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Gegege no Kitaro (1996), S01E07-E08 GeGeGe no Kitarō

S01E07-E08 GeGeGe no Kitarō

きたろう

鬼 太郎 を 食べて くれた な!

(のっぺらぼう)

どう です ? あなた も

お ひと つ いかがでしょう か?・

うん!?

おっ?

(のっぺらぼう)

う うん !? んなっ!・

う うん…。・

くる

くる

う う う … 苦しい 苦しい!

きたろう

ぶじ

おっ! 鬼 太郎 無事じゃった か!

はら

なか

のっぺらぼう の 腹 の 中 で

ふく

膨れて いる の は

ぼく

れい もう

僕 の 霊 毛 ちゃん ちゃん こ です よ。

(のっぺらぼう )うーん…。

(のっぺらぼう)

くる

くる

うーん 苦しい 苦しい!

たす

ああ 助けて!

ぼく

僕 の ちゃん ちゃん こ は

まえ

はら

はれつ

お前 の 腹 を 破裂 さ せる まで

ふく

膨れる ぞ!

くる

くる

苦しい 苦しい…。

それ が イヤ なら 食べた みんな の

かお

もと

もど

顔 を 元 に 戻す んだ!

ご え

(のっぺらぼう の うめき声)

に ど

そして 二度と

かお

顔 を 食べよう なんて 気 を

起こさ ない こと だ な。

(のっぺらぼう)

う う … ふう … ふう…。

とり

ご え

(鳥 の 鳴き声)

あら

いき

(子ども たち の 荒い 息)

しょ うた

じゅん

(翔 太 ・淳 )ハァ ハァ…。

しょ うた

(翔 太 )えい!

じゅん

(淳 )ん ん…!

きょう

いちばん

やった ー 今日 も 一 番!

しょう

ぱい

これ で 5勝 4敗 だ ! フフッ。

じゅん

ち が

(淳 )バーカ 違う だ ろ?・

しょう

ぱい

これ で やっと 4勝 4敗 の

5分 と 5分 に なった んだ よ。

しょ うた

(翔 太)

そ … そんな こと ある もんか。

じゅん

(淳 )そうだ よ。

しょ うた

(翔 太 )ええ?

じゅん

(淳 )ハハハッ。

しょ うた

いそ

いそ

(翔 太 )あっ急げ 急げ~!

じゅん

(淳 )ハハハ…。

じゅん

ゆうこ

しょ うた

(淳 ・祐子 ・翔 太 )ハァ ハァ…。

ゆうこ

(祐子 )ん?

アハハッ。

じょせい

(女性 )フフッ。

ああっハァ ハァ…。

待って よ~!

わら

ご え

(子ども たち の 笑い声)

・(エンディングテ ー マ)

・~

・~

・ カランコロン

カランカラン コロン

・ カランコロン

カランカラン コロン

・ おばけ の ポスト に

てがみ

手紙 を 入れりゃ

きたろう

おと

・ どこ か で 鬼 太郎 の ゲタ の 音

・ カランコロン

カランカラン コロン

・ カランコロン

カランカラン コロン

きたろう

・ ゲゲゲ の 鬼 太郎

むし

たたえる 虫 たち

きたろう

・ どこ か へ 鬼 太郎 は

・ 消えて 行く

・ カランコロン

カランカラン コロン

・ カランコロン

カランカラン コロン……

・~

おとこ

あわ

もの

〈ねずみ 男 も 慌て者 じゃ のう。・

こがっぱ

こんなに かわいい 子 河童 たち を

もの

まち が

化け物 と 間違える と は。〉

なかま

〈しかし この 子 たち の 仲間 が

きゅう

わる

急に 悪 さ を し だした なんて。・

とう

かっぱ

父さん きっと 河童 たち は・

なにも の

何者 か に

あやつ

操られて いる ん です ね。〉

しろ

あわ

〈ん ? この 白い 泡 は?

くろまく

そう か 黒幕 は ひょっとして…。〉

じかい

きたろう

〈次回 『ゲゲゲ の 鬼 太郎』…〉

きみ

うし

くろ

かげ

〈君 の 後ろ に 黒い 影。〉

EPISODE 8

ご え

(カラス の 鳴き声)

・(オ ー プニングテ ー マ)

・~

・~

・~

・~

・~

とり

ご え

(鳥 の 鳴き声)

ろうじん

(老人)

むかし

かっぱ ぶち

昔 ここ は 河童 淵 と いって な・

かっぱ

ここ に 住む 河童 たち の

わる

こま

悪 さ に は 困って おった。

しょうねん

かっぱ

わる

(少年 )河童って 悪い ヤツ な の?

ろうじん

(老人 )いやいや

お ぼ

たす

溺れた 子ども を 助けたり・

すいがい

とき

むら

すく

水害 の 時 村 を 救ったり

いい ヤツ ら な んじゃ が・

イタズラ が

度 を 過ぎる こと も あって な。

しょうねん

いま

かっぱ

(少年 )今 でも 河童 は いる?

ろうじん

(老人 )ああ でも な・

ほら こう やって

そな

お供え を する よう に なって から・

かっぱ

河童 は イタズラ を やめて・

にんげん

人間 と うまく やって

いける よう に なった んじゃ。

ろうじん

しょうねん

(老人 ・少年 )あっ?

