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ナルト- 疾風伝 (Naruto), NARUTO -ナルト- 疾風伝 - シーズン2 - 048 - つながり

NARUTO -ナルト - 疾風 伝 - シーズン 2 - 048 - つながり

♪♪~

( ヤマト ) やっぱり ここ だった ね 。

♪♪~

( サイ ) さすが は 火影 直属 の 暗部 です ね 。

♪♪~

あの 死体 で 騙せ ない なんて …。

どういう こと か 詳しく 聞こう か ?

♪♪~

( ナルト ) テメエ は ! なんで オレ たち を 裏切った !?

ここ で あんまり 騒が ない ほう が いい よ 。

厄介な こと に なる から …。

クッ ! この やろう …!

( サクラ ) ナルト !

♪♪~

ほら … これ …。

アンタ のでしょう ?

♪♪~

( サイ ) ありがとう …。

ダンゾウ から の 命令 な んでしょう ?

ダンゾウ は 大 蛇 丸 と 組んで ➡

何 か を しよう と して る 。

( サクラ ) その ダンゾウ と 大 蛇 丸 の パイプ 役 に あなた が 選ば れた 。

何 を たくらんで る の !?

♪♪~

( ヤマト ) 大 蛇 丸 と もう 一 度 …➡

木 ノ 葉 崩し を 企てて る ね ?

そう だろう ?

♪♪~

いえ … 違 いま …。

お前 の 笑顔 は ウソ だって すぐに わかる !

お前 の 言って る こと も ウソ は すぐ わかん だって ば よ !

♪♪~

あなた たち に ボク が 見つかって しまった 時点 で ➡

ボク の 任務 は 失敗 って こと に なり ます ね 。

( サイ ) ボク 1 人 で あなた たち 全員 は 始末 でき ませ ん し …。

それ に … そこ まで わかって る なら ➡

隠して も しかたない で すね …。

その とおり です よ 。

ボク たち は 今 の 木 ノ 葉 を 潰す 。

なんだ と !?

木 ノ 葉 を 潰す ため に 大 蛇 丸 に 取り入り ➡

結託 の きっかけ 作り を する の が ➡

ボク に 与え られた 本当の 任務 です 。

お前 ! 自分 が な に 言って ん の か わかって ん の か !?

そんな こと …! それ だけ じゃ ない 。

♪♪~

大 蛇 丸 の 情報 を こっそり ダンゾウ 様 に 送る 役目 …。

つまり … スパイ と して の 任務 も おびて る んです よ 。

その 調子 で 続けろ 。

隠して る こと は 全部 吐く んだ 。

( サクラ ) それ って 要するに …➡

大 蛇 丸 相手 に 結託 を 申し入れ つつ ➡

出し抜こう って わけ ?

そんな 危ない 役目 を …。

木 ノ 葉 が 潰れれば ➡

大 蛇 丸 は 必ず 裏切って くる だろう から ね …。

いつでも こちら が 優位に 立てる ように して おく ため だ よ 。

なるほど な …。

ダンゾウ は 木 ノ 葉 を 自分 の もの に し たい の ね 。

あなた は たった 一 人 で その ため の 手回し を ?

( サイ ) ボク が 墨 で 書いた 情報 は ➡

それ 自体 が 小 動物 の ように 変化 し ➡

自分 の 身 を 守り ながら 情報 を 外 へ 持ち出して くれ ます から 。

ボク は この 能力 を 買わ れて この 任務 に 抜擢 さ れた んだ よ 。

木 ノ 葉 が 荒れれば また 多く の 人 が 死ぬ !

♪♪~

あなた の やろう と して る こと が ➡

どういう こと な の か わかって る の ?

さ ぁ …? 命令 だ から ね 。

サイ … あなた …。

( サイ ) もう ひと つ 言う と サイ と いう 名 は ➡

この 任務 の ため だけ に 与え られた 名 。

ボク は 誰 で も ない 。

ボク は ダンゾウ 様 の 手足 だ 。

ボク は 存在 し ない 。

だから ボク に 何 を 言って も 無意味な んだ よ 。

♪♪~

だったら … だったら なぜ ➡

その 絵本 を 大事に 持って る の ?

♪♪~

その 表紙 の 2 人 の 子供 あなた と お 兄さん でしょ ?

なぜ その 絵本 を 大事に 持って る か ➡

それ は あなた の 存在 を 唯一 証明 する もの だ から じゃ ない の ?

