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バクマン。, Bakuman . Episode 4

Bakuman . Episode 4

( 真 城 最高 ( ま しろ もり たか ) ) ごめん 僕 … 叔父さん は 自殺 だ と 思って た

( 真 城 昌弘 ( まさ ひろ ) ) あいつ は そんな 根性 なし じゃ ない

逆境 に なれ ば なる ほど 歯 を 食いしばって 頑張る やつ だ

泣き言 ひと つ 言わ ず に な

( 最高 ) そう だ ね

本当 に 寝る 間 も 惜し ん で

ひたすら 何 か を 描 い て い た

( 昌弘 ) 最高 「 巨人 ( きょじん ) の 星 ( ほし ) 」 は 読 ん だ か ?

( 最高 ) えっ うん …

( 昌弘 ) じゃあ 坂本 龍 馬 ( さ かも とりょう ま ) の セリフ 知って る な ?

うん

( 昌弘 ) 「 あした の ジョー 」 は 大好き だった な ?

( 最高 ) あっ …

うん

父さん もう 言わ なく て いい

ありがとう

( 昌弘 ) うん

( 高木 秋 人 ( た かぎ あき と ) ・ 最高 ) 亜豆 ( あずき ) ?

母ちゃん だ !

亜豆 の 母ちゃん だ よ これ

( 亜豆 美雪 ( みゆき ) ) 立派 な マンガ 家 さん に なって

私 も 陰ながら 応援 し て ます

はい ! ありがとう ございます

はい !

( 最高 ) 俺 恵まれ てる な

( 秋 人 ) “ 俺 ” じゃ なく て “ 俺 たち ” ね

( 最高 ) 俺 絶対 この 夢 現実 に する

これ で やら なきゃ ―

男 じゃ ない

男 じゃ ねえ よ !

俺 明日 … いや 今日 から

自分 の 絵 を マンガ の 絵 に する の を 始める !

( 秋 人 ) よ ー し 俺 も ネーム に 挑戦 する !

♪ ~

~ ♪

( 真 城 信弘 ( のぶ ひろ ) ) プロ は ほとんど が G ( ジー ) ペン

線 の 強弱 が つく から 絵 に 雰囲気 が 出る

俺 は 使いこな せ なく て カブラ ペン

ギャグ マンガ なら ギリギリ これ でも あり だ が

プロ なら G ペン だ

たま に 挑戦 し て みる けど これ が 難しい

あ あっ

ハア …

( 担任 ) 真 城

真 城 ! 起きろ

え ?

や べ !

( 生徒 たち の 笑い声 ) ( 担任 ) 真 城

徹夜 で 頑張る の は いい が テスト 中 寝 て たら 意味 ない ぞ

( 最高 ) す っ すいません

やっと 終わった

大丈夫 か ?

テスト 中 に 爆睡 ( ば く すい ) し てる やつ なんて 初めて 見 た ぞ

( 鈴木 ( すずき ) ) 最高 ( サイコー ) !

居眠り する ほど 勉強 し て た の か ?

別に

( 川崎 ( かわさ き ) ) それ より さ

テスト 終わった ん だ し 映画 行 か ね ?

( 鈴木 ) そう そう あの エロ い やつ !

エロ い やつ ?

悪 ( わり ) い やる こと ある ん だ

( 川崎 ) なん だ よ

あいつ ら ここん とこ ずっと つる ん でる な

ひょっとして 徹夜 で 絵 の 練習 し て た の か ?

仕事場 で 0 時 過ぎ まで

それ から 家 に 帰って 学校 へ 行く まで ずっと

登校 中 に 頭 冷え て なかったら ペン で テスト を 受ける 勢い だった

すげ え マジ で 持って き てる

とにかく これ に 慣れ なきゃ 話 に なら ない

マンガ に 限界 ない し な

限界 ?

テスト と 違って 答え が ある わけ じゃ ない

絵 も 話 も 上限 ない じゃ ん

このまま 仕事場 行く けど 秋 人 ( シュー ジン ) も 行く ?

おう !

( 最高 ) うれし そう だ な 秋 人 ( シュー ジン )

ほ い 合 鍵 秋 人 ( シュー ジン ) の 分

あっ

い … いい の か ?

( 最高 ) 秋 人 ( シュー ジン ) も 好き な 時 に 行 け た ほう が いい だ ろ ?

サ … サンキュー

( 最高 ) テスト も 終わった し 思いっきり 打ち込 め る な

( 秋 人 ) すげ え !

や っぱ 最高 ( サイコー ) の 才能 半端 じゃ ねえ よ !

たった 1 日 で マンガ の 絵 描 け てる

全然 ダメ だ って

どこ が ?

線 が 硬い し 太 さ が めちゃくちゃ

マンガ の 絵 に は なって ない

そう か ?

( 最高 ) や っぱ G ペン って 難 ( む ず ) いよ

頭 の 中 で イメージ し てる 太 さ に 描 け ない

難 ( む ず ) い から 一 度 カブラ ペン も 使って み た

あ ? カブラ ペン ?

( 最高 ) これ

ああ 俺 つけ ペン って これ の こと だ と 思って た

叔父さん も G ペン 知ら ず に これ で 描 い て た ん だって さ

( 秋 人 ) へえ

… で 編集 者 に G ペン 使え って 言わ れ た ん だ けど

もう 変 な 癖 が つい て て 使いこな せ なく て

ずっと カブラ ペン 使って た らしい

線 の 強弱 は 出 にくい けど 逆 に 一定 の 太 さ の 線 は 描き やすい

G ペン は 線 の 強弱 が つけ やすい けど

紙 に 引っかかり やすい

なるほど

叔父さん が カブラ ペン で プロ と し て やって た から って

それ じゃ ダメ な ん だ よ な

ダメ に 決まって ん だ ろ

絵 に 味 も 雰囲気 も 出 ない

叔父さん “ 絵 が 下手 ” って 開き直って たし

ギャグ だ から ギリギリ あり だった ん だ って

( 秋 人 ) だ よ な …

とにかく 鉛筆 で デッサン 描く の や 筆 で 水彩 画 描く の と 全く 違う

ひたすら 描 い て 慣れる しか ない

これ も 昨日 描 い て み た

( 秋 人 ) あ ?

( 秋 人 の 声 ) あっ うめ え !

… て 言わ ない ほう が いい ん だ ろ う な

最高 ( サイコー ) は 満足 し て ない ん だ ろ う し

( 最高 ) 背景 は カブラ ペン の ほう が うまく 描 ける

すごく 細い 線 は 丸 ( まる ) ペン

( 秋 人 ) へえ

あっ あれ 見 て 描 い た の か ?

( 最高 ) ああ

段ボール に 入って た の 全部 出し て 並べ た ん だ

こんな 資料 売って ん だ

これ で 原稿 バッチリ 描 ける じゃ ん

( 最高 ) 効果 も 入れ ない と

( 秋 人 ) 効果 ?

( 最高 ) これ な ( 秋 人 ) ん ?

( 最高 ) 叔父さん は 番 号 で アシスタント に 指示 出し て た みたい だ けど

まず 自分 で でき なきゃ

こんな 線 全部 手 で 描く の か ?

( 最高 ) こう いう 定規 使い ながら な

俺 たち に は アシスタント い ない から ―

スクリーン トーン だって 自分 で 貼 ん なきゃ なら ない

これ は カッター で 切り 出し て 貼る

つまり 1 枚 の 原稿 を 作る に は …

( 最高 ) まず ネーム を 基 に 原稿 用紙 に 下 描き を し て

( 秋 人 ) キャラ と 背景 に ペン を 入れる

( 最高 ) そう

… で ベタ 塗り に 効果

スクリーン トーン を 貼って

( 秋 人 ) これ で やっと 完成 か

やる こと いっぱい ある な

( 最高 ) ああ

人 に よって 工程 は 違う かも しれ ない けど

大体 こんな 感じ だ と 思う

持ち込み できる よう な もの を 描く まで

どれ だけ マスター し なきゃ なら ない こと が ある ん だ って ―

気づ い て 焦った

止まって いる 人間 は 簡単 だ けど

動き

表情

構図

すべて 描 け なきゃ プロ に は な れ ない

どれ だけ 時間 が かかる か …

今 思う と ―

叔父さん が ズブ の 素人 から 3 年 で デビュー し た って ―

すごい と 思う

あの 人 ホワイト の 存在 知ら ない で

少し 失敗 し たら 全部 描き 直し て た らしい から

えっ … へえ そう な ん だ

( 最高 ) で も やる しか ない !

