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暁のヨナ, Akatsuki no Yona (Yona of the Dawn ) Episode 6

Akatsuki no Yona (Yona of the Dawn ) Episode 6

熱い

火 の 様 だ

目 が 逸ら せ ない

この 姫 は こんな 顔 を する 姫 だった か

馬鹿 野郎

動く な と 言った はず だ

なんで 出 て き た

ば . . . 化け物

姫 ハク クソ

さっき . . . 受け た . . . 毒 が

今 だ

かかれ

ハク

よし 下 は 奈落 だ

雷 獣 を 落とせ

このまま じゃ . . .

このまま じゃ . . .

このまま じゃ ハク が . . .

ハク が . . .

ハク が . . .

ハク が 死 ん じゃ う

姫 お 待ち ください いけ ませ ん よ 姫 あの 男 の もと へ 行 こ う など

あなた は 私 と ともに 城 へ 行く の だ

殺さ せ ない

殺さ せ ない

殺さ せ ない

絶対 に

高 華国 屈指 の 武人 ソンハク 将軍 を 討ち 取れる など

何たる 名誉

離れ て

ハク から 離れ なさい

姫 離れ なさい お 止し なさい 姫

姫 様 は 大人 しく

止せ

姫 を 傷つける な

しかし

こ これ が ヨナ 姫 ?

姫 さん

ハク 今 助ける から

馬鹿 野郎 逃げろ

あんた に は 無理 だ 早く 遠く へ

嫌 だ 絶対

ハク 死 ん だ ら 許さ ない

許さ ない から

な なに を し て いる

ハク から 姫 を 引き離せ

テジュン 様

探せ

探せ

今 すぐ 姫 を お 助け する の だ

落ち着 い て ください この 谷 は 人 の 踏み入れ ぬ 場所

この 高 さ から 落ち たら 助かり ませ ん

放せ 姫 を . . .

姫 を 助け なけ れ ば

テジュン 様

姫 は もう . . .

ヨナ . . . 姫

スウォン 様

なん です か ケイシュク 参謀

大事 を 控え た 夜 に 恐縮 です が

火 の 部族 カンス ジン 将軍 の ご 子息 が

どうして も お 会い し たい と お 越し に なり まし て

や すみません お 待た せ し まし た テジュン 殿

今日 は どう さ れ まし た

大事 な 即位 式 前日

然 も 斯様 な 刻限 に 申し訳 有り ませ ん

貴方 様 に どうして も お 渡し し たい 物 が 有って 参上 し まし た

ヨナ 姫 が 亡くなら れ まし た

風 と 火 の 土地 の 堺 北山 に で

ハク 将軍 と ヨナ 姫 を 追い詰め

あと 少し と 言う 所 で 二 人 は 谷底 へ . . .

なんと あの 絶壁 から 落ち た ?

スウォン 様 は 二 人 を 発見 次第 連絡 しろ と ご 命令 を 下され た

あろう 事 が ヨナ 姫 を 追い詰め 殺し た など

これ は 大逆 です よ カン テジュン 様

そう だ 私 が あの 方 を 殺し た

どうか 罰 を お 与え ください

スウォン 様

今日 は 城 で お 休み ください

明日 の 即位 式 に は 出席 し て ください ます よう

そんな 私 に 罰 を どう か

テジュン 様

スウォン 様 * 3

昔 々 赤色 の 大きな 太陽 食べ られ て

世界 が 黒 に 染まる 時

面倒くさい

人 が 死 ん でる

スウォン 様

風 の 部族 長老 ムン ドク 様 が 到着 さ れ まし た

次期 将軍 も ご 一緒 です

次期 将軍 ?

