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銀河英雄伝説, Ginga Eiyuu Densetsu (Legend of the Galactic Heroes) Episode 96

Ginga Eiyuu Densetsu ( Legend of the Galactic Heroes ) Episode 96

宇宙 暦 800 年 新 帝国 暦 2 年 11 月

オスカー ・ フォン ・ ロイエンタール と

ウォルフガング ・ ミッターマイヤー の 戦い は

実際 に 砲火 を 交える 前 に 幕 を 開け た

ロイエンタール が 最初 に 立案 し た 作戦 は

まず ミッターマイヤー 軍 の 進攻 に 対し て

ノイエ ・ ラント 各地 に 配し た 兵力 を もって

幾重にも 防御線 を 作り

最大限 の 損害 を 与えつつ その 前進速度 を 鈍らせる

次いで ミッターマイヤー 軍 を 深く 惑星 ハイネセン まで 引きずり込み

その 後方 を 遮断する

さらに 敵 の 後退 に 際し て は

各所 に 配置 し た 兵力 を 再 結集 し

ハイネ セン より の 主力 と の 間 に 挟撃 を 図る と いう もの で あった

ただし この 作戦 が 成功 する ため に は

2 つ の 条件 が 必要 で あった

1 つ は イゼルローン 方面 から の 敵 の 侵入 が なく

二 正面 作戦 を 強い られ ない こと

いま 1 つ は ノイエ ・ ラント 各所 に 配し た 兵力 を

運用 する 指揮 官 に 人材 を 得る こと で ある

第 1の条件を満たすために

ロイエンタール は イゼルローン 要塞 に

ムライ を 使者 と し て 送った

また 第 2の条件にはベルゲングリューンを充てた

ベルゲングリューン は 黙々と 準備に あたったが

結局 準備 だけに 終わる

ミッターマイヤー が 疾風 ウォルフ の 異名 に 恥じず

他 の 用 兵 家 で は 不可能 な 速度 で 進攻 し

ロイエンタール に この 作戦 を 構築 さ せる 時間 的 余裕 を

与え なかった ため で ある

ミッターマイヤー 軍 は すでに ノイエ ・ ラント の

半ば に まで 達し て いる と の こと です

移動 も 展開 も なんという 速さ だ

だが 惜しい こと に 陣容 が 薄い

無理 も ない

ミッターマイヤー の 快速 に

凡人 が 付いて こられる もの では ない から な

ミッターマイヤー の 神速 の 用兵 の 真価 を 知る こと

ロイエンタール 以上 の 者 は いない

彼 は ミッターマイヤー の 進撃 速度 を 予測 して は いた が

その 最悪 を 極め られ て しまった

だが それ でも なお 各地 に 分散 させよ う と し た 兵力 を

間一髪 で 引き返さ せ 再編 し た 手腕 は

ロイエンタール ならでは の もの であった ろう

こうして 11月 24日 ロイエンタールは

当面 の 戦場 と なった ランテマリオ 星域 に おいて

ミッタ ー マイヤ ー の それ を 凌 駕 する 兵力 を 展開 させる こと に 成功 し た

ファイエル !ファイエル !

