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1 - Harry Potter, 13.2 ニコラス ・フラメル

13.2 ニコラス ・フラメル

次の 日 の 昼 過ぎ 、ロン と ハーマイオニー は 更衣室 の 外 で 「幸運 を 祈る 」と ハリー を 見送った 。

はたして 再び 生きて 自分 に 会える か どうか と 二人 が 考えている こと を ハリー は 知っていた 。 どうも 意気 が 上がら ない 。 ウッド の 激励 の 言葉 も ほとんど 耳 に 入ら ない まま 、ハリー は クィディッチ の ユニフォーム を 着て ニンバス 2000 を 手 に 取った 。

ハリー と 別れた あと 、ロン と ハーマイオニー は スタンド で ネビル の 隣 に 座った 。 ネビル は なぜ 二人 が 深刻な 顔 を している の か 、クィディッチ の 試合 観戦 なのに なぜ 杖 を 持ってきている の か 、さっぱり わからなかった 。 ハリー に 黙って 、ロン と ハーマイオニー は ひそかに 「足 縛り の 呪文 」を 練習 して いた 。 マルフォイ が ネビル に 術 を 使った こと から ヒント を 得て 、もし スネイプ が ハリー を 傷つける ような 素振り を チラッ と でも 見せたら この 術 を かけよう と 準備して いた 。

「いい こと 、忘れちゃ だめ よ 。 ロコモーター モルティス よ 」

ハーマイオニー が 杖 を 袖 の 中 に 隠そう と して いる ロン に ささやいた 。

「わかって る ったら 。 ガミガミ 言う な よ 」

ロン が ピシャリと 言った 。

更衣室 で は ウッド が ハリー を そばに 呼んで 話を して いた 。

「ポッター 、プレッシャー を かける つもり は ない が 、この 試合 こそ 、とにかく 早く スニッチ を 捕まえて 欲しい んだ 。 スネイプ に ハッフルパフ を ひいき する 余裕 を 与え ず に 試合 を 終わらせて くれ 」

「学校 中 が 観戦 に 出てきた ぜ 」

フレッド ・ウィーズリー が ドア から のぞいて 言った 。

「こりゃ 驚いた ……ダンブルドア まで 見に 来てる 」

ハリー は 心臓が 宙返りした 。

「ダンブルドア ? 」ハリー は ドアに かけ寄って 確かめた 。 フレッド の 言う とおり だ 。 あの 銀色 の ひげ は まちがい よう が ない 。

ハリー は ホッ と して 笑い 出し そうに なった 。 助かった 。 ダンブルドア が 見ている 前 では 、スネイプ が ハリー を 傷つける なんて できっこ ない 。 選手 が グラウンド に 入場 して きた 時 、スネイプ が 腹 を 立てて いる ように 見えた の は 、その せい かも しれない 。 ロン も それ に 気づいた 。

「スネイプ が あんなに 意地悪な 顔 を した の 、見た こと ない 」

ロンが ハーマイオニーに 話しかけた 。

「さあ 、プレイ・ボールだ。 アイタッ ! 」誰かが ロンの 頭の 後ろを こづいた 。 マルフォイ だった 。

「ああ 、ごめん 。 ウィーズリー 、気が つかなかった よ 」

マルフォイ は クラップ と ゴイル に 向かって ニヤッと 笑った 。

「この 試合 、ポッター は どの くらい 箒 に 乗って いられる かな ? 誰 か 、賭ける かい ? ウィーズリー 、どう だい ? 」ロン は 答え なかった 。 ジョージ ・ウィーズリー が ブラッジャー を スネイプ の 方 に 打った という 理由 で 、スネイプ が ハッフルパフ に ぺナルティー ・シュート を 与えた ところ だった 。 ハーマイオニー は 膝 の 上 で 指 を 十字架 の 形 に 組んで 祈り ながら 、目 を 凝らして ハリー を 見つめ 続けて いた 。 ハリー は スニッチ を 探して 鷹 の ように グルグル と 高い ところ を 旋回して いた 。

