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ナルト- 疾風伝 (Naruto), NARUTO -ナルト- 疾風伝 - シーズン21 - 498 - 最後の任務

NARUTO -ナルト - 疾風 伝 - シーズン 21 - 498 - 最後 の 任務

( 大 蛇 丸 ) うわ ぁ ~ 虫 気持 悪い !

ここ に も 虫 ~!

( 大 蛇 丸 ) 虫 だらけ ~!

( シノ ) ご 苦労 だった 。

まだ 戻って きて い ない やつ は どうした ?

( ツクネ ) なんだ よ この 虫 !

( ミブナ ) さっさと 追い払って よ ツクネ 虫 苦手だ し 私 。

( サンショ ) でも なんか この 虫 普通 の と 違う んだ って 。

お前たち やめる んだ 。

なぜなら その 虫 は 俺 の 仲間 だ から だ 。

(3 人 ) 虫 が 仲間 ?

何 言って ん の この おじさん 。

( イルカ ) まったく あいつ ら 課外 授業 中 だって のに →

どこ 行った んだ ? ( ツクネ たち ) おお すげ え !

かっけ え な 兄ちゃん !

蟲使 い なんて 初めて 見た ぞ !

ちょっと した 宴会 と か で 使ったら 大 ウケ だって !

ムリムリ 宴会 が 虫 だらけ に なる し !

虫 は 嫌いな ようだ な 。

しかし 共に 暮らして いる と かわいく なる もん だ ぞ 。

た たしか に ちょっと かわいい し 。

俺 も やって みて え !

蟲使 い に なって み たい と 思う か ?

それ は ない って こいつ 将来 火影 に なり たい んだ って 。

火影 に ?

うずまき ナルト を 超える ような 忍 に なり て え と 思って さ 。

そう か ナルト を 超える なら 火影 に なら なければ な 。

やっぱり そう 思う し ?

じゃあ ついでに 火影 に も なる か 。

俺 も 火影 に なり たい と いう やつ を 知っている 。

しかし 少年 お前 が いちばん 大物 だ 。

なぜなら ついで で →

火影 を 目指した やつ を 俺 は 知ら ん 。

や っぱ そう 思う だ ろ 俺 は 大物 だ !

( サンショ ) で かいこ と 言って る だけ だって 。

( ツクネ ) うる せ え ! 10 年 後 を 見て ろ よ !

兄ちゃん も 火影 目指して ん の か ?

いや 俺 は 考えた こと は ない 。

じゃあ 蟲使 い に なり たかった の ?

ああ そう だ な 。

夢 を 叶える ため に は まず 何 が 必要な んだ ?

俺 も 早く 第 一 歩 を 踏み出し たい んだ よ 。

夢 を 叶える ため の 第 一 歩 か 。

ねえ 時間 大丈夫だ し ?

や っべ 課外 授業 な の 忘れて たって !

急いで 戻る が いい 。

頑張って ナルト を 超える んだ な 。

おお 兄ちゃん みて え に 夢 を 叶える よ じゃ あな !

夢 か …。

待た せて すま ん 。

( キバ ) 遅 え ぞ シノ で どう だった ?

やはり 皆 すでに 結婚 祝い を 入手 し つつ ある ようだ 。

そう か 俺 たち も そろそろ 決め ない と な 。

なあ シノ カカシ 先生 は これ を 任務 だって 言って たよ な ?

カカシ 先生 も みんな も →

あえて そういう 言い 方 して る の は わかる 。

でも な 俺 は これ を 本当の 任務 だ と 考えて る んだ 。

俺 たち 八 班 の 最後 の 任務 だって な 。

八 班 最後 の 任務 。

ヒナタ が 結婚 すりゃ 今 まで どおり →

俺 たち が 一緒に 活動 する こと は なく な っち まう だ ろ ?

ああ 。

そう だ な 。

俺 だって 次の 火影 に なる こと を 視野 に 入れて →

そろそろ 本気 を 出さ なきゃ いけない しよ 。

いつまでも シノ に 構って らん ねえ 。

ああ そういう こと に して おこう 。

そういう こと に し とく って な んだ よ !

すま ん … とにかく →

これ が ヒナタ の ため に 俺 たち が できる →

八 班 と して の 最後 の 任務 と いう わけだ な 。

そういう こと だ 。

問題 は 何 を 贈る か だ よ な 。

(3 人 ) う ~ ん 。

( 紅 ) ヒナタ に 贈り物 ねえ 。

俺 たち から の お 祝い と して →

ヒナタ と ナルト が 喜ぶ もの って 何 です か ね ?

( ミライ ) 赤 キバ ! 赤 キバ と キバ 丸 !

まざって る まざって る んだ よ なぁ 。

勘弁 して くれよ ミライ 。

( 紅 ) フフ お茶 じゃ なく →

のんびり 焼酎 でも 飲み たく なって くる わ ね 。

ああ そう そう お 酒 と いえば →

あなた たち こういう 話 は 知って る ?

昔 森 の 千手 一族 に は →

結婚 祝い に 蜂蜜 酒 を 贈る 習慣 が あった そう よ 。

はるか 昔 ハチ の 巣 に 雨水 が たまって →

偶然 生まれた 不思議な 水 を →

森 で 暮らして いた 千手 一族 が みつけた もの が →

蜂蜜 酒 の 始まり と 言わ れて いる の 。

滋養 強壮に よい 貴重な お 酒 だ から →

古くから めでたい とき に ふるまわ れて きた もの な の よ 。

蜂蜜 酒 ならば 薬 に も なる し 料理 に も 使える はずだ 。

ヒナタ なら うまく 使える はず 。

案外 喜ぶ かも な 。

ヒナタ と ナルト が 密なる 日々 を 送る こと を →

祈る 意味 に も なる だろう 。

つま ん ねえ ダジャレ だ な 。 ヒナタ が 聞いたら あきれる ぞ 。

あなた たち が ヒナタ の い ない ところ で ➡

盛り上がる なんて 不思議だ けど →

きっと すぐに 慣れる わ ね 。

それ で その 蜂蜜 酒 は どこ で 手 に 入る んです ?