戦場 と なった ランテマリオ 星域 は

かつて 同盟 軍 の 名将 アレクサンドル ・ ビュコック 元帥 が

カイザー ・ ラインハルト の 侵攻 を 食い止める べく

要 撃 戦 を 繰り広げた 場所 で ある

「奇しくも 」と いう べき では ない

万 人 が 認める 戦略上 の 要路 で あった から で ある

この 時 ロイエンタール は 自分 に 匹敵 する 偉大 な 用兵家 と

戦場で 相まみえる ことに 高揚して いる

ミッタ ー マイヤ ー に 対する 友愛 と 畏敬 は 一 分 子 も 損なわ れ て いない が

にもかかわらず 甘美な 興奮は 確かに 存在する

用兵家と いう 種類の 人間が

いかに 救われ がたい 存在 で ある か よい 証左 で あろう

ミッターマイヤー の よう な 人物 に おい て さえ それ は 存在 する

ロイエンタール ほど の 名将 と 対決 しうる の は

武人 と して 本懐 で は ない か と 内 なる 声 が ささやく の だ

ただ 彼 に は 親友 と 殺し合う と いう 苦渋 とは 別に

異なる 悩み が 存在 し て いる

ロイエンタール の 旗 下 に いる 兵士 は

全て カイザー ・ ラインハルト の 臣民 で ある

殺さずに 済むなら そうしたい

味方 であるべき 兄弟 や 戦友 が 殺し合う ことに なる のだ

ゆえに ミッターマイヤーは

あえて 犠牲 の 多く なる 持久 戦 を 避け 短期 決戦 を 仕掛け た

「第 2次ランテマリオ会戦」あるいは

「双璧 の 争覇戦 」と 呼ばれる この 戦い に

最初 から 参加 し た 兵力 は

ロイエンタール 軍 520 万 に 対し て

ミッターマイヤー 軍 は 259 万 と 圧倒 的 に 不利 で あった

に も かかわら ず ミッタ ー マイヤ ー が あえて 戦 端 を 開 い た の は

ロイエンタール に 各 個 撃破 の 可能 性 を 見せ て

持久 策 を 捨て させる ため で ある

ゆえに ロイエンタール は 攻め ミッターマイヤー は 守る

それ が 両者 の 基本 的 な 姿勢 だった はず で ある が

ミッターマイヤー は 直接 指揮 下 の 機動 戦力 を 最大 限 に 活用 し て

ロイエンタール 軍 の 浸透 を 阻み 続け

容易に 勝敗は 決しそうも なかった

膠着する かに 見えた 戦線は 翌 25日 8時30分

シュワルツ ・ ラン ツェン レイター が 戦場 に 到着 し 最初 の 転機 を 迎える

突撃だ ミッターマイヤーに 朝食を とる 時間を 作って やろう

チッ シュワルツ ・ ラン ツェン レイター が 来 た か

閣下

味方 の 時は それほど の 脅威 とも 思わなかった が

こう して 敵に してみると その 圧倒感 は 否定 できん な

いかが いたし ます ?

シュワルツ ・ ラン ツェン レイター と いって も

旧 ファーレン ハイト 艦隊 と 併合 さ れて から まだ 日 も 浅い

両者 の 連動 が 速やか で あ ろ う はず も ない

その 隙 を 突いて 切り崩せ

帝国 軍 同士 の 戦い で あり

同型 の 艦 が 混在 し て

敵 味方 の 判別 に 混乱 を きたす ほど で あった

第 2次ランテマリオ会戦の特徴の1つがこの混乱にあった

醜態 を 見せる な !

帝国 軍 同士 で 戦う の は

リップ シュ タット 戦 役 で 経験 済み で は ない か !

