Bakuman . Episode 10
( 担任 ) 太田 ( おお た ) ( 太田 ) は ー い
( 担任 ) 川崎 ( かわさ き ) ( 川崎 ) は ー い
( 担任 ) 木村 ( き むら ) ( 木村 ) はい
( 担任 ) 鈴木 ( すずき ) ( 鈴木 ) はい
( 担任 ) 曽武 川 ( そ ぶ かわ ) ( 曽武 川 ) は ー い
高木 ( た かぎ )
( 高木 秋 人 ( あき と ) ) はい
( 担任 ) 田中 ( た なか ) ( 田中 ) は ー い
( 真 城 最高 ( ま しろ もり たか ) ) フフッ
♪ ~
~ ♪
( 秋 人 ) ほ い 原案 ( 最高 ) うん
( 秋 人 ) 玉石混交 かも しん ねえ けど ―
一応 これ って の を チョイス し て き た
ンフッ ! 何 これ ひで え けど 面白 ( お も しれ ) え
人 の 頭 の 中 が 金 で 買 える わけ ?
ひで え だ ろ
まっ 「 ジャック 」 向け じゃ ない の は 分かって っ けど さ
( 見 吉 香 耶 ( みよし かや ) ) い た ! 高木
( 秋 人 ) おう 見 吉
この 間 は 追い返し ち まって 悪かった な
ヘヘヘ
はい 今日 の 放 課 後 復学 祝い
ダメ 今日 は 手塚 ( て づか ) 賞 の 反省 会 で 遊 栄 ( ゆうえい ) 社 に 行か なく ちゃ な ん ねえ から
じゃあ 明日
ダメ 反省 会 を 踏まえ て 早速 次 の 作品 に 取りかかる
高木 私 たち つきあって る よ ね
お前 この 前 …
俺 に は マンガ 家 に なる って 夢 が ある わけ で
恋愛 は 二の次 だ ぞ !
つきあった と し て も デート する 暇 な ん か ない から な !
うん ! いい よ 応援 する
( 秋 人 ) … て 言って くれ た よ な
でも ちょっと くらい なら
分か ん ねえ の か 見 吉
俺 に は マンガ 家 って 夢 が ある
最高 ( サイコー ) に も 迷惑 かけ た デート なんか し てる 暇 は …
でも たま に は 息抜き も 必要 でしょ
( 秋 人 ) 今 は ダメ だ
( 見 吉 ) ちょっと も ちょっと も ?
( 秋 人 ) ちょっと も ちょっと も だ
( 見 吉 ) ちょっと の ちょっと の ちょっと でも ?
( 秋 人 ) ちょっと の ちょっと の ちょっと でも だ
( 最高 ) ハア …
( 服部 哲 ( はっと り あき ら ) ) お 待た せ
( 最高 ) こんにちは ( 秋 人 ) よろしく お 願い し ます
あれ ? 選考 評 忘れ て き た
面倒 だ から 上 に 来 て
( 最高 ) 上って … ( 秋 人 ) 編集 部 です か
( 服部 ) そ っ
( 2 人 ) アハッ
( 服部 ) その バッジ 着け て れ ば 入れる から
あの … 僕 たち なんか が 行って い い ん です か ?
いい よ 今 じゃ 小学生 や 中学生 が 見学 に 来る くらい だ
ハハハ
( 最高 の 声 ) 「 ジャック 」 編集 部
う わ あ 超 楽しみ !
( 最高 ・ 秋 人 ) あ あっ
( 2 人 ) ああ …
( 服部 ) 2 人 と も こっち こっち
( 最高 ) ああ … ( 秋 人 ) あっ はい
( 服部 ) 初めて の 人 は エレベーター を 降りる と ―
ビックリ する ん だ ハハハ
… で ここ が 編集 部
( 相田 聡 一 ( あいだ そう いち ) ) はい 「 少年 ジャック 」 編集 部 です
( 瓶子 ( へいし ) ) 原稿 いつ 上がる ん だ ?