決め られ た の です ね

一族 を 守る 為 に は やむなし と 思わ れ た の でしょ う

ムン ドク 様 の ご 気性 を 考え れ ば 些か 拍子抜け で は あり ます が

それ を 促す 者 が 居 た の かも しれ ませ ん 自ら 部族 と の 絆 を 断って

いえ

どんな 方 です その 次期 将軍 は

ハク 将軍 より 年若 い 方 です よ

風 の 部族 は 若者 が 元気 です ね

ケイシュク さん お 爺ちゃん み たい 年 の 割に

あなた に 言わ れ たく ない です

夜明け です よ

実に 戴冠 式 に 相応しい 暁 の 空 です

高 華国 王 の 象徴 で ある 赤い 龍 の 城

何時か 此の 城 に 帰る の だ と 心 に 誓って い た

スウォン

スウォン いらっしゃい 早く 来 て

今日 は ね 梨 の 余り が ある の よ

隙 あり

い て ぇ

ハク

とろい です よ スウォン 様

そう なん じゃ あの じじ に 怒ら れ ます よ

なに を 言い ます

ムン ドク 師匠 に は 筋 が 良い と ずいぶん 褒め られ た もの です

稽古 で 俺 に 勝った 事 が あり まし た っけ

ハク は ヨナ 姫 を 守ら なけ れ ば なら ない の です から 強く て 当然 です

何 です それ

でも 本当 に 羨ま し い です

ヨナ は ハク が 従者 で

スウォン 様 に も 従者 くらい 居る でしょ う が

私 は ハク が 欲しい ん です

じゃ 王 に なって 下さい よ

ヨナ 姫 と 婚姻 を 結んで 王 に なって 下さい よ

え そんな 私 は ヨナ と 結婚 なんて

俺 が 欲しい ん でしょ う

あぁ それ は 言葉 の 綾 で

まっ どっち に しろ 俺 は 次期 王 に なる の は スウォン 様 しか 認め ねぇ けど

その 時 俺 は 貴方 様 の 右腕 と なり

滅び の 時 まで お 二 人 の 傍ら に い て 差し上げ ます よ

因みに 三 食 昼寝 付き で よろしく

お 得 の 物件 です ぜ

高 華 の 雷 獣 だ から な

それ は

幸せ な 夢 です ね

スウォン 早く

ハク ヨナ を 守って 下さい ね

きっと 私 が 王 に なる 時 ヨナ も ハク も 私 は 側 に は い ない

暖かい こんな 日 は 少し だけ 迷う

でも もう 右腕 は い ない

温もり を くれ た あの 少女 も

踏み付けて 切り捨て て ここ まで 来 た

あれ が 新 王 陛下

また お 若い が ユホン 様 の 嫡子 で あら れる から な

あの ユホン 様 の ?

なら ば きっと 素晴らしい 王 に お なり だ ろ

だから もう 迷い は し ない

五 部 族 の 承認 の 元

ここ に 高 華国 空 の 部族 第 十一 代目 スウォン 新 王 陛下 が 即位 さ れ た

新 王 陛下

お 即位 心 より お 喜び 申し上げ ます

火 の 部族 長 カン スジン

火 の 部族 の 民 は これ より 陛下 に 絶対 の 忠誠 を 誓い ます

火 の 部族

彼ら は 協力 する ふり を し て ずっと 王都 を 狙って いる

地 の 部族 は 強い 主に 従う

水 の 部族 は 様子 を 見て いる

そして 風 の 部族

圧力 を かけ て 大人 しく なった が

あそこ に は ムン ドク が 育てあげ た 屈強 な 戦士 が 居る

ハク の 死 を 知って 何 時 牙 を 向く と も 知れ ない

北 の 戒 帝国 や 南 の 真 斎 も

高 華 の 新 王 即位 に 注目 する だ ろ

だが まず

この ばらばら の 部族 達 を 纏め あげ なく て は

陛下

ご存知 の よう に この 城 に は 今 神官 様 が いらっしゃい ら ない

ですが 天 の 神 が 見 て おら れる

陛下 が 何 の 犠牲 の 上 に 何 を なさ れる の か

この 老いばれ も それ を 見届け て から

先 に 逝か れ た イル 陛下 の 元 へ 参る 所存 です

ムン ドク 様

そう です ね

貴方 に は 見届け 頂きたい ムン ドク 長老

しかし 見て いる だけ の 天 など

私 に とって 何 の 意味 も あり ませ ん

欲しい の は 神 で は なく 人 の 力 な の だ から

私 は この 高 華国 を 先々 代 国王 の 様 な 強国 へ と 再生 さ せる

立ち塞がる もの が あれ ば 例え 天 でも 私 は ねじ伏せる

新 王 陛下 万歳 . . .