あなた は … 言う ほど 感情 を 捨てきれて い ない 。

( サクラ ) 忍 だって 感情 を 捨て きる こと は でき ない の よ 。

( サクラ ) その 証拠 に さっき 私 が 絵本 を 差し出した とき ➡

あなた は 「 ありがとう 」 って 言って それ を 受け取った の よ 。

自分 の 存在 を 証明 できる 絵本 が ➡

手元 に 戻って きた こと に 安堵 した 。

( サイ ) なぜ この 絵本 を 持って る こと が ➡

自分 の 存在 を 証明 する こと に なる んです か ?

あなた が その 本 を 手放し たく ない 理由 …➡

それ は 弟 と して の 自分 を 捨てる こと が でき ないで いる から 。

なぜ だ か わかる ?

あなた に とって は それ だけ お 兄さん と の つながり が ➡

大切だった から よ 。

あなた は お 兄さん と の つながり を 消し たく ない と 思って る 。

つながり …。

悪い けど 絵本 の 中身 は 見せて もらった よ 。

( ヤマト ) 中央 の 見開き だけ 絵 が 未完成に なって る 。

サイ … キミ が 暗部 の 根 の 者 だって こと も 知って る 。

ダンゾウ に よって 感情 を 殺す ため の ➡

特別な 訓練 を 受けて いた こと も 知って る 。

特別な 訓練 …?

感情 を 奪う ため に ➡

血 霧 の 里 霧 隠れ で かつて 行わ れて いた 悪習 と 同じだ 。

血 霧 の 里 … 霧 隠れ …。

それ って 再 不 斬 の …!

それ じゃ …。

(( カカシ : その昔 … 血 霧 の 里 と 呼ば れた ➡

霧 隠れ の 里 に は …➡

忍者 に なる ため の 最大 の 難関 が あった 。

( 再 不 斬 ) フン … あの 卒業 試験 まで 知っている の か ?

あの 卒業 試験 ?

フッフッフ …。

おい な んな んだ って ば よ !

あの 卒業 試験 って …。

フッフッフ …。

生徒 どうし の 殺し 合い だ 。

( 再 不 斬 ) 同じ 釜 の 飯 を 食った 仲間 どうし が ➡

2 人 1 組 に なり やりあう …。

どちら か の 命 尽きる まで …。

それ まで 助け合い 夢 を 語り合い ➡

競い合った 仲間 だ …))

♪♪~

絵本 の 流れ から いく と ➡

キミ が 敵 を 倒して いき 戦った 敵 の 武器 や 鎧 を ➡

奪い取って いって いる ようだ 。

中央 の 見開き で キミ と お 兄さん が 戦う こと に なる 。

キミ は お 兄さん を …。

違う 。

これ は 兄さん に プレゼント する つもりだった 。

でも もう 少し で 絵本 が 完成 する って ときに ➡

兄さん は …。

( サイ ) 兄さん は …。

病気 で 死んだ 。

(( 何も 感じ ない って …➡

感情 が ない って どういう こと ?

言葉 どおり そういう こと だ よ 。

だから って …➡

あなた も 兄弟 が いる なら ➡

その 兄弟 が い なく なった とき の こと ➡

少し は 想像 できる でしょう ?

ん ? あぁ …。

まあ ね … 兄さん もう 死んで る し 。

だったら 余計に …。

ああいう 顔 を すれば よかった の か な ?

えっ ?

何 が 言い たい の ?

いや ね … 兄さん が 死んだ とき に ➡

どういう 顔 を 作れば いい か わから なかった から ))

( サイ ) 根 に は 戦い で 生じた 離散 家族 の 子 が 多く いて ね 。

その なか で 兄弟 の ように 親しく なった の が ➡

兄さん だった …。

( サイ ) 血 は つながって なかった けど ➡

ボク の 絵 を よく ほめて くれた んだ 。

この 絵本 … 兄さん に いちばん 見せ たかった の は ➡

最後 の 見開き の 絵 だった はずな んだ けど …。

兄さん が 死んで から ➡

何 を 描こう と して いた の か 思い出せ ない んだ …。

残念だ けど サイ …。

キミ は ここ で 分身 の ボク に ➡

見張ら せて おく よ 。

よし … こっか ら 仕切り なおし だって ば よ 。

サスケ を 助けだす !

