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勇者ヨシヒコと導かれし七人, 勇者ヨシヒコと導かれし七人#09

勇者 ヨシヒコ と 導か れ し 七人 #09

ヨシヒコ の 半分 は 優し さ で できて い ます 。

来た 仏だ 。

ヨシヒコ 様 ヨシヒコ 様 !

おい この 顔 で か クソ 仏 !

はい そう ね そう ね 。

皆さん の その お 怒り ご もっとも ご もっともです 。

あの この前 の ね ガセ 情報 ホント に ね あの アイムソ ー リ ー 。

ホント は この 前 で 7 つ の 玉 が 揃う はずだった んだ ぞ 。

うん いや そう だ けど さ これ だって 12 話 ある んだ ぜ 。

この 前 揃っちゃ ったら さ 余っちゃ う じゃ ん !

おい 逆 ギレ す んな 。 だ から 話 数 の 話 と かすんじゃ ない よ 。

いや だって さ それ で さ 最終 話 の 12 話 ?

12 話 ? なぁ あの 総 集 編 と か やら なきゃ ➡

いけなく なっちゃ うえ ! 総 集 編 と か … う えっ !

もう あれ だ よ あの ~ 仏 おもしろ ダイジェスト と か ➡

やら なきゃ いけない 状況 に なっちゃ うえ !

もう そういう の いい から ➡

今度 こそ 7 つ コンプリ ー ト さ せて くれ や !

うん そう だ ね 。 それ は 確かに その とおり だ 。

仏 昨日 西 の 空 に ➡

暗黒の 雲 が 広がる の を 見 ました 。

何 か よから ぬ こと が 起こって いる ので は 。

うん その とおり だ 。

え ぇ 実は 魔 王 の 住む 大 神殿 は ➡

もう すぐ 目の前 に ある 。

しかし そこ に たどり着く に は さまざまな 障害 が ある 。

例えば 魔 王 の 大神 殿 は 空 高く そびえ 立つ 山々 に 囲ま れ ➡

外部 から の …。

あぁ 外部 から の …。

あれ が なかなか に あれ だ と 。

わかる ? ねっ それ で わかる ?

だから 要するに 外部 から なかなか ➡

ザァ ー ッ て 行け ない って こと よ 。 ザァ ー ッ て 行け ない って こと 。

外部 から ね 。 こう 入れ ない って こと ね 。

だから しかも よ あの 魔 王 は あの …。

しかし だ から しかし あっ だ から だ ごめん 。

だから 魔 王 は すごい ビュビュッ て なって る から 。

わかる ? 要するに 力 を つけて る って こと 。

ムキムキ に なって ん の 。 魔 王 ムキムキ 。

魔 王 ムキムキマン に なって ん の ね 。

だから そんで ピュ ー ピュ ー ピュ ー ピュ ー あの 魔物 を 外 に ピュ ー ピュ ー ピュ ー ピュ ー 。

悲しく なって きた 。 あの あの … 送り込んで る わけ 。

魔物 を 外 に ね ピュ ー ピュ ー ピュ ー ピュ ー 。

だから こちら サイド も さ あの 頑張ら ん と いかん ぜ と 。

そう し ない と なかなか 世界 は いい こと に なら ん ぜ と 。

まあ あの そういう こと が 言い たかった 。 終わり 。

なぁ 今 の 長 ゼリフ は とても 大事な もの だ と 思う んだ 。

なんで ちゃん と 覚えて こ ない か ね ?

と いう こと で 最後 の 玉 人 が いる ところ は です ね ➡

え ぇ 最後 の 玉 人 が いる ところ は ➡

ここ から 東 に 向かった ところ に ある ➡

キャパス と いう 村 です 。 その 村 の 長 を 訪ねよ 。

その 長 が すべて を 教えて くれよう ぞ 。

なんだ と … これ が 村 だ と 。

( メレブ ) うむ 今 まで の 村 と は だいぶ 趣 が 違う な 。

あっ は いはい 。 あの ~ 仏 から 聞いて おり ます 。

なんと 仏 が 直接 ?

え ~ どうも どうも 。 いや 私 も ね 昔 は 仏 を やって た んです よ 。

ま ぁ 今 は 天下り で この 村 の 村長 やって ます けど ね 。

その 4 号 と は 昔 から 飲み 友達 な んです 。

あの 仏 の 友達 と いう 時点 で ちょっと 心配 村長 。

あの ここ に 玉 人 が いる って 聞いた んです けど 。

玉 人 ? あ ~ おり ます おり ます 。

えっ と 香 西 その か と いう 生徒 です 。

よし で は いただき に まいろう 。

あ ~ ちょっと 待って ください 。 それ が です ね ➡

一筋縄 で は いか ない 話 でして …。

それ は どういう …。 それ が です ね ➡

彼女 の オ ー ブ が 彼女 の 体 内 に あり まして 。

(4 人 ) は ?

と いう こと は 口 の 奥 に 指 突っ込んで ➡

う ぇ ~ っと 玉 を …。 違い ます 。

彼女 の 心 を その …。

開か せる って いう こと が 必要な んです よ 。

は ぁ …。 あの 要するに ➡

彼女 を どれ だけ 愛する か と いう 男性 が … その 男性 だけ が ➡

彼女 の オ ー ブ って いう の を 手 に 入れる こと が できる んです 。

つまり まとめ ます と なんて 言う か … 彼女 の ハ ー ト を ?

射止めた 男性 だけ が ➡

彼女 の オ ー ブ を 手 に 入れる こと が できる って いう こと です ね 。

なるほど ~。 最後 の 玉 だけ に ハ ー ドル が 高い なぁ 。

今 まで 彼女 は 男性 を 好きに なった こと が あり ます か ?

いや なかなか の 奥 手 でして ね 。

それゆえ 彼女 の ハ ー ト の オ ー ブ は 一 度 も 外 に 出て おり ませ ん 。

(4 人 ) う ~ ん 。

メレブ 何 か 女 を 惚れ させる 呪文 なんか ない の か ?

そんな もの が あれば 毎日 イヤ と いう ほど 使って おる わ 。

ムラサキ お前 魔法使い に なった んだろう 。

ない ねぇ 。 つか まだ ひと つ も 呪文 覚えて ない ねぇ 。

ま 普通に 考えれば だ 。

この 中 の 誰 か が その その か ちゃん を ➡

虜 に すれば よい のであろう 。 わかった 俺 が やろう 。

おいおい どうした どうした 。 お ~ お ~ どうした …。

相手 は JK だ ぞ ?

年上 の 男 に 弱い んだろう 女 って さ 。

ノ ー ノ ー ! あの 年頃 は ➡

同じ 学校 の 生徒 に いちばん ときめく でしょう よ 絶対 に 。

ま ぁ バツイチ の お っ さん は ない わな 。 殺す ぞ 。

( メレブ ) やめ れ やめ れ 仲 直れ 。

と いう こと で …。

私 が いこう 。

( ムラサキ / ダンジョ ー ) ないない ないない …。

恋愛 臭 を 一切 感じ させ ない この フォルム 。

通称 ゆる ボディ 。 更に 一緒に 飯 に 行こう が ➡

「 あの 人 好き 」 と 言おう が 無害な この ポジション 。

しかれ ども よく 見れば ➡

一つひとつ が よく できて いる この フェイス 。

そして 愛らしい この ブラックホクル 。

いわゆる いい 人 おもしろい 人 を 装い ながら ➡

いざというとき は ガッ と 噛みつく 。

2 人 で 飯 に 行って 終電 を 過ぎよう もん なら ガッ と いく 。

そして 2 軒 目 3 軒 目 ガッ !