長老 帰って いい

面倒くさい 人 が いっぱい だ

何 時 から あんな 目 を する 様 に なった の か

ムン ドク 師匠 今日 は 槍 を 教え て ください

あの 優しい 笑顔 に は もう 会え ない の だ ろ う か

声 が 聞こえる

大勢 の 人々 の 声

そこ に 居る の は 誰

スウォン

起き た

手 疲れ ちゃ った よ

食べ ちゃ って

誰 俺 は ユン ただ の 通り縋り の 美少年 だから 忘れ て いい よ

あんた 達 こそ だれ

あの 崖 から 落ち て 生き てる なんて しぶとい ね

崖 そう だ 私 ハク ハク は どこ

ハク

あ 一緒 に 居 た 黒 髪 の 男 なら あそこ に

ハク

ハク

生き てる よ 辛うじて ね

体 に 受け た 毒 は 何とか 抜い た けど

胸 に 刀 傷 と 全身 打撲

肋骨 も 何 本 か 入って る し

出血 多量 で 後 少し 治療 が 遅かったら 死 ん で た ね

多分 崖 から 落ちる 時 あんた を 庇った ん だ

抱きしめる よう に し て 倒れ て た もん

ハク

木 が 緩衝材 の 役目 を し た ん だ ね

面倒くさい

そい つ あんた に そんなに 尽くし て 何 恋人

うん 全然

なんか 可哀想 だ ね

ここ は 谷底 ここに 住 ん でる の

ま ぁ ね

あなた は 医術 師

私 人 を 探し て いる の だ けど

ユン 君 ユン 君 聞い て くれ 僕 の 話 を 聞い て くれ

ちょっと もう 何で 泥 だらけ な ん だ よ

皆 が 幸せ で ある と いい なって

天 に 祈り を 捧げ て たら 滑って 転ん じゃ って

面倒くさい

あんた 天 に 見放さ れ た ん だ よ

目 を 覚まさ れ た ん です ね よかった

どうも です

僕 イクス と 言い ます

ユン 君 の 保護 者 みたい な 者 で し て

あの 私 は . . .

悪い 人 達 に は 見え ない けど 名乗る に は まだ

本当 に 辛かった です ね

いや 私 は なにも

崖 は ハク が 庇って くれ た ので

いいえ よく 旅立ち の 決心 を さ れ た

旅立ち

まして や ヨナ 姫 と も あ ろ う 方 が

ちょっと

なぜ 私 の 事 を

それ は 神様 の お告げ で

バカ じゃ ない の

そんな 簡単 に 喋って 隠れ 住 ん でる 意味 ない じゃ ん

本当 嘘 が つき ない ん だ から

まさか

神官 様 が 風 の 地 の 何 処 か に おら れる

すみません

姫 様 に は きちんと し た 姿 で お 出迎え する つもり だった のに

この 人 が 神官 様

あなた が 生きる と 言う 事 は この 国 を 揺るがす 嵐 を 起こす と 言う 事

次回 暁 の ヨナ 第 七 話

天命 Comment : 0,0 : 23 : 39.42,0 : 23 : 39.43 , 通用 1080 日 文 , , 0,0,0 , , Comment : 0,0 : 23 : 39.43,0 : 23 : 41.42 , 通用 1080 日 文 , , 0,0,0 , ,


Akatsuki no Yona (Yona of the Dawn ) Episode 6 akatsuki||yona|yona|||dawn|episode

熱い あつい

火 の 様 だ ひ||さま| It's like fire...

目 が 逸ら せ ない め||はやら|| I can't look away.

この 姫 は こんな 顔 を する 姫 だった か |ひめ|||かお|||ひめ||

馬鹿 野郎 ばか|やろう You idiot!

動く な と 言った はず だ うごく|||いった|| I told you not to move!

なんで 出 て き た |だ||| Why did you come out?

ば . . . 化け物 |ばけもの H-He's a monster.

姫 ハク ひめ| Hak! クソ くそ Damn it.

さっき . . . 受け た . . . 毒 が |うけ||どく| The poison on that arrow...

今 だ いま|

かかれ Get him!

ハク Hak!

よし 下 は 奈落 だ |した||ならく| Yes! There's an abyss below him!

雷 獣 を 落とせ かみなり|けだもの||おとせ Throw the Thunder Beast down!

このまま じゃ . . . At this rate...

このまま じゃ . . . At this rate...

このまま じゃ ハク が . . . At this rate, Hak...

ハク が . . . Hak will...

ハク が . . . Hak will...

ハク が 死 ん じゃ う ||し||| Hak will die!

姫 お 待ち ください ひめ||まち| Wait! いけ ませ ん よ 姫 あの 男 の もと へ 行 こ う など ||||ひめ||おとこ||||ぎょう||| No, Princess. You mustn't go to him.

あなた は 私 と ともに 城 へ 行く の だ ||わたくし|||しろ||いく|| You're going to the castle with me!

殺さ せ ない ころさ|| I won't let you kill him.

殺さ せ ない ころさ||

殺さ せ ない ころさ|| I won't let you kill him!

絶対 に ぜったい| Never!

高 華国 屈指 の 武人 ソンハク 将軍 を 討ち 取れる など たか|はなくに|くっし||たけと||しょうぐん||うち|とれる| To defeat General Son Hak, Kouka Kingdom's greatest warrior,

何たる 名誉 なんたる|めいよ would bring incredible honor.

離れ て はなれ| Get away!

ハク から 離れ なさい ||はなれ| Get away from Hak!

姫 離れ なさい ひめ|はなれ| Get away from him! お 止し なさい 姫 |よし||ひめ

姫 様 は 大人 しく ひめ|さま||おとな| A princess should keep quiet and...

止せ よせ Don't!

姫 を 傷つける な ひめ||きずつける| Don't hurt the princess!

しかし But, sir...

こ これ が ヨナ 姫 ? ||||ひめ Th-This is Princess Yona?

