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「C」 THE MONEY OF SOUL AND POSSIBILITY CONTROL, C: The Money of Soul and Possibility Control Episode 7

C : The Money of Soul and Possibility Control Episode 7

・~ N

( 匡 文 ) 壮 一郎 これ は 何 だ ?

( 壮 一郎 ) 金 です 。

( 匡 文 ) もう 一 度 聞く 。 これ は 何 だ ?

( 壮 一郎 ) えっ … 。

( 壮 一郎 ) お 金 です 。 お 父さん 。

( 匡 文 ) お 父さん で は ない 。 会長 と 呼べ 。

すいません 会長 。

( 匡 文 ) 申し訳 ござい ませ ん だ 。 → N

言葉遣い に は 気 を 付けろ 。 → N

ビジネス で は そういう ところ で 足元 を 見 られる 。

( 壮 一郎 ) はい … 。 ( 匡 文 ) これ は 金 だ 。 間違い ない 。 → N

だが … こうして 束ね れ ば 金 は 金 で なく なる 。 → N

分かる か ? 力 だ 。 → N

この世 を 動かす 唯一 に し て 無比 の 力 な ん だ 。

( 壮 一郎 ) 《 大学 を 卒業 し て 俺 は 即 父親 の 秘書 に なった 》

( 匡 文 ) お前 は ただ 見て いる だけ で いい 。 → N

見 て 私 が 何 を し て いる の か 考え て 学べ 。 → N

いちいち 教え を 請お う と する な 。

( 壮 一郎 ) はい 。

( 壮 一郎 ) 《 大学 時代 に 組 ん で い た バンド は → N

契約 直前 で 破綻 し た 》 → N

《 俺 は 音楽 へ の 情熱 を 失い → N

半ば 自暴自棄 で 父 の 言葉 に 従った 》

《 父 が し て いる こと は 煎じ詰め れ ば ネットワーク づくり だ 》

( 壮 一郎 ) 《 裏 に 表 に 金 を 使い → N

金 で 結ばれ た 強固 な 絆 を 形成 し て いく の だ 》 → N

《 どちら か が 倒れ れ ば お互い が つぶれる 》 → N

《 危機 が 訪れ れ ば 双方 が 助け合う 》 → N

《 これ が 力 だ 》 → N

《 別に 父 が つくった システム で は ない 》 → N

《 すでに ある もの の 中 に 父 が 入って いった だけ だ 》

( 貴子 ) どう ? 社会 人 は 。

ん ? 何とか やって る よ 。

( 貴子 ) ウフフ 兄さん に 秘書 なんて ホント 似合って ない ね 。

( 壮 一郎 ) そう か ?

( 貴子 ) 音楽 … やめ ちゃ う の ?

( 壮 一郎 ) 会社 員 だ ろ う が ミュージシャン だ ろ う が → N

食い ぶち だ と 思え ば 一緒 だ よ 。

私 嫌い じゃ なかった よ 。 兄さん の 歌 。

あの まま 続ける と 思って た 。

( 壮 一郎 ) よせよ … 。 → N

夢 を 食って 生き て いける の は 少数 の 人間 だけ だ 。 俺 は 違った 。 → N

俺 は この くそ み たい な 現実 を 食って 生き て いく よ 。

( 貴子 ) そう … 。

( 壮 一郎 ) 《 父 は 俺 に 全て を たたき 込も う と し た 》 → N

《 要 は 世襲 だ 》 → N

《 社 内 の 空気 は 冷たかった が 俺 は 気 に し なかった 》

・~ N

( 壮 一郎 ) 安定 し て た ん じゃ ない ん です か ! ?

( 医師 ) それ が 不安定 に なった と いう こと です 。

( 壮 一郎 ) そんな いいかげん な !

気休め を 言って ほしい ん です か ?

( 壮 一郎 ) 《 妹 を 救う に は 国 内 の 病院 で は 無理 で → N

アメリカ の 医療 施設 に → N

送ら ね ば なら ない と いう こと だった 》 → N

《 俺 は 一 も 二 も なく 煩 瑣 な 手続き を 進め た 》

( 壮 一郎 ) 《 そんな とき だ 》

( 重役 ) 朝 から 売り 一方 です !

( 重役 ) 取引先 に どう 言え ば … 。 ( 重役 ) このまま で は 破綻 し ます !

( 重役 たち ) 会長 !

( 壮 一郎 ) 《 会社 が 傾 い た 》

( 壮 一郎 ) 《 ネットワーク に ほころび が 生じ た の だ 》 → N

《 親父 が つくった もの と は 違う ネットワーク の → N

干渉 に よる もの らしかった 》

( 壮 一郎 ) 処分 できる もの は 処分 し て は どう です か ?

( 匡 文 ) お前 は 家 も 土地 も なく し た 男 と → N

ビジネス を する 気 に なる か ? ( 壮 一郎 ) それ は … 。

( 匡 文 ) 大事 な の は 何より も 信用 だ 。 → N

どんな 風評 が 流れよ う が 泰 然 と して い なけ れ ば なら ん 。 → N

慌てる な 。 動揺 する な 。 何でもない 顔 を し て いろ 。 → N

あられ も なく 振る舞う ほど 未来 が なくなる ぞ 。

はい … 。

( 匡 文 ) 貴子 の 渡 米 は 取りやめ だ 。

( 壮 一郎 ) な っ 何 です って ! ?

( 匡 文 ) そんな 余裕 は 今 は ない 。

貴子 が … 貴子 が 死 ん で も いい って 言う ん です か ! ?

( 匡 文 ) 助かる 保証 が ある わけ で は ない 。

可能 性 が ある なら 懸ける べき じゃ ない ん です か !

( 匡 文 ) 分かって い た はず だ 。 初め から な 。

( 壮 一郎 ) 私 は 信じ た こと は あり ませ ん !

( 匡 文 ) 貴子 が 死 ん だ ところ で 会社 の 信用 は 下がら ん 。

それ でも 親 か ! !

( 匡 文 ) お前 たち の 親 で ある 以前 に 公人 な ん だ … 。

( 匡 文 ) 身内 より も 先 に 守ら なけ れ ば なら ない もの が ある 。

( 匡 文 ) お前 に も その うち 分かる 。

( 壮 一郎 ) そんな 理屈 は 分かり たく も ない ! → N

あなた が 金 を 出さ ない と 言う の なら → N

私 が 自分 で 金 を つくる !