かっぱ

あっ河童!

かっぱ

ご え

(河童 たち の うなり 声)

かっぱ

また 河童 が

わる

はじ

悪 さ を 始め おった。

かっぱ

ご え

(河童 たち の 鳴き声)

しょうねん

ろうじん

(少年 ・老人 )ああ…。

かっぱ

ご え

(河童 たち の 鳴き声)

おとこ

・(ねずみ 男)

ちょう ない

みなさま

ええ ご 町 内 の 皆様~!

こ も

るすばん

ひと さ が

子守り 留守番 人 捜し

なん

何でも 引き受けます よ…。

ダメだ こりゃ おい。

あー あ

けいき

ぜんぜん

景気 は 全然 よく なら ねえ しよ…。

はら

た あっ腹 へった。

・ ホントに

なん

何でも 引き受けるっぱ?

なん

え … え … 何 だい おい

みみ

そら 耳 か?

つよ

・ お め え 強いっぱ?

つえ

つよ

強 え かって … 強い のな ん の。

かくとうぎ

せかい いち

格闘技 世界 一 の

おとこ さま

ねずみ 男 様って の は

おれ さま

俺 様 の こと よ。

えいっ! さっ!

わ ちゃ ~! おりゃ~!

わ ~たた~!

ざっと こんな もん だ。

えっ…?

はい?

こがっぱ

(子 河童 1)きえ~!

ええ えっ… おわ~!

こがっぱ

ぜんぜん

よわ

(子 河童 1)全然 弱いっぱ。

こがっぱ

(子 河童 2)ダメだっぱ。

こがっぱ

(子 河童 3)ぱっぱ~。

ぱっぱ…。

だれ

たす

誰 か 助けて くれよ…

お ぼ

溺れ ち ま うよ。

おいおい おい

だれ

たす

誰 か 助けて くれよ おい…。

死に たかね ー よ 。 へっ? あっ?

なん

ハァ … 何 だ よ。

きたろう

とう

(鬼 太郎 )ねえ 父さん。

かっぱ ぶち

むら

河童 淵 の ある 村 から

ハガキ が 来ました よ。

かっぱ

はたけ

みせ

河童 たち が 畑 や お 店 を 荒らして

しょくりょう

食料 を 持ち逃げ して いるって。

めだま

(目玉 おやじ )おっと と と…

アチッ アチャチャ…。

あ ちい あ ちい よ…。

とう

あわてる から です よ 父さん。

あつ

フゥ ~ 熱かった。

ハァ しか し

むら

にんげん

ようかい

あの 村 は 人間 と 妖怪 が

なか

ようかい へいわ きょうぞん

仲よく 暮らし とる 妖怪 平和 共存

むら

モデル 村 じゃった のに なあ。

かっぱ ぶち

河童 淵 に

なに

何 が 起こった んでしょう?

ふ ー ん。

だれ

・ だ … 誰 か~!

きたろう

お いっ鬼 太郎!

ケッ … これ だ よ。

なべ

カニ 鍋 なんか のんきに

ばあい

食ってる 場合 じゃ お め えら…

ない よ ホントに…。

ひと つ いただく カニ ! うーん。

のんきに 食べて る の は

おとこ

ねずみ 男 の ほう じゃ ない の か?

ぐっ… あっくっついた…。

なに

たいへん

何 が 大変な んじゃ!

う う…。

いや それ が よ も の すげ え

おそ

化け もん に 襲われた んだ。

おとこ

ホント か ? ねずみ 男。

おれ

俺 が ウソ つく かよ~!

とう

父さん。

きたろう

うん 鬼 太郎。

おとこ

ねずみ 男 ホントに

もの

そんな 化け物 が いた の か?

だから ウソ じゃ ねえって ば。

じゃあく

あか

かがや

そりゃ もう 邪悪な 目 を 赤く 輝か せ

きば

おそ

牙 を むいて 襲いかかって

きや がった んだ よ。

おれ さま

しかし よ 俺 様 だって

だま

ただ 黙って た わけじゃ ねえ ぜ。

バッタ バッタ と 投げ捨てた けど よ

たぜい

ぶぜい

多勢 に 無勢 だ。

たい

わる

3対 1じゃ 分 が 悪い や。

んで まあ しかたなく

かわ

川 へ 逃げ込んだって わけ だい。

とう

ん ? 父さん。

きたろう

うん 気 を つけろ 鬼 太郎。

出た よ。

わ ~! や やや … ああ … あ~!

なっ!?

こがっぱ

(子 河童 たち )た あ~!

うわっ!

かっぱ

(河童 たち )ギャ ~! うわっ!・

うわっ! あっ!

きみ

君 たち は?

ごめんなさい。

こがっぱ

(子 河童 3)ぱっぱ~。

った く なんで … まったく…。

ハッ…。

(くしゃみ)

おと

(食べる 音)

おなか すいて た んだ ね。

おと

(食べる 音)

こがっぱ

かっぱ ぶち

(子 河童 1)河童 淵 を 出て から

なに

何も 食べて い なかった んだっぱ。

ぱっぱ ぱっぱ。

とお

ここ まで は 遠い から な。

おも

そう じゃ そんな 思い まで して

なに

何 し に 来た んじゃ?

