No Game No Life Episode 3 no|game|no|life|episode No Game No Life Episode 3

さて この 者 クラ ミー ・ ツェル が ||もの|くら|||

選定 の 戦い を 最後 まで 勝ち抜 い た わけ で ある が せんてい||たたかい||さいご||かちぬ|||||| You have won the battle of selection to the end,

彼女 に 挑む 者 は もう おら ぬ か ? かのじょ||いどむ|もの|||||

ちょっと 空 本気 です の ? |から|ほんき|| Are you serious about the sky?

戴冠 式 に 乗り込む なんて たいかん|しき||のりこむ| To get into the coronation

せっかく 生まれ 直し た 世界 |うまれ|なおし||せかい A reborn world

いきなり 住む 場所 なくなっちゃ 困る し な |すむ|ばしょ||こまる|| Don't worry if you suddenly run out of places to live

でも

さ ぁ て ちょいと 王様 に なって 領土 取り戻し て くる か ! ||||おうさま|||りょうど|とりもどし||| Come on, become a little king and regain your territory!

では 前 国王 の 遺言 に 従い クラ ミー ・ ツェル を |ぜん|こくおう||ゆいごん||したがい|くら||| Now, according to the will of the former king, Cramie Zell

エル キア 新 国王 と して 戴冠 さ せる ||しん|こくおう|||たいかん|| Crowned as the new King of Elquia

異議 の ある 者 は 申し立てよ さもなくば 沈黙 を いぎ|||もの||もうしたてよ||ちんもく|

異議 あり ! いぎ| Objection !

ぬ お ?

異議 あり ! ありあり で ー す ! いぎ||||-|

そ … それ は つまり 彼女 に 挑む と いう こと です かな ? ||||かのじょ||いどむ||||| Well ... that means challenging her, right?

ああ

自分 が 負け た から と いって じぶん||まけ|||| Just because I lost

今度 は 使用人 を 送り込 ん で くる なんて こんど||しよう にん||おくりこ|||| This time I'm sending a servant

ここ は 子連れ で 遊び に 来 て いい 場所 じゃ な いわ よ ||こづれ||あそび||らい|||ばしょ|||| This is not a good place to come and play with your children.

ステファニー ・ ドーラ

ペテン 師 に 王座 を 明け渡し て いい 場所 で も ない っ しょ |し||おうざ||あけわたし|||ばしょ|||||

特に 他国 の 力 を 借り てる やつ に とくに|たこく||ちから||かり|||

白い たか ? 1 人 しろい||じん

ほか に 耳 を 隠し てる やつ は ? い ない ||みみ||かくし|||||

あの 板 切れ たしか 前 に も … |いた|きれ||ぜん||

どういう 意味 かしら |いみ|

分か ん ない の ? いい か ? 例えば わか||||||たとえば

エルフ と 結託 し て 魔法 で 優勝 し た やつ を 王 に し たら ||けったく|||まほう||ゆうしょう|||||おう|||

この 国 は 終わり だ ろ ? |くに||おわり||

エルフ と ?

ど 。 。 どういう こと です かな ?

つまり 私 が イカサマ し てる と でも 言い たい の ? |わたくし|||||||いい||

イヤ だ なあ " 例えば ” って 聞こえ なかった ? いや|||たとえば||きこえ|

それとも 心当たり でも ? |こころあたり|

いい わ 異議 が ある なら ||いぎ|||

希望 どおり 勝負 で はっきり さ せ て あげる きぼう||しょうぶ||||||

はい そうして もらえ る と 助かり ます |||||たすかり|

し … しかし

でも ポーカー 勝負 なら そこ の 協力 者 ||しょうぶ||||きょうりょく|もの

追い出し た ほう が いい よ おいだし|||||

し 。 。 失礼 致し ます わ |しつれい|いたし||

こ … こいつ エルフ ?

。 。 。 てこ と は まさか あいつ !

あれ ?

