Bakuman.Season3Episode7
(会場 の 拍手 )
( 瓶子 ( へいし ) ) それ で は 続き まし て ―
連載 50 回 「 PCP - 完全 犯罪 党 - ( ピーシー ピー かんぜん はん ざ いとう ) 」 の 亜城 木 ( あ しろ ぎ ) 先生
前 へ お 願い し ます
( 新妻 ( に い づま ) エイジ ) ハア … 蒼樹 ( あおき ) 先生 が 来られない の は 残念 です
( 平丸 一也 ( ひら まる かず や ) ) かわいそう な ユリ タン
連載 50 回 目 前 で 打ち切る なんて …
( 佐々木 ( さ さき ) ) 二人 と も 本当 に よく やって くれ た おめでとう
( 真 城 最高 ( ま しろ もり たか ) ) ありがとう ございます
( 高木 秋人 ( た かぎ あき と ) ) あ … ありがとう ございます
何 泣いてん だ よ
(秋 人 )うれしい から に 決まってる じゃん
(瓶子 )で は 別室 で 記念 撮影 を お願い し ます
(カメラマン )お 一人 ずつ も 撮り ましょう か ?
あっ…
いえ
僕 たち は 二 人 で 亜 城木 夢 叶 (む と )な の で
(カメラマン )撮り ます
(カメラ の シャッター 音 )
♪~
~ ♪
(平丸 )そんな バカ な
連載 なんて ねら え ませ ん よ
ラブ フェスタ で 1 位 を 取れ なかった ん です から
( 吉田 幸司 ( よし だ こうじ ) ) 2 位 なら 十 分 ねら える 範囲 だ
1 位 で なけれ ば 大 ヒット は 無理
2 位 で は 「 ONE PIECE ( ワンピース ) 」 を 越える の は 到底 無理
大きく 出 た な
(平丸 )やる なら 大 ヒット
次 の 作品 で 一生 描かず に 済む くらい ―
稼 げ る もの しか 描か ない
( 吉田 ) 平丸 君 楽 しよ う と し て は ダメ だ
マンガ という もの は ―
ね ちっこく やって いって はじめて 評価 される もの だ
それ に そんな すごい 作品 は 君 に は 無理 だ
大体 君 の 作品 は ギャグ マンガ だ と 何度 も …
(平丸 )ああ しかたない !
「 僕 ( ぼく ) に は 通 ( つう ) じない 」 で 連載 ねらいます
(吉田 )おお (平丸 )その 代わり
蒼樹 さん と の お 茶会 を 許し て くれます よね ?
分かった いい だ ろう
ヘヘッ
(吉田 )…で その お 茶会 なん だが
僕 も 同伴 しよ う
は あ ?何 です か それ は !
よく 聞け
出 た よ “よく 聞け ”
大体 平丸 君
蒼樹 先生 と 一対一 で 会話 できる の か ?
ガ …
蒼樹 先生 も その ほう が 安心 する
いや 最初 から 一対一 は 避ける
そう だ 山 久 ( やま ひさ ) も 呼 ん だ ほう が いい な
その 気配り が また 女心 を くすぐる
(平丸 )分かり まし た …
( 安岡 ( やす おか ) ) ラブ フェスタ ケツ から 2 番 す か
( 服部 雄二郎 ( はっと り ゆうじ ろう ) ) やっぱり 恋愛 経験 が ない と きついって こと か
( 福田 真 太 ( ふく だ しん た ) ) うる せ え や 広島 の ロミオ だって …
…て 蒼樹 嬢 も 男 と つきあった こと ない はず で
( 野中 ( の なか ) ) やっぱ あれっす よ 読 ん でる 本 の 違い
先生 マンガ しか 読ま ない から
野中 て め え は ひと言 多い ん だよ !
なあ 福田 君 そんな カリカリ し ない で
( 福田 ) 何 す か 雄二郎 さん ケツ から 2 番 な の に 二 ヤ け て
ニヤ け たく も なる よ
「 ロード レーサー GIRI ( ギリ ) 」 アニメ 化 決定 だ
( 福田 ) え えっ! ( 安岡 ) マジっす か ?
(雄二郎 )ああ 秋 くらい から だ
細かい こと は まだ 決まって ない が ―
やる こと だけ は もう 決定 だ
(野中 )ああ 先生 おめでとう ございます !
