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進撃の巨人, Shingeki no Kyojin (Attack on Titan) Episode 2

Shingeki no Kyojin (Attack on Titan) Episode 2

今 から 百 年 以上 前

人類 に ある 天敵 が 現れ た

彼ら と 人類 の 間 に は

圧倒 的 な 力 の 差 が 存在 し

たちまち 人類 は 絶滅 の 危機 を 迎え た

生き残った 人類 は

マリア ローゼ シーナ の 三 つ の 壁 を 築き

そこ で 百 年 の 平和 を 実現 さ せ た

しかし

か の 時 に 至る まで 我 は 幸なき 全く 欲 深き 魂 なり き

今 は 汝 の 見る ごとく 我 この 為 に ここ に 罰せ ら る

貪り の 為 す ところ の こと は

我ら 悔い し 魂 の 罪 を きわ む る 状 に 現る

そもそも この 山 に これ より 苦き 罰 は なし

いや やめろ 離せ

あぁ 貪り を 汝 我 が 血筋 を 汝 の もと に ひき て

これ に 己 が 肉 を さえ

省み ざら 示し ほど なれ ば

この上 何 を す べき や

貪り を 我が 血筋 を 汝 の もと に . . .

エレン 何 を . . .

もう 少し で 母さん を 助け られ た のに

余計 な こと す ん じゃ ねぇ よ

もう 少し で 母さん を . . .

いい加減 に しろ

エレン

エレン

お前 が 母さん を 助け られ なかった の は

お前 に 力 が なかった から だ

オレ が . . .

オレ が 巨人 に 立ち向かわ なかった の は

オレ に 勇気 が なかった から だ

すまない

あぁ また だ

急げ 内 門 に 行け

停泊 し てる 船 で シガンシナ を 脱出 する ん だ

早く しろ 食い 殺さ れる ぞ

壁 の 要所 要所 に ある シガンシナ の よう に 突出 し た 地区 は

巨人 を 引きつける おとり と なり

警備 の コスト と 兵力 を 抑える 役割 を 果たし て い た

その 役割 通り 巨人 達 の 標的 と なった シガンシナ 区 の 住人 たち は

たっ だ ひと つ の 内 門 から 脱出 する しか なかった

全員 荷物 は 捨てろ 一 人 でも 多く 載せる ん だ

アルミン 座って なさい

でも エレン と 三笠 が まだ

あ 来 た

エレン

今 は やめ て おき なさい

かわいそう に あの 様子 じゃ よっぽど . . .

何 もたもた し て ん だ 早く しろ

砲弾 は どう し た

急げ もう 目の前 だ ぞ

嘘 だ ろ う こんな こと って

神様 神様 . . .

おい 何 する ん だ

もう 満員 だ 出航 する

そんな お 願い 載せ て 子供 だけ でも

すま ねぇ が 無理 だ

出航

載せ て

載せろ

バカ 野郎 どこ 狙って ん だ

し しかし コイツ に 的 を 狙え る 精度 なんか あり ませ ん よ

今 そんな 御 託 は どう で も いい ん だ

早く 次 の 弾 を 込めろ

無理 だ

門 が 閉まる ぞ

撤退 だ 取り残さ れる ぞ

おい

閉める な もう 少し 待て

まだ 中 に 大勢 の 人 が 残って る ん だ ぞ

この 門 を 突破 さ れ たら

街 一 つ が 巨人 に 占拠 さ れ た どころ の 話 じゃ ない

次 の 壁 まで 人類 の 活動 領域 が 後退 する ん だ ぞ

だから って 目の前 の 人間 を 見殺し に する 理由 は ない

早く 閉めろ

巨人 が 来る ぞ

閉門 急げ

よせ

何 だ

アイツ

撃て

効か ない

来る ぞ 退避

巨人 が 来る ぞ 突っ込 ん で くる

早く 門 を

門 が . . .

ウォール ・ マリア 南方 シガンシナ 区 陥落 から 数 時間 後

その 知らせ は 人類 領域 内 の あらゆる 街 に 瞬く間に 広まった

本当 な の か シガンシナ に 巨人 が 侵入 し た と いう の は

信じ られ ん 百 年 持った 壁 が なぜ 今 に なって

信じる も 信じ ない も 現に 船 で 脱出 し て き た 人間 が いる ん だ

報告 じゃ 五 百 人 は 乗って いる らしい

問題 は シガンシナ だけ で 済 ん だ の か どう か

しかし まさか ウォール ・ マリア の 内地 に まで 侵入 さ れる はず は

とにかく 中央 に 連絡 し て 指示 を 仰ぐ

こんな 緊急 事態 は とても 我々 だけ で は 対処 で きん

失礼 し ます

たった 今 早 馬 が

ウォール ・ マリア が 破ら れ 内地 に 巨人 が 侵入 し た と の こと です

終わり だ

終わり だ

また 人類 は 巨人 に 食い 尽くさ れる

終わり ? . . .

