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翠星のガルガンティア, Suisei no Gargantia - 11

Suisei no Gargantia - 11

( エイミー ) ベローズ

お 届け 物 〜!

( ベローズ ) ああ お 疲れ

( リジット ) ご苦労様 ( エイミー ) まいど

元気 出た みたい ね

いつまでも 落ち込んで られ ない から

フランジ たち は 霧 の 海 に 逗留 して いる みたい

銀河 道 が そっち へ 回って いる から このまま 進めば 近く を 通る わ

少し は 状況 も 分かる かも

ピニオン が なんか やら かして なきゃ いい けど な

みんな が 無事 なら 何 だって いい よ

じゃ

( リジット ・ ベローズ ) ふ ふ …

( 船員 A ) おい 何 だ あれ ? ( フランジ ) ん ?

( 船員 B ) で かい ぞ まさか 海賊 か ?

( ヘリック ) 船団 長

( フランジ ) 船団 全 船 に 非常 警戒 警報 発令 !

ただし 不用意に 動く な ピニオン に 伝令 を

いや 私 が 行こう

( 通信 : クーゲル ) レド

( レド ) クーゲル 中佐 … 中佐 な んです か ?

( 通信 : クーゲル ) 久しぶりだ な レド 元気 そうで 何より だ

中佐 こそ

お前 の 救難 信号 は 拾って いた んだ が

なにせ この 星 の 裏側 に いたんで な

通信 を 頂ければ こちら から 向かった のです が

( 通信 : クーゲル ) 通信 管制 の 必要 が あった

こっち に 来 れる か ?

はっ レド 少尉 これ より クーゲル 隊 に 帰還 し ます

( ピニオン ) 何 だ あれ …

海賊 … な の か ?

( 仲間 A ) で け えよ や ばい よ

( マイタ ) 逃げた ほう が よく ね ? ピニオン

逃げる って お前 … どこ へ だ よ

なあ に こっち に は この 大砲 と ブリキ 野郎 が ついて る

挨拶 が わりに 一 発 か まして くれる ぜ

( 仲間 A ) おう ( マイタ ) へ えい

( 仲間 A ) 仰 角 よし !

発射 準備 よし !

( ピニオン ) 発射 !

( マイタ ) 発射

どう だい これ で ちった あ … ん ?

な ?

あ …

( マイタ ) な っ 何 だ ?

雷 みたいな の が …

ええ い 俺 の お 宝 に 何て ことし や がる !

( クーゲル 船団 の 詠 唱 ) ( ピニオン ) 何 だ ありゃ

ブリキ 野郎 ? いや 違う な

おい レド ! レド は どこ だ !

( 無線 : レド ) こちら レド 少尉

これ より 人類 銀河 同盟 軍 の 指揮 下 に 戻る

( ピニオン ) って おい ! お前 何 言って んだ !

レド ! ブリキ 野郎 !

♪〜

〜♪

( チェインバー ) 誘導 信号 を 受信 着陸 する

( レド ) 何 を して いる んだ ?

( チェインバー ) 不明

部隊 の 練 度 を 示す ため の 集団 行動 と 推測 さ れる

現地 住民 を 指揮 下 に 置いて いる の か

( オンデリア ) ようこそ いらっしゃい ました

いか ず ち の 巨人 を まとう 天空 より の 使者

摂理 の 名 に おいて 汝 に 繁栄 と 平和 を

何 を 言って る んだ ?

( チェインバー ) マシンキャリバー 及び パイロット を 指す —

慣用 表現 と 考え られる

クーゲル 中佐 は どこ だ ?

こちら へ

どうぞ

こちら で お 待ち ください

( クーゲル ) 映像 で 失礼 する

クーゲル 中佐 !

この 星 で お 目 に かかれる なんて !

ご 無事だった んです ね

無事で も ない 風土 病 に やられて な

滅菌 状態 の コクピット から 外 に 出 られ ん

お前 は 平気 か ?

問題 あり ませ ん

そう か

ここ から 指令 を 出す の は 案外 面倒で な

お 察し し ます

( クーゲル ) お前 が いる と 助かる

どう だ また 俺 に ついて 来て くれる か ?

もちろん です 中佐 !

( チェインバー ) チェインバー K 6821 より ストライカー X 3752 へ

該当 する 風土 病 の 情報 を 要請 する

( ストライカー ) ストライカー X 3752 より チェインバー K 6821 へ

要請 を 受諾 情報 を 送信 する

( マイタ ) ねえ 包囲 さ れちゃ った よ

( 仲間 A ) や べ え ぞ

( ピニオン ) へん ! こっち に は お 宝 が ある ん だい !

( 仲間 A ) 大丈夫 か よ

( ピニオン ) 慌て ん な ! いざ と なりゃ ブリキ 野郎 が …

( マイタ ) さっき 行 っち まった じゃ ない か よ

( ピニオン ) あ … ( 仲間 たち ) ああ

( 仲間 B ) 終わり だ

まっ まあ 落ち着け !

連中 の 目的 だって 分かって ねえ んだ し

遺跡 の お 宝 目当て に 決まって んじゃ ん か よ

なんで あいつ ら が 知って んだ よ !

( マイタ ) 自分 で 宣伝 した ろ ?

あ …

( マイタ ) どうして くれ ん だ よ

いや その … 悪い 〜 エヘヘヘ

( フランジ ) 揉めて る 場合 か ?

( マイタ ) 邪魔 し ないで よ

周り の 状況 を 見ろ

全員 今 すぐ 持ち場 に 戻れ !

( マイタ ) ふん !

( 仲間 たち ) は あ 〜

助かった ぜ

あの 兵器 の 持ち主 は レド 君 の 仲間 と 聞いた が

( ピニオン ) ああ

空 から の 来訪 者 は 1 人 じゃ なかった の か

しかし レド 君 の 仲間 が いったい 我々 を どう しよう と いう のだ

( 足音 )

( メルティ ) 緊急です ! ( フランジ ) ん っ

( メルティ ) 船団 に 通信 が 届き ました

フランジ だ どうした ?