クール ビューティー 気取り の ペテン 師 さん ||きどり|||し|

お 友達 助け ない の ? |ともだち|たすけ||

なるほど 適当 な エルフ と 結託 し て |てきとう||||けったく||

私 を イマ 二 ティ の 敵 に 仕立て上げよ う って わけ ね わたくし||いま|ふた|||てき||したてあげよ||||

へえ 悪く ない 言い訳 を 思いつく ね |わるく||いいわけ||おもいつく|

とっとと 出 て いったら ? エルフ の 協力 者 さん |だ|||||きょうりょく|もの|

あっ おお ? 何 だ よ ||なん||

さあ これ で 準備 が でき た よう ね |||じゅんび|||||

ああ

盟約 に 従って ゲーム は 私 が 決め させ て もらう わ よ めいやく||したがって|げーむ||わたくし||きめ|さ せ||||

イカサマ など 介入 する 余地 の ない ゲーム に ||かいにゅう||よち|||げーむ|

" 盟約 その 五 ” めいやく||いつ

“ ゲーム 内容 は 挑ま れ た ほう が 決定 権 を 有 する ” か げーむ|ないよう||いどま|||||けってい|けん||ゆう||

まあ どうして ここ で ポーカー を 辞退 し た の か ||||||じたい||||

あえて 追及 し ない で あげる 俺 って ば 優しい |ついきゅう|||||おれ|||やさしい

うーん お宅 写り 悪い ね |おたく|うつり|わるい|

もう ちょ い 笑った ほう が カワイイ よ |||わらった||||

勝負 は 場所 を 変え ま しょ う 準備 が でき たら 呼び に 行く わ しょうぶ||ばしょ||かえ||||じゅんび||||よび||いく|

じゃ じゃあ

私 たち は 魔法 を 使わ れ て い た ん です の ? わたくし|||まほう||つかわ|||||||

お ま 声 デケ えよ ||こえ||

ああ 酒場 で 見 た とき に 俺 も 白 も 気付 い た |さかば||み||||おれ||しろ||きづ||

白 が 気付 い た 細かい な 妹 よ しろ||きづ|||こまかい||いもうと|

ハッ ! さては その 秘密 道具 魔法 を 検出 できる ん です の ね ? |||ひみつ|どうぐ|まほう||けんしゅつ|||||

あの エルフ いったい どんな 魔法 を ? ||||まほう|

さあ さっぱり だ

は あ ?

魔法 って すげ え な まほう||||

伏せ 札 書き換え とか だったら 証明 の しよう も ない ふせ|さつ|かきかえ|と か||しょうめい||||

やれ ば 必 敗 万 に 一 つ の 勝ち目 も ねえ ||ひつ|はい|よろず||ひと|||かちめ||

あ 。 。

だから それ を 避け た え ? |||さけ||

いい か ? できる だけ 簡単 に 説明 する ぞ ||||かんたん||せつめい||

まず この 総当たり の 国王 選定 戦 これ が 欠陥 だらけ だ ||そうあたり||こくおう|せんてい|いくさ|||けっかん||

他国 が イマ 二 ティ の 誰 か を 王 に して やる と 抱き込め ば たこく||いま|ふた|||だれ|||おう|||||だきこめ|

勝負 に 介入 する こと が 可能 しょうぶ||かいにゅう||||かのう

しかも 相手 は 魔法 を 感知 でき ない イマニティ |あいて||まほう||かんち|||

勝つ の も たやすい これ で 傀儡 王 の 誕生 かつ||||||かいらい|おう||たんじょう

あと は 国 を 好き に できる 誰 でも 思いつく 簡単 な 方法 だ ||くに||すき|||だれ||おもいつく|かんたん||ほうほう|

故に 他 種族 は こう 考える だ ろ う ゆえに|た|しゅぞく|||かんがえる|||

やはり 来 た の です よ |らい||||

心配 し ない で しんぱい|||

私 と 同じ ように ほか の 種族 の 力 を 借り て いる イマ 二 ティ が 現れ た だけ わたくし||おなじ|よう に|||しゅぞく||ちから||かり|||いま|ふた|||あらわれ||