もう あの 家 に は 二 度 と 帰れ ない

どうして

最後 まで ロク で も ない 口 喧嘩 しか でき なかった ん だ

もう 母さん は い ない どこ に も い ない

どうして

お前 に 力 が なかった から だ

オレ が 人間 が 弱い から

弱い やつ は 泣く しか ない の か

アイツ ら この世 から

エレン

どう し た の エレン

エレン

駆逐 して やる この世 から

一 匹 残ら ず

エレン

この 年 中央 政府 は

人類 の 活動 領域 を ウォール ・ ローゼ まで 後退 さ せる こと を 決定 し た

この 間 巨人 に 食わ れ た 者 は およそ 1 万 人 も 及 ん だ

エレン カルラ ミカサ

無事 で い て くれ

エレン エレン エレン エレン !

父さん やめ て よ 父さん

何 を しよ う と し てる の

いい から 腕 を 出し なさい

嫌 だ

父さん は 母さん が 死 ん で おかしく なった ん だ

離し て よ 父さん

お前 の ため な ん だ

何 を 言って る の

いい か 鍵 を 忘れる な

いつか 辿 り つ か なけ れ ば なら ない

いつか きっと わかる その 時 まで

エレン 大丈夫 うなされ て た

父さん と 合って た 気 が する

まさか 夢 だ よ

そう かな

行 こ う 食糧 の 配給 が ある って

ここ 食糧 庫 だった って

船 で 来 た 人 は みんな ここ に 集め られ てる

おい ちゃん と 並べ

うる せ ぇ こっち は 昨夜 から 何も 食って ねぇ ん だ

私 達 は まだ 生き残った わけ じゃ ない

エレン ミカサ

アルミン

ほら 間に合った よ

お 爺ちゃん が 子供 の 分 だ から って もら っと い て くれ た ん だ

ありがとう

何 だ アイツ

仕方ない よ

この 配給 多分 人数 分 ない ん だ

それ が 1 日 分 だって

避難 民 が 多 すぎる ん だ

もともと 食糧 不足 だ し

外側 に 住 ん で いる 人 ほど 大事 に さ れ ない の は 知って る でしょ う

何で よそ もん の ため に オレ 達 の 食糧 を

どうせ 巨人 が 壁 を 越え た ん なら

もっと 食って 減らし て くれりゃ よかった ん だ

エレン

これ じゃ 食糧 不足 が ひどく なる 一方 だ ぜ

あ い て ぃ

何 す ん だ この ガキ

知ら ない くせ に

お前 なんか 見 た こと も ない くせ に

巨人 が どう やって 人 を . . .

うる せ ぇ

ごめんなさい

お腹 が 空 い て イライラ し て た から

だから お 殿 の 人 に こんな 失礼 な こと を . . .