( 紅 ) 空 区 だって 聞いた こと が ある わ 。

正確に は そこ に 住んで いる 養 蜂 家 が つくって いる って 話 よ 。

あなた たち なら 人 捜し は オハコ でしょ ?

よし 決まり だ な 。

その 養 蜂 家 と いう 人物 を 捜し出す ぞ 。

バイバイ ! キバ 丸 赤 キバ 。

八 班 最後 の 任務 だ 。

いく ぜ お前 ら ! ( 赤 丸 ) ワン !

最後 の 任務 か 。

寂しい 場所 だ 。 おまけに 辛 気 臭い 場所 だ ぜ 。

( モモ ) 辛 気 臭くて 悪かった ニャ 。

( シノ / キバ ) な っ !? ウ ー ッ !

( モモ ) その 額 当て 木 ノ 葉 の 忍 だ ニャ ?

犬 くさい 虫 くさい 犬 そのもの 。

まったく ろく で も ない や つら だ ニャ 。

忍 猫 か ?

俺 たち は 空 区 に いる と いう 養 蜂 家 を 捜して いる だけ だ 。

怪しい 者 で は ない 。 ニャ ! とても 怪しい ニャ 。

お前 ら に 教える こと など ない ニャ 。

って こと は 養 蜂 家 の 居場所 を 知って んだ な ?

よし 捕まえて 締め 上げて から 聞き出す って ので も いい な 。

いく ぜ 赤 丸 ! ワン !

愚かな 人間 ども ニャ 。

キャイン ! あっ ち ょっ うわ っ …。

キャン キャン キャン …。 あっ く ぅ …。

虫 寄せ の 術 。

あ ~ 助かった 。

ナメ や が って クソ 猫 が ! こう なったら …。

ジャジャン ! ほれ 。

何 だ ニャ これ は ?

こりゃ イヌハッカ だ 。 マタタビ と 似た 成分 が 入って る 。

どう だ ? こいつ は 無視 で きね えだ ろ ?

ぐ ぬ ぬ ニャ …。

こんな 犬 くさい やつ に 捕まる など プライド が 許さ ない の ニャ !

あっ … おい !

ネコババ すんじゃ ねえ この クソ 猫 が !

( タマキ ) モモ !

ニャニャニャ …。

なんで すか あなた たち !? うち の モモ を 追いかけて 。

あの 忍 猫 の 使い 手 か 。

気 を つけろ キバ 赤 丸 。

へ ぇ ~ モモ って いう んです か 。

ハハッ 奇 遇 です ね 。 うち の 犬 も 赤 丸 っつ うん です よ 。

キ … キバ ? ク ~ ン 。

もし かして うち の 猫 が →

失礼な こと を し ました か ? すみません 。

いやいや かわいい 忍 猫 ちゃん です ね 。

キッ つい さっき まで →

クソ 猫 って 言って た の は どこ の 誰 だ ニャ 。

私 は タマキ と 言い ます 。 俺 は キバ 。

この 赤 丸 は 俺 の 忍 犬 です 。

忍 犬 使い な んです か !? すごい !

いや まあ ヘヘッ それほど でも 。

あ ほら すごい って 言って も あれ だ ぜ ?

俺 なんか 次期 火影 の 内定 を もらって る って 程度 の 話 だ から 。

次期 火影 様 ? すごい すごい ! いや ~ ヘヘヘ 。

ク ~ ン 。

でも そんな すごい 方 が なんで こんな ところ に ?

実は だ な …。

実は この 空 区 に いる って いう 養 蜂 家 を 捜して た んだ けど よ 。

よかったら 途中 まで 案内 し ましょう か ?

知って ん の か そりゃ あり が て え 。

な っ シノ 。 ハァ 。

この先 の 竹やぶ に 住んで いる はずです 。

どうせ お前 ら に は 見つけ られ ない ニャ 。

猫 で すら 迷う 竹やぶ ニャ 。

俺 たち は 忍 だ ぜ 迷わ ねえ よ 。

それ じゃあ お 気 を つけて 。

おう あり が と な 。

あぁ わかって いる 。

侵入 者 だ 。

まずは 俺 の 鼻 で 捜す から よ 。

見つけたら お前 の 虫 を 飛ばして … ハクション !

ヘッ あの 子 が 噂 して る の かも しれ ねえ な 。

惚れた の か ? は ぁ ?

バッカ お め え 違えよ !

火影 に なる ため に は 大事な 時期 だ ぞ 。

女 に 惚れる なんて ねえ よ ! わかり やすい やつ だ な 。

あ ? なん だって ?

いや お前 が うらやましい と 言った んだ 。

え ? ヘヘッ そう か ?

(( 俺 だって 次の 火影 に なる こと を 視野 に 入れて →

そろそろ 本気 を 出さ なきゃ いけない しよ ))

《 大きな こと を 言う キバ を 俺 は どこ か で →

冷ややかに 見て いた ところ が あった かも しれ ない 。

しかし …》

(( 夢 を 叶える ため に は まず 何 が 必要な んだ ?

俺 も 早く 第 一 歩 を 踏み出し たい んだ よ 。

夢 を 叶える ため の 第 一 歩 か …))

《 人 の こと を とやかく 言える 立場 で は ない な 》

(( ヒナタ が 結婚 すりゃ →

今 まで どおり 俺 たち が 一緒に 活動 する こと は ➡

なくな っち まう だ ろ ?))

《 今 まで どおり で は なく なる … か 》

キバ ? おい キバ ! どこ だ ?

そう か お前たち でも わから ない か 。

これ は 確実に 何者 か の 術 だ な 。

スズメバチ か …。

なんだ この 術 は ?

う っ !

木 ノ 葉 の 油 女 一族 だ な 。

その とおり だ 。

この 私 を 欺く と は たいした やつ だ 。

だが なぜ だ ? 確かに 毒 は …。

毒 は くらった 。 だが 問題 ない 。

なぜなら この 程度 の 毒 で は 俺 は 死な ない から だ 。

まいった な 。 私 の 負け だ 。 まあ 仕方ない 。

ここ まで 腕 の いい 蟲使 い に 殺さ れる のであれば 本望 だ 。

いや 待て 。 俺 の 目当て は お前 の 命 で は ない 。

蜂蜜 酒 だ 。 え ?

