ お 祝い の 品 が 用意 でき ない んだ ぞ 。

なんだ ?

みんな が 結婚 祝い を 用意 して る の も →

ヒナタ に バレ ちゃ った し サプライズ も なくなっちゃ った から な →

ここ は 木 ノ 葉 丸 に ひと 肌 脱いで もらおう か 。

え ? え ? なんだ ?

と いう わけで 砂 隠れ の 里 の 忍 を →

結婚 式 当日 に 派遣 して いただけ ない でしょう か ?

なにとぞ よろしく お 願い し ます 。

頭 を あげ られよ 六 代 目 。

雷 影 や 土 影 水 影 たち と も →

何 が できる か 考えて いた んだ が →

やり すぎる の も いけない と 思って な 。

俺 は 友人 と して ナルト を 祝う と 言った が →

それ でも 風 影 と して できる こと は ない か 考えて いた 。

( カンクロウ ) 俺 たち も 喜んで 協力 さ せて もらう じゃ ん 。

( 我 愛 羅 ) これ も すべて の 里 に 平和 と 絆 が 生まれた おかげ 。

それ は ナルト の 力 に よる もの だ 。

我々 が 協力 して 祝 言 を 成功 さ せる の は →

当然の こと だろう 。 ありがとう ございます 。

では お 言葉 に 甘えて もう ひと つ お 願い して よろしい でしょう か ?

なんだ ? 言って くれ 。

木 ノ 葉 丸 ちょっと 。 はい !

お っ ビデオメッセ ー ジ じゃ ん 。 我 愛 羅 何 か しゃべれ 。

しゃべる って 何 を …。

格言 に 決まって る だ ろ 。

格言 など 狙って 言える か !

風 影 と も あろう 者 が →

格言 の ひと つ も 言え ない なんて ダメ じゃ ん 。

う ぁ ~!


NARUTO -ナルト - 疾風 伝 - シーズン 21 - 499 - 極秘 任務 の 行方 ||しっぷう|つたい|しーずん|ごくひ|にんむ||ゆくえ Naruto Shippuden - Season 21 - 499 - The Secret Mission

( カカシ ) う ~ ん … まいった な 。

( シズネ ) どうした ん です か ? カカシ 様 。 ||||||さま

( カカシ ) 様 は やめて って ! |さま|||

いや ね … みんな に 出した 任務 あった じゃ ない ? ||||だした|にんむ|||

やっぱり 査定 し なきゃ ダメ かな ? |さてい||||

( シズネ ) 当然です ! |とうぜん です

( トントン ) ブ ー ブ ー 。 ブ ー ブ ー 。

( カカシ ) 蜂蜜 酒 なんて いかにも お 祝い っぽくて いい よ ね 。 |はちみつ|さけ||||いわい||||

( シズネ ) さすが 八 班 の 2 人 は 気合い が 入って ます ね ! ||やっ|はん||じん||きあい||はいって||

この 食事 券 と 温泉 旅行 の 招待 券 なんて → |しょくじ|けん||おんせん|りょこう||しょうたい|けん|

気 が 利いて る じゃ ないで す か ! き||きいて|||||

( カカシ ) チョウジ も シカマル も なんだか んだ で いい とこ 突いて くる よ ね 。 ||||||||||ついて|||

( シズネ ) 女子 たち は これ … 自分 たち の 趣味 です よ ね ? |じょし||||じぶん|||しゅみ|||

そんな の かわいい もん だ よ 。 これ !

ん ?

あり え ない よ ね …。

それ と 木 ノ 葉 丸 は まだ 報告 書 すら 出して ない よ な 。 ||き||は|まる|||ほうこく|しょ||だして|||

よ … よかった じゃ ないで す か 。

披露宴 当日 の 当直 は もう 彼ら に 決まり ! ひろうえん|とうじつ||とうちょく|||かれら||きまり

確かに 査定 を して ふるい に かける なら → たしかに|さてい||||||

この 3 人 が 当直 の 候補 だ けど …。 |じん||とうちょく||こうほ||

本当に それ で いい の か ね ? ほんとうに||||||

( ヒナタ ) カカシ 先生 。 ||せんせい

ん … ん !?