ホント ごめんなさい

った く お前 達 が 餓死 し ない で 済む の も オレ 達 の おかげ な ん だ ぞ

子供 だって それ くらい の 感謝 の 気持ち は 持つ もん だ

はい

くそ

誰 が あんな ヤツ ら の 世話 に なる か

戻って やる ウォール ・ マリア に

巨人 なんか 全部 ぶ っ 潰し て

エレン 本気 で 言って る ん じゃ な いよ ね

本気 だ

オレ は 壁 の 中 で 強 がって る だけ の アイツ ら と は 違う

こんな もん 要ら ない

エレン 餓死 に し ちゃ う よ

お前 悔しく ない の か よ

そんな もん 恵 ん で もらって る から 巨人 に 勝て ない ん だ

無理 だ よ 勝て る わけない

僕達 は 壁 の 中 で 生きる しか ない ん だ

無 茶 を すれ ば 死ぬ 僕 の 父さん 母さん み たい に

だから アイツ ら に ペコペコ する の か 恥ずかしく ない の か よ

今 は 今 は しょうがない よ

しょうがない なんて 言訳 だ

だったら いつ まで も そう やって 家畜 み たい に 生きろ 弱虫

ミカサ

アルミン が 弱虫 なら エレン と 私 も 同じ

私 達 は 巨人 から 逃げる の も 街 から 逃げる の も

何一つ 自分 で やって い ない

今日 食べる 物 さえ 助け て もらった

そんな 力 の ない 人間 が あの 巨人 を 一 匹 だって 倒せ る わけない

大切 な の は 生き延びる こと

おばさん が 言って た 通り

ミカサ

食べ て ちゃん と 生き残る の

エレン を 餓死 に なんか させ ない

数 日 後 大量 の 避難 民 達 は 食糧 確保 の ため 荒地 の 開拓 に 回さ れ た

しかし 食糧 難 は 避け られ ず

翌年 の 846 年

中央 政府 は ウォール ・ マリア 奪還 を 名目 に

大量 の 避難 民 を 作戦 に 投入 し た

その 数 25 万 人

人口 の 2 割 に 相当 し た が

生存 者 は 僅か 百 数 十 名

その 犠牲 で

残さ れ た 人々 の 食糧 不足 は 僅か ながら に 改善 さ れ た

全部 巨人 の せい だ

アイツ ら さえ 叩き 潰せ ば

オレ 達 の 居場所 だって 取り戻せ る

アルミン オレ は 来年 訓練 兵 に 志願 する

巨人 と 戦う 力 を つける

僕 も

アルミン

僕 も

私 も 行 こ う

ミカサ お前 は いい ん だ ぞ

生き延びる こと が 大事 って 言って た ろ

そう だ から あなた を 死な せ ない ため に 行く

わかった 3 人 で

只今 より 第 104 期 訓練 兵 団 の 入団 式 を 行う

私 が 運 悪く 貴 様 ら を 監督 する こと に なった キース ・ シャーディス だ

貴 様 ら を 歓迎 する 気 は 毛頭 ない

今 の 貴 様 ら は せいぜい 巨人 の 餌 に なる しか ない ただ の 家畜

家畜 以下 の 存在 だ

そんな くそ の 役 に も 立た ん 貴 様 ら を

我々 が 3 年 かけ て 鍛え あげる

巨人 と 戦う 術 を 叩き込 ん で やる

3 年 後 貴 様 ら が 巨人 の 前 に 立った とき

ただ の 餌 の まま か

あるいは 王 を 守る 名誉 ある 壁 と なる か

または 巨人 を 駆逐 する 栄光 ある 人類 の 兵士 か

貴 様 ら が 決めろ

ああ オレ は なる

巨人 を 一 匹 残ら ず 駆逐 して やる

兵士 失格

巨人 へ の 復讐 を 誓い 訓練 兵 と なった エレン だった が

基礎 訓練 に 失敗 し た 彼 に 突きつけ られ た 現実 は

辛辣 な もの だった


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今 から 百 年 以上 前 いま||ひゃく|とし|いじょう|ぜん Over a hundred years ago

人類 に ある 天敵 が 現れ た じんるい|||てんてき||あらわれ| A natural enemy of humanity has appeared

彼ら と 人類 の 間 に は かれら||じんるい||あいだ|| Between them and humanity

圧倒 的 な 力 の 差 が 存在 し あっとう|てき||ちから||さ||そんざい| There is an overwhelming force difference

たちまち 人類 は 絶滅 の 危機 を 迎え た |じんるい||ぜつめつ||きき||むかえ| Immediately humankind was in danger of extinction

生き残った 人類 は いきのこった|じんるい| Surviving humanity

マリア ローゼ シーナ の 三 つ の 壁 を 築き まりあ||||みっ|||かべ||きずき Maria Rose Sina built the three walls

そこ で 百 年 の 平和 を 実現 さ せ た ||ひゃく|とし||へいわ||じつげん||| I realized a hundred years of peace there

しかし

か の 時 に 至る まで 我 は 幸なき 全く 欲 深き 魂 なり き ||じ||いたる||われ||こう なき|まったく|よく|ふかき|たましい|| Until that time, I'm unhappy

今 は 汝 の 見る ごとく 我 この 為 に ここ に 罰せ ら る いま||なんじ||みる||われ||ため||||ばっせ|| Now as you see, I will be punished here for this reason

貪り の 為 す ところ の こと は むさぼり||ため||||| What does greed do is

我ら 悔い し 魂 の 罪 を きわ む る 状 に 現る われら|くい||たましい||ざい|||||じょう||あらわ る We regret to manifest the sin of the soul

そもそも この 山 に これ より 苦き 罰 は なし ||やま||||にがき|ばち|| There is no bitter punishment for this mountain in the first place

いや やめろ 離せ ||はなせ No, don't let go

あぁ 貪り を 汝 我 が 血筋 を 汝 の もと に ひき て |むさぼり||なんじ|われ||ちすじ||なんじ||||| Ah, the greed is yours, my blood is drawn to you

これ に 己 が 肉 を さえ ||おのれ||にく|| Even if you ’re going to eat meat

省み ざら 示し ほど なれ ば かえりみ||しめし||| If you show it

この上 何 を す べき や このうえ|なん|||| What should I do

貪り を 我が 血筋 を 汝 の もと に . . . むさぼり||わが|ちすじ||なんじ||| Greedy my bloodline to you ...