( 無線 : ヘリック ) や つら は こちら の 代表 の 出頭 を 要求 して い ます

目的 は ?

( 無線 : ヘリック ) 何も 言って い ませ ん

遺跡 狙い だ な 私 が 行こう

( ピニオン ) 待てよ

野郎 を 呼 ん じ まった の は 俺 だ 俺 が 話 を する

無 茶 を 言う な

君 に 外交 交渉 の 責任 は 負わ せ られ ん

( 無線 : ヘリック ) あの それ が …

( フランジ ) ん ?

( 無線 : ヘリック ) 先方 は 代表 と して

“ 霧 の 海 の ピニオン ” を 指定 して い ます

な っ 俺 の 出番 だ

何 を バカな

もし あんた が 人質 に でも なったら 誰 が 船団 を まとめ んだ ?

だが しかし …

心配 す ん なって こっち に 残った ところ で

やら か しち まった 今 の 俺 に は 誰 も ついて 来 ねえ

自業自得 って やつ だ

うん … 分かった

くれぐれも 慎重に 頼む ぞ

ああ じゃ まっ 行って 来る ぜ

( 足音 )

( メルティ ) ピニオン ! ( ピニオン ) ああ ?

( メルティ ) 向こう から 船 を よこす から 待って ろ って

( ピニオン ) あ そう

“ やら か しち まった 今 の 俺 に は 誰 も ついて 来 ねえ ”

う っせ え な

気 に し すぎ ! そんな こと ない よ

そう か ?

あんた が ドジ な の は 昔 から だし

これ くらい じゃ 愛想 つかさ ない よ みんな

テヘヘ あり が て え こった

( メルティ ) あっ 来た ( ピニオン ) お っ

ちょ っ あれ …

あいつ は …

( ピニオン ・ メルティ ) 波乗り ロブスター !

( ラケージ ) “ 霧 の 海 の ピニオン ” で 間違い あり ませ ん わ ね ?

ああ こんな 所 で

大 海賊 ラケージ 様 に お目にかかる と は な

ラケージ と 呼んで いただいて 結構です わ

それ と …

はん ?

しばらく は 口 を 慎む こと です わ

へい へい

ん ん

シケ てん なあ まともに メシ も 食え ねえ の か

( ラケージ ) 弱者 は 強者 に 尽くす

それ こそ が 神 の 定めた 摂理 … だ そうです わ

( ピニオン ) 神 って の は あれ か ?

( ラケージ ) あれ は いか ず ち の 巨人

聖なる 審判 を 下す 神 の 御 使い だ そうです わ よ

( クーゲル ) この 星 の 人類 は これ だけ 恵まれた 環境 に あり ながら

ヒディアーズ に 圧倒 さ れ 恐怖 して いる

我々 の 使命 は

彼ら に 戦い 方 を 教え 人類 の 尊厳 を 啓蒙 する こと だ

それ な のです が 中佐

ヒディアーズ は …

あれ は 人間 な のであり ます !

元 … 人間 だろう

はっ …

中佐 は ご存知 だった のです か ?

上層 部 で は 暗黙 の 了解 だった ようだ な

だが 俺 達 前線 の 兵士 に は 不要な 情報 だ

不要 って …

ヒディアーズ は ただ 欲望 の まま に 生き

繁殖 する だけ だ

あれ を 人間 と は 呼べ ん

はい

強い 者 も 弱い 者 も その 理性 に よって 支えあう

それぞれ の やり 方 で 貢献 し 社会 を 築く

それ こそ が 人間 と いう もの だろう

そう かも しれ ませ ん が …

( クーゲル ) 俺 は この 船団 に 秩序 を 与えた

結果 現 支配 体制 に おいて

船団 構成 員 の 幸福 度 は 大幅に 向上 した

( チェインバー ) 当該 文脈 に おける 幸福 の 定義 を 要求 する

( ストライカー ) 銀河 同盟 の 理念 に おいて は 幸福 と は

個人 が 全体 に 奉仕 する 際 の 費用 対 効果 が

最大 効率 を 発揮 する 状態 と 定義 さ れる

故に … 幸福 は 統率 の 安定 度 に 比例 する

( チェインバー ) 定義 と 結論 に 同意 する

( レド ) そう … な の か

なあ レド

俺 と 一緒に この 星 を 変えて み ない か ?

( ラケージ ) こちら で

( ピニオン ) は あ ? 誰 も い ねえ の か ?

ん ん ?

なんだ こりゃ

ふ 〜 ん

ほお

おお こいつ ぁ 凄 え や

これ で …

どう だ !

よし よし

( ストライカー ) 霧 の 海 の ピニオン を 賓客 と して 歓迎 する

何 だ ? 通信 機 か ?

( ストライカー ) 地球 残留 人類 は 技術 練 度 の 向上 を 必要 と して いる

今 の テスト は 霧 の 海 の ピニオン の 技術 力 を 測る もの であった

貴 君 の 適性 は 有望 と 判断 さ れる

ど っか で 聞いた ような 口 きき や がって

まさか お め え ブリキ 野郎 の 親戚 か ? う お っ !

( ストライカー ) こちら は パイロット 支援 啓発 システム

ストライカー X 3752 である

その ストライカー 様 が 俺 に 何の 用 だ ?

