Yuu ☆ Yuu ☆ Hakusho ( Yu Yu Hakusho : Ghost Files ) Episode 103
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( ナレーション ) 魔 界 は 今 新た な 局面 を 前 に し て 緊張 の 度合い を 増し て い た
魔 界 を 統治 する 3 つ の 勢力 の 1 つ
ナンバー 2 ( ツー ) に 抜てき さ れ た
また 第 2 の 勢力 黄泉 ( よみ ) に 招か れ た 蔵 馬 ( くらま ) も
ぬきんで た 知 謀 で 軍事 参謀 総長 の 地位 を 得 た
そして 残る 1 つ の 勢力 父 雷 禅 ( らい ぜん ) の もと で
幽助 ( ゆう すけ ) も 日々 鍛錬 を 続け て いる
それぞれ が 野望 渦巻く 魔 界 を 訪れ
既に 1 年 が た と う と し て い た
( 雷鳴 )
( 雷 禅 ) ああ ああ …
ん ん … う う …
( 雷 禅 の うめき声 )
( 女 ) フフフ …
( 雷 禅 の うめき声 )
( 雷 禅 ) う お ー !
( 北 神 ( ほ くしん ) ) ハア !
( 幽助 ) フン フッ !
( 3 人 ) ハア !
( 東 王 ( とう おう ) ) ハアー !
( 南海 ( なんかい ) ) トオー !
( 南海 ) ヤアー !
う お ー !
あっ う わ あ !
( 西 帝 ( せいてい ) ) ハーッ ! おわ っ
( 幽助 ) で えい !
フン !
えー い
うりゃ ー !
( 北 神 ) だ あっ
( 3 人 の うめき声 )
( 北 神 ) あっ
バン !
参り まし た お手上げ です
( 東 王 ) 4 人 がかり で もう 手 も 足 も 出 ない と は …
( 西 帝 ) いやはや 末恐ろしい ( 南海 ) 全く
北 神 すぐ に 攻撃 を 軟 体 術 で よける の は 悪い 癖 だ な
体 の 支 点 に なって る 硬い 部分 を 攻め られ たら イチコロ だ ぜ
そこ を 見極め て 攻撃 できる の は あなた ぐらい です よ
やれやれ 1 年 足らず で 立場 が 逆転 し て しまった な
( 幽助 ) よっ しゃ ! クソ オヤジ に 挑戦 し て くら あ !
( 東 王 ) え ? ( 西 帝 ) い …
1 か月 前 に 殺さ れ かけ た ばかり でしょ !
( 幽助 ) もう 治った !
( 北 神 ) 全く 怪物 だ な
さすが 親子 だ
( 西 帝 ) 変 だ な ( 東 王 ) どう し た ?
いや 国王 の 腹 の 音 が …
( 東 王 ) な っ ( 南海 ) ん ?
まさか …
頼 も う !
お ?
( 雷 禅 の うなり 声 )
ああ あ …
あっ …
オ … オヤジ
( 雷 禅 ) う おお … ( 幽助 ) う っ
う お ー
( 幽助 ) う っ
う わ っ
う お おお …
( 一同 ) あっ
い … 一体 何 が …
雷 禅 様
( 雷 禅 ) メシ 食わ せろ ー !
う お ー
( 雷 禅 ) ぐ お おお …
( 幽助 ) 野郎 腹 減り すぎ て 我 を 忘れ て や がる な
あっ ぐう う …
( 雷 禅 の うなり 声 )
( 雷 禅 ) ああ …
クッ
( 幽助 ) フン ! グッ
( 雷 禅 の うなり 声 )
( 幽助 ) あ あっ
我 を 忘れ て この 程度 か よ
手加減 なし で この 程度 の 力 な の か よ
あっ クッ …
( 幽助 ) あ … どこ だ ? ( 雷 禅 ) し ゃあ !
ああ …
( 幽助 ) うわ ー ! あっ
あっ ああ …
あっ
やっ !
( 雷 禅 の うめき声 )
て め え …
ぶざま だ ぜ !
( 雷 禅 ) ハァ ハァ …
( 幽助 ) 今 の て め え は 全 盛期 の 何分 の 1 の 力 だ ?
なんで そこ まで 我慢 する ん だ よ
( 雷 禅 ) う う …
もう いい 食えよ
フン
人間 しか 食え ねえ って なら
俺 が 2 ~ 3 人 か っ さらって き て やる よ
このまま 少しずつ 弱って くたば っち まっ て いい の か ?
