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ナルト- 疾風伝 (Naruto), NARUTO -ナルト- 疾風伝 - シーズン20 - 416 - 結成・ミナト班

NARUTO - ナルト - 疾風 伝 - シーズン 20 - 416 - 結成 ・ ミナト 班

ふざける な あの 野郎 !

あんな ヤツ と 一緒に やって られる かよ !

そう 怒る な 。 カカシ は もう 班 を 離れる んだ から 。

けど よ …。

( オビト ) あの すみません 。

カカシ って はたけ カカシ の こと です か ?

は ? 誰 だ ? お前 。

俺 アカデミ ー で カカシ と 一緒だった んです 。

へ ぇ … じゃあ 友達 か ?

あ いえ … 友達 って ほど じゃ 。

や な ヤツ だろう ? え ?

あんな ヤツ と 一緒じゃ 任務 なんて でき ねえ よ 。

任務 …。

《 そ っか 。 カカシ は もう 任務 に 出て る の か …》

何 か あった んです か ?

あの 野郎 仲間 が ケガ した って →

敵 の 中 に 取り残さ れた って →

お構いなしに 任務 を 優先 さ せ や がる 。

あれ じゃ 仲間 なんて やって られ ねえ よ 。

お前 も アイツ と 組む こと に なったら 気 を つける んだ な 。

《 任務 を … 優先 ?》

(( カカシ : 仲間 は 絶対 に 助ける 。 それ が 俺 の 流儀 だ ))

《 アイツ が …。

そんな …》

( チャイム )

なぁ リン 。 最近 カカシ に 会った ?

( リン ) う うん 。 街 で ちょっと 見かける くらい かな 。

ずっと 任務 で 里 の 外 に 出て る みたいだ し 。

ふ ~ ん …。 どうして ?

昨日 カカシ の 噂 を 聞いた んだ 。

あんまり いい 噂 じゃ なかった けど 。

前 に 見かけた とき に は ずいぶん 雰囲気 が 変わって たし 。

もしかしたら お 父さん の こと が 関係 して る の かも …。

何 か 知って る の か ?

う うん 。

そ っか …。

じゃあ ね オビト 。

また 明日 。 おう 。

カカシ …。

よう カカシ ! 元気に して ん の か ?

いろいろ 評判 は 聞いて る ぜ 。

活躍 して る みたいだ な 。

何 か あった の か ? 心配事 なら …。

お前 に 心配 して もらう ほど 落ちぶれちゃ い ない 。

お前 …。

俺 に かまう な 。

カカシ …。

♪♪~

見つけた オビト !

ん ? リン !

うわ っ ! あっ !

大丈夫 ?

ハハハッ … ちょっと 滑 っち まった 。

大丈夫 大丈夫 。

こんな 雨 な のに 修業 して た んだ 。

あぁ 。 アイツ に 追いつく に は →

もっと 努力 し ねえ と って 思って 。

アイツ ? カカシ だ よ 。

いつか ギャフン と 言わ せ たい んだ 。

じゃ なくちゃ 火影 に なんて なれる わけ ねえ し …。

それ に アイツ は もう 任務 だって こなして る 。

だから もっと 努力 し ねえ と →

どんどん 離さ れて っち まう から さ 。

その 意気 よ 。 頑張れ オビト !

あぁ !

( ノック )

( ミナト ) 失礼 し ます 。

( ミナト ) お呼び です か ?

お前 に 頼み たい こと が ある 。

はたけ カカシ は 優秀な 忍 だ 。

しかし ル ー ル に 厳密な あまり 配属 さ れた どの 班 でも →

先輩 や 同僚 と ぶつかり 問題 を 起こす 。

いかに 技 が 優れて いよう が →

人間 と して は まだまだ 未熟だ 。

ル ー ル を 破り 仲間 を 守った ため →

自ら 命 を 絶った 父親 の 死 が 影 を 落として いる のだろう 。

それ で 私 に 預かれ と 。

や ばい や ばい や ばい !

はっ …。

うわ っ !

信じ られ ない !

入学 式 に も 卒業 式 に も 遅れて くる なんて …。

もう 終わっちゃ った よ 卒業 式 。

だって おばあ ちゃん が よ ぉ …。

オビト おばあ ちゃん の 遭遇 確率 高く ない ?

まあ なんか 最近 待ち伏せ さ れて る から な 。

( リン ) もう それ 確信 犯 じゃ ない !

もう …。

ほら ! こっち 来て 。

( リン ) 卒業 証書 うち は オビト 。

木 ノ 葉 隠れ 忍者 アカデミ ー の 卒業 を 証する 。

それ と 雨 の 日 も 風 の 日 も →

よく ここ まで 修業 と 努力 を 続け ました 。

はい ! 卒業 おめでとう !

リン …。

ありがとう リン 。

みんな い ねえ けど →

火影 の じいちゃん に 渡さ れる より ずっと 嬉しい や 。

これ で 私 たち は 下 忍 なんだ から シャン と して よ 。

ああ わかって る 。 あっ そう いえば →

下 忍 に なったら スリ ー マンセル で 任務 に つく んだ ろ ?