(安岡 )アシ 代 アップ お 願い し ま ー す !
それ じゃ 原稿 もらって く よ お 疲れ さま
(安岡 )ここ まで 頑張って 苦労 し た かい が あった !
(福田 )雄二郎 !…さん
趣味 の バイク を 生かし た 作品 を 描く …
きっかけ を くれた の は あんた だ
ありがとう ございます
おいおい らしく ない こと する な よ
(福田 )チッ 素直 じゃ ねえ な (雄二郎 )どっち が
えっ 「ロード レーサー GIRI 」アニメ 化 です か ?
すごい な 福田 さん
( 服部 哲 ( はっと り あき ら ) ) まあ 君 たち に とって は 悔しい かも しれない が …
(最高 )それ より 次 の 打ち合わせ し ましょう
えっ ?
たしか 6 年生 に なった ところ から だ よ な ?
うん
( 服部 ) どう し た ん だ ? ( 最高 ・ 秋人 ) はい ?
いや ほか の 作品 の アニメ化 の 話 を 聞い て も ―
以前 と 違って 君 たち らしくない 反応 だ
僕 たち は 僕 たち です から
焦ら ず に やって いこ う と
もちろん アニメ 化 を あきらめ た わけ じゃ あり ませ ん
今 は 「 PCP 」を 少し でも 上 に
まず 「 CROW ( クロウ ) 」 の 上 に いく の を 目標 に
そう し ながら 僕 は もっと 描く スピード を 上げ ます
(秋 人 )時間 の 限り いろいろ な こと に 興味 を 持って ―
挑戦 し ながら チャンス が 来 た とき
(最高 )“これ だ ”という の が 来た とき に 備え て …
力 を ためて おく
僕 たち まだ 21 です から
そう か いい 心がけ だ と 思う
(秋 人 )ありがとう ございます
ああ そう だ 打ち合わせ の 前 に もう 1 つ 話 が …
( 2人 ) んっ?
( 高木 香 耶 ( た かぎ かや ) ) トレジャー の 審査 員 ?
すごい わ ね 連載 1 年 以上 続いて 人気 も 上々
もう すっかり ジャック 作家 って 感じ じゃ ない
…に しても 審査員 って 器 じゃない のに な
1 年 連載 し た 作家 に は ―
回って くる システム な ん だ から しかたない よ
でも 自分 たち で ライバル 選ぶ って どう よ ?
そこ まで 余裕 の ある 立場 じゃ ない だろ
それ は そう だ けど …
(秋 人 )ひょっとしたら “新人 は どんどん 出てくる ぞ ”
“うかうか してん な よ ”って いう 編集部 の 警告 な の かも な
プロ の 世界 って 厳しい わ ねえ
(最高 )そう だ と しても ―
今 の 俺たち は 「PCP」をしっかり描き続けるしかないんだ
そして 実力 を つけて ―
いずれ “これ だ ”って いう 連載 を もう 1 本
おう そう だ な
あっ もう 何 か アイデア ある の ?
うーん 具体的 に は まだ だ けど なんとなく 方向性 は 見え てる
方向性 って ?
(秋 人 )だ から まだ 具体化 でき て ない って
いい から 言って みろ よ
方向性 だけ でも 聞い て おい た ほうが ―
秋人 ( シュー ジン ) 1人 で 考える より いい だ ろ
うん …俺 が 考える に ―
「ジャック 」で 大 人気 に なる の は 王道 バトル マンガ だ けど ―
今 から それ を やって も ダメ って 思う わけ
(最高 )俺 たち が 王道 に 向い て ない って ずっと 前 から 分かって る だろ
そう じゃ なく て
王道 バトル は 1 つ の 時代 を 築い た けど ―
次 の 時代 を 作る の は 新しい マンガ って 意味
…で 俺 が 考える の は ―
邪道 バトル !
なんか カッコいい 言い 方
確か に 言い方 は …
「ジャック 」で バトル マンガ は ウケる
しかし 王道 バトル で は 過去 の 名作 の 上 に は いけない
そこ で 邪道 バトル
秋 人 さん ステキ !
(秋 人 )例えば 殴る 蹴る の ない 特殊 能力 や 技 も 出さ ない ―
でも グイグイ 引き込ま れ る よう な
…で 具体的に は ?