( 壮 一郎 ) 《 分から なかった 》 → N

《 自分 の 娘 より も ビジネス を → N

優先 する など と いう こと が ある わけ が ない 》 → N

《 あって いい はず が ない 》

( 川島 ) 会長 から あなた を 外 に 出す な と 指示 が あり まし た 。

お前 に とやかく 言わ れる 筋合い は ない ! どけ ! ! → N

う っ … 。

( 川島 ) お 許し ください 。 ( 壮 一郎 ) ああ … 。

( 壮 一郎 ) 《 俺 は 数 日間 自宅 に 軟禁 さ れ た 》 → N

《 俺 が 金策 に 走る と 信用 が なくなる らしい 》 → N

《 そんな 信用 なら なくなって いい と 思った 。 が → N

あの ころ の 俺 は 無力 だった 》

・ ( ドア の 開く 音 )

病院 に お 連れ し ます 。

ハァ ハァ ハァ … 。

貴子 … 。

( 貴子 ) あっ … 。 → N

二 人 に … し て もらえ ませ ん か ?

久し … ぶり だ ね … 。 ( 壮 一郎 ) ああ 。

もう 会え ない か と 思った … 。 ( 壮 一郎 ) ごめん 。

この 状態 じゃ 無理 だ から … N アメリカ 行き は 中止 だって 。 → N

でも ちょっと 安心 し た 。

日本 … 離れ たく なかった から 。

( 壮 一郎 ) どうして ! ?

兄さん は … 今日 の 次 は → N

当たり前 の よう に あした が 来る って 思って る でしょ 。

( 貴子 ) 今週 の 次 は … 来週 。

今月 の 次 は … 来月 。 → N

ことし の 次 は … 来年 。

( 貴子 ) 私 に は それ が ない の … 。

今日 眠ったら … N あした は 目覚め ない かも しれ ない 。

今 しか … N 今 この 瞬間 が 全て な の 。

無理 し て 外国 行ったり する より → N

ここ で こうして る 方 が いい 。

( 貴子 ) 兄さん に は 理解 でき ない かも しれ ない けど … 。

( 壮 一郎 ) 貴子 … 。

ずっと 今日 が … N 続け ば いい のに … 。

このまま 変わら ない 毎日 が …→ N

永遠 に 続け ば いい のに … 。

( 壮 一郎 ) 《 その 夜 貴子 は 意識 を 失った 》 → N

《 以来 今日 まで 目 を 覚まさ ない 》

( 壮 一郎 ) 《 俺 は 心 を 閉ざし 仕事 に 打ち込 ん だ 》

( 壮 一郎 ) 《 父 と の 関係 も ビジネス だけ に なった 》

( 壮 一郎 ) 《 そんな ころ だ 。 あの 男 が 現れ た の は … 》

・ ( ノック )

( 真坂 木 ) こんばんは 。 → N

フフッ 。

( 壮 一郎 ) 《 俺 は やつ に 尋ね た 》

( 壮 一郎 ) 《 なぜ 必要 な とき に 現れ て くれ なかった の か と 》

「 CLOSING 」 ! 「 YOU HAVE GAIN 」 !

( 壮 一郎 ) 《 もっと 早く 現れ て い て さえ くれ れ ば → N

あるいは … 》

( 真坂 木 ) さあ それ は 私 に は 分かり かね ます 。

( 壮 一郎 ) 《 この 街 に は 意思 が ない よう で ある 》 → N

《 もてあそ ん で いる の だ 》 → N

《 人々 の 運命 を 》 → N

《 高み の 見物 を し て われわれ を あざ笑って いる の だ 》

( 壮 一郎 ) 《 ならば 俺 も もてあそ ん で やろ う 》 → N

《 この 街 を もてあそび → N

現実 を 守る ため に 利用 して やろ う 》 → N

《 負け て も 勝って も あざけら れる の なら → N

こちら の 道理 を 通す まで だ 》

( 壮 一郎 ) ん ! ? ( Q ) どう し た の です か ?

いや 何でもない 。 → N

俺 たち に は 関係 の ない こと さ 。

( 真 朱 ) 公 麿 ! ( 公 麿 ) ん ~… 。

( 真 朱 ) 公 麿 ~ ! ( 公 麿 ) ん ? う わ っ !

( 真 朱 ) 《 私 の アントレ は 変わって る 》

《 初めて 会った とき から … 》

《 抜け た 感じ は し て た けど 》

《 いざ ディール に なって みる と → N

本当 に 抜け て い て … 》

《 どうやら 周囲 の 状況 と 自分 の 気持ち が → N

離れ 過ぎ て いる と 何も でき ない らしく 》

《 追い詰め られる と → N

空気 を 読ま ず に 自分 の 気持ち を 選ぶ よう だ 》

( 真 朱 ) あー !

「 ANGEL 」 !

未来 より も 何より も → N

俺 は とにかく 身近 な もの を 失う の が 怖い 。

《 行 こ う 真 朱 》

《 そうして 私 たち は 勝った の だ けど → N

負け た 相手 を 見 て …→ N

またまた 悩 ん で いる 》

どう すりゃ い い ん だ 結局 … 。

まあ 戦う ん だ けど な 。

納得 す ん のに 時間 が かかん だ よ 。

う ~ ん 。

《 決断 し て は 迷い 迷って は 決断 し て いる 》

《 この 街 で 他 に そんな 人 は い ない 》

《 アセット は アントレ の 資産 だ から 》

《 皆 その 関係 は ドライ だ 》

《 けど この 人 は 違う 》

《 私 の 見た目 が 人間 に 近い から ? 》

《 … と いう わけ で は ない らしい 》

お前 が 俺 の 未来 な ん だ よ な ?

じゃあ 俺 の 未 来 って 何 ?

さあ ?

