High Score Girl: Extra Stage Episode 1
♪ ~
~ ♪
( 花火 の 音 )
( 小春 ( こはる ) ) 前々 から 言わ れ た 矢口 くん と の 再戦
その 勝負 で 矢口 くん が 勝ったら
私 は おとなしく 引き下がる
で … もし …
私 が 勝った なら
私 と 付き合って …
( 春雄 ( はる お ) ) なあ 宮尾 … ( 宮尾 ( みや お ) ) ん ?
実は と ある 女子 に … 告白 さ れ て な …
そい つ と は 気 の 合う ―
友達 みたい な 感じ だった ん だ が …
( 宮尾 ) 日高 か ?
えっ なんで ?
近所 の 気 の 合う やつで ―
お前 に 告白 って いったら アイツ しか い ない よ
そう か ぁ … 日高 の やつ とうとう
とうとう ?
だって 中 3 の 頃 から ずーっと ―
春雄 に 一直線 だ ぜ ?
( 春雄 ) そう だった の か まるで 気付か なかった …
どう する ん だ ?
( 春雄 ) それ が 条件 を 出さ れ て て …
条件 ?
( 春雄 ) 俺 が 散々 日高 に 求め た 格 ゲー リベンジ マッチ で ―
俺 が 勝ったら 日高 は あきらめる と …
でも 日高 が 勝ったら … 付き合う って 事 に …
こんな 条件 … 飲 め る ワケ が ねぇ よ …
でも このまま 知ら ない フリ も でき ねぇ し …
( 宮尾 ) 一 番 いい の は ―
春雄 が 今 好 い てる 人 の 名 を あげ て 断る 事 だ
いる だ ろ ? 春雄
( 宮尾 ) いる だ ろ … 春雄
( 春雄 ) 好き な 人 好き な 人 好き …
いる の か ?
( 宮尾 ) お前 って やつ は …
まだ 自分 の 気持ち に 気づ い て ない の か !
日高 も こんな 春雄 に たまりかね て ―
告白 し た ん だ ろ う なぁ まったく
( 足音 )
( 宮尾 ) 春雄 日高 と の 対戦 受ける べき だ
向こう が 覚悟 を 決め た ん だ から
春雄 も 覚悟 を 決め ない と
( 春雄 ) そう だ な …
( エンジン 音 )
“ ゲーム ラボ ”
( 女子 ) い … い …
イックシ !
ふ ぇ … ふ ぇ … ! は っく し ょい いっと ォ !
お 風邪 を め さ れ まし た か 真 ( まこと ) さま
くしゃみ を する 時 は 手 で 口 を おさえ て ください
はしたない です よ
( 真 ) あぁ ~ ふ っ
( 真 ) 最近 暑く て 暑く て …
寝 て て 気づ い たら 真っ 裸 に なって て さ
そのまま 冷え ちゃ った みたい ね
意識 が なかった から 私 の せい じゃ ない もん
( 爺 や ) いや しかし もう 少し 節度 を 守って いただか ない と
( 真 ) ど ー ん ! ( 爺 や ) お 嬢 様 ッ !
我 が 愛し の 妹 晶 ( あき ら ) ちゃん よ
今日 も 今日 とて まっすぐ 帰ら さ れ た か
かわいそう に
( 真 ) 朝 チュン 事件 に は ホント びっくり こか さ れ た わ
まさか 晶 に 先 を 越さ れる なんて ね !