この 男 み ゆるみ 。

そんな 魅力 だらけ の 私 が いこう 。

ヨシヒコ いけ 。 ワオ 全力 芝居 鬼 スル ー 。

私 に は 無理だ 。 確かに ヨシヒコ は ➡

女 に 騙さ れる こと は 得意だ が 騙す こと は でき ん 。

でも 可能 性 が ある の ヨシヒコ しか い ない よ 。

無理だ 私 が 女子 を 口説く など 。

その 不器用な 感じ が 好きに なって もらえる 可能 性 ある から 。

そんな こと が …。

ただ その 女 の こと 好きに なったら お前 殺す よ 。

バカ な こと を 言う な ! もう 魔 王 は そこ まで 来て いる のだ 。

女 を 好きに なって いる 時間 など ない 。

うむ まったく 説得 力 は ない が ➡

確かに ヨシヒコ に 女性 を 口説く 能力 は 皆無であろう 。

と いう こと で 我々 全員 で 巧妙な 作戦 を 立て ➡

その か ちゃん を 落とす のだ !

そんな 作戦 が ある のです か メレブ さん 。

うむ よく 聞け 耳 を 貸せ 。

< メレブ : まずは ヨシヒコ が 転校 生 と して やってくる 。

そして 担任 は ダンジョ ー だ >

今日 から クラウス 先生 に 代わって この クラス の 担任 に なる ダンジョ ー だ 。

よろしく 。 そして 転校 生 を 紹介 する 。

カボイ の 村 から 来 ました ヨシヒコ と 申し ます 。

( 拍手 )

ヨシヒコ 君 は あそこ の 席 に 座って 。 はい 。

< メレブ : と その 席 が お 待ちかね 香 西 その か ちゃん の 隣 だ >

よろしく お 願い し ます 。

よろしく ね ヨシヒコ 君 。

ねえ ねえ その か !

< メレブ : そして 少女 マンガ に 必ず 出て くる ➡

ヒロイン の 添え 物 である 中途半端な ルックス の 友達 に ムラサキ >

転校 生 の ヨシヒコ 君 って かっこいい よ ね 。

< メレブ : 校長 の 呪文 に より 我々 は もともと ➡

ここ に いた こと に なって いる 。 遠慮 なく 近づけ >

私 アタック しちゃ おうか な 。

いい な ムラサキ は 積極 的で 。

って いう か その かって そんなに 明るい のに ➡

なんで 恋愛 に は 臆病な の ?

そんな … そんな の わかん ない よ 。

< メレブ : そこ に 現れる …。

花沢 … 俺 >

そ ~ の か カラオケ 行 こ ?

行き ませ ん 。

< メレブ : 恋 に は ライバル が 必要だ 。

その か ちゃん の 心 を 揺さぶる の が 俺 だ >

そ ~ の か 。

内緒 で つきあおう か 。

< ムラサキ : いや ないない ない お前 に は 絶対 に 揺るが ない から 。

お前 は せいぜい 掃除 の おじさん >

< メレブ : で は 恋 の 鍵 を 握る 掃除 の おじさん >

< ムラサキ : 掃除 の おじさん 恋 の 鍵 握れる もん な ん ?>

( ムラサキ / その か ) こんにち は 。

キャッ … キャ ー ッ !

いて て て …。

大丈夫 ? その か !

大丈夫 ? その か ちゃん !

ほ ほう うまい こと いる もん だ ね ライバルキャラ 。

何 か ? いえ なんでもない です 。

あっ … ありがとう ございます アルフレッド 先輩 。

ダメ だ ぞ 。

その か は おっちょこちょいな んだ から 。

気 を つけろ よ 。

アカン や つや 。 これ は アイツ に もって かれる 。

アカン や つや 。

セッティング は いい ぞ 。 ここ から どう する ? メレブ 。

早く し ない と あの アルフレッド って ヤツ に 惚れ られちゃ うよ 。

それ でも よい ので は ?

そこ で 出て きた 玉 を 我々 が 横取り すれば 。

それ は ダメ だ 。 校長 に 聞いた ところ ➡

その か の 玉 は 惚れた 男 の 体 内 に そのまま 移動 する そうだ 。

なんだ と …。

お前 が 惚れ られる しか ない な ヨシヒコ 。

ヨシヒコ 今日 彼女 と 何 か 話した か ?

なんとか …。

消し ゴム を 借りる とこ まで は 発展 し ました 。

それ は 発展 と は 言わ ない な 。

よし その か 自身 を ➡

なんらか の トラブル で 揺さぶる しか ない な 。

廃校 だ ! ( 生徒 たち ) え ~ っ !?

この 音 ノ 木沢 高校 の 生徒 は 減る 一方 だ 。

このまま 生徒 が 増え なければ 2 年 後 に 廃校 に する 。

私 たち 1 年生 に なった ばかりな のに ➡

3 年生 に なれ ない って こと です か ?

そう だ な 転校 して もらう しか ない な 。

イヤ です ! そんな の イヤ です !

私 たち この 学校 が トゥ き だ から ~!

そんな チャン ・ ドンゴン みたいな 言い 方 さ れて も ➡

決まった こと だ 。 しかたがない 。

あっ 私 アイドルグル ー プ 作り ます 。 なに !?

アイドルグル ー プ で 人気 が 出たら 入学 して くる 生徒 も 増える はず 。

私 も 入れて ください 。

あっ ごめん 女の子 だけ の グル ー プ だ から 。

私 も 歌 が 大好きな んです 。 あっ ヨシヒコ 君 だ から その …。

♬「 ドドド ドン . キ ドンキ . ホ …」

しつけ ぇん だ よ ! ヨシヒコ 君 。

♬「 ボリュ ー ム 満点 激安 ジャングル 」

女子 だけ だっ つって んだ ろ ! ジャングル …。

そんな の うまく いく わけ が ない 。

いえ 絶対 に 頑張って 人気 に なり ます から 。

バカバカ しい 。

あっ 誰 か アイドル やり たい 人 ! はい !

どうした の よ みんな 学校 の ため に 頑張ろう よ 。

一 日 中 走り回って 応募 者 ゼロ と は ね 。

2 人 じゃ アイドルグル ー プ に なら ない ね 。

『 待つ わ 』 って 曲 知って る ? 知ら ない 。

だ よ ね 。

その かさん 。

どう あって も 私 は グル ー プ に 参加 でき ない と いう こと な ので ➡

応援 団 を 作り ました 。

ヨシヒコ 君 。

グル ー プ の ライブ の とき は 力尽きる まで 応援 し ます よ 。

( 一同 ) フ ー ! フ ー !

その か その か アイ ラブ その か !

その か ~! フワフワ その か ~! フワフワ 。

よ ~ よ ~。

命 を かけて 応援 し ます 。

ヨシヒコ 君 …。

お ~ いい よ いい よ あと 一 押し だ よ これ は 。

落ちた な 。

案外 簡単だった な フフッ 。

( 一同 ) そ ~ の ~。 ( アルフレッド ) その か ちゃん 。

聞いた よ その か ちゃん アイドルグル ー プ 作る んだ って ね 。

先輩 。

とりあえず アイドル の 衣装 10 着 用意 した よ 。

なんだ と !

すごい かわいい !

うち 金持ち だ から 気 に し ないで ね 。

とりあえず 10 着 ある けど もし 足りなかったら ➡

何 着 で も 作る から ね 。

この 衣装 着 たくて メンバ ー も 集まる んじゃ ない か な ?

でも 先輩 どうして そこ まで 私 に ?

ハハッ そんな 照れくさい こと ➡

こんなに いっぱい 人 が いる ところ で 聞か ないで よ 。

じゃあ 頑張って ね 。

陰ながら 応援 して る から ね 。

全然 陰ながら じゃ ない が な 。

なんだろう 。

なんか わから ない けど 胸 が ドキドキ する 。

これ 何 ?

動 悸 だ ね 救 心 買って こよう か ?

