Goblin Slayer Episode 6
( 邪 神 官 たち の 笑い声 )
( 女性 ) ひ ぃ …
( 邪 神 官 たち の 笑い声 )
( 女性 の おびえる 声 )
( 邪 神 官 ) ヒヒッ
フッハハハ …
( 勇者 ) や あや あ そこ まで だ !
( 邪 神 官 ) は っ !
( 勇者 ) って 僕 いっぺん 言って み たかった ん だ よ ね ~
( 賢 者 ) 奇襲 の アドバンテージ を 自ら 捨てる 意味 が 分から ない
( 剣 聖 ) 何 名乗り は 大事 だ ぞ
( 邪 神 官 ) ぬう う …
挑発 に 成功 すれ ば 攻撃 を 集める こと が できる
なぜ 我ら が 教団 の 潜伏 場所 が !
直感 で !
( 邪 神 官 ) 何 ! ?
( 賢 者 ) あなた たち の たくらみ は すでに 発覚 し て いる
( 邪 神 官 ) ぬう う !
( 賢 者 ) あなた たち の たくらみ は すでに 発覚 し て いる
( 剣 聖 ) もはや 逃れる こと は で きぬ と 知れ
その とおり !
そ … その 聖 剣 は … N ま … まさか !
( 勇者 ) 勇者 参上 ー !
( 少年 斥候 ) って な 感じ で …
突然 現れ た 勇者 が ―
魔 神 の 手下 たち を 一撃 で やっつけ た って !
( 少女 巫術 師 ) なんでも その 勇者 さん は ―
かわいい 女の子 らしい です よ
( ドア が 閉まる 音 ) ( 新米 戦士 ) いい なあ
俺 も 勇者 と 一緒 に 冒険 し て え なあ ( 足音 )
( 見習 聖 女 ) あんた じゃ 無理 ( 新米 戦士 ) え ~
( 槍 ( やり ) 使い ) いくら 勇者 だ から って 全滅 さ せる こと は ね えよ なあ
こっち の 稼ぎ が 減 っち まう ぜ
( 魔女 ) 不謹慎 な こ と 言わ ない の
( 妖精 弓 手 ) あ … 聞い た ? 勇者 が 魔 神 の 手下 を …
( ゴブリン スレイヤー ) そんな こと は どう で も いい
ゴブリン 退治 だ
♪~
~♪
( ゴブリン スレイヤー ) ゴブリン 退治 だ
場所 は 水 の 街 報酬 は 1 人 金貨 1 袋
来る の か 来 ない の か 好き に しろ
( 妖精 弓 手 ) あんた ねえ
( 女 神官 ) 分かって い た つもり で し た けど ―
本当 の 意味 で 理解 し まし た
あなた の 行動 に いちいち 驚 い て い たら ―
身 が 持た ない と いう こと が
あの ! いい です か ?
前 に も 言い まし た けれど
選択肢 が ある よう で ない の は 相談 と は 言い ませ ん !
( ゴブリン スレイヤー ) 選択肢 は ある だ ろ う
それ は ただ 2 択 を 迫って いる だけ です !
どうせ 私 たち が 行か ない って 言ったら
1 人 で 行く ん でしょ ?
( ゴブリン スレイヤー ) 当然 だ
( 妖精 弓 手 ) フフ …
や っぱ 相談 じゃ な いわ よ これ
( 鉱 人 道 士 ) まあ わし ら に 相談 する だけ ―
かみ きり 丸 も 柔らかく なった っ ちゅう こと …
か の ?
( 蜥蜴 僧侶 ) うむ よき 傾向 で あり ま しょ う なあ
アーン
甘露 甘露
( 女 神官 の 深呼吸 )
では 好き に し ます
ついていき ます ね
小 鬼 ども は 数 が 多い
呪文 使い は 1 人 でも 多い ほう が よい でしょ う や
( 鉱 人 道 士 ) しかたがない のう
ちょうど 路 銀 の 準備 も 終わった とこ だ し の う
つきあう と しよ う か
( 妖精 弓 手 ) ゴブリン 退治 が 終わったら ―
私 たち と 一緒 に 冒険 に 行く
それ で いい ? オルク ボルグ
( ゴブリン スレイヤー ) ああ それ で いい
( 妖精 弓 手 ) それ と ゴブリン に 水攻め と か する の 禁止 ね !
