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文豪ストレイドッグス, Bungou Stray Dogs (Literary Stray Dogs) Episode 4

Bungou Stray Dogs (Literary Stray Dogs ) Episode 4

人 虎 は 生け捕り ?

あんた 達 は いったい …

もとより 僕 の 目的 は 貴 様 一 人 な のだ 人 虎

そこ に 転がる お 仲間 は いわば 貴 様 の 巻添え

僕 の 所 為 で みんな が …

然り

それ が 貴 様 の 業 だ 人 虎

貴 様 は 生きて る だけ で 周囲 の 人間 を 損なう

僕 の 業 ?

異 能力

「 羅 生 門 」

ここ … は ?

気 が ついた か 小僧

国 木田 … さん ?

全く この 忙しい 時 に

貴 様 と いう 奴 は

僕 は …

僕 は マフィア に 襲わ れて

そう だ

国 木田 さん 谷崎 さん と ナオミ さん は ?

安心 しろ 二 人 は 無事だ

本当 … です か

ああ

谷崎 は 今 隣 で 与謝 野 先生 が 治療 して いる

全く いい 感じ に 大怪我 して くれた もん だ ね

え ぇ 谷崎

そんなに 妾 の 治療 が 好き かい

じゃあ 今回 は 特別 コース で いこう

治療 … です か これ

聞いた ぞ 小僧

はい ?

お前 は 裏 社会 の 闇市 で 七十億 の 懸賞 首 に なって いる らしい

七十億 か

出世 した な

ポートマフィア が 血眼 に なる わけだ

七十億

もとより 僕 の 目的 は 貴 様 一 人 な のだ 人 虎

そういう こと だった の か

ど … ど ど どう しよう

マフィア が この 探偵 社 に 押し寄せて くる かも

でも どうして 僕 が

狼狽 える な

確かに ポートマフィア の 暴力 は 苛烈 を 極める

だが 動揺 する な

動揺 は 達人 を も 殺す

師匠 の 教え だ

あの う さかさまです よ 手帳

俺 は 動揺 など して い ない

マフィア 如き で 取乱す か

仮 令 この 瞬間 に 襲撃 さ れよう と 俺 が 倒す

あれ を こうして こう ばしっと 動き

国 木田 さん 相当 焦って る

よい 感じ に あれ を あげて ぐ ぐっと

説明 が ワヤワヤ だ

それ だけ 探偵 社 の 危機 って こと な んだ

僕 の 所 為 で

奴 は きっと 来る ぞ

お前 が 招き入れた 事態 だ

最悪の 状況 に なる かも しれ ん

自分 の できる こと を 考えて おけ

今 の 僕 に できる こと … か

ところで 小僧

先刻 から 探して いる んだ が

俺 の 眼鏡 を 知ら ん か

時間 です

退いて ろ

諸君 仕事 中 に 失礼

なんだ あんた ら

我々 も 仕事 だ

なに 直 に 済む

実は 最近 我々 ポートマフィア の 荷 を 横流し する 不 埒 な 連中 が いて

ここ が その 拠点 だ と いう 噂 を 聞いて ね

取り敢えず 証拠 を 探して る

荷物 の 中 を 検 め さ せて もらって も よろしい か

証拠 が 見つかった な

莫迦 な 鋼鉄 の パイプ が

異 能力 を 見る の は 初めて かね

全員 殺せ

矢 張り 仕事 終わり の 一服 は 格別だ な

爆発 ?

なんだ

皆殺し だって よ

非道 いな

軍 警察 が 云 うに は ポートマフィア の 武闘 派

その 中 でも 特に 凶暴な 実働 部隊 「 黒 蜥蜴 」 って 奴 ら の 仕業 だって

「 黒 蜥蜴 」?

特殊 部隊 並み の 戦闘 力 を 持って いて 然 も 恐ろしく 残酷な 連中 だ と か

ポートマフィア の 「 黒 蜥蜴 」

もし そんな 奴 ら が 探偵 事務 所 を 襲って きたら …

最悪の 状況 か

はい 何 方 です か

僕 だ

人 虎 ?

