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ナルト- 疾風伝 (Naruto), NARUTO -ナルト- 疾風伝 - シーズン2 - 044 - 戦いの顛末

NARUTO -ナルト - 疾風 伝 - シーズン 2 - 044 - 戦い の 顛末

( 大 蛇 丸 ) 本当に 礼儀 を 知ら ない 子 ね 。

♪♪~

目上 の 人間 に 話しかける とき は ➡

ちゃんと 顔 を 見せて 話す の が 礼儀 よ 。

♪♪~

( ナルト ) ぐ あぁ ぁぁ っ !!

ぐ わ っ ぐ ぅぅ っ …。

ぐ っ ぐ ぁっ …。

ぐ っ … ぐ あぁ ぁぁ っ !!

《 サクラ : あんなに 傷 だらけ に なって …》

ぐ あぁ ぁぁ ぁっ !!

♪♪~

( ヤマト ) 終わった か 。

ナルト ~ ッ !!

いい わ … 聞き ましょう 。

( サイ ) 実は ダンゾウ 様 は あの 木 ノ 葉 崩し 以来 ➡

大 蛇 丸 様 と の 接触 の 機会 を ➡

ずっと 切望 さ れて おいで でした 。

♪♪~

ハァ … ハァ … ハァ …。

♪♪~

《 サクラ : 傷 の 治り が 遅い …。

今 まで の ナルト なら 九 尾 の チャクラ で 回復 が もっと 早かった のに 》

(( 自 来 也 : ナルト は 九 尾 状態 に おいて ➡

チャクラ が 象る 妖狐 の 衣 に 守ら れて いる ように みえる が ➡

実際 に は 逆に 妖狐 の 衣 に よって 体 に ダメ ー ジ を 受け 続けて いた 。

4 本 目 の 尾 が 出た とき 妖狐 の 衣 を まとった やつ の 体 は ➡

血まみれ … 重傷 を 負い ながら 暴れて いた ))

《 自 来 也様 の 言って いた 4 本 目 が …➡

まさか これほど と は …》

う っ …!

ヤマト 隊長 …。

ナルト を 止めた さっき の 術 …。

( サクラ ) あの 術 私 に も 教えて くれ ませ ん か 。

それ は ムリ だ よ 。

木 ノ 葉 の 中 で あの 術 を 使える の は ➡

初代 様 の 細胞 と 適合 できた ボク だけ さ 。

あの 術 は 九 尾 の チャクラ を ムリヤリ 力 で 押さえ 込む もの で ➡

その ため の 特別な 力 を もた ない 者 に は ➡

決して 使いこなせる もの で は ない んだ 。

実験 体 である コピ ー の ボク の 力 は ➡

オリジナル の 初代 様 と まで は いか ない けど ね 。

ナルト が 首 に かけて いる もの は ➡

初代 火影 様 の 持って いた 物 で ね …。

( ヤマト ) 初代 火影 様 の チャクラ に だけ 呼応 する ➡

チャクラ の 結晶 石 な んだ よ 。

( ヤマト ) その 首 飾り で 人 柱 力 の チャクラ を 制御 できる 。

初代 火影 様 が 火影 たり えた の も ➡

この 力 が あった から だ と いわ れて いる 。

ボク が この 隊 の 隊長 に 選ば れた 理由 も それ さ 。

♪♪~

いつも そう …。

私 が ナルト に して あげ られる の は ➡

ほんの 小さな こと だけ …。

できる こと の 大きい 小さい は 問題 じゃ ない よ 。

( ヤマト ) 大切な の は …。

ナルト を 思う 気持 の 大き さ でしょ 。

サクラ … 君 を 見て いたら わかる 。

君 は 本当 は …。 サクラ … ちゃん …。

いて てっ …。

ナルト …!

あれ … オレ どうした ん だ っけ ?

大 蛇 丸 の 野郎 を 追っかけて …。

それ から …。

それ から … それ から 何 した んだ っけ ?

なぁ サクラ ちゃん …。

あれ ? サクラ ちゃん なんで 泣いて ん だって ば よ ?

う ぅん 目 に ゴミ が …。

あぁ っ ! さては 毒舌 の サイ に ➡

また 何 か 傷つく こと 言わ れた んだ な !