お 願い 。 うん 。

はい 撤収 撤収 。

はい は いはい は い お 疲れ さま は い ありがとう はい 。

行く よ はい 。

おい ~ あの アルフレッド と か いう ヤツ に 1 発 ➡

「 好きだ よ 」 と か こか れたら 完璧に 落ちる よ その か 。

うむ 間 違いなく 落ちる な 。

あの 財力 を 使って アイドル に 必要な もの を ➡

次々 と 提供 して いく だろう しな 。

そう なったら ヤツ の 口 の 奥 に 指 突っ込んで …。

だ ら か そういう こっちゃ ねえ って 言わ れた ろ 。

と いう こと は アルフレッド に 渡った のち に ➡

ムラサキ が ヤツ に 惚れ られる と いう の は なく は ない 。

あっ それ ある かな ? ない ない 。

100 パ ー ない ない ない 。

♬「100 パ ー ない ない ない 」

ごめん 。 ない と 思い つつ 言った 。

申し訳 あり ませ ん 。 私 が 女性 慣れ して い ない ばかりに 。

さて こんな 絶望 の なか ➡

新しい 呪文 を 覚える 私 に 希望 。

き ました ね 。

その 呪文 で その かさん が 私 の こと を 好きに なり ます か ?

うむ 。 間違い ない 。

何で すか ? それ は 。 教えて ください 。

例えば この 呪文 を ヨシヒコ に かけた と しよう 。

すると ヨシヒコ は たちまち 飲食 店 を 外 から 見た だけ で ➡

そこ は おいしい か どう か 識別 できる ように なり ➡

更に その 店 に 入れば ➡

ク ー ポン 券 1 枚 分 の サ ー ビス 割引 を 受ける こと が できる 。

私 は この 呪文 を ➡

カオパス 。

いつも の 。 あ ~ あと オススメ 。

と 名づけた よ 。

すごい ! そ っ その かさん を デ ー ト に 誘って カオパス を 使えば …。

落ちる 。 ( ムラサキ ) 待て 待て 待て 。

今 ク ー ポン 券 1 枚 分 って 言い ました ?

言い ました が 何 か ?

カオパス っつ うと さ タダ に なる イメ ー ジ なん す けど 。

いいえ 。 ク ー ポン 券 1 枚 分 です 。

そして この 呪文 は …。

ク ー ポン 券 が 必要だ 。 呪文 いら ない ね 。

アルフレッド ? こんな 時間 に 何 して んだ 。

( アルフレッド ) はい 。 そろそろ 女 は 落ち ます 。

そう 上 様 に お 伝え ください 。

ええ 。 3 日 以内 に あの 女 の ハ ー ト の オ ー ブ は 我々 の 手 に 。

これ で 勇者 も 上 様 の 前 に 現れる こと は ない でしょう 。

いっ …。 誰 だ !?

すみません 。 猫 か 何 か だ と 思い ます 。

ミャ ー オ 。

猫 でした 。

や ばい よ や ばい よ や ばい よ ! どうした ? 出川 さん 。

アルアルアルアルアル …。 お っ クイズ 100 人 に 聞いた の か ?

どうした ? ムラサキ 。 アルフレッド 魔物 だった 。

な ぬ !? なに ! 魔 王 の 使い で来て た 。

うち ら から 玉 を 横取り する ため に 。

なんだ と ! その か が ヤツ に 惚れたら ➡

玉 は 魔 王 に 渡る と いう の か ! そう なっちゃ うね 。

まずい 。 それ は まずい ぞ !

わ っ ! ヨシヒコ が 久しぶりに カバ 状態 。 汗 が 赤い 。

どうも 。 何 か お 困り でしょう か ?

は いはい かなり 困って ます 。

あっ そう いえば あの イケメン 先輩 魔物 でした ねぇ 。

知っていた の か ! いやいや それ は あの …。

気配 を 少し ね 。 元 仏 でした んで 。

校長 どうか 私 に 力 を お 貸し ください 。

わかり ました 。

成功 する か どう か は わかり ませ ん けど 。

ここ は ?

皆さん は ご存じ か どう か わかり ませ ん が ➡

今 の モテ の 鉄則 は ツンデレ です 。

( 一同 ) ツンデレ ?

はい 。 アメ と ムチ と 壁 ドン 。

この 3 つ で すべて の JK は ➡

落ちる と いって も 過言 で は あり ませ ん 。

アメ と ムチ と 壁 ドン …。

そう です 。 ここ は キャラ 変 の 祠 。

ヨシヒコ 殿 が この レバ ー を S に 振り切れば ➡

その アメ と ムチ を 使いこなし ➡

ここぞとばかり に 壁 ドン できる S 男 に 変身 できる のです 。

我々 に は もう あと が ない 。

この キャラ 変 で その かさん の ハ ー ト を こじ開けて 見せ ます 。

ヨシヒコ 。 頼む ぞ 頼む ぞ 。

ヨシヒコ 。

(3 人 ) ヨシヒコ ー !

う お ~!

う ~! うわ ~!

ファイブ シックス セブン エイッ !

ワン ツ ー スリ ー フォ ー ファイブ シックス セブン エイッ !

あ ! ヨシヒコ 君 。

見て 。 こんなに メンバ ー が 集まった んだ よ 。

応援 よろしく ね 。

うる せ え 。 なんで 俺 が お前 ら の 応援 し なきゃ いけ ねえ んだ よ 。

え …。

制服 が 違う 。

お前 ら 練習 する の は いい けど 曲 どう すんだ よ ?

それ は その …。

俺 作詞 作曲 できる よ 。 ホント ?

バイト で ア ー ティスト に 楽曲 提供 して っ から 。

すごい じゃ ん ! 作って ほしい 。

私 たち ね 名前 を つけて ル ー ジュ って いう グル ー プ に した の 。

ヨシヒコ 君 が 曲 を 作って くれたら 最高だ よ 。

いい よ 作って やる よ 。

みんな ヨシヒコ 君 が 曲 を 作って くれる って !

じゃあ さ …。

3 回 まわって お手 して フリスビ ー キャッチ 。

え ?

俺 の 犬 に なれ っ つって ん の 。

どういう こと ? 今日 の ヨシヒコ なんか 変 。

やら ねえ なら 曲 の 話 は なし だ 。

なん な んだ よ ヨシヒコ ! ふざけ ん な よ !

その か そんな こと し なくて いい から ね 。

そう だ よ その か 。 いくら 曲 の ため だ から って 。

その か …。

拾って こい 。

はい 。

でき ん じゃ ん 。

昼 休み コロッケパン と コ ー ヒ ー 牛乳 買って こい 。

ここ に 集合 な 。

はい 。

ヨシヒコ 君 ひどい ! ひどい !

どうした の ? その か ちゃん 。

先輩 。

みんな 今度 の アイドルフェスティバル ➡

本当 は 締め切り 過ぎて た んだ け ど …。

金 で 買収 して 出場 できる こと に なった よ !

ハハッ ! え ~! 嬉しい !

先輩 ありがとう ございます !

その か よかった ね ! よかった ね その か !

いい ぞ ヨシヒコ 。 完全に こっち の ペ ー ス だ 。

まさか ここ で ヒャダ … が 役立つ と は な 。

うる せ ぇよ キノコヘッド ! 口出し す んじゃ ねえ 。

なに !?

お前 ら は ただ 見て りゃ いい 。

大丈夫 か ? あれ 。

このまま だ と 鈴蘭 の てっぺん とる な 。

これ は 絶対 出 ない 。 出 ない ?

おい !

しっか し まあ よく こんな ツラ で アイドル やる なんて 言った もん だ な 。

私 ヨシヒコ 君 の 言いなり に なんか なら ない から !

なんだ と !?

じゃあ 首輪 つけ と か なきゃ な 。

これ で ご 主人 様 から 離れ らん ねえ な 。

コラッ ! 何 して る ! 授業 始める ぞ 。

授業 なんか 受けて らん ねえ わ 。

屋上 で 麻雀 やってくる わ 。

ヨシヒコ !

ねぇ その か ! まさか 黒 勇者 の こと ➡

好きに なった んじゃ ない でしょう ね ?

ま ま ま ま … まさか !

その 黒 勇者 だ が ➡

体育 館 で アルフレッド と その 仲間 たち に ➡

袋叩き に さ れて おる ぞ 。

えっ !?

(2 人 ) チェックメイト !

どうした の ヨシヒコ 君 ?

余計な こと す ん なって よ 。 アルフレッド が 。

ウソ だ 。 その か ちゃん そんな の ウソ だ !

ひどい で す 先輩 !

