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Fate/stay night [Unlimited Blade Works], Fate/stay night: Unlimited Blade Works Episode 12 (2)

Fate / stay night : Unlimited Blade Works Episode 12 (2)

キャスター で ある 私 に は 聖 杯 の カラ クリ は 読み 取れる

そう ね 膨大 な 魔力 出力 を 誇る あなた が 手 を 貸し て くれる の なら

今 から でも 聖 杯 を 呼び出す こと は 可能 でしょ う

さあ これ が 最後 よ 坊や

無益 な 戦い は 避け たい の でしょ

なら 私 に 従い なさい

セイ バー の マスター

断る

お前 の 話 に は 乗ら ない

あなた 正気 ?

自分 が どんな 立場 に いる か 分かって い て

人間 を 食い物 に する 魔女 に は 協力 し ない

お前 の 手段 は 間違って いる

それ に もう 1 つ

俺 は 無理やり 魔術 師 に さ せ られ た ん じゃ ない

自分 から 進んで 親父 の 跡 を 継 い だ ん だ

魔女 …

あたし を 魔女 と 言った わ ね

そう なら あなた は いら ない わ

ここ で 消え て しまい なさい

貴 様

動く な セイバー

頼む 動 か ない で くれ

士郎 です が …

あら まったく の 考え な しか と 思った けど

自分 の 立場 くらい は 理解 し て い た よう ね

卑怯 者 無抵抗 の 士郎 を 殺す つもり ?

まさか

坊や に は マスター で なく なって もらう だけ

私 の 仲間 に は なら ない けど この 娘 は 救い たい

そう 言う の なら 令 呪 を 渡す 覚悟 は あった の でしょ う

分かった どう やって 渡せ ば いい

士郎 ダメ だ そんな こと を し て も

もちろん その 腕 ごと 頂く わ

ここ まで です 士郎

これ 以上 キャスター の 思い通り に は させ られ ない

私 も 同 意見 よ

だいたい あいつ が 人質 を 解放 する たま か って いう の

持っていけ これ で いい ん だ ろ

士郎

そこ まで し て 他人 を 助ける 必要 なんて ない でしょ う

ある

片腕 で 藤 ねえ が 助かる なら

そんな の 考える まで も ない

本当 に バカ な 子

目障り だ から 死 ん で しまい なさい

ダメ だ やめ て くれ セイバー

セイバー

驚 い た かしら

これ が 私 の 宝 具 ルール ブレイカー

この 世界 に かけ られ た あらゆる 魔術 を 無効 化 する 裏切り と 否定 の 剣

契約 は 成立 し た わ

これ から は 私 が マスター よ

あなた も これ で 私 と 同じ

主 を 裏切り その 剣 を 私 に 預け なさい

あんた サーヴァント の くせ に サーヴァント を …

ええ 使い 魔 に し た の よ

セイ バー は 私 の もの と なった

ほら 返し て あげる わ お バカ さん

藤 ねえ

藤 ねえ 大丈夫 か 藤 ねえ

藤 ねえ

そう ね あなた も 見逃し て あげ ま しょ う

先ほど の 見せ物 頭 に 来る くらい 素敵 だった から

けれど …

そう

ま そういう 流れ に なる わ よ ね 普通

ええ 戯れ は ここ まで よ お嬢さん

さあ セイバー アーチャー の マスター を 仕留め なさい

ふざける な 誰 が 貴 様 など に …

いいえ 従う の よ セイバー

この 令 呪 が ある 限り 身 も 心 も 私 に は 逆らえ ない

バカ なんで …

残念 もったいない わ ね

その 子 に は 興味 が あった の だ けれど

令 呪 に 従い なさい セイバー

に … げ … て …

逃げ て 士郎

藤 ねえ を …

いい から こっち

バカ な セイバー の 対 魔力 は 令 呪 の 縛り に さえ 抗 う と いう の ?

けれど それ でも 逃さ ない わ

遅い

面目ない 結 界 を 破る の に 手間取った

だが 内側 から と なれ ば

アーチャー は 藤村 先生 を …

さあ 今 の うち に 行く わ よ

セイバー …

藤村 先生 は その 部屋 へ

士郎 意識 は ある ?

いい 歩 くわ よ

これ で よかった の よ 命 が ある だけ

今 は ゆっくり 休み なさい 衛 宮 くん

そう か 結 界 を 破って る 間 に セイバー が な

それ だけ ?

まあ だ が キャスター の 宝 具 が 判明 し た だけ でも 良し と す べき だ

しかし キャスター め 相変わらず 詰め が 甘い

案外 根 は 善良 な 女 な の かも な

ずいぶん 無関心 な の ね アーチャー

あなた セイバー に 肩入れ し て た ん じゃ ない の

そんな 素振り を 見せ た つもり は ない が

何 を もって そう 思う 凛

そう ね 女 の 勘 で 納得 できる ?