あ … お ぉ !

あ … ヒナタ ! 久しぶりだ な 。 ||ひさしぶりだ|

あ … どうした ん だ ?

久々に サクラ ちゃん たち と 会う んです 。 ひさびさに|||||あう|ん です

独身 最後 の 女子 会って やつ だ な ? どくしん|さいご||じょし|あって|||

披露宴 の 準備 は 進んで る か ? ナルト は 元気だろう な ? ひろうえん||じゅんび||すすんで|||||げんきだろう|

えっ ? あぁ はい 。

とっても 元気です 。 |げんき です

カカシ 先生 は どちら へ ? |せんせい|||

あ ? ちょっと 昼寝 に 。 ||ひるね|

あ … お邪魔 しちゃ って すみ ませ ん でした 。 |おじゃま||||||

では これ で 失礼 し ます 。 お … おう 。 |||しつれい||||

は ぁ …。

( イルカ ) う ~ ん …。

( テウチ ) どうし たんだい ? イルカ 先生 。 ラ ー メン おいしく なかった かい ? |どう し|||せんせい||||||

いや いや ! ラ ー メン は おいしく いただき ました よ 。

そう じゃ なく って …。

( 木 ノ 葉 丸 ) やっぱり ここ に いた ぞ イルカ 先生 ! き||は|まる|||||||せんせい

こ … 木 ノ 葉 丸 ! |き||は|まる

いいかげん お 祝い の メッセ ー ジ 欲しい んだ ぞ コレ ! ||いわい|||||ほしい|||

じゃ ない と 俺 の お 祝い の 品 が 提出 でき ないだ ろ ! |||おれ|||いわい||しな||ていしゅつ|||

悪い 悪い ! なんだ …。 わるい|わるい|

まさか それ で 悩んで た の か !? |||なやんで|||

え ぇ … 思いつか なくて 。 ||おもいつか|

いくら なんでも 悩み すぎ だ ぞ 。 もう 観念 して 撮影 する ぞ コレ ! ||なやみ|||||かんねん||さつえい|||

ちょ … ちょっと 待て ! うわ っ ! ||まて||

いいかげんに しろ イルカ 先生 ! |||せんせい

( テウチ ) 木 ノ 葉 丸 の 言う とおり だ イルカ 先生 。 |き||は|まる||いう||||せんせい

祝い の 言葉 ひと つ 思いつか ねえ なんて おかしい ぜ 。 いわい||ことば|||おもいつか||||

ナルト の 恩師 だろう が ! ||おんし||

それ な んです ! ||ん です

(2 人 ) それ ? じん|

以前 風 影 様 が 一 楽 に 来た とき …。 いぜん|かぜ|かげ|さま||ひと|がく||きた|

(( 我 愛 羅 : 俺 は 風 影 と して で は なく → われ|あい|ら|おれ||かぜ|かげ|||||

ナルト の 友人 と して 祝わ せて もらおう )) ||ゆうじん|||いわわ||

それ を 聞いたら 俺 は ナルト の どんな 存在 と して → ||きいたら|おれ|||||そんざい||

祝えば いい んだろう なんて 思って しまって …。 いわえば||||おもって|

どういう こと だ ?

