Bakuman.Season3Episode8
( ナレーション ) それ は 授業 中 突然 来 た
(男子 生徒 )地震 …(女子 生徒 )あっ !
(男子 生徒 )今 変 な 音 が し た よ な
ビリッ と か ピ キッ と か …
(男子生徒 )こんな 一瞬 だけ の 地震 なんて ある か ?
( 高橋 ( たか は し ) の 声 ) なん だった ん だ ?
(スピーカー の 声 )シンジツ の 教室 へ ようこそ !
♪ ~
~ ♪
(男子 生徒 )えっ ?
( スピーカー の 声 ) 私 の 名 は 神 ( かみ )
今 から 1 年 C 組 の 皆さん に ゲーム を し て もらい ます
( 中村 ( なか むら ) ) 誰 だ ! こんな 悪ふざけ し てる の は
…った く
ドア が
(男子 生徒 )先生 窓 も 開き ませ ん
(神 )この 教室 から 出 られる の は 残った 1 人 だけ です
( 女子 生徒 ) えっ?
(男子生徒 )窓 ガラス も 割れ ない ぞ !
(男子 生徒 )外 に 出られない !(女子 生徒 )どういう こと ?
(神 )どうやら 閉じ込め られ た こと に よる パニック から は
だいぶ 落ち着い た よう です ね
(中村 )大丈夫 だ
すぐ に 外部 の 者 が 異変 に 気付い て 助け に …
(神 )あり え ませ ん 教室 内 は 時間 が 止まって ます
教室 を 出た 時 現実 世界 に 戻り また 時間 は 進み 始めます
(中村 )そ …そんな こと 信じ られる か !
( 神 ) これ から 起き て いく こと を 目の当たり に し て いけ ば
イヤ でも 信じる よう に なり ます
では 第 1 (ファースト )ゲーム を スタート し ます
ある こと を し た 者 から 消え て ゆき ―
残った 1 人 が 教室 から 出る こと が でき ます
(男子 生徒 )えっ それ だけ か ?
ある こと って 何 だ よ !
おい 神 ちゃん と 説明 しろ !ルール が 分から なければ …
(神 )すぐ に 分かり ます
どう か 頑張って 自分 1 人 が 残る こと を 考え て ください
(男子 生徒 )じ …冗談 だろ ?これ
(女子 生徒 )イヤ だ 気持ち 悪い
(中村 )落ち着く ん だ !
クラス の 仲間 みんな で 協力 し 合って 教室 から 出る ん だ
(神 )第 1 脱落 者 中村 先生
残り 37 名
(男子 生徒 )先生 が 消えた !
(中村 )これ が 本当 なら なんとか し て ガキ ども を
(女子生徒 )えっ ?先生 の 声 …
(男子 生徒 1 )なん だ …(男子 生徒 2 )俺 たち を ?
( 三木 ( みき ) ) 本心 ?
ウソ を 言う と 消さ れる ん だ
そして その あと に 本当 に 考え て た 言葉 が 残る
( 田上 ( た が み ) ) 何 バカ な こ と 言って ん だ 三木
そんな こと あり える か …
第 2 脱落 者 田上 君
残り 36 名
(田上 )バカ が …言わ なけれ ば いい ものを
それ に 気付か ない や つら に しゃべらせれ ば ―
どんどん 人数 が 減って いった のに
( 高橋 の 声 ) マ … マジ だ
ウソ を つい たら 消さ れる と 決まった わけ じゃ ない が …
現実 に 人間 が 消え て いる
どう したら 教室 を 出 られる …
しかも これ は 第 1 ゲーム だ と ?
( 小倉 ( おぐら ) ) 待て よ みんな 落ち着け !
先生 と 田上 が 消えた けど ―
ここ に 死体 が ない ん だ から 殺さ れ た と は 限ら ない ん じゃ …
もしかしたら 2 人 は 教室 から 出さ れ て 自由 の 身 に なった の かも …
(高橋 の 声 )なるほど
(神 )第 3 脱落 者 小倉 君
残り 35 名
(小倉 )俺 が 言ってる こと 信じて 外 に 出よう と する バカ いない か な
(男子 生徒 1 )ひで え (男子 生徒 2 )自分 が バカ じゃ ん
(女子 生徒 )わ ー ん 怖い よ ー !
(高橋 )しゃべら ない こと だ !
