NARUTO - ナルト - 疾風 伝 - シーズン ２０ - 476 - 最後 の 戦い ||しっぷう|つたい|しーずん|さいご||たたかい Naruto Shippuden - Season 20 - 476 - The Last Battle

(( ﾈｼﾞ : ﾅﾙﾄ ｡

お前 は 俺 より いい 目 を 持って いる ｡ おまえ||おれ|||め||もって|

ｻｽｹ は 今 闇 の 中 に いる ｡ ||いま|やみ||なか||

さ ぁ いけ ！ あいつ を 救い 出せる の は お前 だけ だ )) |||||すくい|だせる|||おまえ||

ああ ｡

わかって る って ば よ ｡

俺 の 語る 火影 が 俺 の 答え を 示す ｡ おれ||かたる|ほかげ||おれ||こたえ||しめす

ｲﾀﾁ の 生き ざま が その 答え まで 俺 を 導いた ｡ ||いき||||こたえ||おれ||みちびいた

彼 が 火 の 国 と 木 ノ 葉 隠れ の 里 を 守る ため に → かれ||ひ||くに||き||は|かくれ||さと||まもる||

一族 と 己 を 犠牲 に した 理由 ｡ いちぞく||おのれ||ぎせい|||りゆう

まずは それ を 知る こと だった ｡ |||しる||

そこ まで して 守る 国 と 里 と は 何 な の か ｡ |||まもる|くに||さと|||なん|||

先代 たち は 言った ｡ せんだい|||いった

里 と は 多く の 一族 と → さと|||おおく||いちぞく|

子供 の 殺し 合い を 止める ため の 枠組み であった と ｡ こども||ころし|あい||とどめる|||わくぐみ||

平和 へ の 枠組み だった と ｡ へいわ|||わくぐみ||

ｲﾀﾁ は 一 人 で その 平和 を 支えよう と して いた んだ ｡ ||ひと|じん|||へいわ||ささえよう||||

そして 俺 は ようやく 理解 した ｡ |おれ|||りかい|

苦汁 を なめ 闇 に いて → くじゅう||な め|やみ||

国 と 里 の 犯罪 者 裏切り者 と して → くに||さと||はんざい|もの|うらぎりもの||

すべて の 憎しみ を 一身 に 受け ながら → ||にくしみ||いっしん||うけ|

木 ノ 葉 の 里 を 陰 から 守る 忍 ｡ き||は||さと||かげ||まもる|おし

彼 こそ が 本当の 火影 だった んだ と ｡ かれ|||ほんとうの|ほかげ|||

皆 に 認め られた 者 で は なく → みな||みとめ||もの|||

すべて の 憎しみ を 引き受けて いく 者 こそ → ||にくしみ||ひきうけて||もの|

その 名 に ふさわしい ｡ |な||

そして そこ まで して 守り たかった 国 と 里 → ||||まもり||くに||さと

ｲﾀﾁ の 思い も 理解 した ｡ ||おもい||りかい|

ただ 一 つ 兄 は 失敗 した ｡ |ひと||あに||しっぱい|

兄弟 の 俺 を 残し その 俺 に 真実 を 隠し 切れ ず → きょうだい||おれ||のこし||おれ||しんじつ||かくし|きれ|

憎しみ を 分散 さ せて しまった ｡ にくしみ||ぶんさん|||

だが な 俺 は もう 兄 と は 違う ｡ ||おれ|||あに|||ちがう

父 も 母 も 兄 も → ちち||はは||あに|

一族 さえ 一 人 と して い ない ｡ いちぞく||ひと|じん||||

俺 は 一 人 だ ｡ おれ||ひと|じん|

もう すべて の 憎しみ を → |||にくしみ|

一 人 だけ で 背負う こと が できる ｡ ひと|じん|||せおう|||

そして 俺 自身 が すべて を 処理 する ｡ |おれ|じしん||||しょり|

忍 の 問題 は 己 自身 で すべて 対処 しきる ｡ おし||もんだい||おのれ|じしん|||たいしょ|

刑罰 も 処罰 も 俺 自身 が あまねく 手 を 下す ｡ けいばつ||しょばつ||おれ|じしん|||て||くだす

憎しみ は 俺 一 人 に 集中 さ せ → にくしみ||おれ|ひと|じん||しゅうちゅう||

すべて の 里 を 俺 自身 が 統括 する ｡ ||さと||おれ|じしん||とうかつ|

闇 の 中 の 憎しみ は なく なら ん ｡ やみ||なか||にくしみ||||

それ なら いっそ …｡

そう 俺 の 言う 火影 と は → |おれ||いう|ほかげ||

五 里 すべて の 闇 を 己 の 炎 ひと つ で 焼き 尽くし → いつ|さと|||やみ||おのれ||えん||||やき|つくし

その 灰 を 喰 ら って 生き 続ける 者 だ ｡ |はい||しょく|||いき|つづける|もの|