却下 だ

女 と いう 歳 か 君 は

まず 色 香 が 足り ない 優雅 さ も 不足 だ

おまけに …

これ が 致命 的 な の だ が

とにかく 可愛 さ が 分かり づらい

なん だ ようやく 調子 出 て き た わ ね

あんた

それ じゃあ さっき の 話 の 続き から

あなた が セイバー に 肩入れ し て い た と いう 確証 その 一

初めて セイバー と 会った 時 手 を 抜 い て い た でしょ う

いくら セイバー が 強い って いって も

守り 上手 な あなた が 倒さ れる と は 思え ない の よ ね

あれ は 不意打ち だった から な

君 と 同じ 予想外 の 展開 に は 弱い ん だ

余計 な お 世話 よ

で 確証 その 二

ライダー の 一 件 の あと セイバー を 挑発 し て た でしょ ?

あれ って どう 考え て も あんた らしく ない の よ ね

それ で 少し 見方 を 変え て み たら 分かっちゃ っ た

あなた あの 時 セイバー を 叱って た ん でしょ

あ 正解 ?

やっぱり ね

前世 から の 因縁 に しろ 何 に せよ

あんた が あそこ まで 冷たい 態度 を 取る なんて 珍しい もの

そう かな

私 は 誰 に 対 し て も ああいった 対応 を し て いる と 思う の だ が

そう 思う は 本人 ばかり って ね

思う ん だ けど あなた って 自分 に 関する こと だけ は 不器用 な の よ

周り に 対 し て は 器用 だ から

つい 騙さ れ ちゃ う ん だ けど

で そろそろ 思い出し た ?

自分 が どこ の 英雄 か

セイ バー と 関係 が ある なら セイバー に 近い 時代 の 英雄 な ん でしょ う

いや 霧 が かかった まま だ

だが 君 の 言う 通り あの セイバー に は 覚え が ある

あちら は 知ら ない よう だ から あまり 深い 関係 で は なかった よう だ が

そう

それ より 凛

連れ込 ん で き た 者 の 様子 は どう だ

うん 幸い 急所 は 外れ て い た から

けど 今回 の 傷 は 全然 治ら ない の よ

契約 が 切れ た から

セイ バー から もらって い た 治癒 能力 が なくなった の かも

いや そっち じゃ ない もう 一 人 の 方 だ

ああ 藤村 先生 ?

キャスター から 眠り の 魔術 を 受け て いる みたい だ けど

本人 は す っ ごく 元気 よ

処置 は し て き た から 一 週間 眠り 続け て も 支障 は ない わ

藤村 先生 なら ひょっこり 起き て き そう

だが あの 女 の それ は 魔術 と いう より 呪い だ

解 呪 する に は 本人 を 倒す の が 手っ取り早い

そう ね

キャスター 退治 が 最 優先 だ な

分かって る

でき れ ば セイバー が 完全 に 操ら れる 前 に 倒さ ない と

了解 だ

では あの 小僧 と の 契約 も ここ まで だ な

え ?

「 え 」 で は ない

衛 宮 士郎 は マスター で は ない の だ ろ う

どう し た

まさか 共に 戦った よしみ で 面倒 を 見る など と 言う の で は なか ろ う な

まさか そこ まで お人好し じゃ ない わ

なら …

けど まだ 終わって ない

あいつ が 自分 から 降りる って 言う まで 約束 は 破ら ない

私 は 突っぱねる けど

あいつ 自身 が まいった って 言う まで は 何も 終わって い ない でしょ う

凛 …

それ が 私 の 方針 よ

文句 ある ? アーチャー

仕方 ある まい

君 が そういう 人間 だ と いう こと は 痛い ほど 分かって いる

行く わ よ アーチャー

あれ

ここ …

誰 も … い ない の か

なら 今頃 は …

あいつ 一 人 で …

わり ぃ 散らかし ち まった … 遠 坂 …

これ どこ か で …

そう だ これ あの 時 の と 同じ だ

やめ て よ ね

なん だって あんた が …

より に よって こんな 日 に こんな 時間 に

まだ 手 は ある

クソ なん だ よ それ

貸し だ と か 借り だ と か 言って おい て

こんな の 絶対 に 返せ ない 借り じゃ ない か

遠 坂 …

聞い て いる の です か アサシン

あなた に は 門番 を 続け て もらう と 言った の です

いや 邪魔者 が い て な

おかしな 鳥 を 見かけ た の で 切って み た が

これ は お前 の 同胞 か

そう 監視 役 の 使い 魔 ね

あの お嬢さん も 運 が な いわ ね

もう 少し 無能 なら 教え子 に し て あげて も よかった のに

マスター の 守護 は 任せ まし た よ アサシン

死ぬ 気 で 門 を 守り なさい

さて この 小次郎

呼ば れ て この 方 生き て いる と いう 実感 が ない

その よう な 者 に 決死 を 命じ て も 無意味 で は ない か な

減らず口 を

あなた は 私 が 呼び出し た サーヴァント

主人 に 忠誠 を 誓え ない の なら

ここ で 消し て しまう だけ よ

そう か それ は し た り

かげろう の 如き 我が 命 だ が 今 消さ れる の は 困る

一 つ 約束 を し て しまった ので な

なら 言葉 を 慎み なさい

あなた は ここ を 守って さえ いれ ば いい

では その よう に

だが いい の か な キャスター

私 も 主人 に 忠実 で は ない が

お前 とて 独断 が すぎる

此度 の 件 マスター に は 内密 で あ ろ う

これ は また 日に日に 度 が 過ぎ て ゆく な キャスター

黙り なさい

次に 同じ こと を 言わ せる なら

あと 五 日 を 待た ず に 消し去る だけ よ

やれやれ 女 と 小人 は 手 に 負え ん と 言う が

あれ は 真 で あった か

案ずる な 承知 し て いる と も

マスター に は 全て 内密 に 行う と 言う の だ ろ う

よい 美談 で は ない か

主人 を 思う て の 心意気 あの 男 に 通じる と いい の だ が

アサシン あなた …

負け惜しみ だ

この 程度 の 戯言 は 許せ よ

我が 一 刀 に 懸け この 門 は 何 が あ ろ う と 守り 通 そ う

だが そういう お前 は どこ に 行く ?