やめた ほう が いい よ 。

ボク は …➡

サスケ 君 に 会った 。

♪♪~

サスケ 君 に は 常に 大 蛇 丸 が ついて いる 。

♪♪~

すなわち 再び 大 蛇 丸 と ➡

やり合わ なければ なら ない と いう こと だ 。

♪♪~

深追い すれば バラバラ に さ れて ➡

実験 体 に なる の が オチ だ よ 。

それ に …。

それ に … なん だって ば よ !

♪♪~

サスケ 君 は キミ の こと を 何でもない と 言った 。

サクラ さん は キミ が サスケ 君 の こと を ➡

兄弟 の ように 思って いる と 言って いた 。

それなのに …。

♪♪~

( サイ ) そんな 彼 の こと を キミ は どうして …。

どうして あの 大 蛇 丸 に はむかって まで ➡

命 を かけて まで 連れ戻そう と する んだ ?

なぜ な んだ ?

誰 に 命令 さ れて いる わけで も ない のに …。

♪♪~

昔 オレ は サスケ の こと が 大嫌いだった !

アイツ も オレ も 家族 が い ない の は 同じだった のに …。

アイツ は エリ ー ト で オレ は 万 年 ドベ だった 。

でも 一緒に いて ほんと は すごく 楽しかった ん だって ば よ !

アイツ は …。

アイツ は 誰 より も オレ の こと を 認めて くれた 一 人 だ 。

♪♪~

サスケ は オレ の 友達 だ 。

やっと できた 大切な つながり だ 。

つながり ?

だから って ➡

だから って 大 蛇 丸 を 相手 に …。

相手 が 誰 だろう と 関係 ねえ って ば よ !

腕 が もが れりゃ 蹴り 倒す !

脚 が もが れりゃ 噛み 倒す !

首 が もが れりゃ 睨み 倒す !

目 が もが れりゃ 呪い 倒す !

♪♪~

たとえ バラバラ に さ れよう が ➡

オレ は 大 蛇 丸 から ➡

サスケ を 奪い 返して やる んだ って ば よ !

なぁ ヤマト 隊長 さっき 飲んだ 種 な んだ けど さ 。

( ヤマト ) ん ? 何 ?

ぶっちゃ け 効果 って いつまで 続く もん な の ?

もう そんな の どう だって いい でしょ !

いや だって さ ➡

今 みたいな とき は 便利だろう けど ➡

オレ ら ずっと 任務 に ついて る わけじゃ ないし ➡

いくら 隊長 に だって ➡

ふだん の 行動 が 全部 筒抜け に な っち まう の は ➡

さすが に ちょっと 困る って ば よ !

あぁ それ なら 心配な いよ 。

いつまでも 相手 の 行動 を 把握 できる わけじゃ ないし 。

それ って 具体 的に 言う と どの くらい ?

ま ぁ 種 が 体 内 に とどまれる の は せいぜい 2~3 日 くらい かな 。

な ~ んだ そんな もんか ! って こと は あれ ?

最終 的に は や っぱ 便所 から …。

♪♪~

ま ぁ そう と わかれば 安心 だって ば よ !

いや ぁ よかった なぁ サクラ ちゃん !

お前 は まず デリカシ ー を 学べ !

フガッ !

NARUTO -ナルト - 疾風 伝 - シーズン 2 - 048 - つながり naruto||しっぷう|つたい|しーずん| Naruto Shippuden - Staffel 2 - 048 - Verbindungen Naruto Shippuden - Season 2 - 048 - Connections Naruto Shippuden - Temporada 2 - 048 - Ligações 火影忍者疾風傳 - 第 2 季 - 048 - 連接

♪♪~

( ヤマト ) やっぱり ここ だった ね 。

♪♪~

( サイ ) さすが は 火影 直属 の 暗部 です ね 。 |||ほかげ|ちょくぞく||あんぶ||

♪♪~

あの 死体 で 騙せ ない なんて …。 |したい||だませ|| I can't be fooled by that corpse ...

どういう こと か 詳しく 聞こう か ? |||くわしく|きこう| Let's hear more about what that means.

♪♪~

( ナルト ) テメエ は ! なんで オレ たち を 裏切った !? |||||||うらぎった

ここ で あんまり 騒が ない ほう が いい よ 。 |||さわが||||| It's better not to make much noise here.

厄介な こと に なる から …。 やっかいな|||| It's going to be a nuisance ...