( ストライカー ) 貴 君 が 海底 から 発掘 した 兵器 を 修理 した こと は 賞 賛 に 値する

が それ は 作動 原理 に 関する 理解 を 欠いた 応急 処置 で しか ない

( ピニオン ) しょうが ねえ だろう

昔 の 機械 の 仕組み な ん ざ わかん ねえ んだ から よ

( ストライカー ) 当方 は その

昔 の 機械 の 仕組み に 関する 情報 を 提供 する 用意 が ある

これ は …

( ストライカー ) 貴 君 の 能力 なら 兵器 の 修理 に とどまら ず

新たな 兵器 の 設計 製造 も 可能 と なる だろう

はっ えらく 買い被ら れた もん だ

( ストライカー ) その 技術 を 習得 する 能力 が ある と 判断 した

貴 君 へ の 最終 要求 は 技術 将校 と して の 統率 力 である

将校 だ あ ?

俺 は 軍人 じゃ ねえ !

んな こと より

俺 達 の 船団 の 無事 は 保証 して もらえ ん の か ?

( ストライカー ) 有効な 人 的 資源 である

浪費 は 回避 さ れる べきである

浪費 って …

ま 保証 して くれる って ん なら 協力 し ない でも ない

( ストライカー ) 貴 君 の 成長 に 期待 する

( ピニオン ) おお ?

おお お 〜 あっ

( 神官 ) お 食事 の 前 に こちら を

( ピニオン ) ああ ん ?

言う 通り に すれば すぐ 終わる

て め えら いちいち 偉 そうだ な

お ? な っ …

( 神官 ) 早く 終わら せ たい なら じっと して いる こと だ

( 無線 : ピニオン ) 霧 の 海 の ピニオン より 同胞 へ

献身 と 協力 こそ が 人 の 人 たる 所 以 である

フランジ 船団 は クーゲル 船団 に 合流 する こと に よって

より 大きな 繁栄 と 平和 を 得る であろう

同胞 の 賢明なる 判断 を 求 む

だって さ

体 の いい 降伏 勧告 だ

船団 長 …

だが 受諾 する しか ある まい な

( クラリア ) 船団 長 と お 見受け する

いかにも

貴 殿 の 賢明なる 選択 に 敬意 を

穏便に 願い たい もの だ な

いったい 何 を しよう と いう のだ

( 船員 ) こいつ ら 船団 を バラバラ に する つもりだ !

( フランジ ) 何 だ と !

( クラリア ) 各 船 は 用途 に 応じて 別々に 接収 する

( フランジ ) それ は 困る

船団 は 家族 の ような もの だ

まとまって いて こそ 初めて 機能 する

これ より 汝 ら は より 大きな 家族 に 奉仕 する のだ

しかし …

( クラリア ) 摂理 に 従う 者 に 祝福 を

しか して 摂理 に 背く 者 に 神 の 鉄 槌 を

ん ん …

分かった

( クラリア ) で は 跪き なさい 祝福 を 授け ます

新たなる クーゲル の しも べ よ

摂理 の 名 に おいて

汝 が その 身 と 力 を 大義 の ため に 尽くさ ん こと を

ん ん

( ピニオン ) さっき と は え れ え 違い だ

ここ の 奴 ら よっぽど 稼いで や がん だ な

ここ に は お 金 は あり ませ ん わ

金 なし で どう すんだ よ ?

働き に 応じて 船団 から 適正な 配給 を 受け ます

極めて 公平な 社会 です わ

公平 ねえ …

( ラケージ ) あなた の 居住 区 は こちら

今 お 部屋 に 案内 し ます わ

お おお

なんだ こいつ ら …

船 の みんな は ?

( ラケージ ) 今頃 は 船団 の 各 部 に 接収 さ れて い ます わ

( ピニオン ) 各 部 ?

ええ 潜在 的な 反乱 分子 を 固めて 受け入れる ほど

甘い と 思い まして ?

そっち の 都合 で 取込 ん ど いて 反乱 分子 かよ !

いずれ に せよ

お 友達 と の 接触 は 控え られた 方 が よろしい で すわ

しばらく は

ん ん ん

分かった よ …

( チェインバー ) ウィルス データ 解析 完了 レド 少尉 の 身体 検査 を 実行 する

身体 検査 終了 異常 なし

( レド ) 中佐 は ずっと この 狭い 空間 から

大 船団 の 指揮 を 執って いた の か

俺 に は 真似 でき ん

( チェインバー ) 推察 クーゲル 中佐 の コクピット へ の 隠遁 は

自身 の 存在 を 象徴 化 し 船団 員 に 畏怖 の 念 を 抱か せ

結果 と して

強い 統率 力 を 生み出す 方向 に 機能 して いる と 考え られる

姿 が 見え ない ほう が 怖い … か

だが そう やって 恐怖 を 与える の は いい こと な の か ?

( チェインバー ) 恐怖 へ の 対処 は 生物 の 行動 原理 の 基本 である

力 の 誇示 は 敵対 する 者 に とって は 恐怖 である が

服従 する 者 に とって は 安息 を もたらす

( レド ) 確かに そう だ が

( チェインバー ) ヒディアーズ へ の 対抗 手段 と して

力 の 誇示 に よる 統率 の 効率 化 は 有効である と 結論 さ れる

多数 の 人員 を 動員 し

強固で 機能 性 の 高い 共同 体 の 維持 に 繋がる

さらに …

もう 黙れ !

俺 も …

ここ から 降り なければ よかった の かも しれ ない

( パラエム ) お 帰り なさい ませ お 姉 さま

( パリヌリ ) お 疲れ 様 です

ただいま お前たち

いかがでした か ピニオン と いう 男 ?

ふ っ 俗 物 です わ ね

まあ

では 外さ れ ます か ?

まだ 早い で すわ

は あ あれ で 腕 は 確かな 様 です し

それ に …

そろそろ 休暇 に 飽きて き ました の

ん ふ

( レド ) ん ん

( チェインバー ) 覚醒 プロセス 終了

クーゲル 中佐 より 通信

( 通信 : クーゲル ) 調子 は どう だ ?