( 爺 や ) 真 さま ! 晶 お 嬢 様 は この 後 ―
度重なる お けいこ ごと が 待って おり ます ので …
( 真 ) えー つま ん な ー い
( 爺 や ) 真 さま 大学 は …
( 真 ) とっくに 夏 休み よ タイ クツ で おかしく なり そう
( 爺 や ) 大野 家 姉妹 の 長女 と いう 身分 で あり ながら ―
生粋 の 不良 娘
それ が 祟 ( た た ) って ―
妹 の 教育 方針 が 厳しく なった と いう 説 も …
( 爺 や ) あ そう いえ ば ―
業 田 ( ごう だ ) 先生 の お 姿 が 見え ませ ん が …
ん ちょっと 出かける って
なん つ って たけ なぁ
悪い 虫 に 会い に 行く と か なんとか
( 雷 の 音 )
( 春雄 ) 宮尾 に 相談 し た の は いい が
結局 どう す ん の か は
オレ が 決め ない と な … ( ドア 開閉 音 )
( 春雄 ) ただ い ま ~
お かえり 春雄
ちょうど 今 大野 さん ところ の ―
業 田 先生 が 見え てる の よ
( 春雄 ) こんにちは
( ナミエ ) 前 の 事件 … 晶 ちゃん の 事 で お礼 に い らし た ん です って
業 田 先生 が 持って き て くれ た お 菓子 が ―
メッチャ おいしい の よ ~ っ
( 業 田 ) 春雄 さん
先日 の 件 ご 迷惑 を お かけ し て ―
申し訳 あり ませ ん で し た
あ … いえ …
( 春雄 ) なんか ただならぬ 気 を 感じる な
何 か と 痛ましい ニュース が 頻発 する 昨今 …
世 も ひときわ 物騒 に なって おり ます
その 中 で 知人 で ある 春雄 さん が ―
晶 さん を 保護 し た と 聞い た 時 は ―
胸 を 撫でおろし まし た
( 業 田 ) もっと 早く ご挨拶 に 伺う べき でし た が …
本当 に ありがとう ござい まし た
( 春雄 ) いやいや そんな …
( 雷 の 音 )
( ナミエ ) あ … 降って き ちゃ った
洗濯物 干し て ある のに
( 戸 を 開ける 音 )
ちょっと ごめん あそば せ ~
ひ え ~
春雄 さん
今日 私 が ここ に 来 た の は ―
ただ お 礼 を 言い に 来 た わけ で は あり ませ ん
アナタ に 会い に き た の です
( 春雄 ) あ あ ハイ ?
( 業 田 ) 単 刀 直入 に 申し上げ ます
晶 さん と の 交友 関係 を 今日 限り で ―
断ち切って いただき たい の です
は ?
( 業 田 ) 晶 さん は 大野 家 の 方針 に 従って ―
努力 し て おり ます
しかし 高校 生 と いう ―
精神 的 に も まだまだ 危うい 時期
余計 な 刺激 を 晶 さん に 与え たく ない の です …
( 春雄 ) は ぁ …
晶 さん と あなた は 男 と 女 の 関係
若気 の 至り で 何 か 間違い が あって は なら ない の です よ
( ガイル ) 春雄 お前 と あの 子 は ―
そんな 安っぽい 関係 じゃ ない って こと を
ぶち かま し て やれ ! 春雄 !