エレン 何 を . . . |なん| Ellen what ...

もう 少し で 母さん を 助け られ た のに |すこし||かあさん||たすけ||| I was able to help my mother a little more

余計 な こと す ん じゃ ねぇ よ よけい||||||| It ’s not superfluous.

もう 少し で 母さん を . . . |すこし||かあさん|

いい加減 に しろ いいかげん|| That's enough.

エレン

エレン

お前 が 母さん を 助け られ なかった の は おまえ||かあさん||たすけ||||

お前 に 力 が なかった から だ おまえ||ちから||||

オレ が . . . おれ|

オレ が 巨人 に 立ち向かわ なかった の は おれ||きょじん||たちむかわ||| I didn't stand up to the giant

オレ に 勇気 が なかった から だ おれ||ゆうき||||

すまない unpardonable

あぁ また だ

急げ 内 門 に 行け いそげ|うち|もん||いけ

停泊 し てる 船 で シガンシナ を 脱出 する ん だ ていはく|||せん||||だっしゅつ||| Escape Shiganshina on a berthed ship

早く しろ 食い 殺さ れる ぞ はやく||くい|ころさ|| I'll kill you soon

壁 の 要所 要所 に ある シガンシナ の よう に 突出 し た 地区 は かべ||ようしょ|ようしょ|||||||とっしゅつ|||ちく| Prominent areas such as Cigancina in key areas of the wall

巨人 を 引きつける おとり と なり きょじん||ひきつける||| A decoy that attracts giants

警備 の コスト と 兵力 を 抑える 役割 を 果たし て い た けいび||こすと||へいりょく||おさえる|やくわり||はたし||| Played a role in reducing security costs and troop strength

その 役割 通り 巨人 達 の 標的 と なった シガンシナ 区 の 住人 たち は |やくわり|とおり|きょじん|さとる||ひょうてき||||く||じゅうにん|| According to its role, the inhabitants of the Sigansina district, which were the targets of the giants,

たっ だ ひと つ の 内 門 から 脱出 する しか なかった |||||うち|もん||だっしゅつ||| I had no choice but to escape from one inner gate

全員 荷物 は 捨てろ 一 人 でも 多く 載せる ん だ ぜんいん|にもつ||すてろ|ひと|じん||おおく|のせる|| Throw away all your luggage and put as many as you can

アルミン 座って なさい |すわって|

でも エレン と 三笠 が まだ |||みかさ|| But Ellen and Mikasa are still

あ 来 た |らい|

エレン

今 は やめ て おき なさい いま||||| Stop now

かわいそう に あの 様子 じゃ よっぽど . . . |||ようす|| I’m sorry, but that’s how it looks.. ..

何 もたもた し て ん だ 早く しろ なん||||||はやく| It’s nothing but fast

砲弾 は どう し た ほうだん|||| What happened to the shell

急げ もう 目の前 だ ぞ いそげ||めのまえ|| Hurry up, right in front of you

嘘 だ ろ う こんな こと って うそ|||||| This can't be true. This can't be true.

神様 神様 . . . かみさま|かみさま God, God, God . . .

おい 何 する ん だ |なん||| What are you doing

もう 満員 だ 出航 する |まんいん||しゅっこう| It's already full

そんな お 願い 載せ て 子供 だけ でも ||ねがい|のせ||こども|| With such a wish, even just a child

すま ねぇ が 無理 だ |||むり|

出航 しゅっこう departure

載せ て のせ| Put

載せろ のせろ Put it on.

バカ 野郎 どこ 狙って ん だ ばか|やろう||ねらって|| Idiot! Where do you think you're going?

し しかし コイツ に 的 を 狙え る 精度 なんか あり ませ ん よ ||||てき||ねらえ||せいど||||| However, there is no precision that can aim at this guy.

今 そんな 御 託 は どう で も いい ん だ いま||ご|たく||||||| I don't care about that kind of entrustment now

早く 次 の 弾 を 込めろ はやく|つぎ||たま||こめろ

無理 だ むり|

門 が 閉まる ぞ もん||しまる| The gates are closing.