( 最高 の 声 ) ここ が 「 ジャック 」 の 編集 部
なんか 感動 だ な
( 服部 ) お 待た せ じゃあ 表 の テーブル の 所 で
( 最高 ・ 秋 人 ) はい
審査 し て くれ た の は 稲垣 ( いな が き ) 先生 尾田 ( お だ ) 先生 鳥山 ( とり やま ) 先生 岸本 ( きし もと ) 先生
手塚 プロ 「 ジャック スクエア 」 の 編集 長 と
うち の 編集 長
( 最高 の 声 ) あっ あの 人 …
叔父さん の お 葬式 に 来 て た 人 だ
( 服部 ) 真 城 君 聞い てる ?
あ … あっ はい
マンガ 家 の 先生 たち の 評価 は 結構 いい ん だ よ ね
編集 部 側 の 評価 が よく ない
( 2 人 ) えっ ?
( 服部 ) なぜ だ か 分かる ?
“ これ は 「 ジャック 」 で ウケ ない ” そう いう 見方 を する ん だ
反対 に 先生 たち は 「 ジャック 」 っぽく ない 話 の ほう に
いい 点 を つける 傾向 が ある
オリジナリティー を 求め てる って いう の か な
“ 「 ジャック 」 っぽく ない ” って いう の は ―
例えば どの 辺り です か ?
「 ふた つ の 地球 ( ちきゅう ) 」 も そう だった けど 主人公 が 普通 の 人 間 だ から かな
特殊 能力 持った 主人公 が 派手 に 活躍 する ほう が ―
「 ジャック 」 っぽい って こと
もちろん そんな マンガ ばかり じゃ ダメ な ん だ けど
普通 の 人 間 …
やっぱり まだ 小説 っぽい って こと です か ?
うーん でも それ が 高木 君 の 味 で も ある し な
ただ 主人公 の キャラ が 弱い の は 確か だ
( 最高 ) あの … ( 服部 ) うん ?
僕 の 絵 が ダメ な ん でしょ う か ?
フッ そんな こと ない よ
この 選考 評 で は 5 段階 で 3 より 4 の ほう が 多い
まだ 伸び しろ が ある から ここ で 満足 し ない よう に ―
あえて 3 に し た みたい だ な
真 城 君 は 描 い て い れ ば まだまだ 伸びる
このまま で いい
( 最高 の 声 ) よかった
秋 人 ( シュー ジン ) の 足 を 引っ張って る わけ じゃ ない ん だ
( 服部 ) … に し て も 大した 点数 だ よ
今回 は 運 が 悪かった
新妻 ( に い づま ) エイジ 君 って 子 が 入選 と 準 入 選 に 入って る から ね
彼 が い なけ れ ば 繰り上げ られ て 必ず 佳作 に は 入って る
すごい です ね この 新妻 エイジ って 人
すごい ね すご すぎる
10 年 に 1 人 の 逸材 と 言わ れ てる
実は もう 青森 から 出 て き て ―
連載 の 準備 を し てる ん だ
( 秋 人 ) 連載 ?
高校 生 で 連載 なんて できる ん です か ?
できる
真 城 君 なら 分かる と 思う けど
自分 は キャラ だけ 描 い て ―
ほか の 仕上げ は アシスタント が やったら
どの 程度 時間 が 短縮 できる と 思う ?
それ だったら 4 分 の … いや 5 分 の 1 に
そう 絵 に 関し て は だ から 不可能 じゃ ない
しかも 新妻 君 は 1 人 で 毎月 1 作 投稿 し て き た わけ だ から
計算 上 不可能 じゃ ない
毎月 ?
しかも それ が 入選 や 準 入選
まあ 新妻 君 の 話 は 置 い と い て
この 評価 と 僕 の 意見 で は 足り ない の は ―
少年 誌 「 ジャック 」 らしい 魅力 的 な 主人公
それ さえ でき れ ば 次 は 必ず 賞 に 入る
もう 新妻 君 は 出 て こ ない し ね ハハハ
( 最高 の 声 ) 新妻 エイジ は もう 連載 の 準備
僕ら は まだ …
この 前 “ もう 「 NEXT ! ( ネクスト ) 」 に 載せる つもり で ” って 言った けど
月例 賞 は 取った ほう が いい
それ で 入選 でも すれ ば ―
掲載 さ れ て デビュー 作 に なる ん だ から ね
( 秋 人 ) はい
( 最高 ) それ が 連載 する 一 番 の 近道 です か ?