私 の 守り は 信用 でき ぬ か

当然 でしょ う

あなた は ただ の 保険 よ

けど それ も 終わり

セイ バー さえ 手 に 入れ れ ば

こんな 鄙び た 場所 を 神殿 に する こと も ない わ

陣地 変え か

と なる と 確かに 私 は 用 済み だ が

この お 山 に 勝る 霊 地 が ある と でも ?

ええ 私 に 相応しい 場所 が ある わ

そう 先 に 賞品 を 受け取り に 行く の

新しい 陣地 と 聖 杯

それ に セイバー と いう 駒 まで 揃え た

これ なら 乗り気 で ない 私 の マスター も

私 の 方針 に 異論 は 挟め ない でしょ う

聖 杯 さえ 手 に 入れ れ ば 恐れる もの は 何も ない

そう 誰 で あ ろ う と 私 を 阻む こと は でき なく なる の です から ね

キャスター か

初め まして かしら ?

この 狂った 儀式 の 監督 さん

何 用 だ キャスター

ここ は 不可侵 の 中立 地帯

いか な 英霊 と いえ ど

サーヴァント が 足 を 踏み入れ て 良い ところ で は ない

ルール が 変わった の よ

令 呪 だ と ?

セイバー ?

セイ バー は 今や 私 の 傀儡

なら お 分かり でしょ う

もう 勝敗 は 決 し た よう な も の

先 に 賞品 を 受け取り に 来 て 何の 不都合 が ある の かしら ?

ある と も

サーヴァント が 最後 の 一 人 に なる まで 聖 杯 は 現れ ない

サーヴァント で あれ ば 召喚 時 に そう 知ら さ れ て いる はず だ が


Fate / stay night : Unlimited Blade Works Episode 12 (2) Fate/stay night: Trabalhos com Lâminas Ilimitadas - Episódio 12 (2)

キャスター で ある 私 に は 聖 杯 の カラ クリ は 読み 取れる きゃすたー|||わたくし|||せい|さかずき||から|くり||よみ|とれる

そう ね 膨大 な 魔力 出力 を 誇る あなた が 手 を 貸し て くれる の なら ||ぼうだい||まりょく|しゅつりょく||ほこる|||て||かし|||| Yes, if you, with your massive mana output, were to assist me,

今 から でも 聖 杯 を 呼び出す こと は 可能 でしょ う いま|||せい|さかずき||よびだす|||かのう|| I could summon the Grail here and now.

さあ これ が 最後 よ 坊や |||さいご||ぼうや This is your last chance, boy.

無益 な 戦い は 避け たい の でしょ むえき||たたかい||さけ|||

なら 私 に 従い なさい |わたくし||したがい| Then serve me,

セイ バー の マスター せい|ばー||ますたー Saber's Master!

断る ことわる Never.

お前 の 話 に は 乗ら ない おまえ||はなし|||のら| I reject your offer.

あなた 正気 ? |しょうき Are you mad?

自分 が どんな 立場 に いる か 分かって い て じぶん|||たちば||||わかって|| Do you understand the position you are in?

人間 を 食い物 に する 魔女 に は 協力 し ない にんげん||くいもの|||まじょ|||きょうりょく|| I won't help a witch who treats people as food.

お前 の 手段 は 間違って いる おまえ||しゅだん||まちがって| Your methods are wrong.

それ に もう 1 つ And one more thing...

俺 は 無理やり 魔術 師 に さ せ られ た ん じゃ ない おれ||むりやり|まじゅつ|し|||||||| I wasn't forced to become a mage.

自分 から 進んで 親父 の 跡 を 継 い だ ん だ じぶん||すすんで|おやじ||あと||つ|||| I chose on my own to follow in my old man's footsteps.

魔女 … まじょ Witch... You called me a witch?

あたし を 魔女 と 言った わ ね ||まじょ||いった||

そう なら あなた は いら ない わ I see. I have no use for you, then.

ここ で 消え て しまい なさい ||きえ||| You can die here!

貴 様 とうと|さま Why, you—

動く な セイバー うごく|| Don't do it, Saber!

頼む 動 か ない で くれ たのむ|どう|||| I'm begging you.

士郎 です が … しろう|| Shirou, but she...

あら まったく の 考え な しか と 思った けど |||かんがえ||||おもった| Oh, my. I had thought that you were utterly irrational,

自分 の 立場 くらい は 理解 し て い た よう ね じぶん||たちば|||りかい|||||| but you do understand your situation, don't you?