本当 に それ で 満足 な の か よ
俺 なら 我慢 でき ねえ
弱く なった て め え に 勝って も ち っと も うれしく ねえ よ
( 雷 禅 ) フ … ( 幽助 ) せめて
食わ ねえ 訳 ぐらい 教え や がれ
それ で 納得 でき なきゃ 無理やり 口 に メシ 突っ込む ぞ
( 雷 禅 ) よく 似 てる
考え 方 は 違う が な
あれ も 気性 の 激しい 女 だった
もう 700 年 近く 前 に なる か
国 は 乱れ “ 悪党 ” が 跋扈 ( ばっこ ) し
民 は 破滅 的 な 生活 に のま れ 流さ れ て た
その ころ は まだ 魔 界 と 人間 界 に 垣根 は なかった
人間 の 生活 の 至る 所 に
魑魅 魍魎 ( ち み も うりょう ) が 関わり を 持ち 国 さえ も 我ら と 手 を 組み
呪術 を もって 外敵 の 侵略 を 阻 ん で い た 時代 だ
俺 は 人間 に 言わ せ れ ば 食 人 鬼 の 類い だ
当時 は 確か に 好き 放題 やって い た
( 雷 禅 ) ハッ
( 雷 禅 ) そんな 折 人間 界 で 1 人 の 女 に 出会った
青白く 痩せ ぎす で
術 師 特有 の 嫌 な 香 を まとう 女 だった
だが 目 が 気 に 入った
俺 を 見下す よう に 見据える ヤツ は 初めて だった
( 呼子 ( よび こ ) 笛 の 音 )
( 呼子 笛 の 音 )
( 呼子 笛 の 音 )
( 雷 禅 の 荒い 息 )
( 女 ) 何者 じゃ
フン もの のけ か
何 を 迷う て ここ へ 現れ た ?
( うなり 声 )
ケガ を し て いる の か
( 雷 禅 ) う お ー
見せ て みよ 治し て やら ぬ こと も ない
( 雷 禅 ) その 女 は 密教 屈指 の 食 脱 医師 ( くだ くす し ) だった
( 幽助 ) くだ くす し ?
( 雷 禅 ) 今 で いう 薬剤 師 と か 医者 の 類い だ
自ら 猛毒 や 病原 菌 を 飲み 体 内 で 免疫 を 作り
自分 の 血 や 肉 を 薬 に し て
どんな 病 も たちどころに 治し た そう だ
( 女 ) どう し た 腹 が すい た か ?
ああ …
( 雷 禅 ) 殺 そ う と 思え ば すぐ に でも 殺 せる
欲望 の まま この 女 を 俺 の もの に し て やろ う と 考え て い た
だが …
我 を 食らう と 申す か 面白い
我が 体 内 は 毒 の つぼ じゃ
我 を 食らわ ば お前 の 腹 など
夜明け を 待た ず に ただれ 落ちる ぞ
( 雷 禅 ) ああ …
( 女 ) お前 ごとき 野蛮 な もの の け の 手 に 負え る 体 で は ない わ
食ら える もの なら 食 ろう て みよ
ああ …
( 雷 禅 ) 俺 は 動く こと が でき なかった 完全 に その 女 に けおされ て い た
フフフ … どう し た ? 食らわ ぬ の か ?
では 殺す だけ なら できる だ ろ う やる が よい
そして とっとと 立ち去れ
だが その 瞬間 より お前 は 食 人 鬼 の 誇り も 本能 も 失う の だ
フハハハ …
で どう し た ?
口説 い た
は あ ?
( 雷 禅 の 笑い声 )
この 女 しか い ねえ と 思った
今 を 逃し たら もう 二 度 と 手 が 届か ない 気 が し た
そして 一 晩 かけ て 拝み 倒し た
そ … その 遺伝 の 集大成 が 俺 って わけ か
誇り に 思えよ
いい 女 だった …
詳しい いきさつ は 聞か なかった が
生来 の 食 脱 医師 ( くだ くす し ) の 家系 で は なかった らしい
自ら の 意志 で 毒 を 食らい
戦乱 で 傷 つい たり 病魔 に 侵さ れ た 民 を 救う
その 女 に 比べ 自分 が 貧弱 に 思 え た
俺 は その 女 に この 次 会う まで
人 を 食う まい と 勝手 に 決め た
再会 の 約束 さえ し なかった のに な …
だが 女 は 子 を 産 ん で すぐ に 死 ん で い た
それ きり だ
魔 族 の 寿命 は 長い だ から 生き て さえ いれ ば
あいつ の 生まれ変わり に 会う こと が ある かも しれ ない
それ だけ を 思って 生き て き た
だが あれ だけ の 女 は 度々 生まれる もん じゃ ない らしい
霊 界 魔 界 人間 界 全て を ひっくるめ て 1 つ の 世界 だ
決して 別物 ( もん ) じゃ ねえ 霊 界 の ヤツ ら すら
魂 の 最後 の 行方 は わから ねえ ん だ
お前 は 俺 の 息子 だ が 人 を 食い たい と 思う か ?
いい や
だ ろ う ? 俺 の 血 を 引 い て い て も そう は なら ねえ
きっと 俺 たち 魔 族 の 一部 が 突然 変異 を 起こし て いる ん だ
俺 たち は いつか 邪魔 に なる はず だ
今 の 魔 界 が 好き な ヤツ だ から な
霊 界 や 人間 界 に は 干渉 し ない
だが 黄泉 に は 気 を 付けろ
ヤツ は 霊 界 も 人間 界 も 支配 する 気 だ
な … 何 言って ん だ さっき から
ほ … 北 神 たち は お前 に 任せる
おい だ … だ から 何 言って ん だ よ て め え
( 雷 禅 ) ああ …
腹 減った なぁ
( 雷鳴 )
( 雷鳴 )
幽助 さん
( 西 帝 ) こ … 国王 は ?