良好です

さっそく お前 の 力 を 借り たくて な

ヒディアーズ です か ?

いや この 星 の 住人 に 対する 啓蒙 活動 の 方 だ

ご 命令 と あら ば

いい 返事 だ

お前 が 来て マシンキャリバー が 2 機 に なった ので

かねて から 計画 して いた 大規模な 啓蒙 作戦 を 実行 する

対象 は これ だ

はっ

これ は …

ガル ガン ティア …

♪〜

〜♪


Suisei no Gargantia - 11 suisei||gargantia

( エイミー ) ベローズ

お 届け 物 〜! |とどけ|ぶつ

( ベローズ ) ああ お 疲れ |||つかれ

( リジット ) ご苦労様 ( エイミー ) まいど |ごくろうさま||

元気 出た みたい ね げんき|でた||

いつまでも 落ち込んで られ ない から |おちこんで|||

フランジ たち は 霧 の 海 に 逗留 して いる みたい |||きり||うみ||とうりゅう|||

銀河 道 が そっち へ 回って いる から このまま 進めば 近く を 通る わ ぎんが|どう||||まわって||||すすめば|ちかく||とおる|

少し は 状況 も 分かる かも すこし||じょうきょう||わかる|

ピニオン が なんか やら かして なきゃ いい けど な

みんな が 無事 なら 何 だって いい よ ||ぶじ||なん|||

じゃ

( リジット ・ ベローズ ) ふ ふ …

( 船員 A ) おい 何 だ あれ ? ( フランジ ) ん ? せんいん|a||なん||||

( 船員 B ) で かい ぞ   まさか 海賊 か ? せんいん|b|||||かいぞく|

( ヘリック ) 船団 長 |せんだん|ちょう

( フランジ ) 船団 全 船 に 非常 警戒 警報 発令 ! |せんだん|ぜん|せん||ひじょう|けいかい|けいほう|はつれい

ただし 不用意に 動く な ピニオン に 伝令 を |ふよういに|うごく||||でんれい|

いや 私 が 行こう |わたくし||いこう

( 通信 : クーゲル ) レド つうしん||

( レド ) クーゲル 中佐 … 中佐 な んです か ? ||ちゅうさ|ちゅうさ|||

( 通信 : クーゲル ) 久しぶりだ な レド 元気 そうで 何より だ つうしん||ひさしぶりだ|||げんき|そう で|なにより|

中佐 こそ ちゅうさ|

お前 の 救難 信号 は 拾って いた んだ が おまえ||きゅうなん|しんごう||ひろって|||

なにせ この 星 の 裏側 に いたんで な ||ほし||うらがわ|||

通信 を 頂ければ こちら から 向かった のです が つうしん||いただければ|||むかった||

( 通信 : クーゲル ) 通信 管制 の 必要 が あった つうしん||つうしん|かんせい||ひつよう||

こっち に 来 れる か ? ||らい||

はっ レド 少尉 これ より クーゲル 隊 に 帰還 し ます ||しょうい||||たい||きかん||

( ピニオン ) 何 だ あれ … |なん||

海賊 … な の か ? かいぞく|||

( 仲間 A ) で け えよ や ばい よ なかま|a||||||

( マイタ ) 逃げた ほう が よく ね ? ピニオン |にげた|||||

逃げる って お前 … どこ へ だ よ にげる||おまえ||||

なあ に こっち に は この 大砲 と ブリキ 野郎 が ついて る ||||||たいほう||ぶりき|やろう|||

挨拶 が わりに 一 発 か まして くれる ぜ あいさつ|||ひと|はつ||||

( 仲間 A ) おう ( マイタ ) へ えい なかま|a||||

( 仲間 A ) 仰 角 よし ! なかま|a|あお|かど|

発射 準備 よし ! はっしゃ|じゅんび|

( ピニオン ) 発射 ! |はっしゃ

( マイタ ) 発射 |はっしゃ

どう だい これ で ちった あ … ん ?

な ?

あ …

( マイタ ) な っ 何 だ ? |||なん|

雷 みたいな の が … かみなり|||

ええ い 俺 の お 宝 に 何て ことし や がる ! ||おれ|||たから||なんて|||

( クーゲル 船団 の 詠 唱 ) ( ピニオン ) 何 だ ありゃ |せんだん||よ|しょう||なん||

ブリキ 野郎 ? いや 違う な ぶりき|やろう||ちがう|

おい レド ! レド は どこ だ !