う っ !あっ いや あの …
だから 具体 的 に は まだ …
ああ …
( 小杉 達朗 ( こ すぎ たつ ろう ) ) おはよう ございます
おお 早い な 小杉
(小杉 )はい 配属 さ れ て から 毎日 仕事 が 楽しく て
つい 早く 目 が 覚め ちゃう ん です よ
(服部 )そう か 頑張れよ
は い ん っ ?
(服部 )ああ すま ん すぐ 片づける
(小杉 )これ って トレジャー の 原稿 です よ ね ?
(服部 )ああ
今月 は うち の 班 が 担当 だ から 読み返し て たん だ
ハハッ
( 平丸 ) う …
う う …
うっう う …
( 蒼樹 紅 ( こう ) ) お 待た せ し まし た
いやいや 待って ない です
蒼樹 さん を 待って る の は 楽しい ので あっという間 …
(蒼樹 )すみません 支度 に 手間取って しまって
でも ビックリ し まし た
待ち合わせ より 1 時間 も 早く 電話 が 来て ―
わざわざ 迎え に まで
いいえ こちら こそ 勝手 に 来て しまって …
さあ さあ 狭い とこ です が
フフッ ありがとう ございます
(平丸 )あっ あの …
何 でしょ う ?
蒼樹 さん 正直 に 答え て もらい たい
はい ?
(平丸 )吉田 氏 の 息 が どの くらい …
吉田 氏 から 僕 と 会ったら “こう 言って くれ ”と ―
指示 が 出ている はず
(蒼樹 )いいえ (平丸 )えっ 何 も ?
(蒼樹 )はい (平丸 )本当 に ?
(蒼樹 )山 久 さん に は “平丸 先生 が また すぐ 連載 できる ように ―”
“励まし ましょ う ”と 言わ れ まし た けど …
(平丸 の 声 )やはり 罠 だった ん だ 3 人 がかり で 僕 を …
(吉田 )お 茶会 の とき は ―
平丸 に 連載 ねらう よう に よろしく 頼む よ
( 山 久 雅和 ( まさか ず ) ) 平丸 と は 連載 目指す よう に 話 を …
はい
(平丸 の 声 )ヒイイ
(平丸 )恐ろしい …(蒼樹 )うん ?
(平丸 )蒼樹 さん 今日 は お互い の 担当 を 交え ―
4 人 で 僕 の マンション と いう 約束 で し た が …
( 蒼樹 ) はい
(平丸 )二人 で カフェ とか で は ダ …ダメ でしょ うか ?
えっ ?
(平丸 )それ が 無理 でし たら 僕 は 帰り ます
えっ どう し たん です か ?
(平丸 )で も もし 二人 だけ で お茶 し て もらえる なら …
携帯 の 電源 を 切って ください !
あっ…
そろそろ 平丸 君 の 所 へ 行く と する か
(山 久 )おかしい な
あっ ?どう し た ?
蒼樹 さん 携帯 の 電源 切ってる みたい で
家 の ほう も 留守電 に なってる し
おい 困る ぞ
いまさら 蒼樹 先生 の 気 が 変わった なんて こと を …
(山 久 )いえ 蒼樹 さん も 乗り気 で ―
今日 を 楽しみ に し て いる みたい で した けど
(電話 案内 )お 客様 が おかけに なった 番号 は
電波 の 届か ない 場所 に おら れる か ―
電源 が 入って いない ため かかりません
(吉田 )平丸 に も つながら ない
えっ 両方 と もって …
(吉田 )駆け落ち
いや 平丸 が 蒼樹 先生 を 拉致 ( らち )
え えっ ?
行く ぞ 山 久 これ は 事件 だ !
( 山 久 ) あの … 行くって どこ へ ?
(吉田 )平丸 君 は 俺 たち を 出し抜き ―
蒼樹 先生 と 二人 で 会ってる に 違いない
そこ だ
二 人 と も 立派 な 大人 じゃ ない です か
別に 会って も …
やつ は 本気 で 蒼樹 先生 と の 結婚 を ねらって いる ん だ
ダメ な ん です か ?