想定 の 範囲 内 でしょ そうてい||はんい|うち|

クラ ミー 私 が い なく て も 大丈夫 な の です か ? くら||わたくし||||||だいじょうぶ||||

問題 ない わ もんだい||

つまり クラ ミー は 私 たち の バック に |くら|||わたくし|||ばっく|

ほか の 種族 が いる と 勝手 に 思い込 ん で いる ? ||しゅぞく||||かって||おもいこ|||

ああ あいつ の 頭 の 中 に ある の は |||あたま||なか||||

エル キア を 舞台 と し た 国家 戦 外交 戦 だ |||ぶたい||||こっか|いくさ|がいこう|いくさ|

と なれ ば クラ ミー は 今 まで の よう に 魔法 に 頼る こと が でき ない |||くら|||いま|||||まほう||たよる||||

ピコーン ! つまり イカサマ なし の 対等 の 勝負 に |||||たいとう||しょうぶ|

持ち 込める と いう こと です の ね もち|こめる||||||

どこ まで 頭 お花畑 な ん だ よ ||あたま|おはなばたけ||||

な っ なんで なじら れる ん です の ?

他国 の 介入 は あいつ ら の 想定 内 な ん だ よ たこく||かいにゅう|||||そうてい|うち||||

今度 は バレ ない 魔法 か 何 か 仕込 ん で くる に 決まって る だ ろ こんど||||まほう||なん||しこ|||||きまって|||

それ じゃ よけい 事態 は 悪化 し てる ん じゃ ? |||じたい||あっか||||

用意 さ れる の は 少なくとも 表面 上 は 対等 に 見える ゲーム だ ようい|||||すくなくとも|ひょうめん|うえ||たいとう||みえる|げーむ|

記憶 改ざん と か 視覚 閲覧 み たい な きおく|かいざん|||しかく|えつらん|||

俺 ら に 直接 干渉 する 魔法 は 避ける はず おれ|||ちょくせつ|かんしょう||まほう||さける|

つまり 原理 的 に 勝て ない ゲーム じゃ ない |げんり|てき||かて||げーむ||

だったら 何 だって いう ん です の ? |なん|||||

原理 的 に 勝て ない ゲーム で さえ なければ げんり|てき||かて||げーむ|||

に “ 敗北 ” の 二 文字 は ない |はいぼく||ふた|もじ||

… てこ と だ ほえ ?

正直 に 言う わ しょうじき||いう|

私 が エルフ の 力 を 借り て いる の は イマ 二 ティ の 生存 圏 の 確保 の ため わたくし||||ちから||かり|||||いま|ふた|||せいぞん|けん||かくほ||