こがっぱ

(子 河童 たち )うーん。

おれ さま

はだか

まさか 俺 様 の 裸

見 に 来 たって わけじゃ

ある め え な?

こがっぱ

ち が

(子 河童 2)ち … 違う!

わる

ようかい

ひと

悪い 妖怪 を やっつけて くれる 人 を

さ が

探し に 来たっぱ。

でも なかなか

つよ

ひと

強そうな 人 が い なくって…。

きたな

そこ の 汚い おじさん

ぼく

僕たち を 見た だけ で

かわ

川 に 落ちた んだっぱ。

こがっぱ

(子 河童 3)ぱっぱ ぱっぱ。

チェッ!

はなし

ち が

おとこ

話 が 違う な ねずみ 男。

ぼく

僕って ナイーブ な んだ もん。

なに

何 が ナイーブ じゃ。

かお

らっきょう みたいな 顔 して。

おれ

こころ

だ ~っ! 俺 の 心 は パリン だ ぜ。

わる

ようかい

で 悪い 妖怪って?

かっぱ ぶち

なに

河童 淵 に 何 が あった ん だい?

こがっぱ

(子 河童 たち )うん…。

かっぱ いちぞく

おい ら たち 河童 一族 は

つい こない だ まで

かっぱ ぶち

お だ

へいわ

河童 淵 で 穏やかに 平和な

おく

暮らし を 送って た んだっぱ。・

ところが ある 日

ふ し ぎ

くも

あらわ

不思議な 雲 が 現れた んだっぱ。・

くも

雲 から 飛び出した

しろ

あわ

かっぱ

白い 泡 を 浴びた 河童 たち は・

みんな

おかしく なった んだっぱ。

こがっぱ

(子 河童1)

わる

はじ

そんで 悪 さ を 始めた んだ。・

とう

に い

父ちゃん も 兄ちゃん も みんな…。

ぱっぱ…。

あわ

泡 を 浴び なかった の は

もり

あそ

森 へ 遊び に 行って た

おい ら たち だけ だっぱ。

たす

もと

それ で 助け を 求めて きたって

わけな んじゃ な。

そういう こと なら

おとこ さま

この ねずみ 男 様 が

かくやす

かいけつ

格安で 解決 して やる だっぱ。

イヒヒヒヒ…。

イテ ~ イテ ~よ イテッ。

イテッ!

いいかげんに せんかい。

とう

かっぱ ぶち

かっぱ

父さん 河童 淵 の 河童 たち は

わる

ようかい

悪い 妖怪 に

あやつ

操られて いる ようです ね。

きたろう

かっぱ

ふん 鬼 太郎 河童 たち の ため に

ひと はだ

一 肌 脱が ねば なら ん ようじゃ な。

はい。

きたろう

鬼 太郎 さん に

来て もらえる なんて。

ぼく

ちから

かっぱ くん

僕 の 力 が 河童 君 たち の

やく

役 に 立てる の なら うれしい よ。

こがっぱ

(子 河童 1)やっただっぱ!

がんば

頑張って ここ まで 来て

ほんとう

本当に よかった だっぱ。

こがっぱ

(子 河童 3)ぱっぱ~。

ぱっぱぱっぱ ぱっぱぱっぱ。

・~

ハァ ハァ … おい ちょっ…

ちょっと 待って くれよ。

ここ が

かっぱ ぶち

おい ら たち の 河童 淵 だっぱ。

とう

キレイ な ところで すね 父さん。

ふむ しかし

けはい

かん

おかしな 気配 を 感じる のう。

ハァ ハァ … しんどい。

うわ~!

ん?

きたろう

ふむ 気 を つけろ よ 鬼 太郎。

かっぱ

ひと

河童 たち は 人 が…

かっぱ

いや 「河童 」が 変わって おる。

とう

はい 父さん。

きたろう

とう

鬼 太郎 さん お 父ちゃん や

に い

きず

お 兄ちゃん たち を 傷つけ ないで。

わる

みんな は 悪く ない んだっぱ。

んな こ と 言って たら

やられ ち まう だろう が。

かた

きたろう

さっさと 片づけて くれ 鬼 太郎。

こがっぱ

(子 河童 3)ぱっぱ~!

こら やめろ やめろ。

むこうずね は やめろ。

く ~っ!

かっぱ

ご え

(河童 の うなり 声)

かっぱ

(河童 たち )いや~!

とう

父さん どうしましょう?

いま

しょうき

うしな

ふん 今 は 正気 を 失って おる が

わる

悪い ヤツ ら で は ない。

たた か

戦わ ず に 済めば いい んじゃ が。

かっぱ

(河童 )で ああ~!

やめろ!

ぼく

たた か

僕 は みんな と 戦い たく ない んだ。

きたろう

鬼 太郎 さん!

うわっ!

うわ~!

かっぱ

(河童 たち )く ぅ…。

うわ~!

きたろう

ああ 鬼 太郎!

かっぱ

(河童 たち )ええ い…!

う う う…。

くる

こえ

(苦しむ 声)

くる

こえ

(苦しむ 声)

きたろう

鬼 太郎!