そう か 探偵 社 で 渡した 名刺 を 見て

先日 は お 仲間 に 助け られた ようです が 次 は そう は いきま せ ん よ

それ で ご 用件 は ?

僕 は 探偵 社 を 辞める

辞めて 一 人 で 逃げる

捕まえて みろ

なるほど

「 だから 探偵 社 に は 手 を 出す な 」 と ?

「 黒 蜥蜴 」 を 呼べ

こんな 処 に 居った か 小僧

お前 の 所 為 で 大わらわだ

最悪の 状況 に なる 可能 性 が 高い

こいつ を 運ぶ の を 手伝って おい

心配 要り ませ ん

もう 最悪の 状況 に は なり ませ ん から

この 探偵 社 は 安全です

おい こら 手伝え 小僧

こんな 時 に どこ へ 行く

出て いけ 穀潰 し

お前 など この 孤児院 に も 要ら ぬ

どこ ぞ で 野垂れ死に でも した ほう が 世間 様 の 為 よ

遅い

二 分 遅刻 だ

ジイ さん は 神経 が 細かく って いか ん ね ー

なんか 陰気 臭い 場所 だ な ー

銀 の 野郎 は ?

あいつ も 遅刻 か

もう 来て る

後ろ だ

相変わらず 鬼 魅 の 悪い 奴 だ

癇 に 障る ぜ

や ん の か よ

止めろ 愚 図 ども

二 人 と も 「 襲撃 に 際し 戦死 」 と 報告 さ れ たい か

わかった よ

食え ない ジイ さん だ ぜ

集合 した

ご苦労様です

それ で 我ら 三 名 がかり で 潰す 目標 と は ?

目標 は …

武装 探偵 社 の 事務 所

探偵 社 ?

人 虎 で は なく か

前回 の 失敗 は 探偵 社 の 容喙 が 原因

同じ 轍 は 踏み ませ ん

先 ず は 護衛 たる 探偵 社 を 殲滅 し ます

皆殺し で いい の か

構い ませ ん

了解 した

芥川 先輩 が 探偵 社 如き に 退く など

あって は なら ない

死 を 惧 れよ

殺し を 惧 れよ

死 を 望む 者 等しく 死に

望 まる る が 故 に

無 価値 な 人間 に 息 を する 権利 は ない

その 覚悟 よい 心掛け だ

お前 が 生きる 意味 を 僕 が 与えて やろう

終 に 私 は 生きる 意味 を 見つけた のです

生きる 理由

いや 生きて きた 理由 と 云 う べき か

そう 私 は あなた と 心中 する 為 に 今日 まで 生きて きた のです

きっと そう です

ああ 美しい 人 よ

お 一 人 で どうぞ

お 一 人 で 心中 は でき ませ ん

ところで 太 宰 さん

ちゃんと 生命 保険 と か 入って る んです か

何故 でしょう 美しい 人 よ

だって …

大分 溜まって ます よ うち の 付け

もし まだ なら 紹介 し ます けど

生 ・ 命 ・ 保 ・ 険

あ ~ あなた の その 生活 力 が 眩 しい

そんな はぐらかし 方 する と 四 階 の 探偵 社 に 乗り込んじゃ い ます よ

あ ~ あなた の その 行動 力 は もっと 眩 しい

見張り も い ねぇ の か 温い 奴 ら だ

貴 様 達 は ?

失礼 探偵 社 な のに 事前 予約 を 忘れて いた な

それ から 叩 敲 も

ポートマフィア の 「 黒 蜥蜴 」

ま ぁ 大 目 に 見て くれ

用事 は 直 に 済む

出て いけ 穀潰 し

お前 など この 孤児院 に も 要ら ぬ

どこ ぞ で 野垂れ死に でも した ほう が 世間 様 の 為 よ

あの 人 達 の 云 う 通り だ

僕 の 行く 処 なんて どこ に も あり は し ない

銃声 ?

