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ナルト- 疾風伝 (Naruto), NARUTO -ナルト- 疾風伝 - シーズン20 - 468 - 後継者

NARUTO -ナルト - 疾風 伝 - シーズン 20 - 468 - 後継 者

( ハゴロモ ) で は これ より 忍 宗 の 後継 者 を 発表 する 。

忍 宗 の 後継 者 は …。

アシュラ に 任せる 。

( アシュラ ) えっ !? ( インドラ ) な っ !

( フタミ ) ハ … ハゴロモ 様 ! ( アシュラ ) なぜ です !?

私 に は 兄さん ほど の 忍 宗 の 才 は あり ませ ん !

( ハゴロモ ) これ は 決めた こと だ 。

( インドラ ) なぜ 私 で は 不満な の か その 理由 を お 聞か せ ください 。

お前 に 任せた 村 は 今 壊滅 状態 に ある と の 報告 を 受けた 。

そんな … どうして !?

まさか 神 樹 を 無理やり …。

私 が そこ まで 愚かに 見える か ?

何 を した の か 話して みよ 。

私 が やった こと も アシュラ と 同じです 。

望み どおり 村 の 者 たち に 水 を 与え 神 樹 を 処分 した 。

ただ 違う の は 私 は 1 人 で やった と いう こと です 。

それ が 大きく 結果 を 変えた のだ 。

村 の 人間 たち は 水 の 利権 を 争い 自ら の 身 を 滅ぼした そうだ 。

楽 を して 手 に した 幸福 は 長続き は し ない もの だ 。

だが アシュラ は 村 の 人々 と ともに 苦難 の 道 を 歩いた 。

苦難 の すえ に 手 に した 幸福 は そう 簡単に は 崩れ は し ない 。

インドラ … お前 に は 写 輪 眼 と いう すばらしい 力 が ある 。

アシュラ は 成長 した と いえ ど まだ 力 は 足りない 。

これ から 先 忍 宗 を 支えて いく ため に →

アシュラ に 力 を 貸して やって くれ 。

兄さん …。

(( インドラ : なぜ だ … なぜ 俺 が 選ば れ ない ?

その とおり だ !

力 が ある 者 が 世界 を 制する の は 当たり前の こと だ !

インドラ に は すべて を 決める だけ の 力 が ある じゃ ない か 。

今 から もう 一 度 ハゴロモ 様 に かけ合って みよう ぜ 。

俺 たち も 力 を 貸す 。

( インドラ ) すまない 2 人 と も 。

いい んだ 。 俺 は ただ お前 の 力 に なり たい だけ だ 。

あぁ なんでも 言って くれ 。

そう か …。

( 物音 )

( 笑い声 )

( タイゾウ ) う ひ ょ ~! こんな ご馳走 見た こと ねえ !!

今日 は 忍 宗 の 後継 者 が 決まった めでたい 日 だ 。

みんな ! 無礼 講 で 心ゆくまで 楽しんで くれ 。

食おう ぜ みんな !

♪♪~

( カンナ ) なんだか 私 たち 大変な とき に 来ちゃ った みたい ね 。

ヘッ ! 気 に する こと ねえ よ 。

実は 俺 ほっと して る んだ 後継 者 が アシュラ に 決まって 。

えっ ?

( タイゾウ ) アシュラ の 兄さん は 頭 も いい し 忍 宗 の 才能 も すごい けど →

ど っか 冷たい ところ が ある 人 で さ …。

あの 人 が 忍 宗 継いだら みんな 心 のど っか で →

ビクビク して なきゃ なら なかった と 思う 。

そう な んだ 。

でも アシュラ なら 人 の 痛 み が わかる 。

ちょっと マヌケ だ けど 今度 の 旅 で あいつ は すごく 成長 した 。

お前 が 惚れ込んで ここ まで ついてくる くらい に さ 。

何 言って ん の よ 。 赤く なって ん ぞ 。

バカ ! あっ …。

もう 。

そう いえば アシュラ どこ 行った んだろう ?