たた か

わし が 戦う の を 止めた ばかりに

きたろう

鬼 太郎 を

あぶ

危ない 目 に 遭わ せて しまった。

いったん

めだま

(一 反 もめん )目玉 の おやじ さん

悔やんで も しかた なか。・

すな

ばば あ

すけ

たの

砂 かけ 婆 に 助っと を 頼もう。

うん!

おとこ

こがっぱ

たの

ねずみ 男 子 河童 たち を 頼む ぞ。

え えっ!?

こがっぱ

なに

子 河童 に 何 か あったら

ただ で は 済まさ ん ぞ。

そ … そんな

ちょ … ちょっと とっつ あん!

ひと

人 に 押しつけ といて

むせきにん

なんて 無責任な ヤツ だ よった く。

なあ ? あ~!?

こがっぱ

あら どこ 行った んだ 子 河童 たち!?

なに

おれ

お め えら に 何 か ある と 俺 が

ただ じゃ 済まなく なる んだ よ

ハァ…。

・~

・~

きたろう

まえ

鬼 太郎 お前 を 食べる と

よう りき

妖力 が 増す と 聞いた。・

いま

きたろう なべ

今 から 鬼 太郎 鍋 に して

食べて やる。

まえ

なにも の

お前 は 何者 な んだ?

かっぱ

なぜ 河童 たち に

こんな ひどい こと を する?

さいご

のぞ

それ が 最後 の 望み なら

しょうたい

この 正体 見せて やら ん で も ない。

まえ

ぼうず

お前 は かに 坊主。

たし

やまおく

ぬま

確か 山奥 の 沼 に 住んで いた はず。

ぼうず

(か に 坊主 )そう さ

ひどい の は わし で は ない。・

きたろう

まえ

にんげん

鬼 太郎 お前 の 好きな 人間 だ。

なに!?

まえ

お前 の 言う とおり

おれ

かっぱ ぶち


S01E07-E08 GeGeGe no Kitarō S01E07-E08 GeGeGe no Kitarō S01E07-E08 GeGeGe no Kitarō S01E07-E08 GeGeGe no Kitarō S01E07-E08 GeGeGe no Kitarō S01E07-E08 GeGeGe no Kitarō S01E07-E08 GeGeGe no Kitarō S01E07-E08 GeGeGe no Kitarō

きたろう

鬼 太郎 を 食べて くれた な! おに|たろう||たべて||

(のっぺらぼう)

どう です ? あなた も

お ひと つ いかがでしょう か?・

うん!?

おっ?

(のっぺらぼう)

う うん !? んなっ!・

う うん…。・

くる

くる

う う う … 苦しい 苦しい! |||くるしい|くるしい

きたろう

ぶじ

おっ! 鬼 太郎 無事じゃった か! |おに|たろう|ぶじじゃった|

はら

なか

のっぺらぼう の 腹 の 中 で ||はら||なか|

ふく

膨れて いる の は ふくれて|||

ぼく

れい もう

僕 の 霊 毛 ちゃん ちゃん こ です よ。 ぼく||れい|け|||||

(のっぺらぼう )うーん…。

(のっぺらぼう)

くる

くる

うーん 苦しい 苦しい! |くるしい|くるしい

たす

ああ 助けて! |たすけて

ぼく

僕 の ちゃん ちゃん こ は ぼく|||||

まえ

はら

はれつ

お前 の 腹 を 破裂 さ せる まで おまえ||はら||はれつ|||

ふく

膨れる ぞ! ふくれる|

くる

くる

苦しい 苦しい…。 くるしい|くるしい

それ が イヤ なら 食べた みんな の ||いや||たべた||

かお

もと

もど

顔 を 元 に 戻す んだ! かお||もと||もどす|

ご え

(のっぺらぼう の うめき声) ||うめきごえ

に ど

そして 二度と |にどと

かお

顔 を 食べよう なんて 気 を かお||たべよう||き|

起こさ ない こと だ な。 おこさ||||

(のっぺらぼう)

う う … ふう … ふう…。

とり

ご え

(鳥 の 鳴き声) ちょう||なきごえ

あら

いき

(子ども たち の 荒い 息) こども|||あらい|いき

しょ うた

じゅん

(翔 太 ・淳 )ハァ ハァ…。 と|ふと|あつし||

しょ うた

(翔 太 )えい! と|ふと|

じゅん

(淳 )ん ん…! あつし||

きょう

いちばん

やった ー 今日 も 一 番! |-|きょう||ひと|ばん

しょう

ぱい

これ で 5勝 4敗 だ ! フフッ。 ||か|はい||

じゅん

ち が

(淳 )バーカ 違う だ ろ?・ あつし||ちがう||

しょう

ぱい

これ で やっと 4勝 4敗 の |||か|はい|

5分 と 5分 に なった んだ よ。 ぶん||ぶん||||

しょ うた

(翔 太) と|ふと

そ … そんな こと ある もんか。

じゅん

(淳 )そうだ よ。 あつし|そう だ|

しょ うた

(翔 太 )ええ? と|ふと|

じゅん

(淳 )ハハハッ。 あつし|

しょ うた

いそ

いそ

(翔 太 )あっ急げ 急げ~! と|ふと|あっいそげ|いそげ

じゅん

(淳 )ハハハ…。 あつし|

じゅん

ゆうこ

しょ うた

(淳 ・祐子 ・翔 太 )ハァ ハァ…。 あつし|さちこ|と|ふと||

ゆうこ

(祐子 )ん? さちこ|

アハハッ。

じょせい

(女性 )フフッ。 じょせい|

ああっハァ ハァ…。

待って よ~! まって|

わら

ご え

(子ども たち の 笑い声) こども|||わらいごえ

・(エンディングテ ー マ)