然 も この 方向 は …

何故 探偵 社 が …

すいません

何故 こんな こと に

また 僕 の 所 為 で

みんな が …

止めろ ー

なに

やっと 帰った か 小僧

これ だ から 襲撃 は 嫌な のだ

業務 予定 が また 大きく 狂って しまう

オフィス の リフォーム と 壊れた 備品 の 再 購入 に

いったい いくら かかる と 思って る

機関 銃 と は 派手な 襲撃 だった わ ね ー

今回 近所 から 来る クレーム に お 詫び の 品 を 用意 して 挨拶 に 行く の は

国 木田 君 の 番 だ から ね

結局 最悪の 状況 に なって しまった

最悪の 状況 って これ ?

特殊 部隊 並み の 戦闘 力 を 持つ ポートマフィア の 武闘 派 って ?

あれ ー

国 木田 さん こいつ ら どう し ます

窓 から 捨て とけ

了解

一 二 三

いつも の こと ながら 襲撃 は もう ほんと 勘弁 して もらい たい な

いつも の こと な の ?

ポートマフィア より この 探偵 社 の ほう が ぶ っち ぎり で 物騒じゃ ん

さよなら

さっさと 片付け を 手伝え 小僧

いって らっしゃい

全く この 忙しい の に ふらふら と 出て いき おって

貴 様 も 探偵 社 の 一隅

自分 に できる こと を 考えろ と 云 った だろう が

まあ お前 に できる の は 片付け の 手伝い ぐらい だろう が

自分 の できる こと を 考えて おけ

そう か

貴 様 へらへら 笑って る 暇 が あった …

なんだ お前 泣いて る の か

な っな … 泣いて ませ ん よ

泣いて る じゃ ない か

だから 泣いて ませ ん って

これ だ から な ー 全く 最近 の 若い 奴 の 典型 だ お前 は

仕事 を 命じて も 勝手に 遊び に 行く

ちょっと 叱れば 直 に 泣く

違い ます

これ は 違い ます

だって 泣いて る じゃ ない か

泣いて る けど

これ は 違う んです

大体 探偵 社 を 名乗って おいて

その実 この 探偵 社 が 探偵 社 である の は

皆 僕 の 能力 「 超 推理 」 の おかげ だ よ

おや 殺人 事件 の 依頼 が 来た

よし 敦 君 僕 の 仕事 に 同行 した まえ

いや ぁ 僕 なんか に 務 まる かな

次回 文豪 ストレイドッグス 第 五 話

Murder on D Street

本格 的な 推理 物 ?

僕 が よければ 凡 て よし


Bungou Stray Dogs (Literary Stray Dogs ) Episode 4 bungou|stray|dogs|literary|stray|dogs|episode

人 虎 は 生け捕り ? じん|とら||いけどり

あんた 達 は いったい … |さとる||

もとより 僕 の 目的 は 貴 様 一 人 な のだ   人 虎 |ぼく||もくてき||とうと|さま|ひと|じん|||じん|とら

そこ に 転がる お 仲間 は   いわば 貴 様 の 巻添え ||ころがる||なかま|||とうと|さま||まきぞえ

僕 の 所 為 で みんな が … ぼく||しょ|ため|||

然り しかり

それ が 貴 様 の 業 だ   人 虎 ||とうと|さま||ぎょう||じん|とら

貴 様 は 生きて る だけ で 周囲 の 人間 を 損なう とうと|さま||いきて||||しゅうい||にんげん||そこなう

僕 の 業 ? ぼく||ぎょう

異 能力 い|のうりょく

「 羅 生 門 」 ら|せい|もん

ここ … は ?

気 が ついた か   小僧 き||||こぞう

国 木田 … さん ? くに|きた|

全く   この 忙しい 時 に まったく||いそがしい|じ|

貴 様 と いう 奴 は とうと|さま|||やつ|

僕 は … ぼく|

僕 は マフィア に 襲わ れて ぼく||まふぃあ||おそわ|

そう だ

国 木田 さん   谷崎 さん と ナオミ さん は ? くに|きた||たにざき|||||

安心 しろ   二 人 は 無事だ あんしん||ふた|じん||ぶじだ

本当 … です か ほんとう||

ああ

谷崎 は 今 隣 で 与謝 野 先生 が 治療 して いる たにざき||いま|となり||よさ|の|せんせい||ちりょう||

全く いい 感じ に 大怪我 して くれた もん だ ね まったく||かんじ||おおけが|||||

え ぇ   谷崎 ||たにざき

そんなに 妾 の 治療 が 好き かい |めかけ||ちりょう||すき|

じゃあ 今回 は 特別 コース で いこう |こんかい||とくべつ|こーす||

治療 … です か   これ ちりょう|||

聞いた ぞ   小僧 きいた||こぞう

はい ?