( 東 王 ) 一体 何 が あった ん です か ?
( 南海 ) 幽助 さん !
( 北 神 ) 雷 禅 様 は ?
死 ん だ
ハッ !
( 一同 の ざわめき )
( 妖怪 A ) あ あっ ああ … ( 妖怪 B ) どう し たら い い ん だ
( 幽助 ) 北 神 これ から ちょっと 案内 し て くれ ねえ か
どこ へ です ?
黄泉 ん とこ
( 一同 の どよめき )
( 雷鳴 )
( 黄泉 ) 雷 禅 の 腹 の 音 が 聞こえ なく なった 蔵 馬 どう 思う ?
( 蔵 馬 ) 可能 性 は 2 つ
1 つ は 空腹 に 耐え られ ず に 雷 禅 が 人 を 食った
もう 1 つ は 空腹 を 味わう 必要 が なくなった
( 蔵 馬 ) つまり …
( 黄泉 ) 死 ん だ … か
( 蔵 馬 ) だ が それ は 予想 より 早 すぎる
まだ どちら か 判断 する の は 早急 だ と 思う ね
( 黄泉 ) よか ろ う
お前 の 言う とおり もう 少し だけ 様子 を 見 て やろ う
( 飛 影 ) 間違い ない 雷 禅 は 死 ん だ
この 魔 界 を 1 つ の 色 に 塗り替え て やる
あそこ が 黄泉 の 国 癌 陀 羅 ( がん だ ら ) です
サンキュー 北 神 お め え は もう 戻って いい よ
いえ 私 も 行き ます
おそらく 黄泉 は 雷 禅 様 の 死 に 気付 い て いる でしょ う
そう なる と 癌 陀 羅 に 入る あなた の 命 が 危ない
バーカ だ から 1 人 で 行く ん じゃ ねえ か
あなた は 既に 我々 に とって 国王 な の です
私 に は あなた を 守る 義務 が あり ます
チェ ! しかた ねえ な
だが 手 は 出す な よ 今日 は あくまで 話し合い だ から な
それ を 聞い て 安心 し まし た
どう いう 意味 だ ?
ここ から 先 は ヤバ い 会話 は 避け ま しょ う
黄泉 は 光 を 失った 分 耳 と 鼻 が 利き ます
あの 国 の 中 の 人々 の 会話 は 全て 把握 し て いる と
雷 禅 様 が 言って い まし た
よ ー し わかった
黄泉 ! 聞こ えっ か こら !
え ?
今 から 行く から お茶 用意 し て 待って ろ !
よし 行く べ
なんて お 人 だ
ところで その 荷物 の 中身 は 何 です か ?
( 幽助 ) これ か ? ( 北 神 ) ええ
何 か や な 予感 が する ん です けど
( 幽助 ) ヘヘッ 秘密 ( 北 神 ) あ … あ あっ
( 黄泉 ) フフ フフ …
蔵 馬 お前 の 友人 は なかなか 面白い 人物 だ な
フッ 幽助 が これ から 黄泉 に 会う よう だ
さあ な あいつ 自身 は 単 細胞 だ が
訳 の わから ん ヤツ で も ある
何 を しでかす か 見当 も つか ん
結果 だけ 見 れ ば
“ なるほど あの バカ らしい な ” と 思う けど な
どう いう 意味 だ ?
お前 幽助 と 会ったら 戦う か ?
( 飛 影 ) 当然 だ 今 見 た ところ 俺 と あいつ は 互角 ぐらい だ
ヤツ も 俺 も まだ 伸びる ぜ
俺 と 幽助 を 殺す なら 今 の うち だ 考え て おく ん だ な
いちいち うるさい ヤツ だ
どっち に も 付か ん 勝った ほう と 俺 が 戦う
今 なら 100 パーセント お前 が 勝つ だ ろ う が な
もし 今 現在 そう なれ ば お前 は 幽助 に 付く
俺 と 幽助 の 力 が 互角 なら
お前 は どちら に も 付か ない かも しれ ない が …
ちょっと そい つ が うらやましい
針路 変更 癌 陀 羅 に 向かう
( ナレーション ) 雷 禅 の 死後 魔 界 の 均衡 は 崩れ た
その 一触 即発 の 情勢 の 中 幽助 は 何 を しよ う と 考え て いる の か
それぞれ の 思惑 が 波乱 の 魔 界 を 交錯 する
( 幽助 ) 死 ん じ まった あいつ に は 悪 ( わり ) いが
俺 の 行動 一 つ で 全て が 決まる 一触 即発 の この 状況
なんだか ワクワク し て くる ぜ
魔 界 全土 を 巻き込 ん で ここ で やら なきゃ 男 が 廃る
で 俺 が 何 を す ん の か って ?
教え て や ん ねえ よ ー だ
次回 「 意外 な 提案 ・ 魔 界 の 変動 」
面白く なって き や がった ぜ !
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