だから 恩師 に 決まって る ぞ コレ 。 |おんし||きまって|||

確かに 皆さん が 言う ように → たしかに|みなさん||いう|よう に

俺 は ナルト の 師 と 見 られて いる かも しれ ない …。 おれ||||し||み|||||

そう だ ぞ ! だ から 撮影 し ない と ビデオ が 締まら ない んだ ぞ !! |||||さつえい||||||しまら|||

( イルカ ) あぁ …。

でも な 単純に → ||たんじゅんに

一 教師 と 一 生徒 と いう わけに は いか ない 気 が する んだ 。 ひと|きょうし||ひと|せいと|||||||き|||

教師 と して 正しい か は わから ない が → きょうし|||ただしい|||||

ナルト に は 他の 生徒 と は 違う 思い も ある 。 |||たの|せいと|||ちがう|おもい||

それ を ただ 単純に → |||たんじゅんに

師 と 教え子 の 関係 で 片づけて よい もの か …。 し||おしえご||かんけい||かたづけて|||

かといって 風 影 様 の ように → |かぜ|かげ|さま||よう に

友人 と 呼べる ような こと で も ない 気 が する しね 。 ゆうじん||よべる||||||き|||

とにかく 考えれば 考える ほど → |かんがえれば|かんがえる|

ナルト へ の 祝い の 言葉 が 思いつか ない んだ よ 。 |||いわい||ことば||おもいつか|||

確かに ナルト の やつ と イルカ 先生 が 友人 って の も → たしかに||||||せんせい||ゆうじん|||

変な 感じ が する な 。 へんな|かんじ|||

ま ぁ それ は それ と して …。

その 丼 は 弁償 して もらう から な ! |どんぶり||べんしょう||||

( サクラ ) それ で それ で ? もう 披露宴 の 準備 は 済んだ の ? ||||||ひろうえん||じゅんび||すんだ|

( ヒナタ ) うん 大方 終わった かな 。 ||おおかた|おわった|

( いの ) それにしても 私 たち の 中 で いちばん 最初に 結婚 する の が → ||わたくし|||なか|||さいしょに|けっこん|||

ヒナタ と ナルト と は ね ! ( テンテン ) ナルト は 最近 どうし てる の ? |||||||||さいきん|どう し||

あいつ ちゃん と 準備 手伝って くれて る ? |||じゅんび|てつだって||

もちろん でも ナルト 君 より 父 の ほう が → |||きみ||ちち|||

ああ しろ こう しろ って 大変で …。 |||||たいへんで

やっぱり 噂 どおり 花嫁 の 父 って 気 が 気 じゃ ない みたい 。 |うわさ||はなよめ||ちち||き||き|||

なんだか んだ やっぱり 結婚 式 って 大変な んだ 。 |||けっこん|しき||たいへんな|

そりゃ そう よ 私 たち だって カカシ 先生 に ああいう 任 …。 |||わたくし||||せんせい|||にん

あ ~! ちょ っ サクラ !

な に す ん の … あっ !

(( 私 たち だって カカシ 先生 に ああいう 任 …)) わたくし||||せんせい|||にん

《 しまった !》

(2 人 ) あ ~! あ あ ~! じん|||

カカシ 先生 が どうかした の ? |せんせい|||

(2 人 ) え … え ~ と 。 じん|||

結婚 式 に 向けて いろいろ 任務 を 終わら せる の → けっこん|しき||むけて||にんむ||おわら||

大変 って こと 。 うん そう 。 たいへん||||

その 点 私 たち と 違って もう ヒナタ に は → |てん|わたくし|||ちがって||||

ナルト が いる から いい よ ねって こと 。

そう そう そう ! まあ そう だ ね 。

( サクラ ) で で で 衣装 は や っぱ 着物 でしょ ? ||||いしょう||||きもの|

( テンテン ) ヒナタ の 花嫁 姿 きれいだろう な ! |||はなよめ|すがた||

( いの ) うん うん うん !

( キバ ) お ~ い ヒナタ ! ( 赤 丸 ) ワンワンワン ! ||||あか|まる|

アハハ !

