Bakuman . Season 2 Episode 13
( 港 浦 吾郎 ( み うら ご ろう ) ) すま なかった …
僕 は まだ 編集 者 と し て 未熟 で
( 高木 秋 人 ( た かぎ あき と ) ) それ を 言う なら ―
僕 たち は マンガ 家 と し て もっと 未熟 です よ
昨日 は 僕 も つい …
だから 港 浦 さん は もっと 自信 を 持って ―
僕 たち を 引っ張って いって ください
う う っ … そう か
ありがとう 協力 し て やって い こ う
( 秋 人 ) … で
ギャグ で やる 条件 です が
2 つ ほど
( 港 浦 ) き … 君 ら 条件 と か 多 すぎ だ ぞ …
( 真 城 最高 ( ま しろ もり たか ) ) まず ギャグ を やる なら 「 TEN ( テン ) 」 じゃ なく ―
新作 を もう 一 度 読み切り で 試し て から
そして 内容 は もっと 子供 向け の 設定 で やる こと
また 読み切り … 2 号 連続 で やった ばかり な の に
( 最高 ) 無理 です か ?
「 TEN 」 の 順位 は いまいち だった し
今度 は もっと ギャグ に 徹し た の を 試し て み たい ん です
うーん そう だ よ な …
読み切り で 試す の も 大切 だ と 今回 よく 分かった し …
( 港 浦 ) あっ ! ( 秋 人 ・ 最高 ) あ …
ある …
できる ぞ 読み切り 「 NEXT ( ネクスト ) ! 」 で
「 NEXT ! 」 ?
♪ ~
~ ♪
( 港 浦 ) 年 3 回 発行 さ れる 「 ジャック NEXT ! 」
新人 が 読み切り を 発表 する 場 と なって いる
( 秋 人 ) はい 僕 たち も そこ で デビュー し まし た
だが 連載 経験 者 が 読み切り を 試す こと も 少なく ない
今回 も 巻頭 の 読み切り を やって くれる 人 が い ない か 探し て た
巻頭 は カラー だ し
1 位 を 取れ ば 確実 に 連載 に つながる
それ やら せ て ください !
1 位 取れる よう に 頑張り ます !
よし ! 夏 の 「 NEXT ! 」 で やる と し て
その ギャグ は どんな 話 だ ?
そこ まで は まだ …
ギャグ で やって みよ う って さっき 決め た ところ で …
ただ ギャグ なら ―
子供 から 大人 まで 楽し め る 作品 に し たい ん です
( 港 浦 ) 分かった 方向 性 は それ で いこ う
でも 「 ジャック 」 で やる に は ひと 工夫 し ない と な …
( 秋 人 ) です よ ね
やっぱり 主人公 は 少年 小学生 です か ね ?
( 港 浦 ) ヒロイン は 主人公 が 思い を 寄せる 女の子 って とこ か …
( 秋 人 ) ヒロイン か …
いつも 悩 ん じゃ う ん です よ ね
( 港 浦 ) うーん 連載 会議 でも 高木 君 の 作る 話 は ―
女の子 に 魅力 が ない と 言わ れ てる らしい
( 秋 人 ) 言わ れ ちゃ って る ん です か …
( 最高 ) 彼女 いる の に なんで 女の子 描 け ない ん だ よ
( 秋 人 ) あ … いや あ 見 吉 ( みよし ) 男 勝り だ し
( 港 浦 ) 主人公 が 人間 以外 でも い い ん じゃ ない か ?
( 秋 人 ) 人間 以外 ? 犬 と か 猫 と か です か ?
( 最高 ) 確か に …
動物 を モチーフ に し た キャラ って の も あり です よ ね
( 秋 人 ) なるほど !
… と なる と ヒロイン も 動物 見 吉 でも い ける な
それ 見 吉 に は 言う な よ
( 見 吉 香 耶 ( かや ) ) 動物 ねえ … 難しい よ ね
動物 って いって も いろいろ だ し
( 秋 人 ) ああ
これ って の が なかなか 浮かば なく て さ
ハア …
( 見 吉 ) 高木
うん ?
あん ま 無 茶 し ちゃ ダメ だ よ 徹夜 と か ―
体 に よく ない から
フッ … 分かって る って
サンキュー じゃあ な
うん
( 秋 人 ) 動物 …
動物 ねえ
( 象 の 鳴き声 )
( 秋 人 の 声 ) 何 か 違う な …
… つう か ヒロイン が 動物 だ と し て も
女の子 で は ある わけ で
… って こと は 問題 は やっぱり 女の子 の 気持ち
あれっ なんで 俺 ここ に 来 てる ん だ ?