そんな の みんな が ｢ うん ｣ って 言う と 思って ん の か よ ？ ||||||いう||おもって||||

言った はずだ ｡ いった|

お前 ら が 俺 の こと を どう 思う か は 関係ない と ｡ おまえ|||おれ|||||おもう|||かんけいない|

そして 俺 に は それ を 制する だけ の 力 が ある ｡ |おれ|||||せいする|||ちから||

お前 は ｲﾀﾁ の 生き ざま も わかっちゃ い ねえ ｡ おまえ||||いき|||||

一 人 だけ じゃ でき ねえ こと も ある ｡ ひと|じん|||||||

ｶｸﾞﾔ と の 戦い も そう だったろう が ｡ |||たたかい||||

それ は うまく いく だけ じゃ ない ｡

この ２ 体 の 石像 の ように …｡ |からだ||せきぞう||よう に

《 そして 俺 たち 兄弟 の ように 》 |おれ||きょうだい||よう に

革命 だ ｡ かくめい|

これ で 里 は 闇 を 抱える こと なく 闇 は 俺 一 人 と なる ｡ ||さと||やみ||かかえる|||やみ||おれ|ひと|じん||

これ から 過去 の 黒き 闇 は 俺 が 処理 し → ||かこ||くろき|やみ||おれ||しょり|

真っ白な 未来 を 一 から 始めて いく ｡ まっしろな|みらい||ひと||はじめて|

それ が 尾 獣 たち を → ||お|けだもの||

先代 五 影 を 切る こと だって の か !? せんだい|いつ|かげ||きる||||

そう だ ｡

俺 は 過去 を 切り捨てる ｡ おれ||かこ||きりすてる

お前 だって ｲﾀﾁ の こと を → おまえ|||||

全部 なかった こと に なんか でき ねえ だろう が ！ ぜんぶ||||||||

ｲﾀﾁ と 兄弟 で つながって て いろいろ あった から → ||きょうだい||||||

今 の お前 に なって んだ ｡ いま||おまえ|||

ｲﾀﾁ は もう 俺 に とって の 過去 だ ｡ |||おれ||||かこ|

ここ で 過去 の 過ち 迷い は すべて 断ち切り 一新 する ｡ ||かこ||あやまち|まよい|||たちきり|いっしん|

お前 を 切る の を はじめ と して な ｡ おまえ||きる||||||

そして それ を 亡き 兄 へ と 注ぎ → |||なき|あに|||そそぎ

弔う 最後 の 血 と しよう ｡ とむらう|さいご||ち||

切らせ ねえ ｡ きらせ|

俺 は 全部 過去 の 人 たち から 学んで きたん だって ば よ ｡ おれ||ぜんぶ|かこ||じん|||まなんで||||

失敗 して 次 どう すりゃ いい か 考える って こと を よ ｡ しっぱい||つぎ|||||かんがえる||||

(( ｲﾀﾁ : お前 は ｻｽｹ を 兄弟 だ と 言った ｡ |おまえ||||きょうだい|||いった

だからこそ ｻｽｹ を 止め られる の は → |||とどめ|||

ﾅﾙﾄ お前 だけ だ と 思った ｡ |おまえ||||おもった

ｻｽｹ は お前 に 任せる )) ||おまえ||まかせる

だから … 切らせ ねえ ！ |きらせ|

( ｶｶｼ ) 仙人 様 ｡ ( ﾊｺﾞﾛﾓ ) そろそろ 時間 の ようだ ｡ |せんにん|さま|||じかん||

私 は … 私 は どう すれば ？ わたくし||わたくし|||

ただ 信じて やる のだ ｡ |しんじて||

今 わし ら に は それ しか でき ぬ ｡ いま||||||||

(( お前たち が どう する か どう なる か は → おまえたち||||||||

お前たち しだい だ ｡ おまえたち||

俺 と ｻｽｹ は 本当の 兄弟 じゃ ねえ けど → おれ||||ほんとうの|きょうだい|||

仲直り は できる と 思う んだ ｡ なかなおり||||おもう|

ｲﾀﾁ なき 今 やっと 一 人 に なった ように 思えた ｡ ||いま||ひと|じん|||よう に|おもえた

だが ﾅﾙﾄ … あいつ だけ は 切って おか なければ なら ない ｡ |||||きって||||

俺 の 火影 は つながり を 切り 一 人 と なって 完成 する ｡ おれ||ほかげ||||きり|ひと|じん|||かんせい|

なぜ だ ？

俺 たち …｡ 俺 に とって やつ は …｡ おれ||おれ||||

かなり の 友達 だ から ｡ ||ともだち||

最も 親しい 友 の まま で いる から だ )) もっとも|したしい|とも||||||

《 ﾊｺﾞﾛﾓ : ﾅﾙﾄ ｻｽｹ ｡

お前たち の 答え を … 忍 の 答え を 見せて くれ 》 おまえたち||こたえ||おし||こたえ||みせて|

炎 遁 ﾎﾉｲｶﾂﾞﾁ ！ えん|とん|