必要 最低 限 の 領土 を 得 たら エルフ と は 縁 を 切る つもり よ ひつよう|さいてい|げん||りょうど||とく|||||えん||きる||

う ー わ う ー わ |-|||-|

妹 よ わざわざ 口 に 出さ なく て いい いもうと|||くち||ださ|||

他国 の 間 者 かも しれ ない やつ に そんな こと バラ し ちゃ って たこく||あいだ|もの||||||||ばら|||

バカ な の ? 死ぬ の ? ばか|||しぬ|

よく 考え て ! イマ 二 ティ が 生き残る に は |かんがえ||いま|ふた|||いきのこる||

大国 の 庇護 下 で 生存 権 利 を 手 に 入れ たいこく||ひご|した||せいぞん|けん|り||て||いれ

その後 は あらゆる 勝負 を 放棄 し て 一切 を 閉ざす これ しか ない の そのご|||しょうぶ||ほうき|||いっさい||とざす||||

ステファニー ・ ドーラ あなた も 分かって いる でしょ う ? ||||わかって|||

それ は …

それ に 世界 最大 国 エルヴン ・\ N ガルド の エルフ が 有 する 魔法 は ||せかい|さいだい|くに||n|||||ゆう||まほう|

どの 種族 に も 破れ やしない 私 に 勝つ の は 不可能 よ |しゅぞく|||やぶれ||わたくし||かつ|||ふかのう|

だから 勝負 を 降り て ほしい |しょうぶ||ふり||

決して エルフ の けっして||

傀儡 に なんか させ ない と 誓う わ かいらい|||さ せ|||ちかう|

空 。 。 から

ふう む なるほど

大国 の 庇護 下 で 生存 を 得る たいこく||ひご|した||せいぞん||える

悪く ない 計略 だ わるく||けいりゃく|

でしょ ? なら 勝負 を 降り て ||しょうぶ||ふり|

だが 断る ! |ことわる

この 「 空白 」 が 最も 好き な こと の 1 つ は |くうはく||もっとも|すき|||||

自分 が 絶対 的 優位 に ある と 思って る やつ に じぶん||ぜったい|てき|ゆうい||||おもって|||

“ ノー ” と 断って やる こと だ ! のー||たって|||

一 度 は 言って み たい セリフ 第 4 位 リアル に 言え た な ひと|たび||いって|||せりふ|だい|くらい|りある||いえ||

に ぃ チョー グッジョブ

どうやら 時間 の ムダ だった よう ね |じかん||むだ|||

ご 希望 どおり 力 で ねじ伏せ て あげる |きぼう||ちから||ねじふせ||

ここ で ね

どうして です の ? 何 が ? |||なん|

さっき の 話 です わ ||はなし||

あの 人 の 言う こと 一理 ある と 思い まし た けど |じん||いう||いちり|||おもい|||

あの さ そろそろ 他人 を 疑う こと を 覚え て も いい ん じゃ ない か ? |||たにん||うたがう|||おぼえ|||||||

えっ ？ 一 つ |ひと|

あいつ の 言葉 が 事実 で ある 根拠 が どこ に ある ? ||ことば||じじつ|||こんきょ||||

二 つ 必ず 勝つ 手 が ある なら なぜ こっち に 勝負 を 降りる よう に 言う ? ふた||かならず|かつ|て|||||||しょうぶ||おりる|||いう

三 つ すべて 事実 だ と して 他国 の 間 者 かも しれ ない 俺 に みっ|||じじつ||||たこく||あいだ|もの||||おれ|

そんな 情報 流す バカ に 国 は 任せ て おけ ない |じょうほう|ながす|ばか||くに||まかせ|||

四 つ よっ|

話 に 乗って こっち の 手の内 を 探ら れ たら おしまい です はなし||のって|||てのうち||さぐら||||

オーケー ? おーけー

そこ まで 考え た うえ で の セリフ だった ん です の ね ? ||かんがえ|||||せりふ|||||

ハアー まあ それ だけ じゃ ない けど な

あいつ も お前 も 人類 ナメ すぎ ||おまえ||じんるい||

チェス ?