( 無線 : レド ) こちら レド 少尉 むせん||||しょうい

これ より 人類 銀河 同盟 軍 の 指揮 下 に 戻る ||じんるい|ぎんが|どうめい|ぐん||しき|した||もどる

( ピニオン ) って おい ! お前 何 言って んだ ! |||おまえ|なん|いって|

レド ! ブリキ 野郎 ! |ぶりき|やろう

♪〜

〜♪

( チェインバー ) 誘導 信号 を 受信   着陸 する |ゆうどう|しんごう||じゅしん|ちゃくりく|

( レド ) 何 を して いる んだ ? |なん||||

( チェインバー ) 不明 |ふめい

部隊 の 練 度 を 示す ため の 集団 行動 と 推測 さ れる ぶたい||ね|たび||しめす|||しゅうだん|こうどう||すいそく||

現地 住民 を 指揮 下 に 置いて いる の か げんち|じゅうみん||しき|した||おいて|||

( オンデリア ) ようこそ いらっしゃい ました

いか ず ち の 巨人 を まとう 天空 より の 使者 ||||きょじん|||てんくう|||ししゃ

摂理 の 名 に おいて 汝 に 繁栄 と 平和 を せつり||な|||なんじ||はんえい||へいわ|

何 を 言って る んだ ? なん||いって||

( チェインバー ) マシンキャリバー 及び パイロット を 指す — ||および|ぱいろっと||さす

慣用 表現 と 考え られる かんよう|ひょうげん||かんがえ|

クーゲル 中佐 は どこ だ ? |ちゅうさ|||

こちら へ

どうぞ

こちら で お 待ち ください |||まち|

( クーゲル ) 映像 で 失礼 する |えいぞう||しつれい|

クーゲル 中佐 ! |ちゅうさ

この 星 で お 目 に かかれる なんて ! |ほし|||め|||

ご 無事だった んです ね |ぶじだった||

無事で も ない   風土 病 に やられて な ぶじで|||ふうど|びょう|||

滅菌 状態 の コクピット から 外 に 出 られ ん めっきん|じょうたい||||がい||だ||

お前 は 平気 か ? おまえ||へいき|

問題 あり ませ ん もんだい|||

そう か

ここ から 指令 を 出す の は 案外 面倒で な ||しれい||だす|||あんがい|めんどうで|

お 察し し ます |さっし||

( クーゲル ) お前 が いる と 助かる |おまえ||||たすかる

どう だ   また 俺 に ついて 来て くれる か ? |||おれ|||きて||

もちろん です 中佐 ! ||ちゅうさ

( チェインバー ) チェインバー K 6821 より ストライカー X 3752 へ ||k|||x|

該当 する 風土 病 の 情報 を 要請 する がいとう||ふうど|びょう||じょうほう||ようせい|

( ストライカー ) ストライカー X 3752 より チェインバー K 6821 へ ||x|||k|

要請 を 受諾   情報 を 送信 する ようせい||じゅだく|じょうほう||そうしん|

( マイタ ) ねえ 包囲 さ れちゃ った よ ||ほうい||||

( 仲間 A ) や べ え ぞ なかま|a||||

( ピニオン ) へん ! こっち に は お 宝 が ある ん だい ! ||||||たから||||

( 仲間 A ) 大丈夫 か よ なかま|a|だいじょうぶ||

( ピニオン ) 慌て ん な ! いざ と なりゃ ブリキ 野郎 が … |あわて||||||ぶりき|やろう|

( マイタ ) さっき 行 っち まった じゃ ない か よ ||ぎょう||||||

( ピニオン ) あ … ( 仲間 たち ) ああ ||なかま||

( 仲間 B ) 終わり だ なかま|b|おわり|

まっ まあ 落ち着け ! ||おちつけ

連中 の 目的 だって 分かって ねえ んだ し れんちゅう||もくてき||わかって|||

遺跡 の お 宝 目当て に 決まって んじゃ ん か よ いせき|||たから|めあて||きまって||||

なんで あいつ ら が 知って んだ よ ! ||||しって||

( マイタ ) 自分 で 宣伝 した ろ ? |じぶん||せんでん||

あ …

( マイタ ) どうして くれ ん だ よ

いや その … 悪い 〜 エヘヘヘ ||わるい|

( フランジ ) 揉めて る 場合 か ? |もめて||ばあい|

( マイタ ) 邪魔 し ないで よ |じゃま|||

周り の 状況 を 見ろ まわり||じょうきょう||みろ

全員 今 すぐ 持ち場 に 戻れ ! ぜんいん|いま||もちば||もどれ

( マイタ ) ふん !

( 仲間 たち ) は あ 〜 なかま|||

助かった ぜ たすかった|

あの 兵器 の 持ち主 は レド 君 の 仲間 と 聞いた が |へいき||もちぬし|||きみ||なかま||きいた|

( ピニオン ) ああ

空 から の 来訪 者 は 1 人 じゃ なかった の か から|||らいほう|もの||じん||||

しかし レド 君 の 仲間 が いったい 我々 を どう しよう と いう のだ ||きみ||なかま|||われわれ||||||

( 足音 ) あしおと

( メルティ ) 緊急です ! ( フランジ ) ん っ |きんきゅうです|||

( メルティ ) 船団 に 通信 が 届き ました |せんだん||つうしん||とどき|

フランジ だ   どうした ?

( 無線 : ヘリック ) や つら は こちら の 代表 の 出頭 を 要求 して い ます むせん|||||||だいひょう||しゅっとう||ようきゅう|||

目的 は ? もくてき|

( 無線 : ヘリック ) 何も 言って い ませ ん むせん||なにも|いって|||

遺跡 狙い だ な   私 が 行こう いせき|ねらい|||わたくし||いこう

( ピニオン ) 待てよ |まてよ

野郎 を 呼 ん じ まった の は 俺 だ 俺 が 話 を する やろう||よ||||||おれ||おれ||はなし||

無 茶 を 言う な む|ちゃ||いう|

君 に 外交 交渉 の 責任 は 負わ せ られ ん きみ||がいこう|こうしょう||せきにん||おわ|||

( 無線 : ヘリック ) あの それ が … むせん||||

( フランジ ) ん ?

( 無線 : ヘリック ) 先方 は 代表 と して むせん||せんぽう||だいひょう||

“ 霧 の 海 の ピニオン ” を 指定 して い ます きり||うみ||||してい|||

な っ 俺 の 出番 だ ||おれ||でばん|

何 を バカな なん||ばかな

もし あんた が 人質 に でも なったら 誰 が 船団 を まとめ んだ ? |||ひとじち||||だれ||せんだん|||

だが しかし …

心配 す ん なって こっち に 残った ところ で しんぱい||||||のこった||

やら か しち まった 今 の 俺 に は 誰 も ついて 来 ねえ ||||いま||おれ|||だれ|||らい|

自業自得 って やつ だ じごうじとく|||

うん … 分かった |わかった

くれぐれも 慎重に 頼む ぞ |しんちょうに|たのむ|

ああ じゃ まっ 行って 来る ぜ |||おこなって|くる|

( 足音 ) あしおと

( メルティ ) ピニオン ! ( ピニオン ) ああ ?