( キバ ) 久しぶりだ な 。 |ひさしぶりだ|

キバ 君 シノ 君 。 |きみ||きみ

元気 か ? うん 2 人 も 元気 そう 。 げんき|||じん||げんき|

( シノ ) もう すぐ お前 を 祝 える のだ から 当然だろう 。 |||おまえ||いわい||||とうぜんだろう

なぜなら 俺 たち は …。 ナルト の やつ は 元気 か ? |おれ|||||||げんき|

最近 全然 見 ない から な 。 さいきん|ぜんぜん|み|||

まあ 結婚 式 の 準備 が 大変な の は わかって る けど よ 。 |けっこん|しき||じゅんび||たいへんな||||||

うん ナルト 君 任務 も 忙しい のに → ||きみ|にんむ||いそがしい|

披露宴 の こと も ちゃんと やって くれて 頼もしい よ 。 ひろうえん|||||||たのもしい|

そ っか 俺 たち も で っ かい 任務 を 終わら せて → ||おれ||||||にんむ||おわら|

絶対 お前 に 喜んで もらえ …。 ぜったい|おまえ||よろこんで|

キバ ! あ ?

ああ !

え ? 私 が 何 ? |わたくし||なん

とにかく だ …。

ようするに ナルト と ヒナタ なら →

最高に 明るく 楽しい 家庭 が 作れる って こと だ 。 さいこうに|あかるく|たのしい|かてい||つくれる|||

披露宴 楽しみに して る から な 。 ひろうえん|たのしみに||||

うん ありがとう 。

( トントン ) ブ - ブイ ブイ 。

うん ?

ああ 綱 手 様 ! |つな|て|さま

( 綱 手 ) ああ 久しぶりだ な シズネ 。 元気だった か ? つな|て||ひさしぶりだ|||げんきだった|

おかげ さま で 。

綱 手 様 は 最近 勝負ごと の ほう は ? つな|て|さま||さいきん|しょうぶごと|||

ナルト と ヒナタ の 祝 言 が ある から ムダ な 出費 は でき ん 。 ||||いわい|げん||||||しゅっぴ|||

それ は 賢明な ご 判断 です 。 ||けんめいな||はんだん|

ところで なんだ ? 相談 と は 。 ||そうだん||

はい 実は カカシ 様 の 件 で 。 |じつは||さま||けん|

カカシ ? いや 六 代 目 が どうかした の か ? ||むっ|だい|め||||

《 しかたない ぞ コレ 。

まだ イルカ 先生 の は 撮影 して ない けど → ||せんせい|||さつえい|||

とりあえず お 祝い の 品 と して 報告 して おく ぞ 》 ||いわい||しな|||ほうこく|||

( 綱 手 ) 祝い の 品 だ と ~? つな|て|いわい||しな||

はい 忍 同士 の 祝 言 が ある 際 → |おし|どうし||いわい|げん|||さい

各人 の 用意 した 祝い の 品 を 査定 し → かくじん||ようい||いわい||しな||さてい|

それ に よって 出席 者 を 決める と いう → |||しゅっせき|もの||きめる||

取り決め が あり ました よ ね ? あった な …。 とりきめ|||||||

( シズネ ) カカシ 様 は 忍 たち から 祝い の 品 の → ||さま||おし|||いわい||しな|

報告 書 を もらって から と いう もの → ほうこく|しょ||||||

誰 を ふるい に かける べき か ずっと 悩んで おら れる のです 。 だれ||||||||なやんで|||の です

《 考えて みれば 誰 だろう と → かんがえて||だれ||

出席 でき ない やつ が 出て しまう と → しゅっせき|||||でて||

ヒナタ も ナルト も 悲しむ だろう な 》 ||||かなしむ||

かといって 当日 の 任務 や 警護 に → |とうじつ||にんむ||けいご|

誰 かしら 用意 し なければ …。 だれ||ようい||

そんな こと で 悩んで おる の か 。 |||なやんで|||

った く …。

《 大変だ ぞ コレ 》 たいへんだ||

みんな 何 か 少し 変な 感じ だった な 。 |なん||すこし|へんな|かんじ||

( 木 ノ 葉 丸 ) うわ っ ウソ じゃ ない って コレ ! き||は|まる|||||||

( いの ) 私 たち の 贈り物 が 披露宴 の 参加 の 査定 に なって た !? |わたくし|||おくりもの||ひろうえん||さんか||さてい|||

いったい どういう こと ? それ 意味 わかん ない んだ けど ? ||||いみ||||

やめて くれ 俺 が 悪い わけじゃ ない ぞ コレ ! ||おれ||わるい||||

わ ! ひどい ぞ コレ !