しゃべら ない ほう が いい
( 仁藤 ( に とう ) ) そう だ な
へた に しゃべる と 消さ れ る 黙って い た ほうが …
(高橋 )ああ
(神 )第 4脱落者仁藤君残り34 名
(仁藤 )高橋 よけい な こ と 言う な
しゃべら せ なけ れば 人 が 減ら ない
(神 )皆さん 黙って しまい ました ね
これ は 時間 の ムダ に なり ます ので ―
質問 タイム に 入り ます
そう です ね 始め に 学級 委員 の 渡辺 ( わた なべ ) くん
なぜ あなた は 学級 委員 に 立候補 し た ん です か ?
(渡辺 の 声 )しゃべら なけれ ば …
(神 )10 秒 以内 に 答え なければ 消し ます
(渡辺 )そ …それ は
学級 委員 を やれ ば 内申書 が よく なる と 聞い て !
( 男子 生徒 ) お … お前
(女子 生徒 )何 よ あんな 立派 な 演説 し とい て
(神 )内申書 の ため だけ です か ?
(渡辺 )みんな の 上 に 立つ の が 気持ち いい から !
( 神 ) シンジツ です
(女子 生徒 )し …真実
(渡辺 )た …助かった
(男子 生徒 )渡辺 …お前 最低 だ な
( 渡辺 ) うる せ ー ! 死ぬ より マシ だ !
(男子 生徒 )う わ キレ やがった
(渡辺 )どうせ 1 人 しか 助から ない ん だ
俺 が 出られた とき ここ で 言った こと は 外 に は 漏れない
だったら 正直 に 何でも 答え て 教室 (ここ )から 出る さ !
ハハハハ !
( 神 ) で は 次 は 副 委員 長 佐伯 ( さえき ) さん
(高橋 の 声 )佐伯 さん
(神 )あなた も 学級 委員 に 立候補 し て 副 学級 委員 に なり ました が
なぜ 立候補 し た ん です か ?
( 高木 秋人 ( た かぎ あき と ) ) あっお …
俺 が やり たかった の は こう いう の かも しれない
( 真 城 最高 ( ま しろ もり たか ) ) えっ? あっそう か
邪道 バトル に シリアス な 笑い か
邪道って 意味 だけ なら 「 TRAP ( トラップ ) 」 や 「 PCP ( ピーシー ピー ) 」 より 上
邪道 すぎる 気 も する けど
少年 誌 向き じゃ ない だ ろ
(秋 人 )わざと そう し てる ん じゃない か な
これ って なんて いう か ―
「少年 ジャック 」否定 マンガ に 見える ん だ よ な
「ジャック 」否定 マンガ ?
“友情 も 努力 も 勝利 も ない そんな の くだらねえ ”
“現実 は こう だ ”って 言って る よう な …
(最高 )なんで そんな こと する 必要 ある ん だ ?
目立つ だ ろ ?少なくとも 俺 は ―
今 の 「ジャック 」に は ない 面白さ を 感じた
最高 ( サイコー ) は ?
確か に
面白 さ も 絵 の ウマ さ も 候補 作 の 中 で は ダントツ だ と 思う
うん ?
この 作者 の 名前 どっか で 見た よ な ?
“ 七 峰 透 ( なな み ね と おる ) ” もう どこ か で 掲載 さ れ て た ?
あっ!
( 秋人 ) “ 「 この世 ( よ ) は 金 ( か ね ) と 知恵 ( ちえ ) 」 を 読 ん だ 時 から の ― ”
“ 亜城 木 ( あ しろ ぎ ) 先生 の 大 ファン です ”
“僕 も 小学 6 年生 の ころ から ―”
“マンガ らしき もの を 描い て いまし た が ―”
“本気 で 亜城木 先生 の ような マンガ家 に なる こと を ―”
“決心 し まし た ”
… か
…で 最後 に くれた ファン レター が 「タント 」を 連載 し た 時
ダメ 出し し てる
(秋 人 )ああ それ 覚え てる
ギャグ で いく なら ―
将来 の ライバル が い なく なった ぐらい の こと を 書い て あった よ な
俺 たち が 中 3 の 時 マンガ 家 目指し た ように ―
この 時 から マンガ 家 目指し て きた ん だ な
応援 し たく なる
( 小杉 達朗 ( こ すぎ たつ ろう ) ) 「 シンジツ の 教室 ( きょうしつ ) 」 は 文句なし に 面白い です
問題 作 という 感じ で 読者 の 目 を 引く と 思い ます
( 港 浦 吾郎 ( み うら ご ろう ) ) 言う ね 小杉 君
亜 城木 君 の 評価 も ダントツ だ し 入選 や 準 入選 で 本誌 掲載
そのまま 連載 って 方向 です か ね
( 相田 聡 一 ( あいだ そう いち ) ) 「 少年 ジャック 」 に 載せられる 内容 じゃない だ ろ
(キム )確か に この ラスト は ない です よね
( 服部 哲 ( はっと り あき ら ) ) それ は 10 話 の ラスト だ ろ
トレジャー な ん だ から 最初 の 1 話 だけ で 審査 する べき だ
( 港 浦 ) これ くらい やらない と インパクトない し ―
生き残 れ ない ん じゃ …
(小杉 )です よ ね
( 佐々木 ( さ さき ) ) 才能 は ある
本当 です か ?