アシュラ か 。

納得 いか ぬ か ? はい 。

インドラ は 変わって しまった 。 写 輪 眼 の せい で な 。

写 輪 眼 が ?

インドラ の 写 輪 眼 を 見た 誰 も が その 力 に 圧倒 さ れる 。

インドラ 本人 も 気づか ぬ うち に な 。

それほど に インドラ の 写 輪 眼 は 強力な のだ 。

その 力 ゆえ に いつしか 本人 も 人 の 心 を 理解 する こと を やめ →

ついに インドラ の 心 は 閉じて しまった 。

だが お前 は 違う 。

お前 は 人々 の 心 を 理解 できる 。

ゆえに 愛 を もって 忍 宗 を 生かした 。

それ が 人々 の 信頼 を 生み 絆 を 生み 仲間 を 生んだ 。

仲間 …。

絆 と は 多く の 苦楽 を ともに し →

初めて 生まれる もの だ 。

絆 に は 愛 と 情 が 溢れて いる 。

絆 が ある かぎり 忍 宗 が 悪用 さ れる こと は ない 。

だが 絆 なき 力 は →

いずれ 世界 に 災い を 起こす 。

アシュラ よ 。

お前 は 兄 と ともに 2 人力 を 合わせ 忍 宗 の 絆 を 広める のだ 。

父上 。

これ より お前 に わし の 力 を 託す !

アシュラ 。

もう どこ 行った の かしら 。

( 物音 )

えっ …。

何 あれ ?

( みんな ) うわ ~。

な 何 だ ?

カンナ 大丈夫 か ?

ええ 。 いったい …。

兄さん 。

インドラ これ は どういう こと だ ?

なぜ だ なぜ 俺 が 後継 者 に 選ば れ ない ?

忍 宗 を 統べる の は 力 で は なく 愛 。 そう 決めた のだ 。

愛 だ と ? 愛 など 必要 ない 。

あの 旅 の とき 俺 も アシュラ と 同じ ように →

村人 たち に 痛み を 求めた 。

しかし 村 の 連中 は 結局 俺 の 力 に すがった のだ 。

弱き 者 たち は 俺 を 王 と 崇め 力 を 求めた 。

アシュラ は 未熟だった ゆえ に →

他人 の 協力 を 必要 と せ ざる を え なかった だけ だ 。

だが 俺 は 違う !

弱き 者 の 助け など いら ない 。

この 力 を 使い 力 に よる 完全なる 秩序 を つくる 。

争い の ない 完全なる 世界 だ 。

それでは 我が 母上 カグヤ と 同じだ 。

力 を 持つ 者 こそ 心 を 忘れて は なら ん のだ 。

人々 は お前 ほど 早く 進む こと は でき ぬ 。

歩み を 同じく でき ぬ 者 たち に とって →

絆 なき 力 と は 恐怖 で しか ない 。

人々 は 恐怖 に よる 統治 で は 従わ ない 。

なら 力ずく で 従わ せる だけ だ 。

やめて ください 兄さん 。

兄さん は 俺 の 命 を 守って くれる くらい →

優しかった じゃ ない か !

アシュラ あの 頃 の 俺 と は 違う 。

もう 後戻り は でき ぬ のだ 。

インドラ その 目 は !))

(( 俺 は ただ お前 の 力 に なり たい だけ だ 。

ああ なんでも 言って くれ 。 ( インドラ ) そう か 。

ありがとう 2 人 と も 。

う う !

インドラ …。 どうして …。

すまない ))

《 親しい 者 を 失った とき 写 輪 眼 は 進化 する 》

(( インドラ そこ まで 堕 ち たか 。

もう やめて ください 俺 は 兄さん と は 戦い たく ない 。

ほう 俺 と 戦う だ と ?

ずいぶん と 偉く なった な アシュラ 。

お前 が 俺 の 相手 に なる と 思って いる の か ?

何 !? う お ~ は ~!

す すごい 。 修業 の 成果 だ ぜ !

な …。

少し は できる ように なった か 。

だが その 程度 で は 私 に は 勝て ん !))