うん ?
( 最高 ) 例えば 連載 目指し て 原稿 を 描 い て き て ―
それ が 連載 できる レベル だったら
連載 さ せ て もら える ん でしょ う か ?
最高 ( サイコー ) 俺 たち まだ …
かまわ ない けど
それ に は 最低 3 話 分 描 い て ―
しかも 君 たち だ と ネーム で は なく 原稿 で …
それ が 面 白け れ ば 連載 に なり ます か ?
面白い 面白く ない 以前 に 相 手 に さ れ ない だ ろ う ね
連載 会議 に 回し て さえ もら え ない
生意気 だ と 原稿 を 破ら れる の が オチ
( 佐々木 ( さ さき ) ) そんな こと は ない
( 2 人 ) あっ
編集 長
( 最高 の 声 ) こ … この 人 編集 長 だった ん だ
マンガ は 面 白け れ ば いい ん だ
面白い もの は 連載 さ れる
当たり前 だ
だが 君 たち の 作品 は 面白く ない
( 2 人 ) あっ …
( 佐々木 ) この レベル で 連載 なんて 当分 無理 だ な
“ 面 白け れ ば いい ”
“ 面白い もの は 連載 さ れる ”
マンガ 家 川口 ( かわ ぐち ) たろう が 私 に 最後 に 言った 言葉 で も ある
( 最高 の 声 ) 僕 の こと 分かって る ?
川口 さん に 戦力 外 通告 を 言い渡し た 時 ―
彼 は 私 に そう 言った
戦力 外 通告 ?
「 ジャック 」 で 連載 し た 作家 さん に は ―
年間 契約 料 が 支払わ れる
言って い い ん です か ? それ
( 佐々木 ) この 子 たち は 本気 で プロ を 目指し てる ん だ ろ ?
ならば 事実 を 隠す こと は ない
金額 は 低い が 野球 選手 の 年俸 と 考え れ ば いい
連載 が 続く と 毎年 貢献 度 など を 考慮 し た うえ で ―
その 年 の 契約 料 原 稿料 は 決まる
しかし 連載 が 終わり ―
その 後 も いい 作品 を 出 せ なく なった 作家 さん に は ―
もう 「 ジャック 」 に は 要ら ない と 遠回し に 言い ―
その 契約 を 切る
川口 さん に ここ へ 足 を 運 ん で もらい ―
戦力 外 通告 し た の は 当時 副 編集 長 だった 私 な ん だ
( 佐々木 ) お 待た せ し まし た
( 真 城 信弘 ( のぶ ひろ ) ) ハッ …
そう いう こと だ ね
川口 さん に は 「 超 ( ちょう ) ヒーロー 伝説 ( でんせつ ) 」 で …
( 信弘 ) いや あ そんなに 気 を 使わ ない で
むしろ その あと 7 年 間 も 鳴か ず 飛ば ず の 俺 を …
そんな …
気 が 楽 に なった
また 新人 と し て 持ち込み から 始める よ
マンガ は 面 白け れ ば いい
面白い もの は 連載 さ れる
( 佐々木 ) それ から 彼 は なりふり 構わ ず
新作 を 持ち込む よう に なった
亡くなる 5 日 前 まで ネーム で は なく 原稿 で ね
あの …
新妻 エイジ さん は ―
もう 連載 の 準備 を さ れ てる って 本当 です か ?
ああ ホント だ
僕 たち と 新妻 さん の 一 番 の 差 は どこ です か ?
( 佐々木 ) ひと言 で 言え ば マンガ を どれ だけ 愛し て いる か
僕 たち も マンガ 好き です
( 佐々木 ) それ は 分かって る
しかし 彼 は 異常 と 言って いい くらい だ
6 歳 から ペン を 握り 今 まで 描き 続け て いる
実際 私 が 挨拶 に 行った 時 で さえ ―
彼 は 一 度 も ペン を 置か なかった
彼 は 何 も 考え ず ―
呼吸 する よう に 時代 に 合った マンガ を 描く だ ろ う
連載 し て も ―
すぐ ある 程度 の ところ まで は いく と 私 は 考え て いる
だが 当分 1 番 に は な れ ない だ ろ う な
( 秋 人 ) 1 番 に な れ ない ?