ダメ に 決まって る だろ !そんな こと に なれ ば …
平丸 一也 は もう 一生 マンガ を 描か ない
蒼樹 先生 に 稼いで もらい ―
自分 は ダラダラ 遊んで 生きる 算段
そんな あっ …
早く しろ
僕 は 遠慮 し ます 人 の 恋路 の 邪魔 を し たく ない ので
(吉田 )そう か
まあ 平丸 君 が やら かし てる こと だ
担当 の 俺 が 始末 を つけ ね ば な
湾岸 線 を 走行中 か
恐らく 蒼樹 先生 を 助手 席 に 乗せて
生意気 な
(吉田 )いや …ヤバい ぞ (山久 )えっ ?
(吉田 )もし 蒼樹 先生 に 告白 し よ う もの なら ―
もっと 恐ろしい こと に …
え えっ !
お 気 を つけ て
(平丸 )すみません 突然 変 な お 願い し て
いえ こんな とき に ―
お 仕事 の 電話 って いう の も なん です もの ね
あっ …フフッ
もう 追いついた ぞ ヘヘヘッ 愚か な やつめ !
あっ!
ふ …福田 君 何 し てる ん だ !
えっ ?あっ 吉田 さん !
(ブレーキ 音 )
どう いう こと な ん だ この ドイツ 車 は たしか 平丸 君 の
ちょっと 前 に 俺 の 所 に 来て ―
“ 10 万 で 売る から その 代わり 今日 1 日 ―”
“ドライブ し て くれ ”と 言わ れた っす
あっ…
じゃあ やつ は …
新車 買った みたい っす よ
なんか “今日 の ため に ”って 言って まし た
相変わらず です ねえ 平丸 先生
あ …ああ
(吉田 の 声 )クソッ 今日 の 平丸 は ひと 味 違う な
新車 まで 買う 意気込み も
マズ い 非常に マズ い ぞ これ は
なんとか し なければ !
えっ 平丸 さん が 行方 不明 ?
ああ
吉田 さん から 逃げて 蒼樹 嬢 と お茶 し てる らしい ん だ が
どっか 心当たり ある か ?
ハア なん だ そう いう こと です か
でも どう して 福田 さん が ?
(福田 )吉田 さん から 協力 を 頼まれた って の も ある が …
平丸 さん の こと 応援 し て やり て えん だ
あと 蒼樹 嬢 と ―
一 対 一 じゃ 何 しでかす か って 心配 も ある が な
そう です ね
( 香 耶 ・ 秋人 ) フフッ
(最高 )で も どこ に 行った か なんて 誰 に も 分かる わけ ない し
(秋 人 )うーん
さすが に ヒント が お茶 と デート だけ じゃ ね
すみません 福田 さん 僕 たち に も …
(秋 人 )待て よ !たしか …(香耶 )えっ ?
(最高 )福田 さん お 待たせ し まし た
おう 何 か 分かった か ?
(最高 )この 前 の 読み切り です
(福田 )読み切り ?(最高 )はい
(最高 )平丸 さん の 作品 も 蒼樹 さん の 作品 も ―
デート シーン は 青山 ( あお やま ) の カフェ です
(福田 )なるほど しかし そんなに 単純 か ?
(安岡 )平丸 さん でしょ ?単純 っす よ
でも もう ここ ぐらい しか 思いつく 所 は …
(福田 )分かった 行って みる
蒼樹 嬢 を 道連れ に 無理 心中 と か されて も 困る し な
(最高 )心中 ?何 言って る ん です か !
いや 俺 も そう 思う ん だ が 吉田 さん が
(吉田 )もし 蒼樹 先生 に フラ れ でも し たら ―
平丸 君 は 再起 不能 に なる !
(福田 )…なんて 言う から さ 吉田 さん かなり 真剣 だった し
じゃあ とりあえず デート シーン の こと は 伝え て おく
じゃあ な
(秋 人 )心中 って …まさか 蒼樹 さん と 平丸 さん が ?
なんで そんな こと に
(香耶 )思い詰めてた の ね (秋人 )何を だよ ?
2 人 とも 連載 終わった じゃ ん
その くらい で ?
ああ …
最高 ( サイコー )
(平丸 )そう です か !
蒼樹 さん は やっぱり 青 です か 僕 は 黄色 が 好き だ な
そう な ん です か
(平丸 )はい
う っ …
(蒼樹 )あっ (平丸 )う っ !
(平丸 の 声 )告白 する ん だ
わざわざ この 日 の ため に 新車 を 買い プレゼント まで …
(バイク の エンジン 音 )(平丸 )うん ?