撤退 だ 取り残さ れる ぞ てったい||とりのこさ|| It's withdrawal, you'll be left behind

おい

閉める な もう 少し 待て しめる|||すこし|まて Don't close the door. Wait a little longer.

まだ 中 に 大勢 の 人 が 残って る ん だ ぞ |なか||おおぜい||じん||のこって|||| There are still a lot of people left inside.

この 門 を 突破 さ れ たら |もん||とっぱ||| If you break through this gate

街 一 つ が 巨人 に 占拠 さ れ た どころ の 話 じゃ ない がい|ひと|||きょじん||せんきょ||||||はなし|| It's not a story where one town was occupied by a giant

次 の 壁 まで 人類 の 活動 領域 が 後退 する ん だ ぞ つぎ||かべ||じんるい||かつどう|りょういき||こうたい|||| The area of human activity will retreat to the next wall.

だから って 目の前 の 人間 を 見殺し に する 理由 は ない ||めのまえ||にんげん||みごろし|||りゆう|| That’s why there is no reason to kill the human being in front of you. Portanto, não há razão para matar a pessoa na sua frente

早く 閉めろ はやく|しめろ

巨人 が 来る ぞ きょじん||くる|

閉門 急げ へいもん|いそげ Hurry to close the gate

よせ Yose

何 だ なん|

アイツ

撃て うて

効か ない きか|

来る ぞ 退避 くる||たいひ I'll come to evacuate

巨人 が 来る ぞ 突っ込 ん で くる きょじん||くる||つっこ||| The Titans are coming. They're going to ram us.

早く 門 を はやく|もん|

門 が . . . もん|

ウォール ・ マリア 南方 シガンシナ 区 陥落 から 数 時間 後 |まりあ|なんぽう||く|かんらく||すう|じかん|あと A few hours after the fall of Wall Maria, Sigansina District

その 知らせ は 人類 領域 内 の あらゆる 街 に 瞬く間に 広まった |しらせ||じんるい|りょういき|うち|||がい||またたくまに|ひろまった The news quickly spread to every city within the human race

本当 な の か シガンシナ に 巨人 が 侵入 し た と いう の は ほんとう||||||きょじん||しんにゅう|||||| Is it true that the giant invaded Shiganshina?

信じ られ ん 百 年 持った 壁 が なぜ 今 に なって しんじ|||ひゃく|とし|もった|かべ|||いま|| Why is the wall that has been incredible for 100 years now?

信じる も 信じ ない も 現に 船 で 脱出 し て き た 人間 が いる ん だ しんじる||しんじ|||げんに|せん||だっしゅつ|||||にんげん|||| Believe it or not, there are people who have actually escaped by ship.

報告 じゃ 五 百 人 は 乗って いる らしい ほうこく||いつ|ひゃく|じん||のって|| Report Then it seems that 500 people are on board

問題 は シガンシナ だけ で 済 ん だ の か どう か もんだい|||||す|||||| Is the problem only with Shiganshina?

しかし まさか ウォール ・ マリア の 内地 に まで 侵入 さ れる はず は |||まりあ||ないち|||しんにゅう|||| However, it should not be possible to invade the inland of Wall Maria.

とにかく 中央 に 連絡 し て 指示 を 仰ぐ |ちゅうおう||れんらく|||しじ||あおぐ Anyway, contact the center for instructions

こんな 緊急 事態 は とても 我々 だけ で は 対処 で きん |きんきゅう|じたい|||われわれ||||たいしょ|| We cannot deal with such an emergency very much.

失礼 し ます しつれい|| Excuse me.

たった 今 早 馬 が |いま|はや|うま| Just now

ウォール ・ マリア が 破ら れ 内地 に 巨人 が 侵入 し た と の こと です |まりあ||やぶら||ないち||きょじん||しんにゅう|||||| Wall Maria has been breached and the Titans have invaded the interior.

終わり だ おわり| The End.

終わり だ おわり|

また 人類 は 巨人 に 食い 尽くさ れる |じんるい||きょじん||くい|つくさ| Also, humanity is eaten up by giants.

終わり ? . . . おわり

もう あの 家 に は 二 度 と 帰れ ない ||いえ|||ふた|たび||かえれ| I can never go back to that house

どうして

最後 まで ロク で も ない 口 喧嘩 しか でき なかった ん だ さいご||||||くち|けんか||||| Until the end, I could only have a quarrel that wasn't even Roku.

もう 母さん は い ない どこ に も い ない |かあさん|||||||| I don't have a mother anymore

どうして why?

お前 に 力 が なかった から だ おまえ||ちから|||| Because you didn't have the strength.

