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四月は君の嘘, Shigatsu wa Kimi no Uso (Your Lie in April) Episode 3

Shigatsu wa Kimi no Uso (Your Lie in April ) Episode 3

( 店員 ) お 待た せ し まし た 。 →

リンゴ と ナッツ の キャラメル ワッフル で ござい ます 。

( かをり ) う わ ~ ! これ 前 から 食べ たかった ん だ !

わ ~ す っ ご ~ い !

ねえ これ どこ から 食べ れ ば いい と 思う ?

( 公生 ) えっ ? う ~ ん … 。

写真 撮っちゃ お っか なぁ 。 フフッ 。 あっ 。 お っ 。

《 エキストラ の 次 は 代役 か 》

♪♪~

[ TEL ] ( シャッター 音 ) よし 完了 !

お 菓子 作り が 趣味 と か ?

う うん 。 私 は 作 ん ない 。

う ~ ん ま ~ い !

《 あんなに すごい 演奏 家 な のに →

普通 の 女の子 に しか 見え ない や 》

≪♪♪ ( 『 キラキラ 星 変奏曲 』 の 演奏 )

へ ぇ ~ オブジェ だ と 思ったら ちゃんと 弾ける ん だ ね 。

あの ピアノ →

幸せ な ピアノ 。 ピアノ が にっこり し てる 。

かわいそう な ピアノ だ よ 。

ピアノ に 水気 は 厳禁 な のに 生花 を 飾る なんて 。

♪♪ ( 『 キラキラ 星 変奏曲 』 の 演奏 )

( メグ ) ピアノ 教室 で 習った の 。 ( 女の子 ) メグ ちゃん す っ ご ~ い !

へ ぇ ~ モーツァルト だ ね 。

( メグ ) この 前 習った の 。 でも まだ 上手 に 弾け ない ん だ ぁ 。

そ っか … 難しい もん ね 。

お 姉ちゃん は ピアノ 弾ける の ? 《 すぐ 子供 と 仲良く なる な 》

う うん 。 でも … 。 《 精神 年齢 が 近い の か ? 》

あの お 兄ちゃん が 超 上手 だ から 教え て も ら お っか 。

ブー !

そう な の ? ( 女の子 ) 弾 い て 。

教え て 。 あっ いや 僕 は もう ピアノ は … 。

いった っ !

子供 に 恥 か かす な よ !

ぬう ~ !

う っ … 。

じゃあ ちょっと だけ … 。 ( 女の子 たち ) わ ー い !

さん は い 。

♪♪ ( 『 キラキラ 星 変奏曲 』 の 演奏 )

♪♪~

♪♪ 「 Twinkle , twinkle , Nlittle star 」

♪♪ 「 How I wonder what you are ! 」

♪♪ 「 Up above the world so high 」

♪♪ 「 Like a diamond in the sky 」

♪♪ 「 Twinkle , twinkle , Nlittle star 」

♪♪ 「 How I wonder what you are ! 」

♪♪~

わ あ !

♪♪~

ほら やっぱり 。

幸せ な ピアノ じゃ ない 。

♪♪~

え ~ 何で やめ ちゃ う の ?

やめ ちゃ 駄目 。 カッコ 良かった のに 。

ごめん … 。

本当 に … ごめん ね 。

( 店員 ) ありがとう ござい まし た 。 あ ~ おなか いっぱい !

余 は 満足 じゃ ~ 。

あっ … あれ ? うん ?

あっ !

に ゃん こ だ !

猫 好き な の ?

こいつ と 同じ 黒 猫 を 飼って た ん だ 。

へ ぇ ~ 。

ピアノ は もう 弾か ない の ?

知って た ん だ 。

森脇 学生 コンクール ピアノ 部門 優勝 。

彩 木 コンクール 最 年少 優勝 。

エトセトラ エトセトラ … 。

その 演奏 は 正確 かつ 厳格 。

ヒューマン メトロノーム 。

8 歳 で オーケストラ と 協 演 し た 神童 。

よく 知って る 。

常識 。 同 世代 で 君 を 知ら ない 演奏 家 は い ない よ 。

君 は 私 たち の 憧れ だ もの 。

どうして 辞め ちゃ った の ?

( 黒 猫 ) 《 どうして ? 》

ピアノ の 音 が 聞こえ ない ん だ 。

えっ … 。

ありがち な 話 でしょ ?

え … あっ えっ ! ?

さっき お 店 で ピアノ 弾 い て た じゃ ない 。

初め は ね 聞こえ てる ん だ 。

でも 途中 から … 。

< 集中 する ほど →

その 演奏 に のめり込む ほど →

奏で た 音 は 春風 に さらわ れ た 花 の よう に →

もつれ ながら 遠ざかって 消え て しまう >

だから さっき も … 。

日常 生活 で は 何 の 支障 も ない ん だ 。

聞こえ ない の は 僕 の 演奏 する ピアノ の 音 だけ 。

これ は 罰 。

指 が 鍵盤 を たたく 音 も →

鍵盤 が 沈む 音 も 聞こえる のに →

自分 の 音 だけ が 聞こえ ない 。

きっと これ は 罰 な ん だ 。

甘ったれ ん な ~ ! わ っ !

暗い ! 弾け なく て も 弾け !

棒 くわえ て 弾 い た の か ! ? ベートーベン み たい に !

手 が 動か ない なら 足 で 弾け ! むちゃくちゃ !

指 が 足り ない なら 鼻 も 使え ! モーツァルト ! ?

悲しく て も ぼろぼろ でも どん底 に い て も →

弾か なきゃ 駄目 な の !