( メルティ ) 向こう から 船 を よこす から 待って ろ って |むこう||せん||||まって||

( ピニオン ) あ そう

“ やら か しち まった 今 の 俺 に は 誰 も ついて 来 ねえ ” ||||いま||おれ|||だれ|||らい|

う っせ え な

気 に し すぎ ! そんな こと ない よ き|||||||

そう か ?

あんた が ドジ な の は 昔 から だし ||||||むかし||

これ くらい じゃ 愛想 つかさ ない よ みんな |||あいそ||||

テヘヘ あり が て え こった

( メルティ ) あっ 来た ( ピニオン ) お っ ||きた|||

ちょ っ あれ …

あいつ は …

( ピニオン ・ メルティ ) 波乗り ロブスター ! ||なみのり|

( ラケージ ) “ 霧 の 海 の ピニオン ” で 間違い あり ませ ん わ ね ? |きり||うみ||||まちがい|||||

ああ こんな 所 で ||しょ|

大 海賊 ラケージ 様 に お目にかかる と は な だい|かいぞく||さま||おめにかかる|||

ラケージ と 呼んで いただいて 結構です わ ||よんで||けっこうです|

それ と …

はん ?

しばらく は 口 を 慎む こと です わ ||くち||つつしむ|||

へい へい

ん ん

シケ てん なあ まともに メシ も 食え ねえ の か しけ||||めし||くえ|||

( ラケージ ) 弱者 は 強者 に 尽くす |じゃくしゃ||きょうしゃ||つくす

それ こそ が 神 の 定めた 摂理 … だ そうです わ |||かみ||さだめた|せつり||そう です|

( ピニオン ) 神 って の は あれ か ? |かみ|||||

( ラケージ ) あれ は いか ず ち の 巨人 |||||||きょじん

聖なる 審判 を 下す 神 の 御 使い だ そうです わ よ せいなる|しんぱん||くだす|かみ||ご|つかい||そう です||

( クーゲル ) この 星 の 人類 は これ だけ 恵まれた 環境 に あり ながら ||ほし||じんるい||||めぐまれた|かんきょう|||

ヒディアーズ に 圧倒 さ れ 恐怖 して いる ||あっとう|||きょうふ||

我々 の 使命 は われわれ||しめい|

彼ら に 戦い 方 を 教え 人類 の 尊厳 を 啓蒙 する こと だ かれら||たたかい|かた||おしえ|じんるい||そんげん||けいもう|||

それ な のです が 中佐 ||||ちゅうさ

ヒディアーズ は …

あれ は 人間 な のであり ます ! ||にんげん|||

元 … 人間 だろう もと|にんげん|

はっ …

中佐 は ご存知 だった のです か ? ちゅうさ||ごぞんじ|||

上層 部 で は 暗黙 の 了解 だった ようだ な じょうそう|ぶ|||あんもく||りょうかい|||

だが 俺 達 前線 の 兵士 に は 不要な 情報 だ |おれ|さとる|ぜんせん||へいし|||ふような|じょうほう|

不要 って … ふよう|

ヒディアーズ は ただ 欲望 の まま に 生き |||よくぼう||||いき

繁殖 する だけ だ はんしょく|||

あれ を 人間 と は 呼べ ん ||にんげん|||よべ|

はい

強い 者 も 弱い 者 も その 理性 に よって 支えあう つよい|もの||よわい|もの|||りせい|||ささえあう

それぞれ の やり 方 で 貢献 し 社会 を 築く |||かた||こうけん||しゃかい||きずく

それ こそ が 人間 と いう もの だろう |||にんげん||||

そう かも しれ ませ ん が …

( クーゲル ) 俺 は この 船団 に 秩序 を 与えた |おれ|||せんだん||ちつじょ||あたえた

結果 現 支配 体制 に おいて けっか|げん|しはい|たいせい||

船団 構成 員 の 幸福 度 は 大幅に 向上 した せんだん|こうせい|いん||こうふく|たび||おおはばに|こうじょう|

( チェインバー ) 当該 文脈 に おける 幸福 の 定義 を 要求 する |とうがい|ぶんみゃく|||こうふく||ていぎ||ようきゅう|

( ストライカー ) 銀河 同盟 の 理念 に おいて は 幸福 と は |ぎんが|どうめい||りねん||||こうふく||

個人 が 全体 に 奉仕 する 際 の 費用 対 効果 が こじん||ぜんたい||ほうし||さい||ひよう|たい|こうか|

最大 効率 を 発揮 する 状態 と 定義 さ れる さいだい|こうりつ||はっき||じょうたい||ていぎ||

故に … 幸福 は 統率 の 安定 度 に 比例 する ゆえに|こうふく||とうそつ||あんてい|たび||ひれい|

( チェインバー ) 定義 と 結論 に 同意 する |ていぎ||けつろん||どうい|

( レド ) そう … な の か

なあ レド

俺 と 一緒に この 星 を 変えて み ない か ? おれ||いっしょに||ほし||かえて|||

( ラケージ ) こちら で

( ピニオン ) は あ ? 誰 も い ねえ の か ? |||だれ|||||

ん ん ?

なんだ こりゃ

ふ 〜 ん

ほお

おお こいつ ぁ 凄 え や |||すご||

これ で …

どう だ !