(( いく ぞ 。

これ が 力 だ !

うわ ~ っ !

アシュラ !

父上 ! みんな !

皆 力 を 合わせる のだ !

( みんな ) う お ~ っ !

この 俺 に 刃向かう と は 。

( みんな ) うわ っ !

フン … 力 の ない 連中 が 群れた ところ で 意味 など ない 。

父上 あなた の 言う 脆弱な 理想 に 今 →

引導 を 渡して やる 。

終わり だ ! 兄さん !

ん ?

これ は …。

六 道 の 力 お前 が 受け継いだ と いう の か !

こ しゃくな !

ぐ っ …。

皆 アシュラ に 力 を 貸して くれ 。

父上 !?

アシュラ チャクラ と は 多く の 人 の 心 を つなぐ 絆 の 力 だ 。

みんな …。

感じる よ … みんな の 力 を !

なに !?

なん … だ と …。

兄さん ! ぐ っ … アシュラ !

これ が 絆 の 力 だ !

ぐ あぁ ~!

くっ … う ぅ …。

兄さん 。 寄る な !

アシュラ … 俺 は 忍 宗 を …。

お前 を 決して 認め ぬ !

兄さん ))

( ハゴロモ ) その後 風 の 噂 で インドラ は →

力 を 理想 と する 忍術 の 一派 を 作った と 聞いた 。

わし は 写 輪 眼 の 持つ 不遇 を 石碑 と して 残した 。

しかし それ は ゼツ に 利用 さ れ →

まったく の 無駄に なって しまった ようだ が な 。

(( アシュラ どうやら わし も →

天命 を まっとうする とき が きた ようだ 。

父上 ! お 父 様 。 お じいちゃん 。

わし は この 世界 を うまく 導く こと は でき なかった 。

そんな こと は あり ませ ん 。

父上 の 意志 は これ から も 忍 宗 に よって →

多く の 者 たち に 伝わって いき ます 。

だが そう で ない 者 も 残して しまった 。

ゆうべ インドラ が やってきた 。 えっ 。

インドラ か ?

わし を 殺し に 来た の か ?

ハッ もう 俺 が 手 を 下す まで も なかろう 。

俺 が ここ に 来た の は →

これ から 地獄 と 化す 忍 宗 の 未来 を 突きつける ため だ 。

あなた は ずっと 祖母 の 力 を 恐れて いた 。

だが その 強大な 力 を 直視 せ ず →

ただ 避けよう と して いた 。

愛 だの 絆 など と いう 詭弁 を 盾 に して な 。

あなた の その 身勝手な 思い違い が →

忍 宗 の 未来 に 戦い と 災い を 生む のだ 。

俺 は アシュラ と その 一族 を そして 忍 宗 を →

この 世界 から 滅ぼす まで 永久 に 戦い を やめる つもり は ない 。

それ を 成し遂げる ため なら →

俺 の 魂 は 何度 で も よみがえり 戦い 続ける 。

すま ぬ の …。

父上 ご 安心 ください 。

兄さん の 魂 が 何度 で も よみがえる の なら →

私 の 魂 も また 何度 で も よみがえり ましょう 。

アシュラ この 世界 の 行方 は →

お前たち と その 子孫 に 託す と しよう 。

( アシュラ ) 父上 ! ( フタミ ) ハゴロモ 様 !

( カンナ ) お 父 様 ! お じいちゃん !))