そう よ でも これ は ただ の チェス じゃ ない

駒 が 意思 を 持って いる チェス よ 命じ れ ば 駒 は 動く こま||いし||もって||||めいじ|||こま||うごく

ただ 命じ れ ば 命じ た まま に |めいじ|||めいじ|||

フフッ

そう 来 た か 白 どう する ? |らい|||しろ||

チェス なんて ただ の マル バツ ゲーム |||||ばつ|げーむ

なあ これ 途中 で 交代 し て も いい よ な ? ||とちゅう||こうたい||||||

に ぃ

悪い が こっち は 2 人 で 1 人 の プレーヤー な ん だ わ わるい||||じん||じん||ぷれーやー||||

それ に そっち が 一方的 に 熟知 し て いる ゲーム の よう です し ||||いっぽうてき||じゅくち||||げーむ||||

フフッ バレ る はず ない わ

どうぞ ご 自由に ||じゆうに

に ぃ 白 が 負ける と ? ||しろ||まける|

白 熱く なり 過ぎ しろ|あつく||すぎ

チェス で お前 が 負ける なんて 万 に 一 つ も ない ||おまえ||まける||よろず||ひと|||

ただ これ は 普通 の チェス じゃ ない |||ふつう||||

忘れる な 俺 ら は 2 人 で 1 人 わすれる||おれ|||じん||じん

2 人 で 「 空白 」 だ ろ ? じん||くうはく||

ごめんなさい 気 を つける |き||

よし

話 は 終わった ? 先手 は そちら で 結構 はなし||おわった|せんて||||けっこう

では これ より 勝負 を 始める |||しょうぶ||はじめる

クラ ミー くら|

d 2 d 4 へ

チェス は 原理 的 に 互い が 最善 手 を 打ち 続け れ ば ||げんり|てき||たがい||さいぜん|て||うち|つづけ||

先手 が 勝つ 確率 の 高い 先手 有利 の ゲーム せんて||かつ|かくりつ||たかい|せんて|ゆうり||げーむ

う … 動き まし た わ |うごき|||

その こと を あいつ が 知ら ない はず が ない |||||しら||||

ｇ ７ 前 へ |ぜん|

え ? 3 マス も 進 ん だ ルール 違反 です わ |ます||すすむ|||るーる|いはん||

言った でしょ ? これ は 駒 が 意思 を 持った チェス だ と いった||||こま||いし||もった|||

なるほど

駒 は プレーヤー の カリスマ 指揮 カ 王 と して の 資質 を 反映 し て 動く こま||ぷれーやー|||しき||おう||||ししつ||はんえい|||うごく

その とおり よ

王者 を 決める の に ふさわしい ゲーム だ と 思わ ない ? おうじゃ||きめる||||げーむ|||おもわ|

ナイト ｃ ３ へ

ｆ ７ 前 へ |ぜん|

前 へ って 何 な ん です の あの 命令 の 出し 方 ぜん|||なん||||||めいれい||だし|かた

いい から 見 て ろ ||み||

e 2 e 4 へ

ｆ ５ 。 。

忘れ て は いけない わすれ|||

一 度 ゲーム に 入り込 ん だ 白 の 圧倒 的 な 集中 力 それ は ひと|たび|げーむ||はいりこ|||しろ||あっとう|てき||しゅうちゅう|ちから||

あの 神 さえ 破った の だ と いう 事実 を |かみ||やぶった|||||じじつ|

クイーン h 5 くいーん|

チェック ちぇっく

す … すごい です わ

ルール 無視 に 近い 動き を し て いる クラ ミー を 圧倒 し て ます わ よ るーる|むし||ちかい|うごき|||||くら|||あっとう|||||

何も 不思議 な こと じゃ ない なにも|ふしぎ||||

将棋 でも 超 一流 の 棋士 なら しょうぎ||ちょう|いちりゅう||きし|

飛車 角 金銀 桂 香 の 十 枚 落ち だ ろ う と 相手 を 完封 し 切る ひしゃ|かど|きんぎん|かつら|かおり||じゅう|まい|おち|||||あいて||かんぷう||きる

その 実力 差 は 多少 の ルール 違反 で ひっくり返る もん じゃ ない |じつりょく|さ||たしょう||るーる|いはん||ひっくりかえる|||

f 2 f 4 へ

だが

f 2 f 4 へ

動き ませ ん わ チッ やはり そう なる か うごき||||||||

どういう こと です の ?

この チェス の ポイント は 駒 が 動か ない こと に こそ ある ん だ |||ぽいんと||こま||うごか|||||||

え ぇっ ?