・~

・~

・ カランコロン

カランカラン コロン

・ カランコロン

カランカラン コロン

・ おばけ の ポスト に ||ぽすと|

てがみ

手紙 を 入れりゃ てがみ||いれりゃ

きたろう

おと

・ どこ か で 鬼 太郎 の ゲタ の 音 |||おに|たろう||げた||おと

・ カランコロン

カランカラン コロン

・ カランコロン

カランカラン コロン

きたろう

・ ゲゲゲ の 鬼 太郎 ||おに|たろう

むし

たたえる 虫 たち |ちゅう|

きたろう

・ どこ か へ 鬼 太郎 は |||おに|たろう|

・ 消えて 行く きえて|いく

・ カランコロン

カランカラン コロン

・ カランコロン

カランカラン コロン……

・~

おとこ

あわ

もの

〈ねずみ 男 も 慌て者 じゃ のう。・ |おとこ||あわて しゃ||

こがっぱ

こんなに かわいい 子 河童 たち を ||こ|かっぱ||

もの

まち が

化け物 と 間違える と は。〉 ばけもの||まちがえる||

なかま

〈しかし この 子 たち の 仲間 が ||こ|||なかま|

きゅう

わる

急に 悪 さ を し だした なんて。・ きゅうに|あく|||||

とう

かっぱ

父さん きっと 河童 たち は・ とうさん||かっぱ||

なにも の

何者 か に なにもの||

あやつ

操られて いる ん です ね。〉 あやつられて||||

しろ

あわ

〈ん ? この 白い 泡 は? ||しろい|あわ|

くろまく

そう か 黒幕 は ひょっとして…。〉 ||くろまく||

じかい

きたろう

〈次回 『ゲゲゲ の 鬼 太郎』…〉 じかい|||おに|たろう

きみ

うし

くろ

かげ

〈君 の 後ろ に 黒い 影。〉 きみ||うしろ||くろい|かげ

EPISODE 8 episode

ご え

(カラス の 鳴き声) ||なきごえ

・(オ ー プニングテ ー マ)

・~

・~

・~

・~

・~

とり

ご え

(鳥 の 鳴き声) ちょう||なきごえ

ろうじん

(老人) ろうじん

むかし

かっぱ ぶち

昔 ここ は 河童 淵 と いって な・ むかし|||かっぱ|ふち|||

かっぱ

ここ に 住む 河童 たち の ||すむ|かっぱ||

わる

こま

悪 さ に は 困って おった。 あく||||こまって|

しょうねん

かっぱ

わる

(少年 )河童って 悪い ヤツ な の? しょうねん|かっぱって|わるい|やつ||

ろうじん

(老人 )いやいや ろうじん|

お ぼ

たす

溺れた 子ども を 助けたり・ おぼれた|こども||たすけたり

すいがい

とき

むら

すく

水害 の 時 村 を 救ったり すいがい||じ|むら||すくったり

いい ヤツ ら な んじゃ が・ |やつ||||

イタズラ が いたずら|

度 を 過ぎる こと も あって な。 たび||すぎる||||

しょうねん

いま

かっぱ

(少年 )今 でも 河童 は いる? しょうねん|いま||かっぱ||

ろうじん

(老人 )ああ でも な・ ろうじん|||

ほら こう やって

そな

お供え を する よう に なって から・ おそなえ||||||

かっぱ

河童 は イタズラ を やめて・ かっぱ||いたずら||

にんげん

人間 と うまく やって にんげん|||

いける よう に なった んじゃ。

ろうじん

しょうねん

(老人 ・少年 )あっ? ろうじん|しょうねん|

かっぱ

あっ河童! あっかっぱ

かっぱ

ご え

(河童 たち の うなり 声) かっぱ||||こえ

かっぱ

また 河童 が |かっぱ|

わる

はじ

悪 さ を 始め おった。 あく|||はじめ|

かっぱ

ご え

(河童 たち の 鳴き声) かっぱ|||なきごえ

しょうねん

ろうじん

(少年 ・老人 )ああ…。 しょうねん|ろうじん|

かっぱ

ご え

(河童 たち の 鳴き声) かっぱ|||なきごえ

おとこ

・(ねずみ 男) |おとこ

ちょう ない

みなさま

ええ ご 町 内 の 皆様~! ||まち|うち||みなさま

こ も

るすばん

ひと さ が

子守り 留守番 人 捜し こもり|るすばん|じん|さがし

なん

何でも 引き受けます よ…。 なんでも|ひきうけます|

ダメだ こりゃ おい。 だめだ||

あー あ

けいき

ぜんぜん

景気 は 全然 よく なら ねえ しよ…。 けいき||ぜんぜん||||

はら

た あっ腹 へった。 |あっはら|

・ ホントに ほんとに

なん

何でも 引き受けるっぱ? なんでも|ひきうけるっぱ

なん

え … え … 何 だい おい ||なん||

みみ

そら 耳 か? |みみ|

つよ

・ お め え 強いっぱ? |||きょう いっぱ

つえ

つよ

強 え かって … 強い のな ん の。 つよ|||つよい|||

かくとうぎ

せかい いち

格闘技 世界 一 の かくとうぎ|せかい|ひと|

おとこ さま

ねずみ 男 様って の は |おとこ|さまって||

おれ さま

俺 様 の こと よ。 おれ|さま|||

えいっ! さっ! え いっ|

わ ちゃ ~! おりゃ~!