「グリフィンドール の 選手 が どういう 風 に 選ばれた か 知ってる かい ? 」しばらく して マルフォイが 聞こえよがしに 言った 。 ちょうど スネイプが 何の 理由も なく ハッフルパフに ペナルティー・シュートを与えたところだった。

「 気の毒な人 が 選ばれてる ん だ よ 。 ポッターは 両親が いないし 、ウィーズリー一家は お金が ないし ……ネビル・ロングボトム、君も チームに 入る べきだね。 脳みそ が ない から 」

ネビル は 顔 を 真っ赤 に した が 、座った まま 後ろ を 振り返って マルフォイ の 顔 を 見た 。

「 マルフォイ 、 ぼ 、 僕 、 君 が 十人 束 に なって も かなわない ぐらい 価値 が ある ん だ 」

ネビル が つっかえ ながら 言った 。

マルフォイ も クラップ も ゴイル も 大笑い した 。 ロン は 試合 から 目 を 離す 余裕 が なかった が 、

「そう だ 、ネビル 、もっと 言って やれよ 」と 口 を 出した 。

「ロングボトム 、もし 脳みそ が 金 で できてる なら 、君 は ウィーズリー より 貧乏だ よ 。 つまり 生半可な 貧乏 じゃ ない って こと だ な 」

ロン は ハリー の こと が 心配 で 、神経 が 張りつめて 切れる 寸前 だった 。

「マルフォイ 、これ 以上 一言 でも 言って みろ 。 ただ で は …… 」

「ロン ! 」突然 ハーマイオニー が 叫んだ 。 「ハリー が ! 」「何 ? どこ ? 」ハリー が 突然 ものすごい 急降下 を 始めた 。 その すばらしさ に 観衆 は 息をのみ 、大歓声を 上げた 。 ハーマイオニー は 立ち上がり 、指を 十字に 組んだまま 口に 食わえていた 。 ハリー は 弾丸 の ように 一直線 に 地上 に 向かって 突っ込んで 行く 。

「運 が いい ぞ 。 ウィーズリー 、ポッター は きっと 地面 に お金 が 落ちている の を 見つけた のに 違いない ! 」と マルフォイ が 言った 。

ロン は ついに 切れた 。 マルフォイ が 気が ついた 時 に は 、もう ロン が マルフォイ に 馬乗り に なり 、地面 に 組み伏せて いた 。 ネビル は 一瞬 ひるんだ が 、観客席 の 椅子 の 背 を またいで 助勢 に 加わった 。

「行けっ ! ハリー 」

ハーマイオニー が 椅子 の 上 に 跳び上がり 、 声 を 張り上げた 。 ハリー が スネイプ の 方 に 猛スピード で 突進 して ゆく 。 ロン と マルフォイ が 椅子 の 下 で 転がり回って いる こと に も 、ネビル 、クラップ 、ゴイル が 取っ組み合って 拳 の 嵐 の 中 から 悲鳴 が 聞こえてくる のに も 、ハーマイオニー は まるで 気 が つかなかった 。 空中 では 、スネイプ が ふと 箒 の 向き を 変えた とたん 、耳元 を 紅 の 閃光 が かすめて いった 。 ほんの 数 センチ の 間 だった 。 次の 瞬間 、ハリー は 急降下 を 止め 、意気揚揚と 手 を 挙げた 。 その 手 に は スニッチ が 握られて いた 。 スタンドが ドッと 沸いた 。 新記録だ 。 こんなに 早く スニッチを 捕まえる なんて 前代未聞だ 。