( 業 田 ) アナタ は 晶 さん に とって 厄介 者 です
晶 さん の 足 を アナタ が 引っ張って いる の です よ
( 雷 の 音 )
だから もう 干渉 し ない で 欲しい の です
( ナミエ ) う っ は ~
失礼 し まし た
突然 の ドシャブリ で ビックラ こき まし た わ …
季節 の 変わり目 でしょ う かね
( 雨 の 音 )
い や ー 業 田 先生 も 大変 です ね
( ナミエ ) 生徒 の 将来 を 想って 教育 し てる のに ―
反発 さ れ たり し て
指導 員 と し て いろいろ 気苦労 も お あり でしょ う
ただ … 私 の 息子 に “ 厄介 者 ” は あんまり です わ
あっ
( 業 田 ) なんという 地獄 耳
春雄 は 何 の 手がかり も ない 状況 で ―
長 時間 かけ て 晶 さん を 探し出し た ん です
決して 下心 など で 動く 人間 で は あり ませ ん
( ナミエ ) 家庭 に よって 子供 の 育て 方 が 異なる の は 当然
でも あまり ―
がんじがらめ に する の は 気の毒 です わ
私 は 自分 の 息子 を のびのび と 育て た 事 に ―
全く 後悔 し て おり ませ ん
気立て の いい ―
本当 に 良い 息子 に 育って くれ た と 思い ます
子供 を 心 の 底 から 理解 し た 上 で
どう か 業 田 先生 も
後悔 し ない 子供 の 育て 方 を し て ください
ご 指摘 ありがとう ございます
ですが 私 は 私 の 信念 で やら せ て 頂き ます
小 降り に なって 良かった です
傘 を お 貸し し ます わ
( 業 田 ) いえ
何 を 遠慮 し ます か 風邪 を 引 い て しまい ます わ よ
貸し た 傘 は ウチ の 息子 が 取り に 行く か ―
晶 ちゃん に 持た せ れ ば いい と 思い ます わ ふ ふ ー
( 業 田 ) で は …
( ザンギエフ ) てい や 春雄 ママ ! しびれ た ぞ ~ っ !
( ハガー ) ナミエ さん あんた 最高 だ ー !
( 業 田 ) あの 母親 … あなど れ ない わ …
( 春雄 ) おふくろ … オレ ボロッカス に 言わ れ て …
何 も 言 えん かった ぜ
いい の よ 高校 1 年 の クソ ガキ が ―
意見 なんて 言う もん じゃ ない わ
春雄 は 春雄 の 思った よう に 動け ば いい の
俺 おふくろ の 息子 で 良かった よ …
んで 今日 終業 式 だった ん でしょ ?
成績 表 は ?
はい ?
( ナミエ ) う … あ … おえ …
( 春雄 ) お … お … おえ … ( 殴る 音 )
( ザンギエフ ) い い ~ ほどよく オチ が つい た ~
♪ ( 春雄 ) 楽しい 夏 休み が 始まる のに … こんなに も 重苦しい 気分 に なる と は …
もやもや する とき は や っぱ 「 カラテカ 」 に 限る な
情報 量 も 少ない し …
ぐ っ … 日高 の 事 も あった ん だった …
アイツ と の 勝負 も 考え ない と … って ゆう か
負け たら 付き合う って ど ー ゆ ー 事 だ よ …
分かって る … 分かって る ん だ が …
俺 の 心 の 支え …
幕 張り で 行わ れる NAOU ショー に ―
行く こと を 考え て 心 を 落ち着か せよ う …
アーケード 業界 を 支える ゲーム メーカー が ―
新作 を 披露 する 素晴らしい ショー だ !
しかも 入場 料 さえ 払え ば 会場 の ゲーム が ―
やり たい 放題 らしい じゃ ない か
まさしく 時代 の 最 先端 !
ここ に 大野 と 一緒 に 行け たら 楽しい だ ろ う に !
( 業 田 ) 干渉 し ない で ほしい の です
( 春雄 ) ああ … どう すりゃ いい … どう すれ ば …
あと この ワナ を 抜ける の も どう すりゃ いい …
今 だ に 分から ん !
( 業 田 ) 爺 や
はい
( 業 田 ) これ が 車中 で 見つかり まし た
大野 家 で は ゲーム 機 が ご 法 度 と 知り ながら ―
晶 さん に あてがった もの です ね ?