ヨシヒコ 君 どうして こんな こと …。

あん ?

好きだ から お前 が 。

え …。

(3 人 ) やった ~!

クッソ ー !

どういう こと ?

う ~ む ~ まさか アイツ ➡

普通に その か の こと 好きに なって ➡

もう 魔 王 なんて どう で も いい と か 言う んじゃ ねえ だろう な 。

( 地響き )

ん ? なんだ この 地響き は 。

( 地響き )

( 咆哮 )

あ ~! ド S の 化け物 に なった よ !

すみません 制御 でき ませ ん でした 。

あ ~ ごめんなさい 。 あの 子 バカ な んです 。

ピュアバカ な んです 。 予想 を 超える 方向 に 行っちゃ う 子 な んです 。

( メレブ ) あぁ ~ ムチ !

( メレブ ) で 今度 は アメ 。

そして 壁 ド ー ン !

ワオ みごとな ツンデレ だ 。

ムチ アメ ド ー ン 。 ムチ アメ ド ー ン …。

ツンデレ って そういう 具体 的な こと じゃ ねえ んだ けど な 。

何 か 暴走 を 止める 方法 は ない の か !?

なんか こう S 心 を 止める ような 言葉 が あれば いい と 思う んです よ 。

S 心 を 止める … あっ なるほど 。 お 任せ あれ 。

ムラサキ 。

何 だ よ それ 。 いい から は よ 言え 。

ヨシヒコ ! 私 の こと 好きに して いい の よ !

( 咆哮 )

どういう こと ?

さあ 皆さん 行き ましょう 。 うん 記憶 な しか 。

さて とうとう 7 つ の 玉 が 揃った ぞ 。

これ で 魔 王 の 大 神殿 に 乗り込む の か 。

仏 の 導き を 待ち ましょう 。

しかし 仏 って 信じて いい の か ね ?

兄 様 とうとう …。

私 決め ました 。

( 呪文 の 音 )


勇者 ヨシヒコ と 導か れ し 七人 #09 ゆうしゃ|||みちびか|||なな り

ヨシヒコ の 半分 は 優し さ で できて い ます 。 ||はんぶん||やさし|||||

来た 仏だ 。 きた|ぶつだ

ヨシヒコ 様 ヨシヒコ 様 ! |さま||さま

おい この 顔 で か クソ 仏 ! ||かお||||ふつ

はい そう ね そう ね 。

皆さん の その お 怒り ご もっとも ご もっともです 。 みなさん||||いかり||||もっとも です

あの この前 の ね ガセ 情報 ホント に ね あの アイムソ ー リ ー 。 |この まえ||||じょうほう||||||||

ホント は この 前 で 7 つ の 玉 が 揃う はずだった んだ ぞ 。 |||ぜん||||たま||そろう|||

うん いや そう だ けど さ これ だって 12 話 ある んだ ぜ 。 ||||||||はなし|||

この 前 揃っちゃ ったら さ 余っちゃ う じゃ ん ! |ぜん|そろっちゃ|||あまっちゃ|||

おい 逆 ギレ す んな 。 だ から 話 数 の 話 と かすんじゃ ない よ 。 |ぎゃく||||||はなし|すう||はなし||||

いや だって さ それ で さ 最終 話 の 12 話 ? ||||||さいしゅう|はなし||はなし

12 話 ? なぁ あの 総 集 編 と か やら なきゃ ➡ はなし|||そう|しゅう|へん||||

いけなく なっちゃ うえ ! 総 集 編 と か … う えっ ! |||そう|しゅう|へん||||

もう あれ だ よ あの ~ 仏 おもしろ ダイジェスト と か ➡ |||||ふつ||||

やら なきゃ いけない 状況 に なっちゃ うえ ! |||じょうきょう|||

もう そういう の いい から ➡

今度 こそ 7 つ コンプリ ー ト さ せて くれ や ! こんど|||||||||

うん そう だ ね 。 それ は 確かに その とおり だ 。 ||||||たしかに|||

仏 昨日 西 の 空 に ➡ ふつ|きのう|にし||から|

暗黒の 雲 が 広がる の を 見 ました 。 あんこくの|くも||ひろがる|||み|

何 か よから ぬ こと が 起こって いる ので は 。 なん||||||おこって|||

うん その とおり だ 。

え ぇ 実は 魔 王 の 住む 大 神殿 は ➡ ||じつは|ま|おう||すむ|だい|しんでん|

もう すぐ 目の前 に ある 。 ||めのまえ||

しかし そこ に たどり着く に は さまざまな 障害 が ある 。 |||たどりつく||||しょうがい||

例えば 魔 王 の 大神 殿 は 空 高く そびえ 立つ 山々 に 囲ま れ ➡ たとえば|ま|おう||おおがみ|しんがり||から|たかく||たつ|やまやま||かこま|

外部 から の …。 がいぶ||

あぁ 外部 から の …。 |がいぶ||

あれ が なかなか に あれ だ と 。

わかる ? ねっ それ で わかる ?

だから 要するに 外部 から なかなか ➡ |ようするに|がいぶ||

ザァ ー ッ て 行け ない って こと よ 。 ザァ ー ッ て 行け ない って こと 。 ||||いけ|||||||||いけ|||

外部 から ね 。 こう 入れ ない って こと ね 。 がいぶ||||いれ||||

だから しかも よ あの 魔 王 は あの …。 ||||ま|おう||

しかし だ から しかし あっ だ から だ ごめん 。

だから 魔 王 は すごい ビュビュッ て なって る から 。 |ま|おう|||||||

わかる ? 要するに 力 を つけて る って こと 。 |ようするに|ちから|||||

ムキムキ に なって ん の 。 魔 王 ムキムキ 。 |||||ま|おう|

魔 王 ムキムキマン に なって ん の ね 。 ま|おう||||||

だから そんで ピュ ー ピュ ー ピュ ー ピュ ー あの 魔物 を 外 に ピュ ー ピュ ー ピュ ー ピュ ー 。 |||||||||||まもの||がい|||||||||

