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Gegege no Kitaro (1996), S01E08 GeGeGe no Kitarō

S01E08 GeGeGe no Kitarō

俺 は この 河童 淵 の ような

しず

ぬま

そこ

静かで キレイ な 沼 の 底 で・

へいわ

平和に 暮らして いた。・

もの

そこ は 食べ物 も いっぱい あって

てんごく

天国 みたいな ところ だった。

おと

(ブルド ー ザ ー の 音)

ぼうず

にんげん

(か に 坊主 )しかし 人間 ども が

じぶん

つごう

自分 たち の 都合 だけ で・

かって

やま

くず

勝手に 山 を 切り崩し

はかい

わし の 住まい を 破壊 し・

ぬま

沼 を 埋め尽くした。

かっぱ ぶち

だから この 河童 淵 に

うつ

移り 住んで きた のじゃ。

ぼうず

かに 坊主 だからって

かっぱ

へいわ

せいかつ

河童 たち の 平和な 生活 を

やぶ

おも

破って いい と 思う の か?

ぼうず

(か に 坊主 )う ー む … なに!?

ほんとう

てき

たお

本当の 敵 を 倒す ため ここ まで

だま

黙って 連れて こられた んだ。

ぼうず

かみ

け ば り

いく ぞ か に 坊主 ! 髪 の 毛針 だ!

む む … こんな もの が

つう

おも

この わし に 通じる と 思う の か?

なに!?

ぼうず

まえ

(か に 坊主 )お前 も・

かっぱ

河童 たち と

お な

あやつ

同じ よう に 操って やる!

うわ~!

からだ

うご

か … 体 が 動か ない…。

う う う…。

うご

し … しびれて 動か ない。

ぼうず

なべ

(か に 坊主 )鍋 に する まで も ない。

づく

生け 作り で 食べて やる!

ん ん … うわ~!

だっ…。

こがっぱ

(子 河童 3)ぱ~!

なかま

まだ 仲間 が いた の か

こがっぱ

子 河童 ども。・

まえ

いっしょ

お前たち も 一緒に

なべ もの

鍋 物 に して やる か?

こがっぱ

(子 河童 たち )う … う う…。

ぼうず

(か に 坊主 )逃がす な!

かっぱ

(河童 たち )て や あっ!

こがっぱ

お ー い 子 河童 たち

どこ へ 消えた んだ よう。

はや

もど

早く 戻って きて くれよ。

かっぱ

チッ 河童…。

かっぱ

えいご

あの 河童って の は 英語 で 言ったら

やっぱ レインコートって

言う んだろう な。

こがっぱ

(子 河童 3)ぱ~!

うわ あっ!

なに

何 して や がった んだ

かっぱ

河童 バカ この!

こがっぱ

(子 河童 3)う う…。

お め えら いや かっぱ か ぱ~。

ただ もん で は ない と

おも

思って た んだ よ。

おれ さま

まか

あと は この 俺 様 に 任し とき な。

ぼうず

(か に 坊主 )ジョキーン!

なん

もの

やや や … 何 だ あの 化け物 は?

まか

やっぱ お め えら に 任す わ。

ぼうず

(か に 坊主 )待て ! 待て~!・

ジョキン!・

ジョキン ! ジョキーン!

こがっぱ

(子 河童 たち )うわっ!

きみ

ぼく

君 たち 僕 の こと は いい。

逃げて くれ。

そんな こと でき ないだっぱ。

こがっぱ

(子 河童1)

そう だっぱ そうだっぱ。

こがっぱ

(子 河童 3)ぱっぱ ぱっぱ。

ぼうず

(か に 坊主 )ジョキン ! ジョキン!

きたろう

かく

鬼 太郎 さん ここ に 隠れて て。

ぼうず

(か に 坊主 )ジョキーン!・

ジョキ!

きたろう

かく

鬼 太郎 隠れて いる の は

分かって おる ぞ。

きたろう

いま

たす

鬼 太郎 今 助け に 行く ぞ。

いったん

(一 反 もめん)

かっぱ

また 河童 で ご わす。

じゃま

みんな 邪魔 する で ない。

きたろう

あぶ

鬼 太郎 が 危ない んじゃ。

ど いて くれ。

かっぱ

ご え

(河童 の うなり 声)

すな

ばば あ

(砂 かけ 婆 )ダメじゃ。

こや つら

あやつ

やはり 操られて おる ぞ。・

やる しか ある まい。

こがっぱ

(子 河童 1)ダメだっぱ~!