その 組 み分け って もう 発表 さ れた の ?

ええ さ れた わ よ 。

それ で 俺 と リン は ?

それ が …。

まさか … 別 ?

残念 ながら 一緒の 班 よ 。 ウソッ !

ホント ! また オビト の 面倒 みる 羽目 に なる なんて …。

《 やった ! やった !》

あっ !

それ で もう 一 人 は ?

それ が ね …。

遅い ぞ オビト 。 やっと 来た ね 。

キミ が オビト か 。 待って たよ 。

ハァ … ギリ か 。

大 遅刻 だ よ 。

今日 から キミ の 上司 に なる ミナト だ よろしく 。

おう !

ともかく 4 人 で 最初の 演習 を やる よ 。

は はい !

この 演習 は キミ たち の チ ー ムワ ー ク を 見る ため だ 。

チ ー ムワ ー ク ?

やって もらう の は これ 。

ハァ …。 ハァ ハァ …。

ハァ ー ッ !

みんな 合格 だ 。

では 明日 から 早速 任務 に ついて もらう 。

よっ しゃ ! 実戦 で 俺 の 実力 見せて やる ぜ !

と は 言って も 最初 は 里 の 中 の 任務 だ けど ね 。

ペット 探し と か 落とし物 を みつける と か 。

う ぅ … それ って 雑用 じゃ ん 。

雑用 でも 任務 は 任務 だ よ 。

それ を ちゃんと こなせたら もっと 重要な 任務 に つける よ 。

カカシ は もう 何度 も 実戦 に 出て る から →

今更 そんな 任務 は 不満 かも しれ ない けど →

しっかり やって ね 。

よし ! カカシ 勝負 だ ! は ぁ ?

明日 から の 任務 どっち が 多く こなせる か 。

くだら ん 。 勝手に やれ 。

逃げる の か ? なに !?

いない 。

い ない な …。

いた ? いない 。

こっち も い ない 。 案外 ペット 探し って 大変 。

だが この 程度 の 任務 も こなせ なきゃ →

いつまで 経って も 俺 たち は 本当の 任務 に 出して もらえ ない 。

そう いえば オビト は どこ だ ?

全部 1 人 で 解決 する って 張り切って →

ど っか 行っちゃ った けど …。

本当に 俺 に 勝てる つもりで いる の か ?

♪♪~

や ぁ オビト ちゃん !

その 猫 なら この先 の 屋根 で ひなたぼっこ して たよ 。

オビト ちゃん それ なら 公園 の ベンチ に 置いて あった よ 。

そう そう いい お茶 菓子 もらった から →

お土産 に あげる よ !

ニャ ー ン 。

ヘヘヘ 猫 探し に 落とし物 探し →

ばあちゃん たち が 協力 して くれて →

片づ い ちった ! それ に お土産 も 。

すごい オビト の おばあ ちゃん 人気 !

伊達に 毎日 遅刻 して る わけじゃ なかった の ね 。

情け は 人 の ため なら ず 。

今回 は オビト の 日々 の 行動 が 役 に 立った んだ ね 。

どう だ カカシ !

ふむ … たった 一 日 で →

里 の 雑用 依頼 が 全部 消えて しまった わ い 。

( オビト ) だ ろ !? 俺 は 火影 に なる 男 だ から よ !

この 程度 は 当然だ ぜ !

( ミナト ) 火影 様 どうやら 彼ら は →

我々 が 思った より はるかに 優秀な ようです 。

そう じゃ の 。

カカシ は 実戦 の 任務 経験 も 豊富だ し →

明日 から の お前 の 任務 に 同行 さ せて みる か 。

ミナト 先生 の 任務 ?

それ って ホント の 実戦 か !?

そう じゃ 。 ミナト 指名 の 任務 が 入って おる 。

任務 と いって も C ランク だ よ 。

危険 が まったく ない と 言ったら ウソ だ けど かなり 低い 。

ミナト の 任務 の 間 →

お前たち に は 里 の 残り の 雑用 を 頼もう か と 思って おった が →

その 雑用 が なくなって は のう 。

かといって 遊ば せて おく わけに も いか ん しな 。

よっ しゃ ~! これ で 私 たち も →

本格 的に 任務 開始 ね !

じゃあ みんな 明日 から 頼んだ よ !

(3 人 ) はい !

( オビト ) どう だ ? カカシ 。

少し は 俺 に 感謝 しろ よ 。

俺 の おかげ で 雑用 から 解放 さ れた んだ から な 。

カカシ オビト の こと 怒ら ないで ね 。

オビト は ずっと カカシ の こと 気 に して た んだ よ 。

カカシ が 変わった 気 が する って …。

な … 何 言いだす んだ よ リン !

だって 本当の こと でしょう ?

それ に カカシ は いつでも 俺 の 前 を 行って る 。

だから それ に 追いつく ん だって ずっと 1 人 で 修業 して た じゃ ない 。

い … 言って ねえ し !! して ねえ し ! 気のせい だし !!