クッ ! この やろう …! Kuku! Let's do this ...!

( サクラ ) ナルト !

♪♪~

ほら … これ …。

アンタ のでしょう ? Is it you?

♪♪~

( サイ ) ありがとう …。

ダンゾウ から の 命令 な んでしょう ? |||めいれい|| Is it a command from Dansou?

ダンゾウ は 大 蛇 丸 と 組んで ➡ ||だい|へび|まる||くんで Dansou teamed up with the Great Snake Maru ➡

何 か を しよう と して る 。 なん|||||| I'm trying to do something.

( サクラ ) その ダンゾウ と 大 蛇 丸 の パイプ 役 に あなた が 選ば れた 。 ||||だい|へび|まる|||やく||||えらば| (Sakura) You have been chosen to play the role of the pipe of the Dansou and the Daijamaru.

何 を たくらんで る の !? なん|||| What are you planning !?

♪♪~

( ヤマト ) 大 蛇 丸 と もう 一 度 …➡ |だい|へび|まる|||ひと|たび

木 ノ 葉 崩し を 企てて る ね ? き||は|くずし||くわだてて|| You're trying to break the leaves, right?

そう だろう ? It would be so ?

♪♪~

いえ … 違 いま …。 |ちが| No ... No ...

お前 の 笑顔 は ウソ だって すぐに わかる ! おまえ||えがお||||| You can tell that your smile is a lie!

お前 の 言って る こと も ウソ は すぐ わかん だって ば よ ! おまえ||いって|||||||||| You should know what you're saying right away!

♪♪~

あなた たち に ボク が 見つかって しまった 時点 で ➡ |||||みつかって||じてん|

ボク の 任務 は 失敗 って こと に なり ます ね 。 ||にんむ||しっぱい||||||

( サイ ) ボク 1 人 で あなた たち 全員 は 始末 でき ませ ん し …。 ||じん||||ぜんいん||しまつ||||

それ に … そこ まで わかって る なら ➡

隠して も しかたない で すね …。 かくして||||

その とおり です よ 。

ボク たち は 今 の 木 ノ 葉 を 潰す 。 |||いま||き||は||つぶす

なんだ と !?

木 ノ 葉 を 潰す ため に 大 蛇 丸 に 取り入り ➡ き||は||つぶす|||だい|へび|まる||とりいり

結託 の きっかけ 作り を する の が ➡ けったく|||つくり||||

ボク に 与え られた 本当の 任務 です 。 ||あたえ||ほんとうの|にんむ|

お前 ! 自分 が な に 言って ん の か わかって ん の か !? おまえ|じぶん||||いって|||||||

そんな こと …! それ だけ じゃ ない 。

♪♪~

大 蛇 丸 の 情報 を こっそり ダンゾウ 様 に 送る 役目 …。 だい|へび|まる||じょうほう||||さま||おくる|やくめ

つまり … スパイ と して の 任務 も おびて る んです よ 。 |||||にんむ|||||

その 調子 で 続けろ 。 |ちょうし||つづけろ

隠して る こと は 全部 吐く んだ 。 かくして||||ぜんぶ|はく|

( サクラ ) それ って 要するに …➡ |||ようするに

大 蛇 丸 相手 に 結託 を 申し入れ つつ ➡ だい|へび|まる|あいて||けったく||もうしいれ|

出し抜こう って わけ ? だしぬこう||

そんな 危ない 役目 を …。 |あぶない|やくめ|

木 ノ 葉 が 潰れれば ➡ き||は||つぶれれば

大 蛇 丸 は 必ず 裏切って くる だろう から ね …。 だい|へび|まる||かならず|うらぎって||||

いつでも こちら が 優位に 立てる ように して おく ため だ よ 。 |||ゆういに|たてる||||||

なるほど な …。

ダンゾウ は 木 ノ 葉 を 自分 の もの に し たい の ね 。 ||き||は||じぶん|||||||

あなた は たった 一 人 で その ため の 手回し を ? |||ひと|じん|||||てまわし|

( サイ ) ボク が 墨 で 書いた 情報 は ➡ |||すみ||かいた|じょうほう|

それ 自体 が 小 動物 の ように 変化 し ➡ |じたい||しょう|どうぶつ|||へんか|

自分 の 身 を 守り ながら 情報 を 外 へ 持ち出して くれ ます から 。 じぶん||み||まもり||じょうほう||がい||もちだして|||

ボク は この 能力 を 買わ れて この 任務 に 抜擢 さ れた んだ よ 。 |||のうりょく||かわ|||にんむ||ばってき||||

木 ノ 葉 が 荒れれば また 多く の 人 が 死ぬ ! き||は||あれれば||おおく||じん||しぬ

♪♪~

あなた の やろう と して る こと が ➡

どういう こと な の か わかって る の ?