死ぬ の が 分かって いる 場所 に 喜んで 進む 兵士 は い ない しぬ|||わかって||ばしょ||よろこんで|すすむ|へいし|||

それ は 狂気 に 等しい 士気 が あって 初めて 可能 な こと ||きょうき||ひとしい|しき|||はじめて|かのう||

じゃあ

そう 捨て 駒 は 使え ない って こと だ |すて|こま||つかえ||||

どう する の ? 持ち 時間 が なくなる わ よ |||もち|じかん||||

ナイト テイク h 7

ハッ . .

a 2 a 3 へ

ビショップ 前 へ 敵 ナイト を 討ち取り なさい |ぜん||てき|||うちとり|

ナイト テイク h 5

d 4 d 5 へ

ソフッ

a 3

ビショップ

し … 白 ? |しろ

ごめんなさい

に ぃ 負け た よ ||まけ||

ごめんなさい

空 白 から|しろ

あっ

空 ? から

全軍 に 告げ ー る ! ぜんぐん||つげ|-|

この 戦 で 功績 を 挙げ た やつ に は 国王 権限 で |いくさ||こうせき||あげ|||||こくおう|けんげん|

好き な 女 と 一 発 ヤ る 権利 を やる ! すき||おんな||ひと|はつ|||けんり||

な っ 何 を ||なん|

なお 前線 で 戦う 兵士 諸君 |ぜんせん||たたかう|へいし|しょくん

この 戦 に 勝て ば 以後 の 軍 役 を 免責 し 生涯 の 納税 義務 を 免除 |いくさ||かて||いご||ぐん|やく||めんせき||しょうがい||のうぜい|ぎむ||めんじょ

