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星の王子さま ( The Little Prince ), 3: 第 1 章 夜明け の 声 - page 3 - 2… – Tekst om te lezen

星の王子さま ( The Little Prince ), 3: 第 1 章 夜明け の 声 - page 3 - 2. ねぇ 、 ヒツジ の 絵 を 描いて

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第 1 章 夜明け の 声 -page 3 -2 .ねぇ 、ヒツジ の 絵 を 描いて

2 .ねぇ 、ヒツジ の 絵 を 描いて

そんな わけ で 、 僕 は ずっと 独りぼっち だった 。 いや 、本当 の 意味 で 独りぼっち だった と 言った 方 が 正しい かもしれない 。 ただ 自分 の 心 を 誰 に も 開けられない まま 、今 から 6年前、何かがちょっとおかしくなって、砂漠の真ん中に落ちてしまった。

僕 の 飛行機 の エンジン の 中 で 、何か が 壊れていた んだ 。 僕 には 、看てくれる ひと も 、同乗者 も いなかった から 、うまく なおせる かわからなかった けど 、全部 ひとり で なんとか やってみる こと にした んだ 。 それで 僕 の 生死 、未来 が 決まってしまう から 。 その 時 、 僕 が 持って いた 飲み水 は 、 たった 7 日 分 しか なかった 。 1 日 目 の 夜 、 僕 は 砂 の 上 で 眠って いた 。 その 場所 は 、人 の 住んでいる ところ から は 、遥か 遠く に 離れていた 。 海 の ど真ん中 、いかだ で 彷徨っている 人 よりも 、ずっと 独りぼっち だった と 思う 。 だから 、 その あと 僕 が びっくり した の も 、 みんな わかって くれる と 思う 。 日 が 昇る ころ 、 僕 は 、 不思議な かわいらしい 声 で 起こされた のだから 。 「ねぇ 、ヒツジ の 絵 を 描いて ! 」と 耳元 で 声 が した 。 「えっ ? 」 と 僕 が 目 を まん 丸く して いる と 、「 ねぇ 、 ぼく に ヒツジ の 絵 を 描いて 」 と その 男の子 は 、 僕 に お 願い して いた 。 まるで 雷 に でも 打たれた みたいに 、僕 は 飛び起きた 。 何度も 目 を こすって 、しっかり 目 の 前 を 見る 。 すると 、そこ に は 不思議 な 男の子 が 一人 、何か 思いつめた 様子 で 、僕 の こと を じっと 見つめている 。 あとになって 、この 男の子 の 姿 を 、思い出せる 限り 絵 に 描いてみた 。 でも きっと 僕 の 絵 は 、実際 の 魅力 に は かなわない 。 ここで 断っておく けど 、僕 が 悪い ん じゃない 。 六歳 の 時 、大人たち の せい で 絵描き に なる 夢 を あきらめちゃった から 、それから ずっと 絵 を 描いた こと が なかった んだ 。 中 の 見えない ボア の 絵 と 、 中 の 見える ボア の 絵 を 描いたっきり ね 。

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それ は ともかく 、いきなり 男の子 が 出てきて 、僕 は 目 を まるくした 。 その 場所 は 、人 の 住んでいる ところ から 遥か 遠く に 位置していた んだ から 。 でも 、男の子 は 、道 に 迷った ようでも 、疲れた ようでも 、お腹 が 空いている ようにも 、喉 が 乾いている ようにも 、何か に 恐怖している ようにも 見えなかった 。 人 の 住んでいる ところ から 遥か 彼方 、砂漠 の 真ん中 で 、迷子になっている 。 そんな 感じ は 、男の子 には どこにも なかった 。 やっとのことで 、僕 は その 男の子 に 声をかける ことができた 。 「キミ は 、ここ で 何 を している の ? 」すると 、男の子 は 、僕 の 質問 に は 答えず 、もう一度 、「ねぇ 、ヒツジ の 絵 を かいて 」と 僕 に お願いしてきた 。 ものすごく 不思議 だけど 、だから やってしまう ことがある 。 なんだか よく わからない けど 、人 の 住んでいる ところ から 遥か 彼方 で 死ぬ かもしれない のに 、僕 は ポケット の 中 から 紙 と ペン を 取り出した 。 でも 、 僕 は 地理 や 歴史 、 算数 や 国語 ぐらい しか 習って いない ので 、 僕 は その 男の子 に ( ちょっと しょんぼり し ながら )「 絵 を 習った こと が ない ん だ 」 と 言う と 、 男の子 は こう 答えた 。 「大丈夫 。 ヒツジ の 絵 を 描いて 。」 ヒツジ の 絵 なんて 一 度 も 描いた こと が なかった から 、 僕 は 、 僕 の 描ける 二 つ の 絵 の うち 、 一 つ を 男の子 に 描いて 見せた 。 中 の 見えない ボア の 絵 だった 。 その あと 、男の子 の 言葉 を 聞いて 、僕 は 本当に びっくりした 。 「違うよ ! ゾウ を お腹 の 中 で 消化している ボア なんて 欲しくない 。 ボア は とっても 危ない んだ 。 ゾウ なんて 大き過ぎて 邪魔 だよ 。 僕んち 、すごく 小さい んだ 。 だから ヒツジ が 欲しい んだ 。 ねぇ ヒツジ を 描いて 」僕 は 、男の子 の 答え に びっくりしながら 、ヒツジ を 描いてみた 。

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初めて 描いた 羊 の 絵 を 僕 が 差し出す と 、その 男の子 は 絵 を じっと 見つめて 一言 。 「こんな ヒツジ 欲しくない ! この ヒツジ 、もう 病気 なんか じゃない の 。 もう一度 、描いてよ 」僕 は もう一度 、ヒツジ の 絵 を 描いてみた 。

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男の子 は 、あきれたように 笑った 。 「見てよ 。 これ も 、ボク の 欲しい ヒツジ じゃないよ 。 角 の ある 荒っぽい ヒツジ なんか いらない よ 。 もう 一度 」僕 は 、男 に 言われる まま 、また ヒツジ の 絵 を 描きなおした 。

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だけど 、前 の と 同じ で 、だめだ と 言われた 。 「これ 、ヨボヨボ じゃないか 。 ボク が 欲しい の は 長生き する 従順な ヒツジ な ん だ 。 さ ぁ もう 一 度 」 もう 僕 は 我慢 でき なかった 。 僕 は 早く 故障 した 飛行機 の エンジン を バラバラに して 、 直さ なきゃ いけなかった 。 だから 、ささっと こういう 絵 を 適当に 描いた んだ 。

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僕 は ぶっきらぼうに 男の子 に 言った 。

「ほら 、王子さま 。 キミ の 欲しい ヒツジ は この 中 に いる よ 」

びっくり した こと に 、 この 箱 の 絵 を 見て 、 王子 さま は 目 を きらきら 輝か せた ん だ 。 「うん 、ボク は こういう ヒツジ が 欲しかったんだよ 。 ありがとう 。 この ヒツジ 、 草 たくさん たべる か なぁ ? 」「どうして ? 」と 僕 が 聞く と 、「だって 、ぼく んち 、とても 小さい んだ もん 」と 王子さま は 答えた 。 「きっと 大丈夫 だよ 。 キミ に あげた の は 、とても 小さな ヒツジ だから 」王子さま は 、顔 を 絵 に 近づけた 。 「言われる ほど 、そんなに 小さくない よ 。 あ ! 眠っちゃった 」僕 は 王子さま と こうして 出会ったんだ 。

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