( シカマル ) つまり こういう こと だ ろ ?

ナルト と ヒナタ の 披露宴 に 木 ノ 葉 隠れ の 里 の 忍 は → ||||ひろうえん||き||は|かくれ||さと||おし|

ほとんど 参列 する だからといって → |さんれつ||

当日 の 任務 が なくなる わけじゃ ねえ 。 とうじつ||にんむ||||

当直 は 必要だ 。 とうちょく||ひつようだ

それ に 要人 たち も 集まる 。 ||ようじん|||あつまる

披露宴 自体 に も 警護 が いる の は 確実だ 。 ひろうえん|じたい|||けいご|||||かくじつだ

( チョウジ ) そう いや ナルト と ヒナタ と つきあい が 多い の って → |||||||||おおい||

上 忍 の 中 でも 主力 ばっ か だ もん ね 。 うえ|おし||なか||しゅりょく|||||

って こと は なんだ ? 俺 たち が 式 に 参列 する って こと は → ||||おれ|||しき||さんれつ||||

誰 か が 貧乏 クジ 引か なきゃ いけない って こと か ? だれ|||びんぼう||ひか|||||

( リ -) そんな ! そんな の は 気持 よく 2 人 を 祝え ませ ん 。 |||||きもち||じん||いわえ||

《 私 たち の 結婚 式 が こんな こと に なって る なんて 》 わたくし|||けっこん|しき|||||||

カカシ 先生 も すごい 悩んで る らしい ぞ 。 |せんせい|||なやんで|||

そう だろう な 。

なんで こんな 大事に なっちゃ う んだろう 。 ||だいじに|||

( サイ ) ナルト は すべて の 里 を つなげる → |||||さと||

絆 の ような 存在 だ から ね 。 大きく なる よ 。 きずな|||そんざい||||おおきく||

黙って 査定 を 待つ って の か !? そんな つもり は ねえ よ 。 だまって|さてい||まつ||||||||

そういった 汚れ 役 は 俺 が やりゃ いい だ ろ 。 |けがれ|やく||おれ|||||

そう です ! 皆さん が 披露宴 に 参加 できる ため → ||みなさん||ひろうえん||さんか||

僕 も 当直 を 志願 し ます 。 ぼく||とうちょく||しがん||

( チョウジ ) そうだ よね 僕 も やる っき ゃ ない よ 。 |そう だ||ぼく||||||

( キバ ) じゃあ 俺 も やって やる ! ダメ でしょ 。 ||おれ|||||

八 班 の メンバ ー が い なかったら ヒナタ が 悲しむ じゃ ない 。 やっ|はん|||||||||かなしむ||

しかし 誰 か が 参列 でき ず に 俺 たち が 優先 さ れて も → |だれ|||さんれつ||||おれ|||ゆうせん|||

納得 は いか ない 。 なっとく|||

私 たち だって 同じ よ 。 わたくし|||おなじ|

さて … 寝て いた ところ で 解決 は でき ない し 。 |ねて||||かいけつ||||

カカシ 先生 。 ん ? |せんせい|

カカシ 先生 すみません でした ! |せんせい||

え ? あ ?