オレ が 人間 が 弱い から おれ||にんげん||よわい| Because I'm a weak human being.

弱い やつ は 泣く しか ない の か よわい|||なく|||| The weak ones have no choice but to cry.

アイツ ら この世 から ||このよ| From this world

エレン

どう し た の エレン

エレン

駆逐 して やる この世 から くちく|||このよ| I will exterminate you from this world.

一 匹 残ら ず ひと|ひき|のこら| every last one of them

エレン

この 年 中央 政府 は |とし|ちゅうおう|せいふ| This year the central government

人類 の 活動 領域 を ウォール ・ ローゼ まで 後退 さ せる こと を 決定 し た じんるい||かつどう|りょういき|||||こうたい|||||けってい|| Decided to retreat human activity area to Wall Rose Decidiu recuar da área de atividade humana para Wall Rose

この 間 巨人 に 食わ れ た 者 は およそ 1 万 人 も 及 ん だ |あいだ|きょじん||くわ|||もの|||よろず|じん||およ|| During this period, approximately 10,000 people were devoured by the Titans.

エレン カルラ ミカサ

無事 で い て くれ ぶじ|||| Please be safe

エレン エレン エレン エレン !

父さん やめ て よ 父さん とうさん||||とうさん

何 を しよ う と し てる の なん||||||| What are you trying to do

いい から 腕 を 出し なさい ||うで||だし| Just give me your arm.

嫌 だ いや|

父さん は 母さん が 死 ん で おかしく なった ん だ とうさん||かあさん||し|||||| Dad went crazy when Mom died.

離し て よ 父さん はなし|||とうさん Get off me, Dad.

お前 の ため な ん だ おまえ||||| It's for your own good.

何 を 言って る の なん||いって||

いい か 鍵 を 忘れる な ||かぎ||わすれる| Remember, don't forget your keys.

いつか 辿 り つ か なけ れ ば なら ない |てん|||||||| I have to go someday

いつか きっと わかる その 時 まで ||||じ| Until someday I'll be sure

エレン 大丈夫 うなされ て た |だいじょうぶ||| Ellen was okay

父さん と 合って た 気 が する とうさん||あって||き|| I feel like I was with my dad

まさか 夢 だ よ |ゆめ||

そう かな I do not think so

行 こ う 食糧 の 配給 が ある って ぎょう|||しょくりょう||はいきゅう||| There is a food ration

ここ 食糧 庫 だった って |しょくりょう|こ|| It ’s a food store here

船 で 来 た 人 は みんな ここ に 集め られ てる せん||らい||じん|||||あつめ|| All the people who came by ship are gathered here

おい ちゃん と 並べ |||ならべ Side by side with Oi-chan

うる せ ぇ こっち は 昨夜 から 何も 食って ねぇ ん だ |||||さくや||なにも|くって||| Shut up! We haven't had anything to eat since last night.

私 達 は まだ 生き残った わけ じゃ ない わたくし|さとる|||いきのこった||| We haven't survived.

エレン ミカサ

アルミン

ほら 間に合った よ |まにあった| There you go. Just in time.

お 爺ちゃん が 子供 の 分 だ から って もら っと い て くれ た ん だ |じいちゃん||こども||ぶん||||||||||| My grandfather told me that he was a child.

ありがとう

何 だ アイツ なん||

仕方ない よ しかたない| I can't help it

この 配給 多分 人数 分 ない ん だ |はいきゅう|たぶん|にんずう|ぶん||| This ration is probably not for the number of people

それ が 1 日 分 だって ||ひ|ぶん| That's one day's worth

避難 民 が 多 すぎる ん だ ひなん|たみ||おお|||

もともと 食糧 不足 だ し |しょくりょう|ふそく||

外側 に 住 ん で いる 人 ほど 大事 に さ れ ない の は 知って る でしょ う そとがわ||じゅう||||じん||だいじ|||||||しって||| You know that it's not as important as the people who live on the outside. Você sabe que não é tão importante quanto as pessoas que vivem do lado de fora.

何で よそ もん の ため に オレ 達 の 食糧 を なんで||||||おれ|さとる||しょくりょう| Why do we have our food for the sake of something else?

どうせ 巨人 が 壁 を 越え た ん なら |きょじん||かべ||こえ||| If the giant crossed the wall anyway

もっと 食って 減らし て くれりゃ よかった ん だ |くって|へらし||||| I wish I had eaten more and reduced it

エレン

これ じゃ 食糧 不足 が ひどく なる 一方 だ ぜ ||しょくりょう|ふそく||||いっぽう|| This will only make the food shortage worse

あ い て ぃ

何 す ん だ この ガキ なん|||||がき What's this kid

知ら ない くせ に しら||| Even though I don't know Embora eu não saiba

お前 なんか 見 た こと も ない くせ に おまえ||み|||||| Even though I've never seen you

巨人 が どう やって 人 を . . . きょじん||||じん| How do giants kill people? . .