火 攻め も です よ !
( 妖精 弓 手 ) 毒気 も なし !
( ゴブリン スレイヤー ) 毒 も か
( 妖精 弓 手 ) 当然 でしょ ! ( 女 神官 ) 当然 です !
( ゴブリン スレイヤー ) しか た ある まい
( 2 人 ) あ …
意外に 素直 ! フフフ …
( 鳥 の 鳴き声 )
おお 見え て き まし た ぞ
あれ が …
水 の 街
( 妖精 弓 手 ) 私 前 に ここ へ 来 た こと ある わ
水路 が ある おかげ で 商品 も 食 材 も 豊富 な 街 よ
( 女 神官 ) この 辺り って 何 が おいしい ん です か ?
ふむ そうさ のう
ここ いらだ と 子 牛 の 肝臓 と ぶどう 酒 の 炒め 煮 川 魚 の 揚げ物
( ゴブリン スレイヤー ) この 辺り の 小麦 は 目 が 粗い から ―
衣 が うまい そう だ
ほほ う 詳しい な 小 鬼殺し 殿
( ゴブリン スレイヤー ) 知り合い が な ―
ここ へ 行く と 言ったら 教え て き た
それ って 牧場 の ?
( ゴブリン スレイヤー ) ああ
わ あ ~ !
ここ が 法 の 神殿 … N 初めて 見 まし た
ゴブリン スレイヤー さん すごい です ね !
( ゴブリン スレイヤー ) そう か
あ … も う っ
で 依頼 人 は ここ に ?
( ゴブリン スレイヤー ) ああ 行け ば 会え る そう だ
依頼 人 って 至高 神 の 神官 さん な の です か ?
( ゴブリン スレイヤー ) いや 至高 神 の 大 司教 だ
( 女 神官 ) えっ ! ?
だ … 大 司教 様 って …
( 蜥蜴 僧侶 ・ 鉱 人 道 士 ) ん ? ( ゴブリン スレイヤー ) 行く ぞ
( 息 を 飲む 音 )
( 女 神官 ) つ … 剣 ( つる ぎ ) の 乙女
( 女 神官 ) 西方 辺境 一帯 の 法 を 負って 立つ 人物
至高 神 に 愛さ れ し 大 司教
10 年 前 よみがえった 魔 神 王 を 討ち 滅ぼし た ―
金 等級 第 2 位 の 冒険 者
伝説 に 導か れ し 勇者 で は なく 人 の 内 より 現れ 出 た 史上 の 存在
それ こそ が …
剣 の …
乙女 …
( 剣 の 乙女 ) あら … まあ どなた ?
( ゴブリン スレイヤー ) ゴブリン 退治 に 来 た
あ … あの すみません !
その … よろしく お 願い し ます
お 会い でき て 光栄 です
( 剣 の 乙女 ) 戦士 様 に かわいらしい 神官 様 そして …
拙僧 ら は 一 党 の 同胞 ( はら から ) で あり ます る
及ばずながら 力 を お 貸し し ま しょ う ぞ
ようこそ 冒険 者 の 皆さん 心から 歓迎 いたし ます わ
( ゴブリン スレイヤー ) で ゴブリン は どこ だ ?
( 女 神官 ) う ー …
( 剣 の 乙女 ) 1 か月 ほど 前 の こと です わ
夜分 遅く に 神殿 から 使い に 出し た 侍 祭 の 娘 が ―
翌朝 路地 裏 で 遺体 と なって 見つかり まし た
生き た まま 切り 刻ま れ て い た よう だ と ―
報告 を 受け て い ます
( ゴブリン スレイヤー ) 生き た まま その 場 で か ?
( 剣 の 乙女 ) ええ
( ゴブリン スレイヤー ) 食わ れ て い た の か ?
