イタズラ な Kiss 〜 Love in TOKYO #13 (3)
俺 …
医者 に なり たい んだ
俺 に 向いて る か どう か は 分から ない
けど ちゃんと 勉強 して みたい
諦め ちゃう の ?
入江 君 …
( 直樹 ) 医者 は …
俺 が 生まれて 初めて 興味 を 持った 仕事 なんだ
( 琴子 ) 入江 君 が あまりに も 寂し そうで ―
私 は 思わず 入江 君 を 抱きしめて いた ―
でも 入江 君 は その 手 を ほどか なかった ―
その とき ―
入江 君 と 心 が 通じ合った 気 が した
入江 君 はい お 弁当
フフッ 今日 は ね 卵焼き が 自信作 な の
あと ねぎ 焼き も 入れ といた から
あっ ねぎ は ね 頭 が よく なる ん だって
だったら お前 が 食え よ
オホホ … ヘヘ
いってらっしゃーい フフフ
( 琴子 ) それ な のに …
会長 自ら 我が社 まで 足 を お 運び いただける なんて
光栄 です
本当に ありがとう ございます
本当に ありがとう ございます
( 大泉 ) いやいや ―
( 大泉 ) いやいや ―
今日 は この 辺り に 用事 も あった もん だ から ね
今日 は お 一人 です か ?
今日 は 個人的 に 直樹 君 に 相談 が あって ね
僕 に です か ?
直樹 君 見合い を して みる 気 は ない か ?
( 笑い声 )
入江 君 が 入院 して いる とき に 何 だ が
うち に は 孫娘 が いて ね
君 と 同じ 年 で 聖心女子大学 に 通って る んだ が
名門 中 の 名門 じゃ あり ません か
( 大泉 ) どう だろう ? 直樹 君
一度 会う だけ でも 会って みない か ?
ハッハッハ 君 も 若い すぐに は 返事 が でき ない だろう
親御さん と 相談 して から でも 近日 中 に 返事 を くれ たまえ
出資 の 件 に ついて は その後 に
今日 は 急に 来て すまなかった ね
( 直樹 ) とんでもありません
じゃあ 直樹 君 ―
くれぐれ も よく 考えて おいて くれ たまえ
( 直樹 ) はい ありがとう ございます
直樹 さん …
この 話 会社 に とっても 好都合 な んです よ ね ?
( 鼻歌 )
( 琴子 ) 私 たち の 運命 は ―
大きく 動き 始めよう と して いた
♪~
お 見合い する って ほんと ?
( 直樹 ) ああ 気 に 入った んだ
( 沙穂子 ) 覚えて らっしゃい ます か ?
( 直樹 ) 美人 は 特に 忘れ ません よ
( 紀子 ) いい こと 思いついた の よ
( 松本 ) “ お 見合い を ぶっ潰す ” ね ―
今回 ばかり は 私 も 参加 する わ
( 琴子 と 松本 の 悲鳴 )
( 琴子 と 松本 の 悲鳴 )
( 理美 ) 今 まで と 事情 が 違う ―
( 理美 ) 今 まで と 事情 が 違う ―
( 理美 ) お 見合い って いう の は 家 同士 の 問題 だ から ね
( 金之助 ) わし お前 から 琴子 を 奪う
( 直樹 ) 好き に すれば
( 裕樹 ) お 兄ちゃん が 好き な の は 琴子 な んでしょ ?
( 直樹 ) きっと 何もかも うまく いく はず だ