わ ~たた~!

ざっと こんな もん だ。

えっ…?

はい?

こがっぱ

(子 河童 1)きえ~! こ|かっぱ|

ええ えっ… おわ~!

こがっぱ

ぜんぜん

よわ

(子 河童 1)全然 弱いっぱ。 こ|かっぱ|ぜんぜん|じゃく いっぱ

こがっぱ

(子 河童 2)ダメだっぱ。 こ|かっぱ|だめだっぱ

こがっぱ

(子 河童 3)ぱっぱ~。 こ|かっぱ|

ぱっぱ…。

だれ

たす

誰 か 助けて くれよ… だれ||たすけて|

お ぼ

溺れ ち ま うよ。 おぼれ|||

おいおい おい

だれ

たす

誰 か 助けて くれよ おい…。 だれ||たすけて||

死に たかね ー よ 。 へっ? あっ? しに||-|||

なん

ハァ … 何 だ よ。 |なん||

きたろう

とう

(鬼 太郎 )ねえ 父さん。 おに|たろう||とうさん

かっぱ ぶち

むら

河童 淵 の ある 村 から かっぱ|ふち|||むら|

ハガキ が 来ました よ。 はがき||きました|

かっぱ

はたけ

みせ

河童 たち が 畑 や お 店 を 荒らして かっぱ|||はたけ|||てん||あらして

しょくりょう

食料 を 持ち逃げ して いるって。 しょくりょう||もちにげ||

めだま

(目玉 おやじ )おっと と と… めだま||||

アチッ アチャチャ…。

あ ちい あ ちい よ…。

とう

あわてる から です よ 父さん。 ||||とうさん

あつ

フゥ ~ 熱かった。 |あつかった

ハァ しか し

むら

にんげん

ようかい

あの 村 は 人間 と 妖怪 が |むら||にんげん||ようかい|

なか

ようかい へいわ きょうぞん

仲よく 暮らし とる 妖怪 平和 共存 なかよく|くらし||ようかい|へいわ|きょうぞん

むら

モデル 村 じゃった のに なあ。 もでる|むら|||

かっぱ ぶち

河童 淵 に かっぱ|ふち|

なに

何 が 起こった んでしょう? なん||おこった|

ふ ー ん。 |-|

だれ

・ だ … 誰 か~! |だれ|

きたろう

お いっ鬼 太郎! |いっおに|たろう

ケッ … これ だ よ。

なべ

カニ 鍋 なんか のんきに かに|なべ||

ばあい

食ってる 場合 じゃ お め えら… くってる|ばあい||||

ない よ ホントに…。 ||ほんとに

ひと つ いただく カニ ! うーん。 |||かに|

のんきに 食べて る の は |たべて|||

おとこ

ねずみ 男 の ほう じゃ ない の か? |おとこ||||||

ぐっ… あっくっついた…。

なに

たいへん

何 が 大変な んじゃ! なん||たいへんな|

う う…。

いや それ が よ も の すげ え

おそ

化け もん に 襲われた んだ。 ばけ|||おそわれた|

おとこ

ホント か ? ねずみ 男。 ほんと|||おとこ

おれ

俺 が ウソ つく かよ~! おれ||うそ||

とう

父さん。 とうさん

きたろう

うん 鬼 太郎。 |おに|たろう

おとこ

ねずみ 男 ホントに |おとこ|ほんとに

もの

そんな 化け物 が いた の か? |ばけもの||||

だから ウソ じゃ ねえって ば。 |うそ|||

じゃあく

あか

かがや

そりゃ もう 邪悪な 目 を 赤く 輝か せ ||じゃあくな|め||あかく|かがやか|

きば

おそ

牙 を むいて 襲いかかって きば|||おそいかかって

きや がった んだ よ。

おれ さま

しかし よ 俺 様 だって ||おれ|さま|

だま

ただ 黙って た わけじゃ ねえ ぜ。 |だまって||||

バッタ バッタ と 投げ捨てた けど よ ばった|ばった||なげすてた||

たぜい

ぶぜい

多勢 に 無勢 だ。 たぜい||ぶぜい|

たい

わる

3対 1じゃ 分 が 悪い や。 たい||ぶん||わるい|

んで まあ しかたなく

かわ

川 へ 逃げ込んだって わけ だい。 かわ||にげこんだって||

とう

ん ? 父さん。 |とうさん

きたろう

うん 気 を つけろ 鬼 太郎。 |き|||おに|たろう

出た よ。 でた|

わ ~! や やや … ああ … あ~!

なっ!?

こがっぱ

(子 河童 たち )た あ~! こ|かっぱ|||

うわっ!

かっぱ

(河童 たち )ギャ ~! うわっ!・ かっぱ|||

うわっ! あっ!