殺さ れ た だけ か ? ほか に は …
無神経 すぎ
( ゴブリン スレイヤー ) 続け て くれ
( 剣 の 乙女 ) 本当 に ひどい 事件 で し た
衛 視 たち に 街 の 巡回 を 強化 さ せ た の です が ―
犯罪 は 収まら ず …
窃盗 や 通り 魔 めい た 傷害 婦女子 へ の 暴行 子供 の 誘拐 も
そんな とき ある 冒険 者 が 女性 を 襲う 小柄 な 人影 を 見つけ ―
これ を 斬り 伏せ まし た
その 小さな 死骸 は …
( ゴブリン スレイヤー ) ゴブリン か
小 鬼 なあ
1 匹 2 匹 って こ た あ なか ろ う けど よ
そもそも どこ から 街 に 入った ん でしょ う ?
外 から 門 を くぐって … N と いう わけ で は ない です し
( 鉱 人 道 士 ) する って えと 地下 か 水道 か の
紛れ込 ん だ に し て は 被害 の 数 が 多く ない ?
小 鬼 なら ば 地下 に 潜む もの で あり ま しょ う
この 街 は 古い 都 邑 ( と ゆう ) の 上 ゆえ 地下 は 遺跡 も 同然 と か
( ゴブリン スレイヤー ) 俺 なら 地下 を そのまま 寝床 に する
ヤツ ら は バカ だ が マヌケ じゃ あ ない
つくづく ゴブリン 並み の 思考 よ ね
( ゴブリン スレイヤー ) 当然 だ
ヤツ ら の 考え が 分から ね ば ヤツ ら と は 戦え ん
( 剣 の 乙女 ) 私 ( わたくし ) ども も 地下 だ ろ う と の 結論 に 至り ―
この 街 の 冒険 者 へ と 依頼 を 出し た の です が …
( 女 神官 ) その 人 たち は ?
そう … です か
( 剣 の 乙女 ) そんな とき 辺境 の 勇士 ―
ゴブリン スレイヤー の 歌 を 耳 に し まし た
( ゴブリン スレイヤー ) 歌 と は なん だ ?
あら 知ら ない の ? オルク ボルグ 歌 に なって る の
現実 を 知る と 幻滅 もの だ けど ね ~
( ゴブリン スレイヤー ) 知った こと で は ない
と は いき ます まい よ
詩人 あれ ば こそ 武 勲 は 語ら れ 残る もの
( ゴブリン スレイヤー ) 残し て どう なる ?
なん だ か み きり 丸 知ら ん の か や ?
いさお し が 伝わりゃ
お前 さん に 小 鬼 退治 を 頼む 手 合い も 増える って 寸法 よ
( ゴブリン スレイヤー ) ふむ
お 願い し ます どう か
私 ども の 街 を 救って は いただけ ない でしょう か
( ゴブリン スレイヤー ) 救え る か どう か は 分から ん
だが ゴブリン ども は 殺 そ う
( 女 神官 ) ゴブリン スレイヤー さん !
もう ちょっと 言い 方 を …
( ゴブリン スレイヤー ) 事実 だ ろ う
( 女 神官 ) 事実 だ から こそ 言い 方 が 大事 な ん です !
( ゴブリン スレイヤー ) む ぅ …
小 鬼殺し 殿 地下 水道 に は …
( ゴブリン スレイヤー ) 乗り込 ん で 掃討 する
地下 は 広い 討ち 漏らし が 出 て は 手間 だ
火 と 水 と 毒気 は 禁止 だ から ね !
( ゴブリン スレイヤー ) 分かって いる
( 妖精 弓 手 ) む ぅ … N ( 蜥蜴 僧侶 ) しかし なぜ ―
衛 視 だの 軍 だ の の 類い に 討伐 さ せ ない の か
拙僧 は この 街 の 事情 を 分かり かねる が ―
別に 管轄 外 と いう わけ で も あり ます まい
( 剣 の 乙女 ) それ は …
( ゴブリン スレイヤー ) ゴブリン ごとき に ―
兵隊 を 動かす 必要 は ない と 言わ れ た か ?
まあ し ゃ ー ねえ か
魔 神 王 の 軍勢 と 戦 の 真っ最中 だ し の う
ゴブリン 退治 は それ こそ わし ら 冒険 者 の 仕事 か
やれ ヒューム の 金銭 だ 政 だ の は 面倒 な もの です や なあ
( ゴブリン スレイヤー ) 興味 が ない
俺 たち は どこ から 潜れ ば いい ?