ど どうした ヒナタ !? 何 が あった !? |||なん||

聞き ました 。 きき|

私 たち の 披露宴 の せい で カカシ 先生 が 悩んで る って 。 わたくし|||ひろうえん|||||せんせい||なやんで||

え ? あ ? 何の こと ? ||なんの|

当日 の 参加 者 決まって ない んです よ ね ? とうじつ||さんか|もの|きまって||ん です||

え ぇ … 聞いちゃ った の ? ||きいちゃ||

はい 。 任務 の こと も ? |にんむ|||

はい 。 何もかも ? |なにもかも

はい 。 そ っか ぁ 。

私 みんな に 迷惑 を かけて まで → わたくし|||めいわく|||

祝って もらい たい なんて 思って い ませ ん 。 いわって||||おもって|||

え !? いや いや いや いや …。

お前たち の 披露宴 を 開か ない わけに は いか ない から 。 おまえたち||ひろうえん||あか||||||

だったら せめて その 日 の 任務 や 警備 は → |||ひ||にんむ||けいび|

日向 家 の 者 に 担わ せて もらえ ませ ん か 。 ひゅうが|いえ||もの||になわ|||||

そんな 必要 ない 。 えっ …。 |ひつよう||

祝 言 は お前 の 一族 に とって も これ 以上 ない 晴れの 席 だ ろ 。 いわい|げん||おまえ||いちぞく|||||いじょう||はれの|せき||

お前 の 家族 を 一 人 と して 欠く こと なく → おまえ||かぞく||ひと|じん|||かく||

参列 さ せる の が 火影 の 務め だ 。 さんれつ|||||ほかげ||つとめ|

そう です か …。

当直 の こと は 俺 が なんとか する 。 とうちょく||||おれ|||

お前 は 何も 心配 いら ない 。 はい 。 おまえ||なにも|しんぱい|||

だから お前 は 自分 たち の こと に 集中 し なさい 。 |おまえ||じぶん|||||しゅうちゅう||

おっと 戻ら なきゃ 。 じゃあ な ! |もどら|||

あ ? どうした ん だ お前 ら ? ||||おまえ|

聞き ました 。 きき|

ナルト と ヒナタ の 披露宴 誰 か が 出 られ ない って 。 ||||ひろうえん|だれ|||だ|||

その 査定 を する ため に → |さてい||||

お 祝い を 用意 する 任務 を 出し たって こと も 。 |いわい||ようい||にんむ||だし|||

そ っか お前 ら に まで バレ ちゃ った か 。 ||おまえ|||||||

それ で ずっと 悩んで たん だって 。 |||なやんで||

それ も 火影 の 仕事 だ しな 。 ||ほかげ||しごと||

それ で どうした ? みんな で 反対 し に きた の か ? |||||はんたい|||||

いえ むしろ その 逆です 。 なに ? |||ぎゃく です|

ここ に いる 全員 が 当直 に まわる ぜ 。 |||ぜんいん||とうちょく|||

しかし そんな こと したら 肝心の ナルト と ヒナタ が 悲しむ だ ろ 。 ||||かんじんの|||||かなしむ||

だから 僕たち 全員 披露宴 に 参加 し ます 。 |ぼくたち|ぜんいん|ひろうえん||さんか||

どういう こと だ ?

