オオカミ と 七 匹 の 子 ヤギ
おおかみ||なな|ひき||こ|やぎ
Wolves and seven goats
オオカミ と 七 匹 の 子 ヤギ
おおかみ||なな|ひき||こ|やぎ
Wolves and seven goats
むかし むかし 、 ある ところ に 、 優しい お 母さん ヤギ と 、 七 匹 の 子 ヤギ たち が 住んで い ました 。
|||||やさしい||かあさん|やぎ||なな|ひき||こ|やぎ|||すんで||
Once upon a time, there lived a gentle mother goat and seven goats.
ある 日 の 事 、 お 母さん ヤギ が 言い ました 。
|ひ||こと||かあさん|やぎ||いい|
One day, a mother goat said.
「 お前 たち 。
おまえ|
" you .
お 母さん は 用事 で 出かけて くる から 、 ちゃんと 留守番 を して いる のです よ 。
|かあさん||ようじ||でかけて||||るすばん|||||
My mother goes out for business, so she keeps an answering machine properly.
それ から 最近 は 悪い オオカミ が 出る と いう から 、 用心 する のです よ 」 「 お 母さん 、 オオカミ って 、 怖い の ?
||さいきん||わるい|おおかみ||でる||||ようじん|||||かあさん|おおかみ||こわい|
」 「 そうです よ 。
そう です|
何しろ オオカミ は 、 ヤギ を 食べて しまう のだ から 」 「 あー ん 、 怖い よ ー 」 「 大丈夫 。
なにしろ|おおかみ||やぎ||たべて||||||こわい||-|だいじょうぶ
After all, wolves eat goats. "" Ah, I'm scared. "" All right.
家 の 中 に いれば 安全です よ 。
いえ||なか|||あんぜんです|
ただ オオカミ は 悪賢い から 、 お 母さん の ふり を して や って 来る かも しれ ない わ 。
|おおかみ||わるがしこい|||かあさん|||||||くる||||
However, the wolf may come pretending to be a mother because he is wise.
オオカミ は ガラガラ 声 で 黒い 足 を して いる から 、 そんな の が お 母さん の ふり を して やって 来て も 、 決して 家 の 中 に 入れて は いけ ませ ん よ 」 「 は ー い 、 わかり ました 。
おおかみ|||こえ||くろい|あし|||||||||かあさん||||||きて||けっして|いえ||なか||いれて|||||||-|||
The wolf has black legs with a rattle, so even if it comes pretending to be a mother, never put it in the house. "" Yes, I understand. ..
では 、 いって らっしゃい 」 子 ヤギ たち は お 母さん ヤギ を 見送る と 、 玄関 ( げんかん ) の ドア に カギ を かけ ました 。
|||こ|やぎ||||かあさん|やぎ||みおくる||げんかん|||どあ||かぎ|||
Then, come on. ”The goats saw off their mother goat and locked the door of the front door.
さて しばらく する と オオカミ が やって 来て 、 玄関 の 戸 を 叩いて 言い ました 。
||||おおかみ|||きて|げんかん||と||たたいて|いい|
「 坊や たち 、 開け ておくれ 、 お 母さん だ よ 」 する と 、 子 ヤギ たち が 言い ました 。
ぼうや||あけ|||かあさん|||||こ|やぎ|||いい|
「 う そだい !
"Lie!
お 母さん は 、 そんな ガラガラ 声 じゃ ない よ 」 「 そう だ 、 そう だ 。
|かあさん||||こえ|||||||
Mom isn't such a rattling voice. "" Yes, that's right.
お前 は オオカミ だろう !
おまえ||おおかみ|
」 ( ちっ 、 声 で ばれた か ) そこ で オオカミ は 薬屋 に 行く と 、 声 が きれいに なる と いう チョーク を 食べて 、 また やって 来 ました 。
ち っ|こえ||||||おおかみ||くすりや||いく||こえ||||||ちょーく||たべて|||らい|
(Hey, did you hear it?) Then the wolf went to the drugstore, ate a choke that said his voice would be clean, and came back again.
「 坊や たち 、 開け ておくれ 、 お 母さん だ よ 」 「 あっ 、 お 母さん の 声 だ 」 子 ヤギ たち は 玄関 に かけより ました が 、 ドア の すき間 から 見えて いる 足 が まっ 黒 です 。
ぼうや||あけ|||かあさん|||||かあさん||こえ||こ|やぎ|||げんかん|||||どあ||すきま||みえて||あし|||くろ|
"Boys, open it, mom." "Oh, mom's voice." The little goats were at the front door, but their feet were black, which they could see through the gap in the door.