18 まで に アニメ 化

ホント に 1 秒 も ムダ に でき ねえ !

( 秋 人 ) 最高 ( サイコー ) ( 最高 ) ん ?

( 秋 人 ) 気持ち は 分かる けど

テスト の 前 の 日 くらい 勉強 し た ほう が いい と 思う

分かって る

昨日 も 少し は 勉強 する つもり だった けど

気づ い たら 朝 に なって た

気づ い たら って …

とにかく 今 は 努力 し ない と

叔父さん も 言って た マンガ 家 に なる 条件 の 1 つ だって

( 秋 人 ) マンガ 家 に なる 条件 ?

川口 ( かわ ぐち ) たろう 流 の な

天才 じゃ ない 場合 の 三 大 条件

お … 俺 に も 教え て !

( 最高 ) その 一

うぬぼれ

自分 は ほか の やつ より できる と 思い込め

それ は 持って る な

もっとも うぬぼれ じゃ なく 本当 に 才能 が …

それ を うぬぼれ って いう ん だ ろ

その 二

努力

お っ まとも な こ と 言う ん だ 川口 たろう 先生

( 最高 ) … で 最後

うん

そう 運

え ?

なん だ よ 最後 は 運 か よ

当たり前 だ ろ ?

天才 じゃ ない ん だ し ばくち 打ち な ん だ から

夢 は 語って る だけ じゃ 実現 し ない から な

この 週 末 は ずっと 描き 続ける

よし !

じゃあ 俺 は ここ に ある マンガ 全部 読む !

( 秋 人 ) う っ う う …

この 「 父 ( ちち ) の 魂 ( たましい ) 」 って 泣ける な

( 泣き声 )

( 岩瀬 愛子 ( いわ せ あいこ ) ) “ 人々 は 途中 に 立ち 並び て ”

“ 後 影 ( うしろ かげ ) の 見 ゆる まで は と 見送る なる べし ”

( 教師 ) はい そこ まで

じゃあ 次 は … 鈴木

( 鈴木 ) あっ はい !

( 教師 ) … は やめ とい て

( 生徒 たち の 笑い声 ) ( 鈴木 ) な … なんで です か !

( 教師 ) 別 に 意味 は ない ん だ けど な

( 鈴木 ) ひ ど っ !

( 教師 ) じゃあ 川崎

( 川崎 ) え え ~ ?

( 秋 人 ) このまま 仕事場 行く よ な ?

( 最高 ) ああ

( 秋 人 ) 「 ジャック 」 買って く ぞ

( 最高 ) よろしく

( 秋 人 ) 今週 の 巻頭 カラー は ?

( 最高 ) あと 必要 な 物 は …

( 秋 人 ) 最高 ( サイコー ) ! ( 最高 ) ん ?

ちょ … ちょっと ちょっと

これ !

( 最高 ) あっ 手塚 ( て づか ) 賞

準 入選 出 た ん だ

こ … この 準 入選

何 だ よ ?

年 ( と し ) … 見 て みろ 年 !

( 最高 ) うん ?

あっ …

15 歳

( 最高 ) 15 歳

高校 生 だって さ

全 審査 員 絶賛 だって

新妻 ( に い づま ) エイジ

なんか ムカ つく な こいつ

( 秋 人 ) ん ? ( 最高 ) 受賞 の 言葉

“ みんな が ゲーム し て 遊 ん で いる 時 に も ― ”

“ 我慢 し て 努力 し た 甲斐 ( かい ) が あり まし た ”

“ これ から も 頑張って ― ”

“ 「 ジャック 」 誌面 で 活躍 し たい です ”

この 間 まで ゲーム ばっ か し て た 俺 へ の 当てつけ に 見える よ

こんな やつ 俺 たち なら すぐ 追い越 せる って

よく 見 たら 褒め られ てる の 画 力 ( が りょく ) ばっかり だ し

すごい 自信 だ な

自信 努力 運 だ から な

( 最高 ) うぬぼれ 努力 運 だって

“ 自信 ” の ほう が 聞こえ が いい じゃ ん

あっ そんな こと より 「 こ ち 亀 ( かめ ) 」 は … っと

( 最高 の 声 ) 15 歳 で 準 入選 か

( 真 城 加代子 ( か よこ ) ) 最高

ん ?

( 加代子 ) 鍵 を もらって うれしい の は 分かる けど

毎日 叔父さん の 仕事場 に 入り浸って

あなた 受験 生 な の よ

( 最高 ) 分かって る

ホント に 分かって る の ?

だったら ちゃんと 勉強 …

( 真 城 二三男 ( ふみ お ) ) おかわり もら える かい ?

( 加代子 ) あ … はい

( 二三男 ) 悪い ねえ 加代子 さん

ん ?

俺 屋上 行く

( 秋 人 ) 待て よ ! 俺 も 行く

( 男子 生徒 ) いい ねえ 超 萌 ( も ) え って 感じ で

( 男子 生徒 ) なんか すぐ プロ の マンガ 家 に な れ そう じゃ ん

( 石沢 ( いし ざ わ ) ) まあ ね 俺 が 本気 出せ ば 業界 変わっちゃ う かも ね

( 男子 生徒 ) そう だ !

今度 僕 が 話 考える から 石沢 君 絵 描 い て よ

まっ いい けど 俺 の 要求 は 高い よ

( 見 吉 香 耶 ( みよし かや ) ) ふ ー ん ( 石沢 ) あ ?

あの さ 1 つ 聞い て いい ?

( 石沢 ) 何 だ よ

( 見 吉 ) なんで みんな 同じ 方向 見 て ん の ?

肩 まで しか 描 い て ない し

( 最高 ・ 秋 人 ) ブフッ … ( 石沢 ) ん ?

あいつ ら 今 笑った よ な ?

( 男子 生徒 ) 2 組 の 高木 君 だった

( 石沢 ) もう 1 人 は ?

( 男子 生徒 ) さあ … 誰 だ っけ ?

( 最高 ) あいつ 誰 だ っけ ?

( 秋 人 ) 見 吉 香 耶

亜豆 の 一 番 の 親友

( 最高 ) 知って る

じゃ なく て 絵 描 い て た やつ

( 秋 人 ) 石沢

2 年 の 時 同じ クラス だった

( 最高 ) あいつ も マンガ 家 目指し てん の かな

( 秋 人 ) さあ

マンガ 描 い て ます って アピール し て ―

注目 浴び たい だけ じゃ ね ?

まっ 見 吉 に ツッコ ま れる よう じゃ ―

たかが 知れ てる だ ろ う けど な

( 担任 ) みんな 中間 テスト 終わった から って ―

気 抜く な よ

本番 は あくまで 高校 入試 だ から な

今回 の テスト を 基 に ―

もう 一 度 進路 に つい て 真剣 に 考える よう に

( 生徒 たち ) は ー い

( 担任 ) じゃあ 授業 始める ぞ

( 秋 人 ) よし ! ストーリー も 十分 に 練れ た

仕事場 行って バリバリ ネーム 描く ぞ !

ん っ ? 最高 ( サイコー )

( 最高 ) なあ

俺 たち くらい で マンガ 家 目指す やつ

結構 多い の かも な

( 秋 人 ) かも な 新妻 エイジ は 15 歳 って 言って たし

石沢 だ って …

どこ まで 本気 か 分か ん ねえ けど

俺 高校 もう 谷 草 北 ( やく さ きた ) で いい

えっ ?