そう やって 私 たち は 生き て いく 人種 な の 。

《 私 たち … 》

うん 。 君 は そう かもし れ ない 。

( 渡 ) 《 恋 を し て いる から その 子 は 輝く ん だ 》

《 君 と いる と →

渡 の 言って い た こと が 何となく 分かる 気 が する 》

《 食べ物 に 恋 を し て 》

《 バイオリン に 恋 を し て 》

《 音楽 に 恋 を し て 》

《 だから 君 は 輝 い て いる の か な 》

《 こういう 気持ち を 何て いった かな … 》

《 これ は たぶん こういう 気持ち は →

憧れ って いう ん だ きっと 》

よし 決め た 。

私 の 伴奏 者 に 任命 し ます 。 えっ ! ?

聴衆 推薦 って いう ので 二 次 予選 も 弾ける ん だ って 。

それ の 伴奏 。

だっ … 話 聞い て た ?

僕 は 弾け ない ん だ よ 。 音 が 聞こえ なく なる ん だ 。

うるさい なぁ 。

もう 決め た の 。 おとなしく 諦めろ 。

< 君 は 春 の 中 に いる >

< 掛け替えのない 春 の 中 に いる >

友人 A 君 を 私 の 伴奏 者 に 任命 し ます 。

( 生徒 ) 椿 おはよう 。 ( 椿 ) おはよう 。

≪ 待て こら ー っ !

だから 無理 だって 言って る だ ろ !

おとなしく 伴奏 しろ ー !

ギャー !

( 椿 ) 何 じゃ ?

《 朝 から 待ち 伏せ って … 》

《 課題 曲 は サン サーンス の →

『 序 奏 と ロンド ・ カプリチオーソ 』 に し て おい た から 》

《 あした 楽譜 持って く ね 》

フゥ … 。

( 椿 ) 公生 に ?

バイオリン の ピアノ 伴奏 ?

この 間 の 伴奏 者 に 愛想 尽かさ れ ちゃ って … 。

あの 人 ピアノ 超 うま い じゃ ない ?

か を ちゃ ん 知って た ん だ 。

音楽 やって る 人 なら 彼 超 有 名人 だ もん 。

だから お 願い し よ う か と 思って 。

ふ ~ ん 。

駄目 … かな ?

ん ?

大 興奮 !

《 う う っ ! 悪寒 が … 》

( チャイム )

( 生徒 ) 遅 えよ お前 ! ( 生徒 ) 押す な !

[ スピ ー カ ] ( ♪♪ 『 序 奏 と ロンド ・ カプリチオーソ 』 )

そんな 食べる か よ 。

( 生徒 ) あれ ? クラシック ? ( 生徒 ) いつも は ポップス な のに 。

《 サン サーンス の 『 序 奏 と ロンド ・ カプリチオーソ 』 ? 》

♪♪~

[ スピ ー カ ] ( ♪♪ 『 序 奏 と ロンド ・ カプリチオーソ 』 )

《 しかも リピート 再生 って … 》

えっ ! ?

《 な っ ! ? 》

♪♪~

( かをり ・ 椿 ) バン ソウ バン ソウ バン ソウ … 。

はい 。 17 ページ 開 い て 。

う っ … ああ … 。

ど わ ー っ !

何 な ん だ 今日 は … 。

えっ ! ?

お前 だ ろ 椿 !

えー っ ! ?

いつの間に ! ? 待ち受け まで !

( 椿 ) 伴奏 やれ ー !

[ スピ ー カ ] ( ♪♪ 『 序 奏 と ロンド ・ カプリチオーソ 』 )

また クラシック 。 ( 生徒 ) もう 1 週間 も 同じ 曲 だ よ 。

♪♪~

ハァ … 。

でき ない よ 僕 に は … 。

( 椿 ) いよいよ あした だ ね 。 →

晴れる かな ?

あの 様子 じゃ 公生 は ばっ くれる に 決まって る 。

力ずく で 連れ て く 。

でも 本当 に よかった の か な ? 無理やり 伴奏 なんて … 。

いい の いい の 。

公生 に は これ ぐらい 強引 に やら ない と 。

グッ アイデア よ グッ アイデア !

あっ 渡 に も 手伝わ せよ 。

女の子 … か を ちゃ ん の ため なら 嫌 と は 言わ ない よ 。

ニヒヒッ 。 絶対 ピアノ 弾か せ て やる 。

椿 ちゃん は 有馬 君 が 好き な ん だ ね 。

ん ?

( 椿 ) ちょっと 違う な 。 →

私 に とって 公生 は … 。

《 僕 一人っ子 な のに →

世話 の 焼ける 姉 貴 が いる みたい だ 》

ダメダメ な 弟 って 感じ 。

正直 言う と ね →

私 公生 が ピアノ を やろう と やる まい と どう で も いい ん だ 。

えっ ?

( 椿 ) ただ ね 辞める なら 納得 し て 辞め て ほしい 。

見 て て つらい の 。 今 の 公生 中途半端 だ もん 。 →

あの 日 から … 。 →

あの 日 から 公生 は どこ に も 行け ず に いる 。

時間 って 止まる の ね 。

だから ピアノ を 弾 い て ほしい 。

きっと 何 か が 変わる はず だ から 。

[ スピ ー カ ] ( アナウンス ) 次 は 都 津 原 大学 病院 前 。 →

都 津 原 大学 病院 前 。

[ スピ ー カ ] ( アナウンス ) 次 止まり ます 。

[ マイク ] ( アナウンス ) これ より バイオリン 部門 →

二 次 予選 の 審査 を 開始 いたし ます 。

♪♪~

ハァ ハァ … 。

♪♪~

ハァ ハァ … 。

♪♪~

ハァ ハァ … 。

ハァ ハァ … 。

ハァー … 。

な っ … 何で 君 が 学校 に いる ん だ ! ?

今日 って 予選 でしょ ! ?

何 やっと んじゃ ー ! ギャー !

ふん !

あんた を 迎え に 来 た ん でしょ !

こんな 所 に 隠れ て … 。 捜し た ん だ から !