( 秋 人 ) あー 分か ん なく なって き た
( 蒼樹 紅 ( あおき こう ) ) うん ?
亜城 木 ( あ しろ ぎ ) 先生
( 秋 人 ) うん ?
あ …
( 蒼樹 ) 動物 って いい です よ ね
見 て いる だけ で 和み ます
( 秋 人 ) そ … そう です ね
( 蒼樹 ) 大学 が 近く な の で たま に 来る ん です
( 秋 人 ) へえ 僕 は 小学校 以来 かな
( 蒼樹 ) 何 か 悩 ん でる ん です か ?
あ …
( 蒼樹 ) さっき “ 分から なく なった ” って …
ああ … 実は 僕 今 煮詰まって て
え ?
( 秋 人 ) ヒロイン に 魅力 が ない って 言わ れ て …
女の子 の 気持ち と か 分か ん ない ん です よ ね …
( 蒼樹 ) 私 も です ( 秋 人 ) え …
( 蒼樹 ) 少年 誌 だ から もっと 男の子 視点 から と 言わ れ まし た
でも それ が 難しく て …
なるほど
( 蒼樹 ) あの … ( 秋 人 ) お ?
私 で よけ れ ば 女性 の 気持ち は …
え ?
その 代わり と 言って は 何 です が ―
男性 の 気持ち を …
あっ
す … すみ ませ ん 私 何 を 言って …
同じ 雑誌 で 連載 を 取 ろ う と し て いる のに そんな こと …
( 秋 人 ) いい じゃ ない です か ! ( 蒼樹 ) え ?
マンガ 家 同士 意見 を 出し合う
蒼樹 さん なら 心強い し ぜひ !
本当 です か ?
高木 さん が よけ れ ば 私 は …
( 秋 人 ) なら 決まり です ね !
す っ げ え 動物 園 最高 !
じゃあ 今 から 始め ま しょ う か
え ?
でも ここ で って の も 何 です よ ね
ちょうど いい 喫茶 店 と か ああ …
2 人 きり は イヤ です よ ね
え … いえ そんな こと は
( 秋 人 ) やめ ま しょ う ( 蒼樹 ) え ?
蒼樹 さん 大学 近い し ―
知り合い に 見 られ て 妙 な 誤解 さ れ たら 困り ます もん ね
うん …
電話 し ます 今夜 10 時 ごろ どう です か ?
はい
( 蒼樹 ) 私 で よけ れ ば 女性 の 気持ち は …
あんな こと 言う なんて …
( 着信 音 ) ( 蒼樹 ) あっ …
はい
( 秋 人 ) だっ 高木 です … って かん じゃ った
こんばん は
( 秋 人 ) あ … あの ー
蒼樹 さん 大学 動物 園 の 近く って 言って まし た けど
( 蒼樹 ) ええ
もし かして 東 応 大 ( とう おう だい ) です か ?
( 蒼樹 ) はい
す っ げ ー !
マンガ と 学業 を 両立 し てる ん です ね
尊敬 し ます
( 蒼樹 ) そんな
( 秋 人 ) 何 年生 です か ?
大学院 の 1 年 です
一応 教職 課程 も
へえ
( 秋 人 の 声 ) 蒼樹 さん が 教師 …
( 蒼樹 ) そんな こと より マンガ の 話 を
ああ はい すいません
( 蒼樹 ) 私 次 の 作品 は ―
自分 で 絵 も 描 い て 恋愛 もの に しよ う と 思って る ん です
( 秋 人 ) ああ だ から 男性 の 気持ち を
( 蒼樹 ) はい
( 秋 人 ) それ って 中井 ( なか い ) さん に は 言い まし た ?
( 蒼樹 ) はい
中井 さん ショック を 受け た ん じゃ …
( 蒼樹 ) そう かも しれ ませ ん
( 秋 人 ) あの … 差し支え なけ れ ば です けど
蒼樹 さん 彼 氏 は ?
( 蒼樹 ) ああ …
内緒 に し て ください よ
い ませ ん
そう な ん です か 意外 です ね あっ そう だ
次 の ヒロイン は ―
美人 の 女子 大 生 か 女 教師 に しよ う かな アッハハ
( 話 中 音 )
( 見 吉 ) あれ … 話し 中 ?