わる

みんな 悪 さ は やめる だっぱ!

かっぱ

ご え

(河童 の うなり 声)

ぱっぱ~!

ぱっぱ ぱっぱ~!

かっぱ

(河童 )う う う…!

とう

父ちゃん

目 を 覚まして くれっぱ!

ぱっぱ~。

かっぱ

(河童 )う う う…。

いま

すな

ばば あ

今 じゃ 砂 かけ 婆!

すな

ばば あ

(砂 かけ 婆 )うむ。

ぐ すり

気つけ薬 じゃ ! ほりゃ!

かっぱ

河童 ども よ 目 を 覚ます んじゃ!

目 を!

かっぱ

(河童 たち )ああ … あれ?

かっぱ

(河童 )う う う…。

ああ…。

なに

何 して た んだ パッパ?

ぱっぱ ~ ぱっぱ~。

とう

分かるっぱ ? 父ちゃん。

まえ

当たり前だっぱ。

じぶん

かお

自分 の 子ども の 顔 を

わす

おや

忘れる 親 は いないっぱ。

とう

父ちゃん!

こがっぱ

(子 河童 3)ぱっぱ~!

いちどう

(一同 )ハハハ…。

かっぱ

きょうりょく

河童 たち よ 協力 して くれ。

きたろう

鬼 太郎 が

やられ かけて おる んじゃ。

ぼうず

さけ

ご え

(か に 坊主 の 叫び声)

かっぱ

(河童 たち )えっ?

ガニ ガニ ガニ ガニ…!

《う う う…

からだ

うご

体 が しびれて 動け ない。》

ぼうず

(か に 坊主 )ハハハ…。・

さあ さ いただく と する かな。・

なん

おっ! 何 だ?

かっぱ

(河童 たち )えいっ! えいっ!

なに

て め えら 何 を する?

さ か

ゆる

逆らう ヤツ は 許さ ん!

かっぱ

(河童 たち )えいっ…。

ぼうず

(か に 坊主)

待て 待て 待て 待て~!

こがっぱ

(子 河童 たち )う う … あっ!

ぼうず

(か に 坊主)

ゆる

う うっ… もう 許さ ん!

おお…

こんなに なって し も うて…。

どく

あらゆる 毒 に

どく け

効く 毒 消し じゃ 。 ほら。

きたろう

あっき … 鬼 太郎!

うご

あっ… う … 動く!

からだ

うご

か … 体 が 動く!

とう

からだ

父さん 体 の しびれ が

なくなりました。

かっぱ

(河童 たち )ああ…。

まえ

おのれ お前 ら。

こんど

あやつ

今度 は 操る なんて

なま

生ぬるい こと じゃ 済まさ ん ぞ。・

まえ

お前たち を 食って やる!・

ブワ ~ッ!

(ぬり かべ )ぬり かべ。

ぼうず

やい か に 坊主!

まえ

あいて

ぼく

お前 の 相手 は この 僕 だ!

かっぱ

河童 たち ありがとう。

まか

あと は 任せて くれ。

かっぱ

(河童 たち )た ~っ!

きたろう

おのれ 鬼 太郎 ブワッ!

ふっ! うりゃ~!

ふっ!

ほ ー ら ほら

なに

ぼうず

何 を して る か に 坊主!

こっち だ こっち!

ぼうず

(か に 坊主 )おい この ! 待て!

こっち こっち!

おら おら おら!

ぼうず

(か に 坊主 )おのれ!

ふっ! とりゃ~!

ぼうず

(か に 坊主 )おっ! ああ…。

いま

きたろう

今 じゃ 鬼 太郎!

とう

はい 父さん!

かみ

け つな

髪 の 毛 綱!

ぼうず

(か に 坊主 )う う う…。・

く ぅ…。

ぼうず

見ろ ! か に 坊主 が…。

すな

ばば あ

ぼうず

なか

(砂 かけ 婆 )か に 坊主 の 中 の

よう りき

妖力 が 噴き出して おる。

ちょうし

その 調子 じゃ!