国家 から 給付 金 を 保証 する こっか||きゅうふ|きむ||ほしょう|

故に 童 貞 よ ゆえに|わらべ|さだ|

死に た もう なあ ! しに|||

また 家族 が 愛 する 者 が 待つ 者 たち も |かぞく||あい||もの||まつ|もの||

全員 生き て 帰って くる の だ ! ぜんいん|いき||かえって|||

な っ デ … デタラメ です わ

に ぃ

お前 の おかげ で この チェス は チェス じゃ ない こと が 分かった おまえ||||||||||||わかった

これ は ストラテジー ゲーム だ あと は 俺 が やる |||げーむ||||おれ||

白 は 俺 が 冷静 さ を 欠 い たら 手伝って くれ しろ||おれ||れいせい|||けつ|||てつだって|

まあ 見 て ろ この ゲーム は 俺 の 担当 分野 だ |み||||げーむ||おれ||たんとう|ぶんや|

ポーン 6 番 隊 へ 通達 ! 前線 より 敵 が 進行 中 |ばん|たい||つうたつ|ぜんせん||てき||しんこう|なか

速攻 を かけ て 先手 を 取れ ! そっこう||||せんて||とれ

そんな バカ な |ばか|

騎兵 2 番 隊 ポーン が 空け た 活路 を ムダ に する な きへい|ばん|たい|||あけ||かつろ||むだ|||

そこ の 王 と 女王 て め えら さっさと 前線 へ 行け ! ||おう||じょおう|||||ぜんせん||いけ

な っ ちょっと 待って 私 の 手番 でしょ |||まって|わたくし||てつがい|

は あ ? 本物 の 戦争 で 相手 の 手番 を 待つ タコ が いる の ? ||ほんもの||せんそう||あいて||てつがい||まつ|たこ|||

くっ ポーン 隊 前進 し なさい ! ||たい|ぜんしん||

防壁 を 築け ぼうへき||きずけ

はっ 見よ あたら 兵 を 壁 に 身 を 隠す この 臆病 者 の 姿 を |みよ||つわもの||かべ||み||かくす||おくびょう|もの||すがた|

前線 で 兵 を 戦わ せ 後ろ で ふんぞり返って なに が 王 か ぜんせん||つわもの||たたかわ||うしろ||ふんぞりかえって|||おう|

何 です って ? なん||

全軍 よ 諸君 よ この 戦い は 我々 エル キア の 人類 の ぜんぐん||しょくん|||たたかい||われわれ||||じんるい|

最後 の とりで で ある この 都市 を 誰 に 任せる か と いう さいご||||||とし||だれ||まかせる|||

命運 を 左右 する 戦い で ある ぞ めいうん||さゆう||たたかい|||

目 を 開け ! その 国 の 王 を め||あけ||くに||おう|

こんな 頭 の 足りない 女 に 任せ て 本当 に いい の か ! |あたま||たりない|おんな||まかせ||ほんとう||||

な っ …

一方 我ら が 勝利 すれ ば 彼女 が 女王 だ いっぽう|われら||しょうり|||かのじょ||じょおう|

そう 今し方 諸君 を 思い |いましがた|しょくん||おもい

諸君 に 勝利 を もたらさ ん と 心 を 殺し て 指揮 を 執り しょくん||しょうり|||||こころ||ころし||しき||とり

諸君 ら に 無慈悲 と 突き放さ れ 心 で 涙 し て いる 彼女 だ ! しょくん|||むじひ||つきはなさ||こころ||なみだ||||かのじょ|

貴 様 ら それ でも 男 か ! とうと|さま||||おとこ|

な っ 何 ? この 迫力 は ||なん||はくりょく|

誇り 高き ナイト ビショップ ルーク よ ほこり|たかき||||

その 称号 に 見合う 働き を 今 こそ 示せ ポーン を 援護 し 成ら せよ ! |しょうごう||みあう|はたらき||いま||しめせ|||えんご||なら|

こんな こと あり え ない

だ よ な

エルフ の 魔法 で 自 軍 の 士気 だけ 強制 的 に 上げ て ん だ もん な ||まほう||じ|ぐん||しき||きょうせい|てき||あげ|||||

カリスマ の 差 と 言って しまえ ば すべて 説明 が つく ||さ||いって||||せつめい||

なるほど 証明 し にくい イカサマ だ |しょうめい||||

だが お前 は 大いに 間違え た 何 です って ? |おまえ||おおいに|まちがえ||なん||

古今 東西 ここん|とうざい

圧政 に よって 自 軍 を 従わ せ た 王 が 賢 王 だった 試し は なく あっせい|||じ|ぐん||したがわ|||おう||かしこ|おう||ためし||

何より 人 は 正義 の ため に しか 戦え ず なにより|じん||せいぎ|||||たたかえ|

また この世 に 絶対 的 な 正義 は たった 1 つ しか ない |このよ||ぜったい|てき||せいぎ|||||

たった 1 つ の 正義 ? |||せいぎ

この世 で 唯一 不変 の 正義 それ は … このよ||ゆいいつ|ふへん||せいぎ||

“ カワイイ ” だ !

カワイイ は 正義 ||せいぎ

すべて の 欲求 と 欲望 と 本能 が カワイイ を 求め ||よっきゅう||よくぼう||ほんのう||||もとめ

カワイイ の ため に すべて を ささげる

所詮 男 は そんな もん だ ! しょせん|おとこ||||

そん な っ そんな こと

あ あっ

向こう に つい て いる の が どの 種族 か 分から な ぃ 以上 むこう||||||||しゅぞく||わから|||いじょう

バレ る 危険 は ある けど ||きけん|||

やる しか ない !

キング e 6 へ きんぐ||

なに ?

何 な ん です の あの 駒 なん||||||こま

マズ い

撤退 だ 全軍 撤退 せよ 敵 は 洗脳 魔法 を 使う ぞ てったい||ぜんぐん|てったい||てき||せんのう|まほう||つかう|

バレ た ?

ど … どう なって る ん です の ?