悲しく なって きた 。 あの あの … 送り込んで る わけ 。 かなしく|||||おくりこんで||

魔物 を 外 に ね ピュ ー ピュ ー ピュ ー ピュ ー 。 まもの||がい||||||||||

だから こちら サイド も さ あの 頑張ら ん と いかん ぜ と 。 ||||||がんばら|||||

そう し ない と なかなか 世界 は いい こと に なら ん ぜ と 。 |||||せかい||||||||

まあ あの そういう こと が 言い たかった 。 終わり 。 |||||いい||おわり

なぁ 今 の 長 ゼリフ は とても 大事な もの だ と 思う んだ 。 |いま||ちょう||||だいじな||||おもう|

なんで ちゃん と 覚えて こ ない か ね ? |||おぼえて||||

と いう こと で 最後 の 玉 人 が いる ところ は です ね ➡ ||||さいご||たま|じん||||||

え ぇ 最後 の 玉 人 が いる ところ は ➡ ||さいご||たま|じん||||

ここ から 東 に 向かった ところ に ある ➡ ||ひがし||むかった|||

キャパス と いう 村 です 。 その 村 の 長 を 訪ねよ 。 |||むら|||むら||ちょう||たずねよ

その 長 が すべて を 教えて くれよう ぞ 。 |ちょう||||おしえて||

なんだ と … これ が 村 だ と 。 ||||むら||

( メレブ ) うむ 今 まで の 村 と は だいぶ 趣 が 違う な 。 ||いま|||むら||||おもむき||ちがう|

あっ は いはい 。 あの ~ 仏 から 聞いて おり ます 。 ||||ふつ||きいて||

なんと 仏 が 直接 ? |ふつ||ちょくせつ

え ~ どうも どうも 。 いや 私 も ね 昔 は 仏 を やって た んです よ 。 ||||わたくし|||むかし||ふつ||||ん です|

ま ぁ 今 は 天下り で この 村 の 村長 やって ます けど ね 。 ||いま||あまくだり|||むら||そんちょう||||

その 4 号 と は 昔 から 飲み 友達 な んです 。 |ごう|||むかし||のみ|ともだち||ん です

あの 仏 の 友達 と いう 時点 で ちょっと 心配 村長 。 |ふつ||ともだち|||じてん|||しんぱい|そんちょう

あの ここ に 玉 人 が いる って 聞いた んです けど 。 |||たま|じん||||きいた|ん です|

玉 人 ? あ ~ おり ます おり ます 。 たま|じん|||||

えっ と 香 西 その か と いう 生徒 です 。 ||かおり|にし|||||せいと|

よし で は いただき に まいろう 。

あ ~ ちょっと 待って ください 。 それ が です ね ➡ ||まって|||||

一筋縄 で は いか ない 話 でして …。 ひとすじなわ|||||はなし|

それ は どういう …。 それ が です ね ➡

彼女 の オ ー ブ が 彼女 の 体 内 に あり まして 。 かのじょ||||||かのじょ||からだ|うち|||

(4 人 ) は ? じん|

と いう こと は 口 の 奥 に 指 突っ込んで ➡ ||||くち||おく||ゆび|つっこんで

う ぇ ~ っと 玉 を …。 違い ます 。 |||たま||ちがい|

彼女 の 心 を その …。 かのじょ||こころ||

開か せる って いう こと が 必要な んです よ 。 あか||||||ひつような|ん です|

は ぁ …。 あの 要するに ➡ |||ようするに

彼女 を どれ だけ 愛する か と いう 男性 が … その 男性 だけ が ➡ かのじょ||||あいする||||だんせい|||だんせい||

彼女 の オ ー ブ って いう の を 手 に 入れる こと が できる んです 。 かのじょ|||||||||て||いれる||||ん です

つまり まとめ ます と なんて 言う か … 彼女 の ハ ー ト を ? |||||いう||かのじょ|||||

射止めた 男性 だけ が ➡ いとめた|だんせい||

彼女 の オ ー ブ を 手 に 入れる こと が できる って いう こと です ね 。 かのじょ||||||て||いれる||||||||

なるほど ~。 最後 の 玉 だけ に ハ ー ドル が 高い なぁ 。 |さいご||たま|||||||たかい|

今 まで 彼女 は 男性 を 好きに なった こと が あり ます か ? いま||かのじょ||だんせい||すきに||||||

いや なかなか の 奥 手 でして ね 。 |||おく|て||

それゆえ 彼女 の ハ ー ト の オ ー ブ は 一 度 も 外 に 出て おり ませ ん 。 |かのじょ||||||||||ひと|たび||がい||でて|||

(4 人 ) う ~ ん 。 じん||

メレブ 何 か 女 を 惚れ させる 呪文 なんか ない の か ? |なん||おんな||ほれ||じゅもん||||

そんな もの が あれば 毎日 イヤ と いう ほど 使って おる わ 。 ||||まいにち|||||つかって||

ムラサキ お前 魔法使い に なった んだろう 。 |おまえ|まほうつかい|||

ない ねぇ 。 つか まだ ひと つ も 呪文 覚えて ない ねぇ 。 |||||||じゅもん|おぼえて||

ま 普通に 考えれば だ 。 |ふつうに|かんがえれば|

この 中 の 誰 か が その その か ちゃん を ➡ |なか||だれ|||||||

虜 に すれば よい のであろう 。 わかった 俺 が やろう 。 とりこ||||||おれ||

おいおい どうした どうした 。 お ~ お ~ どうした …。

相手 は JK だ ぞ ? あいて||||

年上 の 男 に 弱い んだろう 女 って さ 。 としうえ||おとこ||よわい||おんな||

ノ ー ノ ー ! あの 年頃 は ➡ |||||としごろ|

同じ 学校 の 生徒 に いちばん ときめく でしょう よ 絶対 に 。 おなじ|がっこう||せいと||||||ぜったい|

ま ぁ バツイチ の お っ さん は ない わな 。 殺す ぞ 。 ||||||||||ころす|

( メレブ ) やめ れ やめ れ 仲 直れ 。 |||||なか|なおれ

と いう こと で …。

私 が いこう 。 わたくし||

( ムラサキ / ダンジョ ー ) ないない ないない …。

恋愛 臭 を 一切 感じ させ ない この フォルム 。 れんあい|くさ||いっさい|かんじ|さ せ|||

通称 ゆる ボディ 。 更に 一緒に 飯 に 行こう が ➡ つうしょう|||さらに|いっしょに|めし||いこう|

「 あの 人 好き 」 と 言おう が 無害な この ポジション 。 |じん|すき||いおう||むがいな||

しかれ ども よく 見れば ➡ |||みれば

一つひとつ が よく できて いる この フェイス 。 ひとつひとつ||||||

そして 愛らしい この ブラックホクル 。 |あいらしい||

いわゆる いい 人 おもしろい 人 を 装い ながら ➡ ||じん||じん||よそおい|

いざというとき は ガッ と 噛みつく 。 ||||かみつく

2 人 で 飯 に 行って 終電 を 過ぎよう もん なら ガッ と いく 。 じん||めし||おこなって|しゅうでん||すぎよう|||||

そして 2 軒 目 3 軒 目 ガッ ! |のき|め|のき|め|

この 男 み ゆるみ 。 |おとこ||

そんな 魅力 だらけ の 私 が いこう 。 |みりょく|||わたくし||

ヨシヒコ いけ 。 ワオ 全力 芝居 鬼 スル ー 。 |||ぜんりょく|しばい|おに||

私 に は 無理だ 。 確かに ヨシヒコ は ➡ わたくし|||むりだ|たしかに||

女 に 騙さ れる こと は 得意だ が 騙す こと は でき ん 。 おんな||だまさ||||とくいだ||だます||||

でも 可能 性 が ある の ヨシヒコ しか い ない よ 。 |かのう|せい||||||||

無理だ 私 が 女子 を 口説く など 。 むりだ|わたくし||じょし||くどく|

その 不器用な 感じ が 好きに なって もらえる 可能 性 ある から 。 |ぶきような|かんじ||すきに|||かのう|せい||

そんな こと が …。

ただ その 女 の こと 好きに なったら お前 殺す よ 。 ||おんな|||すきに||おまえ|ころす|

バカ な こと を 言う な ! もう 魔 王 は そこ まで 来て いる のだ 。 ||||いう|||ま|おう||||きて||

女 を 好きに なって いる 時間 など ない 。 おんな||すきに|||じかん||

うむ まったく 説得 力 は ない が ➡ ||せっとく|ちから|||

確かに ヨシヒコ に 女性 を 口説く 能力 は 皆無であろう 。 たしかに|||じょせい||くどく|のうりょく||かいむであろう

と いう こと で 我々 全員 で 巧妙な 作戦 を 立て ➡ ||||われわれ|ぜんいん||こうみょうな|さくせん||たて

その か ちゃん を 落とす のだ ! ||||おとす|

そんな 作戦 が ある のです か メレブ さん 。 |さくせん|||の です|||

うむ よく 聞け 耳 を 貸せ 。 ||きけ|みみ||かせ

< メレブ : まずは ヨシヒコ が 転校 生 と して やってくる 。 ||||てんこう|せい|||

そして 担任 は ダンジョ ー だ > |たんにん||||

今日 から クラウス 先生 に 代わって この クラス の 担任 に なる ダンジョ ー だ 。 きょう|||せんせい||かわって||||たんにん|||||

よろしく 。 そして 転校 生 を 紹介 する 。 ||てんこう|せい||しょうかい|

カボイ の 村 から 来 ました ヨシヒコ と 申し ます 。 ||むら||らい||||もうし|

( 拍手 ) はくしゅ

ヨシヒコ 君 は あそこ の 席 に 座って 。 はい 。 |きみ||||せき||すわって|

< メレブ : と その 席 が お 待ちかね 香 西 その か ちゃん の 隣 だ > |||せき|||まちかね|かおり|にし|||||となり|

よろしく お 願い し ます 。 ||ねがい||

よろしく ね ヨシヒコ 君 。 |||きみ

ねえ ねえ その か !