お前 は 裏 社会 の 闇市 で 七十億 の 懸賞 首 に なって いる らしい おまえ||うら|しゃかい||やみいち||しちじゅうおく||けんしょう|くび||||

七十億 か しちじゅうおく|

出世 した な しゅっせ||

ポートマフィア が 血眼 に なる わけだ ||ちまなこ|||

七十億 しちじゅうおく

もとより 僕 の 目的 は 貴 様 一 人 な のだ   人 虎 |ぼく||もくてき||とうと|さま|ひと|じん|||じん|とら

そういう こと だった の か

ど … ど ど どう しよう

マフィア が この 探偵 社 に 押し寄せて くる かも まふぃあ|||たんてい|しゃ||おしよせて||

でも   どうして 僕 が ||ぼく|

狼狽 える な ろうばい||

確かに ポートマフィア の 暴力 は 苛烈 を 極める たしかに|||ぼうりょく||かれつ||きわめる

だが   動揺 する な |どうよう||

動揺 は 達人 を も 殺す どうよう||たつじん|||ころす

師匠 の 教え だ ししょう||おしえ|

あの う   さかさまです よ   手帳 ||||てちょう

俺 は 動揺 など して い ない おれ||どうよう||||

マフィア 如き で 取乱す か まふぃあ|ごとき||とりみだす|

仮 令 この 瞬間 に 襲撃 さ れよう と 俺 が 倒す かり|れい||しゅんかん||しゅうげき||||おれ||たおす

あれ を こうして   こう ばしっと 動き |||||うごき

国 木田 さん   相当 焦って る くに|きた||そうとう|あせって|

よい 感じ に   あれ を あげて   ぐ ぐっと |かんじ||||||

説明 が ワヤワヤ だ せつめい|||

それ だけ 探偵 社 の 危機 って こと な んだ ||たんてい|しゃ||きき||||

僕 の 所 為 で ぼく||しょ|ため|

奴 は きっと 来る ぞ やつ|||くる|

お前 が 招き入れた 事態 だ おまえ||まねきいれた|じたい|

最悪の 状況 に なる かも しれ ん さいあくの|じょうきょう|||||

自分 の できる こと を 考えて おけ じぶん|||||かんがえて|

今 の 僕 に できる こと … か いま||ぼく||||

ところで   小僧 |こぞう

先刻 から 探して いる んだ が せんこく||さがして|||

俺 の 眼鏡 を 知ら ん か おれ||めがね||しら||

時間 です じかん|

退いて ろ しりぞいて|

諸君   仕事 中 に 失礼 しょくん|しごと|なか||しつれい

なんだ   あんた ら

我々 も 仕事 だ われわれ||しごと|

なに   直 に 済む |なお||すむ

実は 最近   我々 ポートマフィア の 荷 を 横流し する 不 埒 な 連中 が いて じつは|さいきん|われわれ|||に||よこながし||ふ|らち||れんちゅう||

ここ が その 拠点 だ と いう 噂 を 聞いて ね |||きょてん||||うわさ||きいて|

取り敢えず 証拠 を 探して る とりあえず|しょうこ||さがして|

荷物 の 中 を 検 め さ せて もらって も よろしい か にもつ||なか||けん|||||||

証拠 が 見つかった な しょうこ||みつかった|

莫迦 な   鋼鉄 の パイプ が ばか||こうてつ||ぱいぷ|

異 能力 を 見る の は 初めて かね い|のうりょく||みる|||はじめて|

全員   殺せ ぜんいん|ころせ

矢 張り 仕事 終わり の 一服 は 格別だ な や|はり|しごと|おわり||いっぷく||かくべつだ|

爆発 ? ばくはつ

なんだ

皆殺し だって よ みなごろし||

非道 いな ひどう|

軍 警察 が 云 うに は   ポートマフィア の 武闘 派 ぐん|けいさつ||うん|||||ぶとう|は

その 中 でも 特に 凶暴な 実働 部隊 「 黒 蜥蜴 」 って 奴 ら の 仕業 だって |なか||とくに|きょうぼうな|じつどう|ぶたい|くろ|とかげ||やつ|||しわざ|