すまない いくら だ ? カネ はいらん 。

持って いて も 意味 は ない から な 。

そう か ついでに →

帰り道 を 教えて もらえる と ありがたい のだ が 。

帰り道 など ない 。

どういう こと だ ? そのまま の 意味 だ 。

この 竹やぶ は 結 界 の ような もの で 覆わ れて いる 。

一 度 踏み入れたら 出 られ ない 。

見渡す かぎり の 霧 の 中 で どこまでも 迷い 続ける 。

これ は そういう 術 な んだ 。

なんだ と ?

≪ 残念だ が この 術 は 解け ない 。

仮に 私 を 殺して も 解け ない だろう 。

どういう こと だ ?

≪ この 霧 に は もともと →

人 を 惑わす 特殊な 成分 が 含ま れて いた 。

私 は それ を ほんの 少し 利用 して →

術 式 に 組み込んだ だけ なんだ 。

それ だけ であれば 解け ない こと は ない だろう ?

≪ ああ しかし この 術 の 厄介な ところ は →

かかった 者 の 持つ 迷い が 霧 を 生み →

濃く して いる と いう こと だ 。

なに っ !

≪ 気づいた か ? この 竹やぶ は 人 を 迷わ せる 。

そこ で 術 に かかる と →

更 なる 迷い の 霧 に さまよう こと と なる 。

逆に いえば 迷う こと が ない 者 は →

術 に も かから ない と いう こと だ 。

俺 が … 迷って る だ と ?

(( おお ! 兄ちゃん みて え に 夢 を 叶える よ 。

ヒナタ が 結婚 すりゃ 今 まで どおり →

俺 たち が 一緒に 活動 する こと は なく な っち まう だ ろ ?

あなた たち が ヒナタ の い ない ところ で →

盛り上がる なんて 不思議だ けど →

きっと すぐに 慣れる わ ね ))

そういう こと か …。

ヒナタ が 結婚 し 八 班 が なくなる こと で →

忍 と して どう 生きる べき か →

俺 は わから なく なって いた 。

八 班 の 仲間 たち で ずっと 過ごし 続ける こと が →

俺 の 夢 だった んだ 。

そう か … 俺 は 迷って いた の か 。

≪ キミ も 私 と 同じだ 。

私 も 人生 と いう 名 の 道 に 迷って いる 。

しかし どう だ !?

ここ に は 迷い は あれ ど 苦しみ は ない 。

私 は 今 を 生きて いる んだ !

キミ の 仲間 たち も わかって くれて いる 。

キミ は 迷って いい んだ 。

迷う こと は キミ の 責任 で は ない !

キバ … ヒナタ …。

前 に 進む 必要 など ない 。

すべて を 捨てて ここ で ずっと 迷って いれば いい 。

キミ さえ よければ 私 たち と 一緒に …。

(( さ ぁ 来い よ ! シノ …))

(( 八 班 最後 の 任務 だ 。 いく ぜ お前 ら !))

( シノ ) 違う …。

俺 が 求めて いる の は … 違う 。

なに !?

俺 が 求めて いる の は …。

俺 が 求めて いる の は →

前 へ と 進む 仲間 と ともに いる こと だ 。

俺 に 足並み を 揃える やつで は ない 。

俺 は こんな 所 で →

立ち止まって いる わけに は いか ない 。

急いで 里 に 帰ら なければ なら ない 。

なぜなら 大切な 友 の 結婚 式 に →

出席 し なければ なら ない から だ !

この 霧 から 出 られる と 思って いる の か !?

お前 は 人生 に 迷って いる と いう のに …。

あぁ あいつ ら が 安心 して 己 の 道 に 進める ため に も →

俺 は 俺 の 道 を 必ず 探す 。

その こと に もう 迷い は ない !

入り口 …。

いや 出口 だ 。

≪ キミ に は 道 祖 神 の 先 に 道 が 見えた の か 。

そう か 。 早く 行く と いい 。 また 道 を 失わ ない うち に …。

待て ! お前 は 今 を 生きて いる と 言った 。

だが 本当に そう な の か ? ≪ なに ?

( シノ ) 過去 を 引きずり →

未来 を 見 ない ように して いる 者 が →

本当に 今 を 生きて いる と 言える のだろう か ?

俺 は 知っている …。

はるか 遠い 目標 の ため に →

今 この 一瞬 を 生き抜こう と して いる や つら を 。

あいつ ら こそ が 今 を 生きて いる 者 だ 。

俺 は そう 思う 。

意外だった よ 。

物静かな 男 と 思って いた が →

ずいぶん と 熱い 内面 を 持って いる ようだ な 。

教師 に 説教 さ れた 気分 だ 。

何 を 言う …。

行く が いい 。 私 も いずれ キミ と 同じ ように …。

どこ 行って た んだ よ シノ ! 突然 い なく なり や が って …。

ワン ! すまなかった 。

しかし こいつ は 手 に 入れた ぞ 。

お ぉっ ! お前 いつの間に !?

てっきり 迷って た の か と 思った ぜ 。

あぁ 迷って いた 。

しかし 今 は 晴れた 。 なぜなら …。

とにかく ! これ 持って 帰る ぞ 赤 丸 。

ワン !

( シノ ) それ で あの 子 は いい の か ?

は ぁ !? だ から な んで また その 話 に なる んだ よ ?

すまない 。 った く …。

文通 から なら あり かも な 。

( シノ ) 文通 か … お前 らしく ない な 。

( キバ ) えっ !? なんで だ よ ? 文通 だ ぞ ! いい だ ろ ?

なぁ ? 赤 丸 ! ク ー ン …。

赤 丸 ! お前 まで !!

( 大 蛇 丸 ) ヒェ ー ッ ! また 虫 が 出た !!

や っぱ すごい って !

私 も 蟲 使い 目指して みよう か な !