ぐ ぉ ～！

《 左 目 の !?》 ひだり|め|

♪♪～

う ぉ ～ っ ！

た ～ っ ！

(( 初め っ から 独り っきり だった て め え に → はじめ|||ひとり||||||

俺 の 何 が わかる って んだ !? おれ||なん||||

つながり が ある から こそ 苦しい んだ ｡ |||||くるしい|

それ を 失う こと が どんな もんか お前 なんか に わかって たまる か )) ||うしなう|||||おまえ|||||

どうした ？ 受け身な だけ か ？ |うけみな||

た ～ っ ！

う ぅっ ！

後手 に 回れば 死ぬ ぞ ｡ ごて||まわれば|しぬ|

お前 を … 殺して ぇん じゃ ねえ ｡ おまえ||ころして|||

(( 俺 に とって お前 は 最も 親しい 友 に なった )) おれ|||おまえ||もっとも|したしい|とも||

また 一 人 に なろう と して る お前 を ほっとけ ねえ だ ろ ！ |ひと|じん||||||おまえ|||||

あれ を 知って る 者 同士 だ から こそ → ||しって||もの|どうし|||

わざわざ そこ に 行こう と して る お前 を …｡ |||いこう||||おまえ|

ほっと ける わけ ねえ だ ろ !!

大声 で わめく な ｡ おおごえ|||

俺 たち は もう 昔 ここ で 戦った とき と は 違う ｡ おれ||||むかし|||たたかった||||ちがう

お前 の 思い は わかって いる ｡ おまえ||おもい|||

お前 も そう だろう ？ ﾅﾙﾄ ｡ おまえ||||

それなのに 俺 と やろう って の か ？ |おれ|||||

お前 だ から こそ だ ｡ おまえ||||

お前 を 切ら ねば なら ない ｡ おまえ||きら|||

お前 が 今 まで の こと を 全部 切って 新しく 始めた 世界 が → おまえ||いま|||||ぜんぶ|きって|あたらしく|はじめた|せかい|

また 同じ ように なら ねえ と も かぎら ねえ だ ろ ？ |おなじ|よう に||||||||

だからこそ 俺 が 世界 を 見張り 続ける ｡ |おれ||せかい||みはり|つづける

そう なら ぬ ように な ｡ |||よう に|

ずれた こと 言って んじゃ ねえ よ ！ ||いって|||

五 里 は 今や っと まとまって きて んだ ぞ ｡ いつ|さと||いまや|||||

だが それ は 五 里 に とって 共通の 敵 が いた から だ ｡ |||いつ|さと|||きょうつうの|てき||||

暁 ﾏﾀﾞﾗ ｶｸﾞﾔ …｡ あかつき||

それ ら を 倒す ため に 里 同士 が 遺恨 を 捨てて → |||たおす|||さと|どうし||いこん||すてて

団結 する 以外 に 生き残る 道 が なかった ｡ だんけつ||いがい||いきのこる|どう||

だが それ ら 共通 の 敵 は もう いない ｡ |||きょうつう||てき|||

また いずれ 各 里 は 対立 し 始める ｡ ||かく|さと||たいりつ||はじめる

だから 今度 は お前 が その 敵 って のに なる つもり か ？ |こんど||おまえ|||てき|||||

で … お前 が い なく なった あと は どう なる って んだ ？ |おまえ||||||||||

やっと 今 まで の 点 は 線 と なった ｡ |いま|||てん||せん||

写 輪 眼 から 始まり 今 この 輪廻 眼 の 力 を 手 に した ｡ うつ|りん|がん||はじまり|いま||りんね|がん||ちから||て||

もはや 転生 不 死 … 方法 は なんと で も なる ｡ |てんせい|ふ|し|ほうほう|||||

そして 今 まで の ような 戦闘 で は なく → |いま||||せんとう|||

影 から 管理 が 必要だ ｡ かげ||かんり||ひつようだ

一生 … いや 永久 に 独り あの 地獄 に 戻る つもり か よ ？ いっしょう||えいきゅう||ひとり||じごく||もどる|||

恨ま れ ながら …｡ うらま||

それ が 俺 の 言う 火影 の あり 方 だ ｡ ||おれ||いう|ほかげ|||かた|

その 程度 じゃ 俺 は 殺 れ ん ぞ ｡ |ていど||おれ||ころ|||

だから 俺 は お前 を 殺して ぇ わけじゃ ねえ ！ |おれ||おまえ||ころして|||

俺 って ば …｡ もう いい ｡ おれ||||

♪♪～

俺 は 今 この世 で 最も 強い ｡ おれ||いま|このよ||もっとも|つよい

そして 今 ここ で 影 に 足 を 踏み入れる 第 一 歩 と しよう ｡ |いま|||かげ||あし||ふみいれる|だい|ひと|ふ||

♪♪～