卑怯 者 無抵抗 の 士郎 を 殺す つもり ? ひきょう|もの|むていこう||しろう||ころす| Coward!

まさか

坊や に は マスター で なく なって もらう だけ ぼうや|||ますたー|||||

私 の 仲間 に は なら ない けど この 娘 は 救い たい わたくし||なかま|||||||むすめ||すくい| You will not join me, but you wish to save this girl.

そう 言う の なら 令 呪 を 渡す 覚悟 は あった の でしょ う |いう|||れい|まじない||わたす|かくご||||| That tells me that you are prepared to hand over your Command Spells.

分かった どう やって 渡せ ば いい わかった|||わたせ|| All right. How do I do that?

士郎 ダメ だ そんな こと を し て も しろう|だめ||||||| Shirou, no! She won't stop—

もちろん その 腕 ごと 頂く わ ||うで||いただく|

ここ まで です 士郎 |||しろう That is enough, Shirou.

これ 以上 キャスター の 思い通り に は させ られ ない |いじょう|きゃすたー||おもいどおり|||さ せ|| I cannot allow you to continue to play into Caster's hands.

私 も 同 意見 よ わたくし||どう|いけん| Same here!

だいたい あいつ が 人質 を 解放 する たま か って いう の |||ひとじち||かいほう|||||| I mean, do you honestly think she's the sort who'd release a hostage?

持っていけ これ で いい ん だ ろ もっていけ|||||| Take it. That's all you want, right?

士郎 しろう You don't have to go to such extremes to help others!

そこ まで し て 他人 を 助ける 必要 なんて ない でしょ う ||||たにん||たすける|ひつよう||||

ある I do!

片腕 で 藤 ねえ が 助かる なら かたうで||ふじ|||たすかる| If giving up my arm will save Fuji-nee's life, I'll do it without a second's thought.

そんな の 考える まで も ない ||かんがえる|||

本当 に バカ な 子 ほんとう||ばか||こ You truly are a foolish child!

目障り だ から 死 ん で しまい なさい めざわり|||し|||| You are a nuisance, so die!

ダメ だ やめ て くれ セイバー だめ||||| No! Stop!

セイバー Saber!

驚 い た かしら おどろ||| Are you surprised?

これ が 私 の 宝 具 ルール ブレイカー ||わたくし||たから|つぶさ|るーる| This is my Noble Phantasm, Rule Breaker!

この 世界 に かけ られ た あらゆる 魔術 を 無効 化 する 裏切り と 否定 の 剣 |せかい||||||まじゅつ||むこう|か||うらぎり||ひてい||けん It nullifies any and all magic cast in this world.

契約 は 成立 し た わ けいやく||せいりつ||| The pact has been forged.

これ から は 私 が マスター よ |||わたくし||ますたー| I am now your Master.

あなた も これ で 私 と 同じ ||||わたくし||おなじ You are now as I am.

主 を 裏切り その 剣 を 私 に 預け なさい おも||うらぎり||けん||わたくし||あずけ| Betray your Master, and pledge your blade to me!

あんた サーヴァント の くせ に サーヴァント を … You... You took a Servant, despite being one yourself?

ええ 使い 魔 に し た の よ |つかい|ま||||| Yes, I have made her my familiar.

セイ バー は 私 の もの と なった せい|ばー||わたくし|||| Saber now belongs to me.

ほら 返し て あげる わ お バカ さん |かえし|||||ばか| And now I shall return your friend, little fool.

藤 ねえ ふじ| Fuji-nee!

藤 ねえ 大丈夫 か 藤 ねえ ふじ||だいじょうぶ||ふじ| Fuji-nee! Are you okay? Fuji-nee!

藤 ねえ ふじ| Fuji-nee...

そう ね あなた も 見逃し て あげ ま しょ う ||||みのがし||||| You know, I think I shall let you go.

先ほど の 見せ物 頭 に 来る くらい 素敵 だった から さきほど||みせもの|あたま||くる||すてき|| That show you put on was so wonderful it almost began to irritate me.

けれど … However...

そう Oh. I guess I should've seen this coming.

ま そういう 流れ に なる わ よ ね 普通 ||ながれ||||||ふつう

ええ 戯れ は ここ まで よ お嬢さん |たわむれ|||||おじょうさん Yes. Playtime is over, young lady.

さあ セイバー アーチャー の マスター を 仕留め なさい ||||ますたー||しとめ| Now, Saber.

ふざける な 誰 が 貴 様 など に … ||だれ||とうと|さま|| Never! Who would obey the likes of you?

いいえ 従う の よ セイバー |したがう||| No, you will obey, Saber.

この 令 呪 が ある 限り 身 も 心 も 私 に は 逆らえ ない |れい|まじない|||かぎり|み||こころ||わたくし|||さからえ| As long as I have these Command Spells,

バカ なんで … ばか| You idiot! Why did you do that?!

残念 もったいない わ ね ざんねん||| What a pity.

その 子 に は 興味 が あった の だ けれど |こ|||きょうみ|||||

令 呪 に 従い なさい セイバー れい|まじない||したがい|| Obey my Command Spell, Saber.

に … げ … て … Run...