いえ それ は わたくし 自身 が 使って …
( 業 田 ) ウソ おっしゃい な
あなた が 車 の 中 で なら 見つから ない だ ろ う と ―
気づ い て 晶 さん に 与え た の は 明白
しら を 切って も 無駄 です
お 嬢 様 前方 の シート の 引き出し を お 開け ください
( 爺 や ) もっと 早く 気づく べき で し た
車中 は 完全 な お 嬢 様 の プライベート 空間
お 屋敷 の 中 が ダメ で あれ ば せめて ―
ここ で なら と 思い立ち 揃え まし た
「 餓狼 伝説 スペシャル 」 「 サムライ スピリッツ 」
「 ぷよ ぷよ 」 「 スペース ハリアー 」
「 カー アダプタ 」 も ある ので ―
好き な だけ ご 遊 戯 でき ます
ふ ふ … 喜んで い ただ け た よう で …
お 嬢 様 に も 息抜き と いう もの が ―
必要 です から ね
( ゲーム 音 )
( 爺 や ) 今 「 モータルコンバット 神 拳 降臨 伝説 」 を ―
やって ます でしょ
音 で 分かり ます
( 業 田 ) アナタ は 禁 を 犯し まし た
よって 今日 限り で 晶 さん の 専属 運転手 の 任 を 解き ます
しばらく 屋敷 内 の 業務 を し て もらい ます
今回 の よう な 事 が 二 度 と ない よう に
お 嬢 様 に 悪 影響 と 見なせ ば アナタ を クビ に できる 権限 が ―
私 に ある こと を 忘れ ない で ください
って こと が 昼間 あった の
アナタ 知ら なかった でしょ ?
ワケ の わから ん 権限 を 振りかざす と は ね
ホント 嫌 な ババア だ わ
( 真 ) 爺 や も 気の毒 よ
たかが ゲーム 機 くらい で
私 も パソコン が 欲しい って 言ったら ―
アイツ に 一 蹴 さ れ た し ね …
エロ 目的 だ と 勘ぐら れ て ね …
バッカ じゃ ない
私 が エロ 目的 な わけ ない でしょ う に !
まあ エロ 目的 な ん だ けど ね
( 悲しい 音楽 )
( 走る 足音 )
( 晶 ) ハァ … ハァ …
お 嬢 様
( 爺 や ) あの … お 嬢 様 あまり 深く 考え ない よう に …
任 を 解か れ た の は 少し の 間 だけ で ござい ます
それ に 夏 休み も 始まって ―
お 嬢 様 も お 車 に 乗る 機会 も 減る でしょ う
夏 休み が 終わった 頃 に は ―
また 任 に 戻る かも しれ ませ ん し
ま 私 の 代わり なる 黒 服 は ―
面白く も なんとも ない
融通 の 効か ない 人間 でしょ う が
あの お 嬢 様
私 の 専属 運転手 の 任務 は 今日 限り
これ から ドライブ に でも 出かけ ませ ん か ?
寄り たい ところ も ござい ます ゆえ
業 田 先生 に は 内密 で
( 春雄 ) あぁ イルカ さん …
この 「 アクア ノート の 休日 」 と いう ゲーム
心 が 洗わ れる ぜ …
海底 探索 が 家 の 中 で できる なんて よ …
と … 現実 逃避 し てる 場合 じゃ ね ー ん だ よ なぁ …
頭 の 中 の モヤモヤ に 向き合わ ね ー と …
( ナミエ ) 春雄 爺 や が 見え た わ よ ~
え ? 爺 や ?
( 足音 )
( 春雄 ) あ れ れ 大野 ?
どう し た ん だ イキナリ …
お っ
ドーンと お 召し上がり ませ ドーンと
( 爺 や ) これ また 絵本 に 出 て き そう な パンケーキ
カロリー 高 そう だ な …
( ナミエ ) 今日 は 近く で 縁日 でしょ
せっかく だ から 行って き なさい よ
晶 ちゃん と 二 人 で
爺 や は あと で 迎え に 行く って 言って る し さ
お 母 さん たち は 萌美 の 話 で 盛り上がる つもり よ
( 春雄 ) どうせ 悪 口 と か だ ろ …
あの ー 春雄 坊ちゃん
出かけ られる 前 に 少し お 話 が ある の です が
( 足音 )
ん ? なん だ よ ジロジロ 見 て から に
い で で で で ! ちょ ー な に する の ~
あぐ っ !