( 秋 人 ) へえ
少年 誌 で あえて 純愛 もの を
( 蒼樹 ) はい
好き な 女の子 に 対し て 純愛 を 貫く 男の子
男 の 人 から 見 て リアリティー が ない でしょ う か ?
( 秋 人 ) そんな こと あり ませ ん よ
ああ … これ 真 城 の 話 な ん です けど
小学生 の 時 に ―
一目 ぼ れ し あって 中 3 で やっと お 互い の 気持ち を 確認 でき た ん です
でも 夢 が 叶 ( かな ) うま で 会わ ない と いう 約束 を 交わし て
ほぼ 実行 し ちゃ って る ん です よ
( 蒼樹 ) ステキ です ね
( 秋 人 ) ステキ です か ?
あ … でも 好き なら 普通 会い ませ ん ?
そう です けど ステキ です
( 秋 人 ) … で 思う に 恋愛 も 人 それぞれ
理想 と 現実 は なかなか 伴わ ない
( 蒼樹 ) そう です よ ね
好き な 人 に は 好き に なって もら え ず
意外 な 人 から 告白 さ れ て 気 に なり だし たり …
( 秋 人 ) へえ
そう いう 経験 ある ん です か ?
( 蒼樹 ) あ …
ある かも です
( 秋 人 ) “ ある かも です ” って
蒼樹 さん って 楽しい 人 です ね
失礼 です けど もっと ツンツン し た 人 だ と 思って まし た
( 蒼樹 ) 私 ツンデレ と いう の な ん でしょ う か ?
アッハハ ツンデレ って デレ は ない です よ
あっ いや ツン も あっ
もう 朝 です けど 大丈夫 です か ?
( 蒼樹 ) え ? あ …
ごめんなさい こんなに 長く
( 秋 人 ) いえ 僕 は 大丈夫 です よ 楽しかった し
きっと こう いう きっかけ から も ―
恋愛 に なっちゃ っ たり する ん でしょ う ね
えっ
そう … かも しれ ませ ん ね
( 秋 人 ) すごく 勉強 に なり まし た
あ … じゃあ また
はい
フアア
( 最高 ) … で 朝 まで かよ
そ っ 眠 ( ね み ) い
それ 見 吉 が 知ったら 怒る だ ろ
( 秋 人 ) マンガ の ため に 協力 し 合って る だけ じゃ ん
大丈夫 だ ろ
( 秋 人 ) それ より ( 最高 ) ん ?
マンガ 家 同士 の 意見 交換 って すごく ため に なる
おかげ で ネタ の 方向 性 見え て き た
何 か 思いつ い た の か ?
( 蒼樹 の 声 ) やっぱり 話し て よかった
マンガ 家 同士 とても 参考 に なる
それ に …
( 岩瀬 愛子 ( いわ せ あいこ ) ) 蒼樹 先輩 ( 蒼樹 ) あっ
ちょっと いい です か ?
( 秋 人 ) 主人公 は 発明 家 の 孫 で 小学生
お じいちゃん は 孫 の ため だけ に 発明 し て て
ほか の 家族 は それ を 知ら ない
孫 の 担任 の 美人 教師 が 大好き で
ちょくちょく 学校 に 来 ちゃ う
毎回 いろんな 騒動 に なった あげく
最後 は 発明 品 が 壊れる か 担任 に 没収 さ れ て お 説教
かなり ベタ だ な
でも 出 て くる 発明 品 の アイデア しだい で 面白く なる かも !
だ ろ ?
悪 の 発明 家 を 出せ ば バトル 展開 も できる
おお っ いい よ それ !
( 蒼樹 ) それ で お 話 って …
( 岩瀬 ) 蒼樹 先輩 は ―
「 少年 ジャック 」 で 原作 を 書 い て い た ―
高木 秋 人 と 面識 は あり ます か ?