逃げ て 士郎 にげ||しろう Run, Shirou!

藤 ねえ を … ふじ||

いい から こっち Just come on!

バカ な セイバー の 対 魔力 は 令 呪 の 縛り に さえ 抗 う と いう の ? ばか||||たい|まりょく||れい|まじない||しばり|||こう|||| Impossible!

けれど それ でも 逃さ ない わ |||のがさ|| But be that as it may, I won't let you escape!

遅い おそい It's about time!

面目ない 結 界 を 破る の に 手間取った めんぼくない|けつ|かい||やぶる|||てまどった My apologies.

だが 内側 から と なれ ば |うちがわ|||| From the inside, however...

アーチャー は 藤村 先生 を … ||ふじむら|せんせい| Archer, take Fujimura-sensei!

さあ 今 の うち に 行く わ よ |いま||||いく||

セイバー … Saber...

藤村 先生 は その 部屋 へ ふじむら|せんせい|||へや| Place Fujimura-sensei in that room.

士郎 意識 は ある ? しろう|いしき|| Shirou, are you with me?

いい 歩 くわ よ |ふ|| We're going to walk, okay?

これ で よかった の よ 命 が ある だけ |||||いのち||| This was for the best.

今 は ゆっくり 休み なさい 衛 宮 くん いま|||やすみ||まもる|みや| For now, get some rest, Emiya-kun.

そう か 結 界 を 破って る 間 に セイバー が な ||けつ|かい||やぶって||あいだ|||| I see. Saber was taken while I was busy breaching the field.

それ だけ ? That's all you have to say?

まあ だ が キャスター の 宝 具 が 判明 し た だけ でも 良し と す べき だ |||きゃすたー||たから|つぶさ||はんめい|||||よし|||| Yes. But we should count our blessings that we now know what Caster's Noble Phantasm is.

しかし キャスター め 相変わらず 詰め が 甘い |きゃすたー||あいかわらず|つめ||あまい That Caster... Always sloppy on the follow-through.

案外 根 は 善良 な 女 な の かも な あんがい|ね||ぜんりょう||おんな|||| Deep down, she might actually be a decent woman.

ずいぶん 無関心 な の ね アーチャー |むかんしん|||| You don't seem very concerned, Archer.

あなた セイバー に 肩入れ し て た ん じゃ ない の |||かたいれ||||||| Weren't you rooting for Saber?

そんな 素振り を 見せ た つもり は ない が |そぶり||みせ||||| I don't recall ever giving that impression.

何 を もって そう 思う 凛 なん||||おもう|りん What makes you think that, Rin?

そう ね 女 の 勘 で 納得 できる ? ||おんな||かん||なっとく|

却下 だ きゃっか| No.

女 と いう 歳 か 君 は おんな|||さい||きみ| For one, are you even old enough to qualify as a woman?

まず 色 香 が 足り ない 優雅 さ も 不足 だ |いろ|かおり||たり||ゆうが|||ふそく| You are lacking in feminine charms, to begin with,

おまけに …

これ が 致命 的 な の だ が ||ちめい|てき|||| and this is the most damning—your appeal is hard to see.

とにかく 可愛 さ が 分かり づらい |かわい|||わかり|

なん だ ようやく 調子 出 て き た わ ね |||ちょうし|だ||||| Well, well. You've finally found your groove again,

あんた haven't you?

それ じゃあ さっき の 話 の 続き から ||||はなし||つづき| Getting back to the topic at hand,

あなた が セイバー に 肩入れ し て い た と いう 確証 その 一 ||||かたいれ|||||||かくしょう||ひと here's my first piece of evidence that you were rooting for Saber:

初めて セイバー と 会った 時 手 を 抜 い て い た でしょ う はじめて|||あった|じ|て||ぬき|||||| the first time you met her, you went easy, didn't you?

いくら セイバー が 強い って いって も |||つよい||| No matter how powerful Saber is,

守り 上手 な あなた が 倒さ れる と は 思え ない の よ ね まもり|じょうず||||たおさ||||おもえ|||| I doubt she could have gotten the better of you. Not with your defenses.

あれ は 不意打ち だった から な ||ふいうち||| She caught me unawares.

君 と 同じ 予想外 の 展開 に は 弱い ん だ きみ||おなじ|よそうがい||てんかい|||よわい||

余計 な お 世話 よ よけい|||せわ|

で 確証 その 二 |かくしょう||ふた The second piece of evidence:

ライダー の 一 件 の あと セイバー を 挑発 し て た でしょ ? らいだー||ひと|けん|||||ちょうはつ|||| after the incident with Rider, you tried to provoke Saber, remember?

あれ って どう 考え て も あんた らしく ない の よ ね |||かんがえ|||||||| That was out of character for you, no two ways about it.

それ で 少し 見方 を 変え て み たら 分かっちゃ っ た ||すこし|みかた||かえ||||わかっちゃ|| But when I looked at it from another angle, it made perfect sense.

あなた あの 時 セイバー を 叱って た ん でしょ ||じ|||しかって||| You were actually scolding Saber, weren't you?

あ 正解 ? |せいかい I'm right? I knew it!