ブス ! と か 怪力 ! と か 。

あの 野郎 …。

サイ は 怪力 なんて 言って ない でしょう が !

あれ ? そ っ そう だ っけ ?

勝手に 増やす な … この 野郎 !

そう いえば ヤマト 隊長 サイ は ?

ダンゾウ 様 の 話 は 以上 です 。

興味深い 話 ね 。

で その 話 何 を 根拠 に 信じれば いい の ?

♪♪~

( カブト ) どういう こと です ?

ま ぁ 落ち着き なさい カブト 。

( 大 蛇 丸 ) その 子 は 今日 から 私 たち の 部下 に なる の よ 。

信用 できる んです か ?

この 男 …。

そこ の 封筒 の 中 を 見て ください 。

ダンゾウ 様 から あなた へ です 。

♪♪~

これ は …。

中身 は ?

カブト … その 子 を 放して やり なさい 。

その 子 も 一緒に 連れて いく わ 。

♪♪~

サイ と やら … じゃあ 行こう かしら 。

♪♪~

やはり な …。

ヤマト 隊長 ? ん ?

サイ は …。 ( 通信 機 の 音 )

少し 待って くれ !

ん ?

《 橋 が …》

アイツ に は 一応 温泉 地 で 仕込んで おいた けど な 。

ま ぁ いい か … このまま で 追って やる !

こう 見えて も 追跡 は 得意な ほう で ね 。

ヤマト 隊長 …。 あぁ そう だった ね 。

サイ なら 今 大 蛇 丸 と 一緒に 移動 中 だ よ 。

あっ …。 えっ ?

一緒に !?

どういう こと です ?

2 人 と も ボク に ついてき な !

♪♪~

まだ 土 が やわらかい って ば よ 。

♪♪~

橋 は 壊れて る し ここ は こんなに な っち まって …。

いったい 何 が あった んだ って ば よ !

覚えて ない の か ?

えっ ?

う ~ ん …。

《 やはり 自 来 也様 が おっしゃって いた とおり か …》

(( 自 来 也 : 怒り が 引き金 と なり ➡

妖狐 の 尾 が 生え 増えて いった 。

その 妖狐 の 尾 が 3 本 目 の とき まで は ➡

アイツ も 意識 を 保って いた が ➡

4 本 目 で ついに 見境 が なくなり ➡

破壊 衝動 に 支配 さ れて いった ))

♪♪~

そう いえば オレ って なんで 気絶 して た んだ ?

♪♪~

( サクラ ) 大 蛇 丸 に やられて ➡

気絶 して いた の よ …。 えっ ?

マジ かよ !? チクショウ !!

サイ の 荷物 が 散らばって る …。

でも … なぜ この 絵本 が …?

(( へ ぇ ~ 絵本 か ぁ 。

それ 行く 途中 に 見せて もらって も いい ?

それ は ダメ だ よ 。

これ … まだ 完成 して ない から …。

それ に … 人 に は 渡さ ない こと に して る んだ 。

( サイ ) これ は … 兄さん のだ から ね ))

この 絵本 は サイ に とって は 大切な もの の はず …。

それ を こんな ところ へ …。

( ヤマト ) そんな 大切な もの を 置いて いく くらい だ 。

( ヤマト ) さしも の アイツ も ➡

大 蛇 丸 を 前 に 緊張 して いた の か な 。

まるで 見て いた みたいに 知っている んです ね 。

( ヤマト ) さっき まで ボク の 木 分身 を ここ に おいて ➡

ここ に 仕込んで ある 無線 で ➡

連絡 を 取り合って いた から な 。

サイ に … 何 が あった んです か !?

サイ は … ここ で 大 蛇 丸 と 会話 の やりとり を した あと ➡

大 蛇 丸 と カブト の あと に ついていった …。

えっ !? どういう こと だって ば よ !?

会話 の 内容 は ?

( ヤマト ) 会話 は 遠くて 聞き取れ なかった みたいだ 。

う ~ ん … なんの 話 を した んだろう ?

脅さ れて 連れて いか れた の かも 。

いや … そんな 感じ じゃ なかった 。

自ら 大 蛇 丸 に 近づき 何 か を 渡して いた 。

まるで 大 蛇 丸 に 取り入ろう と する か の ように ね 。

ちょ … ちょっと 待って くれ って ば よ !