( ハゴロモ ) そして インドラ の 宣言 どおり 2 人 の 戦い は 続いた 。

長く 果てしなく 幾 度 と なく 。

その 戦い で 憎しみ が 憎しみ を 生み →

もはや 取り返し の つか ぬ ほど に 膨れ上がって いった 。

その 戦い は アシュラ と インドラ が 死んで も なお 続いた 。

2 人 の 魂 は 幾 度 も 転生 して な 。

その 末 裔 が お前 千 住 柱 間 と うち は マダラ 。

そして 今 は うずまき ナルト と うち は サスケ だ 。

皆 の 者 たち よ 。

なんと して も ナルト と サスケ を 助け出す のだ 。

わし は 確信 して いる 。

この 2 人 こそ 長く 続いた 忍 の 因縁 に →

真実の 答え を 出して くれる と 。


NARUTO -ナルト - 疾風 伝 - シーズン 20 - 468 - 後継 者 naruto||しっぷう|つたい|しーずん|こうけい|もの Naruto Shippuden - Staffel 20 - 468 - Nachfolger Naruto Shippuden - Season 20 - 468 - Successors Naruto Shippuden - Temporada 20 - 468 - Sucesores Naruto Shippuden - Saison 20 - 468 - Les successeurs NARUTO - 나루토 - 질풍전 - 시즌3 - 468 - 후계자 Наруто Шиппуден - Сезон 20 - 468 - Наследники 火影忍者 Shippuden - 第 20 季 - 468 - 继承者

( ハゴロモ ) で は これ より 忍 宗 の 後継 者 を 発表 する 。 |||||おし|はじめ||こうけい|もの||はっぴょう|

忍 宗 の 後継 者 は …。 おし|はじめ||こうけい|もの|

アシュラ に 任せる 。 ||まかせる

( アシュラ ) えっ !? ( インドラ ) な っ !

( フタミ ) ハ … ハゴロモ 様 ! ( アシュラ ) なぜ です !? |||さま|||

私 に は 兄さん ほど の 忍 宗 の 才 は あり ませ ん ! わたくし|||にいさん|||おし|はじめ||さい||||

( ハゴロモ ) これ は 決めた こと だ 。 |||きめた||

( インドラ ) なぜ 私 で は 不満な の か その 理由 を お 聞か せ ください 。 ||わたくし|||ふまんな||||りゆう|||きか||

お前 に 任せた 村 は 今 壊滅 状態 に ある と の 報告 を 受けた 。 おまえ||まかせた|むら||いま|かいめつ|じょうたい|||||ほうこく||うけた

そんな … どうして !?

まさか 神 樹 を 無理やり …。 |かみ|き||むりやり

私 が そこ まで 愚かに 見える か ? わたくし||||おろかに|みえる|

何 を した の か 話して みよ 。 なん|||||はなして|

私 が やった こと も アシュラ と 同じです 。 わたくし|||||||おなじです

望み どおり 村 の 者 たち に 水 を 与え 神 樹 を 処分 した 。 のぞみ||むら||もの|||すい||あたえ|かみ|き||しょぶん|

ただ 違う の は 私 は 1 人 で やった と いう こと です 。 |ちがう|||わたくし||じん||||||

それ が 大きく 結果 を 変えた のだ 。 ||おおきく|けっか||かえた|

村 の 人間 たち は 水 の 利権 を 争い 自ら の 身 を 滅ぼした そうだ 。 むら||にんげん|||すい||りけん||あらそい|おのずから||み||ほろぼした|そう だ

楽 を して 手 に した 幸福 は 長続き は し ない もの だ 。 がく|||て|||こうふく||ながつづき|||||

だが アシュラ は 村 の 人々 と ともに 苦難 の 道 を 歩いた 。 |||むら||ひとびと|||くなん||どう||あるいた

苦難 の すえ に 手 に した 幸福 は そう 簡単に は 崩れ は し ない 。 くなん||||て|||こうふく|||かんたんに||くずれ|||

インドラ … お前 に は 写 輪 眼 と いう すばらしい 力 が ある 。 |おまえ|||うつ|りん|がん||||ちから||

アシュラ は 成長 した と いえ ど まだ 力 は 足りない 。 ||せいちょう||||||ちから||たりない

これ から 先 忍 宗 を 支えて いく ため に → ||さき|おし|はじめ||ささえて|||

アシュラ に 力 を 貸して やって くれ 。 ||ちから||かして||

兄さん …。 にいさん

(( インドラ : なぜ だ … なぜ 俺 が 選ば れ ない ? ||||おれ||えらば||

その とおり だ !