おい ( 剣 の 乙女 ) あ … はい
失礼 いたし まし た
( 剣 の 乙女 ) 神殿 裏庭 の 井戸 から 地下 水道 に 下りる の が ―
よろしい か と 思い ます わ
( ゴブリン スレイヤー ) 正確 な の か ?
何分 これ も 神殿 建立 当時 の 古い 見取り図 です から …
ただ 街 の 水 は 巡って おり ます
壊れ て いる に し て も ひどく は ない か と …
( ゴブリン スレイヤー ) 分かった
マッパー は 任せる
承知 し た
( ゴブリン スレイヤー ) 行く ぞ 時間 が 惜しい
( 妖精 弓 手 ) まあ オルク ボルグ は そう で なくっちゃ ね
( 剣 の 乙女 ) もし … N ( 女 神官 ) 何 か ?
( 剣 の 乙女 ) 依頼 人 と して ぶしつけ と は 思い ます が …
あなた は 恐ろしく は ない の です か ?
( 女 神官 ) その … N 確かに 怖い の は そう な ん です けど
でも …
きっと …
あ …
( 女 神官 ) きっと 大丈夫 だ と 思い ます
( 戦闘 音 )
( ゴブリン の うめき声 )
( 剣 が 刺さる 音 ) ( 血 が 噴き出る 音 )
どうやら 片 は つい た よう です な ( 妖精 弓 手 ) ええ
( ゴブリン の 悲鳴 )
( 妖精 弓 手 ) これ で 終わり
まさか これほど の 小 鬼 が 街 の 下 に おる と は の う
( ゴブリン スレイヤー ) 予想 は し て い た
( 鉱 人 道 士 ) ん ?
( 妖精 弓 手 ) 言 っと く けど マネ じゃ な いわ よ
長期 戦 に なり そう でしょ
オルク ボルグ と 違って 小 鬼 の 矢 使い たく ない し
あれ 雑 な ん だ も の
( ゴブリン スレイヤー ) そう か ? ( 妖精 弓 手 ) そう よ !
( 鉱 人 道 士 ) しっか し 今日 だけ で 5 度 の 襲撃
この 調子 じゃ ―
小 鬼 ども が どん だけ いる か 分かった もん じゃ ない の
( 妖精 弓 手 ) まったく いつ まで 続く ん だ か
( ゴブリン スレイヤー ) 安心 しろ ここ は 石 壁 だ
壁 を 抜 い て の 奇襲 は ない だ ろ う
( 女 神官 ) イヤ な こと を 思い出さ せ ない で ください
( ゴブリン スレイヤー ) 悪かった
これ だけ ゴミ が 多い なら ニオイ 消し は 必要な か ろ う
イヤ な こ と 思い出さ せ ない で く だ さ ー い
( 鉱 人 道 士 ) どう し たい 耳 長 娘 ?
なんか 今 ちょっと 変 な 感じ が …
水 の 音 ? 上 ?
( 雨 の 音 )
( 女 神官 ) 雨 … です ね
( 妖精 弓 手 ) でも こんな 地下 で 雨 なんて ある の ?
( 鉱 人 道 士 ) たぶん 前 が 降 っと る ん は 上 だ の
排水 口 だ 運河 だ の から こっち に 向かって くる ん じゃ ろ う
どう 見る ね かみ きり 丸 ?
( ゴブリン スレイヤー ) 光源 が 消え れ ば こちら が 不利 だ
あ … どう し まし た ? ゴブリン スレイヤー さん
( ゴブリン スレイヤー ) 用心 しろ
何 か 来る わ
かみ きり 丸 よ !
( 女 神官 ・ 妖精 弓 手 ) う …
( 2 人 ) う …
ゴブリン !
( 鉱 人 道 士 ) の ! ( 蜥蜴 僧侶 ) 船 !
( ゴブリン の 雄 たけ び )
いと 慈悲 深き 地 母 神 よ
か弱き 我ら を どうか 大地 の お 力 で お 守り ください
プロテクション !
あまり 長く は …
( 妖精 弓 手 ) どう する ?