やっぱり ね

前世 から の 因縁 に しろ 何 に せよ ぜんせ|||いんねん|||なん|| I don't know if you two knew each other in a previous life or what,

あんた が あそこ まで 冷たい 態度 を 取る なんて 珍しい もの ||||つめたい|たいど||とる||めずらしい|

そう かな

私 は 誰 に 対 し て も ああいった 対応 を し て いる と 思う の だ が わたくし||だれ||たい|||||たいおう||||||おもう|||

そう 思う は 本人 ばかり って ね |おもう||ほんにん||| That's just how it looks to you.

思う ん だ けど あなた って 自分 に 関する こと だけ は 不器用 な の よ おもう||||||じぶん||かんする||||ぶきよう||| The way I see it,

周り に 対 し て は 器用 だ から まわり||たい||||きよう|| You're much smoother when it comes to others, which is why no one notices.

つい 騙さ れ ちゃ う ん だ けど |だまさ||||||

で そろそろ 思い出し た ? ||おもいだし| So, have you finally remembered?

自分 が どこ の 英雄 か じぶん||||えいゆう| Do you know which Heroic Spirit you are?

セイ バー と 関係 が ある なら セイバー に 近い 時代 の 英雄 な ん でしょ う せい|ばー||かんけい||||||ちかい|じだい||えいゆう|||| If you have some connection to Saber,

いや 霧 が かかった まま だ |きり|||| No. Everything is still hazy.

だが 君 の 言う 通り あの セイバー に は 覚え が ある |きみ||いう|とおり|||||おぼえ|| But as you say, I do have memories of this Saber.

あちら は 知ら ない よう だ から あまり 深い 関係 で は なかった よう だ が ||しら||||||ふかい|かんけい|||||| However, she does not seem to know me, so we could not have been very close.

そう Oh.

それ より 凛 ||りん More to the point, Rin, how is your guest?

連れ込 ん で き た 者 の 様子 は どう だ つれこ|||||もの||ようす|||

うん 幸い 急所 は 外れ て い た から |さいわい|きゅうしょ||はずれ||||

けど 今回 の 傷 は 全然 治ら ない の よ |こんかい||きず||ぜんぜん|なおら|||

契約 が 切れ た から けいやく||きれ|| Their pact has been broken,

セイ バー から もらって い た 治癒 能力 が なくなった の かも せい|ばー|||||ちゆ|のうりょく|||| so he might have lost the healing ability he'd been getting from Saber.

いや そっち じゃ ない もう 一 人 の 方 だ |||||ひと|じん||かた| No, not him. I meant the other.

ああ 藤村 先生 ? |ふじむら|せんせい Oh, Fujimura-sensei?

キャスター から 眠り の 魔術 を 受け て いる みたい だ けど きゃすたー||ねむり||まじゅつ||うけ||||| Caster seems to have put her under a sleeping spell,

本人 は す っ ごく 元気 よ ほんにん|||||げんき| but she's perfectly healthy.

処置 は し て き た から 一 週間 眠り 続け て も 支障 は ない わ しょち|||||||ひと|しゅうかん|ねむり|つづけ|||ししょう||| I've treated her, so she could sleep a whole week with no problems.

藤村 先生 なら ひょっこり 起き て き そう ふじむら|せんせい|||おき||| Knowing Fujimura-sensei, she might jump out of bed any moment.

だが あの 女 の それ は 魔術 と いう より 呪い だ ||おんな||||まじゅつ||||まじない| Perhaps, but that woman's enchantments are more curses than spells.

解 呪 する に は 本人 を 倒す の が 手っ取り早い かい|まじない||||ほんにん||たおす|||てっとりばやい The simplest way to break them is to kill the original caster.

そう ね That's true.

キャスター 退治 が 最 優先 だ な きゃすたー|たいじ||さい|ゆうせん|| Defeating Caster is our top priority.

分かって る わかって| I know.

でき れ ば セイバー が 完全 に 操ら れる 前 に 倒さ ない と |||||かんぜん||あやつら||ぜん||たおさ|| If possible, I'd like to do so before Saber falls completely under her control.

了解 だ りょうかい|

では あの 小僧 と の 契約 も ここ まで だ な ||こぞう|||けいやく||||| So your pact with that boy is also over, then.

え ? What?

「 え 」 で は ない Don't "what" me.

衛 宮 士郎 は マスター で は ない の だ ろ う まもる|みや|しろう||ますたー||||||| Emiya Shirou is no longer a Master, correct?

どう し た What's this?

まさか 共に 戦った よしみ で 面倒 を 見る など と 言う の で は なか ろ う な |ともに|たたかった|||めんどう||みる|||いう||||||| Surely you aren't going to say that you mean to look after him as a fallen comrade.

まさか そこ まで お人好し じゃ ない わ |||おひとよし||| Hardly. I'm not that soft.

なら … What, then?

けど まだ 終わって ない ||おわって| It isn't over yet.

あいつ が 自分 から 降りる って 言う まで 約束 は 破ら ない ||じぶん||おりる||いう||やくそく||やぶら| Our agreement will stand until he himself says that he wants out of the war.

私 は 突っぱねる けど わたくし||つっぱねる| I can reject him all I want,

あいつ 自身 が まいった って 言う まで は 何も 終わって い ない でしょ う |じしん||||いう|||なにも|おわって|||| but nothing is over until he says it is.