「 黒 蜥蜴 」? くろ|とかげ

特殊 部隊 並み の 戦闘 力 を 持って いて   然 も 恐ろしく 残酷な 連中 だ と か とくしゅ|ぶたい|なみ||せんとう|ちから||もって||ぜん||おそろしく|ざんこくな|れんちゅう|||

ポートマフィア の 「 黒 蜥蜴 」 ||くろ|とかげ

もし そんな 奴 ら が 探偵 事務 所 を 襲って きたら … ||やつ|||たんてい|じむ|しょ||おそって|

最悪の 状況 か さいあくの|じょうきょう|

はい   何 方 です か |なん|かた||

僕 だ ぼく|

人 虎 ? じん|とら

そう か   探偵 社 で 渡した 名刺 を 見て ||たんてい|しゃ||わたした|めいし||みて

先日 は お 仲間 に 助け られた ようです が   次 は そう は いきま せ ん よ せんじつ|||なかま||たすけ||||つぎ|||||||

それ で ご 用件 は ? |||ようけん|

僕 は 探偵 社 を 辞める ぼく||たんてい|しゃ||やめる

辞めて 一 人 で 逃げる やめて|ひと|じん||にげる

捕まえて みろ つかまえて|

なるほど

「 だから 探偵 社 に は 手 を 出す な 」 と ? |たんてい|しゃ|||て||だす||

「 黒 蜥蜴 」 を 呼べ くろ|とかげ||よべ

こんな 処 に 居った か   小僧 |しょ||おった||こぞう

お前 の 所 為 で 大わらわだ おまえ||しょ|ため||おおわらわだ

最悪の 状況 に なる 可能 性 が 高い さいあくの|じょうきょう|||かのう|せい||たかい

こいつ を 運ぶ の を 手伝って   おい ||はこぶ|||てつだって|

心配 要り ませ ん しんぱい|いり||

もう 最悪の 状況 に は なり ませ ん から |さいあくの|じょうきょう||||||

この 探偵 社 は 安全です |たんてい|しゃ||あんぜんです

おい こら   手伝え   小僧 ||てつだえ|こぞう

こんな 時 に どこ へ 行く |じ||||いく

出て いけ   穀潰 し でて||こくつぶす|

お前 など この 孤児院 に も 要ら ぬ おまえ|||こじいん|||いら|

どこ ぞ で 野垂れ死に でも した ほう が 世間 様 の 為 よ |||のたれじに|||||せけん|さま||ため|

遅い おそい

二 分 遅刻 だ ふた|ぶん|ちこく|

ジイ さん は 神経 が 細かく って いか ん ね ー |||しんけい||こまかく|||||-

なんか 陰気 臭い 場所 だ な ー |いんき|くさい|ばしょ|||-

銀 の 野郎 は ? ぎん||やろう|

あいつ も 遅刻 か ||ちこく|

もう 来て る |きて|

後ろ だ うしろ|

相変わらず 鬼 魅 の 悪い 奴 だ あいかわらず|おに|み||わるい|やつ|

癇 に 障る ぜ かん||さわる|

や ん の か よ

止めろ   愚 図 ども とどめろ|ぐ|ず|

二 人 と も 「 襲撃 に 際し 戦死 」 と 報告 さ れ たい か ふた|じん|||しゅうげき||さいし|せんし||ほうこく||||

わかった よ

食え ない ジイ さん だ ぜ くえ|||||

集合 した しゅうごう|

ご苦労様です ごくろうさまです

それ で   我ら 三 名 がかり で 潰す 目標 と は ? ||われら|みっ|な|||つぶす|もくひょう||

目標 は … もくひょう|

武装 探偵 社 の 事務 所 ぶそう|たんてい|しゃ||じむ|しょ

探偵 社 ? たんてい|しゃ

人 虎 で は なく か じん|とら||||

前回 の 失敗 は 探偵 社 の 容喙 が 原因 ぜんかい||しっぱい||たんてい|しゃ||ようかい||げんいん

同じ 轍 は 踏み ませ ん おなじ|わだち||ふみ||

先 ず は 護衛 たる 探偵 社 を 殲滅 し ます さき|||ごえい||たんてい|しゃ||せんめつ||

皆殺し で いい の か みなごろし||||