うる せ ぇ shut up

ごめんなさい

お腹 が 空 い て イライラ し て た から おなか||から|||いらいら|||| I was hungry and frustrated

だから お 殿 の 人 に こんな 失礼 な こと を . . . ||しんがり||じん|||しつれい||| So I would like to say this rude thing to the people of the palace ...

ホント ごめんなさい ほんと|

った く お前 達 が 餓死 し ない で 済む の も オレ 達 の おかげ な ん だ ぞ ||おまえ|さとる||がし||||すむ|||おれ|さとる|||||| It's thanks to us that you don't have to starve to death.

子供 だって それ くらい の 感謝 の 気持ち は 持つ もん だ こども|||||かんしゃ||きもち||もつ|| Even children have that much gratitude.

はい

くそ

誰 が あんな ヤツ ら の 世話 に なる か だれ|||やつ|||せわ||| Who will take care of those guys

戻って やる ウォール ・ マリア に もどって|||まりあ| I'll go back to Wall Maria

巨人 なんか 全部 ぶ っ 潰し て きょじん||ぜんぶ|||つぶし| Crush the Titans and everything else.

エレン 本気 で 言って る ん じゃ な いよ ね |ほんき||いって|||||| Ellen You're not really saying that, right?

本気 だ ほんき| I'm serious.

オレ は 壁 の 中 で 強 がって る だけ の アイツ ら と は 違う おれ||かべ||なか||つよ|||||||||ちがう I'm different from those guys who are only strong in the wall

こんな もん 要ら ない ||いら| I don't need these things.

エレン 餓死 に し ちゃ う よ |がし||||| Ellen, we're going to starve to death.

お前 悔しく ない の か よ おまえ|くやしく|||| Don't you ever get frustrated? Você não se lamenta?

そんな もん 恵 ん で もらって る から 巨人 に 勝て ない ん だ ||けい||||||きょじん||かて||| I can't beat the giant because I get such a gift

無理 だ よ 勝て る わけない むり|||かて|| It's impossible. There's no way we can win.

僕達 は 壁 の 中 で 生きる しか ない ん だ ぼくたち||かべ||なか||いきる||||

無 茶 を すれ ば 死ぬ 僕 の 父さん 母さん み たい に む|ちゃ||||しぬ|ぼく||とうさん|かあさん||| I'll die if I rub my tea

だから アイツ ら に ペコペコ する の か 恥ずかしく ない の か よ ||||||||はずかしく|||| So isn't it embarrassing or flirting with them?

今 は 今 は しょうがない よ いま||いま||| Now is now.

しょうがない なんて 言訳 だ ||いいわけ|

だったら いつ まで も そう やって 家畜 み たい に 生きろ 弱虫 ||||||かちく||||いきろ|よわむし If so, do it forever, live for livestock, sissy

ミカサ

アルミン が 弱虫 なら エレン と 私 も 同じ ||よわむし||||わたくし||おなじ If Armin's a pussy, then Eren and I are too.

私 達 は 巨人 から 逃げる の も 街 から 逃げる の も わたくし|さとる||きょじん||にげる|||がい||にげる|| We flee from the giants and from the city

何一つ 自分 で やって い ない なにひとつ|じぶん|||| I'm not doing anything myself

今日 食べる 物 さえ 助け て もらった きょう|たべる|ぶつ||たすけ|| They even helped me get something to eat today.

そんな 力 の ない 人間 が あの 巨人 を 一 匹 だって 倒せ る わけない |ちから|||にんげん|||きょじん||ひと|ひき||たおせ|| There's no way a human without such power can defeat even one of those Titans.

大切 な の は 生き延びる こと たいせつ||||いきのびる|

おばさん が 言って た 通り ||いって||とおり As the aunt said

ミカサ

食べ て ちゃん と 生き残る の たべ||||いきのこる| Eat and survive properly

エレン を 餓死 に なんか させ ない ||がし|||さ せ| I won't let Ellen starve to death.

数 日 後 大量 の 避難 民 達 は 食糧 確保 の ため 荒地 の 開拓 に 回さ れ た すう|ひ|あと|たいりょう||ひなん|たみ|さとる||しょくりょう|かくほ|||あれち||かいたく||まわさ|| A few days later, a large number of displaced people were devoted to clearing the wastelands to secure food.