きたろう

よう りき

鬼 太郎 すべて の 妖力 を

噴き出 させる のじゃ。

とう

はい 父さん ! は あっ!

うり ゃあ!

ぼうず

まわ

(か に 坊主 )おお … 目 が 回る…。

そりゃ あ ~! うり ゃあ!

ぼうず

まわ

(か に 坊主 )ぐ る ん ぐ る ん 目 が 回る。

うり ゃあ~!

ぼうず

(か に 坊主 )うわ~!

こがっぱ

(子 河童 3)ぱっぱ~!

シャンハイ

上海 ガニ!?

しる

これ みそ汁 に 入れる と

うまい んだ ぜ。

いた

トウバンジャン で 炒めて も

おれ

うまい しな 。 俺 に 食わして くれよ。

すな

ばば あ

よう か いにん べつ ちょう

砂 かけ 婆 妖怪 人 別 帳 を!

ぼうず

しょうたい

かに 坊主 の 正体 は・

こだい

じょ ふく

古代 徐福 と いう

ほうし

方 士 と ともに・

ちゅう ごく

わた

中国 から 渡って きた

シャンハイ

上海 ガニ じゃった んじゃ よ。・

ねん いじょう

あいだ

2,000年 以上 も の 間

生きて いく うち に・

よう りき

妖力 を 手 に 入れて

ようかい

妖怪 に なった んじゃ な。

とう

どう しましょう 父さん。

ぼうず

かに 坊主 も 住まい を

おび や

脅かさ れ なければ

おとなしく して おった のじゃ。

やま

ぬま

はな

山 の 沼 に 放して やろう。

うん それ が いい。

なべ

チェッ また カニ 鍋 に

おも

ありつける と 思った のに。

いや … イテテテ…。

いちどう

(一同 )ハハハ…。

あっお じい ちゃん これ。

かっぱ

河童 たち イタズラ の

おわび の つもりじゃ ろう て・

むら

村 の みんな に も 分けて

いただく と する か。

しょうねん

(少年 )うん。

こがっぱ

(子 河童 たち )フフッ。

なか

みんな 仲よく

暮らして る みたいです ね。

かっぱ

(河童 たち )あっ? お ー い!

とう

よかった で すね 父さん。

かっぱ

うん 河童 たち も

にんげん

また 人間 と ともに

なか

仲よく 生きて いく じゃ ろう。

こがっぱ

きたろう

(子 河童 たち )鬼 太郎 さん!・

ありがとう!

どうも ありがとう!

ぱ~!

・(エンディングテ ー マ)

・~

・~

・ カランコロン

カランカラン コロン

・ カランコロン

カランカラン コロン

・ おばけ の ポスト に

てがみ

手紙 を 入れりゃ

きたろう

おと

・ どこ か で 鬼 太郎 の ゲタ の 音

・ カランコロン

カランカラン コロン

・ カランコロン

カランカラン コロン

きたろう

・ ゲゲゲ の 鬼 太郎

むし

たたえる 虫 たち

きたろう

・ どこ か へ 鬼 太郎 は

・ 消えて 行く

・ カランコロン

カランカラン コロン

・ カランコロン

カランカラン コロン……

・~

ゆきどまり むら

う つく

〈雪 泊村 か こんな 美しい

なまえ

しゅうちゃく えき

むら

名前 の 終着 駅 の 村 に・

おそ

恐ろしい こと が

起こった もん じゃ。〉

おとこ

〈ハッ ねずみ 男 まで

やられて しまいました。〉

いったい

だれ

しわざ

〈ええ い 一体 誰 の 仕業 じゃ。〉

〈く ぅ…。〉

きたろう

〈き … 鬼 太郎 も … もしや!?〉

〈血 … 血 を くれ~!〉

じかい

きたろう

〈次回 『ゲゲゲ の 鬼 太郎』…〉

きみ

うし

くろ

かげ

〈君 の 後ろ に 黒い 影。〉


S01E08 GeGeGe no Kitarō S01E08 GeGeGe no Kitarō S01E08 GeGeGe no Kitarō S01E08 GeGeGeGeGe의 키타로 S01E08 GeGeGe no Kitarō S01E08 GeGeGe no Kitarō S01E08 鬼太郎

俺 は この 河童 淵 の ような おれ|||かっぱ|ふち||

しず

ぬま

そこ

静かで キレイ な 沼 の 底 で・ しずかで|||ぬま||そこ|

へいわ

平和に 暮らして いた。・ へいわに|くらして|

もの

そこ は 食べ物 も いっぱい あって ||たべもの|||

てんごく

天国 みたいな ところ だった。 てんごく||| It was like heaven.