あ …
知って は い ます
( 岩瀬 ) 私 中学 の 時 彼 と 同級 生 だった ん です
中 3 の 時 に フラ れ まし た
“ 勉強 より マンガ を 取る ” と 言って
私 は “ マンガ なんて ” と
そう です か …
( 岩瀬 ) で も 蒼樹 先輩 や 彼 の 活躍 を 見 て
マンガ で 頑張る こと も 認め て あげる べき な ん じゃ ない か と
( 蒼樹 ) マンガ より 小説 の ほう が 上 だ と
( 岩瀬 ) あ …
どう 考え て も 文化 と し て 上 だ と 思い ます が
( 蒼樹 ) そう ね
( 蒼樹 の 声 ) この 子 高木 さん が 今 でも 好き で 私 に …
でも “ 認め て あげる べき ” なんて
いえ これ も 1 つ の 恋愛 の 形 な の かも
( 蒼樹 ) 会い たい の ?
( 岩瀬 ) あ …
今 の 自分 を 見せ たい ん です
( 岩瀬 ) はい
でも 自分 から 会い に 行く の は 自尊心 が …
( 蒼樹 の 声 ) 高 すぎる プライド
でも 数 年 前 の 私 も …
( 蒼樹 ) もしかしたら 会わ せ られる かも しれ ませ ん
( 岩瀬 ) あっ …
( 蒼樹 ) ごめんなさい
昨日 の 今日 で マズ かった でしょ う か ?
そんな こと ない です よ
とても ため に なった し ―
楽しかった です
私 も です
ああ …
えー と 何 か ?
えっ あ あっ
あの … あっ
高木 さん は 私 の はい てる 下着 見 たい です か ?
( 秋 人 ) え えー !
うん ?
( 秋 人 ) な … 何 言って る ん です か !
ひょっとして から かって ます ?
いえ
真面目 に 聞い て ます けど
ま … 真面目 に って
なんで 僕 が 蒼樹 さん の 下着 を …
え ?
今 “ 私 の ” って 言い まし た ?
言い まし た よ 思いっきり
や … や だ ごめんなさい !
女の子 の はい てる 下着 です !
な … なん だ 間違い です か
( 蒼樹 ) ごめんなさい 早く 何 か 言わ なけ れ ば と …
( 話 中 音 )
( 見 吉 の 声 ) 今日 も 話し 中
( 最高 ) 何 ? 見 吉
( 見 吉 ) 高木 の 話し相手 真 城 じゃ ない ん だ
うん ?
( 見 吉 ) 昨日 も 今日 も ずっと 誰 か と 話し てん の
( 見 吉 ) 何 か 怪しく ない ? ( 最高 ) え ?
み … 港 浦 さん じゃ ない か な ?
何 時間 も ?
( 最高 ) 打ち合わせ と か だ と 結構 長く なる し …
なら いい けど
( 秋 人 ) 毎週 3 カット 以上 の 女の子 の 下着 です か
その 担当 さん いい とこ つい て ます ね
ウケ る と 思い ます よ
( 蒼樹 ) そう です か
ちなみに 高木 さん は どんな 見え 方 が うれしい です か ?
( 秋 人 ) 真面目 に 聞い てる ん です よ ね ?
真面目 です
自分 から 見せ て きたり は ダメ です ね
大切 な の は 自然 に チラ っと です
例えば ―
ミニスカート で か がん だ 時 に 見え て しまう と か
その 時 女の子 に 恥じらい を …
( 蒼樹 ) すみません メモ し ます
( 秋 人 ) メモ る ん です か ?
とても 参考 に なり ます
( 秋 人 ) 役 に 立って る の なら いい です けど
高木 さん は どう です ?
私 は 役 に 立って ます か ?
( 秋 人 ) もちろん です よ
昨日 話し た だけ で ずいぶん 進み まし た
そう です か
( 秋 人 ) ただ
動物 出 そう って 考え てる ん です が そこ が まだ
( 蒼樹 ) 動物 です か …
ファンタジー なら 想像 の 生き物 も 出 せ ます けど
( 秋 人 ) 想像 の ?
( 蒼樹 ) 妖精 や 伝説 の 生き物
作者 の 作った かわいい 生き物 と か
作った …
そう か !
今 の 話 で ひらめき まし た ! ありがとう ございます
( 秋 人 ) 早速 ネーム 練って み ます ( 蒼樹 ) あっ
( 蒼樹 ) あの ( 秋 人 ) お …
( 蒼樹 ) もう 一 度 会って もら え ませ ん か ?
また 動物 園 で いい ので
え ?
( 秋 人 の 声 ) これ って いわゆる デート な の で は …
なんか マズ く ない か
( 蒼樹 ) 高木 さん
( 秋 人 ) 蒼樹 さん
もう 来 て た ん です か
あ … あ あっ
岩瀬 ?