しかし 食糧 難 は 避け られ ず |しょくりょう|なん||さけ|| But food shortages were inevitable.

翌年 の 846 年 よくねん||とし

中央 政府 は ウォール ・ マリア 奪還 を 名目 に ちゅうおう|せいふ|||まりあ|だっかん||めいもく| Central government names the recapture of Wall Maria

大量 の 避難 民 を 作戦 に 投入 し た たいりょう||ひなん|たみ||さくせん||とうにゅう|| Injecting a large number of displaced people into the operation

その 数 25 万 人 |すう|よろず|じん The number 250,000

人口 の 2 割 に 相当 し た が じんこう||わり||そうとう||| Equivalent to 20% of the population

生存 者 は 僅か 百 数 十 名 せいぞん|もの||わずか|ひゃく|すう|じゅう|な Only a few hundred survivors.

その 犠牲 で |ぎせい|

残さ れ た 人々 の 食糧 不足 は 僅か ながら に 改善 さ れ た のこさ|||ひとびと||しょくりょう|ふそく||わずか|||かいぜん||| The food shortages of the remaining people have improved slightly.

全部 巨人 の せい だ ぜんぶ|きょじん||| All due to the giants

アイツ ら さえ 叩き 潰せ ば |||たたき|つぶせ| If you smash even those guys

オレ 達 の 居場所 だって 取り戻せ る おれ|さとる||いばしょ||とりもどせ|

アルミン オレ は 来年 訓練 兵 に 志願 する |おれ||らいねん|くんれん|つわもの||しがん| Armin Arlert volunteers for training next year

巨人 と 戦う 力 を つける きょじん||たたかう|ちから|| Gain the power to fight giants

僕 も ぼく|

アルミン

僕 も ぼく| Me too

私 も 行 こ う わたくし||ぎょう|| I will go too

ミカサ お前 は いい ん だ ぞ |おまえ|||||

生き延びる こと が 大事 って 言って た ろ いきのびる|||だいじ||いって||

そう だ から あなた を 死な せ ない ため に 行く |||||しな|||||いく

わかった 3 人 で |じん|

只今 より 第 104 期 訓練 兵 団 の 入団 式 を 行う ただいま||だい|き|くんれん|つわもの|だん||にゅうだん|しき||おこなう From now on, the inauguration ceremony of the 104th training corps is held.

私 が 運 悪く 貴 様 ら を 監督 する こと に なった キース ・ シャーディス だ わたくし||うん|わるく|とうと|さま|||かんとく||||||| Keith Shardis, I'm unlucky to oversee you

貴 様 ら を 歓迎 する 気 は 毛頭 ない とうと|さま|||かんげい||き||もうとう| I have no desire to welcome you

今 の 貴 様 ら は せいぜい 巨人 の 餌 に なる しか ない ただ の 家畜 いま||とうと|さま||||きょじん||えさ|||||||かちく

家畜 以下 の 存在 だ かちく|いか||そんざい|

そんな くそ の 役 に も 立た ん 貴 様 ら を |||やく|||たた||とうと|さま|| I hope you guys are also useful for such a shit

我々 が 3 年 かけ て 鍛え あげる われわれ||とし|||きたえ|

巨人 と 戦う 術 を 叩き込 ん で やる きょじん||たたかう|じゅつ||たたきこ|||

3 年 後 貴 様 ら が 巨人 の 前 に 立った とき とし|あと|とうと|さま|||きょじん||ぜん||たった|

ただ の 餌 の まま か ||えさ|||

あるいは 王 を 守る 名誉 ある 壁 と なる か |おう||まもる|めいよ||かべ||| Or will it be an honorable wall to protect the king?

または 巨人 を 駆逐 する 栄光 ある 人類 の 兵士 か |きょじん||くちく||えいこう||じんるい||へいし| Or a soldier of glorious humanity who destroys the giant?

貴 様 ら が 決めろ とうと|さま|||きめろ You decide

ああ オレ は なる |おれ||

巨人 を 一 匹 残ら ず 駆逐 して やる きょじん||ひと|ひき|のこら||くちく||

兵士 失格 へいし|しっかく

巨人 へ の 復讐 を 誓い 訓練 兵 と なった エレン だった が きょじん|||ふくしゅう||ちかい|くんれん|つわもの|||||

基礎 訓練 に 失敗 し た 彼 に 突きつけ られ た 現実 は きそ|くんれん||しっぱい|||かれ||つきつけ|||げんじつ| The reality posed to him who failed basic training is

辛辣 な もの だった しんらつ||| It was harsh