きみ

君 たち は? きみ||

ごめんなさい。

こがっぱ

(子 河童 3)ぱっぱ~。 こ|かっぱ|

った く なんで … まったく…。

ハッ…。

(くしゃみ)

おと

(食べる 音) たべる|おと

おなか すいて た んだ ね。

おと

(食べる 音) たべる|おと

こがっぱ

かっぱ ぶち

(子 河童 1)河童 淵 を 出て から こ|かっぱ|かっぱ|ふち||でて|

なに

何も 食べて い なかった んだっぱ。 なにも|たべて|||

ぱっぱ ぱっぱ。

とお

ここ まで は 遠い から な。 |||とおい||

おも

そう じゃ そんな 思い まで して |||おもい||

なに

何 し に 来た んじゃ? なん|||きた|

こがっぱ

(子 河童 たち )うーん。 こ|かっぱ||

おれ さま

はだか

まさか 俺 様 の 裸 |おれ|さま||はだか

見 に 来 たって わけじゃ み||らい||

ある め え な?

こがっぱ

ち が

(子 河童 2)ち … 違う! こ|かっぱ||ちがう

わる

ようかい

ひと

悪い 妖怪 を やっつけて くれる 人 を わるい|ようかい||||じん|

さ が

探し に 来たっぱ。 さがし||きたっぱ

でも なかなか

つよ

ひと

強そうな 人 が い なくって…。 きょうそうな|じん|||

きたな

そこ の 汚い おじさん ||きたない|

ぼく

僕たち を 見た だけ で ぼくたち||みた||

かわ

川 に 落ちた んだっぱ。 かわ||おちた|

こがっぱ

(子 河童 3)ぱっぱ ぱっぱ。 こ|かっぱ||

チェッ!

はなし

ち が

おとこ

話 が 違う な ねずみ 男。 はなし||ちがう|||おとこ

ぼく

僕って ナイーブ な んだ もん。 ぼくって||||

なに

何 が ナイーブ じゃ。 なん|||

かお

らっきょう みたいな 顔 して。 ||かお|

おれ

こころ

だ ~っ! 俺 の 心 は パリン だ ぜ。 ||おれ||こころ||||

わる

ようかい

で 悪い 妖怪って? |わるい|ようかいって

かっぱ ぶち

なに

河童 淵 に 何 が あった ん だい? かっぱ|ふち||なん||||

こがっぱ

(子 河童 たち )うん…。 こ|かっぱ||

かっぱ いちぞく

おい ら たち 河童 一族 は |||かっぱ|いちぞく|

つい こない だ まで

かっぱ ぶち

お だ

へいわ

河童 淵 で 穏やかに 平和な かっぱ|ふち||おだやかに|へいわな

おく

暮らし を 送って た んだっぱ。・ くらし||おくって||

ところが ある 日 ||ひ

ふ し ぎ

くも

あらわ

不思議な 雲 が 現れた んだっぱ。・ ふしぎな|くも||あらわれた|

くも

雲 から 飛び出した くも||とびだした

しろ

あわ

かっぱ

白い 泡 を 浴びた 河童 たち は・ しろい|あわ||あびた|かっぱ||

みんな

おかしく なった んだっぱ。

こがっぱ

(子 河童1) こ|かっぱ

わる

はじ

そんで 悪 さ を 始めた んだ。・ |あく|||はじめた|

とう

に い

父ちゃん も 兄ちゃん も みんな…。 とうちゃん||にいちゃん||

ぱっぱ…。

あわ

泡 を 浴び なかった の は あわ||あび|||

もり

あそ

森 へ 遊び に 行って た しげる||あそび||おこなって|

おい ら たち だけ だっぱ。

たす

もと

それ で 助け を 求めて きたって ||たすけ||もとめて|

わけな んじゃ な。

そういう こと なら

おとこ さま

この ねずみ 男 様 が ||おとこ|さま|

かくやす

かいけつ

格安で 解決 して やる だっぱ。 かくやすで|かいけつ|||

イヒヒヒヒ…。

イテ ~ イテ ~よ イテッ。

イテッ!

いいかげんに せんかい。

とう

かっぱ ぶち

かっぱ

父さん 河童 淵 の 河童 たち は とうさん|かっぱ|ふち||かっぱ||

わる

ようかい

悪い 妖怪 に わるい|ようかい|

あやつ

操られて いる ようです ね。 あやつられて|||

きたろう

かっぱ

ふん 鬼 太郎 河童 たち の ため に |おに|たろう|かっぱ||||

ひと はだ

一 肌 脱が ねば なら ん ようじゃ な。 ひと|はだ|だつ が|||||

はい。

きたろう

鬼 太郎 さん に おに|たろう||

来て もらえる なんて。 きて||

ぼく

ちから

かっぱ くん

僕 の 力 が 河童 君 たち の ぼく||ちから||かっぱ|きみ||

やく

役 に 立てる の なら うれしい よ。 やく||たてる||||

こがっぱ

(子 河童 1)やっただっぱ! こ|かっぱ|やった だっぱ

がんば

頑張って ここ まで 来て がんばって|||きて

ほんとう

本当に よかった だっぱ。 ほんとうに||

こがっぱ

(子 河童 3)ぱっぱ~。 こ|かっぱ|

ぱっぱぱっぱ ぱっぱぱっぱ。

・~

ハァ ハァ … おい ちょっ…

ちょっと 待って くれよ。 |まって|

ここ が

かっぱ ぶち

おい ら たち の 河童 淵 だっぱ。 ||||かっぱ|ふち|

とう

キレイ な ところで すね 父さん。 ||||とうさん

ふむ しかし

けはい

かん

おかしな 気配 を 感じる のう。 |けはい||かんじる|

ハァ ハァ … しんどい。

うわ~!