お 久しぶり です
( 秋 人 ) あ …
すみません お 伝え でき なく て …
えっ どう いう こと です か ?
たまたま 蒼樹 先輩 から 今日 の こと を 聞い て
( 秋 人 ) 先輩 ?
同じ 大学 の 文学部 に
東 応 大 文学部 か よ すげ え な
岩瀬 勉強 でき た もん な
( 岩瀬 ) 差し上げ ます
「 緑色 ( みどり いろ ) の 卒業 ( そつ ぎょう ) 」
私 の デビュー 作 です
えっ これ を 岩瀬 が ?
マジ か よ ますます すげ え な
( 岩瀬 ) 高木 君 は まだ マンガ を ?
まだ って どう いう 意味
高木 君 たち の マンガ すべて 読み まし た
「 この世 ( よ ) は 金 ( か ね ) と 知恵 ( ちえ ) 」
「 疑 探偵 ( ぎ たん てい ) TRAP ( トラップ ) 」
「 Future watch ( フューチャー ウオッチ ) 」
( 秋 人 ) さりげなく 「 TEN 」 飛ばし た ろ
( 岩瀬 ) あれ は 意味 不明 な 部分 が 多く て
でも 気 に かけ て くれ て た ん だ
サンキュー
( 岩瀬 ) 高木 君 なら 小説 が 書 ける と 思う
お ? え えっ と …
高木 君 は マンガ なんか より 小説 を 書く べき です
文化 と し て より 優れ た もの を
だ な …
小説 と 比べ たら マンガ なんて くだらない
でも 俺 は マンガ を 描く
くだらない と 認め て 描く なんて おかしい
本気 で くだらない と 思って る わけな い だ ろ !
ハッ …
( 秋 人 ) 悪 ( わり ) い … でも ―
目標 を 持って 努力 し てる 人間 に
どっち が 上 と か そんな こと 言う な
私 も そう 思い ます
( 岩瀬 ) あ …
マンガ も 小説 も ―
人 に 楽し ん で もらう と いう 部分 は 同じ
毎週 何 百万 と いう 人 が 「 ジャック 」 を 買って くれ て
楽し ん で もら え て いる
それ は 意味 の ある こと だ と 思い ます
( 岩瀬 の 声 ) 何 百万 …
私 の 本 は 3 万 …
作品 の 価値 は 売れ た 数 じゃ ない
( 秋 人 ) だ から 今 言った ろ
比べる こと が おかしい ん だ
文化 と し て と か 売れ た か どう か と か
( 岩瀬 ) そ … それ なら
私 も 2 人 の よう に マンガ の 原作 を 書き ます
おお ?
何 言って ん だ 岩瀬 小説 好き で 書 い てん だ ろ ?
小説 書け よ !
( 岩瀬 ) 私 に 抜か れ たら 困る ?
いや そう いう こと じゃ なく て
… つう か 抜か れ ない し
なんで ?
( 岩瀬 ) 私 は 高木 君 に 負け たく ない
( 秋 人 ) うん ?
( 岩瀬 ) 肩 を 並べ て い たい
高木 君 中学 の 時 と 全然 変わって ない
どれ だけ 私 が 頑張って も
無表情 に すごい と 言う だけ で 自分 の ほう が 勝って る と 思って る
( 秋 人 ) は あ ? そんな こと 思って ない し 勝ち負け 言う なら ―
すべて に おい て 岩瀬 の ほう が 勝って る だ ろ
ウソ ! 本気 で 言って ない
( 蒼樹 の 声 ) 子供 だ この 子 …
( 秋 人 ) ウソ じゃ ない だ ろ
東 応 大 文学部 で 小説 家 聞い た だけ で 憧れる よ
それ に 岩瀬 すげ え きれい じゃ ん
頭 の よ さ も 外見 も 見 吉 の 千 倍 いい
ハッ …
あ …
( 岩瀬 ) 見 吉 さん と まだ つきあって る の ?
あっ あ …
え ? まあ …
( 蒼樹 の 声 ) 高木 さん 彼女 が ?
千 倍 いい なら 私 と つきあい なさい !
え ?
その さらに 千 倍 見 吉 の ほう が 好き かな
( 岩瀬 ) ほら 憧れる なんて ウソ
もう いい です !