いくら アイツ が すげ え イヤ な ヤツ でも オレ たち を 裏切る なんて こと は …。

いや … ある かも …。

♪♪~

(( 綱 手 : 昔 … 三 代 目 火影 の イス を 巡って ➡

亡き 猿 飛 先生 と 争った 人物 だ 。

( 綱 手 ) 三 代 目 と は 違い ガチガチ な 合理 的 思考 に 基づく 強硬 ➡

武闘 派 路線 の 主導 者 で …➡

サイ の 上司 だ 。

初代 火影 の 孫 で ➡

穏健 派 だった 三 代 目 の 教え子 の 私 が 嫌いな の さ …))

♪♪~

ヤマト 隊長 は ダンゾウ って 人 の こと …。 ( ヤマト ) 知っている よ 。

誰 なん だって ば よ ? それ …。

かつて 三 代 目 と 対立 した タカ 派 の 男 …。

サイ の 上司 で …➡

三 代 目 の 意志 を よく 思って ない じじ いよ …。

ダンゾウ は サイ を 使って ➡

何 か を しよう と して いる の かも しれ ない …。

♪♪~

もしかすると … サイ は その ダンゾウ から ➡

ボク ら の 隊 の 任務 と は 別の …➡

何らか の 極秘 任務 を …➡

命ぜ られて いた 可能 性 も ある な …。

な っ …!? それ じゃあ アイツ は オレ たち と の 任務 を 利用 して ➡

大 蛇 丸 の ヤツ と 接触 する ため に 動いて たって こと か !?

そういう こと ね 。

ここ から さらに 強引な 推測 だ が …➡

考え られ ない こと も ない こと と … 心して 聞いて くれ 。

♪♪~

ダンゾウ は …➡

今 の 木 ノ 葉 を 潰す 気 かも しれ ない !

( チャイム )

今日 は 「 初代 火影 の 首 飾り 」 に ついて だ 。

初代 火影 の 持ち物 だった この 首 飾り に は ➡

特殊な 鉱石 が 使わ れて いて ➡

売れば 山 3 つ は 買える と いわ れる 代物 だ 。

初代 火影 の 孫 綱 手 様 に とって は ➡

お じい さま の 形見 と いう わけだ 。

かつて 綱 手 様 は この 首 飾り を 弟 の 縄 樹 君 。

そして 恋人 の ダン さん に プレゼント した こと が あった 。

しかし 最愛 の 2 人 は 共に 戦乱 の なか ➡

志 半ば で 命 を 落として しまった 。

以来 この 首 飾り は 綱 手 様 以外 の 持ち主 を 認め ず ➡

着けた 人間 は 必ず 死ぬ と 言わ れる ように なった 。

それ から 長い 年月 が 経ち ➡

首 飾り は 2 人 と 同じ 夢 を もつ 少年 に 託さ れた 。

それ が ナルト だ 。

吉 と 出る か 凶 と 出る か …。

これ こそ が 綱 手 様 の 最大 の ギャンブル な の かも しれ ない な 。

NARUTO -ナルト - 疾風 伝 - シーズン 2 - 044 - 戦い の 顛末 naruto||しっぷう|つたい|しーずん|たたかい||てんまつ Naruto Shippuden - Season 2 - 044 - The End of Battle 火影忍者疾风传 - 第 2 季 - 044 - 战斗的结束

( 大 蛇 丸 ) 本当に 礼儀 を 知ら ない 子 ね 。 だい|へび|まる|ほんとうに|れいぎ||しら||こ| (Ojamaru) A child who doesn't really know the etiquette.

♪♪~

目上 の 人間 に 話しかける とき は ➡ めうえ||にんげん||はなしかける|| When talking to a superior person ➡

ちゃんと 顔 を 見せて 話す の が 礼儀 よ 。 |かお||みせて|はなす|||れいぎ| It is polite to show your face and speak properly.

♪♪~

( ナルト ) ぐ あぁ ぁぁ っ !!

ぐ わ っ ぐ ぅぅ っ …。

ぐ っ ぐ ぁっ …。

ぐ っ … ぐ あぁ ぁぁ っ !!

《 サクラ : あんなに 傷 だらけ に なって …》 ||きず||| 《Sakura: It ’s so full of scratches ...》

ぐ あぁ ぁぁ ぁっ !!