おと sound

(ブルド ー ザ ー の 音) |||||おと

ぼうず

にんげん

(か に 坊主 )しかし 人間 ども が ||ぼうず||にんげん||

じぶん

つごう

自分 たち の 都合 だけ で・ じぶん|||つごう||

かって

やま

くず

勝手に 山 を 切り崩し かってに|やま||きりくずし

はかい

わし の 住まい を 破壊 し・ ||すまい||はかい|

ぬま

沼 を 埋め尽くした。 ぬま||うずめつくした

かっぱ ぶち

だから この 河童 淵 に ||かっぱ|ふち|

うつ

移り 住んで きた のじゃ。 うつり|すんで||

ぼうず

かに 坊主 だからって |ぼうず|

かっぱ

へいわ

せいかつ

河童 たち の 平和な 生活 を かっぱ|||へいわな|せいかつ|

やぶ

おも

破って いい と 思う の か? やぶって|||おもう||

ぼうず

(か に 坊主 )う ー む … なに!? ||ぼうず||-||

ほんとう

てき

たお

本当の 敵 を 倒す ため ここ まで ほんとうの|てき||たおす|||

だま

黙って 連れて こられた んだ。 だまって|つれて||

ぼうず

かみ

け ば り

いく ぞ か に 坊主 ! 髪 の 毛針 だ! ||||ぼうず|かみ||けばり|

む む … こんな もの が

つう

おも

この わし に 通じる と 思う の か? |||つうじる||おもう||

なに!?

ぼうず

まえ

(か に 坊主 )お前 も・ ||ぼうず|おまえ|

かっぱ

河童 たち と かっぱ||

お な

あやつ

同じ よう に 操って やる! おなじ|||あやつって|

うわ~!

からだ

うご

か … 体 が 動か ない…。 |からだ||うごか|

う う う…。

うご

し … しびれて 動か ない。 ||うごか|

ぼうず

なべ

(か に 坊主 )鍋 に する まで も ない。 ||ぼうず|なべ|||||

づく

生け 作り で 食べて やる! いけ|つくり||たべて|

ん ん … うわ~!

だっ…。

こがっぱ

(子 河童 3)ぱ~! こ|かっぱ|

なかま

まだ 仲間 が いた の か |なかま||||

こがっぱ

子 河童 ども。・ こ|かっぱ|

まえ

いっしょ

お前たち も 一緒に おまえたち||いっしょに

なべ もの

鍋 物 に して やる か? なべ|ぶつ||||

こがっぱ

(子 河童 たち )う … う う…。 こ|かっぱ||||

ぼうず

(か に 坊主 )逃がす な! ||ぼうず|にがす|

かっぱ

(河童 たち )て や あっ! かっぱ||||

こがっぱ

お ー い 子 河童 たち |-||こ|かっぱ|

どこ へ 消えた んだ よう。 ||きえた||

はや

もど

早く 戻って きて くれよ。 はやく|もどって||

かっぱ

チッ 河童…。 |かっぱ

かっぱ

えいご

あの 河童って の は 英語 で 言ったら |かっぱって|||えいご||いったら

やっぱ レインコートって

言う んだろう な。 いう||

こがっぱ

(子 河童 3)ぱ~! こ|かっぱ|

うわ あっ!

なに

何 して や がった んだ なん||||

かっぱ

河童 バカ この! かっぱ|ばか|

こがっぱ

(子 河童 3)う う…。 こ|かっぱ||

お め えら いや かっぱ か ぱ~。

ただ もん で は ない と

おも

思って た んだ よ。 おもって|||

おれ さま

まか

あと は この 俺 様 に 任し とき な。 |||おれ|さま||まかし||

ぼうず

(か に 坊主 )ジョキーン! ||ぼうず|

なん

もの

やや や … 何 だ あの 化け物 は? ||なん|||ばけもの|

まか

やっぱ お め えら に 任す わ。 |||||まかす|

ぼうず

(か に 坊主 )待て ! 待て~!・ ||ぼうず|まて|まて

ジョキン!・

ジョキン ! ジョキーン!