さっさと 行く よ 。 伴奏 なんて やら ない って →

ずっと 言って る だ ろ ! 何 ! ?

専門 に 勉強 し てる 人 が いる のに 僕 な ん か が 伴奏 でき ない よ 。

それ に 今 から 行って も 満足 の いく 演奏 なんて … 。

僕 は ピアノ が 弾け ない ん だ 。

< 僕 は また 理由 を 探し て いる >

だから 何 だって いう の ?

君 は 弾け ない ん じゃ ない 弾か ない ん だ 。

ピアノ の 音 が 聞こえ ない 。

それ を 言い訳 に 逃げ込 ん でる だけ じゃ ない 。

僕 は … 。

僕 は →

怖い ん だ 。

< 何も 聞こえ ない 暗い 海 の 底 に いる よう に …>

< 誰 も い ない >

< 暗い 暗い >

( 黒 猫 ) 《 ほっと し た だ ろ ? 音 が 聞こえ なく なった とき 》 →

《 君 は 理由 が でき た 》 →

《 もう 舞台 に 立た なく て いい 理由 が 》

( 黒 猫 ) 《 君 は ベートーベン じゃ ない もの な 》

《 助け て … 音 が 聞こえ ない よ … 》

( 観客 ) 《 あ ~ あ 》 ( 観客 ) 《 真っ白 に なった か 》

( 観客 ) 《 どうして 弾か ない の ? 》 ( 観客 ) 《 弾き 方 忘れ ちゃ った の ? 》

《 誰 か … 》

( 観客 ) 《 有馬 が 自滅 し た 》 ( 観客 ) 《 終わった 》

《 助け て … 》

《 お 母さん 》

< 僕 は 暗い 海 の 底 で また 独りぼっち に なる >

私 が いる じゃ ん !

君 が 音 が 聞こえ ない の も →

ピアノ を 弾 い て ない の も 知って る 。

全部 知って る 。

でも 君 が いい の 。

君 の 言う とおり 満足 の いく 演奏 は でき ない かも しれ ない 。

でも 弾く の 。 弾ける 機会 と 聞い て くれる 人 が いる なら 。

( 渡 ) 公生 ! ( 椿 ) 公生 !

私 は 全力 で 弾く 。

聞い て くれ た 人 が 私 を 忘れ ない よう に 。

その 人 の 心 に ずっと 住め る よう に 。

それ が 私 の ある べき 理由 。

私 は 演奏 家 だ もの 。

君 と 同じ 。

あっ … 。

だから お 願い し ます 。 私 の 伴奏 を し て ください 。

えっ ! ? あっ あの … 。

私 を ちょっぴり 支え て ください … 。

くじけ そう に なる 私 を 支え て ください 。

( 泣き声 )

《 渡 の 言う とおり だ 》

《 無理 か どう か は … 》

《 女の子 が 教え て くれる さ 》

やる よ 君 の 伴奏 。

どう なって も 知ら ない から な 。

うん 。

( 渡 ・ 椿 ) うりゃ ー !

( かをり ・ 公生 ) あっ … 。 ( 渡 ・ 椿 ) い た ー !

( 椿 ) 何 やって ん の よ ! 捜し た ん だ から !

( 渡 ) 俺 の かをり ちゃん に 迷惑 かけ ん じゃ ねえ ! →

バカヤロー が !

ダッシュ なら 20 分 で 着く !

20 分 ? まとも に 弾け ない ぞ … 。

( 渡 ) フッ … われ に 策 あり だ 。

い っけ ~ っ !

でも 大丈夫 ! ? 練習 は ? 合わせ た の ?

平気 平気 。 何とか なる って ! 私 たち 最強 だ もん 。

体育 会 系 なめ ん な よ ! 合わせる 時間 くらい つくれ る ぜ 。

てい うか お前 ら 学校 は ! ? この 自転車 誰 の ! ?

( 渡 ) つま ん ねえ 心配 する なって !

< 僕 の 住 ん で いる 町 は →

カラフル に →

色づ い て いる >

♪♪~


Shigatsu wa Kimi no Uso (Your Lie in April ) Episode 3 shigatsu||kimi||uso|your|lie||april|episode Shigatsu wa Kimi no Uso (Your Lie in April) Episode 3

( 店員 ) お 待た せ し まし た 。 → てんいん||また|||| Thanks for waiting! Caramel Waffles with Apples and Nuts

リンゴ と ナッツ の キャラメル ワッフル で ござい ます 。 りんご||なっつ||きゃらめる|||| Here are your caramel waffles with apples and nuts!

( かをり ) う わ ~ ! これ 前 から 食べ たかった ん だ ! かおり||||ぜん||たべ||| Wow! I've always wanted to try this!

わ ~ す っ ご ~ い !

ねえ これ どこ から 食べ れ ば いい と 思う ? ||||たべ|||||おもう Hey, where do you think I should eat this?

( 公生 ) えっ ? う ~ ん … 。 きみお||| Where should I start? Huh?

写真 撮っちゃ お っか なぁ 。 フフッ 。 あっ 。 お っ 。 しゃしん|とっちゃ||||||| Let's take a picture. Phew. Ah . Oh .

《 エキストラ の 次 は 代役 か 》 えきすとら||つぎ||だいやく| First I was an extra... now I'm a substitute, huh?

♪♪~

[ TEL ] ( シャッター 音 ) よし 完了 ! tel|しゃったー|おと||かんりょう [ TEL ] (shutter sound) All right, done!

お 菓子 作り が 趣味 と か ? |かし|つくり||しゅみ||

う うん 。 私 は 作 ん ない 。 ||わたくし||さく|| No, no... I don't make them.

う ~ ん ま ~ い !