♪♪~

( ヤマト ) 終わった か 。 |おわった| (Yamato) Is it over?

ナルト ~ ッ !!

いい わ … 聞き ましょう 。 ||きき| Okay ... let's listen.

( サイ ) 実は ダンゾウ 様 は あの 木 ノ 葉 崩し 以来 ➡ |じつは||さま|||き||は|くずし|いらい (Sai) Actually, Mr. Dansou has been ➡ since the collapse of that tree.

大 蛇 丸 様 と の 接触 の 機会 を ➡ だい|へび|まる|さま|||せっしょく||きかい| Opportunity for contact with Daijamaru-sama ➡

ずっと 切望 さ れて おいで でした 。 |せつぼう|||| I've been longing for you.

♪♪~

ハァ … ハァ … ハァ …。

♪♪~

《 サクラ : 傷 の 治り が 遅い …。 |きず||なおり||おそい

今 まで の ナルト なら 九 尾 の チャクラ で 回復 が もっと 早かった のに 》 いま|||||ここの|お||||かいふく|||はやかった| With Naruto so far, the recovery was faster with the nine-tailed chakra. ”》

(( 自 来 也 : ナルト は 九 尾 状態 に おいて ➡ じ|らい|や|||ここの|お|じょうたい|| ((Jiraiya: Naruto is in the nine-tailed state ➡

チャクラ が 象る 妖狐 の 衣 に 守ら れて いる ように みえる が ➡ ||かたどる|ようきつね||ころも||まもら||||| It looks like the chakra is protected by the elephant's garment ➡

実際 に は 逆に 妖狐 の 衣 に よって 体 に ダメ ー ジ を 受け 続けて いた 。 じっさい|||ぎゃくに|ようきつね||ころも|||からだ||||||うけ|つづけて|

4 本 目 の 尾 が 出た とき 妖狐 の 衣 を まとった やつ の 体 は ➡ ほん|め||お||でた||ようきつね||ころも|||||からだ| When the fourth tail comes out, the body of the guy wearing the fox's garment is ➡

血まみれ … 重傷 を 負い ながら 暴れて いた )) ちまみれ|じゅうしょう||おい||あばれて|

《 自 来 也様 の 言って いた 4 本 目 が …➡ じ|らい|やさま||いって||ほん|め|

まさか これほど と は …》

う っ …!