あぁ … 俺 も 早く 一 歩 踏み出さ ない と →

火影 に なれ ねえ な 。 違う ぞ 少年 。

お前 は すでに 踏み出して いる 。 えっ ?

なぜなら …。

目標 を 言葉 に する 。 それ こそ が 夢 へ の 第 一 歩 だ から だ 。

そ っか ! ありがとう な 兄ちゃん 。

行く ぞ !

ツクネ あんた も 来 な よ ! おう !

(3 人 ) アハハハハ !

イルカ 先生 。

あの 悪 ガキ ども を こんなに 手懐ける なんて …。

教師 に 向いて る んじゃ ない か ?

教師 ?

俺 たち だって いつ の 時代 も →

ヤンチャ な 連中 を 相手 に する の は 難しい 。

たいした もん だ よ 。

俺 に は そう 難しい こと じゃ あり ませ ん 。

なぜなら …。

俺 の 周り に は いつも 問題 児 が い ました から 。


NARUTO -ナルト - 疾風 伝 - シーズン 21 - 498 - 最後 の 任務 ||しっぷう|つたい|しーずん|さいご||にんむ Naruto Shippuden - Season 21 - 498 - Last Mission

( 大 蛇 丸 ) うわ ぁ ~ 虫 気持 悪い ! だい|へび|まる|||ちゅう|きもち|わるい

ここ に も 虫 ~! |||ちゅう

( 大 蛇 丸 ) 虫 だらけ ~! だい|へび|まる|ちゅう|

( シノ ) ご 苦労 だった 。 ||くろう|

まだ 戻って きて い ない やつ は どうした ? |もどって||||||

( ツクネ ) なんだ よ この 虫 ! ||||ちゅう

( ミブナ ) さっさと 追い払って よ ツクネ 虫 苦手だ し 私 。 ||おいはらって|||ちゅう|にがてだ||わたくし

( サンショ ) でも なんか この 虫 普通 の と 違う んだ って 。 ||||ちゅう|ふつう|||ちがう||

お前たち やめる んだ 。 おまえたち||

なぜなら その 虫 は 俺 の 仲間 だ から だ 。 ||ちゅう||おれ||なかま|||

(3 人 ) 虫 が 仲間 ? じん|ちゅう||なかま

何 言って ん の この おじさん 。 なん|いって||||

( イルカ ) まったく あいつ ら 課外 授業 中 だって のに → ||||かがい|じゅぎょう|なか||

どこ 行った んだ ? ( ツクネ たち ) おお すげ え ! |おこなった||||||

かっけ え な 兄ちゃん ! |||にいちゃん Cooler großer Bruder!

蟲使 い なんて 初めて 見た ぞ ! むしし|||はじめて|みた|

ちょっと した 宴会 と か で 使ったら 大 ウケ だって ! ||えんかい||||つかったら|だい||

ムリムリ 宴会 が 虫 だらけ に なる し ! |えんかい||ちゅう||||

虫 は 嫌いな ようだ な 。 ちゅう||きらいな||

しかし 共に 暮らして いる と かわいく なる もん だ ぞ 。 |ともに|くらして|||||||

た たしか に ちょっと かわいい し 。

俺 も やって みて え ! おれ||||

蟲使 い に なって み たい と 思う か ? むしし|||||||おもう|

それ は ない って こいつ 将来 火影 に なり たい んだ って 。 |||||しょうらい|ほかげ|||||

火影 に ? ほかげ|

うずまき ナルト を 超える ような 忍 に なり て え と 思って さ 。 |||こえる||おし||||||おもって|

そう か ナルト を 超える なら 火影 に なら なければ な 。 ||||こえる||ほかげ||||

やっぱり そう 思う し ? ||おもう|

じゃあ ついでに 火影 に も なる か 。 ||ほかげ||||

俺 も 火影 に なり たい と いう やつ を 知っている 。 おれ||ほかげ||||||||しっている

しかし 少年 お前 が いちばん 大物 だ 。 |しょうねん|おまえ|||おおもの|

なぜなら ついで で →

火影 を 目指した やつ を 俺 は 知ら ん 。 ほかげ||めざした|||おれ||しら|

や っぱ そう 思う だ ろ 俺 は 大物 だ ! |||おもう|||おれ||おおもの|

( サンショ ) で かいこ と 言って る だけ だって 。 ||||いって||| (Sansho) Er sagt nur große Dinge.