凛 … りん Rin...

それ が 私 の 方針 よ ||わたくし||ほうしん| That's our course of action.

文句 ある ? アーチャー もんく||

仕方 ある まい しかた|| Would it matter if I did?

君 が そういう 人間 だ と いう こと は 痛い ほど 分かって いる きみ|||にんげん||||||いたい||わかって| I know painfully well that you won't stop until you have your way.

行く わ よ アーチャー いく||| Let's go, Archer!

あれ Huh?

ここ … Where am I?

誰 も … い ない の か だれ||||| Nobody's... here?

なら 今頃 は … |いまごろ| Which means that she's out there... by herself...

あいつ 一 人 で … |ひと|じん|

わり ぃ 散らかし ち まった … 遠 坂 … ||ちらかし|||とお|さか Sorry... I made a mess... Tohsaka.

これ どこ か で … This...

そう だ これ あの 時 の と 同じ だ ||||じ|||おなじ| Oh, right. It's the same as the one from that night.

やめ て よ ね Don't do this to me...

なん だって あんた が … Why did it have to be you?

より に よって こんな 日 に こんな 時間 に ||||ひ|||じかん| Why did you have to pick this hour, on this day, to be here?

まだ 手 は ある |て|| No. There's still a way.

クソ なん だ よ それ くそ|||| Damn it... What the hell?

貸し だ と か 借り だ と か 言って おい て かし||||かり||||いって|| She's always going on about debts and favors,

こんな の 絶対 に 返せ ない 借り じゃ ない か ||ぜったい||かえせ||かり||| but this is one debt I can never repay!

遠 坂 … とお|さか Tohsaka...

聞い て いる の です か アサシン ききい||||||

あなた に は 門番 を 続け て もらう と 言った の です |||もんばん||つづけ||||いった|| I believe I instructed you to continue guarding the front gate.

いや 邪魔者 が い て な |じゃまもの|||| There was an intruder, you see.

おかしな 鳥 を 見かけ た の で 切って み た が |ちょう||みかけ||||きって||| I spotted an unusual bird, so I struck it down.

これ は お前 の 同胞 か ||おまえ||どうほう| Is this something used by your kind?

そう 監視 役 の 使い 魔 ね |かんし|やく||つかい|ま| Yes. It is a familiar used for espionage.

あの お嬢さん も 運 が な いわ ね |おじょうさん||うん|||| That young lady has terrible luck.

もう 少し 無能 なら 教え子 に し て あげて も よかった のに |すこし|むのう||おしえご||||||| If she were slightly less talented, I would have taken her on as my pupil.

マスター の 守護 は 任せ まし た よ アサシン ますたー||しゅご||まかせ|||| I leave my Master's defense to you, Assassin.

死ぬ 気 で 門 を 守り なさい しぬ|き||もん||まもり| Guard the gate with your very life.

さて この 小次郎 ||こじろう

呼ば れ て この 方 生き て いる と いう 実感 が ない よば||||かた|いき|||||じっかん||

その よう な 者 に 決死 を 命じ て も 無意味 で は ない か な |||もの||けっし||めいじ|||むいみ||||| Ordering such a person to do or die is meaningless, is it not?

減らず口 を へらずぐち| Don't quibble.

あなた は 私 が 呼び出し た サーヴァント ||わたくし||よびだし|| You are a Servant that I summoned.

主人 に 忠誠 を 誓え ない の なら あるじ||ちゅうせい||ちかえ||| If you cannot pledge fealty to your lord, I shall simply eliminate you right now.

ここ で 消し て しまう だけ よ ||けし||||

そう か それ は し た り I see. Goodness me.

かげろう の 如き 我が 命 だ が 今 消さ れる の は 困る ||ごとき|わが|いのち|||いま|けさ||||こまる My life is as insubstantial as a shimmering heat haze, but I would rather it not be extinguished just yet.

一 つ 約束 を し て しまった ので な ひと||やくそく|||||| After all, I do have a promise to keep.

なら 言葉 を 慎み なさい |ことば||つつしみ|

あなた は ここ を 守って さえ いれ ば いい ||||まもって|||| Your only concern is guarding this place.

では その よう に Then guard it I shall.

だが いい の か な キャスター |||||きゃすたー But is this wise, Caster?

私 も 主人 に 忠実 で は ない が わたくし||あるじ||ちゅうじつ|||| I am also disloyal to my lord, but you are acting on your own authority far too often.

お前 とて 独断 が すぎる おまえ||どくだん||

此度 の 件 マスター に は 内密 で あ ろ う このたび||けん|ますたー|||ないみつ|||| Your errand tonight is also without your Master's knowledge, I'd wager.

これ は また 日に日に 度 が 過ぎ て ゆく な キャスター |||ひにひに|たび||すぎ||||きゃすたー Day by day, you overstep your bounds ever further, Caster...

黙り なさい だまり| Silence. The next time you make me repeat myself,

次に 同じ こと を 言わ せる なら つぎに|おなじ|||いわ||

あと 五 日 を 待た ず に 消し去る だけ よ |いつ|ひ||また|||けしさる|| I'll eliminate you without waiting out the next five days.