( 秋 人 ) 谷 草 北 って …

( 最高 ) 成績 トップ の 秋 人 ( シュー ジン ) から 見 たら ―

楽勝 かも しん ない けど

うち の 親 が 許す 最低 レベル

少し でも マンガ 描く 時間 に 充て たい ん だ

すべて は マンガ 家 に なる ため … か

俺 こんなに 時間 が もったいない って 思った こと ない

こんなに 真剣 に 何 か に 打ち込 ん だ こと も

でも 最高 ( サイコー )

亜豆 と 同じ 高校 行か なく て いい の か ?

( 最高 ) どこ 行く か 知ら ねえ し

女子 校 かも しれ ねえ じゃ ん

聞け ば いい じゃ ん

いや 違う 高校 へ 行く

その ほう が …

ロマンチック だ

( 秋 人 の 声 ) 出 た ! ロマンチスト の DNA

( 最高 ) 中学 を 卒業 し て 次に 会う の は

俺 が マンガ 家

亜豆 が 声優 に なった 時

( 秋 人 ) “ それ まで は メール と か だけ で 励まし合う の ”

… なんだ な

( 最高 ) ああ

( 秋 人 ) なあ そこ まで 叔父さん の まね し なく て も いい ん じゃ ねえ ?

( 最高 ) 俺 が そう し たい ん だ

きっと 亜豆 も そう し たい と 思って る

( 秋 人 ) 最高 ( サイコー )

亜豆 が ほか の 高校 で 彼 氏 が でき ちゃ う なんて こと ―

考え て ねえ だ ろ

考え て ねえ よ

俺 は 亜豆 を 信じ てる

亜豆 と 離れ離れ に なった と し て も

ホント に 北 高 ( きた こう ) 行く ん だ な ?

マンガ を 描く 時間 を 取る ため に

( 最高 ) ああ

じゃあ 俺 も 北 高 だ

( 最高 ) は あ ?

秋 人 ( シュー ジン ) は ちゃんと 進学 校 行け よ !

( 秋 人 ) 一緒に マンガ 家 目指す なら ―

同じ 高校 行った ほう が 何 か と 都合 が いい し ―

時間 が もったいない

最高 ( サイコー ) と 同じ 気持ち だ よ

それ に …

これ もらって 俺 す っ げ え うれしかった

マンガ 家 に な れ なかった 時 の 保険 に ―

いい 大学 行 こ う と 思って た けど ―

な れ なかった 時 を 優先 し て ちゃ ダメ だ ろ

秋 人 ( シュー ジン )

( 秋 人 ) 北 高 決まり な

落ちる な よ 最高 ( サイコー )

ああ

あっさり 決め て マンガ に 集中 する

これ 以上 同年 代 の やつ ら に 差 つけ られ て たまる か

( 秋 人 ) そう だ な

当面 の ライバル は 新妻 エイジ って とこ か

エイジ は もう 担当 編集 と “ 高校 卒業 と 同時に 連載 ”

… なんて 話 してん だ ろ う な

えっ ? もう 担当 と か 付い て ん の か よ

100 % 付い てる ! 賞 に 入れ ば 自動 的 に

入ら なく たって

気 に 入って くれ た 編集 が いれ ば 担当 し て くれる

そう 叔父さん が 言って た

担当 か

1 歩 も 2 歩 も エイジ に 先 越さ れ てる な

担当 と いって も ピンキリ だ から

付け ば いい って もん で も ない らしい けど

マンガ 家 の ほう から は 選 べ ない から

いい 担当 付く か どう か は

運 か

的外れ な 批評 ばかり する やつ と か

原稿 を 取り に 来る 以外 は 遊び ほう け てる 担当 と か

いろいろ いる らしい

ひで え

じゃあ 今度 は ―

俺 が ちょっと 感動 し た 編集 の 話 な

おう

( 最高 ) ほか の 雑誌 で 読み切り が 載った こと の ある 新人 に

見込み が ある から どんどん 描 い て 持ってこい って 言って ―

次々 と 描か せ た

でも 10 回 目 くらい に 持ち込 ん だ 原稿 を 読み 終わる と

( 秋 人 ) シュレッダー に かけ た ?

なんで それ に 感動 す ん だ よ

その 新人 は いつも 最初 の 数 ページ 読ま れ た だけ で ―

ボツ って 言わ れ て た ん だ って

だから 最後 まで 読 ん で くれ た こと に 喜 ん だ

そして シュレッダー に かけ られ た 悔し さ を バネ に

人気 作家 の 仲間 入り を し た

( 秋 人 ) おお そこ まで 聞く と なんか いい 話 だ

( 最高 ) それ で 連載 の 打ち合わせ 中 …

( 編集 者 ) あの 時 は すま なかった

でも ここ で 褒め ない ほう が もっと 伸びる と 思った ん だ

( マンガ 家 ) う っ う う … ありがとう ございます

( 秋 人 ) ウソ くせ え

その 編集 は のち に 編集 長 に なった ん だ って

それ こそ マンガ み たい な 話 じゃ ん

ほとんど の 編集 は それ くらい マンガ に 情熱 持って やって る って ―

叔父さん が 言って た

みんな マンガ が 好き な やつ ばっかり だ って

なあ

( 最高 ) ん ?

( 秋 人 ) 編集 に 会い に 行か ねえ ?

な っ …

持ち込み し たい ん です けど って 電話 すれ ば 会 える ん だ ろ ?

( 最高 ) 会え っけ ど

持ち込む 原稿 まだ ねえ じゃ ん

夏 休み 中 に 1 本 仕上げよ う ぜ

あっ

それ で 「 ジャック 」 に 持ち込む

連載 する と し たら

アニメ 化 ねらう なら 「 ジャック 」 だ よ な

ダメ で もともと じゃ ん

俺 たち の 原稿 を 見 て ―

編集 が どう いう 反応 を する か 見 に 行く

2 人 の 力 が 通用 する か どう か 試し て みよ う ぜ !

よし やろ う !

夏 休み 中 に 作品 を 完成 さ せ て ―

「 ジャック 」 に 持ち込む

( 秋 人 ) うん

そう と 決まれ ば

仕事場 行 こ う ぜ !

( 最高 ) おう !

( 秋 人 ) おい あれ …

え ? あっ …

亜豆 …

小 5 の 妹 いる って の は 知って た けど

妹 も かわいい な

や べ え な どう しよ う

や べ え じゃ ない だ ろ

メアド 聞く チャンス じゃ ん

( 最高 ) あの 強力 な 母親 と 一緒 だ ぞ

( 秋 人 ) 1 対 1 なら 聞 けん の かよ

うる せ え って

気づか ない ふり し て 黙って 通りすぎる

いい な ?

( 秋 人 ) 普通 気 づく だ ろ

( 最高 ) いい から !

( 秋 人 ) お っ

亜豆 も 気づ い た みたい だ ぞ

( 最高 ) う …

( 秋 人 ) 明らか に 顔 を 赤く し て

親 の 後ろ に 回った

実況 し なく て い い っつ う の

( 美雪 ) あら 美保 ( みほ ) 同じ クラス の お 友達 じゃ ない ?

( 亜豆 美奈 ( みな ) ) あっ お 姉 ( ねえ ) 顔 が 赤い

( 亜豆 美保 ) 美奈 !

… に し て も 亜豆 も 最高 ( サイコー ) も シャイ だ よ な

よく 同じ 教室 で 知ら ん ぷり し て い られる よ

黙って ろ って

ハア …

あっ …

( 服部 雄二郎 ( はっと り ゆうじ ろう ) ) 君 の 作品 は 編集 長 も 高く 評価 し て いる

もちろん 僕 も 君 に は 才能 が ある と 思って る

( 新妻 エイジ ) ゴオー !

( 雄二郎 ) それ で ぜひ 上京 し て み て は どう か と …

( エイジ ) ドオー !

( 雄二郎 ) 新妻 君 ?

( エイジ ) ダアー !

♪ ~

~ ♪

( 見 吉 ) 高木 さ 美保 の こと 好き な ん じゃ ない の ?