< メレブ : そして 少女 マンガ に 必ず 出て くる ➡ ||しょうじょ|||かならず|でて|

ヒロイン の 添え 物 である 中途半端な ルックス の 友達 に ムラサキ > ||そえ|ぶつ||ちゅうとはんぱな|||ともだち||

転校 生 の ヨシヒコ 君 って かっこいい よ ね 。 てんこう|せい|||きみ||||

< メレブ : 校長 の 呪文 に より 我々 は もともと ➡ |こうちょう||じゅもん|||われわれ||

ここ に いた こと に なって いる 。 遠慮 なく 近づけ > |||||||えんりょ||ちかづけ

私 アタック しちゃ おうか な 。 わたくし||||

いい な ムラサキ は 積極 的で 。 ||||せっきょく|てきで

って いう か その かって そんなに 明るい のに ➡ ||||||あかるい|

なんで 恋愛 に は 臆病な の ? |れんあい|||おくびょうな|

そんな … そんな の わかん ない よ 。

< メレブ : そこ に 現れる …。 |||あらわれる

花沢 … 俺 > はなざわ|おれ

そ ~ の か カラオケ 行 こ ? ||||ぎょう|

行き ませ ん 。 いき||

< メレブ : 恋 に は ライバル が 必要だ 。 |こい|||||ひつようだ

その か ちゃん の 心 を 揺さぶる の が 俺 だ > ||||こころ||ゆさぶる|||おれ|

そ ~ の か 。

内緒 で つきあおう か 。 ないしょ|||

< ムラサキ : いや ないない ない お前 に は 絶対 に 揺るが ない から 。 ||||おまえ|||ぜったい||ゆるが||

お前 は せいぜい 掃除 の おじさん > おまえ|||そうじ||

< メレブ : で は 恋 の 鍵 を 握る 掃除 の おじさん > |||こい||かぎ||にぎる|そうじ||

< ムラサキ : 掃除 の おじさん 恋 の 鍵 握れる もん な ん ?> |そうじ|||こい||かぎ|にぎれる|||

( ムラサキ / その か ) こんにち は 。

キャッ … キャ ー ッ !

いて て て …。

大丈夫 ? その か ! だいじょうぶ||

大丈夫 ? その か ちゃん ! だいじょうぶ|||

ほ ほう うまい こと いる もん だ ね ライバルキャラ 。

何 か ? いえ なんでもない です 。 なん||||

あっ … ありがとう ございます アルフレッド 先輩 。 ||||せんぱい

ダメ だ ぞ 。

その か は おっちょこちょいな んだ から 。

気 を つけろ よ 。 き|||

アカン や つや 。 これ は アイツ に もって かれる 。

アカン や つや 。

セッティング は いい ぞ 。 ここ から どう する ? メレブ 。

早く し ない と あの アルフレッド って ヤツ に 惚れ られちゃ うよ 。 はやく|||||||||ほれ||

それ でも よい ので は ?

そこ で 出て きた 玉 を 我々 が 横取り すれば 。 ||でて||たま||われわれ||よこどり|

それ は ダメ だ 。 校長 に 聞いた ところ ➡ ||||こうちょう||きいた|

その か の 玉 は 惚れた 男 の 体 内 に そのまま 移動 する そうだ 。 |||たま||ほれた|おとこ||からだ|うち|||いどう||そう だ

なんだ と …。

お前 が 惚れ られる しか ない な ヨシヒコ 。 おまえ||ほれ|||||

ヨシヒコ 今日 彼女 と 何 か 話した か ? |きょう|かのじょ||なん||はなした|

なんとか …。

消し ゴム を 借りる とこ まで は 発展 し ました 。 けし|||かりる||||はってん||

それ は 発展 と は 言わ ない な 。 ||はってん|||いわ||

よし その か 自身 を ➡ |||じしん|

なんらか の トラブル で 揺さぶる しか ない な 。 ||||ゆさぶる|||

廃校 だ ! ( 生徒 たち ) え ~ っ !? はいこう||せいと|||

この 音 ノ 木沢 高校 の 生徒 は 減る 一方 だ 。 |おと||きざわ|こうこう||せいと||へる|いっぽう|

このまま 生徒 が 増え なければ 2 年 後 に 廃校 に する 。 |せいと||ふえ||とし|あと||はいこう||

私 たち 1 年生 に なった ばかりな のに ➡ わたくし||ねんせい||||

3 年生 に なれ ない って こと です か ? ねんせい|||||||

そう だ な 転校 して もらう しか ない な 。 |||てんこう|||||

イヤ です ! そんな の イヤ です !

私 たち この 学校 が トゥ き だ から ~! わたくし|||がっこう|||||

そんな チャン ・ ドンゴン みたいな 言い 方 さ れて も ➡ ||||いい|かた|||

決まった こと だ 。 しかたがない 。 きまった|||しかたが ない

あっ 私 アイドルグル ー プ 作り ます 。 なに !? |わたくし||||つくり||

アイドルグル ー プ で 人気 が 出たら 入学 して くる 生徒 も 増える はず 。 ||||にんき||でたら|にゅうがく|||せいと||ふえる|

私 も 入れて ください 。 わたくし||いれて|

あっ ごめん 女の子 だけ の グル ー プ だ から 。 ||おんなのこ|||||||

私 も 歌 が 大好きな んです 。 あっ ヨシヒコ 君 だ から その …。 わたくし||うた||だいすきな|ん です|||きみ|||

♬「 ドドド ドン . キ ドンキ . ホ …」

しつけ ぇん だ よ ! ヨシヒコ 君 。 |||||きみ

♬「 ボリュ ー ム 満点 激安 ジャングル 」 |||まんてん|げきやす|

女子 だけ だっ つって んだ ろ ! ジャングル …。 じょし||||||

そんな の うまく いく わけ が ない 。

いえ 絶対 に 頑張って 人気 に なり ます から 。 |ぜったい||がんばって|にんき||||

バカバカ しい 。

あっ 誰 か アイドル やり たい 人 ! はい ! |だれ|||||じん|

どうした の よ みんな 学校 の ため に 頑張ろう よ 。 ||||がっこう||||がんばろう|

一 日 中 走り回って 応募 者 ゼロ と は ね 。 ひと|ひ|なか|はしりまわって|おうぼ|もの||||

2 人 じゃ アイドルグル ー プ に なら ない ね 。 じん||||||||

『 待つ わ 』 って 曲 知って る ? 知ら ない 。 まつ|||きょく|しって||しら|

だ よ ね 。

その かさん 。

どう あって も 私 は グル ー プ に 参加 でき ない と いう こと な ので ➡ |||わたくし||||||さんか|||||||

応援 団 を 作り ました 。 おうえん|だん||つくり|

ヨシヒコ 君 。 |きみ

グル ー プ の ライブ の とき は 力尽きる まで 応援 し ます よ 。 ||||||||ちからつきる||おうえん|||

( 一同 ) フ ー ! フ ー ! いちどう||||

その か その か アイ ラブ その か !

その か ~! フワフワ その か ~! フワフワ 。

よ ~ よ ~。

命 を かけて 応援 し ます 。 いのち|||おうえん||

ヨシヒコ 君 …。 |きみ

お ~ いい よ いい よ あと 一 押し だ よ これ は 。 ||||||ひと|おし||||

落ちた な 。 おちた|

案外 簡単だった な フフッ 。 あんがい|かんたんだった||

( 一同 ) そ ~ の ~。 ( アルフレッド ) その か ちゃん 。 いちどう||||||

聞いた よ その か ちゃん アイドルグル ー プ 作る んだ って ね 。 きいた||||||||つくる|||

先輩 。 せんぱい

とりあえず アイドル の 衣装 10 着 用意 した よ 。 |||いしょう|ちゃく|ようい||

なんだ と !

すごい かわいい !