力 が ある 者 が 世界 を 制する の は 当たり前の こと だ ! ちから|||もの||せかい||せいする|||あたりまえの||

インドラ に は すべて を 決める だけ の 力 が ある じゃ ない か 。 |||||きめる|||ちから|||||

今 から もう 一 度 ハゴロモ 様 に かけ合って みよう ぜ 。 いま|||ひと|たび||さま||かけあって||

俺 たち も 力 を 貸す 。 おれ|||ちから||かす

( インドラ ) すまない 2 人 と も 。 ||じん||

いい んだ 。 俺 は ただ お前 の 力 に なり たい だけ だ 。 ||おれ|||おまえ||ちから|||||

あぁ なんでも 言って くれ 。 ||いって|

そう か …。

( 物音 ) ものおと

( 笑い声 ) わらいごえ

( タイゾウ ) う ひ ょ ~! こんな ご馳走 見た こと ねえ !! |||||ごちそう|みた||

今日 は 忍 宗 の 後継 者 が 決まった めでたい 日 だ 。 きょう||おし|はじめ||こうけい|もの||きまった||ひ|

みんな ! 無礼 講 で 心ゆくまで 楽しんで くれ 。 |ぶれい|こう||こころゆくまで|たのしんで|

食おう ぜ みんな ! くおう||

♪♪~

( カンナ ) なんだか 私 たち 大変な とき に 来ちゃ った みたい ね 。 ||わたくし||たいへんな|||きちゃ|||

ヘッ ! 気 に する こと ねえ よ 。 |き|||||

実は 俺 ほっと して る んだ 後継 者 が アシュラ に 決まって 。 じつは|おれ|||||こうけい|もの||||きまって

えっ ?

( タイゾウ ) アシュラ の 兄さん は 頭 も いい し 忍 宗 の 才能 も すごい けど → |||にいさん||あたま||||おし|はじめ||さいのう|||