姫 さん ひめ| Princess...

ハク 今 助ける から |いま|たすける| Hak, I'll save you.

馬鹿 野郎 逃げろ ばか|やろう|にげろ You idiot! Run!

あんた に は 無理 だ 早く 遠く へ |||むり||はやく|とおく| You can't do it! Run far away!

嫌 だ 絶対 いや||ぜったい No! Never!

ハク 死 ん だ ら 許さ ない |し||||ゆるさ| Hak, I'd never forgive you for dying!

許さ ない から ゆるさ|| I'd never forgive you!

な なに を し て いる Wh-What are you doing?

ハク から 姫 を 引き離せ ||ひめ||ひきはなせ Get the princess away from Hak!

テジュン 様 |さま Lord Tae-jun!

探せ さがせ Find her...

探せ さがせ Find her!

今 すぐ 姫 を お 助け する の だ いま||ひめ|||たすけ||| We must rescue the princess immediately!

落ち着 い て ください この 谷 は 人 の 踏み入れ ぬ 場所 おちつ|||||たに||じん||ふみいれ||ばしょ Calm down, sir! We cannot enter this valley.

この 高 さ から 落ち たら 助かり ませ ん |たか|||おち||たすかり|| You'd never survive this fall!

放せ 姫 を . . . はなせ|ひめ| Let go! The princess...

姫 を 助け なけ れ ば ひめ||たすけ||| I must save the princess!

テジュン 様 |さま Lord Tae-jun!

姫 は もう . . . ひめ|| The princess is already...

ヨナ . . . 姫 |ひめ Princess Yona...

スウォン 様 |さま Lord Su-won.

なん です か ケイシュク 参謀 ||||さんぼう What is it, Advisor Keishuk?

大事 を 控え た 夜 に 恐縮 です が だいじ||ひかえ||よ||きょうしゅく|| Though I hate to disturb you on the eve of an important day,

火 の 部族 カンス ジン 将軍 の ご 子息 が ひ||ぶぞく|||しょうぐん|||しそく| the son of General Gang Su-jin, chief of the Fire Tribe, insists on seeing you.

どうして も お 会い し たい と お 越し に なり まし て |||あい|||||こし||||

や すみません お 待た せ し まし た テジュン 殿 |||また||||||しんがり I'm sorry to have kept you waiting, Lord Tae-jun.

今日 は どう さ れ まし た きょう|||||| What brings you here today?

大事 な 即位 式 前日 だいじ||そくい|しき|ぜんじつ I apologize for coming at such an hour,

然 も 斯様 な 刻限 に 申し訳 有り ませ ん ぜん||しさま||こくげん||もうしわけ|あり|| on the night before your coronation.

貴方 様 に どうして も お 渡し し たい 物 が 有って 参上 し まし た あなた|さま|||||わたし|||ぶつ||あって|さんじょう||| I have come because there is something I must give you.

ヨナ 姫 が 亡くなら れ まし た |ひめ||なくなら||| Princess Yona is dead.

風 と 火 の 土地 の 堺 北山 に で かぜ||ひ||とち||さかい|きたやま|| In the northern mountains that separate the Wind and Fire Tribes' lands...

ハク 将軍 と ヨナ 姫 を 追い詰め |しょうぐん|||ひめ||おいつめ I cornered General Hak and Princess Yona.

あと 少し と 言う 所 で 二 人 は 谷底 へ . . . |すこし||いう|しょ||ふた|じん||たにそこ| Just when they were within my reach, they fell into the valley.

なんと あの 絶壁 から 落ち た ? ||ぜっぺき||おち| What? They fell from those cliffs?

スウォン 様 は 二 人 を 発見 次第 連絡 しろ と ご 命令 を 下され た |さま||ふた|じん||はっけん|しだい|れんらく||||めいれい||くだされ| Lord Su-won instructed you to contact him the moment you found them.

あろう 事 が ヨナ 姫 を 追い詰め 殺し た など |こと|||ひめ||おいつめ|ころし|| Instead, you cornered and killed Princess Yona.

これ は 大逆 です よ カン テジュン 様 ||だい ぎゃく|||かん||さま This is treason, Lord Gang Tae-jun.

そう だ 私 が あの 方 を 殺し た ||わたくし|||かた||ころし| That's right... I killed her.

どうか 罰 を お 与え ください |ばち|||あたえ| Please punish me.

スウォン 様 |さま Lord Su-won...

今日 は 城 で お 休み ください きょう||しろ|||やすみ| Rest at the castle today.

明日 の 即位 式 に は 出席 し て ください ます よう あした||そくい|しき|||しゅっせき||||| You will attend tomorrow's coronation.

そんな 私 に 罰 を どう か |わたくし||ばち||| No! You must punish me! Please!

テジュン 様 |さま Lord Tae-jun...