担当 は 誰 に なる ん だ ?
最終 候補 以上 は うち の 班 で 振り分け です から
最初 の 選択権 は 小杉 に あり ます
もちろん 七 峰 君 の 担当 を させて もらいます
ラッキー だ な
配属 さ れ て すぐ こんな 大型 新人 の 担当 なんて
(小杉 )です よ ね 僕 ツイ てます よ
(佐々木 )正直 もう 連載 ネーム を 描い て いい レベル だ
えっ ?
(佐々木 )ただし ―
描か せる なら 「少年 ジャック 」に 載せ られる 内容 に する こと だ
( 瓶子 ( へいし ) ) やはり そう なります よ ね
画 力 ( が りょく ) 構成 力 話 作り 申し分ない が …
し …しかし
この 作品 を 少年 向き に する の は 難しい です ね
そこ を 作家 と どう する か 考える の が 編集 の 仕事 だ ろ
うまく やれ よ 小杉
あっ はい
(服部 )よし オーケー だ
ありがとう ございます
服部 さん トレジャー の 選考 どう なり まし た ?
ああ 言い 忘れ て た 佳作 が 1 本 だ
(2人 )えっ !
…て それ 「シンジツ の 教室 」です よね ?
佳作 です か もっと 上 か と …
いや 「シンジツ の 教室 」は 最終 候補 止まり だった
えっ ?
なんで ?
「少年 ジャック 」に は 合って いない って 理由 だ な
まあ 最初 から 青年 誌 に 投稿 す べき もの を ―
才能 を 見せる 目的 で 投稿 し て くる 作品 も ある
「シンジツ の 教室 」は その 中 でも レベル が 高い
発想 力 が ずばぬけ てる うえに 料理 の しかた も ウマ い
発想 力 …そう な ん です よ ね
第 1 ゲーム の ウソ を つく と 消さ れ る
第 2 ゲーム の 力 を 合わせて 脱出 し た ペア が ―
どっち が 消える の か 話し合い で 決める
第 3ゲームの自分とのかくれんぼ
それ を 生かす ステージ 作り も ウマかった な
やっぱり マンガ は アイデア だ って 改めて 思い まし た
(服部 )そう だ な
特に 君 たち みたい に 話 で 見せて いこうとする タイプ は
設定 や アイデア 勝負 に なって くる
邪道 で 勝負 しよ う と する と なおさら だ
そう なん です よ ね
アイデア って 突然 の ひらめき な の か ―
考え て いって ひらめく もの な の か …
はじめ まして 七 峰 透 です よろしく お 願い し ます
「週刊 少年 ジャック 」の 小杉 です よろしく
名刺 !ありがとう ございます
う わ っ 最初 から ―
メール アドレス も 携帯 番号 も 入ってる んです ね
簡単 に は 教え ない から 名刺 に は 入って ない って いう ―
うわさ を ネット で 見 た ん です けど
ああ 編集部 の 電話番号 しか 入って ない 名刺 を ―
持って る 人 も 多い よ
そう な ん です か !なるほど 使い分ける ん だ
おお これ は 面白い です ね
1つ の アイデア に つながる かも …
(小杉 の 声 )なんか 明るい と いう か よく しゃべる 子 だ な
( 小杉 ) … で この 「 シンジツ の 教室 」 を ―
もっと 柔らかい 表現 に し て やって みる の が いい か
ほか の 作品 を 描く の が いい か って ところ なんだ けど …
“ほか の 作品 ”なんて 簡単 に 言わ ない で ください よ !