ヤマト 隊長 …。 |たいちょう

ナルト を 止めた さっき の 術 …。 ||とどめた|||じゅつ

( サクラ ) あの 術 私 に も 教えて くれ ませ ん か 。 ||じゅつ|わたくし|||おしえて||||

それ は ムリ だ よ 。

木 ノ 葉 の 中 で あの 術 を 使える の は ➡ き||は||なか|||じゅつ||つかえる||

初代 様 の 細胞 と 適合 できた ボク だけ さ 。 しょだい|さま||さいぼう||てきごう||||

あの 術 は 九 尾 の チャクラ を ムリヤリ 力 で 押さえ 込む もの で ➡ |じゅつ||ここの|お|||||ちから||おさえ|こむ||

その ため の 特別な 力 を もた ない 者 に は ➡ |||とくべつな|ちから||||もの||

決して 使いこなせる もの で は ない んだ 。 けっして|つかいこなせる|||||

実験 体 である コピ ー の ボク の 力 は ➡ じっけん|からだ|||||||ちから|

オリジナル の 初代 様 と まで は いか ない けど ね 。 ||しょだい|さま|||||||

ナルト が 首 に かけて いる もの は ➡ ||くび|||||

初代 火影 様 の 持って いた 物 で ね …。 しょだい|ほかげ|さま||もって||ぶつ||

( ヤマト ) 初代 火影 様 の チャクラ に だけ 呼応 する ➡ |しょだい|ほかげ|さま|||||こおう|

チャクラ の 結晶 石 な んだ よ 。 ||けっしょう|いし|||

( ヤマト ) その 首 飾り で 人 柱 力 の チャクラ を 制御 できる 。 ||くび|かざり||じん|ちゅう|ちから||||せいぎょ|

初代 火影 様 が 火影 たり えた の も ➡ しょだい|ほかげ|さま||ほかげ||||

この 力 が あった から だ と いわ れて いる 。 |ちから||||||||

ボク が この 隊 の 隊長 に 選ば れた 理由 も それ さ 。 |||たい||たいちょう||えらば||りゆう|||

♪♪~

いつも そう …。

私 が ナルト に して あげ られる の は ➡ わたくし||||||||

ほんの 小さな こと だけ …。 |ちいさな||

できる こと の 大きい 小さい は 問題 じゃ ない よ 。 |||おおきい|ちいさい||もんだい|||

( ヤマト ) 大切な の は …。 |たいせつな||

ナルト を 思う 気持 の 大き さ でしょ 。 ||おもう|きもち||おおき||

サクラ … 君 を 見て いたら わかる 。 |きみ||みて||

君 は 本当 は …。 サクラ … ちゃん …。 きみ||ほんとう|||

いて てっ …。

ナルト …!

あれ … オレ どうした ん だ っけ ?

大 蛇 丸 の 野郎 を 追っかけて …。 だい|へび|まる||やろう||おっかけて

それ から …。

それ から … それ から 何 した んだ っけ ? ||||なん|||

なぁ サクラ ちゃん …。

あれ ? サクラ ちゃん なんで 泣いて ん だって ば よ ? ||||ないて||||

う ぅん 目 に ゴミ が …。 ||め|||

あぁ っ ! さては 毒舌 の サイ に ➡ |||どくぜつ|||

また 何 か 傷つく こと 言わ れた んだ な ! |なん||きずつく||いわ|||

ブス ! と か 怪力 ! と か 。 |||かいりき||

あの 野郎 …。 |やろう

サイ は 怪力 なんて 言って ない でしょう が ! ||かいりき||いって|||

あれ ? そ っ そう だ っけ ?

勝手に 増やす な … この 野郎 ! かってに|ふやす|||やろう

そう いえば ヤマト 隊長 サイ は ? |||たいちょう||

ダンゾウ 様 の 話 は 以上 です 。 |さま||はなし||いじょう|

興味深い 話 ね 。 きょうみぶかい|はなし|

で その 話 何 を 根拠 に 信じれば いい の ? ||はなし|なん||こんきょ||しんじれば||

♪♪~

( カブト ) どういう こと です ?

ま ぁ 落ち着き なさい カブト 。 ||おちつき||

( 大 蛇 丸 ) その 子 は 今日 から 私 たち の 部下 に なる の よ 。 だい|へび|まる||こ||きょう||わたくし|||ぶか||||

信用 できる んです か ? しんよう|||

この 男 …。 |おとこ

そこ の 封筒 の 中 を 見て ください 。 ||ふうとう||なか||みて|

ダンゾウ 様 から あなた へ です 。 |さま||||

♪♪~

これ は …。

中身 は ? なかみ|

カブト … その 子 を 放して やり なさい 。 ||こ||はなして||

その 子 も 一緒に 連れて いく わ 。 |こ||いっしょに|つれて||

♪♪~

サイ と やら … じゃあ 行こう かしら 。 ||||いこう|

♪♪~

やはり な …。

ヤマト 隊長 ? ん ? |たいちょう|

サイ は …。 ( 通信 機 の 音 ) ||つうしん|き||おと

少し 待って くれ ! すこし|まって|

ん ?

《 橋 が …》 きょう|

アイツ に は 一応 温泉 地 で 仕込んで おいた けど な 。 |||いちおう|おんせん|ち||しこんで|||

ま ぁ いい か … このまま で 追って やる ! ||||||おって|

こう 見えて も 追跡 は 得意な ほう で ね 。 |みえて||ついせき||とくいな|||

ヤマト 隊長 …。 あぁ そう だった ね 。 |たいちょう||||

サイ なら 今 大 蛇 丸 と 一緒に 移動 中 だ よ 。 ||いま|だい|へび|まる||いっしょに|いどう|なか||

あっ …。 えっ ?

一緒に !? いっしょに

どういう こと です ?

2 人 と も ボク に ついてき な ! じん||||||

♪♪~

まだ 土 が やわらかい って ば よ 。 |つち|||||

♪♪~

橋 は 壊れて る し ここ は こんなに な っち まって …。 きょう||こぼれて||||||||

いったい 何 が あった んだ って ば よ ! |なん||||||

覚えて ない の か ? おぼえて|||

えっ ?