やれやれ 女 と 小人 は 手 に 負え ん と 言う が |おんな||こびと||て||おえ|||いう| Oh, dear. They say that women and children are difficult to deal with.

あれ は 真 で あった か ||まこと||| It would appear that is indeed true.

案ずる な 承知 し て いる と も あんずる||しょうち||||| Worry not. I understand.

マスター に は 全て 内密 に 行う と 言う の だ ろ う ますたー|||すべて|ないみつ||おこなう||いう|||| This is all to be carried out without your Master's knowledge, yes?

よい 美談 で は ない か |びだん|||| Yours is a touching tale.

主人 を 思う て の 心意気 あの 男 に 通じる と いい の だ が あるじ||おもう|||こころいき||おとこ||つうじる||||| I only hope that your love for your lord should reach him.

アサシン あなた … Assassin, mind your—

負け惜しみ だ まけおしみ| I am a sore loser.

この 程度 の 戯言 は 許せ よ |ていど||たわごと||ゆるせ| Allow me these witless jests.

我が 一 刀 に 懸け この 門 は 何 が あ ろ う と 守り 通 そ う わが|ひと|かたな||かけ||もん||なん||||||まもり|つう||

だが そういう お前 は どこ に 行く ? ||おまえ||||いく But where might you be going?

私 の 守り は 信用 でき ぬ か わたくし||まもり||しんよう||| Do you not trust my protection?

当然 でしょ う とうぜん|| Of course not. You are merely my insurance.

あなた は ただ の 保険 よ ||||ほけん|

けど それ も 終わり |||おわり But I no longer require that, either.

セイ バー さえ 手 に 入れ れ ば せい|ばー||て||いれ|| With Saber now mine, I no longer need to make this rustic place my sanctuary.

こんな 鄙び た 場所 を 神殿 に する こと も ない わ |ひなび||ばしょ||しんでん||||||

陣地 変え か じんち|かえ| A change of location?

と なる と 確かに 私 は 用 済み だ が |||たしかに|わたくし||よう|すみ|| Meaning that you have no further use for me.

この お 山 に 勝る 霊 地 が ある と でも ? ||やま||まさる|れい|ち|||| There is a sacred spot superior to this mountain?

ええ 私 に 相応しい 場所 が ある わ |わたくし||ふさわしい|ばしょ||| Yes. A place which suits me perfectly.

そう 先 に 賞品 を 受け取り に 行く の |さき||しょうひん||うけとり||いく| I will be leaving to claim my prize ahead of schedule.

新しい 陣地 と 聖 杯 あたらしい|じんち||せい|さかずき I now have a new fortification, the Grail,

それ に セイバー と いう 駒 まで 揃え た |||||こま||そろえ| and even a new pawn in the form of Saber.

これ なら 乗り気 で ない 私 の マスター も ||のりき|||わたくし||ますたー| With all these, even my reticent Master will be unable to offer up any objections to my plan of action.

私 の 方針 に 異論 は 挟め ない でしょ う わたくし||ほうしん||いろん||はさめ|||

聖 杯 さえ 手 に 入れ れ ば 恐れる もの は 何も ない せい|さかずき||て||いれ|||おそれる|||なにも| Once I have the Grail, I will have nothing to fear.

そう 誰 で あ ろ う と 私 を 阻む こと は でき なく なる の です から ね |だれ||||||わたくし||はばむ||||||||| Yes, for then none will be able to stand against me, no matter who they may be!

キャスター か きゃすたー| Caster.

初め まして かしら ? はじめ|| Have we met before, my good overseer of this mad ritual?

この 狂った 儀式 の 監督 さん |くるった|ぎしき||かんとく|

何 用 だ キャスター なん|よう||きゃすたー What do you want, Caster?

ここ は 不可侵 の 中立 地帯 ||ふかしん||ちゅうりつ|ちたい This place is inviolable neutral territory.

いか な 英霊 と いえ ど ||えいれい||| No Servant may enter this place, regardless of which Heroic Spirit they may be.

サーヴァント が 足 を 踏み入れ て 良い ところ で は ない ||あし||ふみいれ||よい||||

ルール が 変わった の よ るーる||かわった||

令 呪 だ と ? れい|まじない|| Command Spells?!

セイバー ? Saber...

セイ バー は 今や 私 の 傀儡 せい|ばー||いまや|わたくし||かいらい Saber is now my puppet.

なら お 分かり でしょ う ||わかり||

もう 勝敗 は 決 し た よう な も の |しょうはい||けっ|||||| The outcome of this war is as good as decided.

先 に 賞品 を 受け取り に 来 て 何の 不都合 が ある の かしら ? さき||しょうひん||うけとり||らい||なんの|ふつごう|||| Is there something wrong with coming to claim my prize early?

ある と も Indeed there is.

サーヴァント が 最後 の 一 人 に なる まで 聖 杯 は 現れ ない ||さいご||ひと|じん||||せい|さかずき||あらわれ| The Grail will not appear until but one Servant remains.

サーヴァント で あれ ば 召喚 時 に そう 知ら さ れ て いる はず だ が ||||しょうかん|じ|||しら||||||| As a Servant, surely you were made aware of this at the time of your summoning.