Hajime no Ippo ( Fighting Spirit ) Episode 45
「間もなく フェザー 級 第 2 試合 を 開始 いたし ます 」
間に合った !≪一 歩 こっち だ !
おめでとう ございます !すごかった です !
ありがとう !≪いい の か よ 動き回っちまって よ
だ …伊達 さん !見てて くれたんですか ?
全く とんで も ねえ 試合 やり やがって
ああ いや …
まだ 当面 の 敵 じゃ ねえ し 「おめでとう 」を 言って おく ぜ
あ …ありがとう ございます
ほれ !始まる ぜ
テメエ の 当面 の 敵 の 試合 が よ
「さあ A級 トーナメント 次 の 試合 が 始まり ます 」
「注目 は 元 アマチュア 世界 王者 の 登場 」
「プロ の リング に 戦場 を 移し どの ような 戦い を 見せる の か ?」
「 ヴォルグ ・ ザンギエフ ! 」
相手 の 鈴木 は えらく 気合い 入って る な
年齢 的 に も ラスト チャンス だろう から な
あちら さん は アマ で 200 戦 以上 だ 技術 じゃ 勝負 に なら ねえ
どこ まで 気合い が 通用 する か
ヴォルグ は アマ の 頃 「 ホワイトファング 」 と 呼ば れ て 恐れられ て い た そう だ
「ホワイト ファング 」?
オオカミ と か 白い 牙 と か いう 意味 らしい が
見せ て もら お う じゃねえか オオカミ の ボクシング と やら を
(ゴング )ボックス !
《 実に 基本 的 な 構え だ ぜ 》
《 さすが アマ 王者 教科 書 どおりって わけ か 》
落ち着いて いけ よ !
《 分かってるって ! 》
オーソドックス の アップ ライト スタイル
後ろ足 に 体重 を 残し て いる ところ を 見る と
カウンター 狙い か
「鈴木 ワンツー !ヴォルグ バック ステップ で 華麗 に よける 」
いい ステップ だ 何気なく リング を 丸く 使って やがる
スピード も すごい です
「強烈 !鈴木 の 前進 を 止め た !」
い …今 の が ジャブ !
スピード パワー バランス 言う こと ねえ な
《 これ じゃ めった な こと じゃ 崩れ そう にない 崩す と し たら … 》
《 重い ジャブ だ さすが 世界 王者 これ くらい は 覚悟 の 上 よ 》
《 だが こう いう ボクシング は … 》
《 教科 書 に 載って ねえ だ ろ う ! 》
「鈴木 トリッキー な 動き から 右 !そのまま 体 を 預け た 」
《 そう だ ! あそこ まで 肉薄 すれ ば テクニック は 殺 せる 》
お っ !肩 で カチ 上げ やがった !やれやれ !
《 はるばる 日本 まで 来 て もらって 悪い が よ 》
《 俺 に とっちゃ 今回 が ラスト チャンス だ 》
《 勝た せ て もらう ぜ ! 》
「おっと !ヴォルグ 打たれた !」
「肉 弾 戦 で ペース を つかんだ か 鈴木 」
すごい プレッシャー の かけ方 だ
なりふり 構わ ない の が 功 を 奏し た しかし 気 に 入ら ねえ な
この 局面 で セコンド が 微動 だに し ねえ
《 本当 だ 明らか に ピンチ な の に 》
《 重心 が 前足 に イン ファイト する 気 か ? 》
《 願ったり よ 接近 戦 は 俺 の 土俵 だ ぜ ! 》
「相打ち !ヴォルグ が イン ファイト で 応戦 !」
「激しい 打ち合い に なった !どちら が 打ち勝つ の か !」
《 これ だけ 肉薄 し て なぜ スムーズ に 手 が 出る ? 》
《 まさか コイツ これ が 本来 の 姿 か ! 》
アイツ イン ファイター か
《 なんて 表情 だ まるで 別人 じゃ ねえ か 》
《 鈴木 さん が 下がった 》
《 ま … まずい ガード 》
ひるむ な !前 に 出る ん だ !
《 ガ … ガード の 隙間 から 的確 に パンチ が 飛び込 ん で き や がる ! 》
「クリーン ヒット !」
「これ は 効い た !」
「ヴォルグ 一気に 行く !鈴木 グロッキー だ !」
おい
「 レフェリー が 入った ! スタンディング ダウン か ! 」
ヴォルグ !
