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ゆきの物語 (Yuki’s Story) by Richard VanHouten, ゆき の 物語 第十一章

ゆきの 物語 第十一章

忍者の 襲撃

一方 、ある 妬み 深い 老婆 の 茶屋 が 忍者 ら に 会いました 。

「あの よそ から 来た 茶道家 は 、お客 を 横取り する んです ! 消して 欲しい んです ! 」と 言いました 。

忍者 の 長 は 「そう ですか 。

どんな 手立て が いい でしょう ? 」と 聞きました 。

茶屋は 「どんな 手立てでも 構いません 」と 答えて 、去りました 。

長は 側近に 「あの 茶道家に ついて 何か 知っているか ?

」と 聞きました 。

側近 は 「数週間 前 、この 町 に 来ました 。

温泉 で 働いて います 。 そして 毎晩 、城 に 行きます 。 若殿 は 彼女 に ついて 興味 が ある そうです 。 隣 に あった 国 の 前 の 大名 の 娘 かも 知れない そうです 」と 答えました 。

「面白い 。

隣 の 国 の 大名 も 、彼女 に ついて 興味 が ある かな 。 じゃ 、娘 を 今 から ここ に 連れて きて 、大名 に 使者 を 派遣 しろ 」と 長 は 言いました 。

「はっ 、長 、仰せの通りに いたします 」と 側近は 言って 、出かけました 。

その 夜 、ゆきが 温泉へ 帰る 間 、忍者は ゆきを 素早く 取り囲んで 、猿轡を かませて 、手足を 縛りました 。

揉みあって いる 間 に 、 毛 の 腕 飾り は 切れて 、 地面 に 落ちて しまいました 。

側近は ゆきを 長の もとへ 手足を 縛った まま 連れて 行きました 。

「この 娘 が 茶道家 です 」と 言いました 。

長 は 「そう か 。

若すぎる な 。 本当に 上手 か な 。 この 娘 の 茶の湯 を 見てみたい 。 束縛 を 解いて 」と 言いました 。

猿轡 が 外されて から 、「助けて 助けて 助けて 」と ゆきは 叫びましたが 、狐 の 毛 が ない ので 、何事も 起こりませんでした 。

「この 付近 では 、いくら 叫んでも 、誰も 助けに は こない 」と 長は 言いました 。

「一服 立てて くれ 」

しかたなく ゆき は お手前 を 始めました 。

終った 後 で 「本当に 上手 だ ぞ 。 大名 の 興味 が なければ 、俺 は お前 を 芸者 に する つもりだ 」と 長 は 言いました 。

「めっそうも ございません 」と ゆきは 言いました 。

「この 娘を 牢に 連れて行って 、そこに 閉じ込めて おけ 」と 長は 言いました 。

牢に 閉じ込められてから 、ゆきは 泣きながら 眠ってしまいました 。

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