若い から ね 勢い だけ で 深 み が ない
子供 に は ウケ る が ―
今 の 「 ジャック 」 の 読者 層 で ある 中高 生 に は もの足りない
( 服部 ) そこ です ね !
( 佐々木 ) 何 だ ? ( 服部 ) この 2 人 の 作品 は ―
年 の 割 に は 内容 が 深い と いう か 凝って る ん です
ああ 少々 凝り すぎ な ところ は ある が な
( 服部 ) 深 み 内容
高木 君 真 城 君 これ から は ネーム で いい
「 ジャック 」 らしい 魅力 的 な 主人公
それだけに 気 を つけ て どんどん 持って き て くれ
それ で どれ を 描く か は 僕 と 3 人 で 決め させ て くれ ない か
ネーム で い い ん です か ?
ああ 正直 絵 は 描 い て うまく なる しか ない し ―
全然 ダメ な わけ じゃ ない
それ より 内容 勝負 だ
その やり 方 なら ―
「 ジャック NEXT ! 」 を ねらって も かまわ ない
そう だ な もう ネーム で 見 て やれ
服部 と まず 1 本 面白い マンガ を 作る
それ が 連載 へ の 一 番 の 近道 だ
いいね
( 2 人 ) はい !
( 服部 ) 編集 長
なんで 急に 川口 たろう なんて 古い 人 の 話 し た ん です ?
真 城 って 名字 と 住所 を 見 て もしや と は 思って い た が
彼 は 川口 たろう の 甥 ( おい ) っ子 だ
あっ 担当 だった ん です か
( 佐々木 ) ああ
だからと言って どう こう ない が な
ネーム で 見 て もら える なんて また 進歩 だ よ な
ああ
服部 と まず 1 本 面白い マンガ を 作る
それ が 連載 へ の 一 番 の 近道 だ
これ から は ネーム で いい
それ で どれ を 描く か は 僕 と 3 人 で 決め させ て くれ ない か
( 最高 の 声 ) なんか プレッシャー が 大きく なった 感じ
けど 服部 さん を 信じ て …
( 最高 ) あれ ?
ああ 秋 人 ( シュー ジン ) もう 来 て …
えっ ?
秋 人 ( シュー ジン )
おお 最高 ( サイコー ) おはよう
( 秋 人 ) 悪 ( わり ) い ( 見 吉 ) えっ ?
何 ? 2 人 きり だ から って 変 な こと し て ない よ 私 たち
( 最高 ) そう じゃ なく て …
ごめん
俺 も 見 吉 入れ て から 気 が つい た
( 見 吉 ) 何 よ
ここ マンガ 家 だった 最高 ( サイコー ) の 叔父さん の 部屋 だって 言った ろ
うん それ で ?
( 秋 人 ) 最高 ( サイコー ) は それ を 亜豆 ( あずき ) に 知ら れ たく ない ん だ
なんで ? 別に いい じゃ ん 悪い こと し てる わけ じゃ ない し
そう だ けど 何となく
プライド って いう か … 難しい とこ だ よ
プライド ねえ
… つう か さ 美保 ( みほ ) から 全部 聞い た けど
お互い 成功 する まで は ―
まとも に つきあわ ない なんて 絶対 変 !
… で 成功 し たら 結婚 でしょ
( 最高 の 声 ) 亜豆 が 見 吉 に 全部 話す と 思わ なかった
何 よ
別に … 見 吉 に は 関係ない だ ろ
( 見 吉 ) 関係 ある
美保 親友 な ん だ から
もう すぐ クリスマス だって の に 何 してん の 2 人 と も
どこ に 電話 を ?
( 見 吉 ) 美保 に 決まって ん じゃ ん ( 最高 ) え えっ ?
あっ 美保 ? 今 高木 と 真 城 と 一緒に いる ん だ けど
美保 も 来 て 4 人 で ど っか に …
ちょ っ やめ …
イヤ だ って
( 最高 の 声 ) だ から そう いう の でき ない ん だ よ
僕 も 亜豆 も
なんで そこ 分か ん ない か な
美保 って 恥ずかし がり 屋 で ちょっと 天然 って 分かって た けど
今回 だけ は 理解 に 苦しむ わ
“ 夢 が 叶 ( かな ) ったら 結婚 ” って まだ 私 たち 中 3 じゃ ん
結婚 の 約束 と か する か な
高木 は 今 から 私 と 結婚 考え てる ?