スウォン 様 * 3 |さま Lord Su-won!

昔 々 赤色 の 大きな 太陽 食べ られ て むかし||あかいろ||おおきな|たいよう|たべ|| Long, long ago, when the big red sun was gobbled up,

世界 が 黒 に 染まる 時 せかい||くろ||そまる|じ and the world was stained black...

面倒くさい めんどうくさい What a bother.

人 が 死 ん でる じん||し|| Someone's dead.

スウォン 様 |さま Lord Su-won...

風 の 部族 長老 ムン ドク 様 が 到着 さ れ まし た かぜ||ぶぞく|ちょうろう|||さま||とうちゃく|||| Elder Mun-deok, of the Wind Tribe, has arrived.

次期 将軍 も ご 一緒 です じき|しょうぐん|||いっしょ| The next general is with him.

次期 将軍 ? じき|しょうぐん The next general?

決め られ た の です ね きめ||||| Then they have chosen one.

一族 を 守る 為 に は やむなし と 思わ れ た の でしょ う いちぞく||まもる|ため|||||おもわ||||| They must have thought it necessary, to protect their tribe.

ムン ドク 様 の ご 気性 を 考え れ ば 些か 拍子抜け で は あり ます が ||さま|||きしょう||かんがえ|||さ か|ひょうしぬけ||||| Though given Lord Mun-deok's temperament, it is something of a disappointment.

それ を 促す 者 が 居 た の かも しれ ませ ん 自ら 部族 と の 絆 を 断って ||うながす|もの||い|||||||おのずから|ぶぞく|||きずな||たって Perhaps someone encouraged him by cutting ties with the tribe.

いえ Nothing.

どんな 方 です その 次期 将軍 は |かた|||じき|しょうぐん| Who is the next general?

ハク 将軍 より 年若 い 方 です よ |しょうぐん||としわか||かた|| He's younger than General Hak.

風 の 部族 は 若者 が 元気 です ね かぜ||ぶぞく||わかもの||げんき|| The youngsters of the Wind Tribe are so full of energy.

ケイシュク さん お 爺ちゃん み たい 年 の 割に |||じいちゃん|||とし||わりに Keishuk, for someone so young, you sound like a grandfather.

あなた に 言わ れ たく ない です ||いわ|||| You're one to talk.

夜明け です よ よあけ|| It's dawn.

実に 戴冠 式 に 相応しい 暁 の 空 です じつに|たいかん|しき||ふさわしい|あかつき||から| What a truly fitting dawn sky for a coronation ceremony.

高 華国 王 の 象徴 で ある 赤い 龍 の 城 たか|はなくに|おう||しょうちょう|||あかい|りゅう||しろ The Castle of the Red Dragon symbolizes the King of Kouka Kingdom.

何時か 此の 城 に 帰る の だ と 心 に 誓って い た いつか|この|しろ||かえる||||こころ||ちかって|| I swore to myself that I would return to this castle one day.

スウォン Su-won!

スウォン いらっしゃい 早く 来 て ||はやく|らい| Su-won, welcome! Come quickly!

今日 は ね 梨 の 余り が ある の よ きょう|||なし||あまり|||| Today, we have stewed pears.

隙 あり すき| Ouch.

い て ぇ

ハク Hak...

とろい です よ スウォン 様 とろ い||||さま You're too slow, Lord Su-won.

そう なん じゃ あの じじ に 怒ら れ ます よ ||||||いから||| You'll get in trouble with the old man.

なに を 言い ます ||いい| What are you talking about?

ムン ドク 師匠 に は 筋 が 良い と ずいぶん 褒め られ た もの です ||ししょう|||すじ||よい|||ほめ|||| Master Mun-deok said I had a natural aptitude for combat.

稽古 で 俺 に 勝った 事 が あり まし た っけ けいこ||おれ||かった|こと||||| Oh? Have you ever beaten me in practice?

ハク は ヨナ 姫 を 守ら なけ れ ば なら ない の です から 強く て 当然 です |||ひめ||まもら|||||||||つよく||とうぜん| It's natural for you to be strong, since you must protect Princess Yona.

何 です それ なん|| What's that supposed to mean?

でも 本当 に 羨ま し い です |ほんとう||うらやま||| But I truly am jealous.

ヨナ は ハク が 従者 で ||||じゅうしゃ| That Yona has you for a servant.

スウォン 様 に も 従者 くらい 居る でしょ う が |さま|||じゅうしゃ||いる||| You have servants, too, Lord Su-won.

私 は ハク が 欲しい ん です わたくし||||ほしい|| Pout

じゃ 王 に なって 下さい よ |おう|||ください|

ヨナ 姫 と 婚姻 を 結んで 王 に なって 下さい よ |ひめ||こんいん||むすんで|おう|||ください|

え そんな 私 は ヨナ と 結婚 なんて ||わたくし||||けっこん|

俺 が 欲しい ん でしょ う おれ||ほしい||| You want me, don't you?

