第 4 章 サハラ 砂漠 -page 19 -18
18
王子さま は 、砂漠 を 歩き回った けど 、たった 一輪 の 花 に 出会った だけだった 。 花びら が 三枚 だけ の 花 で 、ただ それだけ の 花 だった 。
「こんにちは 」と 王子さま が 言う と 、「こんにちは 」と その 花 が 挨拶を返した 。 「人間 を 探しているんだ 。 人間 は どこ に いる の ? 」と 王子さま は 尋ねた 。 花 は 、いつだか 、人間 の 行列 が 通り過ぎる の を 見たことがあった 。 「 あなた 、 人間 を 探して いる の ? どこか に いる と 思う わ 。 6人 か 7人 。 何年か 前 に 見かけた から 。 でも 、どこ で 会える か は 、わたし に は 全然 わからない わ 。 風まかせ だ もん 。 人間たち って ! 根っこ が ない の よ 。 それって ずいぶん 不便だ と 思わない 」「 さようなら 」 と 王子 さま が 言う と 、「 さようなら 」 と 花 も 言った 。