こがっぱ

(子 河童 たち )うわっ! こ|かっぱ||

きみ

ぼく

君 たち 僕 の こと は いい。 きみ||ぼく||||

逃げて くれ。 にげて|

そんな こと でき ないだっぱ。

こがっぱ

(子 河童1) こ|かっぱ

そう だっぱ そうだっぱ。 ||そう だっぱ

こがっぱ

(子 河童 3)ぱっぱ ぱっぱ。 こ|かっぱ||

ぼうず

(か に 坊主 )ジョキン ! ジョキン! ||ぼうず||

きたろう

かく

鬼 太郎 さん ここ に 隠れて て。 おに|たろう||||かくれて|

ぼうず

(か に 坊主 )ジョキーン!・ ||ぼうず|

ジョキ!

きたろう

かく

鬼 太郎 隠れて いる の は おに|たろう|かくれて|||

分かって おる ぞ。 わかって||

きたろう

いま

たす

鬼 太郎 今 助け に 行く ぞ。 おに|たろう|いま|たすけ||いく|

いったん

(一 反 もめん) ひと|はん|

かっぱ

また 河童 で ご わす。 |かっぱ|||

じゃま

みんな 邪魔 する で ない。 |じゃま|||

きたろう

あぶ

鬼 太郎 が 危ない んじゃ。 おに|たろう||あぶない|

ど いて くれ。

かっぱ

ご え

(河童 の うなり 声) かっぱ|||こえ

すな

ばば あ

(砂 かけ 婆 )ダメじゃ。 すな||ばあ|だめじゃ

こや つら

あやつ

やはり 操られて おる ぞ。・ |あやつられて||

やる しか ある まい。

こがっぱ

(子 河童 1)ダメだっぱ~! こ|かっぱ|だめだっぱ

わる

みんな 悪 さ は やめる だっぱ! |あく||||

かっぱ

ご え

(河童 の うなり 声) かっぱ|||こえ

ぱっぱ~!

ぱっぱ ぱっぱ~!

かっぱ

(河童 )う う う…! かっぱ|||

とう

父ちゃん とうちゃん

目 を 覚まして くれっぱ! め||さまして|

ぱっぱ~。

かっぱ

(河童 )う う う…。 かっぱ|||

いま

すな

ばば あ

今 じゃ 砂 かけ 婆! いま||すな||ばあ

すな

ばば あ

(砂 かけ 婆 )うむ。 すな||ばあ|

ぐ すり

気つけ薬 じゃ ! ほりゃ! きつけぐすり||

かっぱ

河童 ども よ 目 を 覚ます んじゃ! かっぱ|||め||さます|

目 を! め|

かっぱ

(河童 たち )ああ … あれ? かっぱ|||

かっぱ

(河童 )う う う…。 かっぱ|||

ああ…。

なに

何 して た んだ パッパ? なん||||

ぱっぱ ~ ぱっぱ~。

とう

分かるっぱ ? 父ちゃん。 わかるっぱ|とうちゃん

まえ

当たり前だっぱ。 あたりまえだっぱ

じぶん

かお

自分 の 子ども の 顔 を じぶん||こども||かお|

わす

おや

忘れる 親 は いないっぱ。 わすれる|おや||いな いっぱ

とう

父ちゃん! とうちゃん

こがっぱ

(子 河童 3)ぱっぱ~! こ|かっぱ|

いちどう

(一同 )ハハハ…。 いちどう|

かっぱ

きょうりょく

河童 たち よ 協力 して くれ。 かっぱ|||きょうりょく||

きたろう

鬼 太郎 が おに|たろう|

やられ かけて おる んじゃ。

ぼうず

さけ

ご え

(か に 坊主 の 叫び声) ||ぼうず||さけびごえ

かっぱ

(河童 たち )えっ? かっぱ||

ガニ ガニ ガニ ガニ…!