はい 仲直り の 握手 。 みんな 同じ チ ー ム なんだ から 。

誰 が コイツ と 握手 なんて …。

もう … しようがない わ ね 。

じゃ 私 が 2 人 を つなぐ わ 。

(( ミナト : いい かい ? 今回 の 任務 は 他 里 の 忍 の 護衛 だ 。

その 1 人 が 密 書 を 持って いる 。

つまり それ を 守る わけだ ね 。

依頼 の 里 から も 3 人 の 護衛 が つく 。

万が一 戦闘 に なったら →

キミ たち は 第 一 に 身 の 安全 を はかって ほしい 。

わかった ね ?))

よ ~ し ! この 任務 で 大 活躍 して 一気に 火影 に なって やる ぜ !

そんな 簡単に なれる わけない でしょ 。

オビト お前 は ミナト 先生 の 話 を 聞いて なかった の か ?

俺 たち の バトル は なし だ 。

それ に ミナト 先生 が いる のに 俺 たち が 戦って も 足手まといだ 。

あの 先生 そんな すげ ぇの か ?

木 ノ 葉 の 黄色い 閃光 を 知ら ない の か ?

私 聞いた こと が ある わ 。

他の 里 に も 名 が とどろいて る すごい 忍 だって 。

( カカシ ) 波風 ミナト 次期 火影 と 噂 さ れる 人 だ 。

マジ !? 俺 たち そんな すげ ぇ 人 に 教わって る の ?

なんか やる 気 出て きた ぜ !!

ああ … 早く 敵 襲って こ ねえ かな 。

った く …。

なぁ 木 ノ 葉 の 黄色い 閃光 と 木 ノ 葉 の 白い 牙 。

どっち が 強い の か な ?

えっ ? オ … オビト 。

木 ノ 葉 の 里 に は 白い 牙 って 呼ば れた 英雄 が いた らしい ぜ 。

里 を 守って 殉職 しち まった らしい けど …。

知ら ない の か ?

知ら ん 。 ん … カカシ ?

何 だ アイツ 。

《 ん … どうも 様子 が おかしい ね 。

囲ま れて いる 。 しかも 相当な 数 。 どういう こと だ ?

任務 ランク と は 明らかに 違う 危険 度 。

ここ で 食い止め なければ 更に 囲ま れる 。

彼ら を 連れて きた の は まずかった な 。

頼り に なる の は … 彼 なら 1 人 は 守れる 。

あと 1 人 は 俺 が 守る しか ない か 》

( ミナト ) みんな 聞いて くれ 。

( オビト ) 何 だ よ 先生 。

どうやら 後方 から 敵 が 迫って いる 。

マジ !? やる の ?

オビト これ は 遊び じゃ ない 。

あ はい …。

かなり の 数 が いる 。

俺 と オビト は ここ から 戻って 追っ手 を 撃退 する 。

カカシ と リン の 2 人 は その 間 に 任務 を 果たせ 。

お前たち が 逃げのびる の が 最 優先 だ !

(2 人 ) はい !

じゃあ いくよ オビト ! ラジャ !

なんだ よ ミナト 先生 。 カカシ じゃ なくて 俺 を 選ぶ なんて 。

ヘヘッ 結局 俺 の こと を →

頼り に して る って こと じゃ ねえ か 。

オビト バトル は せ ず に 囮 に なる つもりで →

敵 を 本隊 から 引き離す んだ 。

わかって る って !

火 遁 豪 火 球 の 術 !

お っ やる ね 。

毎日 の 修業 は 伊達じゃ ない ぜ 。

俺 が 全員 ぶ っ 倒して やる !

調子 に 乗ら ない ! バトル は せ ず に …。

あっ !

オビト !

邪魔だ !

《 強 ぇ 》

ガキ が ! その 程度 で 俺 に 勝てる つもり か !

《 クソッ こんな ところ で 負けて たまる か よ 》

俺 は !

火影 に なる 男 だ !

うわ っ !

《 やった 》

あ … 影 分身 。

もらった !

や べ え …。

うわ っ …。

大丈夫 かい ?

ミナト 先生 。

《 これ は まずい ね …》

きた か … リン 先行 しろ 。 わかった 。

し まっ …。 う っ …。

あ ~ っ !

あっ ! カカシ 助け ない と 。

今 なら まだ ミナト 先生 の ところ へ すぐに 戻って 知らせれば …。

ダメ だ 。 任務 の 遂行 が 忍 の 掟 だ 。

カカシ 。 走れ 逃げる の を 優先 しろ 。

森 を 抜ければ 里 は 近い 。

そこ まで 行けば ヤツ ら は 追って こ ない はずだ 。

わかった 。

ここ まで 来れば 大丈夫だろう 。

オビト は ? 先生 が ついて る 。

きっと 無事だ 。

ありがとう 。 さすが 黄色い 閃光 の 部隊 だ 。

キミ たち の おかげ で 無事に 密 書 は 届け られる 。

いえ 残念 ながら 1 人 の 犠牲 者 が 出 ました が …。

それ は しかたがない こと だ 。

だが …。 犠牲 者 は →

それ だけ じゃ 済まない が な ! うわ っ !