「ロン ! ロン ! どこ 行った の ? 試合 終了 よ ! ハリー が 勝った ! 私たち の 勝ち よ ! グリフィンドール が 首位 に 立った わ ! 」ハーマイオニー は 狂喜 して 椅子 の 上 で 跳びはね 、踊り 、前列 に いた パーバティ ・パチル に 抱きついた 。 ハリー は 地上 から 三十 センチ の ところ で 静 から 飛び降りた 。 自分 でも 信じられ なかった 。 やった ! 試合 終了 だ 。 試合 開始 から 五 分 も 経って いなかった 。 グリフィンドール の 選手 が 次々 と グランド に 降りてきた 。 スネイプ も ハリー の 近く に 着地した 。 青白い 顔 を して 唇 を ギュッと 結んで いた 。 誰か が ハリー の 肩 に 手 を 置いた 。 見上げる と ダンブルドア が ほほえんで いた 。

「よく やった 」

ダンブルドア が ハリー だけ に 聞こえる ように ソッと 言った 。

「君 が あの 鏡 の こと を クヨクヨ 考え ず 、一生懸命 やってきた の は 偉い ……すばらしい ……」

スネイプ が 苦々しげに 地面に つばを 吐いた 。

しばらく して 、ハリーは ニンバス2000を箒置き場に戻すため、一人で更衣室を出た。 こんなに 幸せな 気分に なった ことは なかった 。 ほんとうに 誇りに できる ことを やり遂げた ──名前だけが 有名だ なんて もう 誰 も 言わ ない だろう 。 夕方 の 空気 が こんなに 甘く 感じられた こと は なかった 。 湿った 芝生 の 上 を 歩いている と 、この 一時間 の 出来事 が よみがえってきた 。 幸せ で ボーッと なった 時間 だった 。 グリフィンドール の 寮生 が かけ寄って きて ハリー を 肩車 し 、ロン と ハーマイオニー が 遠く の 方 で ピョンピョン 跳びはねて いる の が 見えた 。 ロン は ひどい 鼻血 を 流し ながら 歓声 を 上げて いた 。

ハリー は 箒 置き場 に やってきた 。 木 の 扉 に 寄りかかって ホグワーツ を 見上げる と 、窓 という 窓 が 夕日 に 照らされて 赤く キラキラ 輝いて いる 。 グリフィンドール が 首位 に 立った 。 僕 、やった んだ 。 スネイプ に 目 に も の 見せて やった …… 。

スネイプ と いえば ……

城 の 正面 の 階段 を フード を かぶった 人物 が 急ぎ足 で 降りてきた 。 あきらかに 人目 を 避けて いる 。 禁じられた 森 に 足早に 歩いて 行く 。 試合 の 勝利 熱 が あっという間に 吹っ飛んで しまった 。

あの ヒョコヒョコ 歩き が 誰 な の か ハリー には わかる 。 スネイプ だ 。 ほか の 人 たち が 夕食 を 食べている 時 に コッソリ 森 に 行く と は ──いったい 何事 だろう ?

ハリー は また ニンバス 2000 に 跳び乗り 、飛び上がった 。 城 の 上 まで ソーッと 滑走 する と 、スネイプ が 森 の 中 に かけ込んで 行く の が 見えた 。 ハリー は 跡 を つけた 。

木 が 深々と 繁り 、ハリー は スネイプ を 見失った 。 円 を 描き ながら だんだん 高度 を 下げ 、木 の 梢 の 枝 に 触る ほど の 高さ に なった 時 、誰か の 話声 が 聞こえた 。 声 の する ほう に スィーッ と 移勤し 、ひときわ 高い ぶな の 木 に 音 を 立て ず に 降りた 。

欝を しっかり 掘り締め 、ソーツと 枝を 登り 、ハリーは 葉っぱの 陰から 下を のぞき込んだ 。

木の下の 薄暗い 平地に スネイプが いた 。 一人では なかった 。 クィレルも いた 。 どんな 顔 を して いる か ハリー に は よく 見え なかった が 、クィレル は いつも より ひどく どもって いた 。 ハリー は 耳 を そばだてた 。