今更 何を うろたえる

シュワルツ ・ ラン ツェン レイター は ほか と 見ま ごう こと の ない

漆黒 の 姿 を 誇示 して いる

これ は 併合 された 旧 ファーレン ハイト 艦隊 も

同 色 に 塗装 さ れて いる ため

あたかも 吸収 合併 さ れ た 印象 を ぬぐ え ない

過ぎ た こと とは いえ 回廊 の 戦い に おける

ファーレンハイト の 戦死 の 原因 の 1 つ に

ビッテンフェルト の 猪突 が ある と 信じ て いまだに 釈然としない 者も 多く

その 艦隊 行動 には 統一性 を 欠いた

また シュワルツ ・ ランツェンレイタ ー が 参戦 し た と いって も

依然 ミッター マイヤー 軍が 数の 上で 劣勢に ある のは 間違いが なく

全面 攻勢 に 出る に は 兵力 が 不足 し て い た

戦力 が 均衡 する の は 同日 19 時

ワーレン 艦隊 が 到着 し て から で ある

来た か

これ まで 数 の 上 で の 劣勢 を 機動 力 に よって 補い

互角 の 戦い を して き た ミッターマイヤー と して は

戦力 的 に 対等 に なった こと で 優勢 を 確信 して も よかった

だが ミッターマイヤー は ロイエンタール 軍 の 一部 が

奇妙な 動きを している ことに 気付いた

あの 部隊 は ? ロイエンタ ー ル 元帥 の 直属 部隊 でしょ う

そんな ことは 分かっている 奇兵 かな

そうか しまった !閣下

先鋒 の バイエル ライン を 下がら せろ このまま では …

青二才 に 用兵 の なんたる か を 教え て やる と しよ う

ファイエル !

ロイエンタール 軍 は バイエル ライン の 艦隊 を

火 箭 の 中心 点 に 引きずり込み

至近 距離 から ビーム と ミサイル を 浴びせかけ た

反撃 しつつ 後退 !

ダメ です 退路 を 断た れ まし た

バイエル ライン が 反撃 と 後退 と 交互に 行う 都度

ロイエンタール 軍は 先手を 打ち したたかに 損害を 与えて いった

戦艦 ザンデルリンク 戦艦 ヘルメス ベルガー 撃沈

グーデ 提督 ヨッフム 提督 戦死

こらえろ ミッタ ー マイヤ ー 閣下 の 来援 が ある まで

なんと して も 持ちこたえろ

戦艦 シェーンヘル 撃沈 ホッター 提督 戦死

戦艦 ブロムシュテット 撃沈 副 司令 官 レマー 中将 戦死

レマー が …敵 艦 接近

これ まで か

味方 です 疾風 ウォルフ だ !

ミッターマイヤー が 出て きた と あって は やむ を 得ん な

結局 バイエル ライン は ミッターマイヤー に 救い出さ れ た

して やら れ まし た 申し訳 あり ませ ん

現に して やら れ つつ ある ところ だ

完了 形 で 言う の は 早 すぎる

この あと に 逆接 の 接続詞 を 続け たい もの だ な

はい

ロイエンタール は 完璧 だ と しても 部下 ども は そう では ない

その あたり に 活路 が 開ける だ ろ う

グリルパルツァー クナップ シュタイン

それぞれ の 部隊 の 所在 を 確認 しろ

むろん ミッターマイヤー は 両 名 が

背信 行為 を 働 こ う と し て いる こと など 知り よう が なかった

単に 股 肱 の 臣 で は ない 彼ら が

ロイエンタール と 生死 を 共 に する とも 考え にくく

敵陣 の 中 に あって 弱点 と なりうる と 考えた のである

ホルツ バウアー を

クナップ シュタイン の 部隊 に 攻撃 を 集中 せよ

構想 と して は 尋常 で あった が

たたきつけ た 戦力 の 量 と 速度 は 尋常 で は なかった

ホルツ バウアー 中将 は

コルネ リアス ・ ルッツ の 下 で 長く 補佐 役 を 務め た

今回 の 出征 に あたって

自ら ミッターマイヤー の 司令部 に 籍 を 移し て 参戦 し て いる

ひるむ な 戦列 を 維持 し て ここ は こらえる ん だ

ダメ です 戦力 と 速度 に 圧倒 的 な 差 が あって

戦線 を 支え き れません

ミッターマイヤー の 猛攻 を 支え き れ ず

クナップシュタイン 艦隊 は 戦列 を 乱し て 後退 し た

各 部隊 ごとに 100 隻 単位 の 小 集団 に 分かれて 密集 隊形 を とり

連携 しつつ 敵 の 分断 を 図れ

間に合い ません

いつ だ グリルパルツァー の やつ いつ 裏切る の だ

直撃 来ます !

機関部 被弾 バカな …

第2波来ます!