ど っか 冷たい ところ が ある 人 で さ …。 ||つめたい||||じん||

あの 人 が 忍 宗 継いだら みんな 心 のど っか で → |じん||おし|はじめ|ついだら||こころ|||

ビクビク して なきゃ なら なかった と 思う 。 ||||||おもう

そう な んだ 。

でも アシュラ なら 人 の 痛 み が わかる 。 |||じん||つう|||

ちょっと マヌケ だ けど 今度 の 旅 で あいつ は すごく 成長 した 。 ||||こんど||たび|||||せいちょう|

お前 が 惚れ込んで ここ まで ついてくる くらい に さ 。 おまえ||ほれこんで||||||

何 言って ん の よ 。 赤く なって ん ぞ 。 なん|いって||||あかく|||

バカ ! あっ …。

もう 。

そう いえば アシュラ どこ 行った んだろう ? ||||おこなった|

アシュラ か 。

納得 いか ぬ か ? はい 。 なっとく||||

インドラ は 変わって しまった 。 写 輪 眼 の せい で な 。 ||かわって||うつ|りん|がん||||

写 輪 眼 が ? うつ|りん|がん|

インドラ の 写 輪 眼 を 見た 誰 も が その 力 に 圧倒 さ れる 。 ||うつ|りん|がん||みた|だれ||||ちから||あっとう||

インドラ 本人 も 気づか ぬ うち に な 。 |ほんにん||きづか||||

それほど に インドラ の 写 輪 眼 は 強力な のだ 。 ||||うつ|りん|がん||きょうりょくな|

その 力 ゆえ に いつしか 本人 も 人 の 心 を 理解 する こと を やめ → |ちから||||ほんにん||じん||こころ||りかい||||

ついに インドラ の 心 は 閉じて しまった 。 |||こころ||とじて|

だが お前 は 違う 。 |おまえ||ちがう

お前 は 人々 の 心 を 理解 できる 。 おまえ||ひとびと||こころ||りかい|

ゆえに 愛 を もって 忍 宗 を 生かした 。 |あい|||おし|はじめ||いかした

それ が 人々 の 信頼 を 生み 絆 を 生み 仲間 を 生んだ 。 ||ひとびと||しんらい||うみ|きずな||うみ|なかま||うんだ

仲間 …。 なかま

絆 と は 多く の 苦楽 を ともに し → きずな|||おおく||くらく|||

初めて 生まれる もの だ 。 はじめて|うまれる||

絆 に は 愛 と 情 が 溢れて いる 。 きずな|||あい||じょう||あふれて|

絆 が ある かぎり 忍 宗 が 悪用 さ れる こと は ない 。 きずな||||おし|はじめ||あくよう|||||

だが 絆 なき 力 は → |きずな||ちから|

いずれ 世界 に 災い を 起こす 。 |せかい||わざわい||おこす

アシュラ よ 。

お前 は 兄 と ともに 2 人力 を 合わせ 忍 宗 の 絆 を 広める のだ 。 おまえ||あに|||じんりょく||あわせ|おし|はじめ||きずな||ひろめる|

父上 。 ちちうえ

これ より お前 に わし の 力 を 託す ! ||おまえ||||ちから||たくす

アシュラ 。

もう どこ 行った の かしら 。 ||おこなった||

( 物音 ) ものおと

えっ …。

何 あれ ? なん|

( みんな ) うわ ~。

な 何 だ ? |なん|

カンナ 大丈夫 か ? |だいじょうぶ|

ええ 。 いったい …。

兄さん 。 にいさん

インドラ これ は どういう こと だ ?

なぜ だ なぜ 俺 が 後継 者 に 選ば れ ない ? |||おれ||こうけい|もの||えらば||

忍 宗 を 統べる の は 力 で は なく 愛 。 そう 決めた のだ 。 おし|はじめ||すべる|||ちから||||あい||きめた|

愛 だ と ? 愛 など 必要 ない 。 あい|||あい||ひつよう|

あの 旅 の とき 俺 も アシュラ と 同じ ように → |たび|||おれ||||おなじ|

村人 たち に 痛み を 求めた 。 むらびと|||いたみ||もとめた

しかし 村 の 連中 は 結局 俺 の 力 に すがった のだ 。 |むら||れんちゅう||けっきょく|おれ||ちから|||

弱き 者 たち は 俺 を 王 と 崇め 力 を 求めた 。 よわき|もの|||おれ||おう||あがめ|ちから||もとめた

アシュラ は 未熟だった ゆえ に → ||みじゅくだった||

他人 の 協力 を 必要 と せ ざる を え なかった だけ だ 。 たにん||きょうりょく||ひつよう||||||||

だが 俺 は 違う ! |おれ||ちがう

弱き 者 の 助け など いら ない 。 よわき|もの||たすけ|||

この 力 を 使い 力 に よる 完全なる 秩序 を つくる 。 |ちから||つかい|ちから|||かんぜんなる|ちつじょ||

争い の ない 完全なる 世界 だ 。 あらそい|||かんぜんなる|せかい|

それでは 我が 母上 カグヤ と 同じだ 。 |わが|ははうえ|||おなじだ

力 を 持つ 者 こそ 心 を 忘れて は なら ん のだ 。 ちから||もつ|もの||こころ||わすれて||||

人々 は お前 ほど 早く 進む こと は でき ぬ 。 ひとびと||おまえ||はやく|すすむ||||

歩み を 同じく でき ぬ 者 たち に とって → あゆみ||おなじく|||もの|||

絆 なき 力 と は 恐怖 で しか ない 。 きずな||ちから|||きょうふ|||

人々 は 恐怖 に よる 統治 で は 従わ ない 。 ひとびと||きょうふ|||とうち|||したがわ|

なら 力ずく で 従わ せる だけ だ 。 |ちからずく||したがわ|||

やめて ください 兄さん 。 ||にいさん

兄さん は 俺 の 命 を 守って くれる くらい → にいさん||おれ||いのち||まもって||

優しかった じゃ ない か ! やさしかった|||

アシュラ あの 頃 の 俺 と は 違う 。 ||ころ||おれ|||ちがう

もう 後戻り は でき ぬ のだ 。 |あともどり||||

インドラ その 目 は !)) ||め|

(( 俺 は ただ お前 の 力 に なり たい だけ だ 。 おれ|||おまえ||ちから|||||

ああ なんでも 言って くれ 。 ( インドラ ) そう か 。 ||いって||||

ありがとう 2 人 と も 。 |じん||

う う !