や …やめろ !
やめ て くれ !
ヴォルグ !タオル だ !
ヤメロー !
ストップ だ !
鈴木 !しっかり しろ !担架 を 早く !
「し …試合 終了 !何 と も 形容 し 難い 幕切れ 」
「 ヴォルグ ・ ザンギエフ 強し ! 」
き …貴様 !ウチ の 大事 な 選手 を …
伊達 さん が 鈴木 さん を 倒し た 時 より 早い なんて …
先輩 伊達 さん 帰っちゃ い ます よ
《 テクニック うんぬん じゃない ヴォルグ さん は 》
《 力 で 世界 を 制し た ん だ 》
ヴォルグ 君 の 勝ち だ 引き揚げよ う
《 勝った の に ニコリ と も しない 》
《 それどころか なに か 悲し そう な 》
切れ味 と いい 凶暴 さ と いい まさに 牙 を むいた オオカミ だ な
ええ
《 今度 は あの人 と 戦う の か 》
( 歓声 )
入った !カウンター !
行け !木村 さん !畳みかけろ !
( ゴング )
「勝者 !青 コーナー 木村 !」
文句なし フル マーク の 判定 勝ち です ね !
うん !渋い よ ね
ケッ 倒せ って ん だ よ
ああ !青木 さん 頑張って !
やら れろ ! 《 この人 は … 》
《 駄目 だ このまま じゃ やら れる 》
《 だが 一 歩 も 木村 も 勝って 俺 だけ 負ける わけ に は いか ねえ 》
《 決勝 まで 温存 する はず だった が 》
(ゴング )よっ しゃ !
≪いい ぞ !カエル 跳び ヤロー !
カエル 跳び です か …
アイツ だんだん 何でも あり に なって きやがった な
(車 の クラクション )
3 人 とも ご苦労 じゃった 3 ~4 日 は 休養 する が いい
しかし 気 を 抜く な よ ト ー ナメント は 始まった ばかり じゃ から な
ウッス !お 疲れ さま で した !
フウ …いや ~よかった な 初戦 突破 だ !うん ?
どう した ?2 人 とも あっ い …いや
ヴォルグ さん の 試合 見 ちゃったら その …
心配 に なって きた の か ?
気持ち は 分かる ぜ 俺 も さっき 間 柴 の 試合 見て よ
決勝 まで 行く と あれ が 待って ん の か と 思う と …
(一歩 と 木村 の ため 息 )なん だ なん だ シケ て やがん な
しょうが ねえ な ここ は 大 先輩 の 俺様 が ひと 肌 脱いで やる か
ブワー っと やる ぞ !つい て こい !
ええ !祝勝会 です か !
やり ~!
まず は 下っ端 から だ な
ええ !ぼ …僕 は こう いう 所 初めて で …あっ
( せき払い )
い …一番 下っ端 は 自分 で す
この ヤロー 先輩 風 吹かせ やがって
だ … だ から 初めて な ん です よ ! カラオケ なんて
広がる 世界 ラララ …
へえ 意外 と うまい じゃ ねえ か いい ぞ !ゲロ 道
ど …どうも です
やる じゃ ねえ か ゲロ 道
ここ まで 聴か さ れ ちゃ 俺 様 も 黙って いられ ねえ ぜ !
青木 9 A -5だ!
へ …へい
本 も 見 ない で 曲 の 番号 が 分かる んですか ?
あの 人 の オハコ な ん だ よ
《 わ あ ! チャンピオン が 「 チャンピオン 」 を 歌う ん だ 》
(音程 が ズレ た 歌 )
もし かして うまい と 思った の か 1 曲 終わる まで の 辛抱 だ
あ ~ あ
は …速水 さん !
さ …最近 見ない と 思ったら こんな バイト し て た の か !
す …すごい おいし すぎる ぜ …
(音程 が ズレ た 歌 )
いや ~!お粗末 うん ?
《 な … 何 だ ? この リアクション は 》
《 歌う の は 嫌い じゃ ねえ が 総立ち なんて 初めて だ ぜ 》
OK !アンコール なん だ な !
エーッ !