なに !

どういう こと ?

お お前 ら が 裏切り者 か …。

お前たち が 任務 の 遂行 に こだわって くれた おかげ で →

こっち の 任務 も やり やすく なった 。

黄色い 閃光 も これ だけ 離れれば すぐに は 来 ない 。

悪い が お前たち も ここ で 死んで もらう !

くっ …。 そんな …。

( 汽笛 )

< 夜 の 港 に 影 が 浮かぶ 。

潮 の 香り に 紛れて 消えた あの 人 の 影 >

< 群れ に はぐれた 海鳥 が かすれた 声 で 鳴いて いる 。


NARUTO - ナルト - 疾風 伝 - シーズン 20 - 416 - 結成 ・ ミナト 班 ||しっぷう|つたい|しーずん|けっせい|みなと|はん Naruto Shippuden - Season 20 - 416 - Formation, Minato Team

ふざける な あの 野郎 ! |||やろう

あんな ヤツ と 一緒に やって られる かよ ! |||いっしょに|||

そう 怒る な 。 カカシ は もう 班 を 離れる んだ から 。 |いかる|||||はん||はなれる||

けど よ …。

( オビト ) あの すみません 。

カカシ って はたけ カカシ の こと です か ?

は ? 誰 だ ? お前 。 |だれ||おまえ

俺 アカデミ ー で カカシ と 一緒だった んです 。 おれ||||||いっしょだった|ん です

へ ぇ … じゃあ 友達 か ? |||ともだち|

あ いえ … 友達 って ほど じゃ 。 ||ともだち|||

や な ヤツ だろう ? え ?

あんな ヤツ と 一緒じゃ 任務 なんて でき ねえ よ 。 |||いっしょじゃ|にんむ||||

任務 …。 にんむ

《 そ っか 。 カカシ は もう 任務 に 出て る の か …》 |||||にんむ||でて|||

何 か あった んです か ? なん|||ん です|

あの 野郎 仲間 が ケガ した って → |やろう|なかま||||

敵 の 中 に 取り残さ れた って → てき||なか||とりのこさ||

お構いなしに 任務 を 優先 さ せ や がる 。 おかまいなしに|にんむ||ゆうせん||||

あれ じゃ 仲間 なんて やって られ ねえ よ 。 ||なかま|||||

お前 も アイツ と 組む こと に なったら 気 を つける んだ な 。 おまえ||||くむ||||き||||

《 任務 を … 優先 ?》 にんむ||ゆうせん

(( カカシ : 仲間 は 絶対 に 助ける 。 それ が 俺 の 流儀 だ )) |なかま||ぜったい||たすける|||おれ||りゅうぎ|

《 アイツ が …。

そんな …》

( チャイム )

なぁ リン 。 最近 カカシ に 会った ? ||さいきん|||あった

( リン ) う うん 。 街 で ちょっと 見かける くらい かな 。 |||がい|||みかける||

ずっと 任務 で 里 の 外 に 出て る みたいだ し 。 |にんむ||さと||がい||でて|||

ふ ~ ん …。 どうして ?

昨日 カカシ の 噂 を 聞いた んだ 。 きのう|||うわさ||きいた|

あんまり いい 噂 じゃ なかった けど 。 ||うわさ|||

前 に 見かけた とき に は ずいぶん 雰囲気 が 変わって たし 。 ぜん||みかけた|||||ふんいき||かわって|

もしかしたら お 父さん の こと が 関係 して る の かも …。 ||とうさん||||かんけい||||

何 か 知って る の か ? なん||しって|||

う うん 。

そ っか …。

じゃあ ね オビト 。

また 明日 。 おう 。 |あした|

カカシ …。

よう カカシ ! 元気に して ん の か ? ||げんきに||||

いろいろ 評判 は 聞いて る ぜ 。 |ひょうばん||きいて||

活躍 して る みたいだ な 。 かつやく||||

何 か あった の か ? 心配事 なら …。 なん|||||しんぱいごと|

お前 に 心配 して もらう ほど 落ちぶれちゃ い ない 。 おまえ||しんぱい||||おちぶれちゃ||

お前 …。 おまえ

俺 に かまう な 。 おれ|||

カカシ …。

♪♪~

見つけた オビト ! みつけた|

ん ? リン !

うわ っ ! あっ !