よし よし

( ストライカー ) 霧 の 海 の ピニオン を 賓客 と して 歓迎 する |きり||うみ||||ひんきゃく|||かんげい|

何 だ ? 通信 機 か ? なん||つうしん|き|

( ストライカー ) 地球 残留 人類 は 技術 練 度 の 向上 を 必要 と して いる |ちきゅう|ざんりゅう|じんるい||ぎじゅつ|ね|たび||こうじょう||ひつよう|||

今 の テスト は 霧 の 海 の ピニオン の 技術 力 を 測る もの であった いま||てすと||きり||うみ||||ぎじゅつ|ちから||はかる||

貴 君 の 適性 は 有望 と 判断 さ れる とうと|きみ||てきせい||ゆうぼう||はんだん||

ど っか で 聞いた ような 口 きき や がって |||きいた||くち|||

まさか お め え ブリキ 野郎 の 親戚 か ? う お っ ! ||||ぶりき|やろう||しんせき||||

( ストライカー ) こちら は パイロット 支援 啓発 システム |||ぱいろっと|しえん|けいはつ|しすてむ

ストライカー X 3752 である |x|

その ストライカー 様 が 俺 に 何の 用 だ ? ||さま||おれ||なんの|よう|

( ストライカー ) 貴 君 が 海底 から 発掘 した 兵器 を 修理 した こと は 賞 賛 に 値する |とうと|きみ||かいてい||はっくつ||へいき||しゅうり||||しょう|さん||あたいする

が それ は 作動 原理 に 関する 理解 を 欠いた 応急 処置 で しか ない |||さどう|げんり||かんする|りかい||かいた|おうきゅう|しょち|||

( ピニオン ) しょうが ねえ だろう

昔 の 機械 の 仕組み な ん ざ わかん ねえ んだ から よ むかし||きかい||しくみ||||||||

( ストライカー ) 当方 は その |とうほう||

昔 の 機械 の 仕組み に 関する 情報 を 提供 する 用意 が ある むかし||きかい||しくみ||かんする|じょうほう||ていきょう||ようい||

これ は …

( ストライカー ) 貴 君 の 能力 なら 兵器 の 修理 に とどまら ず |とうと|きみ||のうりょく||へいき||しゅうり|||

新たな 兵器 の 設計 製造 も 可能 と なる だろう あらたな|へいき||せっけい|せいぞう||かのう|||

はっ えらく 買い被ら れた もん だ ||かいかぶら|||

( ストライカー ) その 技術 を 習得 する 能力 が ある と 判断 した ||ぎじゅつ||しゅうとく||のうりょく||||はんだん|

貴 君 へ の 最終 要求 は 技術 将校 と して の 統率 力 である とうと|きみ|||さいしゅう|ようきゅう||ぎじゅつ|しょうこう||||とうそつ|ちから|

将校 だ あ ? しょうこう||

俺 は 軍人 じゃ ねえ ! おれ||ぐんじん||

んな こと より

俺 達 の 船団 の 無事 は 保証 して もらえ ん の か ? おれ|さとる||せんだん||ぶじ||ほしょう|||||

( ストライカー ) 有効な 人 的 資源 である |ゆうこうな|じん|てき|しげん|

浪費 は 回避 さ れる べきである ろうひ||かいひ|||

浪費 って … ろうひ|

ま 保証 して くれる って ん なら 協力 し ない でも ない |ほしょう||||||きょうりょく||||

( ストライカー ) 貴 君 の 成長 に 期待 する |とうと|きみ||せいちょう||きたい|

( ピニオン ) おお ?

おお お 〜 あっ

( 神官 ) お 食事 の 前 に こちら を しんかん||しょくじ||ぜん|||

( ピニオン ) ああ ん ?