《 アセット は アントレ の 失わ れ た 未来 が 形 に なった もの だ と いう 》

《 理屈 は そう だ けど どういう 仕組み な の か は → N

私 に も よく 分から ない 》

《 この 人 の 何 が どう なれ ば → N

未来 が 私 って こと に なる ん だ ろ う ? 》

《 アセット に とって 未来 が どう こう なんて 関係ない 》

《 ディール で 戦う ため に 生まれ た の だ から → N

今 しか ない 》

《 それ で いい … と 思って た けど → N

この 人 が 気 に し て いる ので → N

こっち も それなり に 気 に なって くる 》

ん ?

よく 分か ん ねえ から さ 。

未来 は 大事 だ ろ う けど → N

三國 さん が 言って る みたい に 今 も 大事 だ し さ → N

お前 は 気 に なら ない の ? そんなに 。

だって どこ か で 現実 を 生き て た かも しれ ない ん だ ろ ?

別に このま ん ま で 幸せ 。

変 な 人 が 横 に いる から 退屈 も し ない し 。

そう か よ 。

《 ホント に そう な ん だ けど … 》

《 普通 に こうして やって いけ れ ば → N

それ で いい ん じゃ ない か と 思う ん だ けど 》

あれ 食べ たい 。

お前 そんなに 食欲 湧 い て き た の ?

カップ 麺 みたい な の だったら いくら でも いける か も 。

おい !

《 人間 は 毎日 毎日 きちんと 栄養 を 摂取 し なけ れ ば → N

生き て いけない らしい 》

うん うん 。

あっ 。

( 酒巻 ) 君 か … 。 → N

その後 も 稼 い で いる よう だ な 。 そんな でも ない です 。

ムクドリ ギルド に も 入り まし た し 。

( 酒巻 ) ギルド に ?

私 は どうも ああいう の が 苦手 で ね 。

一 人 の 方 が 気楽 で いい 。

何 か ちょっと 分かり ます それ 。

分かる ん だったら なぜ 入った ?

いや まあ 入って 分かった っ つ う か … 。

運 が 強い や つって の は いる 。

君 が そう な の かも しれ ない な 。

いや … あの ちょっと 聞い て いい です か ?

ああ 。

アセット って アントレ の 未来 が 形 に なった もの です よ ね ?

じゃあ あの 怪物 は → N

あなた の どんな 未来 が 形 に なった もの だ と 思い ます ?

分から ん 。 ギーグ が 何で あんな 形 な の か 。

( 酒巻 ) 知り たい と 思わ ない でも ない が …→ N

分から ん 。 そう です か … 。

《 やっぱり 気 に なる ん だ 》

《 でも 私 は 私 。 それ でも い い ん だ けど なあ 》

( 男性 ) 食べろ よ ほら 。 → N

そう すりゃ 少し は ディール が 強く な ん だ ろ う ? → N

お前 の 仲間 が あんなに 食べ て ん だ から さあ 。

( 男性 ) 食べ させる だけ じゃ 駄目 な ん じゃ ない の ?

( 男性 ) 日ごろ から もっと 色々 と さ ~→ N

人間 らし ~ く 扱って あげ ない と 。

( 男性 ) そ っか もっと 色々 な かわい がって やら なきゃ 駄目 か 。

( 酒巻 ) 気 に する な 。

《 私 に は 分から ない こと が まだまだ 多い 》

何 だ よ 。 別に 。

じろじろ 見 ん な よ 。 うん … 。

《 けど 一 つ だけ 分かって いる こと が ある 》

《 それ は この 人 と 一緒 に い て 嫌 じゃ ない って こと だ 》

《 いらいら さ せ られる こと も 多い けど → N

不思議 に 安心 し た 気持ち に なって くる 》

俺 さ ! ん ?

間違い たく ねえ ん だ よ 。

右 を 選ぶ か 左 を 選ぶ の か → N

俺 が 間違って 人 に 迷惑 掛け たり → N

がっかり さ せ たり する の が 嫌 な ん だ よ 。

いや そう じゃ ねえ な … 。

俺 だ よ … N 俺 が 傷つき たく ない ん だ 。

ずるい ん だ 俺 。

《 だから なかなか 行動 でき ない ん だ 》

《 考え ちゃ う ん だ よ な これ で いい の か って 》

お っ 。 ハァ ハァ ハァ … 。

( 殴る 音 )

( 男性 ) 痛 え 。 → N

何 し や がん だ て め え !

この 野郎 !

ぐ っ … 。

何で 後 から 殴り に 行った の ?

だから さ 間違え たく ねえ ん だ よ 。

あの 場 で すげ え ムカ つい た けど さ → N

それ で キレ て いい か 分か ん ねえ じゃ ん 。

けど お前 と 話し て たら や っぱ キレ よ う と 思って 。

キレ て いい と 思って さ 。 ふう ん 。

お前 に は 分か ん ねえ かも しん ない けど → N

こういう の って 頭 に き た から 正しい って もん で も ない から さ 。

そう な ん だ … 。

《 三國 さん や あの サトウ って 人 が この 人 に 期待 し てる の も → N

こういう ところ が ある から なん だ ろ う か 》

・ えっ ! ? そんなに 安 … 。

・・ ( 音楽 )

・ 晴れ 後 曇り 降水 確率 は … 。 ・ 今週 の 3 位 は … 。

え ?

・・ ( 音楽 )

キス だ よ 。

好き な 人 同士 で 唇 を 重ねる ん だ よ 。

やって み たい ! えっ ! ?

あっ あれ は … 。

ものすごく 好き な 人 と じゃ ない と やっちゃ いけない ん だ よ 。

ああいう こと は 。 そう な の ?

お前 が 考え て いる 30 倍 くらい の 気持ち が ない と 駄目 な ん だ 。

そう な ん だ 。 じゃあ どんな 感じ が す ん の ?

えっ 俺 は … 。

した こと … ない から … 。

どんな 感じ か 分か ん ない ん だ 。

ああ … 。

あんた より 30 倍 好き だったら し て も いい ん だ よ ね ?

それ なら 何 の 問題 も ねえ よ 。

じゃあ その うち そう する 。

ああ そうして くれよ 。

《 私 に 分から ない こと は まだまだ 多い 》

《 でも その うち こいつ に も → N

いろんな こと が 分かって くん の かな 》

《 未来 が どうこう と か … 》

《 深く 考え 過ぎ な ん だ ろ う か ? 》

ん ? ねえ … 。 ( 井 種田 ) はい ?