だって 前 に 美保 の 夢 は 何 か 探り 入れ て き た じゃ ん

( 亜豆 ) それ は … ( 見 吉 ) 何 ? 何 ?

( 亜豆 ) その うち 分かる かも ( 見 吉 ) “ かも ” ?

( 亜豆 ) 次回 「 夏 と ネーム 」

夢 追い 人 の 夏 は 忙しい


Bakuman . Episode 4 bakuman|episode Bakuman . Episode 4

( 真 城 最高 ( ま しろ もり たか ) ) ごめん 僕 … 叔父さん は 自殺 だ と 思って た まこと|しろ|さいこう||||||ぼく|おじさん||じさつ|||おもって|

( 真 城 昌弘 ( まさ ひろ ) ) あいつ は そんな 根性 なし じゃ ない まこと|しろ|まさひろ||||||こんじょう|||

逆境 に なれ ば なる ほど 歯 を 食いしばって 頑張る やつ だ ぎゃっきょう||||||は||くいしばって|がんばる||

泣き言 ひと つ 言わ ず に な なきごと|||いわ|||

( 最高 ) そう だ ね さいこう|||

本当 に 寝る 間 も 惜し ん で ほんとう||ねる|あいだ||おし||

ひたすら 何 か を 描 い て い た |なん|||えが||||

( 昌弘 ) 最高 「 巨人 ( きょじん ) の 星 ( ほし ) 」 は 読 ん だ か ? まさひろ|さいこう|きょじん|||ほし|||よ|||

( 最高 ) えっ うん … さいこう||

( 昌弘 ) じゃあ 坂本 龍 馬 ( さ かも とりょう ま ) の セリフ 知って る な ? まさひろ||さかもと|りゅう|うま||||||せりふ|しって||

うん

( 昌弘 ) 「 あした の ジョー 」 は 大好き だった な ? まさひろ|||||だいすき||

( 最高 ) あっ … さいこう|

うん

父さん もう 言わ なく て いい とうさん||いわ|||

ありがとう

( 昌弘 ) うん まさひろ|

( 高木 秋 人 ( た かぎ あき と ) ・ 最高 ) 亜豆 ( あずき ) ? たかぎ|あき|じん|||||さいこう|あまめ|

母ちゃん だ ! かあちゃん|

亜豆 の 母ちゃん だ よ これ あまめ||かあちゃん|||

( 亜豆 美雪 ( みゆき ) ) 立派 な マンガ 家 さん に なって あまめ|みゆき||りっぱ||まんが|いえ|||

私 も 陰ながら 応援 し て ます わたくし||かげながら|おうえん|||

はい ! ありがとう ございます

はい !

( 最高 ) 俺 恵まれ てる な さいこう|おれ|めぐまれ||

( 秋 人 ) “ 俺 ” じゃ なく て “ 俺 たち ” ね あき|じん|おれ||||おれ||

( 最高 ) 俺 絶対 この 夢 現実 に する さいこう|おれ|ぜったい||ゆめ|げんじつ|| (The best) I will definitely make this dream a reality

これ で やら なきゃ ―

男 じゃ ない おとこ||

男 じゃ ねえ よ ! おとこ|||

俺 明日 … いや 今日 から おれ|あした||きょう|

自分 の 絵 を マンガ の 絵 に する の を 始める ! じぶん||え||まんが||え|||||はじめる Start turning your drawings into manga drawings!

( 秋 人 ) よ ー し 俺 も ネーム に 挑戦 する ! あき|じん||-||おれ||ねーむ||ちょうせん|

♪ ~

~ ♪

( 真 城 信弘 ( のぶ ひろ ) ) プロ は ほとんど が G ( ジー ) ペン まこと|しろ|のぶひろ|||ぷろ||||g||ぺん

線 の 強弱 が つく から 絵 に 雰囲気 が 出る せん||きょうじゃく||||え||ふんいき||でる

俺 は 使いこな せ なく て カブラ ペン おれ||つかいこな|||||ぺん

ギャグ マンガ なら ギリギリ これ でも あり だ が ぎゃぐ|まんが||ぎりぎり|||||

プロ なら G ペン だ ぷろ||g|ぺん|

たま に 挑戦 し て みる けど これ が 難しい ||ちょうせん|||||||むずかしい

あ あっ

ハア …

( 担任 ) 真 城 たんにん|まこと|しろ

真 城 ! 起きろ まこと|しろ|おきろ

え ?

や べ !

( 生徒 たち の 笑い声 ) ( 担任 ) 真 城 せいと|||わらいごえ|たんにん|まこと|しろ

徹夜 で 頑張る の は いい が テスト 中 寝 て たら 意味 ない ぞ てつや||がんばる|||||てすと|なか|ね|||いみ||

( 最高 ) す っ すいません さいこう|||

やっと 終わった |おわった

大丈夫 か ? だいじょうぶ|

テスト 中 に 爆睡 ( ば く すい ) し てる やつ なんて 初めて 見 た ぞ てすと|なか||ばくすい||||||||はじめて|み||

( 鈴木 ( すずき ) ) 最高 ( サイコー ) ! すずき||さいこう|

居眠り する ほど 勉強 し て た の か ? いねむり|||べんきょう||||| Did you study enough to fall asleep?

別に べつに

( 川崎 ( かわさ き ) ) それ より さ かわさき|||||

テスト 終わった ん だ し 映画 行 か ね ? てすと|おわった||||えいが|ぎょう||

( 鈴木 ) そう そう あの エロ い やつ ! すずき||||||

エロ い やつ ?

悪 ( わり ) い やる こと ある ん だ あく|||||||

( 川崎 ) なん だ よ かわさき|||

あいつ ら ここん とこ ずっと つる ん でる な Those guys hang around here all the time

ひょっとして 徹夜 で 絵 の 練習 し て た の か ? |てつや||え||れんしゅう|||||

仕事場 で 0 時 過ぎ まで しごとば||じ|すぎ|

それ から 家 に 帰って 学校 へ 行く まで ずっと ||いえ||かえって|がっこう||いく|| From then on until I got home and went to school

登校 中 に 頭 冷え て なかったら ペン で テスト を 受ける 勢い だった とうこう|なか||あたま|ひえ|||ぺん||てすと||うける|いきおい| If I hadn't had a cold head on my way to school, I would have taken the test with a pen.

すげ え マジ で 持って き てる ||||もって||

とにかく これ に 慣れ なきゃ 話 に なら ない |||なれ||はなし|||

マンガ に 限界 ない し な まんが||げんかい|||

限界 ? げんかい

テスト と 違って 答え が ある わけ じゃ ない てすと||ちがって|こたえ|||||

絵 も 話 も 上限 ない じゃ ん え||はなし||じょうげん|||

このまま 仕事場 行く けど 秋 人 ( シュー ジン ) も 行く ? |しごとば|いく||あき|じん|しゅー|||いく

おう !

( 最高 ) うれし そう だ な 秋 人 ( シュー ジン ) さいこう|||||あき|じん|しゅー|

ほ い 合 鍵 秋 人 ( シュー ジン ) の 分 ||ごう|かぎ|あき|じん|しゅー|||ぶん

あっ

い … いい の か ?

( 最高 ) 秋 人 ( シュー ジン ) も 好き な 時 に 行 け た ほう が いい だ ろ ? さいこう|あき|じん|しゅー|||すき||じ||ぎょう|||||||

サ … サンキュー |さんきゅー

( 最高 ) テスト も 終わった し 思いっきり 打ち込 め る な さいこう|てすと||おわった||おもいっきり|うちこ|||

( 秋 人 ) すげ え ! あき|じん||

や っぱ 最高 ( サイコー ) の 才能 半端 じゃ ねえ よ ! ||さいこう|||さいのう|はんぱ|||

たった 1 日 で マンガ の 絵 描 け てる |ひ||まんが||え|えが||

全然 ダメ だ って ぜんぜん|だめ||

どこ が ?