《 あんなに すごい 演奏 家 な のに → ||えんそう|いえ|| 《 Even though she is such a great performer →

普通 の 女の子 に しか 見え ない や 》 ふつう||おんなのこ|||みえ|| You can only look like an ordinary girl .

≪♪♪ ( 『 キラキラ 星 変奏曲 』 の 演奏 ) きらきら|ほし|へんそうきょく||えんそう ≪♪♪ (Playing "Kira Kira Hoshi Variations")

へ ぇ ~ オブジェ だ と 思ったら ちゃんと 弾ける ん だ ね 。 |||||おもったら||はじける||| Hey... I thought it was just a prop, but you can really play it, huh?

あの ピアノ → |ぴあの

幸せ な ピアノ 。 ピアノ が にっこり し てる 。 しあわせ||ぴあの|ぴあの||||

かわいそう な ピアノ だ よ 。 ||ぴあの||

ピアノ に 水気 は 厳禁 な のに 生花 を 飾る なんて 。 ぴあの||みずけ||げんきん|||せいか||かざる| How can you decorate a piano with fresh flowers when it's strictly forbidden to use water?

♪♪ ( 『 キラキラ 星 変奏曲 』 の 演奏 ) きらきら|ほし|へんそうきょく||えんそう

( メグ ) ピアノ 教室 で 習った の 。 ( 女の子 ) メグ ちゃん す っ ご ~ い ! |ぴあの|きょうしつ||ならった||おんなのこ|||||| I learned it in piano class!

へ ぇ ~ モーツァルト だ ね 。 ||もーつぁると||

( メグ ) この 前 習った の 。 でも まだ 上手 に 弾け ない ん だ ぁ 。 ||ぜん|ならった||||じょうず||はじけ|||| I learned this the other day. But I still can't play it well.

そ っか … 難しい もん ね 。 ||むずかしい|| Is that right? Well, it is pretty hard, huh?

お 姉ちゃん は ピアノ 弾ける の ? 《 すぐ 子供 と 仲良く なる な 》 |ねえちゃん||ぴあの|はじける|||こども||なかよく||

う うん 。 でも … 。 《 精神 年齢 が 近い の か ? 》 |||せいしん|ねんれい||ちかい|| No. But... She sure knows how to get along with kids. I guess her mental age is low?

あの お 兄ちゃん が 超 上手 だ から 教え て も ら お っか 。 ||にいちゃん||ちょう|じょうず|||おしえ||||| that Onii-chan over there is an unbelievable pianist,

ブー ! Boo!

そう な の ? ( 女の子 ) 弾 い て 。 |||おんなのこ|たま|| Is that so ? (Girl) Play it.

教え て 。 あっ いや 僕 は もう ピアノ は … 。 おしえ||||ぼく|||ぴあの| Play for us!

いった っ ! It went!

子供 に 恥 か かす な よ ! こども||はじ|||| Don't embarrass me in front of those children!

ぬう ~ !

う っ … 。

じゃあ ちょっと だけ … 。 ( 女の子 たち ) わ ー い ! |||おんなのこ|||-| Okay... just a little, then.

さん は い 。 Mr.

♪♪ ( 『 キラキラ 星 変奏曲 』 の 演奏 ) きらきら|ほし|へんそうきょく||えんそう

♪♪~

♪♪ 「 Twinkle , twinkle , \ Nlittle star 」 twinkle||nlittle|

♪♪ 「 How I wonder what you are ! 」 how|i||||

♪♪ 「 Up above the world so high 」 up|||||

♪♪ 「 Like a diamond in the sky 」 like|||||

♪♪ 「 Twinkle , twinkle , \ Nlittle star 」 twinkle||nlittle|

♪♪ 「 How I wonder what you are ! 」 how|i||||

♪♪~

わ あ !

♪♪~

ほら やっぱり 。

幸せ な ピアノ じゃ ない 。 しあわせ||ぴあの||

♪♪~

え ~ 何で やめ ちゃ う の ? |なんで|||| Eh~ why are you quitting?

やめ ちゃ 駄目 。 カッコ 良かった のに 。 ||だめ|かっこ|よかった| You can't stop playing!

ごめん … 。

本当 に … ごめん ね 。 ほんとう|||

( 店員 ) ありがとう ござい まし た 。 あ ~ おなか いっぱい ! てんいん||||||| Thank you very much!

余 は 満足 じゃ ~ 。 よ||まんぞく| Oh, boy, I'm stuffed!

あっ … あれ ? うん ?

あっ !

に ゃん こ だ ! It's a kitty!

猫 好き な の ? ねこ|すき||

こいつ と 同じ 黒 猫 を 飼って た ん だ 。 ||おなじ|くろ|ねこ||かって||| I had the same black cat as this guy.

へ ぇ ~ 。

ピアノ は もう 弾か ない の ? ぴあの|||はじか||

知って た ん だ 。 しって|||

森脇 学生 コンクール ピアノ 部門 優勝 。 もりわき|がくせい|こんくーる|ぴあの|ぶもん|ゆうしょう Winner of the Moriwaki Students' Piano Competition...

彩 木 コンクール 最 年少 優勝 。 あや|き|こんくーる|さい|ねんしょう|ゆうしょう

エトセトラ エトセトラ … 。 えとせとら|えとせとら

その 演奏 は 正確 かつ 厳格 。 |えんそう||せいかく||げんかく

ヒューマン メトロノーム 。 ひゅーまん|

8 歳 で オーケストラ と 協 演 し た 神童 。 さい||おーけすとら||きょう|えん|||しんどう You were a prodigy who performed with an orchestra at eight.

よく 知って る 。 |しって| You've done your homework.

常識 。 同 世代 で 君 を 知ら ない 演奏 家 は い ない よ 。 じょうしき|どう|せだい||きみ||しら||えんそう|いえ|||| It's common knowledge. There isn't a musician of our generation who hasn't heard of you.