全然
( 高 木 が 倒れる 音 )
お … お前 ひ っ で え
今 の 話 の 流れ だったら 間違って ない だ ろ
ソッコー 否定 は ムカ つく しか も “ 全然 ” って
なあ 見 吉
最高 ( サイコー ) と 亜豆 が 決め た こと な ん だ から
お前 が 口 出 す こと じゃ ない って
俺 は 2 人 の 気持ち 分から なく ない し
ロマンチック で いい じゃ ない か
じゃあ 高木 が マンガ 家 に なる まで 会わ ない って ―
私 が 言ったら どう する ?
答え られ ない
あ あっ ! 答え たら また ―
蹴り 入れ られる よう な 答え だった ん だ
“ それ は 困る ” じゃ ない ん だ “ 別 に ” と か ?
( 秋 人 ) ギャア ! お … お前
最高 ( サイコー ) 助け て
もう いい から やめろ って
とにかく 見 吉 は この マンション の こと ―
亜豆 に 言わ ない で ほしい 絶対 に
よし ! 言ったら 俺 見 吉 と 別れる
分かった 言わ ない
あと 秋 人 ( シュー ジン ) は 無断 で 見 吉 を ここ に 入れ ない
ごめん 分かった
( 見 吉 ) ええ ? だって いつも 2 人 で ここ に こもって ―
マンガ 描 い てる ん でしょ
土 日 も デート なんか でき ない じゃ ん
( 秋 人 ) だ から 最初 に それ でも いい って 言った だ ろ
何度 も 言わ せ ん な よ
( 見 吉 ) だって …
もう 休日 なら 来 て いい よ
平日 は 学校 で 会 える だ ろ
ホント ? やった あ
( 見 吉 ) ヘヘ ヘヘ ( 最高 ) 何 ?
いや あ よく 見る と 最高 ( サイコー ) 君 って ―
かわいい 顔 し てる
美保 趣味 悪く ない って 思って
どう も
( 秋 人 ) 八王子 ( はち おうじ ) ?
何と かって お 嬢 様 学校 美保 そこ に 行く みたい
でも 八王子 って 結構 こっか ら ある ぞ
レッスン に 通って る プロダクション が 近い ん だ って
多分 だ けど 高校 に 入ったら 声優 と し て より ―
まず タレント と し て 売り出さ れ そう って 言って た
( 秋 人 ) マジ で ?
まさか グラビア と か や ん ない よ な
知ら ない けど 彼 氏 と し て は イヤ よ ね
( 最高 ) 亜豆 は そんな の 絶対 やら ねえ よ
さあ 秋 人 ( シュー ジン ) ネーム やろ う ぜ
全部 面白く ない
( 2 人 ) え えっ ?
なんで だ ろ う
確か に どの 主人公 も 「 ジャック 」 っぽく なって る のに
そう か ! 普通 すぎる ん だ
( 2 人 ) えっ ?
普通 すぎる ?
あまり に も 「 ジャック 」 的 で ありきたり な 印象 しか 残ら ない
王道 の 主人公 を 意識 する あまり ―
ストーリー まで そっち に 引っ張ら れ てる
これ じゃ 新妻 エイジ どころ か ほか の 新人 に も 負ける
そんな !
ごめん 僕 の やり 方 が 間違って た
君 たち に 王道 は 向 い て ない って ―
今 はっきり 分かった
え えっ ?
それ って 「 ジャック 」 じゃ 致命 的 な ん じゃ ない です か ?
僕 たち は どう すれ ば いい ん です か ?
ん ん …
( 最高 の 声 ) 「 ジャック 」 じゃ ウケ ない って 言わ れ て
「 ジャック 」 的 すぎ て ダメ って 言わ れ て
じゃあ どう すれ ば ?
( 最高 ) いって き ます
服部 さん から ?
( 秋 人 ) うん 今日 の 放 課 後 来 れ ない か って
どう する ?