(音程 が ズレ た 歌 )
ご …5回目ですね
誰 か 止めて くれ ~…でないと ひと晩中 続く ぞ
だんだん 腹 が 立って きた ぜ
大体 なんで 一 歩 に 負けた ヤツ が チャンピオン の 役 やって やがる ん だ
でも よ 役 の 上 で も いい から 1 回 巻い て みたい もん だ よ な
あれ を
《 そう だ あと 少し で 3人 と も チャンピオンベルト に 手 が 届く ん だ 》
クソ !
(音程 が ズレ た 歌 )
ウシ !俺 も 歌う ぜ !
(音程 が ズレ た 歌 )
《 先輩 まで これ から 続く 戦い の こと を 思う と 》
《 息 も できない くらい の プレッシャー が ある ん だ ろ う な 》
(犬 の 遠吠え )
(音程 が ズレ た 歌 )
20 回 目 だよ ~誰か 止めて よ ~
よっ しゃ !これ から 俺様 の 部屋 で 二次会 だ !
おお !まだ 騒ぐ ん です か !
二 次 会 兼 反省 会 さ 左 の カウンタ ー の パワ ー アップ の ため に な
俺 も カエル 跳び に 磨き を かけ なくて は
すごい よ ね みんな ちゃんと 必殺 技 持ってる もの
先輩 だって どれ も 必殺 技 です よ 左 の リバー ブロー なんて 芸術 です
何 か 違い ます ね
もっと 強く 踏み込んで その 足 を 軸 に 体 を 回転 させる んだ
見 て て ね
《 す … すごい ! 左 足 を 軸 に し て 》
《 腰 から 肩 まで 全部 巻き込 ん でる ! 》
バ …バカヤロー !すみません !
(荒い 息遣い )
二 度 と あの 店 に は 行け ねえ ぞ 調子 に 乗り 過ぎ まし た
あ …あの 自分 そろそろ この へん で
ああ オメエ まだ 高校 生 だった な
本当 ごめん ね なんか ドタバタ し ちゃって
そんな !楽しかった です
仲間 と 大騒ぎ する なんて 今 まで なかった こと です から
うん ?誰 が 仲間 だ ?また そんな
あっ お やすみ なさい
お 世話 に なり ました
「お世話 に なった 」?
変 な ヤツ だ な
うん ?う ~ん 口止め さ れ て た んだ が
もう しゃべって も いい か
本当 に いい の ?鴨川 ジム 辞め たく ない ん じゃない ?
えっ ?気 に しない で よ
転校 先 で こんなに 楽しそう な 直ちゃん 初めて 見た わ
ここ は 特別 な 町 なんでしょ ?
うん 特別 だ よ
豪快 で 愉快 で 厳しく て 優しく て 本当 に すごい 人たち と 過ごせた
この 町 の 思い出 は 自分 の 宝物 だ よ
ご …ごめん ね 直 ちゃん ばかり つらい 思い させて
違う よ 母 さん あの 人 たち と 過ごし て 何 か 変わった って いう か
もう どこ へ 行って も 大丈夫 自分 の 中 の 何か が 変わった ん だ
それ が 僕 の 宝 な ん だ よ
引っ越し !
なんで 黙って た ん です か !秘密 なんて
守った ため し ない くせに !なん だ と !
まあ まあ 俺 ら に 気 を 使わ せたく ない っつう
ゲロ 道 の 気持ち も 察し て やれよ
みんな 薄情 です よ
鷹 村 さん 一 番 使い走り させて た のに
フウ …どう です ?あれ やって み ちゃ
うん ?あれ か …
何 か ある ん です か ?
いい だ ろう !だが この 送別会 は ちと 辛口 だ ぜ
お世話 に なり ました 元気 で やれ よ
はい !地下 の リング で みんな 待って る よ
えっ ?みんな 休養 日 で 来ない ん じゃ
君 の 送別会 だって
《 自分 の ため に 》
お 待たせ し まし た !来た か
俺 ら は もう 体 温まって っ から よ お前 も 早く 準備 しろ
そ …送別 会 じゃ ?
鴨川 式 の な !
空手 に 「百 人 組み手 」って の が あん だろ
あれ と 一緒 で 順番 に スパー を やんの さ
一 歩 は 昨日 の ダメージ が 重い から 見学 だ が よ
あ …ありがとう ございます !