構い ませ ん かまい||

了解 した りょうかい|

芥川 先輩 が 探偵 社 如き に 退く など あくたがわ|せんぱい||たんてい|しゃ|ごとき||しりぞく|

あって は なら ない

死 を 惧 れよ し||く|

殺し を 惧 れよ ころし||く|

死 を 望む 者   等しく 死に し||のぞむ|もの|ひとしく|しに

望 まる る が 故 に のぞみ||||こ|

無 価値 な 人間 に 息 を する 権利 は ない む|かち||にんげん||いき|||けんり||

その 覚悟   よい 心掛け だ |かくご||こころがけ|

お前 が 生きる 意味 を 僕 が 与えて やろう おまえ||いきる|いみ||ぼく||あたえて|

終 に 私 は 生きる 意味 を 見つけた のです しま||わたくし||いきる|いみ||みつけた|

生きる 理由 いきる|りゆう

いや   生きて きた 理由 と 云 う べき か |いきて||りゆう||うん|||

そう   私 は あなた と 心中 する 為 に 今日 まで 生きて きた のです |わたくし||||しんじゅう||ため||きょう||いきて||

きっと そう です

ああ   美しい 人 よ |うつくしい|じん|

お 一 人 で どうぞ |ひと|じん||

お 一 人 で 心中 は でき ませ ん |ひと|じん||しんじゅう||||

ところで   太 宰 さん |ふと|おさむ|

ちゃんと 生命 保険 と か 入って る んです か |せいめい|ほけん|||はいって|||

何故 でしょう   美しい 人 よ なぜ||うつくしい|じん|

だって …

大分 溜まって ます よ   うち の 付け だいぶ|たまって|||||つけ

もし まだ なら 紹介 し ます けど |||しょうかい|||

生 ・ 命 ・ 保 ・ 険 せい|いのち|たもつ|けん

あ ~  あなた の その 生活 力 が 眩 しい ||||せいかつ|ちから||くら|

そんな はぐらかし 方 する と   四 階 の 探偵 社 に 乗り込んじゃ い ます よ ||かた|||よっ|かい||たんてい|しゃ||のりこんじゃ|||

あ ~  あなた の その 行動 力 は もっと 眩 しい ||||こうどう|ちから|||くら|

見張り も い ねぇ の か   温い 奴 ら だ みはり||||||ぬるい|やつ||

貴 様 達 は ? とうと|さま|さとる|

失礼   探偵 社 な のに 事前 予約 を 忘れて いた な しつれい|たんてい|しゃ|||じぜん|よやく||わすれて||

それ から 叩 敲 も ||たた|たた|

ポートマフィア の 「 黒 蜥蜴 」 ||くろ|とかげ

ま ぁ   大 目 に 見て くれ ||だい|め||みて|

用事 は 直 に 済む ようじ||なお||すむ

出て いけ   穀潰 し でて||こくつぶす|

お前 など この 孤児院 に も 要ら ぬ おまえ|||こじいん|||いら|

どこ ぞ で 野垂れ死に でも した ほう が 世間 様 の 為 よ |||のたれじに|||||せけん|さま||ため|

あの 人 達 の 云 う 通り だ |じん|さとる||うん||とおり|

僕 の 行く 処 なんて   どこ に も あり は し ない ぼく||いく|しょ||||||||

銃声 ? じゅうせい

然 も この 方向 は … ぜん|||ほうこう|

何故 探偵 社 が … なぜ|たんてい|しゃ|

すいません

何故 こんな こと に なぜ|||

また 僕 の 所 為 で |ぼく||しょ|ため|

みんな が …

止めろ ー とどめろ|-

なに

やっと 帰った か   小僧 |かえった||こぞう

これ だ から 襲撃 は 嫌な のだ |||しゅうげき||いやな|

業務 予定 が また 大きく 狂って しまう ぎょうむ|よてい|||おおきく|くるって|

オフィス の リフォーム と 壊れた 備品 の 再 購入 に おふぃす||||こぼれた|びひん||さい|こうにゅう|