「 お 母さん は 、 そんな 黒い 足 じゃ ない よ 」 「 そう だ 、 そう だ 。
|かあさん|||くろい|あし|||||||
お前 は オオカミ だろう !
おまえ||おおかみ|
」 ( ちっ 、 足 の 色 で ばれた か ) そこ で オオカミ は パン 屋 に 行く と 、 店 の 主人 を 脅かして 、 小麦粉 ( こむぎこ ) で 足 を 白く さ せ ました 。
ち っ|あし||いろ||||||おおかみ||ぱん|や||いく||てん||あるじ||おびやかして|こむぎこ|||あし||しろく|||
" (So the wolf went to the bakery and threatened the owner by making his feet white with flour.
「 坊や たち 、 開け ておくれ 、 お 母さん だ よ 」 声 も お 母さん で 、 ドア の すき間 から 見える 足 も まっ 白 です 。
ぼうや||あけ|||かあさん|||こえ|||かあさん||どあ||すきま||みえる|あし|||しろ|
「 わー い 、 お 母さん 、 お 帰り なさい 」 子 ヤギ たち が ドア を 開ける と 、 オオカミ が 飛び 込んで き ました 。
わ -|||かあさん||かえり||こ|やぎ|||どあ||あける||おおかみ||とび|こんで||
"Wow, Mom, go home." The kids open the door and the wolf jumps in.
「 ウワォー 、 なんて うま そうな 子 ヤギ だ 」 みんな は びっくり して 、 急いで 隠れ ました 。
|||そう な|こ|やぎ||||||いそいで|かくれ|
一 匹 目 は 、 机 の 下 。
ひと|ひき|め||つくえ||した
二 匹 目 は 、 ベット の 中 。
ふた|ひき|め||||なか
三 匹 目 は 、 火 の 入って ない ストーブ の 中 。
みっ|ひき|め||ひ||はいって||すとーぶ||なか
The third one is in a stove without fire.
四 匹 目 は 、 台所 の 戸だな の 中 。
よっ|ひき|め||だいどころ||とだな||なか
五 匹 目 は 、 洋服 ダンス の 中 。
いつ|ひき|め||ようふく|だんす||なか
The fifth one is in a clothes dance.
六 匹 目 は 、 洗濯 おけ の 中 。
むっ|ひき|め||せんたく|||なか
七 匹 目 は 、 大きな 時計 の 中 です 。
なな|ひき|め||おおきな|とけい||なか|
「 グフフフ 。
どこ に 隠れて も 無駄だ ぞ 。
||かくれて||むだだ|
It's no use hiding anywhere.
みんな 探して 食って やる 」 オオカミ は 次 から 次 へ と 子 ヤギ を 見つける と 、 パクリパクリ と 飲み 込んで しまい ました 。
|さがして|くって||おおかみ||つぎ||つぎ|||こ|やぎ||みつける||||のみ|こんで||
Everyone will look for it and eat it. ”When the wolf found the baby goat one after another, he swallowed it.
「 フーッ 。
うまかった 。
さすが に 六 匹 も 食べる と 、 お腹 が 一杯だ わい 」 お腹 が 一杯に なった オオカミ は 草原 の 木 の 下 で 横 に なる と 、 グーグー と 昼寝 を 始め ました 。
||むっ|ひき||たべる||おなか||いっぱいだ|わ い|おなか||いっぱいに||おおかみ||そうげん||き||した||よこ||||||ひるね||はじめ|
When I ate as many as six, I was full. ”The wolf, who was full, lay down under a tree in the meadow and began to take a nap with Goo Goo.
それ から 間もなく 、 お 母さん ヤギ が 家 に 帰って き ました が 、 荒らさ れた 家 の 中 を 見て びっくり です 。
||まもなく||かあさん|やぎ||いえ||かえって||||あらさ||いえ||なか||みて||
Shortly thereafter, the mother goat returned home, but I was surprised to see the inside of the ruined house.
お 母さん ヤギ は 子ども たち の 名前 を 次々 に 呼び ました が 、 返事 は あり ませ ん 。
|かあさん|やぎ||こども|||なまえ||つぎつぎ||よび|||へんじ||||
でも 、 最後に 末っ子 の 名前 を 呼ぶ と 、 末っ子 の 子 ヤギ が 返事 を し ました 。
|さいごに|すえっこ||なまえ||よぶ||すえっこ||こ|やぎ||へんじ|||
「 お 母さん 、 ここ だ よ 」 末っ子 は 大きな 時計 の 中 に 隠れて いて 、 無事だった のです 。
|かあさん||||すえっこ||おおきな|とけい||なか||かくれて||ぶじだった|
"Mom, here." The youngest child was hiding in a big clock and was safe.