線 が 硬い し 太 さ が めちゃくちゃ せん||かたい||ふと|||

マンガ の 絵 に は なって ない まんが||え||||

そう か ?

( 最高 ) や っぱ G ペン って 難 ( む ず ) いよ さいこう|||g|ぺん||なん|||

頭 の 中 で イメージ し てる 太 さ に 描 け ない あたま||なか||いめーじ|||ふと|||えが||

難 ( む ず ) い から 一 度 カブラ ペン も 使って み た なん|||||ひと|たび||ぺん||つかって||

あ ? カブラ ペン ? ||ぺん

( 最高 ) これ さいこう|

ああ 俺 つけ ペン って これ の こと だ と 思って た |おれ||ぺん|||||||おもって|

叔父さん も G ペン 知ら ず に これ で 描 い て た ん だって さ おじさん||g|ぺん|しら|||||えが||||||

( 秋 人 ) へえ あき|じん|

… で 編集 者 に G ペン 使え って 言わ れ た ん だ けど |へんしゅう|もの||g|ぺん|つかえ||いわ|||||

もう 変 な 癖 が つい て て 使いこな せ なく て |へん||くせ|||||つかいこな|||

ずっと カブラ ペン 使って た らしい ||ぺん|つかって||

線 の 強弱 は 出 にくい けど 逆 に 一定 の 太 さ の 線 は 描き やすい せん||きょうじゃく||だ|||ぎゃく||いってい||ふと|||せん||えがき|

G ペン は 線 の 強弱 が つけ やすい けど g|ぺん||せん||きょうじゃく||||

紙 に 引っかかり やすい かみ||ひっかかり|

なるほど

叔父さん が カブラ ペン で プロ と し て やって た から って おじさん|||ぺん||ぷろ|||||||

それ じゃ ダメ な ん だ よ な ||だめ|||||

ダメ に 決まって ん だ ろ だめ||きまって|||

絵 に 味 も 雰囲気 も 出 ない え||あじ||ふんいき||だ|

叔父さん “ 絵 が 下手 ” って 開き直って たし おじさん|え||へた||ひらきなおって|

ギャグ だ から ギリギリ あり だった ん だ って ぎゃぐ|||ぎりぎり|||||

( 秋 人 ) だ よ な … あき|じん|||

とにかく 鉛筆 で デッサン 描く の や 筆 で 水彩 画 描く の と 全く 違う |えんぴつ||でっさん|えがく|||ふで||すいさい|が|えがく|||まったく|ちがう

ひたすら 描 い て 慣れる しか ない |えが|||なれる||

これ も 昨日 描 い て み た ||きのう|えが||||

( 秋 人 ) あ ? あき|じん|

( 秋 人 の 声 ) あっ うめ え ! あき|じん||こえ|||

… て 言わ ない ほう が いい ん だ ろ う な |いわ|||||||||

最高 ( サイコー ) は 満足 し て ない ん だ ろ う し さいこう|||まんぞく||||||||

( 最高 ) 背景 は カブラ ペン の ほう が うまく 描 ける さいこう|はいけい|||ぺん|||||えが|

すごく 細い 線 は 丸 ( まる ) ペン |ほそい|せん||まる||ぺん

( 秋 人 ) へえ あき|じん|

あっ あれ 見 て 描 い た の か ? ||み||えが|||| Ah, did you draw that after seeing it?

( 最高 ) ああ さいこう|

段ボール に 入って た の 全部 出し て 並べ た ん だ だんぼーる||はいって|||ぜんぶ|だし||ならべ|||

こんな 資料 売って ん だ |しりょう|うって||

これ で 原稿 バッチリ 描 ける じゃ ん ||げんこう||えが|||

( 最高 ) 効果 も 入れ ない と さいこう|こうか||いれ||

( 秋 人 ) 効果 ? あき|じん|こうか

( 最高 ) これ な ( 秋 人 ) ん ? さいこう|||あき|じん|

( 最高 ) 叔父さん は 番 号 で アシスタント に 指示 出し て た みたい だ けど さいこう|おじさん||ばん|ごう||||しじ|だし|||||

まず 自分 で でき なきゃ |じぶん|||

こんな 線 全部 手 で 描く の か ? |せん|ぜんぶ|て||えがく||

( 最高 ) こう いう 定規 使い ながら な さいこう|||じょうぎ|つかい||

俺 たち に は アシスタント い ない から ― おれ|||||||

スクリーン トーン だって 自分 で 貼 ん なきゃ なら ない すくりーん|とーん||じぶん||は||||

これ は カッター で 切り 出し て 貼る ||かったー||きり|だし||はる

つまり 1 枚 の 原稿 を 作る に は … |まい||げんこう||つくる||

( 最高 ) まず ネーム を 基 に 原稿 用紙 に 下 描き を し て さいこう||ねーむ||もと||げんこう|ようし||した|えがき|||

( 秋 人 ) キャラ と 背景 に ペン を 入れる あき|じん|||はいけい||ぺん||いれる

( 最高 ) そう さいこう|

… で ベタ 塗り に 効果 |べた|ぬり||こうか

スクリーン トーン を 貼って すくりーん|とーん||はって

( 秋 人 ) これ で やっと 完成 か あき|じん||||かんせい|

やる こと いっぱい ある な

( 最高 ) ああ さいこう|

人 に よって 工程 は 違う かも しれ ない けど じん|||こうてい||ちがう||||

大体 こんな 感じ だ と 思う だいたい||かんじ|||おもう

持ち込み できる よう な もの を 描く まで もちこみ||||||えがく|

どれ だけ マスター し なきゃ なら ない こと が ある ん だ って ― ||ますたー||||||||||

気づ い て 焦った きづ|||あせった

止まって いる 人間 は 簡単 だ けど とまって||にんげん||かんたん||

動き うごき

表情 ひょうじょう

構図 こうず

すべて 描 け なきゃ プロ に は な れ ない |えが|||ぷろ|||||

どれ だけ 時間 が かかる か … ||じかん|||

今 思う と ― いま|おもう|

叔父さん が ズブ の 素人 から 3 年 で デビュー し た って ― おじさん||||しろうと||とし||でびゅー|||

すごい と 思う ||おもう

あの 人 ホワイト の 存在 知ら ない で |じん|ほわいと||そんざい|しら||

少し 失敗 し たら 全部 描き 直し て た らしい から すこし|しっぱい|||ぜんぶ|えがき|なおし||||

えっ … へえ そう な ん だ

( 最高 ) で も やる しか ない ! さいこう|||||

18 まで に アニメ 化 ||あにめ|か

ホント に 1 秒 も ムダ に でき ねえ ! ほんと||びょう||むだ|||

( 秋 人 ) 最高 ( サイコー ) ( 最高 ) ん ? あき|じん|さいこう||さいこう|

( 秋 人 ) 気持ち は 分かる けど あき|じん|きもち||わかる|

テスト の 前 の 日 くらい 勉強 し た ほう が いい と 思う てすと||ぜん||ひ||べんきょう|||||||おもう

分かって る わかって|

昨日 も 少し は 勉強 する つもり だった けど きのう||すこし||べんきょう||||

気づ い たら 朝 に なって た きづ|||あさ|||

気づ い たら って … きづ|||

とにかく 今 は 努力 し ない と |いま||どりょく|||

叔父さん も 言って た マンガ 家 に なる 条件 の 1 つ だって おじさん||いって||まんが|いえ|||じょうけん|||

( 秋 人 ) マンガ 家 に なる 条件 ? あき|じん|まんが|いえ|||じょうけん

川口 ( かわ ぐち ) たろう 流 の な かわぐち||||りゅう||

天才 じゃ ない 場合 の 三 大 条件 てんさい|||ばあい||みっ|だい|じょうけん

お … 俺 に も 教え て ! |おれ|||おしえ|

( 最高 ) その 一 さいこう||ひと

うぬぼれ

自分 は ほか の やつ より できる と 思い込め じぶん||||||||おもいこめ

それ は 持って る な ||もって||

もっとも うぬぼれ じゃ なく 本当 に 才能 が … ||||ほんとう||さいのう|

それ を うぬぼれ って いう ん だ ろ

その 二 |ふた

努力 どりょく

お っ まとも な こ と 言う ん だ 川口 たろう 先生 ||||||いう|||かわぐち||せんせい

( 最高 ) … で 最後 さいこう||さいご

うん

そう 運 |うん

え ?