こんな …こんな バカな 話が あるか !

クナップ シュタイン 提督 が 戦死 された 模様

そう か クナップ シュタイン に は 気の毒 な こと を した な

クナップ シュタイン 艦隊 を 撃破 した 敵 が

急速 に 迫って き ます

あるいは この 瞬間 こそ

彼 が 裏切る 好機 で あった かも しれない

だが 彼 は 決断 し 損ねた

ミッターマイヤー の 苛烈 な 攻勢 が その 隙 を 与え なかった の だ

抵抗 を やめ れ ば 裏切り に 転ずる 一瞬 の 間 に

ズタズタ に 寸断 さ れ 絶息 さ せ られる だけ で あ ろ う

こう し て ミッターマイヤー が

ロイエンタール 軍 の 一部 に くさび を 打ち込み

全軍 の 瓦解 を 誘おう と して いた 時 一方 の ロイエンタール も

ミッターマイヤー 軍 の 陣形 に

不均衡 を 生じさせる こと に 成功 して いる

故意 に 火力 分布 に 疎 と 密 の 混在 状態 を 作り

ミッタ ー マイヤ ー の 本 軍 と シュワルツ ・ ランツェンレイタ ー と の 間 に

味方 の 火力 に よる 断層 を 作り上げ た の だ

分断 し た シュワルツ ・ ラン ツェン レイター に

砲火 を 集中 させろ !