う ~ ん …。

《 やはり 自 来 也様 が おっしゃって いた とおり か …》 |じ|らい|やさま|||||

(( 自 来 也 : 怒り が 引き金 と なり ➡ じ|らい|や|いかり||ひきがね||

妖狐 の 尾 が 生え 増えて いった 。 ようきつね||お||はえ|ふえて|

その 妖狐 の 尾 が 3 本 目 の とき まで は ➡ |ようきつね||お||ほん|め||||

アイツ も 意識 を 保って いた が ➡ ||いしき||たもって||

4 本 目 で ついに 見境 が なくなり ➡ ほん|め|||みさかい||

破壊 衝動 に 支配 さ れて いった )) はかい|しょうどう||しはい|||

♪♪~

そう いえば オレ って なんで 気絶 して た んだ ? |||||きぜつ|||

♪♪~

( サクラ ) 大 蛇 丸 に やられて ➡ |だい|へび|まる||

気絶 して いた の よ …。 えっ ? きぜつ|||||

マジ かよ !? チクショウ !!

サイ の 荷物 が 散らばって る …。 ||にもつ||ちらばって|

でも … なぜ この 絵本 が …? |||えほん|

(( へ ぇ ~ 絵本 か ぁ 。 ||えほん||

それ 行く 途中 に 見せて もらって も いい ? |いく|とちゅう||みせて|||

それ は ダメ だ よ 。

これ … まだ 完成 して ない から …。 ||かんせい|||

それ に … 人 に は 渡さ ない こと に して る んだ 。 ||じん|||わたさ||||||

( サイ ) これ は … 兄さん のだ から ね )) |||にいさん|||

この 絵本 は サイ に とって は 大切な もの の はず …。 |えほん||||||たいせつな|||

それ を こんな ところ へ …。

( ヤマト ) そんな 大切な もの を 置いて いく くらい だ 。 ||たいせつな|||おいて|||

( ヤマト ) さしも の アイツ も ➡

大 蛇 丸 を 前 に 緊張 して いた の か な 。 だい|へび|まる||ぜん||きんちょう|||||

まるで 見て いた みたいに 知っている んです ね 。 |みて|||しっている||

( ヤマト ) さっき まで ボク の 木 分身 を ここ に おいて ➡ |||||き|ぶんしん||||

ここ に 仕込んで ある 無線 で ➡ ||しこんで||むせん|

連絡 を 取り合って いた から な 。 れんらく||とりあって|||

サイ に … 何 が あった んです か !? ||なん||||

サイ は … ここ で 大 蛇 丸 と 会話 の やりとり を した あと ➡ ||||だい|へび|まる||かいわ|||||

大 蛇 丸 と カブト の あと に ついていった …。 だい|へび|まる||||||

えっ !? どういう こと だって ば よ !?

会話 の 内容 は ? かいわ||ないよう|

( ヤマト ) 会話 は 遠くて 聞き取れ なかった みたいだ 。 |かいわ||とおくて|ききとれ||

う ~ ん … なんの 話 を した んだろう ? |||はなし|||

脅さ れて 連れて いか れた の かも 。 おどさ||つれて||||

いや … そんな 感じ じゃ なかった 。 ||かんじ||

自ら 大 蛇 丸 に 近づき 何 か を 渡して いた 。 おのずから|だい|へび|まる||ちかづき|なん|||わたして|

まるで 大 蛇 丸 に 取り入ろう と する か の ように ね 。 |だい|へび|まる||とりいろう||||||

ちょ … ちょっと 待って くれ って ば よ ! ||まって||||

いくら アイツ が すげ え イヤ な ヤツ でも オレ たち を 裏切る なんて こと は …。 ||||||||||||うらぎる|||

いや … ある かも …。

♪♪~

(( 綱 手 : 昔 … 三 代 目 火影 の イス を 巡って ➡ つな|て|むかし|みっ|だい|め|ほかげ||||めぐって

亡き 猿 飛 先生 と 争った 人物 だ 。 なき|さる|と|せんせい||あらそった|じんぶつ|

( 綱 手 ) 三 代 目 と は 違い ガチガチ な 合理 的 思考 に 基づく 強硬 ➡ つな|て|みっ|だい|め|||ちがい|||ごうり|てき|しこう||もとづく|きょうこう