僕 亜 城木 先生 の 大 ファン で ―
「 この世 は 金 と 知恵 」 「 疑 探偵 ( ぎ たん てい ) TRAP 」
「 PCP 」の 心理 戦
あと 「 恋 太 ( ら ぶ た ) & ピース 」 の 読み切り の 時 の 原作
木人 高 秋 ( きど たか あき )って 亜 城木 先生 です よ ね
あれ の 人間 の 建て前 と 本音
その 辺 を 全部 パク らせて もらって …あっ
パク った って 聞こえ は 悪い けど ―
結局 マンガ って そう いう もん です よね
自分 が 好き な マンガ 得意 と する マンガ を 読み 込んで ―
自分 の スタイル で 新しい マンガ を 作り上げる んです から
「 シンジツ の 教室 」 は
初 投稿 作 で あり ながら 僕 の 集大成 作品 な わけ です
これ を 入選 に し て ドーンと 発表
…くらい の 度胸 は ―
「ジャック 」編集部 に ある だろう と 踏んで いたんです が
他 誌 に 比べて 保守的 すぎる と いう か
他 誌 で 思い出し た けど
ほか に 投稿 や 持ち込み の 経験 は ない ん だ よね ?
ある わけない です よ
(小杉 )じゃあ これ から も 他 誌 に は 持っていか ずに …
そんな こと 言わ ない で ください よ !
僕 は 「ジャック 」で 連載 し たい ん です から
そして 亜 城木 先生 に お 会い し て 話 を する の が 夢 なんです
へえ そんな キャラ な の か
作品 から もっと 暗い 性格 と 思って い た が
狙って 描いてる だけ で 本人 は めちゃくちゃ 明るい です
頭 の 回転 も 早い し 僕 的 に は 理想 の 作家 です
“ 「 シンジツ の 教室 」 の お 子 様 バージョン を 描 い て きます ”
…だ そう です
(相田 )ハハッ まだ 18 の お 子様 が 言って くれる な
(服部 の 声 )高木 君 と 同じ 計算 型 か
フッ
これ で よし …と
(複数 の 着信音 )
( 中路 ( なか じ ) ) です から あの 作品 は 少年 誌 向き で は ない と いう 判断 で …
( 吉田 幸司 ( よし だ こうじ ) ) 中路 そこ まで 言う 必要 は ない “ 厳正 なる 審査 中 ” で 切れ
( キム ) ならば あなた が 遊 栄 ( ゆうえい ) 社 を 受け ―
編集 に なって 審査 なさって は どう でしょ う
おはよう ございます
小杉 “おはよう ”じゃ ねえ ぞ !
(小杉 )えっ ?
(七 峰 )えっ ダメ な ん です か ?
確か に 原稿 は アップ し まし た けど
“ちゃんと 少年 誌 で いける バージョン 描く ので ―”
“よろしく ”って コメント 付け まし た よ
(小杉 )ダメ に 決まってる だろ 早く ブログ を 消して くれ !
分かり まし た ガッカリ だ な
すごい こと に なってる な ほとんど の 人 が 面白い って 反応
編集部 も 亜城木 夢 叶 (む と )も 見る 目 ない って 言わ れ まくってる
( 高木 香 耶 ( かや ) ) こう いう のって 勝手 に 見せ て いい の ?
いいわけ ない
まだ 誌面 で 結果 発表 は さ れ て ない のに ―
“ 最終 候補 で 落ち まし た ”って …
(秋 人 )でも これ も 計算 だったら すごい よ な
計算 ?
もう 「シンジツ の 教室 」は 話題 作 で ―
七 峰 透 は 大 人気 じゃ ん
あっ…
申し訳 あり ませ ん まさか こんな こと に なる と は
自分 で 宣伝 し て くれた んだ チャンス だ と 思え ば いい
(小杉 )えっ ?あっ はい …
審査 会 でも 言った よう に 七 峰 君 に は 才能 が ある
しかし プロ として やって いこう という の なら ―
今後 この ような こと の ない ように 指導 しない と な
あっ はい
(佐々木 )一 度 ここ に 連れ て こい
えっ 編集 長 から 注意 する ん です か ?