いったい いくら かかる と 思って る ||||おもって|

機関 銃 と は 派手な 襲撃 だった わ ね ー きかん|じゅう|||はでな|しゅうげき||||-

今回 近所 から 来る クレーム に お 詫び の 品 を 用意 して 挨拶 に 行く の は こんかい|きんじょ||くる|くれーむ|||わび||しな||ようい||あいさつ||いく||

国 木田 君 の 番 だ から ね くに|きた|きみ||ばん|||

結局 最悪の 状況 に なって しまった けっきょく|さいあくの|じょうきょう|||

最悪の 状況 って これ ? さいあくの|じょうきょう||

特殊 部隊 並み の 戦闘 力 を 持つ ポートマフィア の 武闘 派 って ? とくしゅ|ぶたい|なみ||せんとう|ちから||もつ|||ぶとう|は|

あれ ー |-

国 木田 さん   こいつ ら どう し ます くに|きた||||||

窓 から 捨て とけ まど||すて|

了解 りょうかい

一   二   三 ひと|ふた|みっ

いつも の こと ながら 襲撃 は もう ほんと 勘弁 して もらい たい な ||||しゅうげき||||かんべん||||

いつも の こと な の ?

ポートマフィア より この 探偵 社 の ほう が ぶ っち ぎり で 物騒じゃ ん |||たんてい|しゃ||||||||ぶっそうじゃ|

さよなら

さっさと 片付け を 手伝え   小僧 |かたづけ||てつだえ|こぞう

いって らっしゃい

全く この 忙しい の に ふらふら と 出て いき おって まったく||いそがしい|||||でて||

貴 様 も 探偵 社 の 一隅 とうと|さま||たんてい|しゃ||いちぐう

自分 に できる こと を 考えろ と 云 った だろう が じぶん|||||かんがえろ||うん|||

まあ   お前 に できる の は 片付け の 手伝い ぐらい だろう が |おまえ|||||かたづけ||てつだい|||

自分 の できる こと を 考えて おけ じぶん|||||かんがえて|

そう か

貴 様   へらへら 笑って る 暇 が あった … とうと|さま||わらって||いとま||

なんだ お前   泣いて る の か |おまえ|ないて|||

な っな … 泣いて ませ ん よ ||ないて|||

泣いて る じゃ ない か ないて||||

だから 泣いて ませ ん って |ないて|||

これ だ から な ー   全く 最近 の 若い 奴 の 典型 だ お前 は ||||-|まったく|さいきん||わかい|やつ||てんけい||おまえ|

仕事 を 命じて も 勝手に 遊び に 行く しごと||めいじて||かってに|あそび||いく

ちょっと 叱れば 直 に 泣く |しかれば|なお||なく

違い ます ちがい|

これ は 違い ます ||ちがい|

だって 泣いて る じゃ ない か |ないて||||

泣いて る けど ないて||

これ は 違う んです ||ちがう|

大体   探偵 社 を 名乗って おいて だいたい|たんてい|しゃ||なのって|

その実   この 探偵 社 が 探偵 社 である の は そのじつ||たんてい|しゃ||たんてい|しゃ|||

皆   僕 の 能力 「 超 推理 」 の おかげ だ よ みな|ぼく||のうりょく|ちょう|すいり||||

おや   殺人 事件 の 依頼 が 来た |さつじん|じけん||いらい||きた

よし   敦 君   僕 の 仕事 に 同行 した まえ |あつし|きみ|ぼく||しごと||どうこう||

いや ぁ   僕 なんか に 務 まる かな ||ぼく|||つとむ||

次回   文豪 ストレイドッグス   第 五 話 じかい|ぶんごう||だい|いつ|はなし

Murder on D Street murder||d|street

本格 的な 推理 物 ? ほんかく|てきな|すいり|ぶつ

僕 が よければ 凡 て よし ぼく|||ぼん||