( ツクネ ) うる せ え ! 10 年 後 を 見て ろ よ ! ||||とし|あと||みて||

兄ちゃん も 火影 目指して ん の か ? にいちゃん||ほかげ|めざして|||

いや 俺 は 考えた こと は ない 。 |おれ||かんがえた|||

じゃあ 蟲使 い に なり たかった の ? |むしし|||||

ああ そう だ な 。

夢 を 叶える ため に は まず 何 が 必要な んだ ? ゆめ||かなえる|||||なん||ひつような|

俺 も 早く 第 一 歩 を 踏み出し たい んだ よ 。 おれ||はやく|だい|ひと|ふ||ふみだし|||

夢 を 叶える ため の 第 一 歩 か 。 ゆめ||かなえる|||だい|ひと|ふ|

ねえ 時間 大丈夫だ し ? |じかん|だいじょうぶだ|

や っべ 課外 授業 な の 忘れて たって ! ||かがい|じゅぎょう|||わすれて|

急いで 戻る が いい 。 いそいで|もどる||

頑張って ナルト を 超える んだ な 。 がんばって|||こえる||

おお 兄ちゃん みて え に 夢 を 叶える よ じゃ あな ! |にいちゃん||||ゆめ||かなえる|||

夢 か …。 ゆめ|

待た せて すま ん 。 また|||

( キバ ) 遅 え ぞ シノ で どう だった ? |おそ||||||

やはり 皆 すでに 結婚 祝い を 入手 し つつ ある ようだ 。 |みな||けっこん|いわい||にゅうしゅ||||

そう か 俺 たち も そろそろ 決め ない と な 。 ||おれ||||きめ|||

なあ シノ カカシ 先生 は これ を 任務 だって 言って たよ な ? |||せんせい||||にんむ||いって||

カカシ 先生 も みんな も → |せんせい|||

あえて そういう 言い 方 して る の は わかる 。 ||いい|かた|||||

でも な 俺 は これ を 本当の 任務 だ と 考えて る んだ 。 ||おれ||||ほんとうの|にんむ|||かんがえて||

俺 たち 八 班 の 最後 の 任務 だって な 。 おれ||やっ|はん||さいご||にんむ||

八 班 最後 の 任務 。 やっ|はん|さいご||にんむ

ヒナタ が 結婚 すりゃ 今 まで どおり → ||けっこん||いま||

俺 たち が 一緒に 活動 する こと は なく な っち まう だ ろ ? おれ|||いっしょに|かつどう|||||||||

ああ 。

そう だ な 。

俺 だって 次の 火影 に なる こと を 視野 に 入れて → おれ||つぎの|ほかげ|||||しや||いれて

そろそろ 本気 を 出さ なきゃ いけない しよ 。 |ほんき||ださ|||

いつまでも シノ に 構って らん ねえ 。 |||かまって||

ああ そういう こと に して おこう 。

そういう こと に し とく って な んだ よ !

すま ん … とにかく →

これ が ヒナタ の ため に 俺 たち が できる → ||||||おれ|||

八 班 と して の 最後 の 任務 と いう わけだ な 。 やっ|はん||||さいご||にんむ||||

そういう こと だ 。

問題 は 何 を 贈る か だ よ な 。 もんだい||なん||おくる||||

(3 人 ) う ~ ん 。 じん||

( 紅 ) ヒナタ に 贈り物 ねえ 。 くれない|||おくりもの|

俺 たち から の お 祝い と して → おれ|||||いわい||

ヒナタ と ナルト が 喜ぶ もの って 何 です か ね ? ||||よろこぶ|||なん|||

( ミライ ) 赤 キバ ! 赤 キバ と キバ 丸 ! |あか||あか||||まる

まざって る まざって る んだ よ なぁ 。

勘弁 して くれよ ミライ 。 かんべん|||

( 紅 ) フフ お茶 じゃ なく → くれない||おちゃ||

のんびり 焼酎 でも 飲み たく なって くる わ ね 。 |しょうちゅう||のみ|||||

ああ そう そう お 酒 と いえば → ||||さけ||

あなた たち こういう 話 は 知って る ? |||はなし||しって|

昔 森 の 千手 一族 に は → むかし|しげる||せんじゅ|いちぞく||

結婚 祝い に 蜂蜜 酒 を 贈る 習慣 が あった そう よ 。 けっこん|いわい||はちみつ|さけ||おくる|しゅうかん||||

はるか 昔 ハチ の 巣 に 雨水 が たまって → |むかし|||す||うすい||

偶然 生まれた 不思議な 水 を → ぐうぜん|うまれた|ふしぎな|すい|

森 で 暮らして いた 千手 一族 が みつけた もの が → しげる||くらして||せんじゅ|いちぞく||||

蜂蜜 酒 の 始まり と 言わ れて いる の 。 はちみつ|さけ||はじまり||いわ|||

滋養 強壮に よい 貴重な お 酒 だ から → じよう|きょうそうに||きちょうな||さけ||

古くから めでたい とき に ふるまわ れて きた もの な の よ 。 ふるくから||||||||||

蜂蜜 酒 ならば 薬 に も なる し 料理 に も 使える はずだ 。 はちみつ|さけ||くすり|||||りょうり|||つかえる|

ヒナタ なら うまく 使える はず 。 |||つかえる|

案外 喜ぶ かも な 。 あんがい|よろこぶ||

ヒナタ と ナルト が 密なる 日々 を 送る こと を → ||||みつなる|ひび||おくる||

祈る 意味 に も なる だろう 。 いのる|いみ||||

つま ん ねえ ダジャレ だ な 。 ヒナタ が 聞いたら あきれる ぞ 。 ||||||||きいたら||

あなた たち が ヒナタ の い ない ところ で ➡

盛り上がる なんて 不思議だ けど → もりあがる||ふしぎだ|

きっと すぐに 慣れる わ ね 。 ||なれる||

それ で その 蜂蜜 酒 は どこ で 手 に 入る んです ? |||はちみつ|さけ||||て||はいる|ん です

( 紅 ) 空 区 だって 聞いた こと が ある わ 。 くれない|から|く||きいた||||

正確に は そこ に 住んで いる 養 蜂 家 が つくって いる って 話 よ 。 せいかくに||||すんで||やしな|はち|いえ|||||はなし|

あなた たち なら 人 捜し は オハコ でしょ ? |||じん|さがし|||

よし 決まり だ な 。 |きまり||

その 養 蜂 家 と いう 人物 を 捜し出す ぞ 。 |やしな|はち|いえ|||じんぶつ||さがしだす|

バイバイ ! キバ 丸 赤 キバ 。 ||まる|あか|

八 班 最後 の 任務 だ 。 やっ|はん|さいご||にんむ|

いく ぜ お前 ら ! ( 赤 丸 ) ワン ! ||おまえ||あか|まる|

最後 の 任務 か 。 さいご||にんむ|

寂しい 場所 だ 。 おまけに 辛 気 臭い 場所 だ ぜ 。 さびしい|ばしょ|||しん|き|くさい|ばしょ||

( モモ ) 辛 気 臭くて 悪かった ニャ 。 |しん|き|くさくて|わるかった|

( シノ / キバ ) な っ !? ウ ー ッ !

