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Aozora Bunko Readings (4-5mins), 047. お母さまは太陽 - 小川未明 – Text to read

Aozora Bunko Readings (4-5mins), 047. お母さまは太陽 - 小川未明

고급2 일본어의 lesson to practice reading

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047. お 母 さま は 太陽 - 小川 未明

お母さま は 太陽 -小川 未明

「お母さん は 、太陽 だ 。」 と いう こと が 、私 に は どうしても わかりませんでした 。 そうしたら 、よく ものの わかった 、やさしい おじいさん が 、つぎの ような お話を してくださいました 。 * * * * *.

わしは 、子供の 時分 、おおぜいの 兄弟が ありました 。 そして 、みんなが 、お母さんを 大好きでした 。 みんな は 、 朝 起きる と 、 眠る とき まで 、 楽しい こと が あった と いい 、 悲しい こと が あった と いい 、「 お母さん 、 お母さん ……。」 と いいました 。 そして 、お母さん の 後ろ に ついた もの です 。 昼間 が そう あった ばかりで なしに 、夜 に なって 寝る とき も 、みんな は 、お母さん の そば に 寝たい と いって 、その 場所 を 争いました 。 それで 、お母さん を 真ん中に して 、四人の 子供らが 左右 ・前後 に 、輪に なって 休みました 。 みんなは 、いずれも 、お母さんの 方に 顔を 向けて 休んだ のです 。 それは 、ちょうど 、草が 、太陽の 方を 向いて 花を 開く のと 同じ かった のです 。

だれでも そうである が 、私たち 兄弟 ・姉妹は 、大きくなって から 、いつまでも お母さんの そばに いっしょに いる ことが できなかった 。 わしも 、なつかしい 、やさしい お母さん の そば を 離れて 、旅 へ 出る ように なった 。 そう する と 、子供 の とき の ように 、お母さん の そば で 楽しく 、平和に 寝た ように 、眠る こと が できなかった 。 けれど 、お母さん を 慕う 情 は すこしも 変わらなかった のです 。 「もう 一度 、ああした 子供 の 時分 に 帰りたい 。」 と 、思わない ことが なかった 。

そして まれに 故郷 へ 帰って 、お母さん を 見る ことは 、どんなに 楽しかった か しれません 。 遠く 故郷 を 離れて 、他国 に いる とき でも 、いつも やさしい お母さん の 幻 を 目に 描いて 、お母さん の そばに いる とき の ように 、なつかしく 思った のでした 。 ちょうど 、太陽が 、雲に 隠れて いて 見え なくて も 、花は 、その方を 向いて 、太陽の ありかを 知る と 同じ ような もの でありました 。 いま 、わし の 母 は 、もう この 地上 に は 、 どこ を 探して も 見いだす こと が でき ない 。 そして 、母 は あの 、夜 と いう もの の ない 天国 へ いって 、じっと 、自分 の 子供 たち が どうして 暮らして いる か と 見て いなさる こと と 思って いる 。 それで 、わし は 、この 年寄り に なって も 、西 の 夕空 を 見る たび に 、なつかしい お母さん の 顔 を 目 に 思い浮かべる のです 。 これは 、一人 、わし ばかり 考える こと で なく 、わし の 兄弟 ・姉妹 が 、みんな 同じ ような こと を 思って いる ……。 お母さん が 太陽 だ と いう こと は 、これ でも わかる でありましょう 。 * * * * *.

これ が 、ものわかり の いい 、人 の いい おじいさん の お話 でした 。 私 に は よく その 意味 が わかった 。 また 、みなさん が 、草 や 、花 なら 、お母さん は 、まさしく 太陽 である と いえる でありましょう 。 .――一九二六 ・一二 作 ――

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