きっと 忘れ られ ない 思い出 に なり ます !
まず は 俺 様 から だ !
とりあえず 生き延びて ね ウ …ウッス !
本気 で 行く ぜ !
ありがとう ございました …
次 は 俺 だ !
よし !青木 さん なら 少し は アドバイス できる ぞ
変則 に 気 を 付けて
先手 先手 で 攻める ん だ は … はい !
コソコソ 相談 し やがって
( ゴング )
《 さすが ジュニア ウェルター の ジャブ ! 》
そのまま 打ち合って !
ダブル パンチ !
やっぱり 惑わ さ れ ちゃ う か
木村 さん は 正統 派 の アウトボクサ ー だ 距離 を 取ら れ ちゃ 駄目 だ
くっつ い て は い
後ろ で 変 な こと 吹き込んでる ヤツ いる から 気 を 付けろ よ
OK (ゴング )
ナイス ダッシュ !
《 すごい ! 木村 さん に つい てってる 》
《 走り込 ん でる 証拠 だ ! 》
ナイス ボディ !
倒れ ない カウンター が クリーン ヒット し た のに
((先輩 自分 いじめ られ やすい ん です ))
《 見違える よ 》
惜しい !
《 もう 少し 踏み込め ば 当たる の に もう 少し 》
いい の 打つ もん だ から つい ムキ に なっちまった ぜ
あ …ありがとう ございました
基礎 体力 が しっかり し てる し 根性 も つい た
実力 的 に は デビュー 前 の 新人 と は 思え ねえ
もう 「ゲロ 道 」なんて 呼べ ねえ な あれ ?先輩
お …おい !一 歩
1 ラウンド くらい なら なんとか や れます !
僕 だって 忘れ て ほしく ない です から
先輩 …
思い切り 行く よ
はい !
よし !行け !アイツ は 冴木 戦 の ダメージ で ヘロヘロ だ
ファイター 同士 は 手数 が 勝負 だ 打ち 負け ん な
殺し て も かまわん 事故 で 済ます
《 先輩 と の 最後 の スパー だ 》
《 今 まで の 成果 を 見 て もらう ん だ ! 》
( ゴング )
《 速い ! 》 ヤロー !
マジ だ !打たれる 前 に 打て !
《 これ が ジャブ ! 》
《 こんなに 近く な の に 当たらない ! 》
アイツ 俺 たち より ムキ に なって る ぜ
ファイター に は アイツ の 戦い方 が 一番 参考 に なる から な
《 ボロボロ の 体 の くせ に お前 は 後輩 思い だ な 》
幕 之内 教授 の ご 講義 だ ぜ !目 離す ん じゃ ねえ ぞ !
《 そんな 余裕 ないっす よ ! 》
《 下 ! 》
《 駄目 だ ! 間に合わない ! 》
《 この 踏み込み は ! 》
《 目 を そらす な ! 》
《 これ が 先輩 の … 》
《 リバーブ ロー だ ! 》
《 なんて … 破壊 力 》
大丈夫 ?
ありがとう ござい …ぶ っ !
「 ぶっ」 ?
おい !リング は よせ !
(ドア が 開く 音 )シャワー 浴びて きます …
…ったく お前 が リバー なんか たたく から だ !
愛 の ムチ に も ほど が ある ぜ すみません
結局 最後 まで 「ゲロ 道 」だった か よ おい …
《 これ が 鷹 村 さん 》
《 ここ が 青木 さん で こっち が 木村 さん 》
《 それ から … 》
( 泣き声 )
《 絶対 … 絶対 忘れる もん か 》
《 山田 君 ボクシング 続け て ね 》
《 そう し たら また 会 える かも しれない から ! 》
<コンテンダー タイトル マッチ に おける 挑戦者 >
<ベルト を 取る ため の ポジション >
<しかし たどりつく 道のり は 険しい >
<たとえ 僅か な 差 で あっても >
<負け た 者 は 失って しまう 権利 だ から >
<不安 でも 眠れ なくて も 頑張る しか ない >
<それ は 全力 を 尽くし て 試合 を 繰り返し た 末 に >
<ようやく 巡って くる チャンス な ん だ !>
< 次回 … >