「……な 、なんで ……より に よって 、こ 、こ んな 場所 で ……セブルス 、君 に あ 、会わ なくちゃ いけない んだ 」

「この こと は 二人 だけ の 問題 に しよう と 思い まして ね 」

スネイプ の 声 は 氷 の ようだった 。

「生徒 諸君 に 『賢者 の 石 』の こと を 知られて は まずい ので ね 」ハリー は 身 を 乗り出した 。 クィレル が 何 か モゴモゴ 言って いる 。 スネイプ が それ を さえぎった 。

「あの ハグリッド の 野獣 を どう 出し抜く か 、もう わかった の か ね 」

「で 、でも セブルス ……私 は ……」

「クィレル 、私 を 敵 に 回し たく なかったら 」

スネイプ は グイ と 一歩 前 に 出た 。

「ど 、どういう こと な の か 、私 に は …… 」

「私 が 何 が いいたい か 、よく わかってる はずだ 」ふくろう が 大きな 声 で ホーッ と 鳴いた ので 、ハリー は 木 から 落ち そうに なった 。 やっと バランス を 取り 、スネイプ の 次の 言葉 を 聞きとった 。

「…… あなた の 怪しげな まやかし に ついて 聞か せて いただきましょう か 」「 で 、 でも 私 は 、 な 、 何も …… 」 「 いい でしょう 」

と スネイプ が さえぎった 。

「それでは 、近々 、また お話を する ことに なります な 。 もう 一度 よく 考えて 、どちらに 忠誠を 尽くす のか 決めて おいて いただきましょう 」スネイプは マントを 頭から スッポリ かぶり 、大股に 立ち去った 。 もう 暗く なり かかって いた が 、ハリー に は その 場 に 石 の ように 立ち尽くす クィレル の 姿 が 見えた 。

「ハリー ったら 、いったい どこ に いた の よ ? 」ハーマイオニー が かん高い 声 を 出した 。 「僕ら が 勝った ! 君が 勝った ! 僕らの 勝ちだ ! 」ロンが ハリーの 背を ポーンポーンと 叩きながら 言った 。 「 それ に 、 僕 は マルフォイの 目に 青あざを 作ってやった し 、ネビルなんか 、クラップと ゴイルに たった 一人で 立ち向かった んだぜ 。 まだ 気 を 失ってる けど 、 大丈夫 だって マダム ・ ポンフリー が 言って た …… スリザリン に 目 に も の 見せて やった ぜ 。 みんな 談話室 で 君を 待ってる んだ 。 パーティを やってる んだ よ 。 フレッド と ジョージ が ケーキ やら 何やら 、キッチン から 失敬 して きた んだ 」

「 それ どころ じゃない 」

ハリーが 息もつかず に 言った 。

「どこか 誰も いない 部屋を 探そう 。 大変な 話が あるんだ …… 」

ハリー は ピーブズ が いない ことを 確かめて から 部屋 の ドア を ピタリと 閉めて 、いま 見て きた こと 、聞いた ことを 二人 に 話した 。 「僕ら は 正しかった 。 『賢者の石 』だった んだ 。 それを 手に 入れる のを 手伝え って 、スネイプ が クィレル を 脅して いた んだ 。 スネイプ は フラッフィー を 出し抜く 方法 を 知ってる かって 聞いていた ……それ と 、クィレル の 『怪しげな まやかし 』の こと も 何か 話してた ……フラッフィー 以外 に も 何か 別な もの が 石 を 守っている んだ と 思う 。 きっと 、人 を 惑わす ような 魔法 が いっぱい かけて ある んだ よ 。 クィレル が 闇 の 魔術 に 対抗する 呪文 を かけて 、スネイプ が それ を 破ら なくちゃ いけない のかも しれない ……」

「それ じゃ 『賢者の石 』が 安全な のは 、クィレル が スネイプ に 抵抗している 間 だけ と いう こと に なる わ 」

ハーマイオニー が 警告 した 。

「 それ じゃ 、三日 ともたない な 。 石 は すぐ なくなっちまう よ 」と ロン が 言った 。

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