シュワルツ ・ ランツェンレイタ ー は 守勢 に 弱い と いう 欠点 を さらけ出し

半 恐慌 状態 から 壊滅 へ 急落 する か に 見え た

引く な 引く な と 言って おる だ ろ う が

引く やつ は 構わん

引く やつ は 構わ ん から ケーニヒス ・ ティー ゲル の

主砲 で 吹き飛ばして やれ

卑怯者 と して 生き延びる より はるかに 武人の 本懐 だろう よ

まさか そのような 命令を 実行する わけにも いかなかった が

オイゲンの 機転で 全軍に その 声が 流された ため

がく然とした 各艦は とにかくも その場に 踏みとどまった

ビッテンフェルト なら どんな 暴挙 でも やり かね ん と いう こと か

悪名も 時として 使い道が あると みえる

シュワルツ ・ ラン ツェン レイター は 敗走 寸前 の 状態 から

再建 を 果たし た

そう なる と 旧 ファ ー レンハイト 艦隊 と の 反目 に 近い 感情 も

プラス に 連鎖 反応 を 呼ぶ

亡き ファーレンハイト 元帥 の 勇名 を 辱める な

シュワルツ ・ ラン ツェン レイター の イノシシ ども に

でかい 面 を させておく ことは ない ぞ

ファ ー レンハイト 旗 下 で 勇 名 を 知ら れ た ホフマイスタ ー 中将 が

僚友 たち の 先頭 を 切って 攻勢 に 転じた

戦術 とは 関係なく 生まれた 士気 ほど

用兵家 の 計算 を 狂わせる ものは ない

協調 や 連携 とは 無関係 ながら

シュワルツ ・ ラン ツェン レイター は 恐怖 を 乗り越え

と いう より 恐怖 を 無視 する 熱狂 を もって

殺到 する 死 と 破壊 に 立ち向かい これ を 粉砕 し て しまった のである

ロイエンタール は この 冷静 な 用兵家 らしく も なく

唖然 と して 戦況 を 見 やり

結局 正面 に 立ちふさがる 愚 を 避け 後退 を 命じ た

敵 軍 後退 し ます チッ

隙 も 見せ ん と は 相変わらず かわいげ の ない

こちら も 陣形 を 再編 しろ

翌 30 日 戦線 は 膠着 状態 に ある

双方 の 総 指揮 官 が 互角 の 力量 を 有し

互い の 戦術 展開 を 的確 に 洞察 し て 迅速 に 対応 する ため

いわゆる 千日手 の 様相 を 示し つつ あった

消耗 戦 に なれ ば ロイエンタール に とって 不利 で ある

まずい な

申し訳 ありません

いや 戦況 が だ

互いに 消耗 し 尽くせば

ロイエンタール 軍は 宇宙 の 深淵 に 消滅する だけ で あるが

ミッタ ー マイヤ ー 軍は あとに 無傷の ラインハルト の 本隊が 控え て いる

ヤン ・ ウェン リー が いかに 苦心 し た か

ようやく 分かった よう な 気 が する

その 真 の 偉大 さ も な

無限 に 近い 回復 力 を 持つ 敵 と 戦う こと が

いかに 精神力 を 必要 と する か

改めて 大軍 が 有利 な ゆえん を 痛感 する ロイエンタール で ある

特に 今回 味方 の 士気 に 過剰 の 期待 を 抱いて いない 彼 は

短期 に 状況 打開 の 道 を 探って い た

むろん ミッターマイヤー も 消耗戦 を 望む もの では ない

だが ロイエンタール を 相手 に

短慮 や 焦燥 が 禁物 で ある こと を 誰 より も 知って い た

自ら に 忍耐 を 課し 弱気 な 指揮官 で あれ ば

失神 しそう な 心身 の 消耗 に 耐えて いた

12 月 1日1 6時

常に 戦火 の 中 に い た シュワルツ ・ ラン ツェン レイター が

さすが に 一時 後退 し 陣形 の 再編 を 図った ため

ロイエンタール 軍 の 戦力 が 前線 に おい て

一時的 に 敵 を 凌駕 する 機会 が 生じ た

ベルゲン グリューン に 連絡

前線 の 兵力 を 集約 し て 火力 を 集中 し 敵 の 前進 を 阻め

その 間 に 直営 艦隊 を もって 敵 の 左 側面 を 突け

敵 は 前方 と 左 側面 から

我ら を 半 包囲 体制 下 に 置 こ う と し て いる

急進 し て これ を 許す な !

エネルギー 流 に 引火 して 危険 です

だが ここ で 退く わけ には いか ん

直撃 来 ます !

第 2 格納 庫 に 直撃 弾

また 来ます 至近

閣下 !

一度 失った ものを もう 一度 失って も

別に 不自由は せん よ

さて これ で 悪運 を 切り離し た ぞ

恐れる もの は 怯懦 のみ だ はっ

こう して 3 時間 に わたる 死闘 の 末

ロイエンタール は 攻勢 の 続行 を 断念 し た

ミッターマイヤー が 防御 線 の 各所 に 小さな 突破 口 を 開き

それ ら の 点 を 線 に つないで

一挙に 前進 を 果たそう と し た から で ある

これ が 成功 すれ ば 戦局 は 決して い た だ ろ う

まして その 危険 地帯 に い た の が

グリルパルツァー と あって は なおさら で ある

さすが に ウォルフ ・ デア ・ シュトルム だ

これ が 好機 かも しれん

このまま ミッターマイヤー 軍 の 攻撃 を 引き込 んで

全軍 の 崩壊 を 誘う と いう 手 も ある

だが またしても グリルパルツァー は 決断 を ためらった

ミッターマイヤー の 攻勢 に よる 圧力 が 想像 を 超える もの で あった ため

いわば 堤防 に 穴 を 開け た 者 が 自ら も 溺死 して しまう

その 恐怖 に さらされ た から で ある

グリルパルツァー は ひたすら 自分 を 守る ため に

必死 で ミッターマイヤー の 攻勢 を 支え ね ば なら なく なった

閣下 このままでは …通信だ

ミッタ ー マイヤ ー 元帥 の もと へ 通信 回線 を え えっ?