( モモ ) その 額 当て 木 ノ 葉 の 忍 だ ニャ ? ||がく|あて|き||は||おし||

犬 くさい 虫 くさい 犬 そのもの 。 いぬ||ちゅう||いぬ|その もの

まったく ろく で も ない や つら だ ニャ 。

忍 猫 か ? おし|ねこ|

俺 たち は 空 区 に いる と いう 養 蜂 家 を 捜して いる だけ だ 。 おれ|||から|く|||||やしな|はち|いえ||さがして|||

怪しい 者 で は ない 。 ニャ ! とても 怪しい ニャ 。 あやしい|もの||||||あやしい|

お前 ら に 教える こと など ない ニャ 。 おまえ|||おしえる||||

って こと は 養 蜂 家 の 居場所 を 知って んだ な ? |||やしな|はち|いえ||いばしょ||しって||

よし 捕まえて 締め 上げて から 聞き出す って ので も いい な 。 |つかまえて|しめ|あげて||ききだす|||||

いく ぜ 赤 丸 ! ワン ! ||あか|まる|

愚かな 人間 ども ニャ 。 おろかな|にんげん||

キャイン ! あっ ち ょっ うわ っ …。

キャン キャン キャン …。 あっ く ぅ …。

虫 寄せ の 術 。 ちゅう|よせ||じゅつ

あ ~ 助かった 。 |たすかった

ナメ や が って クソ 猫 が ! こう なったら …。 |||||ねこ|||

ジャジャン ! ほれ 。

何 だ ニャ これ は ? なん||||

こりゃ イヌハッカ だ 。 マタタビ と 似た 成分 が 入って る 。 |||||にた|せいぶん||はいって|

どう だ ? こいつ は 無視 で きね えだ ろ ? ||||むし||||

ぐ ぬ ぬ ニャ …。

こんな 犬 くさい やつ に 捕まる など プライド が 許さ ない の ニャ ! |いぬ||||つかまる||||ゆるさ|||

あっ … おい !

ネコババ すんじゃ ねえ この クソ 猫 が ! |||||ねこ|

( タマキ ) モモ !

ニャニャニャ …。

なんで すか あなた たち !? うち の モモ を 追いかけて 。 ||||||||おいかけて

あの 忍 猫 の 使い 手 か 。 |おし|ねこ||つかい|て|

気 を つけろ キバ 赤 丸 。 き||||あか|まる

へ ぇ ~ モモ って いう んです か 。 |||||ん です|

ハハッ 奇 遇 です ね 。 うち の 犬 も 赤 丸 っつ うん です よ 。 |き|ぐう|||||いぬ||あか|まる||||

キ … キバ ? ク ~ ン 。

もし かして うち の 猫 が → ||||ねこ|

失礼な こと を し ました か ? すみません 。 しつれいな||||||

いやいや かわいい 忍 猫 ちゃん です ね 。 ||おし|ねこ|||

キッ つい さっき まで →

クソ 猫 って 言って た の は どこ の 誰 だ ニャ 。 |ねこ||いって||||||だれ||

私 は タマキ と 言い ます 。 俺 は キバ 。 わたくし||||いい||おれ||

この 赤 丸 は 俺 の 忍 犬 です 。 |あか|まる||おれ||おし|いぬ|

忍 犬 使い な んです か !? すごい ! おし|いぬ|つかい||ん です||

いや まあ ヘヘッ それほど でも 。

あ ほら すごい って 言って も あれ だ ぜ ? ||||いって||||

俺 なんか 次期 火影 の 内定 を もらって る って 程度 の 話 だ から 。 おれ||じき|ほかげ||ないてい|||||ていど||はなし||

次期 火影 様 ? すごい すごい ! いや ~ ヘヘヘ 。 じき|ほかげ|さま||||

ク ~ ン 。

でも そんな すごい 方 が なんで こんな ところ に ? |||かた|||||

実は だ な …。 じつは||

実は この 空 区 に いる って いう 養 蜂 家 を 捜して た んだ けど よ 。 じつは||から|く|||||やしな|はち|いえ||さがして||||

よかったら 途中 まで 案内 し ましょう か ? |とちゅう||あんない|||

知って ん の か そりゃ あり が て え 。 しって||||||||

な っ シノ 。 ハァ 。

この先 の 竹やぶ に 住んで いる はずです 。 このさき||たけやぶ||すんで||はず です

どうせ お前 ら に は 見つけ られ ない ニャ 。 |おまえ||||みつけ|||

猫 で すら 迷う 竹やぶ ニャ 。 ねこ|||まよう|たけやぶ|

俺 たち は 忍 だ ぜ 迷わ ねえ よ 。 おれ|||おし|||まよわ||

それ じゃあ お 気 を つけて 。 |||き||

おう あり が と な 。

あぁ わかって いる 。

侵入 者 だ 。 しんにゅう|もの|

まずは 俺 の 鼻 で 捜す から よ 。 |おれ||はな||さがす||

見つけたら お前 の 虫 を 飛ばして … ハクション ! みつけたら|おまえ||ちゅう||とばして|

ヘッ あの 子 が 噂 して る の かも しれ ねえ な 。 ||こ||うわさ|||||||

惚れた の か ? は ぁ ? ほれた||||

バッカ お め え 違えよ ! ||||ちがえよ

火影 に なる ため に は 大事な 時期 だ ぞ 。 ほかげ||||||だいじな|じき||

女 に 惚れる なんて ねえ よ ! わかり やすい やつ だ な 。 おんな||ほれる||||||||

あ ? なん だって ?

いや お前 が うらやましい と 言った んだ 。 |おまえ||||いった|

え ? ヘヘッ そう か ?

(( 俺 だって 次の 火影 に なる こと を 視野 に 入れて → おれ||つぎの|ほかげ|||||しや||いれて

そろそろ 本気 を 出さ なきゃ いけない しよ )) |ほんき||ださ|||

《 大きな こと を 言う キバ を 俺 は どこ か で → おおきな|||いう|||おれ||||

冷ややかに 見て いた ところ が あった かも しれ ない 。 ひややかに|みて|||||||

しかし …》

(( 夢 を 叶える ため に は まず 何 が 必要な んだ ? ゆめ||かなえる|||||なん||ひつような|

俺 も 早く 第 一 歩 を 踏み出し たい んだ よ 。 おれ||はやく|だい|ひと|ふ||ふみだし|||

夢 を 叶える ため の 第 一 歩 か …)) ゆめ||かなえる|||だい|ひと|ふ|

《 人 の こと を とやかく 言える 立場 で は ない な 》 じん|||||いえる|たちば||||

(( ヒナタ が 結婚 すりゃ → ||けっこん|

今 まで どおり 俺 たち が 一緒に 活動 する こと は ➡ いま|||おれ|||いっしょに|かつどう|||

なくな っち まう だ ろ ?))