(平丸 の 声 )吉田 氏 !
見つけ た ぞ 平丸 !
(平丸 )蒼樹 さん 行き ましょう !
えっ まだ お茶 が …
(平丸 )マスター 勘定 は ここ に 釣り は 要ら ない !
あっ…
(平丸 )急ぎ ましょう !吉田 氏 が 追って きたんです
えっ 吉田 さん が ?
( 平丸 の 声 ) クソッ 町 中 ( まち なか ) で は バイク に 追いつか れる
(平丸 )蒼樹 さん 車 を 捨て ます
えっ ?でも この 車 買った ばっかり って それ に …
蒼樹 さん と ドライブ でき たん だ 安い もん です
さあ 早く !
あっ…
フッ やっと あきらめ た よう だ な あっ ?
歩道 橋 に 上がる つもり か
ハイヒール で 走って 大丈夫 です か ?
はい 大丈夫 です
なんか いい です
“なんか いい ”って 言い まし た ?
(蒼樹 )はい こんな の 初めて で
恋愛 ドラマ の 主人公 みたい で なんか いい です
う っ …
(吉田 )平丸 君 逃げ て も ムダ だ !
(平丸 )よ …吉田 氏
…て か なんで あんた が 追いかけて くる ん だ !
(吉田 )心配 だ から に 決まってる だろ !
(平丸 )ウソ を つけ あんた は 自分 の 出世 の ため に ―
僕 に マンガ を 描かす こと しか 考え て ない
(吉田 )それ の どこ が 悪い !
(平丸 )すんなり 認める の か !
僕 は 当分 休み たい ん だ 放っておいて くれ
今日 の お 茶会 だって …
蒼樹 さん ラブ フェスタ 1 位 おめでとう ございます
(蒼樹 )平丸 さん も 2 位 じゃない です か
一緒に 連載 頑張り ましょう ね ウッフン
…て か そう いう 筋書き だった と 蒼樹 さん から 聞い た ぞ !
僕 を みんな で ハメる つもり だった な !
(蒼樹 の 声 )そこ まで 細かく は …
何 を 言ってる か 分からない が 君 は 連載 を ねらえる !
マンガ 家 として 幸せ な こと じゃ ない か
(平丸 )描き たく ない と 言ってる じゃない か
“ 2 年 は 休 みたい ” と
(吉田 )2 年 は 長すぎる !
「僕 に は 通じ ない 」は 連載 で 伸びる タイプ
( 蒼樹 ) そう です よ 平丸 先生
連載 の チャンス を 逃す の は よく ない です よ
えっ …あっ はい そう です ね
(吉田 )いい か 平丸 君 よく 聞け
出た よ “よく 聞け ”聞き たく ない !
(吉田 )いや 聞い て くれ
今 から 言う こと は 本当 の 気持ち だ
つまり いつも は ウソ 偽り だらけ !
(吉田 )そこ は 否定 せん
しろ よ !
君 は ―
2 ~3年に一度の逸材なんだ!
10 年 と か じゃ ない の か
ああ 2 ~ 3 年 だ うぬぼれる な
そこ だけ は ウソ つい て も いい ん じゃ ない か ?
(吉田 )君 は 仕事 が 嫌い そう だ な ?
ああ そう だ 働き たく ない 描き たく ない
(吉田 )できれば 一生 そう だな ?
はい でき れば
(吉田 )働き たく ない 描き たく ない と しかたなく 描い た マンガ が 面白い
天才 だ !そんな 先生 は ほか に は い ない
う っ
面白い もの を 描こ う と しない のに ―
イヤイヤ やっつけ で 描いてる のに 面白い
僕 は その 才能 に ホレ た ん だ !
吉田 氏 あんた は 分かって ない
週刊 で 描く こと が どれ だけ 苦しい の か
(吉田 )ああ マンガ 家 の 苦しみ は 編集 に は 分から ない
(平丸 )描く の が イヤ な ん だ
今日 こう して 締め切り に 追わ れ ず ―
マンガ の こと も 考え ず に 解放 さ れた ―
蒼樹 さん と の 時間 が どれ だけ 楽しかった か
あんた に 分かる か !
今日 という 日 は 僕 の 人生 で 一番 幸せ な 1日だったんだ!