大丈夫 ? だいじょうぶ

ハハハッ … ちょっと 滑 っち まった 。 ||すべ||

大丈夫 大丈夫 。 だいじょうぶ|だいじょうぶ

こんな 雨 な のに 修業 して た んだ 。 |あめ|||しゅぎょう|||

あぁ 。 アイツ に 追いつく に は → |||おいつく||

もっと 努力 し ねえ と って 思って 。 |どりょく|||||おもって

アイツ ? カカシ だ よ 。

いつか ギャフン と 言わ せ たい んだ 。 |||いわ|||

じゃ なくちゃ 火影 に なんて なれる わけ ねえ し …。 ||ほかげ||||||

それ に アイツ は もう 任務 だって こなして る 。 |||||にんむ|||

だから もっと 努力 し ねえ と → ||どりょく|||

どんどん 離さ れて っち まう から さ 。 |はなさ|||||

その 意気 よ 。 頑張れ オビト ! |いき||がんばれ|

あぁ !

( ノック )

( ミナト ) 失礼 し ます 。 |しつれい||

( ミナト ) お呼び です か ? |および||

お前 に 頼み たい こと が ある 。 おまえ||たのみ||||

はたけ カカシ は 優秀な 忍 だ 。 |||ゆうしゅうな|おし|

しかし ル ー ル に 厳密な あまり 配属 さ れた どの 班 でも → |||||げんみつな||はいぞく||||はん|

先輩 や 同僚 と ぶつかり 問題 を 起こす 。 せんぱい||どうりょう|||もんだい||おこす

いかに 技 が 優れて いよう が → |わざ||すぐれて||

人間 と して は まだまだ 未熟だ 。 にんげん|||||みじゅくだ

ル ー ル を 破り 仲間 を 守った ため → ||||やぶり|なかま||まもった|

自ら 命 を 絶った 父親 の 死 が 影 を 落として いる のだろう 。 おのずから|いのち||たった|ちちおや||し||かげ||おとして||

それ で 私 に 預かれ と 。 ||わたくし||あずかれ|

や ばい や ばい や ばい !

はっ …。

うわ っ !

信じ られ ない ! しんじ||

入学 式 に も 卒業 式 に も 遅れて くる なんて …。 にゅうがく|しき|||そつぎょう|しき|||おくれて||

もう 終わっちゃ った よ 卒業 式 。 |おわっちゃ|||そつぎょう|しき

だって おばあ ちゃん が よ ぉ …。

オビト おばあ ちゃん の 遭遇 確率 高く ない ? ||||そうぐう|かくりつ|たかく|

まあ なんか 最近 待ち伏せ さ れて る から な 。 ||さいきん|まちぶせ|||||

( リン ) もう それ 確信 犯 じゃ ない ! |||かくしん|はん||

もう …。

ほら ! こっち 来て 。 ||きて

( リン ) 卒業 証書 うち は オビト 。 |そつぎょう|しょうしょ|||

木 ノ 葉 隠れ 忍者 アカデミ ー の 卒業 を 証する 。 き||は|かくれ|にんじゃ||||そつぎょう||しょうする

それ と 雨 の 日 も 風 の 日 も → ||あめ||ひ||かぜ||ひ|

よく ここ まで 修業 と 努力 を 続け ました 。 |||しゅぎょう||どりょく||つづけ|

はい ! 卒業 おめでとう ! |そつぎょう|

リン …。

ありがとう リン 。

みんな い ねえ けど →

火影 の じいちゃん に 渡さ れる より ずっと 嬉しい や 。 ほかげ||||わたさ||||うれしい|

これ で 私 たち は 下 忍 なんだ から シャン と して よ 。 ||わたくし|||した|おし||||||

ああ わかって る 。 あっ そう いえば →

下 忍 に なったら スリ ー マンセル で 任務 に つく んだ ろ ? した|おし|||||||にんむ||||

その 組 み分け って もう 発表 さ れた の ? |くみ|み わけ|||はっぴょう|||

ええ さ れた わ よ 。

それ で 俺 と リン は ? ||おれ|||

それ が …。

まさか … 別 ? |べつ

残念 ながら 一緒の 班 よ 。 ウソッ ! ざんねん||いっしょの|はん||

ホント ! また オビト の 面倒 みる 羽目 に なる なんて …。 ||||めんどう||はめ|||

《 やった ! やった !》

あっ !

それ で もう 一 人 は ? |||ひと|じん|

それ が ね …。

遅い ぞ オビト 。 やっと 来た ね 。 おそい||||きた|

キミ が オビト か 。 待って たよ 。 ||||まって|

ハァ … ギリ か 。

大 遅刻 だ よ 。 だい|ちこく||

今日 から キミ の 上司 に なる ミナト だ よろしく 。 きょう||||じょうし|||||

おう !

ともかく 4 人 で 最初の 演習 を やる よ 。 |じん||さいしょの|えんしゅう|||

は はい !

この 演習 は キミ たち の チ ー ムワ ー ク を 見る ため だ 。 |えんしゅう|||||||||||みる||

チ ー ムワ ー ク ?

やって もらう の は これ 。

ハァ …。 ハァ ハァ …。

ハァ ー ッ !