うち 金持ち だ から 気 に し ないで ね 。 |かねもち|||き||||

とりあえず 10 着 ある けど もし 足りなかったら ➡ |ちゃく||||たりなかったら

何 着 で も 作る から ね 。 なん|ちゃく|||つくる||

この 衣装 着 たくて メンバ ー も 集まる んじゃ ない か な ? |いしょう|ちゃく|||||あつまる||||

でも 先輩 どうして そこ まで 私 に ? |せんぱい||||わたくし|

ハハッ そんな 照れくさい こと ➡ ||てれくさい|

こんなに いっぱい 人 が いる ところ で 聞か ないで よ 。 ||じん|||||きか||

じゃあ 頑張って ね 。 |がんばって|

陰ながら 応援 して る から ね 。 かげながら|おうえん||||

全然 陰ながら じゃ ない が な 。 ぜんぜん|かげながら||||

なんだろう 。

なんか わから ない けど 胸 が ドキドキ する 。 ||||むね|||

これ 何 ? |なん

動 悸 だ ね 救 心 買って こよう か ? どう|き|||すく|こころ|かって||

お 願い 。 うん 。 |ねがい|

はい 撤収 撤収 。 |てっしゅう|てっしゅう

はい は いはい は い お 疲れ さま は い ありがとう はい 。 ||||||つかれ|||||

行く よ はい 。 いく||

おい ~ あの アルフレッド と か いう ヤツ に 1 発 ➡ ||||||||はつ

「 好きだ よ 」 と か こか れたら 完璧に 落ちる よ その か 。 すきだ||||||かんぺきに|おちる|||

うむ 間 違いなく 落ちる な 。 |あいだ|ちがいなく|おちる|

あの 財力 を 使って アイドル に 必要な もの を ➡ |ざいりょく||つかって|||ひつような||

次々 と 提供 して いく だろう しな 。 つぎつぎ||ていきょう||||

そう なったら ヤツ の 口 の 奥 に 指 突っ込んで …。 ||||くち||おく||ゆび|つっこんで

だ ら か そういう こっちゃ ねえ って 言わ れた ろ 。 |||||||いわ||

と いう こと は アルフレッド に 渡った のち に ➡ ||||||わたった||

ムラサキ が ヤツ に 惚れ られる と いう の は なく は ない 。 ||||ほれ||||||||

あっ それ ある かな ? ない ない 。

100 パ ー ない ない ない 。

♬「100 パ ー ない ない ない 」

ごめん 。 ない と 思い つつ 言った 。 |||おもい||いった

申し訳 あり ませ ん 。 私 が 女性 慣れ して い ない ばかりに 。 もうし わけ||||わたくし||じょせい|なれ||||

さて こんな 絶望 の なか ➡ ||ぜつぼう||

新しい 呪文 を 覚える 私 に 希望 。 あたらしい|じゅもん||おぼえる|わたくし||きぼう

き ました ね 。

その 呪文 で その かさん が 私 の こと を 好きに なり ます か ? |じゅもん|||||わたくし||||すきに|||

うむ 。 間違い ない 。 |まちがい|

何で すか ? それ は 。 教えて ください 。 なんで||||おしえて|

例えば この 呪文 を ヨシヒコ に かけた と しよう 。 たとえば||じゅもん||||||

すると ヨシヒコ は たちまち 飲食 店 を 外 から 見た だけ で ➡ ||||いんしょく|てん||がい||みた||

そこ は おいしい か どう か 識別 できる ように なり ➡ ||||||しきべつ||よう に|

更に その 店 に 入れば ➡ さらに||てん||はいれば

ク ー ポン 券 1 枚 分 の サ ー ビス 割引 を 受ける こと が できる 。 |||けん|まい|ぶん|||||わりびき||うける|||

私 は この 呪文 を ➡ わたくし|||じゅもん|

カオパス 。

いつも の 。 あ ~ あと オススメ 。

と 名づけた よ 。 |なづけた|

すごい ! そ っ その かさん を デ ー ト に 誘って カオパス を 使えば …。 ||||||||||さそって|||つかえば

落ちる 。 ( ムラサキ ) 待て 待て 待て 。 おちる||まて|まて|まて

今 ク ー ポン 券 1 枚 分 って 言い ました ? いま||||けん|まい|ぶん||いい|

言い ました が 何 か ? いい|||なん|

カオパス っつ うと さ タダ に なる イメ ー ジ なん す けど 。

いいえ 。 ク ー ポン 券 1 枚 分 です 。 ||||けん|まい|ぶん|

そして この 呪文 は …。 ||じゅもん|

ク ー ポン 券 が 必要だ 。 呪文 いら ない ね 。 |||けん||ひつようだ|じゅもん|||

アルフレッド ? こんな 時間 に 何 して んだ 。 ||じかん||なん||

( アルフレッド ) はい 。 そろそろ 女 は 落ち ます 。 |||おんな||おち|

そう 上 様 に お 伝え ください 。 |うえ|さま|||つたえ|

ええ 。 3 日 以内 に あの 女 の ハ ー ト の オ ー ブ は 我々 の 手 に 。 |ひ|いない|||おんな||||||||||われわれ||て|

これ で 勇者 も 上 様 の 前 に 現れる こと は ない でしょう 。 ||ゆうしゃ||うえ|さま||ぜん||あらわれる||||

いっ …。 誰 だ !? |だれ|

すみません 。 猫 か 何 か だ と 思い ます 。 |ねこ||なん||||おもい|

ミャ ー オ 。

猫 でした 。 ねこ|

や ばい よ や ばい よ や ばい よ ! どうした ? 出川 さん 。 ||||||||||でがわ|

アルアルアルアルアル …。 お っ クイズ 100 人 に 聞いた の か ? ||||じん||きいた||

どうした ? ムラサキ 。 アルフレッド 魔物 だった 。 |||まもの|

な ぬ !? なに ! 魔 王 の 使い で来て た 。 |||ま|おう||つかい|できて|

うち ら から 玉 を 横取り する ため に 。 |||たま||よこどり|||

なんだ と ! その か が ヤツ に 惚れたら ➡ |||||||ほれたら

玉 は 魔 王 に 渡る と いう の か ! そう なっちゃ うね 。 たま||ま|おう||わたる|||||||

まずい 。 それ は まずい ぞ !

わ っ ! ヨシヒコ が 久しぶりに カバ 状態 。 汗 が 赤い 。 ||||ひさしぶりに||じょうたい|あせ||あかい

どうも 。 何 か お 困り でしょう か ? |なん|||こまり||

は いはい かなり 困って ます 。 |||こまって|

あっ そう いえば あの イケメン 先輩 魔物 でした ねぇ 。 |||||せんぱい|まもの||

知っていた の か ! いやいや それ は あの …。 しっていた||||||

気配 を 少し ね 。 元 仏 でした んで 。 けはい||すこし||もと|ふつ||

校長 どうか 私 に 力 を お 貸し ください 。 こうちょう||わたくし||ちから|||かし|

わかり ました 。

成功 する か どう か は わかり ませ ん けど 。 せいこう|||||||||

ここ は ?

皆さん は ご存じ か どう か わかり ませ ん が ➡ みなさん||ごぞんじ|||||||

今 の モテ の 鉄則 は ツンデレ です 。 いま||||てっそく|||

( 一同 ) ツンデレ ? いちどう|

はい 。 アメ と ムチ と 壁 ドン 。 |||||かべ|

この 3 つ で すべて の JK は ➡

落ちる と いって も 過言 で は あり ませ ん 。 おちる||||かごん|||||

アメ と ムチ と 壁 ドン …。 ||||かべ|

そう です 。 ここ は キャラ 変 の 祠 。 |||||へん||し

ヨシヒコ 殿 が この レバ ー を S に 振り切れば ➡ |しんがり||||||||ふりきれば

その アメ と ムチ を 使いこなし ➡ |||||つかいこなし

ここぞとばかり に 壁 ドン できる S 男 に 変身 できる のです 。 ||かべ||||おとこ||へんしん||の です

我々 に は もう あと が ない 。 われわれ||||||

この キャラ 変 で その かさん の ハ ー ト を こじ開けて 見せ ます 。 ||へん|||||||||こじあけて|みせ|

ヨシヒコ 。 頼む ぞ 頼む ぞ 。 |たのむ||たのむ|

ヨシヒコ 。

(3 人 ) ヨシヒコ ー ! じん||

う お ~!