来 て くれ て ありがとう
( 最高 ) 岩瀬 が マンガ の 原作 ?
「 ジャック 」 で か ?
その つもり だ ろ う な
俺 を 目 の 敵 ( かたき ) に し てる ん だ から …
岩瀬 が マンガ … 無理 だ ろ
( 秋 人 ) 蒼樹 さん は ―
小説 を 1 本 でも 書き上げ られる なら できる だ ろ う って
( 最高 ) へえ
や れる もん なら やって みろ だ けど な
( 着信 音 )
高浜 ( たか はま ) さん だ
( 高浜 昇 陽 ( しょうよう ) ) 港 浦 さん から ―
「 NEXT ! 」 で ギャグ マンガ を 描く と 聞い た ん です が
( 最高 ) ええ
ギャグ は やめ た ほう が いい です
ああ ?
港 浦 さん 「 Business Boy ( ビジネス ボーイ ) ケンイチ 」 は ―
ギャグ を 入れ てる から 10 位 以内 な ん だって 言って ます けど
僕 は もう 限界 です
やっぱり 得意 ジャンル で 勝負 す べき です
( 最高 ) 忠告 ありがとう ございます
でも 高木 も やる 気 に なって る ので
( 高浜 ) そう です か
僕 が 口 出 す こと じゃ なかった です ね
すいません
( 最高 ) いえ
それ と もう 1 つ …
( 蒼樹 ) 中井 さん が 一緒に アシスタント し てる 女性 と ?
( 秋 人 ) はい だ から もう 心配 し なく て 大丈夫 です
あっ 実は 相手 の 女性 NTRAP の 時 ―
真 城 の こと 気 に 入って た みたい で
( 蒼樹 ) あの … ネーム を 描か なく て は いけ ない ので
( 秋 人 ) ああ … はい で は
( 蒼樹 ) 失礼 し ます
( 中井 巧 朗 ( た くろう ) ) 蒼樹 さん を 好き だ から !
( 見 吉 の 声 ) いっそ 仕事場 に …
今 行って も 邪魔 か …
きっと 散らかって る だ ろ う し
あっ そ っか
( 港 浦 ) 面白い よ これ ! 子供 向け に し た の は 正解 だ な
( 秋 人 ) ホント です か ?
ああ これ から 打ち合わせ できる か ?
1 時間 後 いつも の ファミレス で
はい
( 港 浦 ) じゃあ すぐ 出る よ
1 時間 後 ファミレス
2 話 目 の ネーム まだ 半分 か …
( 秋 人 ) 途中 まで でも 持って い こ う
( 最高 ) ああ
まい ど ー っ
スーパー お 掃除 ガール 見 吉 で ー す !
あれ 出かける の ?
これ から 打ち合わせ
掃除 くらい 自分 たち で する って
( 見 吉 ) ほほ ー う
えっ と …
戻って くる まで に ピカピカ に し とい て あげる わ よ
( 秋 人 ) 何 時 に なる か 分か ん ない し いい って
や だ する
や だって …
( 最高 ) 分かった ( 秋 人 ) えっ
( 最高 ) これ あれ ば いつ でも 出入り できる だ ろ ?
( 秋 人 ) いい の か ?
( 最高 ) うん
いって ら っ しゃ ー い !
( 秋 人 ) 声 で か ( 最高 ) アハハ
フフーン
さて !
… たく 男子 って の は どう し て こう も 掃除 を
あっ
ん ? 何 これ
あ …
“ 高木 君 に 会 える こと とても うれしい ”
“ 私 の 本当 の 気持ち です ”
“ お互いに 励み に なる 存在 で いたい ”
“ 私 は ずっと ずっと そう 思って い ます ”
“ 動物 園 で 会 える なんて とても 楽しみ ”
“ ステキ な デート に なる こと を 祈って ます ”
( 見 吉 ) う っ …
( 見 吉 の 声 ) 家 に 帰る まで …
帰る まで は 泣 い ちゃ ダメ !
う う っ
♪ ~
~ ♪
( 見 吉 ) 高木 と 岩瀬 絶対 デキ てる よ ね ?
( 最高 ) 「 NEXT ! 」 の 原稿 まだ でき て ない けど
( 見 吉 ) こんな 時 に 空気 の 読め ない ギャグ 言う な !
次回 バクマン 「 不信 と 信用 」
女の子 の 夢 は ―
愛する 人 に 愛さ れ 続ける こと