なん だ よ 最後 は 運 か よ |||さいご||うん||

当たり前 だ ろ ? あたりまえ||

天才 じゃ ない ん だ し ばくち 打ち な ん だ から てんさい|||||||うち||||

夢 は 語って る だけ じゃ 実現 し ない から な ゆめ||かたって||||じつげん||||

この 週 末 は ずっと 描き 続ける |しゅう|すえ|||えがき|つづける

よし !

じゃあ 俺 は ここ に ある マンガ 全部 読む ! |おれ|||||まんが|ぜんぶ|よむ

( 秋 人 ) う っ う う … あき|じん||||

この 「 父 ( ちち ) の 魂 ( たましい ) 」 って 泣ける な |ちち|||たましい|||なける|

( 泣き声 ) なきごえ

( 岩瀬 愛子 ( いわ せ あいこ ) ) “ 人々 は 途中 に 立ち 並び て ” いわせ|あいこ||||ひとびと||とちゅう||たち|ならび|

“ 後 影 ( うしろ かげ ) の 見 ゆる まで は と 見送る なる べし ” あと|かげ||||み|||||みおくる||

( 教師 ) はい そこ まで きょうし|||

じゃあ 次 は … 鈴木 |つぎ||すずき

( 鈴木 ) あっ はい ! すずき||

( 教師 ) … は やめ とい て きょうし||||

( 生徒 たち の 笑い声 ) ( 鈴木 ) な … なんで です か ! せいと|||わらいごえ|すずき||||

( 教師 ) 別 に 意味 は ない ん だ けど な きょうし|べつ||いみ||||||

( 鈴木 ) ひ ど っ ! すずき|||

( 教師 ) じゃあ 川崎 きょうし||かわさき

( 川崎 ) え え ~ ? かわさき||

( 秋 人 ) このまま 仕事場 行く よ な ? あき|じん||しごとば|いく||

( 最高 ) ああ さいこう|

( 秋 人 ) 「 ジャック 」 買って く ぞ あき|じん|じゃっく|かって||

( 最高 ) よろしく さいこう|

( 秋 人 ) 今週 の 巻頭 カラー は ? あき|じん|こんしゅう||かんとう|からー|

( 最高 ) あと 必要 な 物 は … さいこう||ひつよう||ぶつ|

( 秋 人 ) 最高 ( サイコー ) ! ( 最高 ) ん ? あき|じん|さいこう||さいこう|

ちょ … ちょっと ちょっと

これ !

( 最高 ) あっ 手塚 ( て づか ) 賞 さいこう||てずか|||しょう

準 入選 出 た ん だ じゅん|にゅうせん|だ|||

こ … この 準 入選 ||じゅん|にゅうせん

何 だ よ ? なん||

年 ( と し ) … 見 て みろ 年 ! とし|||み|||とし

( 最高 ) うん ? さいこう|

あっ …

15 歳 さい

( 最高 ) 15 歳 さいこう|さい

高校 生 だって さ こうこう|せい||

全 審査 員 絶賛 だって ぜん|しんさ|いん|ぜっさん|

新妻 ( に い づま ) エイジ にいずま||||えいじ

なんか ムカ つく な こいつ

( 秋 人 ) ん ? ( 最高 ) 受賞 の 言葉 あき|じん||さいこう|じゅしょう||ことば

“ みんな が ゲーム し て 遊 ん で いる 時 に も ― ” ||げーむ|||あそ||||じ||

“ 我慢 し て 努力 し た 甲斐 ( かい ) が あり まし た ” がまん|||どりょく|||かい|||||

“ これ から も 頑張って ― ” |||がんばって

“ 「 ジャック 」 誌面 で 活躍 し たい です ” じゃっく|しめん||かつやく|||

この 間 まで ゲーム ばっ か し て た 俺 へ の 当てつけ に 見える よ |あいだ||げーむ||||||おれ|||あてつけ||みえる|

こんな やつ 俺 たち なら すぐ 追い越 せる って ||おれ||||おいこ||

よく 見 たら 褒め られ てる の 画 力 ( が りょく ) ばっかり だ し |み||ほめ||||が|ちから|||||

すごい 自信 だ な |じしん||

自信 努力 運 だ から な じしん|どりょく|うん|||

( 最高 ) うぬぼれ 努力 運 だって さいこう||どりょく|うん|

“ 自信 ” の ほう が 聞こえ が いい じゃ ん じしん||||きこえ||||

あっ そんな こと より 「 こ ち 亀 ( かめ ) 」 は … っと ||||||かめ|||

( 最高 の 声 ) 15 歳 で 準 入選 か さいこう||こえ|さい||じゅん|にゅうせん|

( 真 城 加代子 ( か よこ ) ) 最高 まこと|しろ|かよこ|||さいこう

ん ?

( 加代子 ) 鍵 を もらって うれしい の は 分かる けど かよこ|かぎ||||||わかる|

毎日 叔父さん の 仕事場 に 入り浸って まいにち|おじさん||しごとば||いりびたって

あなた 受験 生 な の よ |じゅけん|せい|||

( 最高 ) 分かって る さいこう|わかって|

ホント に 分かって る の ? ほんと||わかって||

だったら ちゃんと 勉強 … ||べんきょう

( 真 城 二三男 ( ふみ お ) ) おかわり もら える かい ? まこと|しろ|ふみお||||||

( 加代子 ) あ … はい かよこ||

( 二三男 ) 悪い ねえ 加代子 さん ふみお|わるい||かよこ|

ん ?

俺 屋上 行く おれ|おくじょう|いく

( 秋 人 ) 待て よ ! 俺 も 行く あき|じん|まて||おれ||いく

( 男子 生徒 ) いい ねえ 超 萌 ( も ) え って 感じ で だんし|せいと|||ちょう|ほう||||かんじ|

( 男子 生徒 ) なんか すぐ プロ の マンガ 家 に な れ そう じゃ ん だんし|せいと|||ぷろ||まんが|いえ||||||

( 石沢 ( いし ざ わ ) ) まあ ね 俺 が 本気 出せ ば 業界 変わっちゃ う かも ね いしざわ||||||おれ||ほんき|だせ||ぎょうかい|かわっちゃ|||