あそこ の 高層 ビル 5 つ なかった ? 今 3 つ しか ない ん だ けど … 。

( 井 種田 ) さあ … N そういう こと に は 疎い もの で 。

何 か … 来る 前 と ちょっと 違って 見える ん だ けど 。

( 井 種田 ) 気のせい じゃ ない です か ?

( 井 種田 ) まあ 気のせい だ と 思って おい た 方 が → N

気楽 かも しれ ませ ん ねえ 。

えっ ! ?

・~ N

( あ なる ) だって さ ー やっぱり 怒ら れ た ん だ もん 。 → N

もう なまはげ か と 思った !

( あ なる ) 家出 して やる ~ って 言ったら → N


C : The Money of Soul and Possibility Control Episode 7 C: The Money of Soul and Possibility Control Episode 7

・~\ N

( 匡 文 ) 壮 一郎 これ は 何 だ ? きよう|ぶん|そう|いちろう|||なん|

( 壮 一郎 ) 金 です 。 そう|いちろう|きむ|

( 匡 文 ) もう 一 度 聞く 。 これ は 何 だ ? きよう|ぶん||ひと|たび|きく|||なん|

( 壮 一郎 ) えっ … 。 そう|いちろう|

( 壮 一郎 ) お 金 です 。 お 父さん 。 そう|いちろう||きむ|||とうさん

( 匡 文 ) お 父さん で は ない 。 会長 と 呼べ 。 きよう|ぶん||とうさん||||かいちょう||よべ

すいません 会長 。 |かいちょう

( 匡 文 ) 申し訳 ござい ませ ん だ 。 →\ N きよう|ぶん|もうし わけ|||||

言葉遣い に は 気 を 付けろ 。 →\ N ことばづかい|||き||つけろ|

ビジネス で は そういう ところ で 足元 を 見 られる 。 びじねす||||||あしもと||み|

( 壮 一郎 ) はい … 。 ( 匡 文 ) これ は 金 だ 。 間違い ない 。 →\ N そう|いちろう||きよう|ぶん|||きむ||まちがい||

だが … こうして 束ね れ ば 金 は 金 で なく なる 。 →\ N ||たばね|||きむ||きむ||||

分かる か ? 力 だ 。 →\ N わかる||ちから||

この世 を 動かす 唯一 に し て 無比 の 力 な ん だ 。 このよ||うごかす|ゆいいつ||||むひ||ちから|||

( 壮 一郎 ) 《 大学 を 卒業 し て 俺 は 即 父親 の 秘書 に なった 》 そう|いちろう|だいがく||そつぎょう|||おれ||そく|ちちおや||ひしょ||

( 匡 文 ) お前 は ただ 見て いる だけ で いい 。 →\ N きよう|ぶん|おまえ|||みて|||||

見 て 私 が 何 を し て いる の か 考え て 学べ 。 →\ N み||わたくし||なん|||||||かんがえ||まなべ|

いちいち 教え を 請お う と する な 。 |おしえ||うけお||||

( 壮 一郎 ) はい 。 そう|いちろう|

( 壮 一郎 ) 《 大学 時代 に 組 ん で い た バンド は →\ N そう|いちろう|だいがく|じだい||くみ|||||ばんど||

契約 直前 で 破綻 し た 》 →\ N けいやく|ちょくぜん||はたん|||

《 俺 は 音楽 へ の 情熱 を 失い →\ N おれ||おんがく|||じょうねつ||うしない|

半ば 自暴自棄 で 父 の 言葉 に 従った 》 なかば|じぼうじき||ちち||ことば||したがった

《 父 が し て いる こと は 煎じ詰め れ ば ネットワーク づくり だ 》 ちち|||||||せんじつめ|||ねっとわーく||

( 壮 一郎 ) 《 裏 に 表 に 金 を 使い →\ N そう|いちろう|うら||ひょう||きむ||つかい|

金 で 結ばれ た 強固 な 絆 を 形成 し て いく の だ 》 →\ N きむ||むすばれ||きょうこ||きずな||けいせい||||||

《 どちら か が 倒れ れ ば お互い が つぶれる 》 →\ N |||たおれ|||おたがい|||

《 危機 が 訪れ れ ば 双方 が 助け合う 》 →\ N きき||おとずれ|||そうほう||たすけあう|

《 これ が 力 だ 》 →\ N ||ちから||

《 別に 父 が つくった システム で は ない 》 →\ N べつに|ちち|||しすてむ||||

《 すでに ある もの の 中 に 父 が 入って いった だけ だ 》 ||||なか||ちち||はいって|||

( 貴子 ) どう ? 社会 人 は 。 あつこ||しゃかい|じん|

ん ? 何とか やって る よ 。 |なんとか|||

( 貴子 ) ウフフ 兄さん に 秘書 なんて ホント 似合って ない ね 。 あつこ||にいさん||ひしょ||ほんと|にあって||

( 壮 一郎 ) そう か ? そう|いちろう||

( 貴子 ) 音楽 … やめ ちゃ う の ? あつこ|おんがく||||

( 壮 一郎 ) 会社 員 だ ろ う が ミュージシャン だ ろ う が →\ N そう|いちろう|かいしゃ|いん|||||みゅーじしゃん|||||

食い ぶち だ と 思え ば 一緒 だ よ 。 くい||||おもえ||いっしょ||

私 嫌い じゃ なかった よ 。 兄さん の 歌 。 わたくし|きらい||||にいさん||うた

あの まま 続ける と 思って た 。 ||つづける||おもって|

( 壮 一郎 ) よせよ … 。 →\ N そう|いちろう||

夢 を 食って 生き て いける の は 少数 の 人間 だけ だ 。 俺 は 違った 。 →\ N ゆめ||くって|いき|||||しょうすう||にんげん|||おれ||ちがった|