言う 通り に すれば すぐ 終わる いう|とおり||||おわる

て め えら いちいち 偉 そうだ な ||||えら|そう だ|

お ? な っ …

( 神官 ) 早く 終わら せ たい なら じっと して いる こと だ しんかん|はやく|おわら||||||||

( 無線 : ピニオン ) 霧 の 海 の ピニオン より 同胞 へ むせん||きり||うみ||||どうほう|

献身 と 協力 こそ が 人 の 人 たる 所 以 である けんしん||きょうりょく|||じん||じん||しょ|い|

フランジ 船団 は クーゲル 船団 に 合流 する こと に よって |せんだん|||せんだん||ごうりゅう||||

より 大きな 繁栄 と 平和 を 得る であろう |おおきな|はんえい||へいわ||える|

同胞 の 賢明なる 判断 を 求 む どうほう||けんめいなる|はんだん||もとむ|

だって さ

体 の いい 降伏 勧告 だ からだ|||こうふく|かんこく|

船団 長 … せんだん|ちょう

だが 受諾 する しか ある まい な |じゅだく|||||

( クラリア ) 船団 長 と お 見受け する |せんだん|ちょう|||みうけ|

いかにも

貴 殿 の 賢明なる 選択 に 敬意 を とうと|しんがり||けんめいなる|せんたく||けいい|

穏便に 願い たい もの だ な おんびんに|ねがい||||

いったい 何 を しよう と いう のだ |なん|||||

( 船員 ) こいつ ら 船団 を バラバラ に する つもりだ ! せんいん|||せんだん||ばらばら|||

( フランジ ) 何 だ と ! |なん||

( クラリア ) 各 船 は 用途 に 応じて 別々に 接収 する |かく|せん||ようと||おうじて|べつべつに|せっしゅう|

( フランジ ) それ は 困る |||こまる

船団 は 家族 の ような もの だ せんだん||かぞく||||

まとまって いて こそ 初めて 機能 する |||はじめて|きのう|

これ より 汝 ら は より 大きな 家族 に 奉仕 する のだ ||なんじ||||おおきな|かぞく||ほうし||

しかし …

( クラリア ) 摂理 に 従う 者 に 祝福 を |せつり||したがう|もの||しゅくふく|

しか して 摂理 に 背く 者 に 神 の 鉄 槌 を ||せつり||そむく|もの||かみ||くろがね|つち|

ん ん …

分かった わかった

( クラリア ) で は 跪き なさい   祝福 を 授け ます |||ひざまずき||しゅくふく||さずけ|

新たなる クーゲル の しも べ よ あらたなる|||||

摂理 の 名 に おいて せつり||な||

汝 が その 身 と 力 を 大義 の ため に 尽くさ ん こと を なんじ|||み||ちから||たいぎ||||つくさ|||

ん ん

( ピニオン ) さっき と は え れ え 違い だ |||||||ちがい|

ここ の 奴 ら よっぽど 稼いで や がん だ な ||やつ|||かせいで||||

ここ に は お 金 は あり ませ ん わ ||||きむ|||||

金 なし で どう すんだ よ ? きむ|||||

働き に 応じて 船団 から 適正な 配給 を 受け ます はたらき||おうじて|せんだん||てきせいな|はいきゅう||うけ|

極めて 公平な 社会 です わ きわめて|こうへいな|しゃかい||

公平 ねえ … こうへい|

( ラケージ ) あなた の 居住 区 は こちら |||きょじゅう|く||

今 お 部屋 に 案内 し ます わ いま||へや||あんない|||

お おお

なんだ こいつ ら …

船 の みんな は ? せん|||

( ラケージ ) 今頃 は 船団 の 各 部 に 接収 さ れて い ます わ |いまごろ||せんだん||かく|ぶ||せっしゅう|||||

( ピニオン ) 各 部 ? |かく|ぶ

ええ 潜在 的な 反乱 分子 を 固めて 受け入れる ほど |せんざい|てきな|はんらん|ぶんし||かためて|うけいれる|

甘い と 思い まして ? あまい||おもい|

そっち の 都合 で 取込 ん ど いて 反乱 分子 かよ ! ||つごう||とりこ||||はんらん|ぶんし|

いずれ に せよ

お 友達 と の 接触 は 控え られた 方 が よろしい で すわ |ともだち|||せっしょく||ひかえ||かた||||

しばらく は

ん ん ん

分かった よ … わかった|

( チェインバー ) ウィルス データ 解析 完了 レド 少尉 の 身体 検査 を 実行 する |うぃるす|でーた|かいせき|かんりょう||しょうい||からだ|けんさ||じっこう|

身体 検査 終了 異常 なし からだ|けんさ|しゅうりょう|いじょう|

( レド ) 中佐 は ずっと この 狭い 空間 から |ちゅうさ||||せまい|くうかん|

大 船団 の 指揮 を 執って いた の か だい|せんだん||しき||とって|||

俺 に は 真似 でき ん おれ|||まね||

( チェインバー ) 推察 クーゲル 中佐 の コクピット へ の 隠遁 は |すいさつ||ちゅうさ|||||いんとん|

自身 の 存在 を 象徴 化 し 船団 員 に 畏怖 の 念 を 抱か せ じしん||そんざい||しょうちょう|か||せんだん|いん||いふ||ねん||いだか|

結果 と して けっか||

強い 統率 力 を 生み出す 方向 に 機能 して いる と 考え られる つよい|とうそつ|ちから||うみだす|ほうこう||きのう||||かんがえ|

姿 が 見え ない ほう が 怖い … か すがた||みえ||||こわい|

だが そう やって 恐怖 を 与える の は いい こと な の か ? |||きょうふ||あたえる|||||||

( チェインバー ) 恐怖 へ の 対処 は 生物 の 行動 原理 の 基本 である |きょうふ|||たいしょ||せいぶつ||こうどう|げんり||きほん|

力 の 誇示 は 敵対 する 者 に とって は 恐怖 である が ちから||こじ||てきたい||もの||||きょうふ||

服従 する 者 に とって は 安息 を もたらす ふくじゅう||もの||||あんそく||

( レド ) 確かに そう だ が |たしかに|||

( チェインバー ) ヒディアーズ へ の 対抗 手段 と して ||||たいこう|しゅだん||

力 の 誇示 に よる 統率 の 効率 化 は 有効である と 結論 さ れる ちから||こじ|||とうそつ||こうりつ|か||ゆうこうである||けつろん||

多数 の 人員 を 動員 し たすう||じんいん||どういん|

強固で 機能 性 の 高い 共同 体 の 維持 に 繋がる きょうこで|きのう|せい||たかい|きょうどう|からだ||いじ||つながる

さらに …

もう 黙れ ! |だまれ

俺 も … おれ|

ここ から 降り なければ よかった の かも しれ ない ||ふり||||||

( パラエム ) お 帰り なさい ませ お 姉 さま ||かえり||||あね|

( パリヌリ ) お 疲れ 様 です ||つかれ|さま|

ただいま お前たち |おまえたち

いかがでした か ピニオン と いう 男 ? |||||おとこ

ふ っ 俗 物 です わ ね ||ぞく|ぶつ|||

まあ

では 外さ れ ます か ? |はずさ|||

まだ 早い で すわ |はやい||

は あ あれ で 腕 は 確かな 様 です し ||||うで||たしかな|さま||

それ に …

そろそろ 休暇 に 飽きて き ました の |きゅうか||あきて|||

ん ふ

( レド ) ん ん

( チェインバー ) 覚醒 プロセス 終了 |かくせい|ぷろせす|しゅうりょう

クーゲル 中佐 より 通信 |ちゅうさ||つうしん

( 通信 : クーゲル ) 調子 は どう だ ? つうしん||ちょうし|||

良好です りょうこうです

さっそく お前 の 力 を 借り たくて な |おまえ||ちから||かり||

ヒディアーズ です か ?

いや この 星 の 住人 に 対する 啓蒙 活動 の 方 だ ||ほし||じゅうにん||たいする|けいもう|かつどう||かた|

ご 命令 と あら ば |めいれい|||

いい 返事 だ |へんじ|

お前 が 来て マシンキャリバー が 2 機 に なった ので おまえ||きて|||き|||

かねて から 計画 して いた 大規模な 啓蒙 作戦 を 実行 する ||けいかく|||だいきぼな|けいもう|さくせん||じっこう|

対象 は これ だ たいしょう|||

はっ

これ は …

ガル ガン ティア … |がん|

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