あぁ それ は 言葉 の 綾 で |||ことば||あや| It was a figure of speech...

まっ どっち に しろ 俺 は 次期 王 に なる の は スウォン 様 しか 認め ねぇ けど ||||おれ||じき|おう||||||さま||みとめ|| Either way, as far as I'm concerned,

その 時 俺 は 貴方 様 の 右腕 と なり |じ|おれ||あなた|さま||みぎうで|| When you do, I'll be your right arm.

滅び の 時 まで お 二 人 の 傍ら に い て 差し上げ ます よ ほろび||じ|||ふた|じん||かたわら||||さしあげ||

因みに 三 食 昼寝 付き で よろしく ちなみ に|みっ|しょく|ひるね|つき|| By the way, I'll need three meals a day and naps.

お 得 の 物件 です ぜ |とく||ぶっけん||

高 華 の 雷 獣 だ から な たか|はな||かみなり|けだもの||| After all, I'm the Thunder Beast of Kouka.

それ は Ah, that is...

幸せ な 夢 です ね しあわせ||ゆめ|| a wonderful dream.

スウォン 早く |はやく Su-won, hurry!

ハク ヨナ を 守って 下さい ね |||まもって|ください| Hak, please protect Yona.

きっと 私 が 王 に なる 時 ヨナ も ハク も 私 は 側 に は い ない |わたくし||おう|||じ|||||わたくし||がわ|||| When I become king,

暖かい こんな 日 は 少し だけ 迷う あたたかい||ひ||すこし||まよう Warm days like today make me doubt myself a bit.

でも もう 右腕 は い ない ||みぎうで||| But now, my right arm is gone.

温もり を くれ た あの 少女 も ぬくもり|||||しょうじょ| As is the girl who gave me warmth.

踏み付けて 切り捨て て ここ まで 来 た ふみつけて|きりすて||||らい| By crushing them underfoot and casting them off, I have made it this far.

あれ が 新 王 陛下 ||しん|おう|へいか That's the new king?

また お 若い が ユホン 様 の 嫡子 で あら れる から な ||わかい|||さま||ちゃくし||||| He's still young, but he's Lord Yu-hong's son.

あの ユホン 様 の ? ||さま| Lord Yu-hong's son?

なら ば きっと 素晴らしい 王 に お なり だ ろ |||すばらしい|おう|||||

だから もう 迷い は し ない ||まよい||| So I will not doubt myself any longer!

五 部 族 の 承認 の 元 いつ|ぶ|ぞく||しょうにん||もと With the approval of the five tribes,

ここ に 高 華国 空 の 部族 第 十一 代目 スウォン 新 王 陛下 が 即位 さ れ た ||たか|はなくに|から||ぶぞく|だい|じゅういち|だい め||しん|おう|へいか||そくい||| King Su-won is crowned the Sky Tribe's eleventh king of the Kingdom of Kouka.

新 王 陛下 しん|おう|へいか Your Highness, my new king.

お 即位 心 より お 喜び 申し上げ ます |そくい|こころ|||よろこび|もうしあげ| I congratulate you on your coronation.

火 の 部族 長 カン スジン ひ||ぶぞく|ちょう|かん| I, Gang Su-jin, leader of the Fire Tribe,

火 の 部族 の 民 は これ より 陛下 に 絶対 の 忠誠 を 誓い ます ひ||ぶぞく||たみ||||へいか||ぜったい||ちゅうせい||ちかい|

火 の 部族 ひ||ぶぞく

彼ら は 協力 する ふり を し て ずっと 王都 を 狙って いる かれら||きょうりょく|||||||おう と||ねらって| They pretend to support me, but their eyes are always on the throne.

地 の 部族 は 強い 主に 従う ち||ぶぞく||つよい|おもに|したがう The Earth Tribe submits to a powerful master.

水 の 部族 は 様子 を 見て いる すい||ぶぞく||ようす||みて| The Water Tribe waits to see how things go.

そして 風 の 部族 |かぜ||ぶぞく And the Wind Tribe...

圧力 を かけ て 大人 しく なった が あつりょく||||おとな|||

あそこ に は ムン ドク が 育てあげ た 屈強 な 戦士 が 居る ||||||そだてあげ||くっきょう||せんし||いる they have many strong warriors trained by Mun-deok.

ハク の 死 を 知って 何 時 牙 を 向く と も 知れ ない ||し||しって|なん|じ|きば||むく|||しれ| There's no telling when they will learn of Hak's death, and bare their teeth.