《う う う…

からだ

うご

体 が しびれて 動け ない。》 からだ|||うごけ|

ぼうず

(か に 坊主 )ハハハ…。・ ||ぼうず|

さあ さ いただく と する かな。・

なん

おっ! 何 だ? |なん|

かっぱ

(河童 たち )えいっ! えいっ! かっぱ||え いっ|え いっ

なに

て め えら 何 を する? |||なん||

さ か

ゆる

逆らう ヤツ は 許さ ん! さからう|やつ||ゆるさ|

かっぱ

(河童 たち )えいっ…。 かっぱ||え いっ

ぼうず

(か に 坊主) ||ぼうず

待て 待て 待て 待て~! まて|まて|まて|まて

こがっぱ

(子 河童 たち )う う … あっ! こ|かっぱ||||

ぼうず

(か に 坊主) ||ぼうず

ゆる

う うっ… もう 許さ ん! |||ゆるさ|

おお…

こんなに なって し も うて…。

どく

あらゆる 毒 に |どく|

どく け

効く 毒 消し じゃ 。 ほら。 きく|どく|けし||

きたろう

あっき … 鬼 太郎! |おに|たろう

うご

あっ… う … 動く! ||うごく

からだ

うご

か … 体 が 動く! |からだ||うごく

とう

からだ

父さん 体 の しびれ が とうさん|からだ|||

なくなりました。

かっぱ

(河童 たち )ああ…。 かっぱ||

まえ

おのれ お前 ら。 |おまえ|

こんど

あやつ

今度 は 操る なんて こんど||あやつる|

なま

生ぬるい こと じゃ 済まさ ん ぞ。・ なまぬるい|||すまさ||

まえ

お前たち を 食って やる!・ おまえたち||くって|

ブワ ~ッ!

(ぬり かべ )ぬり かべ。

ぼうず

やい か に 坊主! |||ぼうず

まえ

あいて

ぼく

お前 の 相手 は この 僕 だ! おまえ||あいて|||ぼく|

かっぱ

河童 たち ありがとう。 かっぱ||

まか

あと は 任せて くれ。 ||まかせて|

かっぱ

(河童 たち )た ~っ! かっぱ|||

きたろう

おのれ 鬼 太郎 ブワッ! |おに|たろう|

ふっ! うりゃ~!

ふっ!

ほ ー ら ほら |-||

なに

ぼうず

何 を して る か に 坊主! なん||||||ぼうず

こっち だ こっち!

ぼうず

(か に 坊主 )おい この ! 待て! ||ぼうず|||まて

こっち こっち!

おら おら おら!

ぼうず

(か に 坊主 )おのれ! ||ぼうず|

ふっ! とりゃ~!

ぼうず

(か に 坊主 )おっ! ああ…。 ||ぼうず||

いま

きたろう

今 じゃ 鬼 太郎! いま||おに|たろう

とう

はい 父さん! |とうさん

かみ

け つな

髪 の 毛 綱! かみ||け|つな

ぼうず

(か に 坊主 )う う う…。・ ||ぼうず|||

く ぅ…。

ぼうず

見ろ ! か に 坊主 が…。 みろ|||ぼうず|

すな

ばば あ

ぼうず

なか

(砂 かけ 婆 )か に 坊主 の 中 の すな||ばあ|||ぼうず||なか|

よう りき

妖力 が 噴き出して おる。 ようりょく||ふきだして|

ちょうし

その 調子 じゃ! |ちょうし|

きたろう

よう りき

鬼 太郎 すべて の 妖力 を おに|たろう|||ようりょく|

噴き出 させる のじゃ。 ふきで|さ せる|

とう

はい 父さん ! は あっ! |とうさん||

うり ゃあ!

ぼうず

まわ

(か に 坊主 )おお … 目 が 回る…。 ||ぼうず||め||まわる

そりゃ あ ~! うり ゃあ!

ぼうず

まわ

(か に 坊主 )ぐ る ん ぐ る ん 目 が 回る。 ||ぼうず|||||||め||まわる

うり ゃあ~!