《 今 まで どおり で は なく なる … か 》 いま|||||||

キバ ? おい キバ ! どこ だ ?

そう か お前たち でも わから ない か 。 ||おまえたち||||

これ は 確実に 何者 か の 術 だ な 。 ||かくじつに|なにもの|||じゅつ||

スズメバチ か …。

なんだ この 術 は ? ||じゅつ|

う っ !

木 ノ 葉 の 油 女 一族 だ な 。 き||は||あぶら|おんな|いちぞく||

その とおり だ 。

この 私 を 欺く と は たいした やつ だ 。 |わたくし||あざむく|||||

だが なぜ だ ? 確かに 毒 は …。 |||たしかに|どく|

毒 は くらった 。 だが 問題 ない 。 どく||||もんだい|

なぜなら この 程度 の 毒 で は 俺 は 死な ない から だ 。 ||ていど||どく|||おれ||しな|||

まいった な 。 私 の 負け だ 。 まあ 仕方ない 。 ||わたくし||まけ|||しかたない

ここ まで 腕 の いい 蟲使 い に 殺さ れる のであれば 本望 だ 。 ||うで|||むしし|||ころさ|||ほんもう|

いや 待て 。 俺 の 目当て は お前 の 命 で は ない 。 |まて|おれ||めあて||おまえ||いのち|||

蜂蜜 酒 だ 。 え ? はちみつ|さけ||

すまない いくら だ ? カネ はいらん 。

持って いて も 意味 は ない から な 。 もって|||いみ||||

そう か ついでに →

帰り道 を 教えて もらえる と ありがたい のだ が 。 かえりみち||おしえて|||||

帰り道 など ない 。 かえりみち||

どういう こと だ ? そのまま の 意味 だ 。 |||||いみ|

この 竹やぶ は 結 界 の ような もの で 覆わ れて いる 。 |たけやぶ||けつ|かい|||||おおわ||

一 度 踏み入れたら 出 られ ない 。 ひと|たび|ふみいれたら|だ||

見渡す かぎり の 霧 の 中 で どこまでも 迷い 続ける 。 みわたす|||きり||なか|||まよい|つづける

これ は そういう 術 な んだ 。 |||じゅつ||

なんだ と ?

≪ 残念だ が この 術 は 解け ない 。 ざんねんだ|||じゅつ||とけ|

仮に 私 を 殺して も 解け ない だろう 。 かりに|わたくし||ころして||とけ||

どういう こと だ ?

≪ この 霧 に は もともと → |きり|||

人 を 惑わす 特殊な 成分 が 含ま れて いた 。 じん||まどわす|とくしゅな|せいぶん||ふくま||

私 は それ を ほんの 少し 利用 して → わたくし|||||すこし|りよう|

術 式 に 組み込んだ だけ なんだ 。 じゅつ|しき||くみこんだ||

それ だけ であれば 解け ない こと は ない だろう ? |||とけ|||||

≪ ああ しかし この 術 の 厄介な ところ は → |||じゅつ||やっかいな||

かかった 者 の 持つ 迷い が 霧 を 生み → |もの||もつ|まよい||きり||うみ

濃く して いる と いう こと だ 。 こく||||||

なに っ !

≪ 気づいた か ? この 竹やぶ は 人 を 迷わ せる 。 きづいた|||たけやぶ||じん||まよわ|

そこ で 術 に かかる と → ||じゅつ|||

更 なる 迷い の 霧 に さまよう こと と なる 。 こう||まよい||きり|||||

逆に いえば 迷う こと が ない 者 は → ぎゃくに||まよう||||もの|

術 に も かから ない と いう こと だ 。 じゅつ||||||||

俺 が … 迷って る だ と ? おれ||まよって|||

(( おお ! 兄ちゃん みて え に 夢 を 叶える よ 。 |にいちゃん||||ゆめ||かなえる|

ヒナタ が 結婚 すりゃ 今 まで どおり → ||けっこん||いま||

俺 たち が 一緒に 活動 する こと は なく な っち まう だ ろ ? おれ|||いっしょに|かつどう|||||||||

あなた たち が ヒナタ の い ない ところ で →

盛り上がる なんて 不思議だ けど → もりあがる||ふしぎだ|

きっと すぐに 慣れる わ ね )) ||なれる||

そういう こと か …。

ヒナタ が 結婚 し 八 班 が なくなる こと で → ||けっこん||やっ|はん||||

忍 と して どう 生きる べき か → おし||||いきる||

俺 は わから なく なって いた 。 おれ|||||

八 班 の 仲間 たち で ずっと 過ごし 続ける こと が → やっ|はん||なかま||||すごし|つづける||

俺 の 夢 だった んだ 。 おれ||ゆめ||

そう か … 俺 は 迷って いた の か 。 ||おれ||まよって|||

≪ キミ も 私 と 同じだ 。 ||わたくし||おなじだ

私 も 人生 と いう 名 の 道 に 迷って いる 。 わたくし||じんせい|||な||どう||まよって|

しかし どう だ !?

ここ に は 迷い は あれ ど 苦しみ は ない 。 |||まよい||||くるしみ||

私 は 今 を 生きて いる んだ ! わたくし||いま||いきて||

キミ の 仲間 たち も わかって くれて いる 。 ||なかま|||||

キミ は 迷って いい んだ 。 ||まよって||

迷う こと は キミ の 責任 で は ない ! まよう|||||せきにん|||

キバ … ヒナタ …。

前 に 進む 必要 など ない 。 ぜん||すすむ|ひつよう||

すべて を 捨てて ここ で ずっと 迷って いれば いい 。 ||すてて||||まよって||

キミ さえ よければ 私 たち と 一緒に …。 |||わたくし|||いっしょに

(( さ ぁ 来い よ ! シノ …)) ||こい||

(( 八 班 最後 の 任務 だ 。 いく ぜ お前 ら !)) やっ|はん|さいご||にんむ||||おまえ|

( シノ ) 違う …。 |ちがう

俺 が 求めて いる の は … 違う 。 おれ||もとめて||||ちがう

なに !?