さ ぁ …? 命令 だ から ね 。 ||めいれい|||

サイ … あなた …。

( サイ ) もう ひと つ 言う と サイ と いう 名 は ➡ ||||いう|||||な|

この 任務 の ため だけ に 与え られた 名 。 |にんむ|||||あたえ||な

ボク は 誰 で も ない 。 ||だれ|||

ボク は ダンゾウ 様 の 手足 だ 。 |||さま||てあし|

ボク は 存在 し ない 。 ||そんざい||

だから ボク に 何 を 言って も 無意味な んだ よ 。 |||なん||いって||むいみな||

♪♪~

だったら … だったら なぜ ➡

その 絵本 を 大事に 持って る の ? |えほん||だいじに|もって||

♪♪~

その 表紙 の 2 人 の 子供 あなた と お 兄さん でしょ ? |ひょうし||じん||こども||||にいさん|

なぜ その 絵本 を 大事に 持って る か ➡ ||えほん||だいじに|もって||

それ は あなた の 存在 を 唯一 証明 する もの だ から じゃ ない の ? ||||そんざい||ゆいいつ|しょうめい|||||||

あなた は … 言う ほど 感情 を 捨てきれて い ない 。 ||いう||かんじょう||すてきれて||

( サクラ ) 忍 だって 感情 を 捨て きる こと は でき ない の よ 。 |おし||かんじょう||すて|||||||

( サクラ ) その 証拠 に さっき 私 が 絵本 を 差し出した とき ➡ ||しょうこ|||わたくし||えほん||さしだした|

あなた は 「 ありがとう 」 って 言って それ を 受け取った の よ 。 ||||いって|||うけとった||

自分 の 存在 を 証明 できる 絵本 が ➡ じぶん||そんざい||しょうめい||えほん|

手元 に 戻って きた こと に 安堵 した 。 てもと||もどって||||あんど|

( サイ ) なぜ この 絵本 を 持って る こと が ➡ |||えほん||もって|||

自分 の 存在 を 証明 する こと に なる んです か ? じぶん||そんざい||しょうめい||||||

あなた が その 本 を 手放し たく ない 理由 …➡ |||ほん||てばなし|||りゆう

それ は 弟 と して の 自分 を 捨てる こと が でき ないで いる から 。 ||おとうと||||じぶん||すてる||||||

なぜ だ か わかる ?

あなた に とって は それ だけ お 兄さん と の つながり が ➡ |||||||にいさん||||

大切だった から よ 。 たいせつだった||

あなた は お 兄さん と の つながり を 消し たく ない と 思って る 。 |||にいさん|||||けし||||おもって|

つながり …。

悪い けど 絵本 の 中身 は 見せて もらった よ 。 わるい||えほん||なかみ||みせて||

( ヤマト ) 中央 の 見開き だけ 絵 が 未完成に なって る 。 |ちゅうおう||みひらき||え||みかんせいに||

サイ … キミ が 暗部 の 根 の 者 だって こと も 知って る 。 |||あんぶ||ね||もの||||しって|

ダンゾウ に よって 感情 を 殺す ため の ➡ |||かんじょう||ころす||

特別な 訓練 を 受けて いた こと も 知って る 。 とくべつな|くんれん||うけて||||しって|

特別な 訓練 …? とくべつな|くんれん

感情 を 奪う ため に ➡ かんじょう||うばう||

血 霧 の 里 霧 隠れ で かつて 行わ れて いた 悪習 と 同じだ 。 ち|きり||さと|きり|かくれ|||おこなわ|||あくしゅう||おなじだ

血 霧 の 里 … 霧 隠れ …。 ち|きり||さと|きり|かくれ

それ って 再 不 斬 の …! ||さい|ふ|き|

それ じゃ …。

(( カカシ : その昔 … 血 霧 の 里 と 呼ば れた ➡ |そのむかし|ち|きり||さと||よば|

霧 隠れ の 里 に は …➡ きり|かくれ||さと||

忍者 に なる ため の 最大 の 難関 が あった 。 にんじゃ|||||さいだい||なんかん||

( 再 不 斬 ) フン … あの 卒業 試験 まで 知っている の か ? さい|ふ|き|||そつぎょう|しけん||しっている||

あの 卒業 試験 ? |そつぎょう|しけん

フッフッフ …。

おい な んな んだ って ば よ !