インドラ …。 どうして …。

すまない ))

《 親しい 者 を 失った とき 写 輪 眼 は 進化 する 》 したしい|もの||うしなった||うつ|りん|がん||しんか|

(( インドラ そこ まで 堕 ち たか 。 |||だ||

もう やめて ください 俺 は 兄さん と は 戦い たく ない 。 |||おれ||にいさん|||たたかい||

ほう 俺 と 戦う だ と ? |おれ||たたかう||

ずいぶん と 偉く なった な アシュラ 。 ||えらく|||

お前 が 俺 の 相手 に なる と 思って いる の か ? おまえ||おれ||あいて||||おもって|||

何 !? う お ~ は ~! なん|||

す すごい 。 修業 の 成果 だ ぜ ! ||しゅぎょう||せいか||

な …。

少し は できる ように なった か 。 すこし|||||

だが その 程度 で は 私 に は 勝て ん !)) ||ていど|||わたくし|||かて|

(( いく ぞ 。

これ が 力 だ ! ||ちから|

うわ ~ っ !

アシュラ !

父上 ! みんな ! ちちうえ|

皆 力 を 合わせる のだ ! みな|ちから||あわせる|

( みんな ) う お ~ っ !

この 俺 に 刃向かう と は 。 |おれ||はむかう||

( みんな ) うわ っ !

フン … 力 の ない 連中 が 群れた ところ で 意味 など ない 。 |ちから|||れんちゅう||むれた|||いみ||

父上 あなた の 言う 脆弱な 理想 に 今 → ちちうえ|||いう|ぜいじゃくな|りそう||いま

引導 を 渡して やる 。 いんどう||わたして|

終わり だ ! 兄さん ! おわり||にいさん

ん ?

これ は …。

六 道 の 力 お前 が 受け継いだ と いう の か ! むっ|どう||ちから|おまえ||うけついだ||||

こ しゃくな !

ぐ っ …。

皆 アシュラ に 力 を 貸して くれ 。 みな|||ちから||かして|

父上 !? ちちうえ

アシュラ チャクラ と は 多く の 人 の 心 を つなぐ 絆 の 力 だ 。 ||||おおく||じん||こころ|||きずな||ちから|

みんな …。

感じる よ … みんな の 力 を ! かんじる||||ちから|

なに !?

なん … だ と …。

兄さん ! ぐ っ … アシュラ ! にいさん|||

これ が 絆 の 力 だ ! ||きずな||ちから|

ぐ あぁ ~!

くっ … う ぅ …。

兄さん 。 寄る な ! にいさん|よる|

アシュラ … 俺 は 忍 宗 を …。 |おれ||おし|はじめ|

お前 を 決して 認め ぬ ! おまえ||けっして|みとめ|

兄さん )) にいさん

( ハゴロモ ) その後 風 の 噂 で インドラ は → |そのご|かぜ||うわさ|||

力 を 理想 と する 忍術 の 一派 を 作った と 聞いた 。 ちから||りそう|||にんじゅつ||いっぱ||つくった||きいた

わし は 写 輪 眼 の 持つ 不遇 を 石碑 と して 残した 。 ||うつ|りん|がん||もつ|ふぐう||せきひ|||のこした

しかし それ は ゼツ に 利用 さ れ → |||||りよう||

まったく の 無駄に なって しまった ようだ が な 。 ||むだに|||||

(( アシュラ どうやら わし も →

天命 を まっとうする とき が きた ようだ 。 てんめい||||||

父上 ! お 父 様 。 お じいちゃん 。 ちちうえ||ちち|さま||

わし は この 世界 を うまく 導く こと は でき なかった 。 |||せかい|||みちびく||||

そんな こと は あり ませ ん 。

父上 の 意志 は これ から も 忍 宗 に よって → ちちうえ||いし|||||おし|はじめ||

多く の 者 たち に 伝わって いき ます 。 おおく||もの|||つたわって||

だが そう で ない 者 も 残して しまった 。 ||||もの||のこして|

ゆうべ インドラ が やってきた 。 えっ 。

インドラ か ?