俺 は この くそ み たい な 現実 を 食って 生き て いく よ 。 おれ|||||||げんじつ||くって|いき|||

( 貴子 ) そう … 。 あつこ|

( 壮 一郎 ) 《 父 は 俺 に 全て を たたき 込も う と し た 》 →\ N そう|いちろう|ちち||おれ||すべて|||こも|||||

《 要 は 世襲 だ 》 →\ N かなめ||せしゅう||

《 社 内 の 空気 は 冷たかった が 俺 は 気 に し なかった 》 しゃ|うち||くうき||つめたかった||おれ||き|||

・~\ N

( 壮 一郎 ) 安定 し て た ん じゃ ない ん です か ! ? そう|いちろう|あんてい|||||||||

( 医師 ) それ が 不安定 に なった と いう こと です 。 いし|||ふあんてい||||||

( 壮 一郎 ) そんな いいかげん な ! そう|いちろう|||

気休め を 言って ほしい ん です か ? きやすめ||いって||||

( 壮 一郎 ) 《 妹 を 救う に は 国 内 の 病院 で は 無理 で →\ N そう|いちろう|いもうと||すくう|||くに|うち||びょういん|||むり||

アメリカ の 医療 施設 に →\ N あめりか||いりょう|しせつ||

送ら ね ば なら ない と いう こと だった 》 →\ N おくら|||||||||

《 俺 は 一 も 二 も なく 煩 瑣 な 手続き を 進め た 》 おれ||ひと||ふた|||わずら|さ||てつづき||すすめ|

( 壮 一郎 ) 《 そんな とき だ 》 そう|いちろう|||

( 重役 ) 朝 から 売り 一方 です ! じゅうやく|あさ||うり|いっぽう|

( 重役 ) 取引先 に どう 言え ば … 。 ( 重役 ) このまま で は 破綻 し ます ! じゅうやく|とりひきさき|||いえ||じゅうやく||||はたん||