みんな 合格 だ 。 |ごうかく|

では 明日 から 早速 任務 に ついて もらう 。 |あした||さっそく|にんむ|||

よっ しゃ ! 実戦 で 俺 の 実力 見せて やる ぜ ! ||じっせん||おれ||じつりょく|みせて||

と は 言って も 最初 は 里 の 中 の 任務 だ けど ね 。 ||いって||さいしょ||さと||なか||にんむ|||

ペット 探し と か 落とし物 を みつける と か 。 |さがし|||おとしもの||||

う ぅ … それ って 雑用 じゃ ん 。 ||||ざつよう||

雑用 でも 任務 は 任務 だ よ 。 ざつよう||にんむ||にんむ||

それ を ちゃんと こなせたら もっと 重要な 任務 に つける よ 。 |||||じゅうような|にんむ|||

カカシ は もう 何度 も 実戦 に 出て る から → |||なんど||じっせん||でて||

今更 そんな 任務 は 不満 かも しれ ない けど → いまさら||にんむ||ふまん||||

しっかり やって ね 。

よし ! カカシ 勝負 だ ! は ぁ ? ||しょうぶ|||

明日 から の 任務 どっち が 多く こなせる か 。 あした|||にんむ|||おおく||

くだら ん 。 勝手に やれ 。 ||かってに|

逃げる の か ? なに !? にげる|||

いない 。

い ない な …。

いた ? いない 。

こっち も い ない 。 案外 ペット 探し って 大変 。 ||||あんがい||さがし||たいへん

だが この 程度 の 任務 も こなせ なきゃ → ||ていど||にんむ|||

いつまで 経って も 俺 たち は 本当の 任務 に 出して もらえ ない 。 |たって||おれ|||ほんとうの|にんむ||だして||

そう いえば オビト は どこ だ ?

全部 1 人 で 解決 する って 張り切って → ぜんぶ|じん||かいけつ|||はりきって

ど っか 行っちゃ った けど …。 ||おこなっちゃ||

本当に 俺 に 勝てる つもりで いる の か ? ほんとうに|おれ||かてる||||

♪♪~

や ぁ オビト ちゃん !

その 猫 なら この先 の 屋根 で ひなたぼっこ して たよ 。 |ねこ||このさき||やね||||

オビト ちゃん それ なら 公園 の ベンチ に 置いて あった よ 。 ||||こうえん||||おいて||

そう そう いい お茶 菓子 もらった から → |||おちゃ|かし||

お土産 に あげる よ ! おみやげ|||

ニャ ー ン 。

ヘヘヘ 猫 探し に 落とし物 探し → |ねこ|さがし||おとしもの|さがし

ばあちゃん たち が 協力 して くれて → |||きょうりょく||

片づ い ちった ! それ に お土産 も 。 かたづ|||||おみやげ|

すごい オビト の おばあ ちゃん 人気 ! |||||にんき

伊達に 毎日 遅刻 して る わけじゃ なかった の ね 。 だてに|まいにち|ちこく||||||

情け は 人 の ため なら ず 。 なさけ||じん||||

今回 は オビト の 日々 の 行動 が 役 に 立った んだ ね 。 こんかい||||ひび||こうどう||やく||たった||

どう だ カカシ !