それ も ある が 一 度 彼 に 会って おきたい
分かり まし た
( 秋人 ) 森屋 ( もり や ) 君 や 折原 ( おり はら ) 君 も 面白いって 言って た な
うん 「ジャック 」で は 難しい って だけ で ―
青年 誌 なら 連載 し て も おかしく ない レベル
俺 は あの くらい やって いい と 思う けど
秋人 ( シュー ジン ) も ああ いう の やりたいって 言って た もん な
うん 邪道 バトル な
俺 思った ん だ けど
「シンジツ の 教室 」は バトル じゃ ない だろ
まあ …
殴る 蹴る 技 を 出す って いう 王道 バトル と は 違う けど
(最高 )邪道 バトル って いう なら ちゃんと 戦わ ない と バトル じゃ ない
なら 邪道 な 王道 バトル は でき ない か って
あっ邪道な王道バトル
おお なるほど !
なんか 俺 たち って ―
こんな こと ばっかり 言って る よう な …
えっ ?
邪道 な 王道
考え て みる か
この たび は 申し訳 あり ませ ん でし た !
人 に 読 ん で もらい 反応 を 知り たく て ―
つい やって しまい ました
軽率 で し た 二 度 と しません の で 許し て ください
人 の 反応 を 知る の は いい こと だ が ―
原稿 を タダ で ばらまく ような 行為 は ―
プロ を 目指す 者 と し て どう か と 思う が な
はい ごめんなさい
そう です ね やってる こと アマチュア です
まだ 未熟 で すみません !
あれ が 七 峰 君 か うわさ どおり の いい 子 だ な
ハキハキ し て い て すがすがしい です ね
それ で これ 直し て き た ネーム な ん です けど
見 て い た だ け たら と
いや 七 峰 君 それ 見る の 僕 の 仕事 だ から
あっ そう です か ?そう で し た よ ね
(佐々木 )「シンジツ の 教室 」を 直し た ネーム なら 見る 必要 は ない
(小杉 )えっ ?
(佐々木 )ネット で 発表 し て しまってる ん だ
別 の 作品 で なければ 載せる 気 は ない
そんな …
大丈夫 です 全く 別 の 作品 です から
えっ 「シンジツ の 教室 」を 描き 直す と …
僕 も すぐ 気付き まし た
アップ し て しまった 以上 「シンジツ の 教室 」は もう ダメ
ほか の 作品 を 描か なけれ ば と
今度 は 「少年 ジャック 」に 合った 自信 作 です
どう しても 「少年 ジャック 」で 描き たくて
本当 に 一生懸命 描いた ので お願いします !
あっ 分かった
見る けど 編集 長 と の 話 が 終わって から だ
(佐々木 )せっかく だ 見せて もらおう
えっ ?
ああ お 願い し ます !
編集 長 自ら …
(小杉 )あっ …
フッ 面白い
やった ー !
(小杉 )すみません 僕 に も
編集 長 が 新人 の 作品 を
相当 です ね
確か に 面白い し これ なら 「少年 ジャック 」でも …
でしょ う ?僕 も 必死 に 描き まし た から
せっかく ネット で 話題 作り まで し て くれた ん だ
熱 が 冷め ない うち に ―
それ を 本誌 で 読み切り を やる 方向 で 練り上げて みろ
おお 本誌 で 読み切り
やった 僕 す ご ー い ! 僕 超す ご ー い !
(小杉 の 声 )七峰 君 の 才能 は 本物 だ やっぱり 俺 は ツイてる
(七峰 )ところ で 亜城木 先生 に 会わせて もらえない でしょ うか ?
僕 大 ファン な ん です
亜 城木 先生 みたい な 作家 に なり たい
それ で 「少年 ジャック 」を 目指し て きた んです
(七峰 )「この世 は 金 と 知恵 」を 読んだ 時 は ―
体 に 電気 が 走り ました
文字どおり 15 歳 の 鬼 才
一 発 で 大 ファン に なって ―
「 NEXT ! ( ネクスト ) 」 買った その 日 に 30 回 は 読み返し まし た
いや あ うれしい な
でも あの 「 NEXT !」に は ―
新妻 ( に い づま ) 先生 の 「 CROW ( クロウ ) 」 も 載って た の に なんで 僕 たち ?
新妻 先生 は 考え ない で 描い てる でしょ ?
七 峰 君 鋭い な
ところが 亜 城木 先生 は 考え抜い て 話 を 作ってる
しかも 15 歳 が 「この世 は 金 と 知恵 」
しびれ まし た よ
自分 も 描く なら “これ だ ”って 思い まし た !