( 重役 たち ) 会長 ! じゅうやく||かいちょう

( 壮 一郎 ) 《 会社 が 傾 い た 》 そう|いちろう|かいしゃ||かたむ||

( 壮 一郎 ) 《 ネットワーク に ほころび が 生じ た の だ 》 →\ N そう|いちろう|ねっとわーく||||しょうじ||||

《 親父 が つくった もの と は 違う ネットワーク の →\ N おやじ||||||ちがう|ねっとわーく||

干渉 に よる もの らしかった 》 かんしょう||||

( 壮 一郎 ) 処分 できる もの は 処分 し て は どう です か ? そう|いちろう|しょぶん||||しょぶん||||||

( 匡 文 ) お前 は 家 も 土地 も なく し た 男 と →\ N きよう|ぶん|おまえ||いえ||とち|||||おとこ||

ビジネス を する 気 に なる か ? ( 壮 一郎 ) それ は … 。 びじねす|||き||||そう|いちろう||

( 匡 文 ) 大事 な の は 何より も 信用 だ 。 →\ N きよう|ぶん|だいじ||||なにより||しんよう||

どんな 風評 が 流れよ う が 泰 然 と して い なけ れ ば なら ん 。 →\ N |ふうひょう||ながれよ|||ひろし|ぜん|||||||||

慌てる な 。 動揺 する な 。 何でもない 顔 を し て いろ 。 →\ N あわてる||どうよう|||なんでもない|かお|||||

あられ も なく 振る舞う ほど 未来 が なくなる ぞ 。 あら れ|||ふるまう||みらい|||

はい … 。

( 匡 文 ) 貴子 の 渡 米 は 取りやめ だ 。 きよう|ぶん|あつこ||と|べい||とりやめ|

( 壮 一郎 ) な っ 何 です って ! ? そう|いちろう|||なん||

( 匡 文 ) そんな 余裕 は 今 は ない 。 きよう|ぶん||よゆう||いま||

貴子 が … 貴子 が 死 ん で も いい って 言う ん です か ! ? あつこ||あつこ||し||||||いう|||

( 匡 文 ) 助かる 保証 が ある わけ で は ない 。 きよう|ぶん|たすかる|ほしょう||||||

可能 性 が ある なら 懸ける べき じゃ ない ん です か ! かのう|せい||||かける||||||

( 匡 文 ) 分かって い た はず だ 。 初め から な 。 きよう|ぶん|わかって|||||はじめ||

( 壮 一郎 ) 私 は 信じ た こと は あり ませ ん ! そう|いちろう|わたくし||しんじ||||||

( 匡 文 ) 貴子 が 死 ん だ ところ で 会社 の 信用 は 下がら ん 。 きよう|ぶん|あつこ||し|||||かいしゃ||しんよう||さがら|

それ でも 親 か ! ! ||おや|

( 匡 文 ) お前 たち の 親 で ある 以前 に 公人 な ん だ … 。 きよう|ぶん|おまえ|||おや|||いぜん||こうじん|||

( 匡 文 ) 身内 より も 先 に 守ら なけ れ ば なら ない もの が ある 。 きよう|ぶん|みうち|||さき||まもら||||||||

( 匡 文 ) お前 に も その うち 分かる 。 きよう|ぶん|おまえ|||||わかる

( 壮 一郎 ) そんな 理屈 は 分かり たく も ない ! →\ N そう|いちろう||りくつ||わかり||||

あなた が 金 を 出さ ない と 言う の なら →\ N ||きむ||ださ|||いう|||

私 が 自分 で 金 を つくる ! わたくし||じぶん||きむ||

( 壮 一郎 ) 《 分から なかった 》 →\ N そう|いちろう|わから||

《 自分 の 娘 より も ビジネス を →\ N じぶん||むすめ|||びじねす||

優先 する など と いう こと が ある わけ が ない 》 →\ N ゆうせん|||||||||||

《 あって いい はず が ない 》

( 川島 ) 会長 から あなた を 外 に 出す な と 指示 が あり まし た 。 かわしま|かいちょう||||がい||だす|||しじ||||

お前 に とやかく 言わ れる 筋合い は ない ! どけ ! ! →\ N おまえ|||いわ||すじあい||||

う っ … 。

( 川島 ) お 許し ください 。 ( 壮 一郎 ) ああ … 。 かわしま||ゆるし||そう|いちろう|

( 壮 一郎 ) 《 俺 は 数 日間 自宅 に 軟禁 さ れ た 》 →\ N そう|いちろう|おれ||すう|にち かん|じたく||なんきん||||

《 俺 が 金策 に 走る と 信用 が なくなる らしい 》 →\ N おれ||きんさく||はしる||しんよう||||

《 そんな 信用 なら なくなって いい と 思った 。 が →\ N |しんよう|||||おもった||

あの ころ の 俺 は 無力 だった 》 |||おれ||むりょく|

・ ( ドア の 開く 音 ) どあ||あく|おと

病院 に お 連れ し ます 。 びょういん|||つれ||

ハァ ハァ ハァ … 。

貴子 … 。 あつこ

( 貴子 ) あっ … 。 →\ N あつこ||

二 人 に … し て もらえ ませ ん か ? ふた|じん|||||||

久し … ぶり だ ね … 。 ( 壮 一郎 ) ああ 。 ひさし||||そう|いちろう|

もう 会え ない か と 思った … 。 ( 壮 一郎 ) ごめん 。 |あえ||||おもった|そう|いちろう|

この 状態 じゃ 無理 だ から …\ N アメリカ 行き は 中止 だって 。 →\ N |じょうたい||むり||||あめりか|いき||ちゅうし||

でも ちょっと 安心 し た 。 ||あんしん||

日本 … 離れ たく なかった から 。 にっぽん|はなれ|||

( 壮 一郎 ) どうして ! ? そう|いちろう|

兄さん は … 今日 の 次 は →\ N にいさん||きょう||つぎ||

当たり前 の よう に あした が 来る って 思って る でしょ 。 あたりまえ||||||くる||おもって||

( 貴子 ) 今週 の 次 は … 来週 。 あつこ|こんしゅう||つぎ||らいしゅう

今月 の 次 は … 来月 。 →\ N こんげつ||つぎ||らいげつ|

ことし の 次 は … 来年 。 ||つぎ||らいねん

( 貴子 ) 私 に は それ が ない の … 。 あつこ|わたくし||||||

今日 眠ったら …\ N あした は 目覚め ない かも しれ ない 。 きょう|ねむったら||||めざめ||||

今 しか …\ N 今 この 瞬間 が 全て な の 。 いま|||いま||しゅんかん||すべて||

無理 し て 外国 行ったり する より →\ N むり|||がいこく|おこなったり|||

ここ で こうして る 方 が いい 。 ||||かた||

( 貴子 ) 兄さん に は 理解 でき ない かも しれ ない けど … 。 あつこ|にいさん|||りかい||||||

( 壮 一郎 ) 貴子 … 。 そう|いちろう|あつこ

ずっと 今日 が …\ N 続け ば いい のに … 。 |きょう|||つづけ|||

このまま 変わら ない 毎日 が …→\ N |かわら||まいにち||

永遠 に 続け ば いい のに … 。 えいえん||つづけ|||

( 壮 一郎 ) 《 その 夜 貴子 は 意識 を 失った 》 →\ N そう|いちろう||よ|あつこ||いしき||うしなった|

《 以来 今日 まで 目 を 覚まさ ない 》 いらい|きょう||め||さまさ|

( 壮 一郎 ) 《 俺 は 心 を 閉ざし 仕事 に 打ち込 ん だ 》 そう|いちろう|おれ||こころ||とざし|しごと||うちこ||

( 壮 一郎 ) 《 父 と の 関係 も ビジネス だけ に なった 》 そう|いちろう|ちち|||かんけい||びじねす|||

( 壮 一郎 ) 《 そんな ころ だ 。 あの 男 が 現れ た の は … 》 そう|いちろう|||||おとこ||あらわれ|||

・ ( ノック )

( 真坂 木 ) こんばんは 。 →\ N まさか|き|こんばん は|

フフッ 。

( 壮 一郎 ) 《 俺 は やつ に 尋ね た 》 そう|いちろう|おれ||||たずね|

( 壮 一郎 ) 《 なぜ 必要 な とき に 現れ て くれ なかった の か と 》 そう|いちろう||ひつよう||||あらわれ||||||

「 CLOSING 」 ! 「 YOU HAVE GAIN 」 !

( 壮 一郎 ) 《 もっと 早く 現れ て い て さえ くれ れ ば →\ N そう|いちろう||はやく|あらわれ||||||||

あるいは … 》

( 真坂 木 ) さあ それ は 私 に は 分かり かね ます 。 まさか|き||||わたくし|||わかり||

( 壮 一郎 ) 《 この 街 に は 意思 が ない よう で ある 》 →\ N そう|いちろう||がい|||いし||||||

《 もてあそ ん で いる の だ 》 →\ N

《 人々 の 運命 を 》 →\ N ひとびと||うんめい||

《 高み の 見物 を し て われわれ を あざ笑って いる の だ 》 たかみ||けんぶつ||||||あざわらって|||

( 壮 一郎 ) 《 ならば 俺 も もてあそ ん で やろ う 》 →\ N そう|いちろう||おれ|||||||

《 この 街 を もてあそび →\ N |がい|||

現実 を 守る ため に 利用 して やろ う 》 →\ N げんじつ||まもる|||りよう||||

《 負け て も 勝って も あざけら れる の なら →\ N まけ|||かって||||||

こちら の 道理 を 通す まで だ 》 ||どうり||とおす||

( 壮 一郎 ) ん ! ? ( Q ) どう し た の です か ? そう|いちろう||||||||

いや 何でもない 。 →\ N |なんでもない|

俺 たち に は 関係 の ない こと さ 。 おれ||||かんけい||||

( 真 朱 ) 公 麿 ! ( 公 麿 ) ん ~… 。 まこと|しゅ|おおやけ|まろ|おおやけ|まろ|

( 真 朱 ) 公 麿 ~ ! ( 公 麿 ) ん ? う わ っ ! まこと|しゅ|おおやけ|まろ|おおやけ|まろ||||

( 真 朱 ) 《 私 の アントレ は 変わって る 》 まこと|しゅ|わたくし||||かわって|

《 初めて 会った とき から … 》 はじめて|あった||

《 抜け た 感じ は し て た けど 》 ぬけ||かんじ|||||

《 いざ ディール に なって みる と →\ N

本当 に 抜け て い て … 》 ほんとう||ぬけ|||

《 どうやら 周囲 の 状況 と 自分 の 気持ち が →\ N |しゅうい||じょうきょう||じぶん||きもち||

離れ 過ぎ て いる と 何も でき ない らしく 》 はなれ|すぎ||||なにも|||

《 追い詰め られる と →\ N おいつめ|||

空気 を 読ま ず に 自分 の 気持ち を 選ぶ よう だ 》 くうき||よま|||じぶん||きもち||えらぶ||

( 真 朱 ) あー ! まこと|しゅ|

「 ANGEL 」 !