君 は 私 たち の 憧れ だ もの 。 きみ||わたくし|||あこがれ|| Since you're who we look up to.

どうして 辞め ちゃ った の ? |やめ|||

( 黒 猫 ) 《 どうして ? 》 くろ|ねこ|

ピアノ の 音 が 聞こえ ない ん だ 。 ぴあの||おと||きこえ||| I can't hear the piano.

えっ … 。

ありがち な 話 でしょ ? ||はなし|

え … あっ えっ ! ?

さっき お 店 で ピアノ 弾 い て た じゃ ない 。 ||てん||ぴあの|たま||||| But you were just playing at that café, weren't you?

初め は ね 聞こえ てる ん だ 。 はじめ|||きこえ|||

でも 途中 から … 。 |とちゅう| But... somewhere along the way...

< 集中 する ほど → しゅうちゅう|| < The more you concentrate →

その 演奏 に のめり込む ほど → |えんそう||のめりこむ| The more you become absorbed in the performance →

奏で た 音 は 春風 に さらわ れ た 花 の よう に → かなで||おと||はるかぜ|||||か||| The sounds I play...

もつれ ながら 遠ざかって 消え て しまう > ||とおざかって|きえ||

だから さっき も … 。 So that's why, just now...

日常 生活 で は 何 の 支障 も ない ん だ 。 にちじょう|せいかつ|||なん||ししょう|||| It doesn't affect me at all in my daily life.

聞こえ ない の は 僕 の 演奏 する ピアノ の 音 だけ 。 きこえ||||ぼく||えんそう||ぴあの||おと| The only thing you can't hear is the sound of the piano I play.

これ は 罰 。 ||ばち

指 が 鍵盤 を たたく 音 も → ゆび||けんばん|||おと| Even though I can hear the sounds of my fingers striking the keys,

鍵盤 が 沈む 音 も 聞こえる のに → けんばん||しずむ|おと||きこえる| You can hear the sound of the keyboard sinking →

自分 の 音 だけ が 聞こえ ない 。 じぶん||おと|||きこえ| the only thing I can't hear is the sound of my own playing.

きっと これ は 罰 な ん だ 。 |||ばち||| This has to be... a punishment.

甘ったれ ん な ~ ! わ っ ! あまったれ|||| Don't be such a baby!

暗い ! 弾け なく て も 弾け ! くらい|はじけ||||はじけ dark ! Even if it doesn't pop, it pops!

棒 くわえ て 弾 い た の か ! ? ベートーベン み たい に ! ぼう|||たま||||||||

手 が 動か ない なら 足 で 弾け ! むちゃくちゃ ! て||うごか|||あし||はじけ| If you can't move your hands, pop it with your feet! messed up!

指 が 足り ない なら 鼻 も 使え ! モーツァルト ! ? ゆび||たり|||はな||つかえ|もーつぁると That's crazy...

悲しく て も ぼろぼろ でも どん底 に い て も → かなしく|||||どんぞこ|||| Even if you're sad or tattered or at the bottom →

弾か なきゃ 駄目 な の ! はじか||だめ|| You have to play it!

そう やって 私 たち は 生き て いく 人種 な の 。 ||わたくし|||いき|||じんしゅ|| That's how we are the race to live.

《 私 たち … 》 わたくし|

うん 。 君 は そう かもし れ ない 。 |きみ||||| Yeah, maybe that's true for you.

( 渡 ) 《 恋 を し て いる から その 子 は 輝く ん だ 》 と|こい|||||||こ||かがやく|| (Watari) 《The child shines because she is in love》

《 君 と いる と → きみ||| 《 When I am with you →

渡 の 言って い た こと が 何となく 分かる 気 が する 》 と||いって|||||なんとなく|わかる|き|| I feel like I understand what Watari was saying.

《 食べ物 に 恋 を し て 》 たべもの||こい||| You're in love with food,

《 バイオリン に 恋 を し て 》 ばいおりん||こい|||

《 音楽 に 恋 を し て 》 おんがく||こい|||

《 だから 君 は 輝 い て いる の か な 》 |きみ||あきら|||||| I guess that's why you sparkle?

《 こういう 気持ち を 何て いった かな … 》 |きもち||なんて|| 《 What did you say about this feeling … 》

《 これ は たぶん こういう 気持ち は → ||||きもち| 《 This is probably this kind of feeling →

憧れ って いう ん だ きっと 》 あこがれ||||| I'm sure it's called admiration

よし 決め た 。 |きめ|

私 の 伴奏 者 に 任命 し ます 。 えっ ! ? わたくし||ばんそう|もの||にんめい||| I'm appointing you as my accompanist.

聴衆 推薦 って いう ので 二 次 予選 も 弾ける ん だ って 。 ちょうしゅう|すいせん||||ふた|つぎ|よせん||はじける||| Whaaat?

それ の 伴奏 。 ||ばんそう

だっ … 話 聞い て た ? |はなし|ききい|| Huh? Did you hear a word I said?

僕 は 弾け ない ん だ よ 。 音 が 聞こえ なく なる ん だ 。 ぼく||はじけ|||||おと||きこえ|||| I can't play. I can't hear any sound.

うるさい なぁ 。

もう 決め た の 。 おとなしく 諦めろ 。 |きめ||||あきらめろ

< 君 は 春 の 中 に いる > きみ||はる||なか|| <You are in the spring>

< 掛け替えのない 春 の 中 に いる > かけがえのない|はる||なか|| <Being in the irreplaceable spring>

友人 A 君 を 私 の 伴奏 者 に 任命 し ます 。 ゆうじん|a|きみ||わたくし||ばんそう|もの||にんめい|| I appoint friend A as my accompanist.

( 生徒 ) 椿 おはよう 。 ( 椿 ) おはよう 。 せいと|つばき||つばき|

≪ 待て こら ー っ ! まて||-| Come back here, you!