北 の 戒 帝国 や 南 の 真 斎 も きた||かい|ていこく||みなみ||まこと|ひとし| The crowning of a new king will draw the attention of the Kai Empire

高 華 の 新 王 即位 に 注目 する だ ろ たか|はな||しん|おう|そくい||ちゅうもく||| to the north, and Shin and Sei in the south.

だが まず However, first...

この ばらばら の 部族 達 を 纏め あげ なく て は |||ぶぞく|さとる||まとめ|||| I must unite these divided clans.

陛下 へいか Your Highness...

ご存知 の よう に この 城 に は 今 神官 様 が いらっしゃい ら ない ごぞんじ|||||しろ|||いま|しんかん|さま|||| As you know, there is currently no priest within the castle.

ですが 天 の 神 が 見 て おら れる |てん||かみ||み||| However, the gods above are watching.

陛下 が 何 の 犠牲 の 上 に 何 を なさ れる の か へいか||なん||ぎせい||うえ||なん||な さ||| They will see what you accomplish, on the backs of what sacrifices...

この 老いばれ も それ を 見届け て から |ろう いばれ||||みとどけ|| As will this old man.

先 に 逝か れ た イル 陛下 の 元 へ 参る 所存 です さき||いか||||へいか||もと||まいる|しょぞん|

ムン ドク 様 ||さま Lord Mun-deok—

そう です ね

貴方 に は 見届け 頂きたい ムン ドク 長老 あなた|||みとどけ|いただきたい|||ちょうろう I want you to watch, Elder Mun-deok.

しかし 見て いる だけ の 天 など |みて||||てん| However, a heaven that only watches has no meaning for me.

私 に とって 何 の 意味 も あり ませ ん わたくし|||なん||いみ||||

欲しい の は 神 で は なく 人 の 力 な の だ から ほしい|||かみ||||じん||ちから||||

私 は この 高 華国 を 先々 代 国王 の 様 な 強国 へ と 再生 さ せる わたくし|||たか|はなくに||さきざき|だい|こくおう||さま||きょうこく|||さいせい|| I will restore the Kingdom of Kouka to the mighty nation it once was.

立ち塞がる もの が あれ ば 例え 天 でも 私 は ねじ伏せる たちふさがる|||||たとえ|てん||わたくし||ねじふせる Should anyone stand in my way, even if they be a god, I will crush them underfoot!

新 王 陛下 万歳 . . . しん|おう|へいか|ばんざい Long live the king! Long live the king!

長老 帰って いい ちょうろう|かえって| Elder, can we go now?

面倒くさい 人 が いっぱい だ めんどうくさい|じん||| This place is full of annoying people.

何 時 から あんな 目 を する 様 に なった の か なん|じ|||め|||さま|||| Since when has he had that look in his eyes?

ムン ドク 師匠 今日 は 槍 を 教え て ください ||ししょう|きょう||やり||おしえ|| Master Mun-deok, please teach me how to use a spear today.

あの 優しい 笑顔 に は もう 会え ない の だ ろ う か |やさしい|えがお||||あえ|||||| Will I never see that kind smile again?

声 が 聞こえる こえ||きこえる I can hear voices.

大勢 の 人々 の 声 おおぜい||ひとびと||こえ The voices of a crowd.

そこ に 居る の は 誰 ||いる|||だれ Who's there?

スウォン Su-won?

起き た おき| You're awake?

手 疲れ ちゃ った よ て|つかれ|||

食べ ちゃ って たべ|| Eat up.

誰 俺 は ユン だれ|おれ|| I'm Yun. ただ の 通り縋り の 美少年 だから 忘れ て いい よ ||とおり つい り||び しょうねん||わすれ||| I'm just a passing, handsome boy, so you don't have to remember me.

あんた 達 こそ だれ |さとる|| Who are you two?

あの 崖 から 落ち て 生き てる なんて しぶとい ね |がけ||おち||いき|||| To survive a fall from that cliff, you must be pretty tough.

崖 そう だ 私 がけ|||わたくし That's right. I... ハク ハク は どこ Hak! Where's Hak?

ハク Hak?

あ 一緒 に 居 た 黒 髪 の 男 なら あそこ に |いっしょ||い||くろ|かみ||おとこ||| Oh, the black-haired man you were with is over there.

ハク Hak!

ハク Hak...

生き てる よ 辛うじて ね いき|||かろうじて| He's alive, just barely.

体 に 受け た 毒 は 何とか 抜い た けど からだ||うけ||どく||なんとか|ぬ い|| I removed the poison, but he had a cut on his chest, and he's bruised all over.

胸 に 刀 傷 と 全身 打撲 むね||かたな|きず||ぜんしん|だぼく

肋骨 も 何 本 か 入って る し あばらぼね||なん|ほん||はいって|| A bunch of his ribs are broken, too.