ぼうず

(か に 坊主 )うわ~! ||ぼうず|

こがっぱ

(子 河童 3)ぱっぱ~! こ|かっぱ|

シャンハイ

上海 ガニ!? しゃんはい|

しる

これ みそ汁 に 入れる と |みそしる||いれる|

うまい んだ ぜ。

いた

トウバンジャン で 炒めて も ||いためて|

おれ

うまい しな 。 俺 に 食わして くれよ。 ||おれ||くわして|

すな

ばば あ

よう か いにん べつ ちょう

砂 かけ 婆 妖怪 人 別 帳 を! すな||ばあ|ようかい|じん|べつ|ちょう|

ぼうず

しょうたい

かに 坊主 の 正体 は・ |ぼうず||しょうたい|

こだい

じょ ふく

古代 徐福 と いう こだい|じょふく||

ほうし

方 士 と ともに・ かた|し||

ちゅう ごく

わた

中国 から 渡って きた ちゅうごく||わたって|

シャンハイ

上海 ガニ じゃった んじゃ よ。・ しゃんはい||||

ねん いじょう

あいだ

2,000年 以上 も の 間 とし|いじょう|||あいだ

生きて いく うち に・ いきて|||

よう りき

妖力 を 手 に 入れて ようりょく||て||いれて

ようかい

妖怪 に なった んじゃ な。 ようかい||||

とう

どう しましょう 父さん。 ||とうさん

ぼうず

かに 坊主 も 住まい を |ぼうず||すまい|

おび や

脅かさ れ なければ おびやかさ||

おとなしく して おった のじゃ。

やま

ぬま

はな

山 の 沼 に 放して やろう。 やま||ぬま||はなして|

うん それ が いい。

なべ

チェッ また カニ 鍋 に ||かに|なべ|

おも

ありつける と 思った のに。 ||おもった|

いや … イテテテ…。

いちどう

(一同 )ハハハ…。 いちどう|

あっお じい ちゃん これ。

かっぱ

河童 たち イタズラ の かっぱ||いたずら|

おわび の つもりじゃ ろう て・

むら

村 の みんな に も 分けて むら|||||わけて

いただく と する か。

しょうねん

(少年 )うん。 しょうねん|

こがっぱ

(子 河童 たち )フフッ。 こ|かっぱ||

なか

みんな 仲よく |なかよく

暮らして る みたいです ね。 くらして|||

かっぱ

(河童 たち )あっ? お ー い! かっぱ||||-|

とう

よかった で すね 父さん。 |||とうさん

かっぱ

うん 河童 たち も |かっぱ||

にんげん

また 人間 と ともに |にんげん||

なか

仲よく 生きて いく じゃ ろう。 なかよく|いきて|||

こがっぱ

きたろう

(子 河童 たち )鬼 太郎 さん!・ こ|かっぱ||おに|たろう|

ありがとう!

どうも ありがとう!

ぱ~!

・(エンディングテ ー マ)

・~

・~

・ カランコロン

カランカラン コロン

・ カランコロン

カランカラン コロン

・ おばけ の ポスト に ||ぽすと|

てがみ

手紙 を 入れりゃ てがみ||いれりゃ

きたろう

おと

・ どこ か で 鬼 太郎 の ゲタ の 音 |||おに|たろう||げた||おと

・ カランコロン

カランカラン コロン

・ カランコロン

カランカラン コロン

きたろう

・ ゲゲゲ の 鬼 太郎 ||おに|たろう

むし

たたえる 虫 たち |ちゅう|

きたろう

・ どこ か へ 鬼 太郎 は |||おに|たろう|

・ 消えて 行く きえて|いく

・ カランコロン

カランカラン コロン

・ カランコロン

カランカラン コロン……

・~

ゆきどまり むら

う つく

〈雪 泊村 か こんな 美しい ゆき|とまりそん|||うつくしい

なまえ

しゅうちゃく えき

むら

名前 の 終着 駅 の 村 に・ なまえ||しゅうちゃく|えき||むら|

おそ

恐ろしい こと が おそろしい||

起こった もん じゃ。〉 おこった||

おとこ

〈ハッ ねずみ 男 まで ||おとこ|

やられて しまいました。〉

いったい

だれ

しわざ

〈ええ い 一体 誰 の 仕業 じゃ。〉 ||いったい|だれ||しわざ|

〈く ぅ…。〉

きたろう

〈き … 鬼 太郎 も … もしや!?〉 |おに|たろう||

〈血 … 血 を くれ~!〉 ち|ち||

じかい

きたろう

〈次回 『ゲゲゲ の 鬼 太郎』…〉 じかい|||おに|たろう

きみ

うし

くろ

かげ

〈君 の 後ろ に 黒い 影。〉 きみ||うしろ||くろい|かげ