(蒼樹 の 声 )平丸 さん
(吉田 )そこ まで 幸せ を 感じ られ た の は
その 前 に マンガ を 描く 苦しみ が あった から で は ない の か ?
う っ …
(吉田 )マンガ を 描い て い なかったら
蒼樹 先生 と デート でき て い た だろう か ?
蒼樹 先生 が 会って くれた の は なぜ だ ?
平丸 君 が 今 まで ―
一生懸命 マンガ を 描い て きた から じゃない の か ?
よく 考えろ なぜ 今日 の 幸せ が 生まれた の か を
(平丸 )う っ …
マンガ を 描き も し ない 平丸 君 と ―
蒼樹 先生 は 手 を つなぎ 一緒に 逃げて くれた だろうか ?
(平丸 )えっ …手 ?
手 …つ ない で ませ ん よ ね ?
つなぎ まし た よ
えっ つな い だ ?ウソ いつ ?
フフッ
ええ い そんな の は どうでもいい だろ !
僕 が 言い たい の は 仕事 を し て い れ ば ―
また こう いう 幸せ が ある かも しれない と いう こと だ !
分かり まし た マンガ は 描き ます
(吉田 )おお !
確か に 今 が ある の は マンガ を 描い て いた から
吉田 氏 に も 感謝 しよ う
(吉田 )平丸 君 …
(平丸 )しかし 僕 は 今日 に 懸けてる ん だ
どう しても 蒼樹 さん に 伝え たい こと が ある
あっ…
(吉田 )やめる ん だ 平丸 君
蒼樹 さん は 永遠 に 憧れ の 人 だ から いい ん じゃない の か ?
フラ れ た あとの こと を 考えろ !
フ …フラ れ たら
(吉田 )君 は マンガ どころ じゃ ない 仕事 など でき なく なる ぞ !
う っ …
吉田 氏 !仕事 と 恋愛 を ごっちゃ に する の は …
人 の 恋心 を 利用 する の は やめて くれ !
蒼樹 さん に 失礼 だ !
フッ …
(平丸 )僕 は 男 だ
男 なら 結果 が どう で あろう と …
やめろ !落ち着け
ダメ だった その とき 夢 も 希望 も なく なる ん だ ぞ !
(最高 )平丸 さ ー ん !
頑張れ 僕 たち が 応援 し て ます から !
平丸 さん 頑張って !
告 ( こく ) れ 平丸 さん !
(安岡 )フラれ る の を 恐れる な 俺 なんか 100 回 以上 っす !
そう です よ 平丸 さん ここ で 引いたら 男 じゃない !
(秋 人 )いけ 平丸 さん !(香耶 )頑張れ !
(平丸 )初めて 会った 時
キレイ な 人 だ 好き だ って 思い まし た !
つきあって ください !
う っ …
(蒼樹 )はい
私 から も お 願い し ます
今日 とても 楽しかった です また 会って ください
う わ あー !
やった !やった よ 吉田 氏
(吉田 )マジ ?ウソ …
でも マンガ も ちゃんと 描い て ください
約束 です よ
( 平丸 ) は … はい
これ から 平丸 さん の マンガ ますます 面白く なり そう だ な
おう 負け らん ねえ な
(服部 )それ じゃ 今日 は これ で
(秋 人 )お 疲れ さま です
(服部 )あと これ トレジャー の 最終 候補 作 だ
(最高 )はい 見 させて もらいます
(服部 )実は この 中 に とんでもない 作品 …
僕 の 目 から 見たら すぐに 連載 に できる 作品 が 1 つ ある
( 2人 ) えっ?
(服部 )10 話 分 まとめて 送って きてる ん だが ―
まるで 君 たち を 見 て いる よう だ
いや 君 たち 以上 か
は …早く 読んで みよう ぜ
おう まず は その 10 話 作品
服部 さん が そこ まで 推す 作品 って …
( 秋人 ) 「 シンジツ の 教室 ( きょうしつ ) 」
いったい どんな 話 な ん だ
♪~
~ ♪
(服部 )とてつもない 新人 が 現れ た
(吉田 )評価 は 分かれる ぞ
(服部 )で も きっと 亜城 木 君 たち を 脅かす 存在 に なる
(吉田 )次回 「狙い と 評価 」
つぎはぎ の 夢 は 許さ れ る の か ?