あの 卒業 試験 って …。 |そつぎょう|しけん|

フッフッフ …。

生徒 どうし の 殺し 合い だ 。 せいと|どう し||ころし|あい|

( 再 不 斬 ) 同じ 釜 の 飯 を 食った 仲間 どうし が ➡ さい|ふ|き|おなじ|かま||めし||くった|なかま|どう し|

2 人 1 組 に なり やりあう …。 じん|くみ|||

どちら か の 命 尽きる まで …。 |||いのち|つきる|

それ まで 助け合い 夢 を 語り合い ➡ ||たすけあい|ゆめ||かたりあい

競い合った 仲間 だ …)) きそいあった|なかま|

♪♪~

絵本 の 流れ から いく と ➡ えほん||ながれ|||

キミ が 敵 を 倒して いき 戦った 敵 の 武器 や 鎧 を ➡ ||てき||たおして||たたかった|てき||ぶき||よろい|

奪い取って いって いる ようだ 。 うばいとって|||

中央 の 見開き で キミ と お 兄さん が 戦う こと に なる 。 ちゅうおう||みひらき|||||にいさん||たたかう|||

キミ は お 兄さん を …。 |||にいさん|

違う 。 ちがう

これ は 兄さん に プレゼント する つもりだった 。 ||にいさん||||

でも もう 少し で 絵本 が 完成 する って ときに ➡ ||すこし||えほん||かんせい|||

兄さん は …。 にいさん|

( サイ ) 兄さん は …。 |にいさん|

病気 で 死んだ 。 びょうき||しんだ

(( 何も 感じ ない って …➡ なにも|かんじ||

感情 が ない って どういう こと ? かんじょう|||||

言葉 どおり そういう こと だ よ 。 ことば|||||

だから って …➡

あなた も 兄弟 が いる なら ➡ ||きょうだい|||

その 兄弟 が い なく なった とき の こと ➡ |きょうだい|||||||

少し は 想像 できる でしょう ? すこし||そうぞう||

ん ? あぁ …。

まあ ね … 兄さん もう 死んで る し 。 ||にいさん||しんで||

だったら 余計に …。 |よけいに

ああいう 顔 を すれば よかった の か な ? |かお||||||

えっ ?

何 が 言い たい の ? なん||いい||

いや ね … 兄さん が 死んだ とき に ➡ ||にいさん||しんだ||

どういう 顔 を 作れば いい か わから なかった から )) |かお||つくれば|||||

( サイ ) 根 に は 戦い で 生じた 離散 家族 の 子 が 多く いて ね 。 |ね|||たたかい||しょうじた|りさん|かぞく||こ||おおく||

その なか で 兄弟 の ように 親しく なった の が ➡ |||きょうだい|||したしく|||

兄さん だった …。 にいさん|

( サイ ) 血 は つながって なかった けど ➡ |ち||||

ボク の 絵 を よく ほめて くれた んだ 。 ||え|||||

この 絵本 … 兄さん に いちばん 見せ たかった の は ➡ |えほん|にいさん|||みせ|||

最後 の 見開き の 絵 だった はずな んだ けど …。 さいご||みひらき||え||||

兄さん が 死んで から ➡ にいさん||しんで|

何 を 描こう と して いた の か 思い出せ ない んだ …。 なん||えがこう||||||おもいだせ||

残念だ けど サイ …。 ざんねんだ||

キミ は ここ で 分身 の ボク に ➡ ||||ぶんしん|||

見張ら せて おく よ 。 みはら|||

よし … こっか ら 仕切り なおし だって ば よ 。 |||しきり|なお し|||

サスケ を 助けだす ! ||たすけだす

やめた ほう が いい よ 。

ボク は …➡

サスケ 君 に 会った 。 |きみ||あった

♪♪~

サスケ 君 に は 常に 大 蛇 丸 が ついて いる 。 |きみ|||とわに|だい|へび|まる|||

♪♪~

すなわち 再び 大 蛇 丸 と ➡ |ふたたび|だい|へび|まる|

やり合わ なければ なら ない と いう こと だ 。 やりあわ|||||||

♪♪~

深追い すれば バラバラ に さ れて ➡ ふかおい|||||

実験 体 に なる の が オチ だ よ 。 じっけん|からだ|||||||

それ に …。

それ に … なん だって ば よ !