とにかく 敵 に 触れる な ! |てき||ふれる|

大丈夫 証拠 は つかめ て い ない だいじょうぶ|しょうこ|||||

フッ イカサマ を 証明 でき なけ れ ば 私 の 勝ち よ |||しょうめい|||||わたくし||かち|

さあ 全軍 前 へ ! |ぜんぐん|ぜん|

マズ い マズ い マズ い マズ い 失敗 し た 失敗 し た 失敗 し た ||||||||しっぱい|||しっぱい|||しっぱい||

敵 の イカサマ は 1 つ だ と 勝手 に 思い込 ん で てき|||||||かって||おもいこ||

別 の 可能 性 を 排除 し て い た べつ||かのう|せい||はいじょ||||

ステフ に 偉 そう に 指摘 し た ミス を ここ に 来 て 自分 が やら かし た ||えら|||してき|||みす||||らい||じぶん||||

なぜ もう 一 歩 考え なかった ||ひと|ふ|かんがえ|

に ぃ

敵 王 の 首 を はね なさい クイーン てき|おう||くび||||くいーん

これ で チェック メイト よ ||ちぇっく||

女王 よ ! おお じょおう||

ちょ っ 空 ? ||から

女王 よ 剣 を 下げ て ほしい じょおう||けん||さげ||

そ なた は ー |||-

美しい ! うつくしい

はい ?

ああ 女王 よ 今 一 度 考え て ほしい |じょおう||いま|ひと|たび|かんがえ||

か の 王 は そな た が 仕える に 値 する 王 か ||おう|||||つかえる||あたい||おう|

兵 を 洗脳 し 剣 と し 道具 と し つわもの||せんのう||けん|||どうぐ||

あま つ さえ そな た を 矢面 に 立た せる 王 に ||||||やおもて||たた||おう|

そ なた の 剣 は 振るう に 値 する の か |||けん||ふるう||あたい|||

もう 一 度 考え て ほしい |ひと|たび|かんがえ||

そ なた の 民 は 守る べき 者 たち は どこ に いる の か ! |||たみ||まもる||もの|||||||

よっ !

フフ フフッ 恋愛 シミュレーション ゲーム は ||れんあい|しみゅれーしょん|げーむ|

俺 が 妹 より ウマ い 数 少ない ゲーム の 1 つ おれ||いもうと||||すう|すくない|げーむ||

敵 の クイーン を 手 に 入れ まし た わ 形勢 逆転 です わ ! てき||くいーん||て||いれ||||けいせい|ぎゃくてん||

違う えっ ? ちがう|

向こう は 触れる だけ で 洗脳 できる 魔法 を 使って る むこう||ふれる|||せんのう||まほう||つかって|

駒 が 1 つ 増え た ところ で 状況 は 何も 変わら ない こま|||ふえ||||じょうきょう||なにも|かわら|

そんな

どう する ? どう する 空 童 貞 18 歳 ||||から|わらべ|さだ|さい

方法 は ある に は ある が . . ほうほう||||||

あいつ が この 状況 を 打破 しよ う と 動 い て こ なかったら それ まで ! |||じょうきょう||だは||||どう||||||

いや やはり 待つ の は 危険 か ここ は こっち から 動 い て . ||まつ|||きけん||||||どう||

いや どう する ? ミス を 修正 し 新た に 検証 し てる 時間 は … |||みす||しゅうせい||あらた||けんしょう|||じかん|

に ぃ

白 。 。 しろ

2 人 で 「 空白 」 じん||くうはく

大丈夫 だいじょうぶ

くっ ダメ よ ひる ん で は |だめ|||||

ナイト よ 敵 に 寝返った クイーン を 斬り なさい ! ||てき||ねがえった|くいーん||きり|

動 い た どう||

ナイト どう し た の ?

あ あっ これ だ これ が 唯一 の 活路 ||||||ゆいいつ||かつろ

白 ! 軍 の 采配 は 任せる しろ|ぐん||さいはい||まかせる

敵 に 洗脳 さ れ ない よう に 立ち 回れ る か ? てき||せんのう||||||たち|まわれ||

余裕 で す っ よゆう|||

どう する つもり です の ?

知って る か ? ステフ しって|||

ゲーム に 勝つ 方法 って なにも 1 つ じゃ ない ん だ わ げーむ||かつ|ほうほう||||||||

え ?

別に 戦わ なく たって 勝て る ! べつに|たたかわ|||かて|

こんな ゲーム に マジ に なん ない で どう す ん の |げーむ||||||||||