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クラッシェン氏と習得-学習仮説, 習得-学習仮説(クラッシェンの「第二言語習得理論」1)

習得-学習仮説(クラッシェンの「第二言語習得理論」1)

習得 - 学習 仮説 ( the Acquisition vs . Learning Hypothesis 第 二 言語 の 能力 を 向上 さ せる の に は 、 二 つ の 全く 異なった 方法 が ある 。 一 つ は 、 実際 の 言語 使用 場面 で その 言語 を 理解 したり 使用 する こと に よって 能力 を 伸ばす 方法 で ‘ 習得 ' と 呼ば れる 。 これ は 、 言語 能力 を つける 最も 自然な やり 方 であり 、 子供 たち が 第 一言 語 を 話す ように なる の は 、 このような 方法 を 通して である 。

つまり 、 子供 たち は 母親 や 周囲 の 人々 と 実際 の 場面 で 意志 を 伝え 合い ながら 言語 能力 を 高めて いく のであって 、 言語 を ‘ 学ぶ ' と いう 意識 は なく 、 また その 過程 で 獲得 した 能力 に ついて も 、「 今日 は この 文法 と あの 表現 を 覚えた 」 と いった ような 意識 は 全く ない 。 そこ で は 、 文法 と か 言語 の 規則 と いった もの を 意識 して 覚えて いる ので は なく 、‘ 正しい 使い 方 ' を 無意識 的に ‘ 感じて ' いる のである 。これ が 、 母国語 話者 が 持って いる ‘ 直感 ' であって 、 間違った 使い 方 や 正しく ない 発音 を 聞いた 時 、 理論 的な 解説 や 規則 の 説明 は でき ない が 、 ただ それ が 良く ない こと が わかる のであり 、 この ‘ 直感 ' は 習得 を 通して のみ 養える もの である 。 /p> もう 一 つ の 方法 は 、 実際 の 言語 使用 場面 で は なく 、 例えば 教室 など で 、 言語 を 意識 的に 学ぶ 方法 で ‘ 学習 ' と 呼ば れる 。 文法 規則 など 、 その 言語 に ついて の ‘ 知識 ' を 得る の に 向い て いる 。 クラッシェン は 、‘ 習得 ' は 必ずしも 子供 の 時 に だけ できる こと で は なく 、 成人 も また 、 正規の 学習 以外 の 方法 で 言語 を ‘ 習得 ' する こと が できる と して いる 。 言い換えれば 、 この 仮説 で は 、 成人 が 第 二 言語 を 身 に 付ける のに 二 つ の 方法 が あり 、 それ ら は 全く 異なった 過程 である こと を 主張 して いる のである 。

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