だから 無理 だって 言って る だ ろ ! |むり||いって||| I said I just can't do it, all right?

おとなしく 伴奏 しろ ー ! |ばんそう||- Accompaniment meekly!

ギャー !

( 椿 ) 何 じゃ ? つばき|なん| What the heck?

《 朝 から 待ち 伏せ って … 》 あさ||まち|ふせ| Ambushing me at this hour!

《 課題 曲 は サン サーンス の → かだい|きょく|||| 《 The assignment song is by Saint-Saëns →

『 序 奏 と ロンド ・ カプリチオーソ 』 に し て おい た から 》 じょ|そう||||||||| Because I put it in "Introduction and Rondo Capriccioso"

《 あした 楽譜 持って く ね 》 |がくふ|もって|| 《 Bring the sheet music tomorrow 》

フゥ … 。

( 椿 ) 公生 に ? つばき|きみお| Have Kousei play the accompaniment for your violin? Home Economics Room

バイオリン の ピアノ 伴奏 ? ばいおりん||ぴあの|ばんそう

この 間 の 伴奏 者 に 愛想 尽かさ れ ちゃ って … 。 |あいだ||ばんそう|もの||あいそ|つかさ||| The accompanist the other day was disgusted with me...

あの 人 ピアノ 超 うま い じゃ ない ? |じん|ぴあの|ちょう|||| Isn't that person super good at playing the piano?

か を ちゃ ん 知って た ん だ 。 ||||しって|||

音楽 やって る 人 なら 彼 超 有 名人 だ もん 。 おんがく|||じん||かれ|ちょう|ゆう|めいじん|| If you're into music, he's a super celebrity.

だから お 願い し よ う か と 思って 。 ||ねがい||||||おもって That's why I thought I'd ask.

ふ ~ ん 。

駄目 … かな ? だめ| You don't think... he'll do it?

ん ?

大 興奮 ! だい|こうふん Excited!

《 う う っ ! 悪寒 が … 》 |||おかん|

( チャイム ) ちゃいむ

( 生徒 ) 遅 えよ お前 ! ( 生徒 ) 押す な ! せいと|おそ||おまえ|せいと|おす| (Student) You're late! (Student) Don't push!

[ スピ ー カ ] ( ♪♪ 『 序 奏 と ロンド ・ カプリチオーソ 』 ) |||じょ|そう|||

そんな 食べる か よ 。 |たべる|| Like I could eat that.

( 生徒 ) あれ ? クラシック ? ( 生徒 ) いつも は ポップス な のに 。 せいと||くらしっく|せいと|||ぽっぷす|| (Student) Huh? classic? (Student) Even though it's always pop music.

《 サン サーンス の 『 序 奏 と ロンド ・ カプリチオーソ 』 ? 》 |||じょ|そう|||

♪♪~

[ スピ ー カ ] ( ♪♪ 『 序 奏 と ロンド ・ カプリチオーソ 』 ) |||じょ|そう|||

《 しかも リピート 再生 って … 》 ||さいせい| 《 And repeat playback … 》

えっ ! ?

《 な っ ! ? 》 What the...?

♪♪~

( かをり ・ 椿 ) バン ソウ バン ソウ バン ソウ … 。 かおり|つばき|ばん||ばん||ばん| (Kaori/Tsubaki) Bang so bang so bang so...

はい 。 17 ページ 開 い て 。 |ぺーじ|ひらき|| All right, open up your textbooks to page 17.

う っ … ああ … 。

ど わ ー っ ! ||-| Whoa!

何 な ん だ 今日 は … 。 なん||||きょう| What the heck is going on today?

えっ ! ?

お前 だ ろ 椿 ! おまえ|||つばき I know it's you, Tsubaki!

えー っ ! ?

いつの間に ! ? 待ち受け まで ! いつのまに|まちうけ| Before I knew it! ? Up to the standby!

( 椿 ) 伴奏 やれ ー ! つばき|ばんそう||- (Tsubaki) Accompaniment!

[ スピ ー カ ] ( ♪♪ 『 序 奏 と ロンド ・ カプリチオーソ 』 ) |||じょ|そう|||

また クラシック 。 ( 生徒 ) もう 1 週間 も 同じ 曲 だ よ 。 |くらしっく|せいと||しゅうかん||おなじ|きょく|| Classical again?

♪♪~

ハァ … 。

でき ない よ 僕 に は … 。 |||ぼく|| I just can't do it...

( 椿 ) いよいよ あした だ ね 。 → つばき|||| It's tomorrow, huh?

晴れる かな ? はれる|

あの 様子 じゃ 公生 は ばっ くれる に 決まって る 。 |ようす||きみお|||||きまって| The way he's been acting, Kousei will bail for sure.

力ずく で 連れ て く 。 ちからずく||つれ|| I'm gonna drag him there no matter what.

でも 本当 に よかった の か な ? 無理やり 伴奏 なんて … 。 |ほんとう||||||むりやり|ばんそう| But are you sure it's really okay? To force him to accompany me?

いい の いい の 。 It's fine, it's fine. With Kousei, you have to be at least this pushy.

公生 に は これ ぐらい 強引 に やら ない と 。 きみお|||||ごういん||||

グッ アイデア よ グッ アイデア ! |あいであ|||あいであ

あっ 渡 に も 手伝わ せよ 。 |と|||てつだわ|

女の子 … か を ちゃ ん の ため なら 嫌 と は 言わ ない よ 。 おんなのこ||||||||いや|||いわ|| I won't say no if it's for the sake of the girl... Kao-chan.

ニヒヒッ 。 絶対 ピアノ 弾か せ て やる 。 |ぜったい|ぴあの|はじか|||

椿 ちゃん は 有馬 君 が 好き な ん だ ね 。 つばき|||ありま|きみ||すき|||| You really like Arima-kun, don't you, Tsubaki-chan?