やめ なさい よ ! 腰 弱い ん だ から
( 春雄 ) 高校 生 な の に もう ガキ じゃ ない で しょ ー ?
俺 と の 接し 方 分か ん なく な っち まっ た って かい ?
お ぃ 笑った な
今 不敵 に 笑い まし た な ?
( 春雄 ) お ー やって る やっ てる
まさに 夏 らしい 光景 だ な !
心 が 踊る ぜ !
( 春雄 ) と 言い つつ …
オレ たち が 出向 い た 先 は ―
ゲーム センター 「 マルミヤ 」 だ けど な
大野 と ゲーセン に 行く チャンス なんて ―
滅多 に ない から な !
( ゲーム 音 )
( 春雄 ) さすが は 大野
「 西 遊 降 魔 録 」 まで かじって いる と は …
この 悪人 ヅラ の 西 遊 記 の 連中 を 見 て ―
ピント き た よ や べ え ゲーム だって な
スキ の 少ない ジャンプ 落下 攻撃 を 有効 活用 し てる な
「 西 遊 降 魔 録 」 の うまい 女 なんて ―
この世 に 何 人 いる の か ね …
最近 は こんな 感じ の おぞましい ゲーム も ―
すっかり 減 っち まっ た よ な …
格 ゲー も 良い けど ―
変 な ゲーム も どんどん 登場 し て 欲しい もん だ
( ゲーム 音 )
( 春雄 ) ん ん …
( ゲーム 音 )
( 春雄 ) ん っ ふ ふ ふ
いや あ くすぐら れる ぜ
この ラスボス の 変化 っぷり に 終始 ニヤケ 顔 が 収まら ねぇ …
( 春雄 ) 久しぶり だ ぜ
お前 と 共同 で ゲーム を クリア する の は
こんな 世界 観 を 堪能 できる なんて
俺 たちゃ 良い 趣味 を もった なぁ
イヒヒヒヒ !
( ガイル ) 春雄 の 生き生き し た 姿 を 久しぶり に 見 た 気 が する ぞ
( ザンギエフ ) 最近 いろいろ 悩 ん で い た から な !
( ガイル ) あの 娘 は 春雄 に とって の 潤滑 剤
( ザンギエフ ) なんと もどかしい 関係 だ あの 二 人 は …
( ゲーム 音 )
( 春雄 ) なにやら し て も うめ ぇ
ムスッ と し た 面 で ―
次 の 瞬間 パ パッと 上達 し ち まう ん だ
見 てる だけ でも すがすがしい
あ あ ~ 大野 と ゲーセン に 住 ん だ ら 毎日 楽しい だ ろ う な
( ガイル ) 春雄 お前 の 考え 方 は 逸脱 し すぎ て いる …
( 春雄 ) 落とせ ! 落とせ !
一面 の ボス を プレス で ぺしゃんこ に する ん だ !
あ …
いやいや いい ん だ 気 に する な よ
( 春雄 ) めずらしく しおらしい なぁ
盛り上がって る な
「 VF 2.1 」
バーチャ 2 の 精度 を より 高め た 2.1
まだまだ 安泰 だ な 格 ゲー ブーム は
新作 が 導入 さ れ た 時 の 空気 は 大 好物 だ ぜ
皆 ソワソワ し て 口 数 が 減る ん だ
( ゲーム 音 )
( 春雄 ) や っぱ 大野 は ウルフ か
デカイ 奴 と か 投げ キャラ が 好み な ん だ な …
しおらしく し てる か と 思え ば この 暴れ っぷり
( 晶 ) ん ふ ー !
( 春雄 ) 大野 らしい ぜ
( 春雄 ) 今年 の 夏 休み は いろいろ 盛り上がる なあ
「 鉄 拳 2 」 も 出る し よ …
これ から 慌ただしく なる ぞ …
いい 気晴らし に なった ろ 大野
満たさ れ まし た か ね お 嬢 様 ?