わし を 殺し に 来た の か ? ||ころし||きた||

ハッ もう 俺 が 手 を 下す まで も なかろう 。 ||おれ||て||くだす|||

俺 が ここ に 来た の は → おれ||||きた||

これ から 地獄 と 化す 忍 宗 の 未来 を 突きつける ため だ 。 ||じごく||かす|おし|はじめ||みらい||つきつける||

あなた は ずっと 祖母 の 力 を 恐れて いた 。 |||そぼ||ちから||おそれて|

だが その 強大な 力 を 直視 せ ず → ||きょうだいな|ちから||ちょくし||

ただ 避けよう と して いた 。 |さけよう|||

愛 だの 絆 など と いう 詭弁 を 盾 に して な 。 あい||きずな||||きべん||たて|||

あなた の その 身勝手な 思い違い が → |||みがってな|おもいちがい|

忍 宗 の 未来 に 戦い と 災い を 生む のだ 。 おし|はじめ||みらい||たたかい||わざわい||うむ|

俺 は アシュラ と その 一族 を そして 忍 宗 を → おれ|||||いちぞく|||おし|はじめ|

この 世界 から 滅ぼす まで 永久 に 戦い を やめる つもり は ない 。 |せかい||ほろぼす||えいきゅう||たたかい|||||

それ を 成し遂げる ため なら → ||なしとげる||

俺 の 魂 は 何度 で も よみがえり 戦い 続ける 。 おれ||たましい||なんど||||たたかい|つづける

すま ぬ の …。

父上 ご 安心 ください 。 ちちうえ||あんしん|

兄さん の 魂 が 何度 で も よみがえる の なら → にいさん||たましい||なんど|||||

私 の 魂 も また 何度 で も よみがえり ましょう 。 わたくし||たましい|||なんど||||

アシュラ この 世界 の 行方 は → ||せかい||ゆくえ|

お前たち と その 子孫 に 託す と しよう 。 おまえたち|||しそん||たくす||

( アシュラ ) 父上 ! ( フタミ ) ハゴロモ 様 ! |ちちうえ|||さま

( カンナ ) お 父 様 ! お じいちゃん !)) ||ちち|さま||

( ハゴロモ ) そして インドラ の 宣言 どおり 2 人 の 戦い は 続いた 。 ||||せんげん||じん||たたかい||つづいた

長く 果てしなく 幾 度 と なく 。 ながく|はてしなく|いく|たび||

その 戦い で 憎しみ が 憎しみ を 生み → |たたかい||にくしみ||にくしみ||うみ

もはや 取り返し の つか ぬ ほど に 膨れ上がって いった 。 |とりかえし||||||ふくれあがって|

その 戦い は アシュラ と インドラ が 死んで も なお 続いた 。 |たたかい||||||しんで|||つづいた

2 人 の 魂 は 幾 度 も 転生 して な 。 じん||たましい||いく|たび||てんせい||

その 末 裔 が お前 千 住 柱 間 と うち は マダラ 。 |すえ|えい||おまえ|せん|じゅう|ちゅう|あいだ||||

そして 今 は うずまき ナルト と うち は サスケ だ 。 |いま||||||||

皆 の 者 たち よ 。 みな||もの||

なんと して も ナルト と サスケ を 助け出す のだ 。 |||||||たすけだす|

わし は 確信 して いる 。 ||かくしん||

この 2 人 こそ 長く 続いた 忍 の 因縁 に → |じん||ながく|つづいた|おし||いんねん|

真実の 答え を 出して くれる と 。 しんじつの|こたえ||だして||