末っ子 から 話 を 聞いた お 母さん ヤギ は 、 おん おん と 泣き 出し ました 。
すえっこ||はなし||きいた||かあさん|やぎ|||||なき|だし|
The mother goat, who heard the story from the youngest child, started crying.
そして 泣き ながら 外 へ 出て 行く と 、 オオカミ が すごい いびき を かいて 寝て いる で は あり ませ ん か 。
|なき||がい||でて|いく||おおかみ||||||ねて|||||||
And when I went out crying, wasn't the wolf snoring and sleeping?
そして その 大きく ふくれた お腹 が 、 ヒクヒク 、 モコモコ と 動いて い ます 。
||おおきく||おなか|||||うごいて||
「 もし かして 、 子ども たち は まだ 生きて いる の かも 」 そこ で お 母さん ヤギ は 末っ子 に ハサミ と 針 と 糸 を 持って こ させる と 、 ハサミ で オオカミ の お腹 を 切って み ました 。
||こども||||いきて|||||||かあさん|やぎ||すえっこ||はさみ||はり||いと||もって||さ せる||はさみ||おおかみ||おなか||きって||
する と 、 どう でしょう 。
子 ヤギ たち が 一 匹 、 二 匹 と 、 みんな 元気に 飛び出して 来た のです 。
こ|やぎ|||ひと|ひき|ふた|ひき|||げんきに|とびだして|きた|
One by one, the goats came running out of the house.
「 わー い 、 お 母さん だ 。
わ -|||かあさん|
お 母さん が 助けて くれた んだ !
|かあさん||たすけて||
」 子 ヤギ たち は お 母さん ヤギ に 抱きついて 、 ピョンピョン と 飛び上がって 喜び ました 。
こ|やぎ||||かあさん|やぎ||だきついて|||とびあがって|よろこび|
お 母さん ヤギ も 、 大喜びです 。
|かあさん|やぎ||おおよろこびです
でも 、 すぐ に 子 ヤギ たち に 言い ました 。
|||こ|やぎ|||いい|
「 お前 たち 、 すぐ に 小 石 を 集めて おい で 。
おまえ||||しょう|いし||あつめて||
You guys, go get some pebbles right away.
この 悪い オオカミ に 、 お 仕置き を し なくて は ね 」 そして 空っぽに なった オオカミ の お腹 の 中 に 、 みんな で 小 石 を つめ 込む と 、 お 母さん ヤギ が 針 と 糸 で チクチク と ぬい 合わせて しまい ました 。
|わるい|おおかみ|||し おき|||||||からっぽに||おおかみ||おなか||なか||||しょう|いし|||こむ|||かあさん|やぎ||はり||いと||ちくちく|||あわせて||
さて 、 それ から しばらく たった あと 、 やっと 目 を 覚ました オオカミ は 、 のど が 渇いて 近く の 泉 に 行き ました 。
|||||||め||さました|おおかみ||||かわいて|ちかく||いずみ||いき|
After a while, the wolf finally woke up and went to a nearby spring because he was thirsty.
「 ああ 、 お腹 が 重い 。
|おなか||おもい
少し 食べ 過ぎた かな ?
すこし|たべ|すぎた|
」 そして オオカミ が 泉 の 水 を 飲もう と した とたん 、 お腹 の 石 の 重 さ に バランス を くずして 、 オオカミ は そのまま 泉 に ドボン と 落ちて しまい ました 。
|おおかみ||いずみ||すい||のもう||||おなか||いし||おも|||ばらんす|||おおかみ|||いずみ||||おちて||
「 わ ぁ 、 わ ぁ 、 助けて くれ ー !
||||たすけて||-
おれ は 泳げ ない んだ !
||およげ||
I can't swim!
誰 か 助けて くれ ー !
だれ||たすけて||-
」 オオカミ は 大声 で 助け を 呼び ました が 、 嫌わ れ 者 の オオカミ は 誰 に も 助けて もらえ ず 、 そのまま 泉 の 底 に 沈んで しまい ました 。
おおかみ||おおごえ||たすけ||よび|||きらわ||もの||おおかみ||だれ|||たすけて||||いずみ||そこ||しずんで||
おしまい