つまり 当直 や 警備 の 時間 を 分けて 交代 制 に すれば いい 。 |とうちょく||けいび||じかん||わけて|こうたい|せい|||

負担 を みんな で 分け 合えば → ふたん||||わけ|あえば

みんな で あいつ ら を 祝 える って わけだ ぜ 。 |||||いわい||||

仲間 同士 で 助け合う って の は → なかま|どうし||たすけあう|||

ナルト が 教えて くれた こと だ しな 。 ||おしえて||||

どう ? カカシ 先生 が し ょい 込む 必要 ない でしょ 。 ||せんせい||||こむ|ひつよう||

お前 ら … ありがとう 。 おまえ||

でも そう なる と 決まり を 変え ない と 。 ||||きまり||かえ||

心配 する な 石 に かじりついて も 必ず 俺 が なんとか する 。 しんぱい|||いし||||かならず|おれ|||

( 綱 手 ) 歯 が 折れる ぞ 。 は ? つな|て|は||おれる||

そもそも そんな 必要 は ない 。 ||ひつよう||

綱 手 様 。 六 代 目 。 つな|て|さま|むっ|だい|め

実は な あの 決まり は → じつは|||きまり|

以前 忍 が 結婚 ラッシュ に なった とき → いぜん|おし||けっこん||||

どうにも 手 が 足りなく なって 発案 した もの だ 。 |て||たりなく||はつあん|||

しかも あの とき は 大戦 中 だ 。 ||||たいせん|なか|

今回 と 状況 が 違う 。 こんかい||じょうきょう||ちがう

それ に なんといっても 今 の 火影 は お前 だ カカシ 。 |||いま||ほかげ||おまえ||

過去 の 慣例 に とらわれ ず → かこ||かんれい|||

己 が 正しい と 信じる 道 を 選べば いい んだ 。 おのれ||ただしい||しんじる|どう||えらべば||

では 当直 を みんな で 分担 する こと で 決定 です ね 。 |とうちょく||||ぶんたん||||けってい||

それ は ダメ だ 。 え ? なんで だ よ !

俺 の 仕事 は ナルト と ヒナタ を 祝い たい 者 すべて を → おれ||しごと||||||いわい||もの||

滞り なく 披露宴 に 参加 さ せる こと だ 。 とどこおり||ひろうえん||さんか||||

中座 も 遅刻 も 許さ ん 。 ちゅうざ||ちこく||ゆるさ|

( サクラ ) でも その 手段 が ない んです よ ね ? |||しゅだん|||ん です||

俺 が なんとか する 。 おれ|||

♪♪~

ヒナタ ? ヒナタ じゃ ない か 。

イルカ 先生 。 |せんせい

なんだ ? まさか ナルト が 何 か やった の か ? ||||なん||||

え ? う ぁ ~ すま ん ヒナタ 。

俺 あいつ に 女性 と の 接し 方 なんて → おれ|||じょせい|||せっし|かた|

教えて やら なかった から 。 おしえて|||

って いう か 俺 が 女性 と の 接し 方 なんて 知ら ない し 。 |||おれ||じょせい|||せっし|かた||しら||

お あっ ! ん ご っ ぼ へ っ !

何 が あった か 知ら ん が → なん||||しら||

俺 に 免じて ナルト を 許して やって くれ 。 おれ||めんじて|||ゆるして||

この とおり !

フフッ アハハハッ 。

なに が おかしい んだ ?