ふむ … たった 一 日 で → ||ひと|ひ|

里 の 雑用 依頼 が 全部 消えて しまった わ い 。 さと||ざつよう|いらい||ぜんぶ|きえて|||

( オビト ) だ ろ !? 俺 は 火影 に なる 男 だ から よ ! |||おれ||ほかげ|||おとこ|||

この 程度 は 当然だ ぜ ! |ていど||とうぜんだ|

( ミナト ) 火影 様 どうやら 彼ら は → |ほかげ|さま||かれら|

我々 が 思った より はるかに 優秀な ようです 。 われわれ||おもった|||ゆうしゅうな|よう です

そう じゃ の 。

カカシ は 実戦 の 任務 経験 も 豊富だ し → ||じっせん||にんむ|けいけん||ほうふだ|

明日 から の お前 の 任務 に 同行 さ せて みる か 。 あした|||おまえ||にんむ||どうこう||||

ミナト 先生 の 任務 ? |せんせい||にんむ

それ って ホント の 実戦 か !? ||||じっせん|

そう じゃ 。 ミナト 指名 の 任務 が 入って おる 。 |||しめい||にんむ||はいって|

任務 と いって も C ランク だ よ 。 にんむ|||||||

危険 が まったく ない と 言ったら ウソ だ けど かなり 低い 。 きけん|||||いったら|||||ひくい

ミナト の 任務 の 間 → ||にんむ||あいだ

お前たち に は 里 の 残り の 雑用 を 頼もう か と 思って おった が → おまえたち|||さと||のこり||ざつよう||たのもう|||おもって||

その 雑用 が なくなって は のう 。 |ざつよう||||

かといって 遊ば せて おく わけに も いか ん しな 。 |あそば|||||||

よっ しゃ ~! これ で 私 たち も → ||||わたくし||

本格 的に 任務 開始 ね ! ほんかく|てきに|にんむ|かいし|

じゃあ みんな 明日 から 頼んだ よ ! ||あした||たのんだ|

(3 人 ) はい ! じん|

( オビト ) どう だ ? カカシ 。

少し は 俺 に 感謝 しろ よ 。 すこし||おれ||かんしゃ||

俺 の おかげ で 雑用 から 解放 さ れた んだ から な 。 おれ||||ざつよう||かいほう|||||

カカシ オビト の こと 怒ら ないで ね 。 ||||いから||

オビト は ずっと カカシ の こと 気 に して た んだ よ 。 ||||||き|||||

カカシ が 変わった 気 が する って …。 ||かわった|き|||

な … 何 言いだす んだ よ リン ! |なん|いいだす|||

だって 本当の こと でしょう ? |ほんとうの||

それ に カカシ は いつでも 俺 の 前 を 行って る 。 |||||おれ||ぜん||おこなって|

だから それ に 追いつく ん だって ずっと 1 人 で 修業 して た じゃ ない 。 |||おいつく||||じん||しゅぎょう||||

い … 言って ねえ し !! して ねえ し ! 気のせい だし !! |いって||||||きのせい|

はい 仲直り の 握手 。 みんな 同じ チ ー ム なんだ から 。 |なかなおり||あくしゅ||おなじ|||||

誰 が コイツ と 握手 なんて …。 だれ||||あくしゅ|

もう … しようがない わ ね 。 |しようが ない||

じゃ 私 が 2 人 を つなぐ わ 。 |わたくし||じん|||

(( ミナト : いい かい ? 今回 の 任務 は 他 里 の 忍 の 護衛 だ 。 |||こんかい||にんむ||た|さと||おし||ごえい|

その 1 人 が 密 書 を 持って いる 。 |じん||みつ|しょ||もって|

つまり それ を 守る わけだ ね 。 |||まもる||

依頼 の 里 から も 3 人 の 護衛 が つく 。 いらい||さと|||じん||ごえい||

万が一 戦闘 に なったら → まんがいち|せんとう||

キミ たち は 第 一 に 身 の 安全 を はかって ほしい 。 |||だい|ひと||み||あんぜん|||

わかった ね ?))

よ ~ し ! この 任務 で 大 活躍 して 一気に 火影 に なって やる ぜ ! |||にんむ||だい|かつやく||いっきに|ほかげ||||

そんな 簡単に なれる わけない でしょ 。 |かんたんに|||

オビト お前 は ミナト 先生 の 話 を 聞いて なかった の か ? |おまえ|||せんせい||はなし||きいて|||

俺 たち の バトル は なし だ 。 おれ||||||

それ に ミナト 先生 が いる のに 俺 たち が 戦って も 足手まといだ 。 |||せんせい||||おれ|||たたかって||あしでまといだ

あの 先生 そんな すげ ぇの か ? |せんせい||||

木 ノ 葉 の 黄色い 閃光 を 知ら ない の か ? き||は||きいろい|せんこう||しら|||

私 聞いた こと が ある わ 。 わたくし|きいた||||

他の 里 に も 名 が とどろいて る すごい 忍 だって 。 たの|さと|||な|||||おし|

( カカシ ) 波風 ミナト 次期 火影 と 噂 さ れる 人 だ 。 |なみかぜ||じき|ほかげ||うわさ|||じん|

マジ !? 俺 たち そんな すげ ぇ 人 に 教わって る の ? |おれ|||||じん||おそわって||

なんか やる 気 出て きた ぜ !! ||き|でて||

ああ … 早く 敵 襲って こ ねえ かな 。 |はやく|てき|おそって|||

った く …。

なぁ 木 ノ 葉 の 黄色い 閃光 と 木 ノ 葉 の 白い 牙 。 |き||は||きいろい|せんこう||き||は||しろい|きば

どっち が 強い の か な ? ||つよい|||

えっ ? オ … オビト 。

木 ノ 葉 の 里 に は 白い 牙 って 呼ば れた 英雄 が いた らしい ぜ 。 き||は||さと|||しろい|きば||よば||えいゆう||||

里 を 守って 殉職 しち まった らしい けど …。 さと||まもって|じゅんしょく||||

知ら ない の か ? しら|||

知ら ん 。 ん … カカシ ? しら|||

何 だ アイツ 。 なん||

《 ん … どうも 様子 が おかしい ね 。 ||ようす|||

囲ま れて いる 。 しかも 相当な 数 。 どういう こと だ ? かこま||||そうとうな|すう|||

任務 ランク と は 明らかに 違う 危険 度 。 にんむ||||あきらかに|ちがう|きけん|たび

ここ で 食い止め なければ 更に 囲ま れる 。 ||くいとめ||さらに|かこま|

彼ら を 連れて きた の は まずかった な 。 かれら||つれて|||||

頼り に なる の は … 彼 なら 1 人 は 守れる 。 たより|||||かれ||じん||まもれる

あと 1 人 は 俺 が 守る しか ない か 》 |じん||おれ||まもる|||

( ミナト ) みんな 聞いて くれ 。 ||きいて|

( オビト ) 何 だ よ 先生 。 |なん|||せんせい

どうやら 後方 から 敵 が 迫って いる 。 |こうほう||てき||せまって|

マジ !? やる の ?