未来 より も 何より も →\ N みらい|||なにより||

俺 は とにかく 身近 な もの を 失う の が 怖い 。 おれ|||みぢか||||うしなう|||こわい

《 行 こ う 真 朱 》 ぎょう|||まこと|しゅ

《 そうして 私 たち は 勝った の だ けど →\ N |わたくし|||かった||||

負け た 相手 を 見 て …→\ N まけ||あいて||み||

またまた 悩 ん で いる 》 |なや|||

どう すりゃ い い ん だ 結局 … 。 ||||||けっきょく

まあ 戦う ん だ けど な 。 |たたかう||||

納得 す ん のに 時間 が かかん だ よ 。 なっとく||||じかん||||

う ~ ん 。

《 決断 し て は 迷い 迷って は 決断 し て いる 》 けつだん||||まよい|まよって||けつだん|||

《 この 街 で 他 に そんな 人 は い ない 》 |がい||た|||じん|||

《 アセット は アントレ の 資産 だ から 》 ||||しさん||

《 皆 その 関係 は ドライ だ 》 みな||かんけい||どらい|

《 けど この 人 は 違う 》 ||じん||ちがう

《 私 の 見た目 が 人間 に 近い から ? 》 わたくし||みため||にんげん||ちかい|

《 … と いう わけ で は ない らしい 》

お前 が 俺 の 未来 な ん だ よ な ? おまえ||おれ||みらい|||||

じゃあ 俺 の 未 来 って 何 ? |おれ||み|らい||なん

さあ ?

《 アセット は アントレ の 失わ れ た 未来 が 形 に なった もの だ と いう 》 ||||うしなわ|||みらい||かた||||||

《 理屈 は そう だ けど どういう 仕組み な の か は →\ N りくつ||||||しくみ|||||

私 に も よく 分から ない 》 わたくし||||わから|

《 この 人 の 何 が どう なれ ば →\ N |じん||なん|||||

未来 が 私 って こと に なる ん だ ろ う ? 》 みらい||わたくし||||||||

《 アセット に とって 未来 が どう こう なんて 関係ない 》 |||みらい|||||かんけいない

《 ディール で 戦う ため に 生まれ た の だ から →\ N ||たたかう|||うまれ|||||

今 しか ない 》 いま||

《 それ で いい … と 思って た けど →\ N ||||おもって|||

この 人 が 気 に し て いる ので →\ N |じん||き||||||

こっち も それなり に 気 に なって くる 》 ||||き|||

ん ?

よく 分か ん ねえ から さ 。 |わか||||

未来 は 大事 だ ろ う けど →\ N みらい||だいじ|||||

三國 さん が 言って る みたい に 今 も 大事 だ し さ →\ N みくに|||いって||||いま||だいじ||||

お前 は 気 に なら ない の ? そんなに 。 おまえ||き|||||

だって どこ か で 現実 を 生き て た かも しれ ない ん だ ろ ? ||||げんじつ||いき||||||||

別に このま ん ま で 幸せ 。 べつに|||||しあわせ

変 な 人 が 横 に いる から 退屈 も し ない し 。 へん||じん||よこ||||たいくつ||||

そう か よ 。

《 ホント に そう な ん だ けど … 》 ほんと||||||

《 普通 に こうして やって いけ れ ば →\ N ふつう|||||||

それ で いい ん じゃ ない か と 思う ん だ けど 》 ||||||||おもう|||

あれ 食べ たい 。 |たべ|

お前 そんなに 食欲 湧 い て き た の ? おまえ||しょくよく|わ|||||

カップ 麺 みたい な の だったら いくら でも いける か も 。 かっぷ|めん|||||||||

おい !