( ゴブリン スレイヤー ) 決まって いる いつも と 変わら ん
( ゴブリン ) グイッ !
( ゴブリン スレイヤー ) ゴブリン ども は 皆殺し だ
まず 1 つ
った く そういう の は 私 に 任せ なさい って ー の !
( ゴブリン スレイヤー ) 術 は いく つ 残って いる ?
たっぷり と !
( ゴブリン スレイヤー ) なら “ トンネル ” の 術 だ 穴 を 掘れ
上 の 街 を 崩す 気 か ! ?
( ゴブリン スレイヤー ) 上 で は ない 下 だ
水路 へ 穴 を 掘って 水 ごと 落とす
( 鉱 人 道 士 ) そんな こと を すれ ば 下水 の 氾濫 が 起きる ぞ
( ゴブリン スレイヤー ) 火 でも 水 でも 毒気 で も ない の だ が
( 妖精 弓 手 ) ほか の 手 ! ( ゴブリン ) ギャー !
もう 無理 です
いつぞや の よう に 転移 の 巻物 は あり ませ ぬ か ?
( ゴブリン スレイヤー ) あれ ば 持って き て い た
プロテクション が 解け た 瞬間 に 切り込む
プロテクション を 張り 直し て 守り を 固めろ
( 女 神官 ) は … はい !
待た れよ 小 鬼殺し 殿
リン タオ ロン の 鈎 ( かぎ ) たる 翼 よ 斬り 裂き 空 飛び 狩り を なせ !
お好み の 刃渡り と 思 いま する が
ああ でき れ ば 投げ ず に
( ゴブリン スレイヤー ) 努力 は する
あと ちょっと … です !
( ゴブリン ) グイッ !
( ゴブリン ) グッ … グイッ !
( 一同 の 悲鳴 )
う わ …
( ゴブリン スレイヤー ) 跳ぶ ぞ
( ゴブリン スレイヤー ) 5 つ
( 蜥蜴 僧侶 ) おお ! 恐るべき 竜 よ
末 えい の 戦 働き を ご覧 あれ !
( ゴブリン スレイヤー ) 9 つ 10 ( ゴブリン の 悲鳴 )
( ゴブリン スレイヤー ) 鎧 ( よろい ) を 着 て いる 落とし た ほう が 楽 だ
( 蜥蜴 僧侶 ) 心得 まし た ぞ !
( 一同 の 悲鳴 )
( ゴブリン スレイヤー ) 16
とはいえ いかん せ ん 多い な ( ゴブリン の 雄 たけ び )
( ゴブリン ) グーッ !
エルフ の 弓 って の はね
目 を つむ って たって 当たる ん だ から !
( 鉱 人 道 士 ) ほれ !
った く 出来 の 悪い 矢 だ こと
( 女 神官 ) プロテクション !
ありがとう !
後衛 へ の 攻撃 は 防ぎ ます から 攻める の お 願い し ます !
おう ともよ !
仕事 だ 仕事 だ ノーム ども 砂 粒 1 粒 転がり 回せ ば 石 と なる !
( 力み 声 )
かみ きり 丸 ! 鱗 ( うろこ ) の ! 戻れ !
ストーン ブラス トー !
( ゴブリン の 悲鳴 )
( 妖精 弓 手 ) さ ー て お 次 は 何 かしら ?
とにかく 少し 休み ま しょ う
( ゴブリン スレイヤー ) いや すぐに 動く べき だ
( 蜥蜴 僧侶 ) 同感 です な
随分 と 騒々しく やり まし た から …
雨 で 音 が 妨げ られ て いる と は いえ ―
ほか の 者 ども が 感づ い て いる や も しれ ませ ん
( 沼 竜 の うなり 声 ) ( 妖精 弓 手 ) 何 ! ?
( ゴブリン スレイヤー ) ゴブリン か
( ゴブリン スレイヤー ) あれ は ゴブリン で は ない な
見 れ ば 分かる でしょ !
( 鉱 人 道 士 の 荒い 息遣い ) ( 妖精 弓 手 ) 逃げる の よ ー !
まさか 沼 竜 が いる なんて !
沼 竜 … アリゲーター
鱗 の ! ありゃ お前 の 親戚 じゃ ろ なんとか しろ い !