あっ 七 峰 君 の 「シンジツ の 教室 」も ―
かなり エグい です よね
でしょ う ?亜 城木 先生 の 影響 大 !
(着信 音 )
(小杉 )ああ ごめん 編集 部 から だ
はい
あっ すみません 忘れ て まし た
はい すぐ 戻って 仕上げます
七 峰 君 ごめん
急ぎ の 仕事 が あって すぐ 戻ら ない と …
ええ ?まだ 10 分 くらい しか …
駅 近い です し 七 峰 君 1 人 でも 帰れます よ
(小杉 )そう か じゃあ 悪い けど 僕 は これ で
はい ありがとう ございます
亜 城木 先生 に も 会わ せて もらって 感謝 し て ます
お 疲れ さま です !
ずっと 考え て た ん です よね
( 最高 ・ 秋人 ) えっ?
(七峰 )最速 で デビュー する に は どう し たら いい か って
もちろん トレジャー で 入選 取れ れば ―
一番 よかった ん です が
「 NEXT !」に 読み切り 次 は 本誌 で 試し て
…なんて 面倒 な 遠回り は し たく ない し
(最高 の 声 )何 だ ?
ちょっと 問題 を 起こし て 編集部 に 呼んで もらえれば ―
そこ に 新しい ネーム を 持って いけ ば …
まさか その 場 で ―
編集 長 に 読んで もらえる と まで は 思って ません でした けど
じゃあ ネット に 作品 を アップ し た の は
はい やって 正解 で し た ね 作品 に 自信 は あり まし た から
そして ああ なって しまえ ば 僕 を 放って おけ なく なる
(秋 人 )やっぱり 計算 だった ん だ
さすが 亜 城木 先生
ここ まで 計算 だ と 編集部 の 人 は 誰一人 疑い も し て い ない
僕 が そう 思わ れ ない よう 振る舞って る の は あり ます けど ね
最終 候補 に 残った 作品 を 勝手 に アップ し て いい わけ が ない
そんな こと 分かって ます よ バカ じゃ ない ん です から
そんな 顔 し ない で ください よ
亜 城木 先生 も いろいろ 実験 し てる じゃ ない です か
読み切り 2 本 連続 掲載
「ひらめき タント くん 」に 至って は ―
自分 から 連載 やめ て ます よね ?
な …なんで それ を
(七峰 )こっち から 仕掛け ない と ダメ です よね ?
そう いう 意味 でも 亜城木 先生 は すごい
若い の に 編集 の 言いなり に なって ない
僕 は 編集者 って 信用 し て ない ん です
特に 僕 の 担当 あの 人 は ダメ だ
勉強 ばかり し て き た 大学 出 たて の 人 に ―
マンガ の 何 が 分かる ん です か
僕 たち の ほう が 分かって る そう 思い ませ ん か ?
彼ら に マンガ を 描い て みろ と 言って も ―
ろくな もの 描け ません よ
話 の 1 本 も 描け ない
でも アドバイス は もらえる
そう です よ 人 に 意見 し て もらう こと も 大切 だ
(七峰 )だ から ネット に アップ し た ん です
僕 は 「シンジツ の 教室 」に 意見 を くれた 何千人 も の 中 から ―
信頼 できる 50 人 の 判定 人 を 確保 し まし た
今日 編集 部 に 持っていった ネーム も
彼ら に 事前 に 見 て もらい ―
一緒に 考え ながら 直し を 加え た もの です
おかげ で 一発 で 読み切り 掲載 に なり そう です
いい やり 方 だ と 思い ませ ん か ?
50人 ?
「シンジツ の 教室 」は 一人 で 描い たん です よね ?
いいえ あれ も ネット で 見つけ た ―
僕 が 才能 を 認め た 4 人 に 意見 し て もらって ます
自分 で 考え て い なかった ん だ
(七峰 )誰 が 考えよ う と それ を まとめ ―
作品 に し ている の は 僕 です から 僕 の 作品 です よ
この やり 方 で ―
「ジャック 」の トップ に 上り詰めて みせます
( 2人 ) うっ…
♪ ~
~ ♪
(最高 )邪道 の 新人 七 峰 透 許せない !
(秋 人 )で も すごい 評判 だ
(最高 )絶対 に 負け ない よう 頑張ろう
(秋 人 )次回 「自信 と 覚悟 」
ゆ がん だ 夢 の 行方 は ?