ん?

きたろう

ふむ 気 を つけろ よ 鬼 太郎。 |き||||おに|たろう

かっぱ

ひと

河童 たち は 人 が… かっぱ|||じん|

かっぱ

いや 「河童 」が 変わって おる。 |かっぱ||かわって|

とう

はい 父さん。 |とうさん

きたろう

とう

鬼 太郎 さん お 父ちゃん や おに|たろう|||とうちゃん|

に い

きず

お 兄ちゃん たち を 傷つけ ないで。 |にいちゃん|||きずつけ|

わる

みんな は 悪く ない んだっぱ。 ||わるく||

んな こ と 言って たら |||いって|

やられ ち まう だろう が。

かた

きたろう

さっさと 片づけて くれ 鬼 太郎。 |かたづけて||おに|たろう

こがっぱ

(子 河童 3)ぱっぱ~! こ|かっぱ|

こら やめろ やめろ。

むこうずね は やめろ。

く ~っ!

かっぱ

ご え

(河童 の うなり 声) かっぱ|||こえ

かっぱ

(河童 たち )いや~! かっぱ||

とう

父さん どうしましょう? とうさん|どう しましょう

いま

しょうき

うしな

ふん 今 は 正気 を 失って おる が |いま||しょうき||うしなって||

わる

悪い ヤツ ら で は ない。 わるい|やつ||||

たた か

戦わ ず に 済めば いい んじゃ が。 たたかわ|||すめば|||

かっぱ

(河童 )で ああ~! かっぱ||

やめろ!

ぼく

たた か

僕 は みんな と 戦い たく ない んだ。 ぼく||||たたかい|||

きたろう

鬼 太郎 さん! おに|たろう|

うわっ!

うわ~!

かっぱ

(河童 たち )く ぅ…。 かっぱ|||

うわ~!

きたろう

ああ 鬼 太郎! |おに|たろう

かっぱ

(河童 たち )ええ い…! かっぱ|||

う う う…。

くる

こえ

(苦しむ 声) くるしむ|こえ

くる

こえ

(苦しむ 声) くるしむ|こえ

きたろう

鬼 太郎! おに|たろう

たた か

わし が 戦う の を 止めた ばかりに ||たたかう|||とどめた|

きたろう

鬼 太郎 を おに|たろう|

あぶ

危ない 目 に 遭わ せて しまった。 あぶない|め||あわ||

いったん

めだま

(一 反 もめん )目玉 の おやじ さん ひと|はん||めだま|||

悔やんで も しかた なか。・ くやんで|||

すな

ばば あ

すけ

たの

砂 かけ 婆 に 助っと を 頼もう。 すな||ばあ||じょっと||たのもう

うん!

おとこ

こがっぱ

たの

ねずみ 男 子 河童 たち を 頼む ぞ。 |おとこ|こ|かっぱ|||たのむ|

え えっ!?

こがっぱ

なに

子 河童 に 何 か あったら こ|かっぱ||なん||

ただ で は 済まさ ん ぞ。 |||すまさ||

そ … そんな

ちょ … ちょっと とっつ あん!

ひと

人 に 押しつけ といて じん||おしつけ|

むせきにん

なんて 無責任な ヤツ だ よった く。 |むせきにんな|やつ|||

なあ ? あ~!?

こがっぱ

あら どこ 行った んだ 子 河童 たち!? ||おこなった||こ|かっぱ|

なに

おれ

お め えら に 何 か ある と 俺 が ||||なん||||おれ|

ただ じゃ 済まなく なる んだ よ ||すまなく|||

ハァ…。

・~

・~

きたろう

まえ

鬼 太郎 お前 を 食べる と おに|たろう|おまえ||たべる|

よう りき

妖力 が 増す と 聞いた。・ ようりょく||ます||きいた

いま

きたろう なべ

今 から 鬼 太郎 鍋 に して いま||おに|たろう|なべ||

食べて やる。 たべて|

まえ

なにも の

お前 は 何者 な んだ? おまえ||なにもの||

かっぱ

なぜ 河童 たち に |かっぱ||

こんな ひどい こと を する?

さいご

のぞ

それ が 最後 の 望み なら ||さいご||のぞみ|

しょうたい

この 正体 見せて やら ん で も ない。 |しょうたい|みせて|||||

まえ

ぼうず

お前 は かに 坊主。 おまえ|||ぼうず

たし

やまおく

ぬま

確か 山奥 の 沼 に 住んで いた はず。 たしか|やまおく||ぬま||すんで||

ぼうず

(か に 坊主 )そう さ ||ぼうず||

ひどい の は わし で は ない。・

きたろう

まえ

にんげん

鬼 太郎 お前 の 好きな 人間 だ。 おに|たろう|おまえ||すきな|にんげん|

なに!?

まえ

お前 の 言う とおり おまえ||いう|

おれ

かっぱ ぶち