閣下 味方です

ロイエンタール 元帥 の 直営 艦隊が

ロイエンタール は 精密 な 火力 の 集中 に よって

ミッターマイヤー 軍 が 開 い た 突破口 の 1 つ を つぶし

さらに 1 つ に 逆攻勢 を かけ そこ から 横 へ 突出 し て

長い 縦 列 と なった ミッタ ー マイヤ ー 軍 の 一 隊 に 側面 攻撃 を かけ た

短時間 だが 双方 の 牙 が 折れ 砕ける ほど の 激闘 が 交えられ

ミッターマイヤー は 60 万 キロ に わたる 後退 を 余儀なく された

ユリアン ・ ミンツ の 決断 が 形 と なって 戦場 に もたらさ れ た の は

12 月 3日のことである

イゼルローン 回廊 方面 より

惑星 ハイネ セン へ 向け て 大 部隊 が 進攻 し て おり ます

帝国 軍 か それ は ? は あ

指揮 官 は メック リンガー 上級 大将 と の こと です

イゼルローン の 共和 主義 者 ども が 回廊 の 通過 に 許可 を 与え た の です

イゼルローン の 小僧 は どうやら

まとも な 戦略 眼 を 持って いる らしい な

あるいは よほど いい 参謀 が つい て いる の か

メルカッツ 老人 あたり の 知恵 かも しれん な

その 想像 は 外れ て い た

ユリアン が 自分 で 判断 し 決定 し た の だ

だが その 決定 の 意味 する ところ を

ロイエンタール は 正確に 把握していた

帝国 軍 に 貸し を 作って 将来 の 交渉 に おける 政治 的 材料 と し

同時に 帝国領 方面に 軍事的 空白を 作らせる ことで

行動の 自由を 得る

いずれにせよ こうなっては 当面の 戦闘継続は 無意味であった

メックリンガーに ハイネセンを 奪われては 虚空に 孤立し

近い 将来に 二正面作戦を 強いられる 結果と なろう

ロイエンタールは 全軍に 撤退を 命じた

だが それ こそ 至難 の 業 と 言わ なけ れ ば なる まい

この 時 ミッターマイヤー は 左右 両翼 の

ワーレン と ビッテンフェルト を 完全 に 管制 下 に 置き

ロイエンタール 軍 の 両翼 を 交互 に たた い て 出血 を 強い て い た

これ に 対し て ロイエンタール は 直属 部隊 の 集中 砲火 と

擬 似 突出 に よって 敵 の 前進 を 停止 させ

その 間隙 に 乗じ て 1 隊 また 1 隊 と 戦場 から 離脱 させ

機 を 見 て 自ら も 急速 後退 を 果たし

犠牲 らしい 犠牲 も 出さ ず に 撤退 を 完成 させて しまった

さすが に 当代 の 名将 だ

戦い つつ 後退 し しかも 全く 混乱 が ない

戦術 の 教科書 に も これほど 見事 な 例 は 載って いない だ ろ う

ミッターマイヤー にとっては 口にする 必要も ない ことで あった

遠ざかる 親友 の 影 を 見つめながら

彼が 言葉に した のは 別 の ことで ある

必ず 今年 中に 決着を つける

全軍 最大 戦速

ロイエンタール が ハイネ セン に 帰着 する 前 に 捕 捉 する

宇宙 暦 800 年 新 帝国 暦 2 年 12 月 4 日

ミッターマイヤー 元帥 率いる 反乱 征討 軍 は

ロイエンタール 軍 を 追って 再び 進軍 を 開始 し た

流血 の 宴 は まだ 終わって い ない

互いに 知略 を 尽くした 帝国 軍 の 双璧 の 戦い は

意外 な 形 で その 幕切れ を 迎えよう と し て い た

捲 土 重 来 を 期し て 惑星 ハイネセン に 戻る ロイエンタ ー ル

だが 彼 自身 それ が もはや かなわ ぬ こと を

誰 より も よく 知って いた

次回 銀河 英雄 伝説 第 97 話

「剣 に 斃れ 」

銀河 の 歴史 が また 1ページ

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