( 男子 生徒 ) そう だ ! だんし|せいと||

今度 僕 が 話 考える から 石沢 君 絵 描 い て よ こんど|ぼく||はなし|かんがえる||いしざわ|きみ|え|えが|||

まっ いい けど 俺 の 要求 は 高い よ |||おれ||ようきゅう||たかい|

( 見 吉 香 耶 ( みよし かや ) ) ふ ー ん ( 石沢 ) あ ? み|きち|かおり|や||||-||いしざわ|

あの さ 1 つ 聞い て いい ? |||ききい||

( 石沢 ) 何 だ よ いしざわ|なん||

( 見 吉 ) なんで みんな 同じ 方向 見 て ん の ? み|きち|||おなじ|ほうこう|み|||

肩 まで しか 描 い て ない し かた|||えが||||

( 最高 ・ 秋 人 ) ブフッ … ( 石沢 ) ん ? さいこう|あき|じん||いしざわ|

あいつ ら 今 笑った よ な ? ||いま|わらった||

( 男子 生徒 ) 2 組 の 高木 君 だった だんし|せいと|くみ||たかぎ|きみ|

( 石沢 ) もう 1 人 は ? いしざわ||じん|

( 男子 生徒 ) さあ … 誰 だ っけ ? だんし|せいと||だれ||

( 最高 ) あいつ 誰 だ っけ ? さいこう||だれ||

( 秋 人 ) 見 吉 香 耶 あき|じん|み|きち|かおり|や

亜豆 の 一 番 の 親友 あまめ||ひと|ばん||しんゆう

( 最高 ) 知って る さいこう|しって|

じゃ なく て 絵 描 い て た やつ |||え|えが||||

( 秋 人 ) 石沢 あき|じん|いしざわ

2 年 の 時 同じ クラス だった とし||じ|おなじ|くらす|

( 最高 ) あいつ も マンガ 家 目指し てん の かな さいこう|||まんが|いえ|まなざし|||

( 秋 人 ) さあ あき|じん|

マンガ 描 い て ます って アピール し て ― まんが|えが|||||あぴーる||

注目 浴び たい だけ じゃ ね ? ちゅうもく|あび||||

まっ 見 吉 に ツッコ ま れる よう じゃ ― |み|きち||||||

たかが 知れ てる だ ろ う けど な |しれ||||||

( 担任 ) みんな 中間 テスト 終わった から って ― たんにん||ちゅうかん|てすと|おわった||

気 抜く な よ き|ぬく||

本番 は あくまで 高校 入試 だ から な ほんばん|||こうこう|にゅうし|||

今回 の テスト を 基 に ― こんかい||てすと||もと|

もう 一 度 進路 に つい て 真剣 に 考える よう に |ひと|たび|しんろ||||しんけん||かんがえる||

( 生徒 たち ) は ー い せいと|||-|

( 担任 ) じゃあ 授業 始める ぞ たんにん||じゅぎょう|はじめる|

( 秋 人 ) よし ! ストーリー も 十分 に 練れ た あき|じん||すとーりー||じゅうぶん||ねれ|

仕事場 行って バリバリ ネーム 描く ぞ ! しごとば|おこなって|ばりばり|ねーむ|えがく|

ん っ ? 最高 ( サイコー ) ||さいこう|

( 最高 ) なあ さいこう|

俺 たち くらい で マンガ 家 目指す やつ おれ||||まんが|いえ|めざす|

結構 多い の かも な けっこう|おおい|||

( 秋 人 ) かも な 新妻 エイジ は 15 歳 って 言って たし あき|じん|||にいずま|えいじ||さい||いって|

石沢 だ って … いしざわ||

どこ まで 本気 か 分か ん ねえ けど ||ほんき||わか|||

俺 高校 もう 谷 草 北 ( やく さ きた ) で いい おれ|こうこう||たに|くさ|きた|||||

えっ ?