♪♪~

サスケ 君 は キミ の こと を 何でもない と 言った 。 |きみ||||||なんでもない||いった

サクラ さん は キミ が サスケ 君 の こと を ➡ ||||||きみ|||

兄弟 の ように 思って いる と 言って いた 。 きょうだい|||おもって|||いって|

それなのに …。

♪♪~

( サイ ) そんな 彼 の こと を キミ は どうして …。 ||かれ||||||

どうして あの 大 蛇 丸 に はむかって まで ➡ ||だい|へび|まる|||

命 を かけて まで 連れ戻そう と する んだ ? いのち||||つれもどそう|||

なぜ な んだ ?

誰 に 命令 さ れて いる わけで も ない のに …。 だれ||めいれい|||||||

♪♪~

昔 オレ は サスケ の こと が 大嫌いだった ! むかし|||||||だいきらいだった

アイツ も オレ も 家族 が い ない の は 同じだった のに …。 ||||かぞく||||||おなじだった|

アイツ は エリ ー ト で オレ は 万 年 ドベ だった 。 ||||||||よろず|とし||

でも 一緒に いて ほんと は すごく 楽しかった ん だって ば よ ! |いっしょに|||||たのしかった||||

アイツ は …。

アイツ は 誰 より も オレ の こと を 認めて くれた 一 人 だ 。 ||だれ|||||||みとめて||ひと|じん|

♪♪~

サスケ は オレ の 友達 だ 。 ||||ともだち|

やっと できた 大切な つながり だ 。 ||たいせつな||

つながり ?

だから って ➡

だから って 大 蛇 丸 を 相手 に …。 ||だい|へび|まる||あいて|

相手 が 誰 だろう と 関係 ねえ って ば よ ! あいて||だれ|||かんけい||||

腕 が もが れりゃ 蹴り 倒す ! うで||||けり|たおす

脚 が もが れりゃ 噛み 倒す ! あし||||かみ|たおす

首 が もが れりゃ 睨み 倒す ! くび||||にらみ|たおす

目 が もが れりゃ 呪い 倒す ! め||||まじない|たおす

♪♪~

たとえ バラバラ に さ れよう が ➡

オレ は 大 蛇 丸 から ➡ ||だい|へび|まる|

サスケ を 奪い 返して やる んだ って ば よ ! ||うばい|かえして|||||

なぁ ヤマト 隊長 さっき 飲んだ 種 な んだ けど さ 。 ||たいちょう||のんだ|しゅ||||

( ヤマト ) ん ? 何 ? ||なん

ぶっちゃ け 効果 って いつまで 続く もん な の ? ||こうか|||つづく|||

もう そんな の どう だって いい でしょ !

いや だって さ ➡

今 みたいな とき は 便利だろう けど ➡ いま||||べんりだろう|

オレ ら ずっと 任務 に ついて る わけじゃ ないし ➡ |||にんむ|||||

いくら 隊長 に だって ➡ |たいちょう||

ふだん の 行動 が 全部 筒抜け に な っち まう の は ➡ ||こうどう||ぜんぶ|つつぬけ||||||

さすが に ちょっと 困る って ば よ ! |||こまる|||

あぁ それ なら 心配な いよ 。 |||しんぱいな|

いつまでも 相手 の 行動 を 把握 できる わけじゃ ないし 。 |あいて||こうどう||はあく|||

それ って 具体 的に 言う と どの くらい ? ||ぐたい|てきに|いう|||

ま ぁ 種 が 体 内 に とどまれる の は せいぜい 2~3 日 くらい かな 。 ||しゅ||からだ|うち||||||ひ||

な ~ んだ そんな もんか ! って こと は あれ ?

最終 的に は や っぱ 便所 から …。 さいしゅう|てきに||||べんじょ|

♪♪~

ま ぁ そう と わかれば 安心 だって ば よ ! |||||あんしん|||

いや ぁ よかった なぁ サクラ ちゃん !

お前 は まず デリカシ ー を 学べ ! おまえ||||||まなべ

フガッ !