俺 が 求めて いる の は …。 おれ||もとめて|||

俺 が 求めて いる の は → おれ||もとめて|||

前 へ と 進む 仲間 と ともに いる こと だ 。 ぜん|||すすむ|なかま|||||

俺 に 足並み を 揃える やつで は ない 。 おれ||あしなみ||そろえる|||

俺 は こんな 所 で → おれ|||しょ|

立ち止まって いる わけに は いか ない 。 たちどまって|||||

急いで 里 に 帰ら なければ なら ない 。 いそいで|さと||かえら|||

なぜなら 大切な 友 の 結婚 式 に → |たいせつな|とも||けっこん|しき|

出席 し なければ なら ない から だ ! しゅっせき||||||

この 霧 から 出 られる と 思って いる の か !? |きり||だ|||おもって|||

お前 は 人生 に 迷って いる と いう のに …。 おまえ||じんせい||まよって||||

あぁ あいつ ら が 安心 して 己 の 道 に 進める ため に も → ||||あんしん||おのれ||どう||すすめる|||

俺 は 俺 の 道 を 必ず 探す 。 おれ||おれ||どう||かならず|さがす

その こと に もう 迷い は ない ! ||||まよい||

入り口 …。 いりぐち

いや 出口 だ 。 |でぐち|

≪ キミ に は 道 祖 神 の 先 に 道 が 見えた の か 。 |||どう|そ|かみ||さき||どう||みえた||

そう か 。 早く 行く と いい 。 また 道 を 失わ ない うち に …。 ||はやく|いく||||どう||うしなわ|||

待て ! お前 は 今 を 生きて いる と 言った 。 まて|おまえ||いま||いきて|||いった

だが 本当に そう な の か ? ≪ なに ? |ほんとうに|||||

( シノ ) 過去 を 引きずり → |かこ||ひきずり

未来 を 見 ない ように して いる 者 が → みらい||み||よう に|||もの|

本当に 今 を 生きて いる と 言える のだろう か ? ほんとうに|いま||いきて|||いえる||

俺 は 知っている …。 おれ||しっている

はるか 遠い 目標 の ため に → |とおい|もくひょう|||

今 この 一瞬 を 生き抜こう と して いる や つら を 。 いま||いっしゅん||いきぬこう||||||

あいつ ら こそ が 今 を 生きて いる 者 だ 。 ||||いま||いきて||もの|

俺 は そう 思う 。 おれ|||おもう

意外だった よ 。 いがいだった|

物静かな 男 と 思って いた が → ものしずかな|おとこ||おもって||

ずいぶん と 熱い 内面 を 持って いる ようだ な 。 ||あつい|ないめん||もって|||

教師 に 説教 さ れた 気分 だ 。 きょうし||せっきょう|||きぶん|

何 を 言う …。 なん||いう

行く が いい 。 私 も いずれ キミ と 同じ ように …。 いく|||わたくし|||||おなじ|よう に

どこ 行って た んだ よ シノ ! 突然 い なく なり や が って …。 |おこなって|||||とつぜん||||||

ワン ! すまなかった 。

しかし こいつ は 手 に 入れた ぞ 。 |||て||いれた|

お ぉっ ! お前 いつの間に !? ||おまえ|いつのまに

てっきり 迷って た の か と 思った ぜ 。 |まよって|||||おもった|

あぁ 迷って いた 。 |まよって|

しかし 今 は 晴れた 。 なぜなら …。 |いま||はれた|

とにかく ! これ 持って 帰る ぞ 赤 丸 。 ||もって|かえる||あか|まる

ワン !

( シノ ) それ で あの 子 は いい の か ? ||||こ||||

は ぁ !? だ から な んで また その 話 に なる んだ よ ? ||||||||はなし||||

すまない 。 った く …。

文通 から なら あり かも な 。 ぶんつう|||||

( シノ ) 文通 か … お前 らしく ない な 。 |ぶんつう||おまえ|||

( キバ ) えっ !? なんで だ よ ? 文通 だ ぞ ! いい だ ろ ? |||||ぶんつう|||||

なぁ ? 赤 丸 ! ク ー ン …。 |あか|まる|||

赤 丸 ! お前 まで !! あか|まる|おまえ|

( 大 蛇 丸 ) ヒェ ー ッ ! また 虫 が 出た !! だい|へび|まる|||||ちゅう||でた

や っぱ すごい って !

私 も 蟲 使い 目指して みよう か な ! わたくし||むし|つかい|めざして|||

あぁ … 俺 も 早く 一 歩 踏み出さ ない と → |おれ||はやく|ひと|ふ|ふみださ||

火影 に なれ ねえ な 。 違う ぞ 少年 。 ほかげ|||||ちがう||しょうねん

お前 は すでに 踏み出して いる 。 えっ ? おまえ|||ふみだして||

なぜなら …。

目標 を 言葉 に する 。 それ こそ が 夢 へ の 第 一 歩 だ から だ 。 もくひょう||ことば||||||ゆめ|||だい|ひと|ふ|||

そ っか ! ありがとう な 兄ちゃん 。 ||||にいちゃん

行く ぞ ! いく|

ツクネ あんた も 来 な よ ! おう ! |||らい|||

(3 人 ) アハハハハ ! じん|

イルカ 先生 。 |せんせい

あの 悪 ガキ ども を こんなに 手懐ける なんて …。 |あく|||||てなずける|

教師 に 向いて る んじゃ ない か ? きょうし||むいて||||

教師 ? きょうし

俺 たち だって いつ の 時代 も → おれ|||||じだい|

ヤンチャ な 連中 を 相手 に する の は 難しい 。 ||れんちゅう||あいて|||||むずかしい

たいした もん だ よ 。

俺 に は そう 難しい こと じゃ あり ませ ん 。 おれ||||むずかしい|||||

なぜなら …。

俺 の 周り に は いつも 問題 児 が い ました から 。 おれ||まわり||||もんだい|じ||||