武闘 派 路線 の 主導 者 で …➡ ぶとう|は|ろせん||しゅどう|もの|

サイ の 上司 だ 。 ||じょうし|

初代 火影 の 孫 で ➡ しょだい|ほかげ||まご|

穏健 派 だった 三 代 目 の 教え子 の 私 が 嫌いな の さ …)) おんけん|は||みっ|だい|め||おしえご||わたくし||きらいな||

♪♪~

ヤマト 隊長 は ダンゾウ って 人 の こと …。 ( ヤマト ) 知っている よ 。 |たいちょう||||じん||||しっている|

誰 なん だって ば よ ? それ …。 だれ|||||

かつて 三 代 目 と 対立 した タカ 派 の 男 …。 |みっ|だい|め||たいりつ|||は||おとこ

サイ の 上司 で …➡ ||じょうし|

三 代 目 の 意志 を よく 思って ない じじ いよ …。 みっ|だい|め||いし|||おもって|||

ダンゾウ は サイ を 使って ➡ ||||つかって

何 か を しよう と して いる の かも しれ ない …。 なん||||||||||

♪♪~

もしかすると … サイ は その ダンゾウ から ➡

ボク ら の 隊 の 任務 と は 別の …➡ |||たい||にんむ|||べつの

何らか の 極秘 任務 を …➡ なんらか||ごくひ|にんむ|

命ぜ られて いた 可能 性 も ある な …。 めいぜ|||かのう|せい|||

な っ …!? それ じゃあ アイツ は オレ たち と の 任務 を 利用 して ➡ ||||||||||にんむ||りよう|

大 蛇 丸 の ヤツ と 接触 する ため に 動いて たって こと か !? だい|へび|まる||||せっしょく||||うごいて|||

そういう こと ね 。

ここ から さらに 強引な 推測 だ が …➡ |||ごういんな|すいそく||

考え られ ない こと も ない こと と … 心して 聞いて くれ 。 かんがえ||||||||こころして|きいて|

♪♪~

ダンゾウ は …➡

今 の 木 ノ 葉 を 潰す 気 かも しれ ない ! いま||き||は||つぶす|き|||

( チャイム )

今日 は 「 初代 火影 の 首 飾り 」 に ついて だ 。 きょう||しょだい|ほかげ||くび|かざり|||

初代 火影 の 持ち物 だった この 首 飾り に は ➡ しょだい|ほかげ||もちもの|||くび|かざり||

特殊な 鉱石 が 使わ れて いて ➡ とくしゅな|こうせき||つかわ||

売れば 山 3 つ は 買える と いわ れる 代物 だ 。 うれば|やま|||かえる||||しろもの|

初代 火影 の 孫 綱 手 様 に とって は ➡ しょだい|ほかげ||まご|つな|て|さま|||

お じい さま の 形見 と いう わけだ 。 ||||かたみ|||

かつて 綱 手 様 は この 首 飾り を 弟 の 縄 樹 君 。 |つな|て|さま|||くび|かざり||おとうと||なわ|き|きみ

そして 恋人 の ダン さん に プレゼント した こと が あった 。 |こいびと|||||||||

しかし 最愛 の 2 人 は 共に 戦乱 の なか ➡ |さいあい||じん||ともに|せんらん||

志 半ば で 命 を 落として しまった 。 こころざし|なかば||いのち||おとして|

以来 この 首 飾り は 綱 手 様 以外 の 持ち主 を 認め ず ➡ いらい||くび|かざり||つな|て|さま|いがい||もちぬし||みとめ|

着けた 人間 は 必ず 死ぬ と 言わ れる ように なった 。 つけた|にんげん||かならず|しぬ||いわ|||

それ から 長い 年月 が 経ち ➡ ||ながい|ねんげつ||たち

首 飾り は 2 人 と 同じ 夢 を もつ 少年 に 託さ れた 。 くび|かざり||じん||おなじ|ゆめ|||しょうねん||たくさ|

それ が ナルト だ 。

吉 と 出る か 凶 と 出る か …。 きち||でる||きょう||でる|

これ こそ が 綱 手 様 の 最大 の ギャンブル な の かも しれ ない な 。 |||つな|て|さま||さいだい||||||||