出血 多量 で 後 少し 治療 が 遅かったら 死 ん で た ね しゅっけつ|たりょう||あと|すこし|ちりょう||おそかったら|し||||

多分 崖 から 落ちる 時 あんた を 庇った ん だ たぶん|がけ||おちる|じ|||かばった|| He probably protected you during your fall.

抱きしめる よう に し て 倒れ て た もん だきしめる|||||たおれ||| He was holding you when you fell.

ハク Hak...

木 が 緩衝材 の 役目 を し た ん だ ね き||かんしょう ざい||やくめ|||||| The trees must have cushioned your fall.

面倒くさい めんどうくさい What a bother.

そい つ あんた に そんなに 尽くし て 何 恋人 |||||つくし||なん|こいびと Why is he so devoted to you? Is he your lover?

うん 全然 |ぜんぜん

なんか 可哀想 だ ね |かわいそう|| I feel bad for him...

ここ は 谷底 ここに 住 ん でる の ||たにそこ|ここ に|じゅう||| Is this the bottom of the valley? Do you live here?

ま ぁ ね I guess.

あなた は 医術 師 ||いじゅつ|し Are you a doctor?

私 人 を 探し て いる の だ けど わたくし|じん||さがし||||| I'm looking for someone...

ユン 君 ユン 君 聞い て くれ 僕 の 話 を 聞い て くれ |きみ||きみ|ききい|||ぼく||はなし||ききい|| Yun! Yun!

ちょっと もう 何で 泥 だらけ な ん だ よ ||なんで|どろ||||| Hey! Why are you covered in mud?!

皆 が 幸せ で ある と いい なって みな||しあわせ||||| I was praying for everyone's happiness when I slipped and fell...

天 に 祈り を 捧げ て たら 滑って 転ん じゃ って てん||いのり||ささげ|||すべって|ころ ん||

面倒くさい めんどうくさい What a bother!

あんた 天 に 見放さ れ た ん だ よ |てん||みはなさ||||| Heaven has abandoned you.

目 を 覚まさ れ た ん です ね よかった め||さまさ|||||| You're awake. Thank goodness...

どうも です Hello.

僕 イクス と 言い ます ぼく|||いい| My name is Ik-su.

ユン 君 の 保護 者 みたい な 者 で し て |きみ||ほご|もの|||もの|||

あの 私 は . . . |わたくし| Um, I'm...

悪い 人 達 に は 見え ない けど 名乗る に は まだ わるい|じん|さとる|||みえ|||なのる||| They don't seem like bad people, but I can't tell them my name.

本当 に 辛かった です ね ほんとう||からかった|| It must have been very hard...

いや 私 は なにも |わたくし|| No, I didn't...

崖 は ハク が 庇って くれ た ので がけ||||かばって||| Hak protected me from the fall.

いいえ よく 旅立ち の 決心 を さ れ た ||たびだち||けっしん|||| No, I am impressed you resolved to go on this journey.

旅立ち たびだち Journey?

まして や ヨナ 姫 と も あ ろ う 方 が |||ひめ||||||かた| To think that Princess Yona herself would...

ちょっと Wait.

なぜ 私 の 事 を |わたくし||こと| How do you know who I am?

それ は 神様 の お告げ で ||かみさま||おつげ| Oh, the gods told me...

バカ じゃ ない の ばか||| Are you stupid?

そんな 簡単 に 喋って 隠れ 住 ん でる 意味 ない じゃ ん |かんたん||しゃべって|かくれ|じゅう|||いみ||| How could you tell her all that?

本当 嘘 が つき ない ん だ から ほんとう|うそ|||||| You really don't know how to lie.

まさか Are you...

神官 様 が 風 の 地 の 何 処 か に おら れる しんかん|さま||かぜ||ち||なん|しょ|||| A priest is said to live somewhere within the Wind Tribe's territory.

すみません I'm sorry...

姫 様 に は きちんと し た 姿 で お 出迎え する つもり だった のに ひめ|さま||||||すがた|||でむかえ|||| I meant to receive you in proper attire, Princess.

この 人 が 神官 様 |じん||しんかん|さま This person is the priest?

あなた が 生きる と 言う 事 は この 国 を 揺るがす 嵐 を 起こす と 言う 事 ||いきる||いう|こと|||くに||ゆるがす|あらし||おこす||いう|こと Your life will create a storm that will shake this kingdom.

次回 暁 の ヨナ 第 七 話 じかい|あかつき|||だい|なな|はなし

天命 Comment : 0,0 : 23 : 39.42,0 : 23 : 39.43 , 通用 1080 日 文 , , 0,0,0 , , Comment : 0,0 : 23 : 39.43,0 : 23 : 41.42 , 通用 1080 日 文 , , 0,0,0 , , てんめい|comment|つうよう|ひ|ぶん|comment|つうよう|ひ|ぶん