( 服部 ) お 待た せ
急に 呼び出し て 悪かった ね
( 秋 人 ) ああ いえ
よろしく お 願い しま …
早速 だ けど 読者 アンケート って 知って る ?
ああ 知って ます
「 ジャック 」 に つい てる アンケート 葉書 で ―
マンガ の 順位 を つけ てる って
( 服部 ) うん 実は これ
10 人 の うち 2 人 が 入れ て くれ れ ば ―
人気 マンガ に なっちゃ う ん だ
( 秋 人 ) えっ ? ( 最高 ) たった 2 人 で ?
そう 2 割 で いい の
( 最高 の 声 ) どう し て 急に 僕 たち に こんな ぶっちゃ け 話 を ?
( 服部 ) 高木 君 の よ さ は ―
子供 らしく ない 話 を 作る とこ だった
それ を 僕 が 王道 に 寄せよ う と し て ―
結果 的 に 高木 君 の よ さ を 殺し て しまった
路線 を 変えよ う
( 2 人 ) えっ !
広く ウケ を ねらう より ―
半分 以上 に は 面白く ない と 思わ れ て も ―
10 人 の うち 2 人 は 確実 に 面白い と 思って くれる マンガ
新妻 君 が 王道 なら 邪道 って いう の か な
そう いう 作品 を 目指し たい
( 2 人 ) あ …
( 服部 ) 厳密 に は 「 ジャック NEXT ! 」 は 本誌 より ―
マンガ の 本数 が 少ない から 2 割 じゃ ダメ な ん だ けど
本誌 で 2 割 取れる 作品 なら 必ず いい 結果 が 出る
いや 「 NEXT ! 」 で やれ ば …
( 最高 の 声 ) 王道 に 対する 邪道
一 か 八 か の ばくち マンガ だ !
もっと 具体 的 に 話し て ください
これ は ジャック で は や れ ない だ ろ う と か
こんな の や ったら ―
読者 に 反感 買う だ ろ う って ―
途中 で やめ た ネーム と か ない ?
ええ と …
イケメン 高校 生 が 何 股 かけ られる か 真剣 に 競う 話 と か …
( 服部 ) そう ! そう いう の
はっ ?
一般 的 に は ひんしゅく 買う けど 好き な 人 絶対 いる って やつ
( 最高 ) あれ は ? 秋 人 ( シュー ジン )
人 の 頭 の 中 を 金 で 買って 頂点 目指す やつ
何 それ いい な ! ひどい な それ
もっと 詳しく
ええ と 今 の 携帯 って 赤外線 で 情報 交換 でき ます よ ね
近未来 で 人 の 脳 も それ が 可能 に なって ―
売り買い できる ん です
当然 賢い 人 の 脳 の 中 は 高い けど それ だけ の 価値 が ある
買う に は お 金 が いる から ―
自分 も できる だけ 多く の 人 に 売ら なきゃ いけ ない
下手 な 人 に 売る と その 人 が のし上がる から
売る なら なるべく 高く 自分 より バカ に
買う なら 安く 自分 より 頭 の いい 人 から
それ だ ! それ くらい なら 全然 あり だ
( 2 人 ) えっ ?
… て いう か なんで それ 描 い て 持って こ なかった の
いや だって 王道 って
( 服部 ) ちなみに それ タイトル は ?
ちょっと 感じ 悪い ん です けど 「 この世 ( よ ) は 金 ( か ね ) と 知恵 ( ちえ ) 」
決まり だ それ で いこ う
( 2 人 ) えっ ?
( 服部 ) 君 たち の 個性 を 生かす に は この 路線 しか ない と 思う
僕 は 君 たち の 作品 を 掲載 さ せ たい
それ 3 人 で ネーム 練って ―
今度 の 「 ジャック NEXT ! 」 の 締め切り
2 月 13 日 に 間に合わ せよ う
うん !
( 最高 ・ 秋 人 ) はい !
♪ ~
~ ♪
( 服部 雄二郎 ( ゆうじ ろう ) ) 新妻 君 連載 の 準備 は 進 ん でる かい ?
実は 読み切り を お 願い し たい ん だ けど …
( 奇声 )
( 雄二郎 ) に … 新妻 君
次回 「 チョコ と NEXT ! 」
「 NEXT ! 」 は 新人 マンガ 家 の 夢