ん ?

( 椿 ) ちょっと 違う な 。 → つばき||ちがう| It's not quite like that. To me...

私 に とって 公生 は … 。 わたくし|||きみお| Kousei is...

《 僕 一人っ子 な のに → ぼく|ひとりっこ|| << I'm an only child →

世話 の 焼ける 姉 貴 が いる みたい だ 》 せわ||やける|あね|とうと|||| It looks like you have an older sister who takes care of you.

ダメダメ な 弟 って 感じ 。 ||おとうと||かんじ He's like a hopeless kid brother...

正直 言う と ね → しょうじき|いう|| To be honest, it doesn't matter to me whether Kousei plays the piano or not.

私 公生 が ピアノ を やろう と やる まい と どう で も いい ん だ 。 わたくし|きみお||ぴあの||||||||||||

えっ ?

( 椿 ) ただ ね 辞める なら 納得 し て 辞め て ほしい 。 つばき|||やめる||なっとく|||やめ|| (Tsubaki) If you're going to quit, I just want you to be satisfied and quit.

見 て て つらい の 。 今 の 公生 中途半端 だ もん 。 → み|||||いま||きみお|ちゅうとはんぱ|| It's painful to watch. The current Kousei is half-hearted. →

あの 日 から … 。 → |ひ| Ever since that day...

あの 日 から 公生 は どこ に も 行け ず に いる 。 |ひ||きみお|||||いけ||| Ever since that day, Kousei's been trapped with nowhere to go.

時間 って 止まる の ね 。 じかん||とまる|| Time stops, doesn't it?

だから ピアノ を 弾 い て ほしい 。 |ぴあの||たま||| That's why I want you to play the piano.

きっと 何 か が 変わる はず だ から 。 |なん|||かわる|||

[ スピ ー カ ] ( アナウンス ) 次 は 都 津 原 大学 病院 前 。 → |||あなうんす|つぎ||と|つ|はら|だいがく|びょういん|ぜん Next stop,

都 津 原 大学 病院 前 。 と|つ|はら|だいがく|びょういん|ぜん In front of Miyakotsuhara University Hospital.

[ スピ ー カ ] ( アナウンス ) 次 止まり ます 。 |||あなうんす|つぎ|とまり| We'll be making the next stop. Stop Requested

[ マイク ] ( アナウンス ) これ より バイオリン 部門 → |あなうんす|||ばいおりん|ぶもん

二 次 予選 の 審査 を 開始 いたし ます 。 ふた|つぎ|よせん||しんさ||かいし||

♪♪~

ハァ ハァ … 。

♪♪~

ハァ ハァ … 。

♪♪~

ハァ ハァ … 。

ハァ ハァ … 。

ハァー … 。

な っ … 何で 君 が 学校 に いる ん だ ! ? ||なんで|きみ||がっこう|||| Wh-What...

今日 って 予選 でしょ ! ? きょう||よせん| Isn't this the day of the prelims?

何 やっと んじゃ ー ! ギャー ! なん|||-| What do you think you're doing?

ふん !

あんた を 迎え に 来 た ん でしょ ! ||むかえ||らい||| I came to pick you up!

こんな 所 に 隠れ て … 。 捜し た ん だ から ! |しょ||かくれ||さがし|||| Hiding out in a place like this! I looked all over for you, so let's get going!

さっさと 行く よ 。 伴奏 なんて やら ない って → |いく||ばんそう|||| But I've been telling you all this time, I'm not gonna accompany you!

ずっと 言って る だ ろ ! 何 ! ? |いって||||なん You've been saying this all along! what ! ?

専門 に 勉強 し てる 人 が いる のに 僕 な ん か が 伴奏 でき ない よ 。 せんもん||べんきょう|||じん||||ぼく|||||ばんそう|||

それ に 今 から 行って も 満足 の いく 演奏 なんて … 。 ||いま||おこなって||まんぞく|||えんそう| And besides, even if we headed over right now,

僕 は ピアノ が 弾け ない ん だ 。 ぼく||ぴあの||はじけ||| I can't play the piano.

< 僕 は また 理由 を 探し て いる > ぼく|||りゆう||さがし|| Once again, I'm casting about for a reason.

だから 何 だって いう の ? |なん||| So what are you saying?

君 は 弾け ない ん じゃ ない 弾か ない ん だ 。 きみ||はじけ|||||はじか||| It's not that you can't play. You just won't play.

ピアノ の 音 が 聞こえ ない 。 ぴあの||おと||きこえ|

それ を 言い訳 に 逃げ込 ん でる だけ じゃ ない 。 ||いいわけ||にげこ|||||

僕 は … 。 ぼく|

僕 は → ぼく| I... I'm afraid.

怖い ん だ 。 こわい|| I'm scared.

< 何も 聞こえ ない 暗い 海 の 底 に いる よう に …> なにも|きこえ||くらい|うみ||そこ|||| It's like I'm at the bottom of a dark sea where I can't hear anything.

< 誰 も い ない > だれ||| There's no one here...

< 暗い 暗い > くらい|くらい So dark... So dark...

( 黒 猫 ) 《 ほっと し た だ ろ ? 音 が 聞こえ なく なった とき 》 → くろ|ねこ||||||おと||きこえ||| Weren't you relieved the moment you stopped being able to hear?

《 君 は 理由 が でき た 》 → きみ||りゆう||| You found yourself an excuse. An excuse not to ever appear onstage again.

《 もう 舞台 に 立た なく て いい 理由 が 》 |ぶたい||たた||||りゆう| 《 There's a reason why you don't have to stand on the stage anymore 》

( 黒 猫 ) 《 君 は ベートーベン じゃ ない もの な 》 くろ|ねこ|きみ|||||| After all, you're no Beethoven!