オビト これ は 遊び じゃ ない 。 |||あそび||

あ はい …。

かなり の 数 が いる 。 ||すう||

俺 と オビト は ここ から 戻って 追っ手 を 撃退 する 。 おれ||||||もどって|おって||げきたい|

カカシ と リン の 2 人 は その 間 に 任務 を 果たせ 。 ||||じん|||あいだ||にんむ||はたせ

お前たち が 逃げのびる の が 最 優先 だ ! おまえたち||にげのびる|||さい|ゆうせん|

(2 人 ) はい ! じん|

じゃあ いくよ オビト ! ラジャ !

なんだ よ ミナト 先生 。 カカシ じゃ なくて 俺 を 選ぶ なんて 。 |||せんせい||||おれ||えらぶ|

ヘヘッ 結局 俺 の こと を → |けっきょく|おれ|||

頼り に して る って こと じゃ ねえ か 。 たより||||||||

オビト バトル は せ ず に 囮 に なる つもりで → ||||||おとり|||

敵 を 本隊 から 引き離す んだ 。 てき||ほんたい||ひきはなす|

わかって る って !

火 遁 豪 火 球 の 術 ! ひ|とん|たけし|ひ|たま||じゅつ

お っ やる ね 。

毎日 の 修業 は 伊達じゃ ない ぜ 。 まいにち||しゅぎょう||だてじゃ||

俺 が 全員 ぶ っ 倒して やる ! おれ||ぜんいん|||たおして|

調子 に 乗ら ない ! バトル は せ ず に …。 ちょうし||のら||||||

あっ !

オビト !

邪魔だ ! じゃまだ

《 強 ぇ 》 つよ|

ガキ が ! その 程度 で 俺 に 勝てる つもり か ! |||ていど||おれ||かてる||

《 クソッ こんな ところ で 負けて たまる か よ 》 ||||まけて|||

俺 は ! おれ|

火影 に なる 男 だ ! ほかげ|||おとこ|

うわ っ !

《 やった 》

あ … 影 分身 。 |かげ|ぶんしん

もらった !

や べ え …。

うわ っ …。

大丈夫 かい ? だいじょうぶ|

ミナト 先生 。 |せんせい

《 これ は まずい ね …》

きた か … リン 先行 しろ 。 わかった 。 |||せんこう||

し まっ …。 う っ …。

あ ~ っ !

あっ ! カカシ 助け ない と 。 ||たすけ||

今 なら まだ ミナト 先生 の ところ へ すぐに 戻って 知らせれば …。 いま||||せんせい|||||もどって|しらせれば

ダメ だ 。 任務 の 遂行 が 忍 の 掟 だ 。 ||にんむ||すいこう||おし||おきて|

カカシ 。 走れ 逃げる の を 優先 しろ 。 |はしれ|にげる|||ゆうせん|

森 を 抜ければ 里 は 近い 。 しげる||ぬければ|さと||ちかい

そこ まで 行けば ヤツ ら は 追って こ ない はずだ 。 ||いけば||||おって|||

わかった 。

ここ まで 来れば 大丈夫だろう 。 ||くれば|だいじょうぶだろう

オビト は ? 先生 が ついて る 。 ||せんせい|||

きっと 無事だ 。 |ぶじだ

ありがとう 。 さすが 黄色い 閃光 の 部隊 だ 。 ||きいろい|せんこう||ぶたい|

キミ たち の おかげ で 無事に 密 書 は 届け られる 。 |||||ぶじに|みつ|しょ||とどけ|

いえ 残念 ながら 1 人 の 犠牲 者 が 出 ました が …。 |ざんねん||じん||ぎせい|もの||だ||

それ は しかたがない こと だ 。 ||しかたが ない||

だが …。 犠牲 者 は → |ぎせい|もの|

それ だけ じゃ 済まない が な ! うわ っ ! |||すまない||||

なに !

どういう こと ?

お お前 ら が 裏切り者 か …。 |おまえ|||うらぎりもの|

お前たち が 任務 の 遂行 に こだわって くれた おかげ で → おまえたち||にんむ||すいこう|||||

こっち の 任務 も やり やすく なった 。 ||にんむ||||

黄色い 閃光 も これ だけ 離れれば すぐに は 来 ない 。 きいろい|せんこう||||はなれれば|||らい|

悪い が お前たち も ここ で 死んで もらう ! わるい||おまえたち||||しんで|

くっ …。 そんな …。

( 汽笛 ) きてき

< 夜 の 港 に 影 が 浮かぶ 。 よ||こう||かげ||うかぶ

潮 の 香り に 紛れて 消えた あの 人 の 影 > しお||かおり||まぎれて|きえた||じん||かげ

< 群れ に はぐれた 海鳥 が かすれた 声 で 鳴いて いる 。 むれ|||うみどり|||こえ||ないて|