( 秋 人 ) 谷 草 北 って … あき|じん|たに|くさ|きた|

( 最高 ) 成績 トップ の 秋 人 ( シュー ジン ) から 見 たら ― さいこう|せいせき|とっぷ||あき|じん|しゅー|||み|

楽勝 かも しん ない けど らくしょう||||

うち の 親 が 許す 最低 レベル ||おや||ゆるす|さいてい|れべる

少し でも マンガ 描く 時間 に 充て たい ん だ すこし||まんが|えがく|じかん||あて|||

すべて は マンガ 家 に なる ため … か ||まんが|いえ||||

俺 こんなに 時間 が もったいない って 思った こと ない おれ||じかん||||おもった||

こんなに 真剣 に 何 か に 打ち込 ん だ こと も |しんけん||なん|||うちこ||||

でも 最高 ( サイコー ) |さいこう|

亜豆 と 同じ 高校 行か なく て いい の か ? あまめ||おなじ|こうこう|いか|||||

( 最高 ) どこ 行く か 知ら ねえ し さいこう||いく||しら||

女子 校 かも しれ ねえ じゃ ん じょし|こう|||||

聞け ば いい じゃ ん きけ||||

いや 違う 高校 へ 行く |ちがう|こうこう||いく

その ほう が …

ロマンチック だ ろまんちっく|

( 秋 人 の 声 ) 出 た ! ロマンチスト の DNA あき|じん||こえ|だ||||dna

( 最高 ) 中学 を 卒業 し て 次に 会う の は さいこう|ちゅうがく||そつぎょう|||つぎに|あう||

俺 が マンガ 家 おれ||まんが|いえ

亜豆 が 声優 に なった 時 あまめ||せいゆう|||じ

( 秋 人 ) “ それ まで は メール と か だけ で 励まし合う の ” あき|じん||||めーる|||||はげましあう|

… なんだ な

( 最高 ) ああ さいこう|

( 秋 人 ) なあ そこ まで 叔父さん の まね し なく て も いい ん じゃ ねえ ? あき|じん||||おじさん||||||||||

( 最高 ) 俺 が そう し たい ん だ さいこう|おれ||||||

きっと 亜豆 も そう し たい と 思って る |あまめ||||||おもって|

( 秋 人 ) 最高 ( サイコー ) あき|じん|さいこう|

亜豆 が ほか の 高校 で 彼 氏 が でき ちゃ う なんて こと ― あまめ||||こうこう||かれ|うじ||||||

考え て ねえ だ ろ かんがえ||||

考え て ねえ よ かんがえ|||

俺 は 亜豆 を 信じ てる おれ||あまめ||しんじ|

亜豆 と 離れ離れ に なった と し て も あまめ||はなればなれ||||||

ホント に 北 高 ( きた こう ) 行く ん だ な ? ほんと||きた|たか|||いく|||

マンガ を 描く 時間 を 取る ため に まんが||えがく|じかん||とる||

( 最高 ) ああ さいこう|

じゃあ 俺 も 北 高 だ |おれ||きた|たか|

( 最高 ) は あ ? さいこう||

秋 人 ( シュー ジン ) は ちゃんと 進学 校 行け よ ! あき|じん|しゅー||||しんがく|こう|いけ|

( 秋 人 ) 一緒に マンガ 家 目指す なら ― あき|じん|いっしょに|まんが|いえ|めざす|

同じ 高校 行った ほう が 何 か と 都合 が いい し ― おなじ|こうこう|おこなった|||なん|||つごう|||

時間 が もったいない じかん||

最高 ( サイコー ) と 同じ 気持ち だ よ さいこう|||おなじ|きもち||

それ に …

これ もらって 俺 す っ げ え うれしかった ||おれ|||||

マンガ 家 に な れ なかった 時 の 保険 に ― まんが|いえ|||||じ||ほけん|

いい 大学 行 こ う と 思って た けど ― |だいがく|ぎょう||||おもって||

な れ なかった 時 を 優先 し て ちゃ ダメ だ ろ |||じ||ゆうせん||||だめ||

秋 人 ( シュー ジン ) あき|じん|しゅー|

( 秋 人 ) 北 高 決まり な あき|じん|きた|たか|きまり|

落ちる な よ 最高 ( サイコー ) おちる|||さいこう|

ああ

あっさり 決め て マンガ に 集中 する |きめ||まんが||しゅうちゅう|

これ 以上 同年 代 の やつ ら に 差 つけ られ て たまる か |いじょう|どうねん|だい|||||さ|||||

( 秋 人 ) そう だ な あき|じん|||

当面 の ライバル は 新妻 エイジ って とこ か とうめん||らいばる||にいずま|えいじ|||

エイジ は もう 担当 編集 と “ 高校 卒業 と 同時に 連載 ” えいじ|||たんとう|へんしゅう||こうこう|そつぎょう||どうじに|れんさい

… なんて 話 してん だ ろ う な |はなし|||||

えっ ? もう 担当 と か 付い て ん の か よ ||たんとう|||つけい|||||

100 % 付い てる ! 賞 に 入れ ば 自動 的 に つけい||しょう||いれ||じどう|てき|

入ら なく たって はいら||

気 に 入って くれ た 編集 が いれ ば 担当 し て くれる き||はいって|||へんしゅう||||たんとう|||

そう 叔父さん が 言って た |おじさん||いって|

担当 か たんとう|

1 歩 も 2 歩 も エイジ に 先 越さ れ てる な ふ||ふ||えいじ||さき|こさ|||

担当 と いって も ピンキリ だ から たんとう||||||

付け ば いい って もん で も ない らしい けど つけ|||||||||

マンガ 家 の ほう から は 選 べ ない から まんが|いえ|||||せん|||

いい 担当 付く か どう か は |たんとう|つく||||

運 か うん|

的外れ な 批評 ばかり する やつ と か まとはずれ||ひひょう|||||

原稿 を 取り に 来る 以外 は 遊び ほう け てる 担当 と か げんこう||とり||くる|いがい||あそび||||たんとう||

いろいろ いる らしい

ひで え

じゃあ 今度 は ― |こんど|

俺 が ちょっと 感動 し た 編集 の 話 な おれ|||かんどう|||へんしゅう||はなし|

おう

( 最高 ) ほか の 雑誌 で 読み切り が 載った こと の ある 新人 に さいこう|||ざっし||よみきり||のった||||しんじん|

見込み が ある から どんどん 描 い て 持ってこい って 言って ― みこみ|||||えが|||もってこい||いって

次々 と 描か せ た つぎつぎ||えがか||

でも 10 回 目 くらい に 持ち込 ん だ 原稿 を 読み 終わる と |かい|め|||もちこ|||げんこう||よみ|おわる|

( 秋 人 ) シュレッダー に かけ た ? あき|じん||||

なんで それ に 感動 す ん だ よ |||かんどう||||

その 新人 は いつも 最初 の 数 ページ 読ま れ た だけ で ― |しんじん|||さいしょ||すう|ぺーじ|よま||||

ボツ って 言わ れ て た ん だ って ぼつ||いわ||||||

だから 最後 まで 読 ん で くれ た こと に 喜 ん だ |さいご||よ|||||||よろこ||

そして シュレッダー に かけ られ た 悔し さ を バネ に ||||||くやし|||ばね|

人気 作家 の 仲間 入り を し た にんき|さっか||なかま|はいり|||

( 秋 人 ) おお そこ まで 聞く と なんか いい 話 だ あき|じん||||きく||||はなし|

( 最高 ) それ で 連載 の 打ち合わせ 中 … さいこう|||れんさい||うちあわせ|なか

( 編集 者 ) あの 時 は すま なかった へんしゅう|もの||じ|||

でも ここ で 褒め ない ほう が もっと 伸びる と 思った ん だ |||ほめ|||||のびる||おもった||

( マンガ 家 ) う っ う う … ありがとう ございます まんが|いえ||||||

( 秋 人 ) ウソ くせ え あき|じん|うそ||

その 編集 は のち に 編集 長 に なった ん だ って |へんしゅう||||へんしゅう|ちょう|||||

それ こそ マンガ み たい な 話 じゃ ん ||まんが||||はなし||

ほとんど の 編集 は それ くらい マンガ に 情熱 持って やって る って ― ||へんしゅう||||まんが||じょうねつ|もって|||

叔父さん が 言って た おじさん||いって|

みんな マンガ が 好き な やつ ばっかり だ って |まんが||すき|||||

なあ

( 最高 ) ん ? さいこう|

( 秋 人 ) 編集 に 会い に 行か ねえ ? あき|じん|へんしゅう||あい||いか|

な っ …

持ち込み し たい ん です けど って 電話 すれ ば 会 える ん だ ろ ? もちこみ|||||||でんわ|||かい||||

( 最高 ) 会え っけ ど さいこう|あえ||

持ち込む 原稿 まだ ねえ じゃ ん もちこむ|げんこう||||

夏 休み 中 に 1 本 仕上げよ う ぜ なつ|やすみ|なか||ほん|しあげよ||

あっ

それ で 「 ジャック 」 に 持ち込む ||じゃっく||もちこむ

連載 する と し たら れんさい||||

アニメ 化 ねらう なら 「 ジャック 」 だ よ な あにめ|か|||じゃっく|||

ダメ で もともと じゃ ん だめ||||

俺 たち の 原稿 を 見 て ― おれ|||げんこう||み|

編集 が どう いう 反応 を する か 見 に 行く へんしゅう||||はんのう||||み||いく

2 人 の 力 が 通用 する か どう か 試し て みよ う ぜ ! じん||ちから||つうよう|||||ためし||||

よし やろ う !

夏 休み 中 に 作品 を 完成 さ せ て ― なつ|やすみ|なか||さくひん||かんせい|||

「 ジャック 」 に 持ち込む じゃっく||もちこむ

( 秋 人 ) うん あき|じん|

そう と 決まれ ば ||きまれ|

仕事場 行 こ う ぜ ! しごとば|ぎょう|||

( 最高 ) おう ! さいこう|

( 秋 人 ) おい あれ … あき|じん||

え ? あっ …

亜豆 … あまめ

小 5 の 妹 いる って の は 知って た けど しょう||いもうと|||||しって||

妹 も かわいい な いもうと|||

や べ え な どう しよ う

や べ え じゃ ない だ ろ

メアド 聞く チャンス じゃ ん |きく|ちゃんす||

( 最高 ) あの 強力 な 母親 と 一緒 だ ぞ さいこう||きょうりょく||ははおや||いっしょ||

( 秋 人 ) 1 対 1 なら 聞 けん の かよ あき|じん|たい||き|||

うる せ え って

気づか ない ふり し て 黙って 通りすぎる きづか|||||だまって|とおりすぎる

いい な ?

( 秋 人 ) 普通 気 づく だ ろ あき|じん|ふつう|き|||

( 最高 ) いい から ! さいこう||

( 秋 人 ) お っ あき|じん||

亜豆 も 気づ い た みたい だ ぞ あまめ||きづ|||||

( 最高 ) う … さいこう|

( 秋 人 ) 明らか に 顔 を 赤く し て あき|じん|あきらか||かお||あかく||

親 の 後ろ に 回った おや||うしろ||まわった

実況 し なく て い い っつ う の じっきょう||||||||

( 美雪 ) あら 美保 ( みほ ) 同じ クラス の お 友達 じゃ ない ? みゆき||みほ||おなじ|くらす|||ともだち||

( 亜豆 美奈 ( みな ) ) あっ お 姉 ( ねえ ) 顔 が 赤い あまめ|みな||||あね||かお||あかい

( 亜豆 美保 ) 美奈 ! あまめ|みほ|みな

… に し て も 亜豆 も 最高 ( サイコー ) も シャイ だ よ な ||||あまめ||さいこう||||||

よく 同じ 教室 で 知ら ん ぷり し て い られる よ |おなじ|きょうしつ||しら|||||||

黙って ろ って だまって||

ハア …

あっ …

( 服部 雄二郎 ( はっと り ゆうじ ろう ) ) 君 の 作品 は 編集 長 も 高く 評価 し て いる はっとり|ゆうじろう|||||きみ||さくひん||へんしゅう|ちょう||たかく|ひょうか|||

もちろん 僕 も 君 に は 才能 が ある と 思って る |ぼく||きみ|||さいのう||||おもって|

( 新妻 エイジ ) ゴオー ! にいずま|えいじ|

( 雄二郎 ) それ で ぜひ 上京 し て み て は どう か と … ゆうじろう||||じょうきょう||||||||

( エイジ ) ドオー ! えいじ|

( 雄二郎 ) 新妻 君 ? ゆうじろう|にいずま|きみ

( エイジ ) ダアー ! えいじ|

♪ ~

~ ♪

( 見 吉 ) 高木 さ 美保 の こと 好き な ん じゃ ない の ? み|きち|たかぎ||みほ|||すき|||||

だって 前 に 美保 の 夢 は 何 か 探り 入れ て き た じゃ ん |ぜん||みほ||ゆめ||なん||さぐり|いれ|||||

( 亜豆 ) それ は … ( 見 吉 ) 何 ? 何 ? あまめ|||み|きち|なん|なん

( 亜豆 ) その うち 分かる かも ( 見 吉 ) “ かも ” ? あまめ|||わかる||み|きち|

( 亜豆 ) 次回 「 夏 と ネーム 」 あまめ|じかい|なつ||ねーむ

夢 追い 人 の 夏 は 忙しい ゆめ|おい|じん||なつ||いそがしい