《 助け て … 音 が 聞こえ ない よ … 》 たすけ||おと||きこえ|| Help me...

( 観客 ) 《 あ ~ あ 》 ( 観客 ) 《 真っ白 に なった か 》 かんきゃく|||かんきゃく|まっしろ||| Did his mind just go blank?

( 観客 ) 《 どうして 弾か ない の ? 》 ( 観客 ) 《 弾き 方 忘れ ちゃ った の ? 》 かんきゃく||はじか|||かんきゃく|はじき|かた|わすれ||| Why isn't he playing?

《 誰 か … 》 だれ| I've never seen this happen before. Weird kid.

( 観客 ) 《 有馬 が 自滅 し た 》 ( 観客 ) 《 終わった 》 かんきゃく|ありま||じめつ|||かんきゃく|おわった Arima's self-destructed!

《 助け て … 》 たすけ| This is the frontrunner? ...help...

《 お 母さん 》 |かあさん Mom...

< 僕 は 暗い 海 の 底 で また 独りぼっち に なる > ぼく||くらい|うみ||そこ|||ひとりぼっち|| I'm going to be alone again at the bottom of a dark sea.

私 が いる じゃ ん ! わたくし|||| But you have me.

君 が 音 が 聞こえ ない の も → きみ||おと||きこえ||| I know that can't hear the sound of your playing, and that you haven't been playing.

ピアノ を 弾 い て ない の も 知って る 。 ぴあの||たま||||||しって| I know you don't play the piano.

全部 知って る 。 ぜんぶ|しって|

でも 君 が いい の 。 |きみ||| But you are good

君 の 言う とおり 満足 の いく 演奏 は でき ない かも しれ ない 。 きみ||いう||まんぞく|||えんそう|||||| Just like you said, we might not be able to turn in a performance that we can live with.

でも 弾く の 。 弾ける 機会 と 聞い て くれる 人 が いる なら 。 |はじく||はじける|きかい||ききい|||じん||| But we're going to play. As long as I have a chance to play,

( 渡 ) 公生 ! ( 椿 ) 公生 ! と|きみお|つばき|きみお and there's an audience that will listen.

私 は 全力 で 弾く 。 わたくし||ぜんりょく||はじく I'm going to play with everything I've got.

聞い て くれ た 人 が 私 を 忘れ ない よう に 。 ききい||||じん||わたくし||わすれ||| So that the people who've heard me will never forget me.

その 人 の 心 に ずっと 住め る よう に 。 |じん||こころ|||すめ||| So that you can live in that person's heart forever.

それ が 私 の ある べき 理由 。 ||わたくし||||りゆう That's my reason for existing.

私 は 演奏 家 だ もの 。 わたくし||えんそう|いえ|| I'm a musician, after all! Just like you.

君 と 同じ 。 きみ||おなじ

あっ … 。

だから お 願い し ます 。 私 の 伴奏 を し て ください 。 ||ねがい|||わたくし||ばんそう||||

えっ ! ? あっ あの … 。

私 を ちょっぴり 支え て ください … 。 わたくし|||ささえ|| A tiny bit will do... Please give me your support.

くじけ そう に なる 私 を 支え て ください 。 ||||わたくし||ささえ|| Please support me in this moment that I'm about to lose heart.

( 泣き声 ) なきごえ (Crying)

《 渡 の 言う とおり だ 》 と||いう|| Watari was totally right.

《 無理 か どう か は … 》 むり|||| Whether or not it's impossible...

《 女の子 が 教え て くれる さ 》 おんなのこ||おしえ||| The girl will let you know.

やる よ 君 の 伴奏 。 ||きみ||ばんそう

どう なって も 知ら ない から な 。 |||しら||| I'm not making any guarantees, all right?

うん 。

( 渡 ・ 椿 ) うりゃ ー ! と|つばき||-

( かをり ・ 公生 ) あっ … 。 ( 渡 ・ 椿 ) い た ー ! かおり|きみお||と|つばき|||- Found you!

( 椿 ) 何 やって ん の よ ! 捜し た ん だ から ! つばき|なん|||||さがし|||| (Tsubaki) What are you doing! I searched for you!

( 渡 ) 俺 の かをり ちゃん に 迷惑 かけ ん じゃ ねえ ! → と|おれ||かおり|||めいわく|||| Don't you dare run away! Not if you call yourself a man!

バカヤロー が !

ダッシュ なら 20 分 で 着く ! だっしゅ||ぶん||つく If we make a run for it, we'll be there in 20 minutes!

20 分 ? まとも に 弾け ない ぞ … 。 ぶん|||はじけ||

( 渡 ) フッ … われ に 策 あり だ 。 と||||さく|| Hey, I've got an idea.

い っけ ~ っ ! Let's go!

でも 大丈夫 ! ? 練習 は ? 合わせ た の ? |だいじょうぶ|れんしゅう||あわせ|| But will you be okay? What about practice? Have you rehearsed together?

平気 平気 。 何とか なる って ! 私 たち 最強 だ もん 。 へいき|へいき|なんとか|||わたくし||さいきょう|| Don't worry. It'll work out! We are the strongest.

体育 会 系 なめ ん な よ ! 合わせる 時間 くらい つくれ る ぜ 。 たいいく|かい|けい|な め||||あわせる|じかん|||| Don't underestimate us jocks! I can make you time to rehearse!

てい うか お前 ら 学校 は ! ? この 自転車 誰 の ! ? ||おまえ||がっこう|||じてんしゃ|だれ| Wait, shouldn't you guys be in school? And whose bike is this?

( 渡 ) つま ん ねえ 心配 する なって ! と||||しんぱい||

< 僕 の 住 ん で いる 町 は → ぼく||じゅう||||まち| The town that I live in... is starting to take on color...

カラフル に → からふる|

色づ い て いる > いろづ|||

♪♪~