Highschool of the Dead Episode 9
( 高城 百合子 ( た かぎ ゆ りこ ) ) みんな その 場 で 伏せ なさい !
(衝撃 音 )
(衝撃 音 )
( 小室 孝 ( こむ ろ たかし ) ) 一体 誰 が …
( 毒 島 冴子 ( ぶ すじ ま さえ こ ) ) 消防 で は ない よう だ が …
( 高城 沙 耶 ( た かぎ さ や ) ) あっママ ! アハハ !
(高城 の 泣き声 )
( 孝 ) あの人 高城 の お 母 さん です
助かった ん です !
とはいえ …こちら の 状況 は 最悪 だ
さすが に 救助 も 期待 でき ん
迂回 ( うかい ) し て 行き ま しょ う この 辺り は 知ってます
(高城 )待って る から !
私 の 家 で …
待って る から ー !
♪ ~
~ ♪
クッ …ここ も
二丁目 へ は 行け そう に ない な
(孝 )一 度 戻り ましょう
来る 途中 “ 奴 ( やつ ) ら ” は い なかった
クッ … 高城 ん 家 ( ち ) が 見え て ん のに …
(毒島 )また 塀 の 上 でも 歩く か ?
( 孝 ) ハハ …
クッ…せめてバイクなら
冴子 さん !
僕 は バイク を 選びます
冴子 さん は 必要 な もの を 集めて ください
(毒島 )バイク は いい が タンデム は 危険 だ
デート で は ある まい ?
ん ?
アハ ハハ …
(毒島 )これ は どう だろう か ?
( 孝 ) あ …
水上 航行 も 可能 か ぁ …
ご 満足 いただけて 何より だ
ヘヘ …
(アーゴ の エンジン 音 )
面白く なって きた な
ええ まったく です
この 先 どう する か …計画 は もちろん ある ね ?
あり ます ただし …
ただし ?
面白く なり すぎる かも しれ ません
フフ …まったく 君 と いる と 飽き ない よ !
( 孝 ) つかまって ください !
(うなり 声 )
階段 は 使える のに 急 斜面 は ダメ な の か
と は 言って も …
結局 同じ か …
そう 都合 よく は いかん さ
( 孝 ) それ じゃあ …
小室 君 何 を する !
水 陸 両用 を 生かし ます !
水 陸 ?
あ …
冴子 さん 大丈夫 で し た …か !
う わ あ …ああ …あっ あの !
あの …えっ と その …
(唾 を 飲み込む 音 )
はっ!
私 も 女 だ ぞ !
(孝 )あっ はい !ごめんなさい !
( 鳶 ( とび ) の 鳴き声 )
(うなり 声 )
ハァ …
(ささやき 声 で )男子 が ため息 を 漏らす の は 感心 し ない よ
あっ はい !
でも ちょっと 冴子 さん 近 すぎ …
今 は なるべく 声 を 抑えた ほうが よかろう
中州 を 使う と は 考えた な
(孝 )子供 の 頃 周り が 意外に 深い し 流れ も 速い から ―
“ 絶対 に ここ で 遊 ん じゃ いけない ”って ―
何度 も 言わ れ て た の 思い出し たん です
さて 目論見 どおり に いく にしろ いかぬ にしろ
一休み だ な
(孝 )ええ 交代 で 見張り ましょう
冴子 さん は とりあえず 休んで …
(冴子 )ヘクチッ !(孝 )え ?
すっすまない …体 が 冷え て しまった ようだ
あっ さっき …
あの とりあえず これ を
ありがとう
(冴子 )もう いい よ (孝 )あ …
あっ
ん ?どこ か 変 だ ろう か ?
ち っ 違い ます !むしろ 逆 で その …
フフ …
小室 君 は いつも 私 を 女 と し て 見て くれる な
あぁ …もし かして …
(孝 )す いま …(毒島 )いい の だ
私 は 女 だ よ ?
(鳶 の 鳴き声 )
( 孝 ) あっあの …
冴子 さん も やっぱり 好き な 人 と かい たん です か ?
(冴子 )いきなり だ な
(孝 )いや あの …何 言って ん だ か
えっ と …冴子 さん ほど なら きっと …
私 に も …
好き な 男 は い た よ
そろそろ どう だろう 数 も 減った よ
(孝 )ああ はい
(アーゴ の エンジン 音 )
また 増え て き た
このまま で は 中州 に 行く 前 と 同じ だ
次 の 角 を 曲がれ ば 分かり ます !
公園 ?
段ボール の お家 を 作る わけ じゃ ない です !
ブハッ !
君 は 女 を ぬれねずみ に する 趣味 で も ある の か !
バック パック から テープ を 取って ください !
(冴子 )なるほど な
音 で 引き寄せて その 間 に …
(孝 )東 の 出口 を 抜けれ ば 高城 ん 家 の 裏手 に 出ます
あと 音 が 響く から ―
銃 は なるべく 使い たく ない んです けど
なるほど …
承知 し た !
アッ アッ アッ …
臭い な
せめて 髪 だけ でも 洗ったら どう だ
(殴る 音 )
さあ 遠慮 は 無用 だ !
(殴る 音 )
(孝 )さっ 冴子 さん すご すぎ …(殴る 音 )
(うなり 声 )
何 し てる ん です !冴子 さん !
どう し たって ん だ よ !
アアア !
(銃撃 音 )
クッ!こっちです!
急 いで !