う ~! うわ ~!

ファイブ シックス セブン エイッ !

ワン ツ ー スリ ー フォ ー ファイブ シックス セブン エイッ !

あ ! ヨシヒコ 君 。 ||きみ

見て 。 こんなに メンバ ー が 集まった んだ よ 。 みて|||||あつまった||

応援 よろしく ね 。 おうえん||

うる せ え 。 なんで 俺 が お前 ら の 応援 し なきゃ いけ ねえ んだ よ 。 ||||おれ||おまえ|||おうえん||||||

え …。

制服 が 違う 。 せいふく||ちがう

お前 ら 練習 する の は いい けど 曲 どう すんだ よ ? おまえ||れんしゅう||||||きょく|||

それ は その …。

俺 作詞 作曲 できる よ 。 ホント ? おれ|さくし|さっきょく|||

バイト で ア ー ティスト に 楽曲 提供 して っ から 。 ||||||がっきょく|ていきょう|||

すごい じゃ ん ! 作って ほしい 。 |||つくって|

私 たち ね 名前 を つけて ル ー ジュ って いう グル ー プ に した の 。 わたくし|||なまえ|||||||||||||

ヨシヒコ 君 が 曲 を 作って くれたら 最高だ よ 。 |きみ||きょく||つくって||さいこうだ|

いい よ 作って やる よ 。 ||つくって||

みんな ヨシヒコ 君 が 曲 を 作って くれる って ! ||きみ||きょく||つくって||

じゃあ さ …。

3 回 まわって お手 して フリスビ ー キャッチ 。 かい||おて||||

え ?

俺 の 犬 に なれ っ つって ん の 。 おれ||いぬ||||||

どういう こと ? 今日 の ヨシヒコ なんか 変 。 ||きょう||||へん

やら ねえ なら 曲 の 話 は なし だ 。 |||きょく||はなし|||

なん な んだ よ ヨシヒコ ! ふざけ ん な よ !

その か そんな こと し なくて いい から ね 。

そう だ よ その か 。 いくら 曲 の ため だ から って 。 ||||||きょく|||||

その か …。

拾って こい 。 ひろって|

はい 。

でき ん じゃ ん 。

昼 休み コロッケパン と コ ー ヒ ー 牛乳 買って こい 。 ひる|やすみ|||||||ぎゅうにゅう|かって|

ここ に 集合 な 。 ||しゅうごう|

はい 。

ヨシヒコ 君 ひどい ! ひどい ! |きみ||

どうした の ? その か ちゃん 。

先輩 。 せんぱい

みんな 今度 の アイドルフェスティバル ➡ |こんど||

本当 は 締め切り 過ぎて た んだ け ど …。 ほんとう||しめきり|すぎて||||

金 で 買収 して 出場 できる こと に なった よ ! きむ||ばいしゅう||しゅつじょう|||||

ハハッ ! え ~! 嬉しい ! ||うれしい

先輩 ありがとう ございます ! せんぱい||

その か よかった ね ! よかった ね その か !

いい ぞ ヨシヒコ 。 完全に こっち の ペ ー ス だ 。 |||かんぜんに||||||

まさか ここ で ヒャダ … が 役立つ と は な 。 |||||やくだつ|||

うる せ ぇよ キノコヘッド ! 口出し す んじゃ ねえ 。 ||||くちだし|||

なに !?

お前 ら は ただ 見て りゃ いい 。 おまえ||||みて||

大丈夫 か ? あれ 。 だいじょうぶ||

このまま だ と 鈴蘭 の てっぺん とる な 。 |||すずらん||||

これ は 絶対 出 ない 。 出 ない ? ||ぜったい|だ||だ|

おい !

しっか し まあ よく こんな ツラ で アイドル やる なんて 言った もん だ な 。 ||||||||||いった|||

私 ヨシヒコ 君 の 言いなり に なんか なら ない から ! わたくし||きみ||いいなり|||||

なんだ と !?

じゃあ 首輪 つけ と か なきゃ な 。 |くびわ|||||

これ で ご 主人 様 から 離れ らん ねえ な 。 |||あるじ|さま||はなれ|||

コラッ ! 何 して る ! 授業 始める ぞ 。 |なん|||じゅぎょう|はじめる|

授業 なんか 受けて らん ねえ わ 。 じゅぎょう||うけて|||

屋上 で 麻雀 やってくる わ 。 おくじょう||まーじゃん||

ヨシヒコ !

ねぇ その か ! まさか 黒 勇者 の こと ➡ ||||くろ|ゆうしゃ||

好きに なった んじゃ ない でしょう ね ? すきに|||||

ま ま ま ま … まさか !

その 黒 勇者 だ が ➡ |くろ|ゆうしゃ||

体育 館 で アルフレッド と その 仲間 たち に ➡ たいいく|かん|||||なかま||

袋叩き に さ れて おる ぞ 。 ふくろだたき|||||

えっ !?

(2 人 ) チェックメイト ! じん|

どうした の ヨシヒコ 君 ? |||きみ

余計な こと す ん なって よ 。 アルフレッド が 。 よけいな|||||||

ウソ だ 。 その か ちゃん そんな の ウソ だ !

ひどい で す 先輩 ! |||せんぱい

ヨシヒコ 君 どうして こんな こと …。 |きみ|||

あん ?

好きだ から お前 が 。 すきだ||おまえ|

え …。

(3 人 ) やった ~! じん|

クッソ ー !

どういう こと ?

う ~ む ~ まさか アイツ ➡

普通に その か の こと 好きに なって ➡ ふつうに|||||すきに|

もう 魔 王 なんて どう で も いい と か 言う んじゃ ねえ だろう な 。 |ま|おう||||||||いう||||

( 地響き ) じひびき

ん ? なんだ この 地響き は 。 |||じひびき|

( 地響き ) じひびき

( 咆哮 ) ほうこう

あ ~! ド S の 化け物 に なった よ ! ||||ばけもの|||

すみません 制御 でき ませ ん でした 。 |せいぎょ||||

あ ~ ごめんなさい 。 あの 子 バカ な んです 。 |||こ|||ん です

ピュアバカ な んです 。 予想 を 超える 方向 に 行っちゃ う 子 な んです 。 ||ん です|よそう||こえる|ほうこう||おこなっちゃ||こ||ん です

( メレブ ) あぁ ~ ムチ !

( メレブ ) で 今度 は アメ 。 ||こんど||

そして 壁 ド ー ン ! |かべ|||

ワオ みごとな ツンデレ だ 。

ムチ アメ ド ー ン 。 ムチ アメ ド ー ン …。

ツンデレ って そういう 具体 的な こと じゃ ねえ んだ けど な 。 |||ぐたい|てきな||||||

何 か 暴走 を 止める 方法 は ない の か !? なん||ぼうそう||とどめる|ほうほう||||

なんか こう S 心 を 止める ような 言葉 が あれば いい と 思う んです よ 。 |||こころ||とどめる||ことば|||||おもう|ん です|

S 心 を 止める … あっ なるほど 。 お 任せ あれ 。 |こころ||とどめる||||まかせ|

ムラサキ 。

何 だ よ それ 。 いい から は よ 言え 。 なん||||||||いえ

ヨシヒコ ! 私 の こと 好きに して いい の よ ! |わたくし|||すきに||||

( 咆哮 ) ほうこう

どういう こと ?

さあ 皆さん 行き ましょう 。 うん 記憶 な しか 。 |みなさん|いき|||きおく||

さて とうとう 7 つ の 玉 が 揃った ぞ 。 ||||たま||そろった|

これ で 魔 王 の 大 神殿 に 乗り込む の か 。 ||ま|おう||だい|しんでん||のりこむ||

仏 の 導き を 待ち ましょう 。 ふつ||みちびき||まち|

しかし 仏 って 信じて いい の か ね ? |ふつ||しんじて||||

兄 様 とうとう …。 あに|さま|

私 決め ました 。 わたくし|きめ|

( 呪文 の 音 ) じゅもん||おと