《 人間 は 毎日 毎日 きちんと 栄養 を 摂取 し なけ れ ば →\ N にんげん||まいにち|まいにち||えいよう||せっしゅ|||||

生き て いけない らしい 》 いき|||

うん うん 。

あっ 。

( 酒巻 ) 君 か … 。 →\ N さかまき|きみ||

その後 も 稼 い で いる よう だ な 。 そんな でも ない です 。 そのご||かせ||||||||||

ムクドリ ギルド に も 入り まし た し 。 むくどり|ぎるど|||はいり|||

( 酒巻 ) ギルド に ? さかまき|ぎるど|

私 は どうも ああいう の が 苦手 で ね 。 わたくし||||||にがて||

一 人 の 方 が 気楽 で いい 。 ひと|じん||かた||きらく||

何 か ちょっと 分かり ます それ 。 なん|||わかり||

分かる ん だったら なぜ 入った ? わかる||||はいった

いや まあ 入って 分かった っ つ う か … 。 ||はいって|わかった||||

運 が 強い や つって の は いる 。 うん||つよい|||||

君 が そう な の かも しれ ない な 。 きみ||||||||

いや … あの ちょっと 聞い て いい です か ? |||ききい||||

ああ 。

アセット って アントレ の 未来 が 形 に なった もの です よ ね ? ||||みらい||かた||||||

じゃあ あの 怪物 は →\ N ||かいぶつ||

あなた の どんな 未来 が 形 に なった もの だ と 思い ます ? |||みらい||かた||||||おもい|

分から ん 。 ギーグ が 何で あんな 形 な の か 。 わから||||なんで||かた|||

( 酒巻 ) 知り たい と 思わ ない でも ない が …→\ N さかまき|しり|||おもわ|||||

分から ん 。 そう です か … 。 わから||||

《 やっぱり 気 に なる ん だ 》 |き||||

《 でも 私 は 私 。 それ でも い い ん だ けど なあ 》 |わたくし||わたくし||||||||

( 男性 ) 食べろ よ ほら 。 →\ N だんせい|たべろ|||

そう すりゃ 少し は ディール が 強く な ん だ ろ う ? →\ N ||すこし||||つよく||||||

お前 の 仲間 が あんなに 食べ て ん だ から さあ 。 おまえ||なかま|||たべ|||||

( 男性 ) 食べ させる だけ じゃ 駄目 な ん じゃ ない の ? だんせい|たべ||||だめ|||||

( 男性 ) 日ごろ から もっと 色々 と さ ~→\ N だんせい|ひごろ|||いろいろ|||

人間 らし ~ く 扱って あげ ない と 。 にんげん|||あつかって|||

( 男性 ) そ っか もっと 色々 な かわい がって やら なきゃ 駄目 か 。 だんせい||||いろいろ||||||だめ|

( 酒巻 ) 気 に する な 。 さかまき|き|||

《 私 に は 分から ない こと が まだまだ 多い 》 わたくし|||わから|||||おおい

何 だ よ 。 別に 。 なん|||べつに

じろじろ 見 ん な よ 。 うん … 。 |み||||

《 けど 一 つ だけ 分かって いる こと が ある 》 |ひと|||わかって||||

《 それ は この 人 と 一緒 に い て 嫌 じゃ ない って こと だ 》 |||じん||いっしょ||||いや|||||

《 いらいら さ せ られる こと も 多い けど →\ N ||||||おおい||

不思議 に 安心 し た 気持ち に なって くる 》 ふしぎ||あんしん|||きもち|||

俺 さ ! ん ? おれ||

間違い たく ねえ ん だ よ 。 まちがい|||||

右 を 選ぶ か 左 を 選ぶ の か →\ N みぎ||えらぶ||ひだり||えらぶ|||

俺 が 間違って 人 に 迷惑 掛け たり →\ N おれ||まちがって|じん||めいわく|かけ||

がっかり さ せ たり する の が 嫌 な ん だ よ 。 |||||||いや||||

いや そう じゃ ねえ な … 。

俺 だ よ …\ N 俺 が 傷つき たく ない ん だ 。 おれ||||おれ||きずつき||||

ずるい ん だ 俺 。 |||おれ

《 だから なかなか 行動 でき ない ん だ 》 ||こうどう||||

《 考え ちゃ う ん だ よ な これ で いい の か って 》 かんがえ||||||||||||

お っ 。 ハァ ハァ ハァ … 。

( 殴る 音 ) なぐる|おと

( 男性 ) 痛 え 。 →\ N だんせい|つう||

何 し や がん だ て め え ! なん|||||||

この 野郎 ! |やろう

ぐ っ … 。

何で 後 から 殴り に 行った の ? なんで|あと||なぐり||おこなった|

だから さ 間違え たく ねえ ん だ よ 。 ||まちがえ|||||

あの 場 で すげ え ムカ つい た けど さ →\ N |じょう|||||||||

それ で キレ て いい か 分か ん ねえ じゃ ん 。 ||きれ||||わか||||

けど お前 と 話し て たら や っぱ キレ よ う と 思って 。 |おまえ||はなし|||||きれ||||おもって

キレ て いい と 思って さ 。 ふう ん 。 きれ||||おもって|||

お前 に は 分か ん ねえ かも しん ない けど →\ N おまえ|||わか|||||||

こういう の って 頭 に き た から 正しい って もん で も ない から さ 。 |||あたま|||||ただしい|||||||

そう な ん だ … 。

《 三國 さん や あの サトウ って 人 が この 人 に 期待 し てる の も →\ N みくに||||||じん|||じん||きたい|||||

こういう ところ が ある から なん だ ろ う か 》

・ えっ ! ? そんなに 安 … 。 ||やす

・・ ( 音楽 ) おんがく

・ 晴れ 後 曇り 降水 確率 は … 。 ・ 今週 の 3 位 は … 。 はれ|あと|くもり|こうすい|かくりつ||こんしゅう||くらい|

え ?

・・ ( 音楽 ) おんがく

キス だ よ 。 きす||

好き な 人 同士 で 唇 を 重ねる ん だ よ 。 すき||じん|どうし||くちびる||かさねる|||

やって み たい ! えっ ! ?

あっ あれ は … 。

ものすごく 好き な 人 と じゃ ない と やっちゃ いけない ん だ よ 。 |すき||じん|||||||||

ああいう こと は 。 そう な の ?

お前 が 考え て いる 30 倍 くらい の 気持ち が ない と 駄目 な ん だ 。 おまえ||かんがえ|||ばい|||きもち||||だめ|||

そう な ん だ 。 じゃあ どんな 感じ が す ん の ? ||||||かんじ||||

えっ 俺 は … 。 |おれ|

した こと … ない から … 。

どんな 感じ か 分か ん ない ん だ 。 |かんじ||わか||||

ああ … 。

あんた より 30 倍 好き だったら し て も いい ん だ よ ね ? ||ばい|すき|||||||||

それ なら 何 の 問題 も ねえ よ 。 ||なん||もんだい|||

じゃあ その うち そう する 。

ああ そうして くれよ 。

《 私 に 分から ない こと は まだまだ 多い 》 わたくし||わから|||||おおい

《 でも その うち こいつ に も →\ N

いろんな こと が 分かって くん の かな 》 |||わかって|||

《 未来 が どうこう と か … 》 みらい||||

《 深く 考え 過ぎ な ん だ ろ う か ? 》 ふかく|かんがえ|すぎ||||||

ん ? ねえ … 。 ( 井 種田 ) はい ? ||い|おいだ|

あそこ の 高層 ビル 5 つ なかった ? 今 3 つ しか ない ん だ けど … 。 ||こうそう|びる|||いま||||||

( 井 種田 ) さあ …\ N そういう こと に は 疎い もの で 。 い|おいだ|||||||うとい||

何 か … 来る 前 と ちょっと 違って 見える ん だ けど 。 なん||くる|ぜん|||ちがって|みえる|||

( 井 種田 ) 気のせい じゃ ない です か ? い|おいだ|きのせい||||

( 井 種田 ) まあ 気のせい だ と 思って おい た 方 が →\ N い|おいだ||きのせい|||おもって|||かた||

気楽 かも しれ ませ ん ねえ 。 きらく|||||

えっ ! ?

・~\ N

( あ なる ) だって さ ー やっぱり 怒ら れ た ん だ もん 。 →\ N ||||-||いから||||||

もう なまはげ か と 思った ! ||||おもった

( あ なる ) 家出 して やる ~ って 言ったら →\ N ||いえで||||いったら|