おっと ぉ ? ここ で まさか の 仏頂面 ( ぶ っ ちょうず ら ) !
まだまだ お 嬢 様 の 心 は 満たさ れ ない と き た か !
ゲーム で 心 は 満たさ れ た はず な の に この 顔
と いう 事 は ―
満たさ れ て ない もの が まだ ある と いう 事
考え られる もの は 1 つ だけ そう 空腹 感 !
これ は 腹 が 満たさ れ て い ない 心情 の 現れ !
空腹 に よる 切な さ と 怒り が 混ざった この 表情 !
なんか 食わせろ … いや 何 か 食わせ や がれ と いう ―
この 意思 表示 !
( モグモグ )
相 も 変わら ず わかり やすい 顔 し や がん なぁ 大野 は
しかも 欲張り だ
( 春雄 ) さんざん ゲーム やった 挙句 に 暴 食 なんて ―
バチ が 当たり そう だ が …
まあ いい か …
ま ぁ いい か って 思わ せ て くれる 顔 ―
し てる もん な ァ
( 爺 や ) 春雄 坊ちゃん …
少し お 話 が ある の です が …
私 は お 嬢 様 が 6 歳 の 頃 から ―
専属 運転手 と し て 仕え て おり まし た
お 嬢 様 の 成長 を 見守り ながら アクセル を 踏み 続ける 毎日 に
私 は この 仕事 に 就け た 事 を 誇り に 思って おり ます
しかしながら 私 の 任 は 事情 に より ―
今日 で 最後 と なり まし た …
( 春雄 ) えっ …
( 爺 や ) お 嬢 様 の 教育 は さらに 厳し さ を まし て おり ―
新しい 専属 運転手 も ―
お家 の 方針 に 忠実 な 男 で ござい ます
つまり 春雄 坊ちゃん と 寄り合う 機会 が ―
本格 的 に 失わ れる 事 に なり そう な の です
私 が お 嬢 様 に お 与え できる 時間 は これ で 最後
せめて 春雄 坊ちゃん と の 時間 を 共有 し て ほしく
そんな …
春雄 坊ちゃん
どう か 今日 だけ でも ―
お 嬢 様 の 心 の 支え に なって やって ください
( 爺 や ) お 願い し ます
爺 や
お お おお お っ !
去年 発売 し た FF 6 を イキ や がった !
( 屋台 の 親父 ) ウソ だ ろ う …
いやいや 無理 だ ろ う
それ は いくら なんでも 無理 だ ろ う !
こ …
ほれ 見 た こと か
欲張る から バチ が 当たった ん だ
この 強 欲 女 め が !
しかし 射 的 で こんな 豪華 な もん 取った やつ
初めて 見 た よ さすが だ ぜ
え ? くれ ん の か ?
ああ 大野 ん ち は ハード が ない から な
じゃあ 今度 ウチ に やり に くりゃ …
あ …
( 春雄 ) 今度 が ある の か どう か …
わ た アメ 食う ?
( 春雄 ) また 疎遠 に な っち まう の か
って いう か 何 度 目 だ よ こいつ と 疎遠 に なる の は …
いや 疎遠 どころ か …
これ が 最後 に …
大野 って 可愛い 顔 し てん の な …
あ で っ !
( 晶 ) あむ
あ …
( 春雄 ) 爺 や の 車 だ ぜ 結構 待た せ ち まった か な ァ …
( 春雄 ) ん じゃあ 元気 で な …
業 田 の 萌美 先生 に 負ける な よ …
( 切ない 音楽 )
♪ ~
~ ♪
( 春雄 ) 自分 の ライフ は 飛び道具 一 発 ガード し た だけ で アウト
相手 は 半分 以上 残って る
なのに その 一瞬 だけ 自分 の 神経 が 研ぎ澄まさ れ て
どんな 攻撃 も かわし て 相手 を 倒 せる
そんな 奇跡 も ある ん だ ぜ
♪ ~
~ ♪