だって イルカ 先生 私 が 何も 言って ない のに → ||せんせい|わたくし||なにも|いって||

勝手に ナルト 君 が 悪い こと した って 決めつけて → かってに||きみ||わるい||||きめつけて

勝手に 謝り だす から 。 かってに|あやまり||

え ? 違う の か ? |ちがう||

自分 たち が 結婚 式 を する こと で → じぶん|||けっこん|しき||||

たくさんの 人 たち に 迷惑 を かけて る なんて → |じん|||めいわく||||

思って も いま せ ん でした 。 おもって|||||

でも 考えて みたら そうです よ ね 。 |かんがえて||そう です||

ナルト 君 は 今や 私 たち だけ じゃ なく → |きみ||いまや|わたくし||||

すべて の 里 を つなぐ 英雄 な んです もん ね 。 ||さと|||えいゆう||ん です||

私 ずっと 憧れて た 人 と 結婚 できる から って → わたくし||あこがれて||じん||けっこん|||

舞い上がっちゃ って たの かな 。 まいあがっちゃ|||

それ は 違う ぞ ヒナタ 。 え ? ||ちがう|||

どんなに 立派に なって も どんなに 英雄 に なって も → |りっぱに||||えいゆう|||

ナルト は ナルト だ 。 俺 に とって も みんな に とって も な 。 ||||おれ||||||||

イルカ 先生 。 |せんせい

お前 ら を 祝い たい 気持 に 変わり は ない 。 おまえ|||いわい||きもち||かわり||

だから 迷惑だ なんて 言う な 。 |めいわくだ||いう|

はい 。

そう です か 。 ヒナタ に は ほんとに 悪い こと しちゃ った な 。 |||||||わるい||||

イルカ 先生 も すみ ませ ん ね 。 |せんせい|||||

いや ぁ でも 俺 も ヒナタ の 気持 わかる んです 。 |||おれ||||きもち||ん です

ナルト は すべて の 里 の 人々 を つなぐ 存在 です から ね 。 ||||さと||ひとびと|||そんざい|||

すべて の 里 を …。 ||さと|

ありがとう イルカ 先生 やる べき こと が 見えた よ 。 ||せんせい|||||みえた|

はい ? どういう こと です か ?

なに ちょっと 頭 を 下げて くる だけ の こと さ 。 ||あたま||さげて|||||

( 木 ノ 葉 丸 ) イルカ 先生 ここ に いる の は わかって る ぞ 。 き||は|まる||せんせい||||||||

このまま じゃ 俺 だけ お 祝い の 品 が 用意 でき ない んだ ぞ 。 ||おれ|||いわい||しな||ようい||||

なんだ ?

みんな が 結婚 祝い を 用意 して る の も → ||けっこん|いわい||ようい||||

ヒナタ に バレ ちゃ った し サプライズ も なくなっちゃ った から な →

ここ は 木 ノ 葉 丸 に ひと 肌 脱いで もらおう か 。 ||き||は|まる|||はだ|ぬいで||

え ? え ? なんだ ?

と いう わけで 砂 隠れ の 里 の 忍 を → |||すな|かくれ||さと||おし|

結婚 式 当日 に 派遣 して いただけ ない でしょう か ? けっこん|しき|とうじつ||はけん|||||

なにとぞ よろしく お 願い し ます 。 |||ねがい||

頭 を あげ られよ 六 代 目 。 あたま||||むっ|だい|め

雷 影 や 土 影 水 影 たち と も → かみなり|かげ||つち|かげ|すい|かげ|||

何 が できる か 考えて いた んだ が → なん||||かんがえて|||

やり すぎる の も いけない と 思って な 。 ||||||おもって|

俺 は 友人 と して ナルト を 祝う と 言った が → おれ||ゆうじん|||||いわう||いった|

それ でも 風 影 と して できる こと は ない か 考えて いた 。 ||かぜ|かげ||||||||かんがえて|

( カンクロウ ) 俺 たち も 喜んで 協力 さ せて もらう じゃ ん 。 |おれ|||よろこんで|きょうりょく|||||

( 我 愛 羅 ) これ も すべて の 里 に 平和 と 絆 が 生まれた おかげ 。 われ|あい|ら|||||さと||へいわ||きずな||うまれた|

それ は ナルト の 力 に よる もの だ 。 ||||ちから||||

我々 が 協力 して 祝 言 を 成功 さ せる の は → われわれ||きょうりょく||いわい|げん||せいこう||||

当然の こと だろう 。 ありがとう ございます 。 とうぜんの||||

では お 言葉 に 甘えて もう ひと つ お 願い して よろしい でしょう か ? ||ことば||あまえて|||||ねがい||||

なんだ ? 言って くれ 。 |いって|

木 ノ 葉 丸 ちょっと 。 はい ! き||は|まる||

お っ ビデオメッセ ー ジ じゃ ん 。 我 愛 羅 何 か しゃべれ 。 |||||||われ|あい|ら|なん||

しゃべる って 何 を …。 ||なん|

格言 に 決まって る だ ろ 。 かくげん||きまって|||

格言 など 狙って 言える か ! かくげん||ねらって|いえる|

風 影 と も あろう 者 が → かぜ|かげ||||もの|

格言 の ひと つ も 言え ない なんて ダメ じゃ ん 。 かくげん|||||いえ|||||

う ぁ ~!