あいにく と 拙僧 出家 し て より
こちら 親戚 づ きあい も ない もの で !
( 一同 ) う っ わ !
キャ … キャー !
ひ ゃっ ! ?
第 一 あの よう な 手 合い は 拙僧 の 親類 に おら な ん だ よ 術 師 殿
( 妖精 弓 手 ) よっ と ! ( 鉱 人 道 士 ) ほ !
こりゃ 楽 で いい わ
( ゴブリン スレイヤー ) 息 を 整え て おけ
だ … 大丈夫 です から !
( ゴブリン スレイヤー ) あと 1 つ 奇跡 は 残って いる だ ろ う
ここ で 倒れ られ て は 困る
ドワーフ を 食べ させ て その 間 に 逃げ ま しょ う !
きっと 食あたり を 起こす から
( 鉱 人 道 士 ) ぬかし おる ! ( 妖精 弓 手 ) あ !
前 から 何 か 来る
また ゴブリン の 船 それ も たぶん 複数 !
( 女 神官 ) ど … どう し ま しょ う ?
( ゴブリン スレイヤー ) 手 は ある
ちょっと ! ?
何 を 思い つい た か 知ら ない けど 毒気 と か 燃やす の は …
( ゴブリン スレイヤー ) お前 の 考え で いく
( ゴブリン の 鳴き声 )
( ゴブリン シャーマン ) オラガー !
( 一同 の 歓声 )
( ゴブリン シャーマン の 笑い声 )
( 沼 竜 の 雄 たけ び )
( 一同 ) グイ … !
( 沼 竜 の 雄 たけ び )
( 女 神官 ) いと 慈悲 深き 地 母 神 よ
闇 に 迷え る 私 ども に 聖なる 光 を お 恵み ください
なるほど ー !
沼 竜 の 尻尾 に ホーリー ライト を かけ ゴブリン を おびき寄せ た って わけ ね
( ゴブリン スレイヤー ) 毒気 も 火 攻め も ―
水攻め も でき ない の で は この 程度 が 関の山 だ
( 妖精 弓 手 ) に し て も 明かり で あっさり ダマ さ れる と は ね
( ゴブリン スレイヤー ) ヤツ ら は 冒険 者 は 明かり を つけ て ―
移動 する もの と 学習 し て いる
( 妖精 弓 手 ) そう な の ?
( ゴブリン スレイヤー ) いつ の ころ か は 知ら ん
だが 共通 の 常識 と なって いる
そもそも ヤツ ら は 略奪 民族 だ
物 を 作る と いう 発想 自体 を 持た ん
しかし ヤツ ら は バカ だ が マヌケ じゃ あ ない
道具 の 使い 方 は すぐに 学習 する
船 の 使い 方 を 教え れ ば すぐ に 会得 する
随分 と 詳しい の ね
( ゴブリン スレイヤー ) 調べ て 研究 し た
だから 俺 は ヤツ ら に 新た な 発想 を 絶対 に 与え ない
鏖殺 ( おう さつ ) する
つまり … 誰 か が 船 に つい て 教え た っち ゅ ー こと か
( ゴブリン スレイヤー ) ああ
( 女 神官 ) でも それ だけ なら まだ ―
シャーマン と か が 思い つい た かも しれ ませ ん し
( ゴブリン スレイヤー ) かも しれ ん
だが ヤツ ら が ここ で 自然 に 増え た の だ と すれ ば ―
なぜ あの … なん だ ?
( 女 神官 ) え ー と … 沼 竜 です か ? ( ゴブリン スレイヤー ) そうだ
ゴブリン は あれ の 存在 を 知ら なかった
知って い れ ば 船 を 用いる など と は 思わ ん はず だ
ヤツ ら 臆病 だ から な
( 蜥蜴 僧侶 ) 何 が 言い たい の か ね ? 小 鬼殺し 殿
( ゴブリン スレイヤー ) 地下 に はびこる ゴブリン ども は ―
自然 に 増え た わけ じゃ ない
この 一 件 は 何者 か が 人為 的 に 引き起こし て いる
( ゴブリン チャンピオン の うなり 声 )
♪~
~♪