(扉 が 開く 音 )
(扉 が 閉まる 音 )
冴子 さん 一体 どう し た って …
今 の 装備 じゃ 夜 は 危険 です
ここ で 朝 を 待ち ましょう
( マッチ を 擦 ( す ) る 音 )
( 孝 ) おっこ れ 本物 だ
冴子 さん これ
まず は ここ に 座って ください
制服 も 乾い てます から
もう いい よ
いや あ ほっと し た ありました よ 冴子 さん
ん ?何 が あった と いう の だ
(孝 )それ は です ね これ です
(毒 島 )ん ?
携帯 トイレ で ございます よ 冴子 様
な っ …
フッ …ウッフフ …
君 は …
笑う なんて ひどい なあ
これ でも 困ら ない ように です ね
(毒島 )分かって いる よ
ウッフフ …
うれしい … うれしい よ
何 も 尋ね ない の だ な
冴子 さん が あんな ふう に なる なんて
よほど の 理由 でしょ う
君 に は なんの 意味 も ない こと だ が …
聞い て もら える だろう か
(風 の 音 )
(毒島 )思い出し て しまった の だ
虞 ( おそれ ) を
小さな 子 の “奴ら ”が い た から …
困った こと に そう で は ない の だ
中州 で 私 に ―
好き な 男 が い た か どう か 聞い て くれた な
あっ あれ は その …
いい の だ …私 も 女 だ
男 を 好き に なる こと も ある よ
しかし …
想 ( おも ) い を 告げ た こと は ない
告げる 資格 が ある と は 思え ない の だ
(孝 )で も 冴子 さん なら どんな ヤツ だって …
( 毒 島 ) 人 を 殺 ( あや ) め か け て い て も かね ?
あ …
え ?
(毒島 )4 年 前 夜道 で 男 に 襲われた
無論 負け は し なかった
木刀 を 携え て い た から な
男 の 肩 甲 骨 と 大腿骨 ( だいたい こ つ ) を たたき 割って やった
事情 を 知った 警察 は ―
パトカー で 家 まで 送って くれた よ
(孝 )なら …いや 確か に 過剰 防衛 かも しれない けど
(毒島 )私 を 縛って いる の は その こと 自体 で は ない
楽しかった の だ
明確 な 敵 が 得られた こと
それ は 悦楽 その もの だった
(男 )ハァ ハァ …
(毒島 )あの とき …
木刀 を 手 に し た 自分 が ―
圧倒 的 優位 に 立っている と 知った 私 は ―
おびえ た ふり を し て 男 の 動き を 誘い …
(殴る 音 )(男 )う わ ぁ !
(男 )うっうわ !アア …
(毒島 )ためらう こと なく 逆襲 し た
楽しかった
本当 に 楽しく て たまらなかった
それ が 真実 の 私 !
毒 島 冴子 の 本質 な の だ !
ただ 力 に 酔いしれ 楽しんで いた 私 が ―
少女 その もの の 真心 を 抱く こと など ―
許さ れ る と 思う か ね ?
でも 僕 も “奴 ら ”が 出てきて から
君 は 後 に なって から だが
私 は 前 から な の だ よ
冴子 さん …
噴水 の 前 で 気付い た
私 は 何 も 変わって い ない
それどころか ますます ひどく なって いる
はっ!
裏 から 道 に 出ます
高城 の 家 まで 歩いて も 20 分 で 行け …
(“奴ら ”の うなり声 )(孝 )ん ?
(うなり 声 )
(孝 )なぜ いる ん だ !
葉 鳴り の 音 で な の か ?いや そんな はず は …
なんで だ よ !
冴子 さん !このまま 走って !
あっ…
冴子 さん !
( 足音 )
小室 君 …
ウッ !
こ っ 小室 く …
理由 が 必要 なら 僕 が 与え て やる 冴子 !
たとえ お前 が どれほど 汚れ て いよ う と ―
生き て いる 限り 僕 は お前 に 憧れ 続け て やる !
お前 を 最高 の 女 だ と 信じ 抜い て やる !
だから 死ぬ な !
僕 を 死な せる な !
(毒 島 )ウッ アッ …!
(孝 )頼む !僕 の ため 全て の 罪 と 共に ―
本当 の お前 で あり 続けろ !
(うなり 声 )
ありがとう 大丈夫 だ
うれしい よ 孝
ハッ !
(斬る 音 )
(斬る 音 )
(斬る 音 )
(毒島 )これ だ !
これ な の だ !
(刺す 音 )
(斬る 音 )
(斬る 音 )
(斬る 音 )
(毒 島 )たまらん !
冴子 !
(毒島 )ウアアアッ !(斬る 音 )
(孝 )冴子 こっち だ !
(毒 島 )孝 …
( 孝 ) あ …
責任 …取って くれる ね ?
(孝 )望む ところ !
♪~
~ ♪
( 希 里 ( まれ さ と ) あり す ) どう し て 裏側 な の ?
( 平野 ( ひら の ) コータ ) 回り込 ん で くる と し たら 裏側 だ から ね
(ほえ 声 )(2 人 )ん ?
ジーク ?
あ …
(あり す )ん ?(ジーク の ほえ 声 )
お 兄ちゃん !
あっ!
ふん …門 を 開けて !
(門下生 )はい !
(ジーク の ほえ 声 )
(あり す )お兄ちゃん !お姉ちゃん !
(孝 )僕 は 受け入れ た
彼女 の 闇 を
いや “終わり ”の もたらした 全て を
もちろん 僕 が 生きる ため に
(高城 )さすが よ !ほんと に すごい わ !
さすが あたし の パパ と ママ !
生き残って る はず が ない から 即座 に 諦めた なんて !
(平野 )邪魔 する な よ !まとも に 銃 も 撃て ない くせに !